説明

抗HIV治療化合物を同定するための方法および組成物

カルボキシルエステル基またはホスホン酸エステル基で置換された抗HIV治療化合物を同定する方法が提供されている。このような化合物のライブラリは、必要に応じて、新規酵素GS−7340エステルヒドロラーゼでスクリーニングされる。適切なプロドラッグとしての候補化合物を同定するための方法は、エステル化ホスホネート基またはエステル化カルボキシル基を有する候補化合物を提供する工程、その候補化合物をカルボン酸エステルの加水分解を触媒し得る抽出物と接触させて、代謝化合物を生成する工程、およびその代謝化合物がその候補化合物のエステル化ホスホネート基の代わりに、ホスホン酸基を有するか、またはその候補化合物のエステル化カルボキシル基の代わりに、カルボン酸基を有する場合、該候補化合物を適切なプロドラッグとして同定する工程を包含する。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
適切なプロドラッグとしての候補化合物を同定するための方法であって、以下:
(a)エステル化ホスホネート基またはエステル化カルボキシル基を有する候補化合物を提供する工程;
(b)該候補化合物を、カルボン酸エステルの加水分解を触媒し得る抽出物と接触させて、代謝物化合物を生成する工程;および
(c)該代謝化合物が該候補化合物のエステル化ホスホネート基の代わりに、ホスホン酸基を有するか、または該候補化合物のエステル化カルボキシル基の代わりに、カルボン酸基を有する場合、該候補化合物を適切なプロドラッグとして同定する工程、
を包含する、方法。
【請求項2】
請求項1に記載の方法であって、前記抽出物が、末梢血単核細胞から得られる、方法。
【請求項3】
適切なプロドラッグとしての候補化合物を同定するための方法であって、以下:
(a)エステル化ホスホネート基またはエステル化カルボキシル基を有する候補化合物を提供する工程;
(b)該候補化合物を、カルボン酸エステルヒドロラーゼ活性を有する末梢血単核細胞の抽出物と接触させて、代謝化合物を生成する工程;および
(c)該代謝化合物が該候補化合物のエステル化ホスホネート基の代わりに、ホスホン酸基を有するか、または該候補化合物のエステル化カルボキシル基の代わりに、カルボン酸基を有する場合、該候補化合物を適切なプロドラッグとして同定する工程、
を包含する、方法。
【請求項4】
請求項3に記載の方法であって、前記提供する工程が、抗HIV治療活性を有することが公知のプロトタイプ化合物をエステル化ホスホネート基またはエステル化カルボキシル基で置換することによって形成される候補化合物を提供する工程を包含する、方法。
【請求項5】
請求項4に記載の方法であって、前記プロトタイプ化合物が、ヌクレオシドではなく、そしてヌクレオシド塩基を含まない、方法。
【請求項6】
請求項3に記載の方法であって、前記提供する工程が、アミノ酸ホスホノアミデートである候補化合物を提供する工程を包含し、ここで、該アミノ酸のカルボキシル基がエステル化されている、方法。
【請求項7】
請求項3に記載の方法であって、前記提供する工程が、前記エステル化基の細胞外加水分解に対して実質的に安定である候補化合物を提供する工程を包含する、方法。
【請求項8】
請求項3に記載の方法であって、前記提供する工程が、プロトタイプ化合物を置換することによって形成される候補化合物を提供する工程を包含する、方法。
【請求項9】
請求項3に記載の方法であって、(d)前記候補化合物の細胞内持続性を決定する工程をさらに包含する、方法。
【請求項10】
請求項3に記載の方法であって、(d)前記代謝化合物の細胞内持続性を決定する工程をさらに包含する、方法。
【請求項11】
請求項3に記載の方法であって、(d)前記候補化合物および代謝化合物の細胞内持続性を決定する工程をさらに包含する、方法。
【請求項12】
請求項3に記載の方法であって、(d)前記候補化合物の組織選択性を決定する工程をさらに包含する、方法。
【請求項13】
請求項3に記載の方法であって、(d)前記代謝化合物の組織選択性を決定する工程をさらに包含する、方法。
【請求項14】
請求項3に記載の方法であって、(d)前記候補化合物および前記代謝化合物の組織選択性を決定する工程をさらに包含する、方法。
【請求項15】
請求項3に記載の方法であって、(d)前記代謝化合物の抗HIVプロテアーゼ活性を決定する工程をさらに包含する、方法。
【請求項16】
請求項3に記載の方法であって、(d)前記候補化合物の抗HIV阻害能力を決定する工程をさらに包含する、方法。
【請求項17】
