説明

抗糖尿病剤としてのチアジアゾール誘導体


【化1】


で示される化合物はタンパク質チロシンホスファターゼ(PTPase)の阻害剤であり、したがって、PTPase活性が介在する状態を処置するために使用できる。本発明の化合物は、また、ホスホチロシン結合領域、例えば、SH2ドメインで特徴付けられる他の酵素の阻害剤として使用できる。したがって、式(I)の化合物は肥満と関連するインスリン抵抗性、耐糖能障害、糖尿病、高血圧ならびに大および小血管の虚血性疾患、脂質異常症、例えば、高脂血症および高グリセリド血症を含む2型糖尿病関連状態、アテローム性動脈硬化症、血管再狭窄、過敏性腸症候群、膵炎、脂肪肉腫のような脂肪細胞腫瘍および癌腫、脂質異常症ならびにインスリン抵抗性により示される他の疾患の予防および/または処置のために使用され得る。加えて本発明の化合物は、癌(前立腺または乳癌のような)、骨粗鬆症、神経変性症および感染症ならびに炎症および免疫系と関連する疾患の処置のために使用され得る。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】

【化1】

〔式中、
Qは結合している炭素原子と一緒に組み合わさって芳香族環、または部分的にもしくは完全に飽和非芳香族性5から8員炭素環式またはヘテロ環式環を形成し;
は水素、−C(O)R、−C(O)NRまたは−C(O)ORであり、ここで、
およびRは、互いに独立して、水素、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、アラルキル、ヘテロアラルキルまたはハロゲン、シクロアルキル、シクロアルコキシ、アルコキシ、アルキルオキシアルコキシ、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アリール、アリールオキシおよびヘテロシクリルからなる群から選択される1から4個の置換基で所望により置換されていてもよいアルキルであり;
およびRは、互いに独立して、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、アラルキル、ヘテロアラルキルまたはハロゲン、シクロアルキル、シクロアルコキシ、アルコキシ、アルキルオキシアルコキシ、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アリール、アリールオキシおよびヘテロシクリルからなる群から選択される1から4個の置換基で所望により置換されていてもよいアルキルであり;
、R、RおよびRは、互いに独立して、水素、ヒドロキシ、ハロゲン、シアノ、ニトロ、アルコキシ、アルキルチオ、アルキルチオノ、スルホニル、遊離もしくはエステル化カルボキシ、カルバモイル、スルファモイル、所望により置換されていてもよいアミノ、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、アルケニル、アルキニルまたはハロゲン、ヒドロキシ、シクロアルキル、シクロアルコキシ、アシル、アシルオキシ、アルコキシ、アルキルオキシアルコキシ、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アシルアミノ、カルバモイル、チオール、アルキルチオ、アルキルチオノ、スルホニル、スルホンアミド、スルファモイル、ニトロ、シアノ、遊離もしくはエステル化カルボキシ、アリール、アリールオキシ、アリールチオ、アルケニル、アルキニル、アラルコキシ、ヘテロアラルコキシ、ヘテロシクリルおよびヘテロシクリルオキシからなる群から選択される1から4個の置換基で所望により置換されていてもよい(C1−8)アルキルであるか;または
およびRはアルキレンであり、それらが結合している環原子と一緒に組み合わさってそれらが3から7員縮合環を形成するか;または
およびRはアルキレンであり、それらが結合している炭素原子と一緒に組み合わさって縮合3から7員スピロ環を形成する〕
で示される化合物またはそれらの薬学的に許容される塩。
【請求項2】
Qが結合している炭素原子と一緒に組み合わさって芳香族環、または部分的にもしくは完全に飽和5から6員炭素環式環を形成する、請求項1に記載の化合物またはそれらの薬学的に許容される塩。
【請求項3】

【化2】

〔式中、
は水素、−C(O)R、−C(O)NRまたは−C(O)ORであり、ここで、
およびRは、互いに独立して、水素、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、アラルキル、ヘテロアラルキルまたはハロゲン、シクロアルキル、シクロアルコキシ、アルコキシ、アルキルオキシアルコキシ、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アリール、アリールオキシおよびヘテロシクリルからなる群から選択される1から4個の置換基で所望により置換されていてもよいアルキルであり;
およびRは、互いに独立して、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、アラルキル、ヘテロアラルキルまたはハロゲン、シクロアルキル、シクロアルコキシ、アルコキシ、アルキルオキシアルコキシ、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アリール、アリールオキシおよびヘテロシクリルからなる群から選択される1から4個の置換基で所望により置換されていてもよいアルキルであり;
、R、RおよびRは、互いに独立して、水素、ヒドロキシ、ハロゲン、シアノ、ニトロ、アルコキシ、アルキルチオ、アルキルチオノ、スルホニル、遊離もしくはエステル化カルボキシ、カルバモイル、スルファモイル、所望により置換されていてもよいアミノ、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、アルケニル、アルキニルまたはハロゲン、ヒドロキシ、シクロアルキル、シクロアルコキシ、アシル、アシルオキシ、アルコキシ、アルキルオキシアルコキシ、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アシルアミノ、カルバモイル、チオール、アルキルチオ、アルキルチオノ、スルホニル、スルホンアミド、スルファモイル、ニトロ、シアノ、遊離もしくはエステル化カルボキシ、アリール、アリールオキシ、アリールチオ、アルケニル、アルキニル、アラルコキシ、ヘテロアラルコキシ、ヘテロシクリルおよびヘテロシクリルオキシからなる群から選択される1から4個の置換基で所望により置換されていてもよい(C1−8)アルキルであるか;または
