説明

成形同時加飾繊維成形品とその製造方法

【課題】 美麗な加飾が可能な成形同時加飾繊維成形品とその製造方法を提供する。
【解決手段】 微細な皺を一面に形成し見かけ上の寸法を小さくした易成形用紙1にあらかじめ図柄2を形成し、易成形用紙1を金型3に挟み込み、次いで型締めし、次いで繊維性主材料に高分子結合材および水を添加して混練した混合物を成形材料5として用い、加熱した金型3のキャビティ4内に成形材料5を充填し、次いで金型3のパーティング面の間に0.02〜0.50mmの間隙を形成し、この間隙から前記キャビティ4内で発生した水蒸気を放出除去して成形材料5を乾燥し固化させ、次いで型開きして易成形用紙1が表面に一体成形された繊維成形品6を得るように構成した。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は成形同時加飾繊維成形品とその製造方法に関し、特に美麗な加飾が可能な成形同時加飾繊維成形品とその製造方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、繊維成形品の製造方法として、繊維性主材料に高分子結合材および水を添加して混練した混合物を成形材料として用い、加熱した金型のキャビティ内に前記成形材料を充填し、次いで前記金型のパーティング面の間に、0.02〜0.50mmの間隙を形成し、この間隙から前記キャビティ内で発生した水蒸気を放出除去して前記成形材料を乾燥し固化させ、繊維成形品を得る飾繊維成形品の製造方法があった(たとえば、特許文献1〜2参照)。
【0003】
上記製造方法に用いる繊維性主材料としてパルプが多用されることから、上記の繊維成形品の製造方法はパルプ射出成形(Pulp Injection Molding、PIM(登録商標))とも呼ばれている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特許2916136号公報
【特許文献2】特許3084216号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記のような従来の繊維成形品では、美麗な加飾を行うのが困難であるという課題があった。
【0006】
すなわち、繊維成形品に加飾を行うには、繊維成形品にスクリーン印刷法などの手段を用いることができるが、繊維成形品が平坦形状でなければならず、適用範囲の制約が大きい。また、成形材料を着色することにより繊維成形品を加飾することができるが、繊維成形品全体を単一色にできるにとどまり、美麗な加飾とは言えない。
【0007】
そこで、あらかじめプラスチックシートに美麗な加飾を行い、これを繊維成形品を製造する金型にあらかじめ挟み込み、繊維成形品と一体化して成形することが考えられる。このような加飾法は、あらかじめプラスチックシート状に加飾を行うため美麗な図柄等を形成することが可能であり、立体形状の成形品表面に一体化することが可能なため、プラスチック成形品の加飾に多用され、インサート成形法、成形同時加飾法とも呼ばれている。
【0008】
しかし、上記加飾法はプラスチックシートを用いるため、繊維成形品の製造方法における乾燥工程において、成形材料に含まれる水分を水蒸気として外部に放出することがうまくできず、繊維成形品の製造方法に適用するのは困難であった。
【0009】
また、プラスチックシートに代えて、水蒸気の透過が良好な不織布を用いることも考えられるが、繊維成形品の製造方法における乾燥工程では、プラスチック成形品の製造方法と比較しても、高い温度で長い時間加熱されるため、不織布が乾燥工程において加えられる熱によって溶融し、やはり適用するのは困難であった。
【0010】
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、美麗な加飾が可能な成形同時加飾繊維成形品とその製造方法を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0011】
上記の目的を達成するために、第1の発明は、微細な皺を一面に形成し見かけ上の寸法を小さくした易成形用紙にあらかじめ図柄を形成して加飾し、易成形用紙を金型に挟み込み、次いで型締めし、次いで繊維性主材料に高分子結合材および水を添加して混練した混合物を成形材料として用い、加熱した金型のキャビティ内に成形材料を充填し、次いで金型のパーティング面の間に0.02〜0.50mmの間隙を形成し、この間隙から前記キャビティ内で発生した水蒸気を放出除去して成形材料を乾燥し固化させ、次いで型開きして易成形用紙が表面に一体成形された繊維成形品を得る成形同時加飾繊維成形品の製造方法である。
【0012】
このように構成すると、易成形用紙が繊維成形品と一体化したものとなる。
【0013】