請求項3に記載の方法であって、(d)前記候補化合物に対するHIVの耐性を決定する工程をさらに包含する、方法。
【請求項18】
請求項3に記載の方法であって、(d)前記代謝化合物に対するHIVの耐性を決定する工程をさらに包含する、方法。
【請求項19】
請求項3に記載の方法であって、(d)前記候補化合物および前記代謝化合物に対するHIVの耐性を決定する工程をさらに包含する、方法。
【請求項20】
請求項3に記載の方法であって、(d)前記候補化合物の細胞内滞在時間を決定する工程をさらに包含する、方法。
【請求項21】
請求項3に記載の方法であって、(d)前記代謝化合物の細胞内滞在時間を決定する工程をさらに包含する、方法。
【請求項22】
請求項3に記載の方法であって、(d)前記候補化合物および前記代謝化合物の細胞内滞在時間を決定する工程をさらに包含する、方法。
【請求項23】
請求項20に記載の方法であって、前記候補化合物の細胞内滞在時間を決定する工程が、リンパ組織内の候補化合物の半減期を決定する工程を包含する、方法。
【請求項24】
請求項21に記載の方法であって、前記代謝化合物の細胞内滞在時間を決定する工程が、リンパ組織内の代謝化合物の半減期を決定する工程を包含する、方法。
【請求項25】
請求項22に記載の方法であって、前記代謝化合物の細胞内滞在時間を決定する工程が、リンパ組織内の代謝化合物の半減期を決定する工程を包含する、方法。
【請求項26】
請求項23に記載の方法であって、前記候補化合物の半減期を決定する工程が、ヘルパー細胞、キラー細胞、リンパ節、または末梢血単核細胞内の候補化合物の半減期を決定する工程をさらに包含する、方法。
【請求項27】
請求項24に記載の方法であって、前記代謝化合物の半減期を決定する工程が、ヘルパー細胞、キラー細胞、リンパ節、または末梢血単核細胞内の代謝化合物の半減期を決定する工程をさらに包含する、方法。
【請求項28】
請求項25に記載の方法であって、前記代謝化合物の半減期を決定する工程が、ヘルパー細胞、キラー細胞、リンパ節、または末梢血単核細胞内の代謝化合物の半減期を決定する工程をさらに包含する、方法。
【請求項29】
請求項3に記載の方法であって、前記接触させる工程が、細胞を含まない環境において、前記候補化合物をGS−7340エステルヒドロラーゼと接触させる工程を包含する、方法。
【請求項30】
請求項3に記載の方法であって、前記接触させる工程が、インビトロで、前記候補化合物をGS−7340エステルヒドロラーゼと接触させる工程を包含する、方法。
【請求項31】
請求項3に記載の方法であって、前記接触させる工程が、細胞培養物中において、前記候補化合物をGS−7340エステルヒドロラーゼと接触させる工程を包含する、方法。
【請求項32】
請求項31に記載の方法であって、前記接触させる工程が、末梢血単核細胞内の培養物において、前記候補化合物をGS−7340エステルヒドロラーゼと接触させる工程を包含する、方法。
【請求項33】
適切なプロドラッグとして候補化合物を同定するための方法であって、以下:
(a)エステル化ホスホネート基を有する候補化合物を提供する工程;
(b)該候補化合物をGS−7340エステルヒドロラーゼと接触させて、代謝化合物を生成する工程;および
(c)代謝化合物が、該候補化合物のエステル化ホスホネート基の代わりに、ホスホン酸基を有する場合、該候補化合物を適切なプロドラッグとして同定する工程、
を包含する、方法。
【請求項34】
請求項33に記載の方法であって、前記提供する工程が、エステル化カルボキシル基を有する有機酸でのエステル化ホスホネート基の一置換をさらに含む、方法。
【請求項35】
請求項33に記載の方法であって、前記提供する工程が、アミノ基を介してリン原子に連結されるアミノ酸でのエステル化ホスホネート基の一置換をさらに含み、ここで、該アミノ酸は、エステル化カルボキシル基を有する、方法。
【請求項36】
請求項33に記載の方法であって、前記提供する工程が、抗HIV治療活性を有することが公知のプロトタイプ化合物をエステル化ホスホネート基またはエステル化カルボキシル基で置換することによって形成される候補化合物を提供する工程を包含する、方法。
【請求項37】
請求項36に記載の方法であって、前記プロトタイプ化合物が、ヌクレオシドではなく、ヌクレオシド塩基を含まない、方法。
【請求項38】
請求項33に記載の方法であって、前記提供する工程が、アミノ酸ホスホノアミデートである候補化合物を提供する工程を包含し、ここで、該アミノ酸のカルボキシル基がエステル化されている、方法。
【請求項39】