およびRはアルキレンであり、それらが結合している環原子と一緒に組み合わさって5から7員縮合環を形成する〕
で示される請求項2に記載の化合物またはそれらの薬学的に許容される塩。
【請求項4】
およびRが水素である、請求項3に記載の化合物またはそれらの薬学的に許容される塩。
【請求項5】

【化3】

〔式中、
は水素、−C(O)R、−C(O)NRまたは−C(O)ORであり、ここで、
およびRは、互いに独立して、水素、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、アラルキル、ヘテロアラルキルまたはハロゲン、シクロアルキル、シクロアルコキシ、アルコキシ、アルキルオキシアルコキシ、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アリール、アリールオキシおよびヘテロシクリルからなる群から選択される1から4個の置換基で所望により置換されていてもよいアルキルであり;
およびRは、互いに独立して、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、アラルキル、ヘテロアラルキルまたはハロゲン、シクロアルキル、シクロアルコキシ、アルコキシ、アルキルオキシアルコキシ、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アリール、アリールオキシおよびヘテロシクリルからなる群から選択される1から4個の置換基で所望により置換されていてもよいアルキルであり;
およびRは、互いに独立して、水素、ヒドロキシ、ハロゲン、シアノ、ニトロ、アルコキシ、アルキルチオ、アルキルチオノ、スルホニル、遊離もしくはエステル化カルボキシ、カルバモイル、スルファモイル、所望により置換されていてもよいアミノ、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、アルケニル、アルキニルまたはハロゲン、ヒドロキシ、シクロアルキル、シクロアルコキシ、アシル、アシルオキシ、アルコキシ、アルキルオキシアルコキシ、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アシルアミノ、カルバモイル、チオール、アルキルチオ、アルキルチオノ、スルホニル、スルホンアミド、スルファモイル、ニトロ、シアノ、遊離もしくはエステル化カルボキシ、アリール、アリールオキシ、アリールチオ、アルケニル、アルキニル、アラルコキシ、ヘテロアラルコキシ、ヘテロシクリルおよびヘテロシクリルオキシからなる群から選択される1から4個の置換基で所望により置換されていてもよい(C1−8)アルキルである〕
で示される請求項4に記載の化合物またはそれらの薬学的に許容される塩。
【請求項6】
が−Y−(CH−CR1011−(CH−Xであり、ここで
Yが酸素またはS(O)であり、ここでqが0または1もしくは2の整数であるか;または
YがトランスCH=CHであるか;または
Yが非存在であり;
nが1から6の整数であり;
10およびR11が、互いに独立して、水素または低級アルキルであるか;または
10およびR11がアルキレンであり、結合している炭素原子と一緒に組み合わさって3から7員環を形成し;
mが0または1もしくは2の整数であり;
Xがヒドロキシ、アルコキシ、シクロアルキル、シクロアルコキシ、アシル、アシルオキシ、カルバモイル、シアノ、トリフルオロメチル、遊離もしくはエステル化カルボキシ、単環式アリールまたはヘテロシクリルである、請求項5に記載の化合物またはそれらの薬学的に許容される塩。
【請求項7】
が水素である、請求項5に記載の化合物またはそれらの薬学的に許容される塩。
【請求項8】
nが2または3の整数であり;
10およびR11は、互いに独立して、水素または低級アルキルであり;
mが0または1であり;
Xがヒドロキシ、カルバモイル、シアノ、トリフルオロメチル、遊離もしくはエステル化カルボキシ、単環式アリールまたはヘテロシクリルである、請求項5から7のいずれかに記載の化合物またはそれらの薬学的に許容される塩。
【請求項9】
Yが非存在である、請求項5から8のいずれかに記載の化合物またはそれらの薬学的に許容される塩。
【請求項10】
nが3であり;
10およびR11が低級アルキルであり;
mが0または1であり;
Xがヒドロキシ、シアノまたは遊離もしくはエステル化カルボキシである、請求項5から9のいずれかに記載の化合物またはそれらの薬学的に許容される塩。
【請求項11】
10およびR11がメチルである、請求項5から10のいずれかに記載の化合物またはそれらの薬学的に許容される塩。
【請求項12】
が水素または−C(O)Rであり、ここでRが単環式アリールである、請求項5から11のいずれかに記載の化合物またはそれらの薬学的に許容される塩。
【請求項13】

【化4】

〔式中、
は水素または−C(O)R、−C(O)NRまたは−C(O)ORであり、ここで
およびRは、互いに独立して、水素、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、アラルキル、ヘテロアラルキルまたはハロゲン、シクロアルキル、シクロアルコキシ、アルコキシ、アルキルオキシアルコキシ、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アリール、アリールオキシおよびヘテロシクリルからなる群から選択される1から4個の置換基で所望により置換されていてもよいアルキルであり;
およびRは、互いに独立して、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、アラルキル、ヘテロアラルキルまたはハロゲン、シクロアルキル、シクロアルコキシ、アルコキシ、アルキルオキシアルコキシ、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アリール、アリールオキシおよびヘテロシクリルからなる群から選択される1から4個の置換基で所望により置換されていてもよいアルキルであり;
