説明

成形体の製造装置及び製造方法

【課題】 成形体の形状精度を低下させることなく、成形体の生産性を向上することができる成形体の製造装置及び製造方法を提供する。
【解決手段】 本発明は、成形体の形状に合わせて形成された型部12a及び12bを有する一対の金型本体7a及び7bを備え、一対の金型本体7a及び7bのうちの一方の金型本体7aに塗布された熱可塑性樹脂18を他方の金型本体7bで押付けて成形体を成形する成形体の製造装置である。型部12a及び12bを一対の金型本体7a及び7bに複数有し、他方の金型本体7bが熱可塑性樹脂18を一方の金型本体7aへ押付けている状態で、隣り合う型部12a及び12bの間に位置する熱可塑性樹脂18の部分に開口を形成する開口形成手段13を備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、熱可塑性樹脂などを用いて成形される、微細な凹凸形状を表面に有する薄肉の成形体の製造装置及び製造方法に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、サブミクロン単位の微細な凹凸形状を表面に有する薄肉の成形体が、電子ディスプレイ用光学部品や光情報通信用部品等として用いられている。
【0003】
このような成形体の製造方法の一つとして、一対の金型を用いて熱可塑性樹脂を所望の形状に成形する製造方法が知られている。一対の金型のうちの少なくとも一方の金型のキャビティ壁面には成形体の凹凸形状に合わせて加工された型部が設けられている。
【0004】
従来における製造方法では、型部を有するキャビティ壁面に溶融状態の熱可塑性樹脂をシート形状に塗布する塗布工程と、他方の金型を用いて熱可塑性樹脂を型部に向かって押付けるプレス工程と、その後熱可塑性樹脂を冷却して固化させる固化工程が実施される。プレス工程において熱可塑性樹脂が型部に押付けられるため、型部の凹凸形状が表面に転写された成形体を製造することができる。
【0005】
従来の製造方法における固化工程では、熱可塑性樹脂が冷めるにつれて熱可塑性樹脂の体積収縮が発生する。熱可塑性樹脂の体積収縮に伴うヒケや反りなどの不良により、成形体の形状精度の低下を招いていた。そこで、特許文献1では、熱可塑性樹脂の体積収縮を要因とした成形体の形状精度の低下を抑制することができる成形体の製造方法が開示されている。
【0006】
特許文献1で開示されている成形体の製造方法では、プレス工程における熱可塑性樹脂を型部に押付ける力(プレス力と称す)を熱可塑性樹脂に付与したまま熱可塑性樹脂を冷却する。熱可塑性樹脂はプレス力を付与された状態で冷却されるため、熱可塑性樹脂の体積収縮によるヒケや反りなどの発生が抑えられ、形状精度の高い成形体を得ることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】特開2006−56107号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
特許文献1で開示されている成形体の製造方法では、成形体の形状の精度を確保するために、一つの金型に一つの型部が設けられているものが多い。そのため、塗布工程とプレス工程と固化工程からなる一連の製造工程一回で一つの成形体を製造することしかできず、生産性向上の阻害要因となっていた。
【0009】
生産性を向上するために、キャビティ壁面に複数の型部を有する金型を用いて成形する製造方法が挙げられる。塗布工程において複数の型部にゆきわたるように熱可塑性樹脂をシート形状に塗布し、その後プレス工程及び固化工程を経ることで、複数の成形体が一体となった複合成形体が成形される。後の工程で複合成形体を一つの成形体ごとの寸法に切断することによって複数の分割された成形体が得られる。一連の製造工程で複数の成形体が一度に得られるため、生産性を向上することができる。
【0010】
