説明

抗ウイルスホスフィナート化合物

本発明は、抗ウィルスホスフィナート化合物、該化合物を含む組成物、および該化合物を投与することを含む処置方法、ならびに、該化合物の製造に有用な方法および中間体に関する。本発明の組成物は、例えば、HCVに関連する障害の処置において有用である。一実施形態において、また本発明は、さらにヌクレオシド類縁体を含む医薬組成物も提供する。また本発明は、さらにインターフェロンまたはペグ化インターフェロンを含む医薬組成物も提供する。


Notice: Undefined index: DEJ in /mnt/www/gzt_disp.php on line 298

【特許請求の範囲】
【請求項1】
式I:
【化1】

(式中、
は、独立して、H、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、シクロアルキル、複素環、ハロゲン、ハロアルキル、アルキルスルホンアミド、アリールスルホンアミド、−C(O)NHS(O)−または−S(O)−から選択され、これらは場合によっては、1個以上のAで置換されており;
は、
a)−C(Y)(A)、
b)(C2−10)アルキル、(C3−7)シクロアルキルまたは(C1−4)アルキル−(C3−7)シクロアルキルであって、ここで、該シクロアルキルおよびアルキル−シクロアルキルは、場合によっては、(C1−3)アルキルで一置換、二置換または三置換されていてもよいか、あるいは該アルキル、シクロアルキルおよびアルキル−シクロアルキルは、場合によっては、ヒドロキシおよびO−(C1−4)アルキルから選択される置換基で、一置換または二置換されていてもよいか、あるいは該アルキル−基のそれぞれは、場合によっては、ハロゲンで一置換、二置換または三置換されていてもよいか、あるいは該シクロアルキル基であって、5−員、6−員または7−員であって、1個または2個の−CH−基が互いに直接結合していないシクロアルキル基のそれぞれは、場合によっては、O−原子が少なくとも2個のC−原子を介してRが結合するN原子に結合するように、−O−によって置き換えられて置換されてもよい、(C2−10)アルキル、(C3−7)シクロアルキルまたは(C1−4)アルキル−(C3−7)シクロアルキル;
c)フェニル、(C1−3)アルキル−フェニル、ヘテロアリールまたは(C1−3)アルキル−ヘテロアリールであり、ここで、該ヘテロアリール−基は、N、OおよびSから選択される1個から3個までのヘテロ原子を有する5−員または6−員であり、該フェニルおよびヘテロアリール基は、場合によっては、ハロゲン、−OH、(C1−4)アルキル、O−(C1−4)アルキル、S−(C1−4)アルキル、−NH、−CF、−NH((C1−4)アルキル)および−N((C1−4)アルキル)、−CONHおよび−CONH−(C1−4)アルキルから選択される置換基で、一置換、二置換または三置換されてもよく、該(C1−3)アルキルは、場合によっては、1個以上のハロゲンで置換されてもよく;または
d)−S(O)(A
から選択され;
は、Hまたは(C1−6)アルキルであり;
は、独立して、O、S、N(A)、N(O)(A)、N(OA)、N(O)(OA)またはN(N(A)(A))であり;
Zは、O、SまたはNRであり;
は、以下の構造式:
【化2】