、R、RおよびRは、互いに独立して、水素、ヒドロキシ、ハロゲン、シアノ、ニトロ、アルコキシ、アルキルチオ、アルキルチオノ、スルホニル、遊離もしくはエステル化カルボキシ、カルバモイル、スルファモイル、所望により置換されていてもよいアミノ、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、アルケニル、アルキニルまたはハロゲン、ヒドロキシ、シクロアルキル、シクロアルコキシ、アシル、アシルオキシ、アルコキシ、アルキルオキシアルコキシ、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アシルアミノ、カルバモイル、チオール、アルキルチオ、アルキルチオノ、スルホニル、スルホンアミド、スルファモイル、ニトロ、シアノ、遊離もしくはエステル化カルボキシ、アリール、アリールオキシ、アリールチオ、アルケニル、アルキニル、アラルコキシ、ヘテロアラルコキシ、ヘテロシクリルおよびヘテロシクリルオキシからなる群から選択される1から4個の置換基で所望により置換されていてもよい(C1−8)アルキルであるか;または
およびRはアルキレンであり、それらが結合している環原子と一緒に組み合わさってそれらが3から7員縮合環を形成するか;または
組み合わさったRおよびRはアルキレンであり、それらが結合している炭素原子と一緒に縮合3から7員スピロ環を形成し;
pは0または1である〕
で示される請求項2に記載の化合物またはそれらの薬学的に許容される塩。
【請求項14】
およびRが水素である、請求項13に記載の化合物またはそれらの薬学的に許容される塩。
【請求項15】
およびRが互いに独立して、水素、ハロゲンまたは少なくとも1つのハロゲンにより所望により置換されていてもよい(C1−4)アルキルである、請求項13または14に記載の化合物またはそれらの薬学的に許容される塩。
【請求項16】
pが1である、請求項13から15のいずれかに記載の化合物またはそれらの薬学的に許容される塩。
【請求項17】

【化5】

〔式中、
は水素または−C(O)R、−C(O)NRまたは−C(O)ORであり、ここで
およびRは、互いに独立して、水素、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、アラルキル、ヘテロアラルキルまたはハロゲン、シクロアルキル、シクロアルコキシ、アルコキシ、アルキルオキシアルコキシ、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アリール、アリールオキシおよびヘテロシクリルからなる群から選択される1から4個の置換基で所望により置換されていてもよいアルキルであり;
およびRは、互いに独立して、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、アラルキル、ヘテロアラルキルまたはハロゲン、シクロアルキル、シクロアルコキシ、アルコキシ、アルキルオキシアルコキシ、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アリール、アリールオキシおよびヘテロシクリルからなる群から選択される1から4個の置換基で所望により置換されていてもよいアルキルであり;
、R、RおよびRは、互いに独立して、水素、ヒドロキシ、ハロゲン、シアノ、ニトロ、アルコキシ、アルキルチオ、アルキルチオノ、スルホニル、遊離もしくはエステル化カルボキシ、カルバモイル、スルファモイル、所望により置換されていてもよいアミノ、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、アルケニル、アルキニルまたはハロゲン、ヒドロキシ、シクロアルキル、シクロアルコキシ、アシル、アシルオキシ、アルコキシ、アルキルオキシアルコキシ、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アシルアミノ、カルバモイル、チオール、アルキルチオ、アルキルチオノ、スルホニル、スルホンアミド、スルファモイル、ニトロ、シアノ、遊離もしくはエステル化カルボキシ、アリール、アリールオキシ、アリールチオ、アルケニル、アルキニル、アラルコキシ、ヘテロアラルコキシ、ヘテロシクリルおよびヘテロシクリルオキシからなる群から選択される1から4個の置換基で所望により置換されていてもよい(C1−8)アルキルであり;または
組み合わさったRおよびRはアルキレンであり、それらが結合している炭素原子と一緒に縮合3から7員スピロ環を形成する〕
で示される請求項16に記載の化合物またはそれらの薬学的に許容される塩。
【請求項18】
およびRが水素である、請求項17に記載の化合物またはそれらの薬学的に許容される塩。
【請求項19】
およびRが、互いに独立して、水素、ハロゲンまたは少なくとも1つのハロゲンにより所望により置換されていてもよい(C1−4)アルキルである、請求項17または18に記載の化合物またはそれらの薬学的に許容される塩。
【請求項20】
が水素または−C(O)Rであり、ここでRが単環式アリールである、請求項19に記載の化合物またはそれらの薬学的に許容される塩。
【請求項21】
およびRがアルキレンであり、それらが結合している炭素原子と一緒に組み合わさって3から5員スピロ環を形成する、請求項17または18に記載の化合物またはそれらの薬学的に許容される塩。
【請求項22】
が水素または−C(O)Rであり、ここでRが単環式アリールである、請求項21に記載の化合物またはそれらの薬学的に許容される塩。
【請求項23】
が−Y−(CH−CR1011−(CH−Xであり、ここで
Yが酸素またはS(O)であり、ここでqが0または1または2の整数であるか;または
YがトランスCH=CHであるか;または
Yが非存在であり;
nが1から6の整数であり;
10およびR11が、互いに独立して、水素または低級アルキルであるか;または
10およびR11がアルキレンであり、それらが結合している炭素原子と一緒に組み合わさって3から7員環を形成し;
mが0または1または2の整数であり;
Xがヒドロキシ、アルコキシ、シクロアルキル、シクロアルコキシ、アシル、アシルオキシ、カルバモイル、シアノ、トリフルオロメチル、遊離もしくはエステル化カルボキシ、単環式アリールまたはヘテロシクリルである、請求項17または18に記載の化合物またはそれらの薬学的に許容される塩。
【請求項24】
が水素である、請求項23に記載の化合物またはそれらの薬学的に許容される塩。
【請求項25】
nが2または3の整数であり;
10およびR11が、互いに独立して、水素または低級アルキルであり;
mが0または1であり;
Xがヒドロキシ、カルバモイル、シアノ、トリフルオロメチル、遊離もしくはエステル化カルボキシ、単環式アリールまたはヘテロシクリルである、請求項23から24のいずれかに記載の化合物またはそれらの薬学的に許容される塩。