第2の発明は、第1の発明の構成において、図柄が形成された易成形用紙が、金型の前記キャビティ面形状に沿うよう立体形状に予備成形されたものである、成形同時加飾繊維成形品の製造方法である。
【0014】
このように構成すると、金型内で易成形用紙がキャビティ面にきちんと沿う。
【0015】
第3の発明は、第1の発明の構成において、型開きした後、前記繊維成形品の周囲形状に沿って不要な前記易成形用紙を除去する、成形同時加飾繊維成形品の製造方法である。
【0016】
このように構成すると、不要部分が除去され美麗な成形同時加飾が可能となる。
【0017】
第4の発明は、繊維成形品の表面に、微細な皺が一面に形成され、見かけ上の寸法を小さくした易成形用紙が積層され、易成形用紙が加飾されている、成形同時加飾繊維成形品である。
【0018】
このように構成すると、すべて繊維質材料で構成される。
【0019】
第5の発明は、第4の発明の構成において、繊維成形品の表面と、易成形用紙の表面との間に段差がない成形同時加飾繊維成形品である。
【0020】
このように構成すると、繊維成形品と易成形用紙との一体感がある加飾繊維成形品の表面形状になっている。
【発明の効果】
【0021】
以上説明したように、第1の発明は、易成形用紙が繊維成形品と一体化し、加熱乾燥工程で水蒸気は金型内からきちんと除去されるが易成形用紙の図柄は損なわれないため、成形同時加飾が可能となる。また、加飾手段の制約が少ないため、様々な表現が可能になる。
【0022】
第2の発明は、第1の発明の効果に加えて、金型内でキャビティ面にきちんと沿うため、成形材料が裏回りしたりせず、立体形状に成形同時加飾がより確実に可能となる。
【0023】
第3の発明は、第1の発明の効果に加えて、不要部分を除去するため、成形品の周囲形状が美麗な成形同時加飾が可能となる。
【0024】
第4の発明は、すべて繊維質材料で構成されるため、手触りがよい。また、リサイクル時に分別等が不要となり、廃棄時も生分解が容易なものである。
【0025】
第5の発明は、第4の発明の効果に加えて、繊維成形品と易成形用紙との一体感があるため、貼り付けに見えない。
【図面の簡単な説明】
【0026】
【図1】本発明に用いる易成形用紙の一例を示す断面図である。
【図2】本発明に用いる易成形用紙の一面に形成された微細な皺の一例を示す写真である。
【図3】本発明の一実施例を示す断面図である。
【図4】本発明の一実施例を示す断面図である。
【図5】本発明の一実施例を示す断面図である。
【図6】本発明の一実施例を示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0027】
次に、本発明の第1の実施の形態について図を参照しながら説明する。
【0028】
本発明の成形同時加飾繊維成形品7の製造方法は、微細な皺を一面に形成し見かけ上の寸法を小さくした易成形用紙1にあらかじめ図柄2を形成し、前記易成形用紙1を金型に挟み込み、次いで型締めし、次いで繊維性主材料に高分子結合材および水を添加して混練した混合物を成形材料5として用い、加熱した金型のキャビティ内に前記成形材料5を充填し、次いで前記金型のパーティング面の間に0.02〜0.50mmの間隙を形成し、前記間隙から前記キャビティ内で発生した水蒸気を放出除去して前記成形材料5を乾燥し固化させ、次いで型開きして前記易成形用紙1が表面に一体成形された繊維成形品6を得るように構成したものである。
【0029】
まず、微細な皺を一面に形成し見かけ上の寸法を小さくした易成形用紙1に、あらかじめ図柄2を形成して加飾する(図1参照)。
【0030】
易成形用紙1としては、微細な皺を一面に形成し見かけ上の寸法を小さくしたものを用いる(図2参照)。このような構成の易成形用紙1は、立体成形性に優れるため、立体形状を有する繊維成形品6の表面に一体化して積層する際、しわや破れなどが生じることなく美麗に積層することが可能である。また、後に行う乾燥工程において、水蒸気の透過性に優れる。また、乾燥工程において加えられる加熱によっても用紙自体に変質が生じない。
【0031】
易成形用紙1としては、さらに具体的には、次のような製造方法によって得たものを使用するとよい。すなわち、紙中水分を20〜50%に調整した湿紙を、ロールの幅向に一定間隔で溝を周方向に設けた金属ロールと平滑なゴムロールから成る収縮付与装置を用い、金属ロールの周速に対してゴムロールの周速が遅いプレスロールから成る収縮付与装置に通紙して紙匹を収縮させ、処理後に乾燥することによって、縦方向及び横方向の破断伸びが15〜50%である易成形用紙1を得ることがきる(特許3407114号等参照)。
【0032】