から選択され;
は、Hまたは(C1−6)アルコキシであり;
は、H、F、Cl、Br、Iまたは(C1−6)アルキルであり;
は、H、シアノ、F、Cl、Br、I、−C(=O)NR、(C1−6)アルコキシまたはフェニルであり、これらは、場合によっては、1個以上のF、Cl、Br、I、(C1−6)アルキルまたは(C1−6)アルコキシで置換されており;
およびRは、それぞれ独立して、Hまたは(C1−6)アルキルであり;
各Lは、独立して、CHまたはNであり;
2aは、H、(C1−10)アルキル、(C2−10)アルケニル、(C2−10)アルキニルであり、ここで、任意の炭素原子は、O、SまたはNから選択されるヘテロ原子で置き換えられてもよいか、あるいはZ2aは、場合によっては、1個以上のR、R、QまたはAと共に複素環を形成し;
2bは、H、(C1−6)アルキル、(C2−8)アルケニル、(C2−8)アルキニルであり;
は、(C1−8)アルキル、(C2−8)アルケニルまたは(C2−8)アルキニルであり;あるいはQおよびZ2aはこれらが結合する原子と一緒になって、複素環を形成し、該複素環は、場合によっては、1個以上のオキソ(=O)またはAで置換されていてもよく;
は、独立して、PRT、H、−OH、−C(O)OH、シアノ、アルキル、アルケニル、アルキニル、アミノ、アミド、イミド、イミノ、ハロゲン、CF、CHCF、シクロアルキル、ニトロ、アリール、アラルキル、アルコキシ、アリールオキシ、複素環、−C(A、−C(A−C(O)A、−C(O)A、−C(O)OA、−O(A)、−N(A、−S(A)、−CHP(Y)(A)(OA)、−CHP(Y)(A)(N(A)、−CHP(Y)(OA)(OA)、−OCHP(Y)(OA)(OA)、−OCHP(Y)(A)(OA)、−OCHP(Y)(A)(N(A)、−C(O)OCHP(Y)(OA)(OA)、−C(O)OCHP(Y)(A)(OA)、−C(O)OCHP(Y)(A)(N(A)、−CHP(Y)(OA)(N(A)、−OCHP(Y)(OA)(N(A)、−C(O)OCHP(Y)(OA)(N(A)、−CHP(Y)(N(A)(N(A)、−C(O)OCHP(Y)(N(A)(N(A)、−OCHP(Y)(N(A)(N(A)、−(CH−複素環、−(CHC(O)Oアルキル、−O−(CH−O−C(O)−Oアルキル、−O−(CH−O−C(O)−(CH−アルキル、−(CHO−C(O)−O−アルキル、−(CHO−C(O)−O−シクロアルキル、−N(H)C(Me)C(O)O−アルキルまたはアルコキシアリールスルホンアミドから選択され、ここで、各Aは、場合によっては、1から4個までの−R、−P(Y)(OA)(OA)、−P(Y)(OA)(N(A)、−P(Y)(A)(OA)、−P(Y)(A)(N(A)またはP(Y)(N(A)(N(A)、−C(=O)N(A)、ハロゲン、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、炭素環、複素環、アラルキル、アリールスルホンアミド、アリールアルキルスルホンアミド、アリールオキシスルホンアミド、アリールオキシアルキルスルホンアミド、アリールオキシアリールスルホンアミド、アルキルスルホンアミド、アルキルオキシスルホンアミド、アルキルオキシアルキルスルホあああンアミド、アリールチオ、−(CH複素環、−(CH−C(O)O−アルキル、−O(CHOC(O)Oアルキル、−O−(CH−O−C(O)−(CH−アルキル、−(CH−O−C(O)−O−アルキル、−(CH−O−C(O)−O−シクロアルキル、−N(H)C(CH)C(O)O−アルキルまたはアルコキシアリールスルホンアミドで置換されてもよく、該置換基は、場合によっては、Rで置換されていてもよく;
場合によっては、AおよびQは、それぞれ独立して、1個以上のAまたはQ基と一緒になって、環を形成することができ;
は、独立して、PRT、H、アルキル、アルケニル、アルキニル、アミノ、アミノ酸、アルコキシ、アリールオキシ、シアノ、ハロアルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アルキルスルホンアミドまたはアリールスルホンアミドから選択され、場合によっては、Aで置換されており;
mは、0〜6であり;
ただし、該化合物は、以下の式:
【化3】

【化4】

【化5】

で表わされるいずれの化合物でもない)
の化合物、またはその医薬的に許容しうる塩またはプロドラッグ。
【請求項2】
さらに、前記化合物が、式(X)または(XI):
【化6】

(式中、
は、(C1−6)アルキルまたは(C3−6)シクロアルキルであり;
は、以下の構造式:
【化7】

から選択され;
は、(C1−6)アルコキシであり;
はHであり;
は、フェニルであって、場合によっては、1個以上のF、Cl、Br、I、(C1−6)アルキルまたは(C1−6)アルコキシで置換されているフェニルである)
の化合物、あるいはその医薬的に許容しうる塩またはプロドラッグではない、請求項1に記載の化合物。
【請求項3】
が、以下の構造式:
【化8】