【請求項26】
Yが非存在である、請求項23または25に記載の化合物またはそれらの薬学的に許容される塩。
【請求項27】
nが3であり;
10およびR11が低級アルキルであり;
mが0または1であり;
Xがヒドロキシ、シアノまたは遊離もしくはエステル化カルボキシである、請求項23または26に記載の化合物またはそれらの薬学的に許容される塩。
【請求項28】
10およびR11がメチルである、請求項23から27のいずれかに記載の化合物またはそれらの薬学的に許容される塩。
【請求項29】
が水素または−C(O)Rであり、ここでRが単環式アリールである、請求項23から28のいずれかに記載の化合物またはそれらの薬学的に許容される塩。
【請求項30】
5−(3,6−ジヒドロキシナフタレン−2−イル)−1,1−ジオキソ−1,2,5−チアジアゾリジン−3−オン;
5−(3,7−ジヒドロキシナフタレン−2−イル)−1,1−ジオキソ−1,2,5−チアジアゾリジン−3−オンカリウム塩;
5−(7−ブロモ−3−ヒドロキシナフタレン−2−イル)−1,1−ジオキソ−1,2,5−チアジアゾリジン−3−オン;
5−(7−エチル−3−ヒドロキシナフタレン−2−イル)−1,1−ジオキソ−1,2,5−チアジアゾリジン−3−オン;
5−{3−ヒドロキシ−7−[2−(4−メトキシフェニル)−エチル]−ナフタレン−2−イル}−1,1−ジオキソ−1,2,5−チアジアゾリジン−3−オン;
5−{3−ヒドロキシ−7−[2−(4−トリフルオロメチルフェニル)−エチル]−ナフタレン−2−イル}−1,1−ジオキソ−1,2,5−チアジアゾリジン−3−オン;
5−{3−ヒドロキシ−7−[2−(3−メトキシフェニル)−エチル]−ナフタレン−2−イル}−1,1−ジオキソ−1,2,5−チアジアゾリジン−3−オン;
5−[3−ヒドロキシ−7−(4−メチルペンチル)−ナフタレン−2−イル]−1,1−ジオキソ−1,2,5−チアジアゾリジン−3−オン;
{3−[6−ヒドロキシ−7−(1,1,4−トリオキソ−1,2,5−チアジアゾリジン−2−イル)ナフタレン−2−イル]−フェニル}−酢酸;
5−(3−ヒドロキシ−7−フェニルナフタレン−2−イル)−1,1−ジオキソ−1,2,5−チアジアゾリジン−3−オン;
3−[6−ヒドロキシ−7−(1,1,4−トリオキソ−1,2,5−チアジアゾリジン−2−イル)−ナフタレン−2−イル]−安息香酸;
5−[3−ヒドロキシ−7−(3−トリフルオロメトキシフェニル)−ナフタレン−2−イル]−1,1−ジオキソ−1,2,5−チアジアゾリジン−3−オン;
{3−[6−ヒドロキシ−7−(1,1,4−トリオキソ−1,2,5−チアジアゾリジン−2−イル)−ナフタレン−2−イル]−フェニル}アセトニトリル;
5−[3−ヒドロキシ−7−(3−ヒドロキシメチルフェニル)−ナフタレン−2−イル]−1,1−ジオキソ−1,2,5−チアジアゾリジン−3−オン;
3−{3−[6−ヒドロキシ−7−(1,1,4−トリオキソ−チアジアゾリジン−2−イル)−ナフタレン−2イル]−フェニル}−プロピオン酸;
6−ヒドロキシ−7−(1,1,4−トリオキソ−1,2,5−チアジアゾリジン−2−イル)−ナフタレン−2−カルボニトリル;
3−[6−ヒドロキシ−7−(1,1,4−トリオキソ−1,2,5−チアジアゾリジン−2−イル)−ナフタレン−2−イル]−ベンゾニトリル;
5−[7−(3,3−ジメチルブチル)−3−ヒドロキシナフタレン−2−イル]−1,1−ジオキソ−1,2,5−チアジアゾリジン−3−オン;
5−[3−ヒドロキシ−7−(3−トリフルオロメチルフェニル)−ナフタレン−2−イル]−1,1−ジオキソ−1,2,5−チアジアゾリジン−3−オン;
3−[6−ヒドロキシ−7−(1,1,4−トリオキソ−1,2,5−チアジアゾリジン−2−イル)−ナフタレン−2−イル]−安息香酸エチルエステル;
5−[3−ヒドロキシ−7−(3−メタンスルホニルフェニル)−ナフタレン−2−イル]−1,1−ジオキソ−1,2,5−チアジアゾリジン−3−オン;
3−{3−[6−ヒドロキシ−7−(1,1,4−トリオキソ−1,2,5−チアジアゾリジン−2−イル)−ナフタレン−2−イル]−フェニル}−プロピオニトリル;
5−[3−ヒドロキシ−7−(3−メトキシメチルフェニル)−ナフタレン−2−イル]−1,1−ジオキソ−1,2,5−チアジアゾリジン−3−オン;
5−(7−フラン−3−イル−3−ヒドロキシナフタレン−2−イル)−1,1−ジオキソ−1,2,5−チアジアゾリジン−3−オン;
N−{3−[6−ヒドロキシ−7−(1,1,4−トリオキソ−1,2,5−チアジアゾリジン−2−イル)−ナフタレン−2−イル]−フェニル}−メタンスルホンアミド;
5−[7−(2−フルオロフェニル)−3−ヒドロキシナフタレン−2−イル]−1,1−ジオキソ−1,2,5−チアジアゾリジン−3−オン;
5−(3−ヒドロキシ−7−o−トリルナフタレン−2−イル)−1,1−ジオキソ−1,2,5−チアジアゾリジン−3−オン;
5−(3−ヒドロキシ−7−ペンチルナフタレン−2−イル)−1,1−ジオキソ−1,2,5−チアジアゾリジン−3−オン;
5−(3−ヒドロキシ−7−プロピルナフタレン−2−イル)−1,1−ジオキソ−1,2,5−チアジアゾリジン−3−オン;
5−[3−ヒドロキシ−7−(テトラヒドロフラン−3−イル)−ナフタレン−2−イル]−1,1−ジオキソ−1,2,5−チアジアゾリジン−3−オン;
{3−[6−ヒドロキシ−7−(1,1,4−トリオキソ−1,2,5−チアジアゾリジン−2−イル)−ナフタレン−2−イル]−フェニル}−酢酸エチルエステル;
3−{3−[6−ヒドロキシ−7−(1,1,4−トリオキソ−1,2,5−チアジアゾリジン−2−イル)−ナフタレン−2−イル]−フェニル}−プロピオン酸エチルエステル;
5−[6−ヒドロキシ−7−(1,1,4−トリオキソ−1,2,5−チアジアゾリジン−2−イル)−ナフタレン−2−イル]−ペンタン酸エチルエステル;
4−[6−ヒドロキシ−7−(1,1,4−トリオキソ−1,2,5−チアジアゾリジン−2−イル)−ナフタレン−2−イル]−2,2−ジメチル−酪酸;
5−[3−ヒドロキシ−7−((S)−4−ヒドロキシペンチル)−ナフタレン−2−イル]−1,1−ジオキソ−1,2,5−チアジアゾリジン−3−オン;
4−[6−ヒドロキシ−7−(1,1,4−トリオキソ−1,2,5−チアジアゾリジン−2−イル)−ナフタレン−2−イル]−2−メチルブチロニトリル;