易成形用紙1の原料となる天然パルプとしては、針葉樹や広葉樹を用いた木材パルプ、ケナフやバガスなどの非木材パルプ、古紙パルプなど通常の製紙用原料であれば特に制限されるものではないが、汎用性などの点から木材パルプの使用が好適である。この木材パルプの叩解度は、伸び特性、強度、抄紙性などからCSF200〜450mlが好適であり、より好ましくはCSF250〜400mlである。天然パルプの配合率は50%以上であることが好ましい。
【0033】
このような構成の易成形用紙1上に、各種印刷法などの手段により図柄2を形成して加飾を行う。印刷法としては、凸版印刷法、凹版印刷法、平版印刷法、孔版印刷法などの手段を用いることができる。また、インクジェット印刷法など、版を用いない手段によって図柄2を形成してもよい。図柄2を形成するインクとしては、着色材として染料や顔料などを用いるとよい。図柄2は、易成形用紙1の上にインキ層として積層するように形成するとよい。また、易成形用紙1を構成する繊維にインキが含浸するようにして図柄2を形成してもよい。
【0034】
なお、インクの着色材やバインダーとして、天然素材由来のものや生分解性を有するものを利用することにより、成形同時加飾繊維成形品7を再利用したり廃棄したりする際、環境対応をより容易にすることが可能となる。
【0035】
次いで、易成形用紙1を金型3に挟み込み、次いで型締めを行う(図3参照)。
【0036】
金型3としては、繊維成形品6を得るために用いる成形材料5を注入可能で、加熱により成形材料5に含有される水分を水蒸気として排出除去して乾燥させるように構成されたパルプ射出成形法に使用するものを用いる(特許2916136号公報、特許3084216号公報等参照)。
【0037】
金型3のキャビティ面に易成形用紙1を確実に沿わせるようにするため、易成形用紙1をあらかじめキャビティ面の形状に立体成形しておいてもよい(予備成形)。立体成形はプレス法など、既知の手段により行うとよい。易成形用紙1がキャビティ面に沿うように配置することにより、後に行う成形材料5の充填工程において、易成形用紙1の最終的に最表面に位置する側の面に成形材料5が回り込む不具合(裏回りとも言う)を防止することができる。
【0038】
次いで、繊維性主材料に高分子結合材および水を添加して混練した混合物を成形材料5として用い、加熱した金型3のキャビティ4内に前記成形材料5を充填する(図4参照)。
【0039】
繊維性主材料としては、針葉樹や広葉樹を用いた木材パルプ、ケナフやバガスなどの非木材パルプ、古紙パルプなど通常の製紙用原料を用いることができる。また、紙ごみ、故紙、綿布、麻、籾殻、豆腐殻、木粉のような天然の繊維性のもの、およびガラス繊維、並びにナイロン、ポリアクリル、ポリエステルのような合成樹脂からなる繊維の何れでも使用できるが、特に紙ごみ、故紙のような紙繊維が好ましい。なお、このような紙繊維の繊維長さは短いので、強度を必要とする成形品の場合には、他の繊維を5%〜40%、好ましくは5%〜20%複合すると効果的であり、複合する繊維の長さは、3mm〜10mmが好ましい。
【0040】
高分子結合材としては、繊維性主材料と混練する際には、水に可溶であるか、低粘度のエマルジョンを形成し、水を気化除去した際には、固形状で成形品の離型が容易なものが好ましく、澱粉、ポリビニールアルコール、ポリアクリル酸、ポリアクリルアミド、ポリイタコン酸、カルボキシメチルセルローズ、並びにこれらの共重合体のような水溶性高分子材料が使用でき、またユリア樹脂、メラミン樹脂、フェノール樹脂、不飽和ポリエステルのような本来は水溶性でない熱硬化性樹脂でも、その初期縮合物が水溶液もしくはエマルジョンとなるものは使用できる。
【0041】
上記した繊維性主材料に、上記した高分子結合材および水を添加して混練した混合物を成形材料5とする。成形材料5の配合割合は、たとえば、繊維性主材料を50%〜90%、好ましくは60%〜80%、高分子結合材を10%〜50%、好ましくは20%〜40%、水を20%〜80%、好ましくは30%〜70%にするとよい。
【0042】
金型3の加熱は、たとえば、キャビティ4を形成する型壁面の温度が120℃〜240℃、好ましくは160℃〜220℃となるように加熱するとよい。
【0043】
次いで、前記金型3のパーティング面の間に0.02〜0.50mmの間隙を形成し、前記間隙から前記キャビティ4内で発生した水蒸気を放出除去して前記成形材料5を乾燥し固化させる。
【0044】
成形材料5を加熱した金型3のキャビティ4内に充填することにより、混練時に添加した水は瞬時に気化され、その蒸気圧により繊維性主材料は発泡され、同時に繊維性主材料は、蒸気圧によりキャビティ4内に充満されてその壁面に押圧されるので、肉厚変化の大きな成形品でも良好な転写性で成形され、また気化した水蒸気は、金型3間の隙間から排気除去されて成形品の固化が速やかに行われる。易成形用紙1は通気性に優れるため、乾燥工程における水蒸気の排出の妨げにならない。また、易成形用紙1は、パルプ等の耐熱性に優れた素材から形成されたものであるため、乾燥工程の加熱によって溶融や黄変などの変質を生じることもない。