請求項33に記載の方法であって、前記提供する工程が、前記エステル化基の細胞外加水分解に対して実質的に安定である候補化合物を提供する工程を包含する、方法。
【請求項40】
請求項33に記載の方法であって、前記提供する工程が、プロトタイプ化合物を置換することによって形成される候補化合物を提供する工程を包含する、方法。
【請求項41】
請求項33に記載の方法であって、(d)前記候補化合物の細胞内持続性を決定する工程をさらに包含する、方法。
【請求項42】
請求項33に記載の方法であって、(d)前記代謝化合物の細胞内持続性を決定する工程をさらに包含する、方法。
【請求項43】
請求項33に記載の方法であって、(d)前記候補化合物および代謝化合物の細胞内持続性を決定する工程をさらに包含する、方法。
【請求項44】
請求項33に記載の方法であって、(d)前記候補化合物の組織選択性を決定する工程をさらに包含する、方法。
【請求項45】
請求項33に記載の方法であって、(d)前記代謝化合物の組織選択性を決定する工程をさらに包含する、方法。
【請求項46】
請求項33に記載の方法であって、(d)前記候補化合物および前記代謝化合物の組織選択性を決定する工程をさらに包含する、方法。
【請求項47】
請求項33に記載の方法であって、(d)前記代謝化合物の抗HIVプロテアーゼ活性を決定する工程をさらに包含する、方法。
【請求項48】
請求項33に記載の方法であって、(d)前記候補化合物の抗HIV阻害能力を決定する工程をさらに包含する、方法。
【請求項49】
請求項33に記載の方法であって、(d)前記候補化合物に対するHIVの耐性を決定する工程をさらに包含する、方法。
【請求項50】
請求項33に記載の方法であって、(d)前記代謝化合物に対するHIVの耐性を決定する工程をさらに包含する、方法。
【請求項51】
請求項33に記載の方法であって、(d)前記候補化合物および前記代謝化合物に対するHIVの耐性を決定する工程をさらに包含する、方法。
【請求項52】
請求項33に記載の方法であって、(d)前記候補化合物の細胞内滞在時間を決定する工程をさらに包含する、方法。
【請求項53】
請求項33に記載の方法であって、(d)前記代謝化合物の細胞内滞在時間を決定する工程をさらに包含する、方法。
【請求項54】
請求項33に記載の方法であって、(d)前記候補化合物および前記代謝化合物の細胞内滞在時間を決定する工程をさらに包含する、方法。
【請求項55】
請求項52に記載の方法であって、前記候補化合物の細胞内滞在時間を決定する工程が、リンパ組織内の候補化合物の半減期を決定する工程を包含する、方法。
【請求項56】
請求項53に記載の方法であって、前記代謝化合物の細胞内滞在時間を決定する工程が、リンパ組織内の代謝化合物の半減期を決定する工程を包含する、方法。
【請求項57】
請求項54に記載の方法であって、前記代謝化合物の細胞内滞在時間を決定する工程が、リンパ組織内の代謝化合物の半減期を決定する工程を包含する、方法。
【請求項58】
請求項55に記載の方法であって、前記候補化合物の半減期を決定する工程が、ヘルパー細胞、キラー細胞、リンパ節、または末梢血単核細胞内の候補化合物の半減期を決定する工程をさらに包含する、方法。
【請求項59】
請求項56に記載の方法であって、前記代謝化合物の半減期を決定する工程が、ヘルパー細胞、キラー細胞、リンパ節、または末梢血単核細胞内の代謝化合物の半減期を決定する工程をさらに包含する、方法。
【請求項60】
請求項57に記載の方法であって、前記代謝化合物の半減期を決定する工程が、ヘルパー細胞、キラー細胞、リンパ節、または末梢血単核細胞内の代謝化合物の半減期を決定する工程を包含する、方法。
【請求項61】
請求項33に記載の方法であって、前記接触させる工程が、細胞を含まない環境において、前記候補化合物をGS−7340エステルヒドロラーゼと接触させる工程を包含する、方法。
【請求項62】
請求項33に記載の方法であって、前記接触させる工程が、インビトロで、前記候補化合物をGS−7340エステルヒドロラーゼと接触させる工程を包含する、方法。
【請求項63】
請求項33に記載の方法であって、前記接触させる工程が、細胞培養物中において、前記候補化合物をGS−7340エステルヒドロラーゼと接触させる工程を包含する、方法。
【請求項64】
請求項63に記載の方法であって、前記接触させる工程が、末梢血単核細胞培養物中において、前記候補化合物をGS−7340エステルヒドロラーゼと接触させる工程を包含する、方法。
【請求項65】
適切なプロドラッグとして候補化合物を同定するための方法であって、以下:
(a)エステル化カルボキシル基を有する候補化合物を提供する工程;
(b)該候補化合物をGS−7340エステルヒドロラーゼと接触させて、代謝化合物を生成する工程;および
(c)該代謝化合物が、該候補化合物のエステル化カルボキシル基の代わりに、カルボン酸基を有する場合、該候補化合物を適切なプロドラッグとして同定する工程、
を包含する、方法。
【請求項66】
請求項65に記載の方法であって、前記提供する工程が、アミノ酸基で置換された候補化合物を提供する工程を包含し、ここで、該アミノ酸が、エステル化カルボキシル基を有する、方法。
【請求項67】
請求項65に記載の方法であって、前記提供する工程が、抗HIV治療活性を有することが公知のプロトタイプ化合物をエステル化ホスホネート基またはエステル化カルボキシル基で置換することによって形成される候補化合物を提供する工程を包含する、方法。
【請求項68】
請求項67に記載の方法であって、前記プロトタイプ化合物が、ヌクレオシドではなく、ヌクレオシド塩基を含まない、方法。
【請求項69】
請求項65に記載の方法であって、前記提供する工程が、アミノ酸ホスホノアミデートである候補化合物を提供する工程を包含し、ここで、該アミノ酸のカルボキシル基がエステル化されている、方法。
【請求項70】
請求項65に記載の方法であって、前記提供する工程が、前記エステル化基の細胞外加水分解に対して実質的に安定である候補化合物を提供する工程を包含する、方法。
【請求項71】
請求項65に記載の方法であって、前記提供する工程が、プロトタイプ化合物を置換することによって形成される候補化合物を提供する工程を包含する、方法。
【請求項72】
請求項65に記載の方法であって、(d)前記候補化合物の細胞内持続性を決定する工程をさらに包含する、方法。
【請求項73】
請求項65に記載の方法であって、(d)前記代謝化合物の細胞内持続性を決定する工程をさらに包含する、方法。
【請求項74】
請求項65に記載の方法であって、(d)前記候補化合物および前記代謝化合物の細胞内持続性を決定する工程をさらに包含する、方法。
【請求項75】
請求項65に記載の方法であって、(d)前記候補化合物の組織選択性を決定する工程をさらに包含する、方法。
【請求項76】
請求項65に記載の方法であって、(d)前記代謝化合物の組織選択性を決定する工程をさらに包含する、方法。
【請求項77】
請求項65に記載の方法であって、(d)前記候補化合物および前記代謝化合物の組織選択性を決定する工程をさらに包含する、方法。
【請求項78】
請求項65に記載の方法であって、(d)前記候補化合物の抗HIVプロテアーゼ活性を決定する工程をさらに包含する、方法。
【請求項79】
請求項65に記載の方法であって、(d)前記候補化合物の抗HIV阻害能力を決定する工程をさらに包含する、方法。
【請求項80】
請求項65に記載の方法であって、(d)前記候補化合物に対するHIVの耐性を決定する工程をさらに包含する、方法。
【請求項81】
請求項65に記載の方法であって、(d)前記代謝化合物に対するHIVの耐性を決定する工程をさらに包含する、方法。
【請求項82】
請求項65に記載の方法であって、(d)前記候補化合物および前記代謝化合物に対するHIVの耐性を決定する工程をさらに包含する、方法。
【請求項83】
請求項65に記載の方法であって、(d)前記候補化合物の細胞内滞在時間を決定する工程をさらに包含する、方法。
【請求項84】
請求項65に記載の方法であって、(d)前記代謝化合物の細胞内滞在時間を決定する工程をさらに包含する、方法。
【請求項85】
請求項65に記載の方法であって、(d)前記候補化合物および前記代謝化合物の細胞内滞在時間を決定する工程をさらに包含する、方法。
【請求項86】
請求項83に記載の方法であって、前記候補化合物の細胞内滞在時間を決定する工程が、リンパ組織内の該候補化合物の半減期を決定する工程を包含する、方法。
【請求項87】
請求項84に記載の方法であって、前記代謝化合物の細胞内滞在時間を決定する工程が、リンパ組織内の該代謝化合物の半減期を決定する工程を包含する、方法。
【請求項88】
請求項85に記載の方法であって、前記代謝化合物の細胞内滞在時間を決定する工程が、リンパ組織内の該代謝化合物の半減期を決定する工程を包含する、方法。
【請求項89】
請求項86に記載の方法であって、前記候補化合物の半減期を決定する工程が、ヘルパー細胞、キラー細胞、リンパ節、または末梢血単核細胞内の候補化合物の半減期を決定する工程をさらに包含する、方法。
【請求項90】