5−[6−ヒドロキシ−7−(1,1,4−トリオキソ−1,2,5−チアジアゾリジン−2−イル)−ナフタレン−2−イル]−2−メチルペンタン酸エチルエステル;
5−[3−ヒドロキシ−7−(3−メチルブチル)−ナフタレン−2−イル]−1,1−ジオキソ−1,2,5−チアジアゾリジン−3−オン;
5−[6−ヒドロキシ−7−(1,1,4−トリオキソ−1,2,5−チアジアゾリジン−2−イル)−ナフタレン−2−イル]−2,2−ジメチルペンタンニトリル;
5−[6−ヒドロキシ−7−(1,1,4−トリオキソ−1,2,5−チアジアゾリジン−2−イル)−ナフタレン−2−イル]−ペンタン酸;
5−[3−ヒドロキシ−7−(5−ヒドロキシペンチル)−ナフタレン−2−イル]−1,1−ジオキソ−1,2,5−チアジアゾリジン−3−オン;
2−ヒドロキシ−6−{2−[6−ヒドロキシ−7−(1,1,4−トリオキソ−1,2,5−チアジアゾリジン−2−イル)−ナフタレン−2−イルオキシ]−エトキシ}−N,N−ジメチルベンズアミド;
2−ヒドロキシ−6−{4−[6−ヒドロキシ−7−(1,1,4−トリオキソ−1,2,5−チアジアゾリジン−2−イル)−ナフタレン−2−イル]−ブトキシ}−N,N−ジメチルベンズアミド;
5−{3−ヒドロキシ−7−[3−(2−ヒドロキシエトキシ)−プロピル]−ナフタレン−2−イル}−1,1−ジオキソ−1,2,5−チアジアゾリジン−3−オン;
5−{3−ヒドロキシ−7−[2−(2−メトキシフェニル)−エチル]−ナフタレン−2−イル}−1,1−ジオキソ−1,2,5−チアジアゾリジン−3−オン;
5−[3−ヒドロキシ−7−(5−オキソヘキシル)−ナフタレン−2−イル]−1,1−ジオキソ−1,2,5−チアジアゾリジン−3−オン;
5−{7−[3−(3,5−ジメチルピラゾール−1−イル)−プロピル]−3−ヒドロキシ−ナフタレン−2−イル}−1,1−ジオキソ−1,2,5−チアジアゾリジン−3−オン;
5−{3−ヒドロキシ−7−[3−(2−オキソシクロヘキシル)−プロピル]−ナフタレン−2−イル}−1,1−ジオキソ−1,2,5−チアジアゾリジン−3−オン;
5−{3−ヒドロキシ−7−[4−ヒドロキシ−4−(テトラヒドロフラン−2−イル)−ブチル]−ナフタレン−2−イル}−1,1−ジオキソ−1,2,5−チアジアゾリジン−3−オン;
5−{3−ヒドロキシ−7−[1−(2−オキソピロリジン−1−イル)−エチル]ナフタレン−2−イル}−1,1−ジオキソ−1,2,5−チアジアゾリジン−3−オン;
5−[3−ヒドロキシ−7−(3−フェニルプロピル)−ナフタレン−2−イル]−1,1−ジオキソ−1,2,5−チアジアゾリジン−3−オン;
5−[3−ヒドロキシ−7−(3−ペンタフルオロフェニルプロピル)−ナフタレン−2−イル]−1,1−ジオキソ−1,2,5−チアジアゾリジン−3−オン;
2−{3−[6−ヒドロキシ−7−(1,1,4−トリオキソ−1,2,5−チアジアゾリジン−2−イル)−ナフタレン−2−イル]−プロピル}ベンゾニトリル;
5−[3−ヒドロキシ−7−((R)−4−ヒドロキシペンチル)−ナフタレン−2−イル]−1,1−ジオキソ−1,2,5−チアジアゾリジン−3−オン;
5−[3−ヒドロキシ−7−(4−ヒドロキシペンチル)−ナフタレン−2−イル]−1,1−ジオキソ−1,2,5−チアジアゾリジン−3−オン;
5−[3−ヒドロキシ−7−(4−ヒドロキシ−3−メチルブチル)−ナフタレン−2−イル]−1,1−ジオキソ−1,2,5−チアジアゾリジン−3−オン;
5−[7−(4−エチル−4−ヒドロキシヘキシル)−3−ヒドロキシナフタレン−2−イル]−1,1−ジオキソ−1,2,5−チアジアゾリジン−3−オン;
5−[3−ヒドロキシ−7−(4−ヒドロキシヘプチル)−ナフタレン−2−イル]−1,1−ジオキソ−1,2,5−チアジアゾリジン−3−オン;
5−{3−ヒドロキシ−7−[3−(1−ヒドロキシシクロヘキシル)−プロピル]−ナフタレン−2−イル}−1,1−1,2,5−チアジアゾリジン−3−オン;
5−[6−ヒドロキシ−7−(1,1,4−トリオキソ−1,2,5−チアジアゾリジン−2−イル)−ナフタレン−2−イル]−2,2−ジメチルペンタン酸;
5−{3−ヒドロキシ−7−[2−((1S,2R)−2−ヒドロキシシクロペンチル)−エチル]−ナフタレン−2−イル}−1,1−ジオキソ−1,2,5−チアジアゾリジン−3−オン;
5−[6−ヒドロキシ−7−(1,1,4−トリオキソ−1,2,5−チアジアゾリジン−2−イル)−ナフタレン−2−イル]−ペンタンニトリル;
5−{3−ヒドロキシ−7−[3−(2−ヒドロキシシクロヘキシル)−プロピル]−ナフタレン−2−イル}−1,1−ジオキソ−1,2,5−チアジアゾリジン−3−オン;
5−[6−ヒドロキシ−7−(1,1,4−トリオキソ−1,2,5−チアジアゾリジン−2−イル)−ナフタレン−2−イル]−2,2−ジメチルペンタン酸メチルエステル;
5−[3−ヒドロキシ−7−(5,5,5−トリフルオロ−4−ヒドロキシ−4−メチルペンチル)−ナフタレン−2−イル]−1,1−ジオキソ−1,2,5−チアジアゾリジン−3−オン;
酢酸4−[6−ヒドロキシ−7−(1,1,4−トリオキソ−1,2,5−チアジアゾリジン−2−イル)−ナフタレン−2−イル]−2−メチルブチルエステル;
5−[3−ヒドロキシ−7−(5,5,5−トリフルオロ−4−ヒドロキシペンチル)−ナフタレン−2−イル]−1,1−ジオキソ−1,2,5−チアジアゾリジン−3−オン;
5−[3−ヒドロキシ−7−(4−ヒドロキシ−4−メチルペンチル)−ナフタレン−2−イル]−1,1−ジオキソ−1,2,5−チアジアゾリジン−3−オン;
5−(7−シクロペンチル−3−ヒドロキシナフタレン−2−イル)−1,1−ジオキソ−1,2,5−チアジアゾリジン−3−オン;
5−(7−シクロヘキシル−3−ヒドロキシナフタレン−2−イル)−1,1−ジオキソ−1,2,5−チアジアゾリジン−3−オン;
5−[3−ヒドロキシ−7−(3−メチルスルファニルフェニル)−ナフタレン−2−イル]−1,1−ジオキソ−1,2,5−チアジアゾリジン−3−オン;
5−[3−ヒドロキシ−7−((E)−4−ヒドロキシ−4−メチルペンタ−1−エニル)−ナフタレン−2−イル]−1,1−ジオキソ−1,2,5−チアジアゾリジン−3−オン;
5−[6−ヒドロキシ−7−(1,1,4−トリオキソ−1,2,5−チアジアゾリジン−2−イル)−ナフタレン−2−イル]−チオフェン−2−カルボニトリル;
{3−[6−ヒドロキシ−7−(1,1,4−トリオキソ−1,2,5−チアジアゾリジン−2−イル)−ナフタレン−2−イル]−ベンジル}−カルバミン酸メチルエステル;