【化9】

から選択される、請求項1に記載の化合物。
【請求項4】
が、以下の構造式:
【化10】

から選択される、請求項1に記載の化合物。
【請求項5】
式(II):
【化11】

(式中、
は、H、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリ−ル、ヘテロアリールまたはシクロアルキルであり、該Rは、場合によっては、1個以上のRで置換されており;
各Rは、独立して、ハロ、ヒドロキシ、シアノ、アリールチオ、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アルコキシ、NR、−C(=O)NRであり、ここで、アリールおよびヘテロアリールは、それぞれ、場合によっては、1個以上のアルキル、ハロ、ヒドロキシ、シアノ、ニトロ、アミノ、アルコキシ、アルコキシカルボニル、アルカノイルオキシ、ハロアルキルまたはハロアルコキシで置換されており;
およびRは、それぞれ独立して、H、アルキルまたはハロアルキルである)
の化合物、あるいはその医薬的に許容しうる塩またはプロドラッグである、請求項1に記載の化合物。
【請求項6】
が、アルキル、アルケニルまたはアルキニルであり、該Rは、場合によっては1個以上のアルキル、ハロ、ヒドロキシ、シアノ、ニトロ、アミノ、アルコキシ、アルコキシカルボニル、アルカノイルオキシ、ハロアルキルまたはハロアルコキシで置換されているアリールで置換されている、請求項5に記載の化合物。
【請求項7】
が、アルキルであって、該アルキルは、場合によっては1個以上のアルキル、ハロ、ヒドロキシ、シアノ、ニトロ、アミノ、アルコキシ、アルコキシカルボニル、アルカノイルオキシ、ハロアルキルまたはハロアルコキシで置換されているアリールで置換されている、請求項5に記載の化合物。
【請求項8】
が、場合によっては1個、2個または3個のアルキル、ハロ、ヒドロキシ、シアノ、ニトロ、アミノ、アルコキシ、アルコキシカルボニル、アルカノイルオキシ、ハロアルキルまたはハロアルコキシで置換されているフェニル環で置換されている(C1−6)アルキルである、請求項5に記載の化合物。
【請求項9】
が、場合によっては1個、2個または3個のアルキル、ハロ、ヒドロキシ、シアノ、ニトロ、アミノ、アルコキシ、アルコキシカルボニル、アルカノイルオキシ、ハロアルキルまたはハロアルコキシで置換されているベンジルまたはフェネチルである、請求項5に記載の化合物。
【請求項10】
が、H、メチル、エチル、プロピル、ブチル、シクロプロピルメチル、3−ブテニル、2−メチルプロピル、イソプロピル、ビニル、シス−1−プロペニル、トランス−1−プロペニル、シス−1−ブテニル、2−メチルプロペニル、2−フェニルビニル、2−フェニルエチニル、3−メチル−2−ブテニル、2−ヒドロキシエチル、2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル、シアノメチル、メトキシメチル、N−(2,2,2−トリフルオロエチル)−2−アミノエチル、フェネチル、2−クロロフェネチル、2−フルオロフェネチル、2−メチルフェネチル、2−クロロ−6−フルオロフェネチル、フェニルチオメチル、ベンジル、4−フルオロベンジル、3−フルオロベンジル、2−フルオロベンジル、4−シアノベンジル、3−シアノベンジル、2−シアノベンジル、4−メトキシベンジル、3−メトキシベンジル、2−メトキシベンジル、2−ブロモベンジル、2−トリフルオロメトキシベンジル、2−イソプロポキシベンジル、2−メチルベンジル、3−メチルベンジル、4−メチルベンジル、2−エチルベンジル、4−トリフルオロメチルベンジル、3−トリフルオロメチルベンジル、2−トリフルオロメチルベンジル、4−クロロベンジル、3−クロロベンジル、2−クロロベンジル、2,6−ジフルオロベンジル、2−クロロ−6−フルオロベンジル、2,6−ジクロロベンジル、2−メトキシ−6−フルオロベンジル、2,6−ジメチルベンジル、2,6−ジフルオロ−3−クロロベンジル、2,6−ジフルオロ−4−クロロベンジル、2−クロロ−3,6−ジフルオロベンジル、2,3,6−トリフルオロベンジル、3−クロロ−2,4−ジフルオロベンジル、2−クロロ−3,6−ジフルオロベンジル、2,3−ジクロロ−6−フルオロベンジル、2−ニトロベンジル、2−アミノベンジル、2−チエニルメチル、2−フリルメチル、3−フリルメチル、5−トリフルオロメチルフル−2−イルメチル、5−ピラゾリルメチル、2−オキサゾリルメチル、4−メチルチアゾール−2−イルメチル、3−ピリジル、2−ピリジルメチル、3−ヒドロキシ−2−ピリジルメチル、6−クロロ−2−ピリジルメチル、2−ピラジニルメチル、5−ピリミジニルメチル、2−ピリミジニルメチル、4−ピリミジニルメチル、フェニル、2−チアゾリル、N,N−ジメチルアミノカルボニルメチル、N−メチルアミノカルボニルメチル、アミノカルボニルメチル、1−プロピニルまたは2−メチルチアゾール−4−イルメチルである、請求項5に記載の化合物。
【請求項11】
式(III):
【化12】