【0045】
次いで、型開きして易成形用紙1が繊維成形品6の表面に一体成形された成形同時加飾繊維成形品7を得ることができる(図5参照)。
【0046】
最後に、必要に応じて繊維成形品6周囲の易成形用紙1の不要領域を、プレス法、トムソン法などの手段によって除去することにより、美麗な成形同時加飾繊維成形品7を得ることができる(図6参照)。
【0047】
このようにして得た成形同時加飾繊維成形品7は、繊維成形品6のキャビティ面に接する領域と、易成形用紙1のキャビティ面に接する領域との間に段差が生じず、表面が面一の一体感に優れたものとなる。また、繊維成形品6と易成形用紙1は、水素結合により強固に密着するため、接着剤等を用いることなく一体化させることが可能である。また、易成形用紙1と繊維成形品6は、いずれもパルプなどの繊維質材料から形成されるものであり、その手触りは独特の柔らかいものである。さらに、再利用時や廃棄時も、いずれもパルプなどの繊維質材料から形成されるものであるため、その処理が極めて容易な環境配慮型の製品となる。
【実施例1】
【0048】
パルプ100%からなり一面に微細な皺が形成された易成形用紙(カルティエレ・カリオラロ社製)の片面に、インクジェットプリンタを用いて図柄を形成した。この易成形用紙を、あらかじめ成形品形状にプレス成形し、金型のキャビティ面に沿う立体形状に成形した。
【0049】
また、繊維性主材料として麻とコウゾを、高分子結合材として澱粉をそれぞれ用い、水を添加して混練し、成形材料を得た。
【0050】
155〜170℃に加熱されたパルプインジェクション用金型のキャビティ面に、上記の易成形用紙を固定し、型締めして上記の成形材料を充填した。次いで金型のパーティング面に0.20mmの隙間を形成し、1〜2分間水蒸気を放出除去して成形材料を乾燥し固化させた。
【0051】
次いで、型開きして易成形用紙が一体化された繊維成形品を得、易成形用紙の周囲形状等をトムソン型で打ち抜き除去して成形同時加飾繊維成形品を得た。
【0052】
このようにして得た成形同時加飾繊維成形品は、立体形状に美麗な加飾がされたものであった。易成形用紙には皺や破れがなく、易成形用紙と繊維成形品とが強固に一体化されたものであり、接合箇所にも段差がなく美麗なものであった。
【産業上の利用可能性】
【0053】
本発明は成形同時加飾繊維成形品とその製造方法に関し、特に美麗な加飾が可能な成形同時加飾繊維成形品とその製造方法に関するものである。
【符号の説明】
【0054】
1 易成形用紙
2 図柄
3 金型
4 キャビティ
5 成形材料
6 繊維成形品
7 成形同時加飾繊維成形品

【特許請求の範囲】
【請求項1】
微細な皺を一面に形成し見かけ上の寸法を小さくした易成形用紙に、あらかじめ図柄を形成して加飾し、
前記易成形用紙を金型に挟み込み、
次いで型締めし、
次いで繊維性主材料に高分子結合材および水を添加して混練した混合物を成形材料として用い、加熱した金型のキャビティ内に前記成形材料を充填し、
次いで前記金型のパーティング面の間に0.02〜0.50mmの間隙を形成し、前記間隙から前記キャビティ内で発生した水蒸気を放出除去して前記成形材料を乾燥し固化させ、
次いで型開きして前記易成形用紙が表面に一体成形された繊維成形品を得ることを特徴とする成形同時加飾繊維成形品の製造方法。
【請求項2】
前記図柄が形成された前記易成形用紙が、前記金型の前記キャビティ面形状に沿うよう立体形状に予備成形されたものである請求項1記載の成形同時加飾繊維成形品の製造方法。
【請求項3】
型開きした後、前記繊維成形品の周囲形状に沿って不要な前記易成形用紙を除去する請求項1記載の成形同時加飾繊維成形品の製造方法。
【請求項4】
繊維成形品の表面に、微細な皺が一面に形成され見かけ上の寸法を小さくした易成形用紙が積層され、前記易成形用紙が加飾されていることを特徴とする成形同時加飾繊維成形品。
【請求項5】
前記繊維成形品の表面と前記易成形用紙の表面との間に段差がない請求項4記載の成形同時加飾繊維成形品。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2011−136498(P2011−136498A)
【公開日】平成23年7月14日(2011.7.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−298495(P2009−298495)
【出願日】平成21年12月28日(2009.12.28)
【出願人】(000231361)日本写真印刷株式会社 (477)
【Fターム(参考)】