(E)−5−[6−ヒドロキシ−7−(1,1,4−トリオキソ−1,2,5−チアジアゾリジン−2−イル)−ナフタレン−2−イル]−ペンタ−4−エンニトリル;
(E)−5−[6−ヒドロキシ−7−(1,1,4−トリオキソ−1,2,5−チアジアゾリジン−2−イル)−ナフタレン−2−イル]−2メチルペンタ−4−エン酸エチルエステル;
(E)−5−[6−ヒドロキシ−7−(1,1,4−トリオキソ−1,2,5−チアジアゾリジン−2−イル)ナフタレン−2−イル]−2−メチルペンタ−4−エン酸;
(E)−5−[6−ヒドロキシ−7−(1,1,4−トリオキソ−1,2,5−チアジアゾリジン−2−イル)−ナフタレン−2−イル]−ペンタ−4−エン酸;
5−[6−ヒドロキシ−7−(1,1,4−トリオキソ−1,2,5−チアジアゾリジン−2−イル)−ナフタレン−2−イル]−ペンタン酸イソプロピルエステル;
5−[6−ヒドロキシ−7−(1,1,4−トリオキソ−1,2,5−チアジアゾリジン−2−イル)−ナフタレン−2−イル]−2−メチルペンタン酸メチルエステル;
5−[6−ヒドロキシ−7−(1,1,4−トリオキソ−1,2,5−チアジアゾリジン−2−イル)−ナフタレン−2−イル]−2−メチルペンタン酸;
5−[7−(4,5−ジヒドロキシ−4,5−ジメチルhex−1−エニル)−3−ヒドロキシナフタレン−2−イル]−1,1−ジオキソ−1,2,5−チアジアゾリジン−3−オン;
5−[7−(4,5−ジヒドロキシ−4,5−ジメチルヘキシル)−3−ヒドロキシナフタレン−2−イル]−1,1−ジオキソ−1,2,5−チアジアゾリジン−3−オン;
5−[7−(4,4−ジメチルペンチル)−3−ヒドロキシナフタレン−2−イル]−1,1−ジオキソ−1,2,5−チアジアゾリジン−3−オン;
安息香酸6−(3−シアノ−3−メチルプロピル)−3−(1,1,4−トリオキソ−1,2,5−チアジアゾリジン−2−イル)−ナフタレン−2−イルエステル;
2,2−ジメチルプロピオン酸6−(3−シアノ−3−メチルプロピル)−3−(1,1,4−トリオキソ−1,2,5−チアジアゾリジン−2−イル)−ナフタレン−2−イルエステル;
プロピオン酸6−(3−シアノ−3−メチルプロピル)−3−(1,1,4−トリオキソ−1,2,5−チアジアゾリジン−2−イル)−ナフタレン−2−イルエステル;
2−エチル酪酸6−(3−シアノ−3−メチルプロピル)−3−(1,1,4−トリオキソ−1,2,5−チアジアゾリジン−2−イル)−ナフタレン−2−イルエステル;
ヘキサン酸6−(3−シアノ−3−メチルプロピル)−3−(1,1,4−トリオキソ−1,2,5−チアジアゾリジン−2−イル)−ナフタレン−2−イルエステル;
2−アセトキシ−安息香酸6−(3−シアノ−3−メチルプロピル)−3−(1,1,4−トリオキソ−1,2,5−チアジアゾリジン−2−イル)−ナフタレン−2−イルエステル;
ペンタン酸6−(3−シアノ−3−メチルプロピル)−3−(1,1,4−トリオキソ−1,2,5−チアジアゾリジン−2−イル)−ナフタレン−2−イルエステル;
酢酸6−(3−シアノ−3−メチルプロピル)−3−(1,1,4−トリオキソ−1,2,5−チアジアゾリジン−2−イル)−ナフタレン−2−イルエステル;
3−メチル安息香酸6−(3−シアノ−3−メチルプロピル)−3−(1,1,4−トリオキソ−1,2,5−チアジアゾリジン−2−イル)−ナフタレン−2−イルエステル;
2−メチル安息香酸6−(3−シアノ−3−メチルプロピル)−3−(1,1,4−トリオキソ−1,2,5−チアジアゾリジン−2−イル)−ナフタレン−2−イルエステル;
4−ブチル安息香酸6−(3−シアノ−3−メチルプロピル)−3−(1,1,4−トリオキソ−1,2,5−チアジアゾリジン−2−イル)−ナフタレン−2−イルエステル;
シクロヘキサンカルボン酸6−(3−シアノ−3−メチルプロピル)−3−(1,1,4−トリオキソ−1,2,5−チアジアゾリジン−2−イル)−ナフタレン−2−イルエステル;
4−tert−ブチル安息香酸6−(3−シアノ−3−メチルプロピル)−3−(1,1,4−トリオキソ−1,2,5−チアジアゾリジン−2−イル)−ナフタレン−2−イルエステル;
2,2−ジメチルプロピオン酸6−(3−シアノフェニル)−3−(1,1,4−トリオキソ−1,2,5−チアジアゾリジン−2−イル)−ナフタレン−2−イルエステル;
安息香酸6−(4−エトキシカルボニルブチル)−3−(1,1,4−トリオキソ−1,2,5−チアジアゾリジン−2−イル)−ナフタレン−2−イルエステル;
安息香酸6−(3−メチルブチル)−3−(1,1,4−トリオキソ−1,2,5−チアジアゾリジン−2−イル)−ナフタレン−2−イルエステル;
安息香酸6−((E)−4−ヒドロキシ−4−メチルペンタ−1−エニル)−3−(1,1,4−トリオキソ−1,2,5−チアジアゾリジン−2−イル)−ナフタレン−2−イルエステル;
安息香酸6−メチル−3−(1,1,4−トリオキソ−1,2,5−チアジアゾリジン−2−イル)−ナフタレン−2−イルエステル;
安息香酸6−(5−ヒドロキシ−4,4−ジメチルペンチル)−3−(1,1,4−トリオキソ−1,2,5−チアジアゾリジン−2−イル)−ナフタレン−2−イルエステル;
5−[3−ヒドロキシ−7−(5−ヒドロキシ−4,4−ジメチルペンチル)−ナフタレン−2−イル]−1,1−ジオキソ−1,2,5−チアジアゾリジン−3−オン;
5−(3−ヒドロキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル)−1,1−ジオキソ−1,2,5−チアジアゾリジン−3−オン;
5−(3,6−ジヒドロキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル)−1,1−ジオキソ−1,2,5−チアジアゾリジン−3−オン;
5−(3−ヒドロキシ−6−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル)−1,1−ジオキソ−1,2,5−チアジアゾリジン−3−オン;
5−(6−エトキシ−3−ヒドロキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル)−1,1−ジオキソ−1,2,5−チアジアゾリジン−3−オン;
5−(3−ヒドロキシ−7−メチル−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル)−1,1−ジオキソ−1,2,5−チアジアゾリジン−3−オン;