(式中、
は、シクロペンチルオキシカルボニル、1−[N−(2,2,2−トリフルオロエチル)イミノ]エチル、α,α−ジフルオロフェネチル、シクロペンチルアセチル、ブタノイル、4,4,4−トリフルオロブタノイル、3,3,3−トリフルオロプロピルスルホニル、3,3−ジメチルブタノイル、シクロペンチルアミノカルボニル、2−ノルボルナニルアセチル、2−アミノ−3,3−ジメチルブタノイル、4−メチルフェニル、4−トリフルオロメチルフェニル、3−トリフルオロメチルフェニル、2−トリフルオロメチルフェニル、3,3,3−トリフルオロプロパノイル、5,5,5−トリフルオロペンタノイル、tert−ブチルアミノカルボニル、2,2−ジメチルプロポキシカルボニルまたは4−tert−ブチルチアゾール−2−イルである)
の化合物、あるいはその医薬的に許容しうる塩またはプロドラッグである、請求項1に記載の化合物。
【請求項12】
ZがOであり;YがOであり;Z2aおよびZ2bがそれぞれ水素である、請求項11に記載の化合物。
【請求項13】
がビニルである、請求項1に記載の化合物。
【請求項14】
およびZ2aが、それらが結合する原子と一緒になって、12員〜18員の複素環を形成し、該複素環は、場合によっては、1個以上のオキソ(=O)またはAで置換されてもよい、請求項1に記載の化合物。
【請求項15】
式(IX):
【化13】

の化合物、あるいはその医薬的に許容しうる塩またはプロドラッグである、請求項1に記載の化合物。
【請求項16】
式(X):
【化14】

の化合物、あるいはその医薬的に許容しうる塩またはプロドラッグである、請求項1に記載の化合物。
【請求項17】
式(XI):
【化15】

の化合物、あるいはその医薬的に許容しうる塩またはプロドラッグである、請求項1に記載の化合物。
【請求項18】
式(XII):
【化16】

の化合物、あるいはその医薬的に許容しうる塩またはプロドラッグである、請求項1に記載の化合物。
【請求項19】
式(XIII):
【化17】

の化合物、あるいはその医薬的に許容しうる塩またはプロドラッグである、請求項1に記載の化合物。
【請求項20】
式(XIV):
【化18】

の化合物、あるいはその医薬的に許容しうる塩またはプロドラッグである、請求項1に記載の化合物。
【請求項21】
式(IV):
【化19】

の化合物、あるいはその医薬的に許容しうる塩またはプロドラッグである、請求項1に記載の化合物。
【請求項22】
式(V):
【化20】

の化合物、あるいはその医薬的に許容しうる塩またはプロドラッグである、請求項1に記載の化合物。
【請求項23】
式(VI):
【化21】

(式中、
は、H、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、ヘテロアリールまたはシクロアルキルであり、該Rは、場合によっては、1個以上のRで置換されており;
各Rは、独立して、ハロ、ヒドロキシ、シアノ、アリールチオ、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アルコキシ、NR、−C(=O)NRであり、ここで、アリールおよびヘテロアリールは、それぞれ、場合によっては、1個以上のアルキル、ハロ、ヒドロキシ、シアノ、ニトロ、アミノ、アルコキシ、ハロアルキルまたはハロアルコキシで置換されており;
およびRは、それぞれ独立して、H、アルキルまたはハロアルキルであり;
は、シクロペンチルオキシカルボニル、1−[N−(2,2,2−トリフルオロエチル)イミノ]エチル、α,α−ジフルオロフェネチル、シクロペンチルアセチル、ブタノイル、4,4,4−トリフルオロブタノイル、3,3,3−トリフルオロプロピルスルホニル、3,3−ジメチルブタノイル、シクロペンチルアミノカルボニル、2−ノルボルナニルアセチル、2−アミノ−3,3−ジメチルブタノイル、4−メチルフェニル、4−トリフルオロメチルフェニル、3−トリフルオロメチルフェニル、2−トリフルオロメチルフェニル、3,3,3−トリフルオロプロパノイル、5,5,5−トリフルオロペンタノイル、tert−ブチルアミノカルボニル、2,2−ジメチルプロポキシカルボニルまたは4−tert−ブチルチアゾール−2−イルである)
の化合物、あるいはその医薬的に許容しうる塩またはプロドラッグである、請求項19に記載の化合物。
【請求項24】
式(VII):
【化22】