請求項87に記載の方法であって、前記代謝化合物の半減期を決定する工程が、ヘルパー細胞、キラー細胞、リンパ節、または末梢血単核細胞内の代謝化合物の半減期を決定する工程を包含する、方法。
【請求項91】
請求項88に記載の方法であって、前記代謝化合物の半減期を決定する工程が、ヘルパー細胞、キラー細胞、リンパ節、または末梢血単核細胞内の代謝化合物の半減期を決定する工程をさらに包含する、方法。
【請求項92】
請求項65に記載の方法であって、前記接触させる工程が、細胞を含まない環境において、前記候補化合物をGS−7340エステルヒドロラーゼと接触させる工程を包含する、方法。
【請求項93】
請求項65に記載の方法であって、前記接触させる工程が、インビトロで、前記候補化合物をGS−7340エステルヒドロラーゼと接触させる工程を包含する、方法。
【請求項94】
請求項65に記載の方法であって、前記接触させる工程が、細胞培養物中において、前記候補化合物をGS−7340エステルヒドロラーゼと接触させる工程を包含する、方法。
【請求項95】
請求項94に記載の方法であって、前記接触させる工程が、末梢血単核細胞の培養物内において、前記候補化合物をGS−7340エステルヒドロラーゼと接触させる工程を包含する、方法。
【請求項96】
適切なプロドラッグとして候補化合物を同定するための方法であって、以下:
(a)エステル化ホスホネート基またはエステル化カルボキシル基を有する候補化合物を提供する工程;
(b)該候補化合物をカルボン酸エステルヒドロラーゼ活性を有するが、α−ナフチルアセテートを切断しない末梢血単核細胞の抽出物と接触させて、代謝化合物を生成する工程;および
(c)該代謝化合物が、該候補化合物のエステル化ホスホネート基の代わりに、ホスホン酸基を有するか、該候補化合物のエステル化カルボキシル基の代わりに、カルボン酸基を有する場合、該候補化合物を適切なプロドラッグとして同定する工程、
を包含する、方法。
【請求項97】
請求項96に記載の方法であって、前記提供する工程が、抗HIV治療活性を有することが公知のプロトタイプ化合物をエステル化ホスホネート基またはエステル化カルボキシル基で置換することによって形成される候補化合物を提供する工程を包含する、方法。
【請求項98】
請求項97に記載の方法であって、前記プロトタイプ化合物が、ヌクレオシドではなく、ヌクレオシド塩基を含まない、方法。
【請求項99】
請求項96に記載の方法であって、前記提供する工程が、アミノ酸ホスホノアミデートである候補化合物を提供する工程を包含し、ここで、該アミノ酸のカルボキシル基がエステル化されている、方法。
【請求項100】
請求項96に記載の方法であって、前記提供する工程が、前記エステル化基の細胞外加水分解に対して実質的に安定である候補化合物を提供する工程を包含する、方法。
【請求項101】
請求項96に記載の方法であって、前記提供する工程が、プロトタイプ化合物を置換することによって形成される候補化合物を提供する工程を包含する、方法。
【請求項102】
請求項96に記載の方法であって、(d)前記候補化合物の細胞内持続性を決定する工程をさらに包含する、方法。
【請求項103】
請求項96に記載の方法であって、(d)前記代謝化合物の細胞内持続性を決定する工程をさらに包含する、方法。
【請求項104】
請求項96に記載の方法であって、(d)前記候補化合物および前記代謝化合物の細胞内持続性を決定する工程をさらに包含する、方法。
【請求項105】
請求項96に記載の方法であって、(d)前記候補化合物の組織選択性を決定する工程をさらに包含する、方法。
【請求項106】
請求項96に記載の方法であって、(d)前記代謝化合物の組織選択性を決定する工程をさらに包含する、方法。
【請求項107】
請求項96に記載の方法であって、(d)前記候補化合物および前記代謝化合物の組織選択性を決定する工程をさらに包含する、方法。
【請求項108】
請求項96に記載の方法であって、(d)前記候補化合物の抗HIVプロテアーゼ活性を決定する工程をさらに包含する、方法。
【請求項109】
請求項96に記載の方法であって、(d)前記候補化合物の抗HIV阻害能力を決定する工程をさらに包含する、方法。
【請求項110】
請求項96に記載の方法であって、(d)前記候補化合物に対するHIVの耐性を決定する工程をさらに包含する、方法。
【請求項111】
請求項96に記載の方法であって、(d)前記代謝化合物に対するHIVの耐性を決定する工程をさらに包含する、方法。
【請求項112】