しかしながら、熱可塑性樹脂の体積収縮量は、熱可塑性樹脂のシート形状が大きくなるにつれて大きくなる。すなわち、複合成形体を成形する場合の固化工程では、単一の成形体を成形する場合における固化工程に比べて体積収縮量は大きくなるため、複合成形体の形状精度が低下し、結果として成形体の形状精度の低下を招くことがあった。
【0011】
そこで、本発明は、成形体の形状精度を低下させることなく、成形体の生産性を向上することができる成形体の製造装置及び製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0012】
上記目的を達成するために、本発明は、成形体の形状に合わせて形成された型部を有する一対の金型本体を備え、一対の金型本体のうちの一方の金型本体に塗布された熱可塑性樹脂を他方の金型本体で押付けて成形体を成形する成形体の製造装置である。型部を一対の金型本体に複数有し、他方の金型本体が熱可塑性樹脂を一方の金型本体へ押付けている状態で、隣り合う型部の間に位置する熱可塑性樹脂の部分に開口を形成する開口形成手段を備える。
【0013】
また、本発明は、成形体の形状に合わせて形成された型部を複数有する一対の金型本体を用いて熱可塑性樹脂を成形する成形体の製造方法である。一対の金型本体のうちの一方の金型本体に熱可塑性樹脂を塗布する塗布工程と、一方の金型本体に塗布された熱可塑性樹脂を他方の金型本体で一方の金型本体に押付けるプレス工程と、熱可塑性樹脂が一方の金型本体に押付けられた状態で、隣り合う型部の間に位置する熱可塑性樹脂の部分に開口を形成する開口工程と、熱可塑性樹脂が一方の金型本体に押付けられた状態で、熱可塑性樹脂を冷却して固化する固化工程と、固化された熱可塑性樹脂を所望の寸法に切断する切断工程と、を含む。
【発明の効果】
【0014】
本発明によれば、成形体の形状精度を低下させることなく、成形体の生産性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】本発明の実施形態における成形体の製造装置の概略を示す全体図である。
【図2】本発明の実施形態における金型を示す図で、(a)はその平面図、(b)は(a)のA−A断面図、(c)は(a)のB−B断面図である。
【図3】図2(a)のA−A断面の拡大図であって、塗布工程における金型を示した図である。
【図4】図2(a)のA−A断面の拡大図であって、プレス工程における金型を示した図である。
【図5】図2(a)のA−A断面の拡大図であって、開口工程における金型を示した図である。
【図6】開口工程後の熱可塑性樹脂を示す平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
次に、本発明の実施形態について、図面に基づいて詳細に説明する。図1は、本発明の実施形態における成形体の製造装置1の概略を示す全体図である。図1に示すように、成形体の製造装置1は、熱可塑性樹脂(以下、単に樹脂と称す)を溶融して塗布するための塗布装置2と、成形体を成形するための成形装置3と、を備える。
【0017】
塗布装置2は、樹脂を溶融する溶融部4と、溶融状態にある樹脂を吐出する吐出部5と、を備える。溶融部4と吐出部5とが連結管6で連結されており、溶融部4で樹脂を溶融したあと吐出部5へ該樹脂を送ることによって吐出部5から樹脂が吐出される。
【0018】
成形装置3は、樹脂を所望の形体に成形するための金型7と、金型7から樹脂を剥離するための剥離装置8と、を備えている。金型7は、一対の金型本体7a及び7bとからなっており、一対の金型本体7a及び7bの対向する面が金型7のキャビティ壁面9a及び9bとなる。
【0019】
一対の金型本体7a及び7bのうち、一方の金型本体7aを第1の金型本体7aとし、他方の金型本体7bを第2の金型本体7bとする。
【0020】
剥離装置8としては、流体(例えば空気)を吐出してキャビティ壁面9a及び9bから成形体を剥離するエアブロー機構が挙げられる。キャビティ壁面9a及び9bには流体を吐出するための吐出口(不図示)が設けられており、該流体の吐出圧力によって成形体がキャビティ壁面9a及び9bから剥離される。もちろん、他の公知の剥離方法を利用したものでも良い。