(式中、
は、H、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、ヘテロアリールまたはシクロアルキルであり、該Rは、場合によっては、1個以上のRで置換されており;
各Rは、独立して、ハロ、ヒドロキシ、シアノ、アリールチオ、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アルコキシ、NR、−C(=O)NRであり、ここで、アリールおよびヘテロアリールは、それぞれ場合によっては、1個以上のアルキル、ハロ、ヒドロキシ、シアノ、ニトロ、アミノ、アルコキシ、ハロアルキルまたはハロアルコキシで置換されており;
およびRは、それぞれ独立して、H、アルキルまたはハロアルキルであり;
は、シクロペンチルオキシカルボニル、1−[N−(2,2,2−トリフルオロエチル)イミノ]エチル、α,α−ジフルオロフェネチル、シクロペンチルアセチル、ブタノイル、4,4,4−トリフルオロブタノイル、3,3,3−トリフルオロプロピルスルホニル、3,3−ジメチルブタノイル、シクロペンチルアミノカルボニル、2−ノルボルナニルアセチル、2−アミノ−3,3−ジメチルブタノイル、4−メチルフェニル、4−トリフルオロメチルフェニル、3−トリフルオロメチルフェニル、2−トリフルオロメチルフェニル、3,3,3−トリフルオロプロパノイル、5,5,5−トリフルオロペンタノイル、tert−ブチルアミノカルボニル、2,2−ジメチルプロポキシカルボニルまたは4−tert−ブチルチアゾール−2−イルである)
の化合物、あるいはその医薬的に許容しうる塩またはプロドラッグである、請求項20に記載の化合物。
【請求項25】
式(XV):
【化23】

の化合物、あるいはその医薬的に許容しうる塩またはプロドラッグである、請求項1に記載の化合物。
【請求項26】
式(XVI):
【化24】

の化合物、あるいはその医薬的に許容しうる塩またはプロドラッグである、請求項1に記載の化合物。
【請求項27】
式(XVII):
【化25】

の化合物、あるいはその医薬的に許容しうる塩またはプロドラッグである、請求項1に記載の化合物。
【請求項28】
式(XVIII):
【化26】

の化合物、あるいはその医薬的に許容しうる塩またはプロドラッグである、請求項1に記載の化合物。
【請求項29】
式(XIX):
【化27】

(式中、
は、Hまたは(C1−6)アルコキシであり;
は、H、F、Cl、Br、Iまたは(C1−6)アルキルであり;
は、場合によっては1個以上のアルキル、ハロ、ヒドロキシ、シアノ、ニトロ、アミノ、アルコキシ、アルコキシカルボニル、アルカノイルオキシ、ハロアルキルまたはハロアルコキシで置換されているアリールで置換されているアルキルであり;
は、Hまたは(C1−6)アルキルである)
の化合物、あるいはその医薬的に許容しうる塩またはプロドラッグである、請求項1に記載の化合物。
【請求項30】
式(XX):
【化28】

(式中、
は、Hまたは(C1−6)アルコキシであり;
は、H、F、Cl、Br、Iまたは(C1−6)アルキルであり;
は、場合によっては1個以上のアルキル、ハロ、ヒドロキシ、シアノ、ニトロ、アミノ、アルコキシ、アルコキシカルボニル、アルカノイルオキシ、ハロアルキルまたはハロアルコキシで置換されているアリールで置換されているアルキルであり;
は、Hまたは(C1−6)アルキルである)
の化合物、あるいはその医薬的に許容しうる塩またはプロドラッグである、請求項1に記載の化合物。
【請求項31】
が、(C1−6)アルコキシである、請求項29または30に記載の化合物。
【請求項32】
がメトキシである、請求項29または30に記載の化合物。
【請求項33】
がH、F、Cl、Br、Iまたは(C1−6)アルキルである、請求項29に記載の化合物。
【請求項34】
がHである、請求項29に記載の化合物。
【請求項35】
が、F、Cl、BrまたはIである、請求項29に記載の化合物。
【請求項36】
がClである、請求項29に記載の化合物。
【請求項37】
が(C1−6)アルキルである、請求項29に記載の化合物。
【請求項38】
が、場合によっては1個、2個または3個のアルキル、ハロ、ヒドロキシ、シアノ、ニトロ、アミノ、アルコキシ、アルコキシカルボニル、アルカノイルオキシ、ハロアルキルまたはハロアルコキシで置換されているフェニル環で置換されている(C1−6)アルキルである、請求項29に記載の化合物。
【請求項39】
が、場合によっては1個、2個または3個のアルキル、ハロ、ヒドロキシ、シアノ、ニトロ、アミノ、アルコキシ、アルコキシカルボニル、アルカノイルオキシ、ハロアルキルまたはハロアルコキシで置換されているベンジルまたはフェネチルである、請求項29に記載の化合物。
【請求項40】
が2,6−ジフルオロベンジルである、請求項29に記載の化合物。
【請求項41】
がメチルである、請求項29に記載の化合物。
【請求項42】
が水素である請求項29に記載の化合物。
【請求項43】
式(XXI):
【化29】

