説明

感光性組成物、平版印刷版原版及び平版印刷方法

【課題】平版印刷版原版の画像形成層とした場合に、現像性、感度および耐刷性が優れ
たものとなる感光性組成物、それを用いた平版印刷版原版及び平版印刷方法を提供する。
【解決手段】感光性組成物として、下記一般式(1)、(2)又は(3)で表される化
合物を含有することを特徴とする。




式中、カチオン部とは+電荷を有する官能基から成る部分、アニオン部とは−電荷を有
する官能基から成る部分であり、Xn-はn価のアニオン化合物を、Mq+はq価のカチオン
化合物を、a、bは1〜20の自然数を、m、n、p、qはそれぞれ1〜6の自然数を、
Aはm/An=1となる数を、Bはp/Bq=1となる数を、Cはm/Cp=1となる数を表す。


Notice: Undefined index: DEJ in /mnt/www/gzt_disp.php on line 298

【特許請求の範囲】
【請求項1】
下記一般式(1)又は(2)で表される化合物を含有する感光性組成物。
【化1】

式中、カチオン部とは、+電荷を有する官能基から成る部分であり、アニオン部とは、
−電荷を有する官能基から成る部分であり、Xn-は、n価のアニオン化合物を表し、Mq+
は、q価のカチオン化合物を表し、a、bは1〜20の自然数を表し、m、n、p、qは
それぞれ1〜6の自然数を表し、Aはm/An=1となる数を表し、Bはp/Bq=1となる数を
表す。
【請求項2】
下記一般式(3)で表される化合物を含有する感光性組成物。
【化2】


式中、カチオン部とは、+電荷を有する官能基から成る部分であり、アニオン部とは、
−電荷を有する官能基から成る部分であり、a、bは1〜20の自然数を表し、m、p、
はそれぞれ1〜6の自然数を表し、Cはm/Cp=1となる数を表す。
【請求項3】
表面親水性の支持体上に、上記一般式(1)又は(2)で表される化合物を含有する画
像形成層を設けた平版印刷版原版。
【請求項4】
表面親水性の支持体上に、上記一般式(3)で表される化合物を含有する画像形成層を
設けた平版印刷版原版。
【請求項5】
該画像形成層が更にラジカル重合性化合物を含有することを特徴とする請求項3又は4
に記載の平版印刷版原版。
【請求項6】
該画像形成層が更に赤外線吸収剤を含有することを特徴とする請求項3〜5に記載の平
版印刷版原版。
【請求項7】
該画像形成層上に保護層を設けたことを特徴とする請求項3〜6に記載の平版印刷版原
版。
【請求項8】
pHが10以下の水溶液により現像可能であることを特徴とする請求項3〜7に記載の
平版印刷版原版。
【請求項9】
画像形成後、何ら処理することなく印刷機に装着し印刷することが可能な請求項3〜7
に記載の平版印刷版原版。
【請求項10】
請求項3〜9の何れかに記載の平版印刷版原版を、印刷機に装着し、レーザーで画像様
に露光した後、又は、レーザーで画像様に露光した後、印刷機に装着し、該平版印刷版原
版に、印刷インキと湿し水とを供給して、該画像形成層の未露光部分を除去し、印刷する
平版印刷方法。
【請求項11】
露光から現像までの間に、さらに、露光された平版印刷版原版を加熱処理することを特徴とする請求項10記載の平版印刷版の作製方法。

【図1】
image rotate


【公開番号】特開2007−293223(P2007−293223A)
【公開日】平成19年11月8日(2007.11.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−129356(P2006−129356)
【出願日】平成18年5月8日(2006.5.8)
【出願人】(306037311)富士フイルム株式会社 (25,513)
【Fターム(参考)】