5−(3−ヒドロキシ−7,7−ジメチル−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル)−1,1−ジオキソ−1,2,5−チアジアゾリジン−3−オン;
5−(3−ヒドロキシ−7−トリフルオロメチル−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル)−1,1−ジオキソ−1,2,5−チアジアゾリジン−3−オン;
5−(3−ヒドロキシ−7−イソプロピル−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル)−1,1−ジオキソ−1,2,5−チアジアゾリジン−3−オン;
5−(7−エチル−3−ヒドロキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル)−1,1−ジオキソ−1,2,5−チアジアゾリジン−3−オン;
5−(7,7−ジエチル−3−ヒドロキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル)−1,1−ジオキソ−1,2,5−チアジアゾリジン−3−オン;
5−(3−ヒドロキシ−7,7−ジプロピル−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル)−1,1−ジオキソ−1,2,5−チアジアゾリジン−3−オン;
5−(6’−ヒドロキシ−3’,4’−ジヒドロ−1’H−スピロ[シクロペンタン−1,2’−ナフタレン]−7’−イル)1,2,5−チアジアゾリジン−3−オン1,1−ジオキシド;
5−((S)−7−エチル−3−ヒドロキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル)−1,1−ジオキソ−1,2,5−チアジアゾリジン−3−オン;
5−[6−ヒドロキシ−7−(1,1,4−トリオキソ−1,2,5−チアジアゾリジン−2−イル)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−イル]−2,2−ジメチルペンタン酸メチルエステル;
5−[6−ヒドロキシ−7−(1,1,4−トリオキソ−1,2,5−チアジアゾリジン−2−イル)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−イル]−2,2−ジメチルペンタン酸;
5−(6−ヒドロキシ−2−メチル−2,3−ジヒドロベンゾ[b]チオフェン−5−イル)−1,1−ジオキソ−1,2,5−チアジアゾリジン−3−オン;
5−(6−ヒドロキシインダン−5−イル)−1,1−ジオキソ−1,2,5−チアジアゾリジン−3−オン;
5−(6−ヒドロキシ−2,2−ジメチルインダン−5−イル)−1,1−ジオキソ−1,2,5−チアジアゾリジン−3−オン;
5−(6−ヒドロキシ−2−メチルインダン−5−イル)−1,1−ジオキソ−1,2,5−チアジアゾリジン−3−オン;
安息香酸6,6−ジメチル−3−(1,1,4−トリオキソ−1,2,5−チアジアゾリジン−2−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イルエステル;
安息香酸(S)−6−エチル−3−(1,1,4−トリオキソ−1,2,5−チアジアゾリジン−2−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イルエステル;
安息香酸6−エチル−3−(1,1,4−トリオキソ−1,2,5−チアジアゾリジン−2−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イルエステル;
安息香酸6,6−ジエチル−3−(1,1,4−トリオキソ−1,2,5−チアジアゾリジン−2−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イルエステル;
安息香酸2,2−ジメチル−6−(1,1,4−トリオキソ−1,2,5−チアジアゾリジン−2−イル)−インダン−5−イルエステル;
5−(3−アリルオキシ−6−ヒドロキシベンゾ[d]イソキサゾール−5−イル)−1,1−ジオキソ−1,2,5−チアジアゾリジン−3−オン;
5−ヒドロキシ−6−(1,1,4−トリオキソ−1,2,5−チアジアゾリジン−2−イル)−1H−インドール−2−カルボン酸エチルエステルカリウム塩;
5−ヒドロキシ−6−(1,1,4−トリオキソ−1,2,5−チアジアゾリジン−2−イル)−1H−インドール−2−カルボン酸3−メチル−ブチルエステル;
5−ヒドロキシ−6−(1,1,4−トリオキソ−1,2,5−チアジアゾリジン−2−イル)−1H−インドール−2−カルボン酸イソブチルエステル;
5−ヒドロキシ−6−(1,1,4−トリオキソ−1,2,5−チアジアゾリジン−2−イル)−1H−インドール−2−カルボン酸;
5−(7−ヒドロキシ−3−メトキシ−2−オキソ−2H−クロメン−6−イル)−1,1−ジオキソ−1,2,5−チアジアゾリジン−3−オン;
5−[3−ヒドロキシ−7−((E)−プロペニル)−ナフタレン−2−イル]−1,1−ジオキソ−[1,2,5]チアジアゾリジン−3−オン;
5−(3−ヒドロキシ−7−ビニル−ナフタレン−2−イル)−1,1−ジオキソ−[1,2,5]チアジアゾリジン−3−オン;
4−[6−ヒドロキシ−7−(1,1,4−トリオキソ−[1,2,5]チアジアゾリジン−2−イル)−ナフタレン−2−イル]−酪酸メチルエステル;
5−{3−ヒドロキシ−7−[3−(2,2,2−トリフルオロ−エトキシ)−プロピル]−ナフタレン−2−イル}−1,1−ジオキソ−[1,2,5]チアジアゾリジン−3−オン;
4−[6−ヒドロキシ−7−(1,1,4−トリオキソ−[1,2,5]チアジアゾリジン−2−イル)−ナフタレン−2−イル]−酪酸;
5−[3−ヒドロキシ−7−(3−フェニル−プロピル)−ナフタレン−2−イル]−1,1−ジオキソ−[1,2,5]チアジアゾリジン−3−オン;および
3−{3−[6−ヒドロキシ−7−(1,1,4−トリオキソ−チアジアゾリジン−2−イル)−ナフタレン−2イル]−フェニル}−プロピオン酸
からなる群から選択される請求項1に記載の化合物またはそれらの薬学的に許容される塩。
【請求項31】
PTPase活性を阻害するための方法であって、それを必要とする哺乳動物に治療有効量の請求項1の化合物を投与することを含む方法。
【請求項32】