【0021】
また、第2の金型本体7bは第1の金型本体7aに対して移動可能に設けられており、成形装置3には第2の金型本体7bを移動させるための金型移動装置10が設けられている。金型移動装置10は第1の金型本体7aに向かって第2の金型本体7bを押付けることができるようになっている。
【0022】
塗布装置2には、吐出部5を任意の位置に移動させるための吐出部移動装置11が備えられている。本実施形態では、吐出部移動装置11は、互いに垂直に交わるX軸方向、Y軸方向及びZ軸方向に吐出部5をそれぞれ移動させるX軸方向移動装置11x、Y軸方向移動装置11y及びZ軸方向移動装置11zを備えている。すなわち、吐出部移動装置11は、X軸方向、Y軸方向及びZ軸方向のそれぞれに吐出部5を移動させることができる。
【0023】
なお、本書の説明において、X軸方向は塗布装置2から成形装置3へ向かう水平方向(図1に示す右方向)であり、Y軸方向はX軸方向に垂直に交わる水平方向(図1に示す紙面手前から奥に向かう方向)であり、Z軸方向は鉛直上向きの方向である。
【0024】
また、キャビティ壁面9a及び9bはX軸方向及びY軸方向で形成される面と平行に配置され、第2の金型本体7bはZ軸と平行な方向に移動できるようになっている。
【0025】
ここで、本発明の実施形態における金型7について、図2を用いて詳述する。図2(a)は、金型7をZ軸方向から見たときの平面図である。図2(b)は図2(a)に示すA−A断面で切断したときの金型7の断面図であり、図2(c)は図2(a)に示すB−B断面で切断したときの金型7の断面図である。
【0026】
図2(a)及び(c)に示すように、一対の金型本体7a及び7bは成形体の形状に合わせて加工された型部12a及び12bを複数有する。具体的には、キャビティ壁面9a及び9bに、それぞれ型部12a及び12bが間隔をおいて複数形成されている。
【0027】
キャビティ壁面9aに溶融状態の樹脂を塗布し、キャビティ壁面9bで樹脂をキャビティ壁面9aに押付けて固化することによって、複数の成形体が一体となった複合成形体が成形される。後の工程で複合成形体を一つの成形体ごとの寸法に切断することによって、所望の寸法を有する成形体が得られる。
【0028】
本実施形態では、型部12aはサブミクロン単位の凹凸形状に加工されており、型部12bは鏡面状に加工されている。したがって、一の面に微細な凹凸形状を有する成形体が形成される。
【0029】
また、図2(a)及び(b)に示すように、第2の金型本体7bには、複合成形体に開口を形成するための開口形成手段13が備えられている。開口形成手段13は、第2の金型本体7bからキャビティ壁面9aに向かって移動可能に設けられたブロック14と、連結部品15及びロッド16を介してブロック14と連結されているエアシリンダ17と、を備えている。
【0030】
ブロック14は、隣り合う型部12bの間に配設されており、ブロック14がキャビティ壁面9aに向かって移動したときに、ブロック14は隣り合う型部12aの間に到達する。したがって、エアシリンダ17を用いてブロック14を移動させることによって、キャビティ壁面9aに塗布された樹脂をブロック14が貫通し、複合成形体の、隣り合う型部12aの間に位置する部分に開口が形成される。
【0031】
ブロック14は、型部12aの外周に沿って、型部12aの外周と略同じ長さに延びている。したがって、複合成形体に形成される開口は、型部12aの外周に沿って形成される。
【0032】
本実施形態では、エアシリンダ17を使用してブロック14を移動させる例を示しているが、ブロック14を移動させる方法は公知の他の方式であってもよい。
【0033】
次に、本実施形態における成形体の製造方法及び成形体の製造装置1の動作について、図1、図3、図4、図5及び図6を用いて説明する。
【0034】