請求項96に記載の方法であって、(d)前記候補化合物および前記代謝化合物に対するHIVの耐性を決定する工程をさらに包含する、方法。
【請求項113】
請求項96に記載の方法であって、(d)前記候補化合物の細胞内滞在時間を決定する工程をさらに包含する、方法。
【請求項114】
請求項96に記載の方法であって、(d)前記代謝化合物の細胞内滞在時間を決定する工程をさらに包含する、方法。
【請求項115】
請求項96に記載の方法であって、(d)前記候補化合物および前記代謝化合物の細胞内滞在時間を決定する工程をさらに包含する、方法。
【請求項116】
請求項113に記載の方法であって、前記候補化合物の細胞内滞在時間を決定する工程が、リンパ組織内の該候補化合物の半減期を決定する工程を包含する、方法。
【請求項117】
請求項114に記載の方法であって、前記代謝化合物の細胞内滞在時間を決定する工程が、リンパ組織内の該代謝化合物の半減期を決定する工程を包含する、方法。
【請求項118】
請求項115に記載の方法であって、前記代謝化合物の細胞内滞在時間を決定する工程が、リンパ組織内の該代謝化合物の半減期を決定する工程を包含する、方法。
【請求項119】
請求項116に記載の方法であって、前記候補化合物の半減期を決定する工程が、ヘルパー細胞、キラー細胞、リンパ節、または末梢血単核細胞内の該候補化合物の半減期を決定する工程をさらに包含する、方法。
【請求項120】
請求項117に記載の方法であって、前記代謝化合物の半減期を決定する工程が、ヘルパー細胞、キラー細胞、リンパ節、または末梢血単核細胞内の該代謝化合物の半減期を決定する工程を包含する、方法。
【請求項121】
請求項118に記載の方法であって、前記代謝化合物の半減期を決定する工程が、ヘルパー細胞、キラー細胞、リンパ節、または末梢血単核細胞内の該代謝化合物の半減期を決定する工程を包含する、方法。
【請求項122】
請求項96に記載の方法であって、前記接触させる工程が、細胞を含まない環境において、前記候補化合物をGS−7340エステルヒドロラーゼと接触させる工程を包含する、方法。
【請求項123】
請求項96に記載の方法であって、前記接触させる工程が、インビトロで、前記候補化合物をGS−7340エステルヒドロラーゼと接触させる工程を包含する、方法。
【請求項124】
請求項96に記載の方法であって、前記接触させる工程が、細胞培養物中において、前記候補化合物をGS−7340エステルヒドロラーゼと接触させる工程を包含する、方法。
【請求項125】
請求項124に記載の方法であって、前記接触させる工程が、末梢血単核細胞の培養物中において、前記候補化合物をGS−7340エステルヒドロラーゼと接触させる工程を包含する、方法。
【請求項126】
請求項1に記載の方法によって同定される候補化合物であって、該候補化合物が、前記アミノ酸のカルボキシル基がエステル化されているアミノ酸ホスホノアミデートである、候補化合物。
【請求項127】
請求項33に記載の方法によって同定される候補化合物であって、該候補化合物が、前記アミノ酸のカルボキシル基がエステル化されているアミノ酸ホスホノアミデートである、候補化合物。
【請求項128】
請求項65に記載の方法によって同定される候補化合物であって、該候補化合物が、前記アミノ酸のカルボキシル基がエステル化されているアミノ酸ホスホノアミデートである、候補化合物。
【請求項129】
請求項96に記載の方法によって同定される候補化合物であって、該候補化合物が、前記アミノ酸のカルボキシル基がエステル化されているアミノ酸ホスホノアミデートである、候補化合物。
【請求項130】
請求項1に記載の方法によって同定される候補化合物であって、該候補化合物が、前記アミノ酸のカルボキシル基がエステル化されているアミノ酸基で置換されている、候補化合物。
【請求項131】
請求項33に記載の方法によって同定される候補化合物であって、該候補化合物が、前記アミノ酸のカルボキシル基がエステル化されているアミノ酸基で置換されている、候補化合物。
【請求項132】
請求項65に記載の方法によって同定される候補化合物であって、該候補化合物が、前記アミノ酸のカルボキシル基がエステル化されているアミノ酸基で置換されている、候補化合物。
【請求項133】
請求項96に記載の方法によって同定される候補化合物であって、該候補化合物が、前記アミノ酸のカルボキシル基がエステル化されているアミノ酸基で置換されている、候補化合物。
【請求項134】
請求項130に記載の候補化合物であって、前記アミノ酸のアミノ基が、α位置にある、候補化合物。
【請求項135】