の化合物、あるいはその医薬的に許容しうる塩またはプロドラッグ。
【請求項44】
式(XXII):
【化30】

の化合物、あるいはその医薬的に許容しうる塩またはプロドラッグ。
【請求項45】
式(XXIII):
【化31】

の化合物、あるいはその医薬的に許容しうる塩またはプロドラッグ。
【請求項46】
実施例に記載された化合物1ないし208のいずれか1つである請求項1の化合物、あるいはその医薬的に許容しうる塩またはプロドラッグ。
【請求項47】
請求項1の化合物のプロドラッグまたは医薬的に許容しうる塩である、請求項1に記載の化合物。
【請求項48】
式(VIII):
【化32】

(式中、Rは、プロドラッグ部分である)
のプロドラッグ、またはその医薬的に許容しうる塩である、請求項1に記載の化合物。
【請求項49】
が、ベンジルオキシメチル、ピバロイルオキシメチルカーボネート、2−メチルプロピルオキシ−カルボニルオキシメチル、4−ヒドロキシ−2−ブテニル、ベンゾイルオキシメチル、エトキシカルボニルオキシメチル、フェニル、クロロ−フェニル、または以下の式:
【化33】

の基である、請求項48に記載の化合物。
【請求項50】
式(XXIV):
【化34】

の化合物、あるいはその医薬的に許容しうる塩またはプロドラッグである、請求項1に記載の化合物。
【請求項51】
式(XXV):
【化35】

の化合物、あるいはその医薬的に許容しうる塩またはプロドラッグである、請求項1に記載の化合物。
【請求項52】
式(XXVI):
【化36】

の化合物、あるいはその医薬的に許容しうる塩またはプロドラッグである、請求項1に記載の化合物。
【請求項53】
【化37】

から選択される請求項1に記載の化合物、ならびにその医薬的に許容しうる塩およびプロドラッグ。
【請求項54】
請求項1に記載の化合物と、少なくとも1種の医薬的に許容しうる担体とを含む、医薬組成物
【請求項55】
HCV関連障害の処置における使用のための、請求項54に記載の医薬組成物。
【請求項56】
さらに、ヌクレオシド類縁体を含む、請求項55に記載の医薬組成物。
【請求項57】
さらに、インターフェロンまたはペグ化インターフェロンを含む、請求項56に記載の医薬組成物。
【請求項58】
ヌクレオシド類縁体が、リバビリン、ビラミジン、レボビリン、L−ヌクレオシドおよびイサトリビンから選択され、インターフェロンが、α−インターフェロンまたはペグ化インターフェロンである、請求項57に記載の医薬組成物。
【請求項59】
C型肝炎に関連する障害を処置する方法であって、治療的に有効な量の請求項1に記載の化合物を含む医薬組成物を、個体に投与する工程を含む、方法。
【請求項60】
ここに記載の化合物または合成方法。
【請求項61】
薬物療法における使用のための、請求項1に記載の化合物。
【請求項62】
動物におけるC型肝炎またはC型肝炎関連障害を処置するための医薬品を製造するための、請求項1に記載の化合物の使用。

【公表番号】特表2009−542698(P2009−542698A)
【公表日】平成21年12月3日(2009.12.3)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−518397(P2009−518397)
【出願日】平成19年7月6日(2007.7.6)
【国際出願番号】PCT/US2007/015664
【国際公開番号】WO2008/005565
【国際公開日】平成20年1月10日(2008.1.10)
【出願人】(500029420)ギリアード サイエンシーズ, インコーポレイテッド (141)
【Fターム(参考)】