PTPase活性が介在する状態を処置するための方法であって、それを必要とする哺乳動物に治療有効量の請求項1の化合物を投与することを含む方法。
【請求項33】
治療有効量の該化合物および抗糖尿病剤、脂質低下剤、抗肥満剤または抗高血圧剤の組合せを投与することを含む、請求項32に記載の方法。
【請求項34】
哺乳動物のPTP−1B活性が介在する状態を処置するための方法であって、それを必要とする哺乳動物に治療有効量の請求項1の化合物を投与することを含む方法。
【請求項35】
哺乳動物のグルコースレベルを調節するための方法であって、それを必要とする哺乳動物に治療有効量の請求項1の化合物を投与することを含む方法。
【請求項36】
インスリン抵抗性、耐糖能障害、2型糖尿病、腎不全(糖尿病のおよび非糖尿病の)、糖尿病性腎症、糸球体腎炎、糸球体硬化症、原発性腎疾患のタンパク尿症、糖尿病性網膜症、肥満、急性および慢性うっ血性心不全を含むすべての型の心不全、左心室機能障害および肥大型心筋症、糖尿病性心筋症、上室性および心室性不整脈、心房細動および心房粗動、高血圧、原発性および二次性肺高血圧、腎血管性高血圧、脂質異常症、アテローム性動脈硬化症、大および小血管の虚血性疾患、狭心症(不安定なまたは安定な)、心筋梗塞およびその後遺症、虚血/再潅流傷害、血管再狭窄を含む有害な血管リモデリング、偏頭痛、末梢血管障害およびレイノー病を含む他の血管疾患の管理、過敏性腸症候群、膵炎、癌、骨粗鬆症、多発性硬化症、卒中、脊髄損傷、アルツハイマー病、パーキンソン病ならびにハンチントン病および脊髄小脳失調症のようなポリグルタミン病のような神経変性疾患、感染症、炎症および免疫系に関する疾患ならびに筋肉変性に関連する疾患を処置するための方法であって、それを必要とする哺乳動物に治療有効量の請求項1の化合物を投与することを含む方法。
【請求項37】
治療有効量の請求項1から30のいずれかに記載の化合物を1種またはそれ以上の薬学的に許容される担体と組み合わせて含む医薬組成物。
【請求項38】
インスリン抵抗性、耐糖能障害、2型糖尿病、腎不全(糖尿病のおよび非糖尿病の)、糖尿病性腎症、糸球体腎炎、糸球体硬化症、原発性腎疾患のタンパク尿症、糖尿病性網膜症、肥満、急性および慢性うっ血性心不全を含むすべての型の心不全、左心室機能障害および肥大型心筋症、糖尿病性心筋症、上室性および心室性不整脈、心房細動および心房粗動、高血圧、原発性および二次性肺高血圧、腎血管性高血圧、脂質異常症、アテローム性動脈硬化症、大および小血管の虚血性疾患、狭心症(不安定なまたは安定な)、心筋梗塞およびその後遺症、虚血/再潅流傷害、血管再狭窄を含む有害な血管リモデリング、偏頭痛、末梢血管障害およびレイノー病を含む他の血管疾患の管理、過敏性腸症候群、膵炎、癌、骨粗鬆症、多発性硬化症、卒中、脊髄損傷、アルツハイマー病、パーキンソン病ならびにハンチントン病および脊髄小脳失調症のようなポリグルタミン病のような神経変性疾患、感染症、炎症および免疫系に関する疾患ならびに筋肉変性に関連する疾患の処置のための請求項37に記載の医薬組成物。
【請求項39】
治療有効量の請求項1から30のいずれかに記載の化合物を抗糖尿病剤、脂質低下剤、抗肥満剤または抗高血圧剤と組み合わせて含む医薬組成物。
【請求項40】
インスリン抵抗性、耐糖能障害、2型糖尿病、腎不全(糖尿病のおよび非糖尿病の)、糖尿病性腎症、糸球体腎炎、糸球体硬化症、原発性腎疾患のタンパク尿症、糖尿病性網膜症、肥満、急性および慢性うっ血性心不全を含むすべての型の心不全、左心室機能障害および肥大型心筋症、糖尿病性心筋症、上室性および心室性不整脈、心房細動および心房粗動、高血圧、原発性および二次性肺高血圧、腎血管性高血圧、脂質異常症、アテローム性動脈硬化症、大および小血管の虚血性疾患、狭心症(不安定なまたは安定な)、心筋梗塞およびその後遺症、虚血/再潅流傷害、血管再狭窄を含む有害な血管リモデリング、偏頭痛、末梢血管障害およびレイノー病を含む他の血管疾患の管理、過敏性腸症候群、膵炎、癌、骨粗鬆症、多発性硬化症、卒中、脊髄損傷、アルツハイマー病、パーキンソン病ならびにハンチントン病および脊髄小脳失調症のようなポリグルタミン病のような神経変性疾患、感染症、炎症および免疫系に関する疾患ならびに筋肉変性に関連する疾患の処置のための請求項39に記載の医薬組成物。
【請求項41】
薬剤として使用するための請求項37または39に記載の医薬組成物。
【請求項42】
PTPase活性が介在する状態の処置のための薬剤の製造のための請求項37または39に記載の医薬組成物の使用。
【請求項43】
PTPase活性が介在する状態の処置のための医薬組成物の製造のための請求項1から30のいずれかに記載の化合物の使用。
【請求項44】
PTPase活性が介在する状態がインスリン抵抗性、耐糖能障害、2型糖尿病、腎不全(糖尿病のおよび非糖尿病の)、糖尿病性腎症、糸球体腎炎、糸球体硬化症、原発性腎疾患のタンパク尿症、糖尿病性網膜症、肥満、急性および慢性うっ血性心不全を含むすべての型の心不全、左心室機能障害および肥大型心筋症、糖尿病性心筋症、上室性および心室性不整脈、心房細動および心房粗動、高血圧、原発性および二次性肺高血圧、腎血管性高血圧、脂質異常症、アテローム性動脈硬化症、大および小血管の虚血性疾患、狭心症(不安定なまたは安定な)、心筋梗塞およびその後遺症、虚血/再潅流傷害、血管再狭窄を含む有害な血管リモデリング、偏頭痛、末梢血管障害およびレイノー病を含む他の血管疾患の管理、過敏性腸症候群、膵炎、癌、骨粗鬆症、多発性硬化症、卒中、脊髄損傷、アルツハイマー病、パーキンソン病ならびにハンチントン病および脊髄小脳失調症のようなポリグルタミン病のような神経変性疾患、感染症、炎症および免疫系に関する疾患ならびに筋肉変性に関連する疾患から選択される、請求項42または43に記載の使用。
【請求項45】
薬剤として使用するための請求項1から30のいずれかに記載の化合物。

【公表番号】特表2009−519248(P2009−519248A)
【公表日】平成21年5月14日(2009.5.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−544467(P2008−544467)
【出願日】平成18年12月6日(2006.12.6)
【国際出願番号】PCT/US2006/046545
【国際公開番号】WO2007/067615
【国際公開日】平成19年6月14日(2007.6.14)
【出願人】(597011463)ノバルティス アクチエンゲゼルシャフト (942)
【Fターム(参考)】