請求項131に記載の候補化合物であって、前記アミノ酸のアミノ基が、α位置にある、候補化合物。
【請求項136】
請求項132に記載の候補化合物であって、前記アミノ酸のアミノ基が、α位置にある、候補化合物。
【請求項137】
請求項133に記載の候補化合物であって、前記アミノ酸のアミノ基が、α位置にある、候補化合物。
【請求項138】
請求項1に記載の方法によって同定される候補化合物であって、前記エステル化ホスホネート基が、酸素原子を介してリン原子に連結されたヒドロキシ有機酸で一置換されている、候補化合物。
【請求項139】
請求項138に記載の候補化合物であって、前記ヒドロキシ有機酸のヒドロキシル基が、α位置にある、候補化合物。
【請求項140】
請求項1に記載の方法によって同定される候補化合物であって、該候補化合物が、前記エステル化基の細胞外加水分解に対して実質的に安定である、候補化合物。
【請求項141】
請求項33に記載の方法によって同定される候補化合物であって、該候補化合物が、前記エステル化基の細胞外加水分解に対して実質的に安定である、候補化合物。
【請求項142】
請求項65に記載の方法によって同定される候補化合物であって、該候補化合物が、前記エステル化基の細胞外加水分解に対して実質的に安定である、候補化合物。
【請求項143】
請求項96に記載の方法によって同定される候補化合物であって、該候補化合物が、前記エステル化基の細胞外加水分解に対して実質的に安定である、候補化合物。
【請求項144】
抗HIV治療剤としての適合性について候補化合物をスクリーニングする方法であって、以下:
(a)請求項1に記載の方法によって同定される候補化合物を提供する工程;
(b)該候補化合物の抗HIV活性を決定する工程;および
(c)該候補化合物の細胞内持続性を決定する工程、
を包含する、方法。
【請求項145】
抗HIV治療剤としての適合性について候補化合物をスクリーニングする方法であって、以下:
(a)請求項33に記載の方法によって同定される候補化合物を提供する工程;
(b)該候補化合物の抗HIV活性を決定する工程;および
(c)該候補化合物の細胞内持続性を決定する工程、
を包含する、方法。
【請求項146】
抗HIV治療剤としての適合性について候補化合物をスクリーニングする方法であって、以下:
(a)請求項65に記載の方法によって同定される候補化合物を提供する工程;
(b)該候補化合物の抗HIV活性を決定する工程;および
(c)該候補化合物の細胞内持続性を決定する工程、
を包含する、方法。
【請求項147】
抗HIV治療剤としての適合性について候補化合物をスクリーニングする方法であって、以下:
(a)請求項96に記載の方法によって同定される候補化合物を提供する工程;
(b)該候補化合物の抗HIV活性を決定する工程;および
(c)該候補化合物の細胞内持続性を決定する工程、
を包含する、方法。
【請求項148】
請求項144に記載の方法であって、前記工程(b)が、HIVプロテアーゼに対する前記候補化合物の活性を決定する工程を包含する、方法。
【請求項149】
請求項145に記載の方法であって、前記工程(b)が、HIVプロテアーゼに対する前記候補化合物の活性を決定する工程を包含する、方法。
【請求項150】
請求項146に記載の方法であって、前記工程(b)が、HIVプロテアーゼに対する前記候補化合物の活性を決定する工程を包含する、方法。
【請求項151】
請求項147に記載の方法であって、前記工程(b)が、HIVプロテアーゼに対する前記候補化合物の活性を決定する工程を包含する、方法。
【請求項152】
請求項144に記載の方法であって、前記工程(b)が、前記候補化合物がHIVを阻害する能力を決定する工程を包含する、方法。
【請求項153】
請求項145に記載の方法であって、前記工程(b)が、前記候補化合物がHIVを阻害する能力を決定する工程を包含する、方法。
【請求項154】
請求項146に記載の方法であって、前記工程(b)が、前記候補化合物がHIVを阻害する能力を決定する工程を包含する、方法。
【請求項155】
請求項147に記載の方法であって、前記工程(b)が、前記候補化合物がHIVを阻害する能力を決定する工程を包含する、方法。
【請求項156】
請求項152に記載の方法であって、前記工程(b)が、前記候補化合物がHIVプロテアーゼを阻害する能力を決定する工程を包含する、方法。
【請求項157】
請求項153に記載の方法であって、前記工程(b)が、前記候補化合物がHIVプロテアーゼを阻害する能力を決定する工程を包含する、方法。
【請求項158】