まず、塗布工程を実施する。すなわち、図1に示すように、第2の金型本体7bが第1の金型本体7aからZ軸方向に離されている状態で、溶融部4で樹脂を溶融し、吐出部5に溶融状態の樹脂を送る。吐出部5から溶融状態の樹脂をキャビティ壁面9aに向かって吐出しながら吐出部5をキャビティ壁面9aに沿って移動させ、キャビティ壁面9aに樹脂をシート状に塗布する。
【0035】
吐出部5とキャビティ壁面9aとの間隔を一定に保ちながら吐出部5を移動させることにより、樹脂は均一の厚さでキャビティ壁面9aに塗布される。吐出部5とキャビティ壁面9aとの間隔は、Z軸方向移動装置11zによって調整することができる。
【0036】
図3は、図2(a)のA−A断面の拡大図であって、塗布工程における金型7を示した図である。図3に示すように、樹脂18はキャビティ壁面9aに略均一の厚さで塗布されている。このときブロック14のキャビティ壁面9aに向けられた先端面は、キャビティ壁面9bから突出しない位置に保たれている。
【0037】
次に、プレス工程を実施する。すなわち、金型移動装置10(図1)を作動させ、第2の金型本体7bを第1の金型本体7aに向かって移動させる。図4は、図2(a)のA−A断面の拡大図であって、プレス工程における金型7を示した図である。図4に示すように、キャビティ壁面9bを樹脂18に接触させ、さらに金型移動装置10を用いて樹脂18をキャビティ壁面9aに押付ける。
【0038】
続いて、樹脂18が溶融状態にあるときに、開口工程を実施する。具体的には、エアシリンダ17(図2)を作動させてブロック14をキャビティ壁面9aまで移動させる。図5は、図2(a)のA−A断面の拡大図であって、開口工程における金型7を示した図である。図5に示すように、ブロック14は樹脂18を貫通し、樹脂18の、隣り合う型部12aの間に位置する部分に開口が形成される。
【0039】
図2(a)及び(c)に示すように、ブロック14の設置場所は型部12a及び12bが形成されていない領域であるため、ブロック14をキャビティ壁面9aに接触するまで移動させてもよい。
【0040】
また、ブロック14が樹脂18を貫通し易くするために、キャビティ壁面9aの、ブロック14と当接する領域を金型よりも柔らかい部材(例えば、シリコン)を使用しても良い。ブロック14の、キャビティ壁面9aと当接する先端面に柔らかい部材を使用しても良い。
【0041】
図6は、開口工程後の樹脂18を図1のZ軸方向から見たときの平面図である。図6に示すように、樹脂18の、型部12a及び12bと接触する領域には所望の形状を有する成形体なる成形部19が形成されており、隣り合う成形部19の間には開口20が形成される。
【0042】
その後、固化工程を実施する。すなわち、金型7を冷却し、樹脂18の温度を低下させて固化させることによって、樹脂18は複合成形体となる。
【0043】
このとき、樹脂18が冷めるにつれて樹脂18の体積収縮が発生するが、隣り合う成形部19の間に開口20が形成されているため、一の成形部19で生じる体積収縮が他の成形部19の形状に影響しにくい。したがって、本実施形態における成形部19は、開口20が形成されていない場合よりも高い形状精度を維持した状態で固化される。
【0044】
また、開口20を、一の成形部19の外周に沿って形成することによって、一の成形部19で生じる体積収縮が他の成形部19の形状に与える影響をより抑制することが可能となる。
【0045】
最後に、剥離装置8(図1)を作動させつつ、金型移動装置10を作動させて第2の金型本体7bを第1の金型本体7aから離す方向に移動させる。金型7から複合成形体を取り出し、複合成形体の成形が完了する。その後、切断工程を実施する。具体的には、複合成形体を一つの成形体ごとの寸法に切断する。
【0046】
塗布工程とプレス工程と開口工程と固化工程と切断工程からなる一連の製造工程で複数の成形体が一度に得られる。
【0047】