請求項154に記載の方法であって、前記工程(b)が、前記候補化合物がHIVプロテアーゼを阻害する能力を決定する工程を包含する、方法。
【請求項159】
請求項155に記載の方法であって、前記工程(b)が、前記候補化合物がHIVプロテアーゼを阻害する能力を決定する工程を包含する、方法。
【請求項160】
請求項152に記載の方法であって、前記工程(b)が、前記候補化合物がHIVインテグラーゼを阻害する能力を決定する工程を包含する、方法。
【請求項161】
請求項153に記載の方法であって、前記工程(b)が、前記候補化合物がHIVインテグラーゼを阻害する能力を決定する工程を包含する、方法。
【請求項162】
請求項154に記載の方法であって、前記工程(b)が、前記候補化合物がHIVインテグラーゼを阻害する能力を決定する工程を包含する、方法。
【請求項163】
請求項155に記載の方法であって、前記工程(b)が、前記候補化合物がHIVインテグラーゼを阻害する能力を決定する工程を包含する、方法。
【請求項164】
請求項152に記載の方法であって、前記工程(b)が、前記候補化合物がHIV逆転写酵素を阻害する能力を決定する工程を包含する、方法。
【請求項165】
請求項153に記載の方法であって、前記工程(b)が、前記候補化合物がHIV逆転写酵素を阻害する能力を決定する工程を包含する、方法。
【請求項166】
請求項154に記載の方法であって、前記工程(b)が、前記候補化合物がHIV逆転写酵素を阻害する能力を決定する工程を包含する、方法。
【請求項167】
請求項155に記載の方法であって、前記工程(b)が、前記候補化合物がHIV逆転写酵素を阻害する能力を決定する工程を包含する、方法。
【請求項168】
請求項144に記載の方法であって、前記工程(b)が、前記候補化合物に対するHIVの耐性を決定する工程をさらに包含する、方法。
【請求項169】
請求項144に記載の方法であって、前記工程(b)が、インビトロアッセイによって実行される、方法。
【請求項170】
請求項144に記載の方法であって、前記工程(b)が、前記候補化合物の酸代謝物の抗HIV活性を決定する工程をさらに包含する、方法。
【請求項171】
請求項170に記載の方法であって、前記酸代謝物が、前記候補化合物のエステル分解的加水分解によって形成されるカルボン酸化合物である、方法。
【請求項172】
請求項170に記載の方法であって、前記酸代謝物が、前記候補化合物のエステル分解的加水分解によって形成されるホスホン酸化合物である、方法。
【請求項173】
請求項144に記載の方法であって、前記工程(c)が、前記候補化合物の細胞内滞在時間を決定する工程を包含する、方法。
【請求項174】
請求項144に記載の方法であって、前記工程(c)が、前記候補化合物の酸代謝物の細胞内滞在時間を決定する工程をさらに包含する、方法。
【請求項175】
請求項144に記載の方法であって、前記酸代謝物が、前記候補化合物のエステル分解的加水分解によって形成されるカルボン酸化合物である、方法。
【請求項176】
請求項144に記載の方法であって、前記酸代謝物が、前記候補化合物のエステル分解的加水分解によって形成されるホスホン酸化合物である、方法。
【請求項177】
請求項144に記載の方法であって、前記工程(c)が、リンパ組織内の代謝化合物の半減期を決定する工程をさらに包含する、方法。
【請求項178】
請求項177に記載の方法であって、リンパ組織内の代謝化合物の半減期を決定する工程において、該リンパ組織が、ヘルパー細胞、キラー細胞、リンパ節、および末梢血単核細胞からなる群より選択される、方法。
【請求項179】
請求項144に記載の方法であって、(d)前記候補化合物の組織選択性を決定する工程をさらに包含する、方法。
【請求項180】
請求項179に記載の方法であって、前記工程(d)が、前記候補化合物の酸代謝物の組織選択性を決定する工程をさらに包含する、方法。

【公表番号】特表2007−515184(P2007−515184A)
【公表日】平成19年6月14日(2007.6.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−547281(P2006−547281)
【出願日】平成16年12月22日(2004.12.22)
【国際出願番号】PCT/US2004/042991
【国際公開番号】WO2005/064008
【国際公開日】平成17年7月14日(2005.7.14)
【出願人】(500029420)ギリアード サイエンシーズ, インコーポレイテッド (141)
【Fターム(参考)】