本発明によれば、複数の成形部19を含む樹脂18を固化するときに、開口20が隣り合う成形部19の間に設けられているため、一の成形部19で生じる体積収縮が他の成形部19の形状に影響を与えることがない。その結果、開口20が形成されていない場合に比べ、複合成形体を高い形状の精度で形成することができる。したがって、成形体の形状の精度を低下させること無く、生産性を向上することができる。
【産業上の利用可能性】
【0048】
この技術を使用した成形体の用途は、次のものが挙げられる。
(1)医療・バイオ分野における、被験者の血液を導く微細流路が加工された血液検査チップ、種細胞を凝集させて保持する細胞培養セルが配列された細胞培養チップ、免疫反応における反応性生物を観察するための観察部が複数設けられた免疫検査チップ等。
(2)電子ディスプレイ分野における、液晶層を利用して形成され、画像を3次元的に表示する3D液晶レンズ、マイクロレンズを格子状に並べたマイクロレンズアレイ、光源から光を導くための超薄型導光体等。
(3)光メディア、通信分野における、ブルーレイディスクやHDD(Hard Disk Drive)といった超高密度ディスク、高照度LEDの発光パネル等。
(4)半導体、エネルギ分野における、有機半導体、燃料電池のセパレータとして用いられる高分子電解質膜、Li電池用マイクロパターン電極等。
【符号の説明】
【0049】
1 成形体の製造装置
2 塗布装置
3 成形装置
4 溶融部
5 吐出部
6 連結管
7 金型
8 剥離装置
9a、9b キャビティ壁面
10 金型移動装置
11 吐出部移動装置
12 型部
13 開口形成手段
14 ブロック
15 連結部品
16 ロッド
17 エアシリンダ
18 樹脂
19 成形部
20 開口

【特許請求の範囲】
【請求項1】
成形体の形状に合わせて形成された型部を有する一対の金型本体を備え、
前記一対の金型本体のうちの一方の金型本体に塗布された熱可塑性樹脂を他方の金型本体で押付けて成形体を成形する成形体の製造装置であって、
前記型部を前記一対の金型本体に複数有し、
前記他方の金型本体が前記熱可塑性樹脂を前記一方の金型本体へ押付けている状態で、隣り合う前記型部の間に位置する前記熱可塑性樹脂の部分に開口を形成する開口形成手段を備えた、成形体の製造装置。
【請求項2】
前記開口形成手段が、前記他方の金型本体から前記一方の金型本体に向かって移動可能に設けられたブロックと、該ブロックを移動させるエアシリンダと、を備える、請求項1に記載の成形体の製造装置。
【請求項3】
前記ブロックが、前記型部の外周に沿って配置されていることを特徴とする請求項2に記載の成形体の製造装置。
【請求項4】
成形体の形状に合わせて形成された型部を複数有する一対の金型本体を用いて熱可塑性樹脂を成形する成形体の製造方法であって、
前記一対の金型本体のうちの一方の金型本体に前記熱可塑性樹脂を塗布する塗布工程と、
前記一方の金型本体に塗布された前記熱可塑性樹脂を他方の金型本体で前記一方の金型本体に押付けるプレス工程と、
前記熱可塑性樹脂が前記一方の金型本体に押付けられた状態で、隣り合う前記型部の間に位置する前記熱可塑性樹脂の部分に開口を形成する開口工程と、
前記熱可塑性樹脂が前記一方の金型本体に押付けられた状態で、前記熱可塑性樹脂を冷却して固化する固化工程と、
固化された前記熱可塑性樹脂を一つの成形体ごとの寸法に切断する切断工程と、を含む、成形体の製造方法。
【請求項5】
前記開口を、前記型部の外周に沿って形成することを特徴とする請求項4に記載の成形体の製造方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2011−245760(P2011−245760A)
【公開日】平成23年12月8日(2011.12.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−121673(P2010−121673)
【出願日】平成22年5月27日(2010.5.27)
【出願人】(000004215)株式会社日本製鋼所 (840)
【Fターム(参考)】