説明

折り畳み座席システム

分割格納座席システムは、車両内で使用される。座席システムは、車両の車体の第1の部分に第1の回転軸の周囲で旋回可能に結合されるように構成される座席クッションと、車体の第2の部分に第2の回転軸の周囲で旋回可能に結合されるように構成される背もたれとを備えてもよい。背もたれは、座席クッションに取り外し可能に結合される。第1及び第2の回転軸の一方は、実質的に車両の横断方向に添って延びる。また、第1及び第2の回転軸の他方は、実質的に横断方向に対して垂直方向に沿って延びる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、一般に、車両用座席の分野に関する。より詳細には、本開示は、独立して移動する座席部分を有する格納式座席システムに関する。
【0002】
(関連出願の相互参照)
本発明は、2008年9月30日に提出され、「Folding Seat System」と題された米国仮特許出願第61/101,541号への優先権を主張する。その全体は、参照により本明細書に組み込まれる。
【背景技術】
【0003】
自動車の競合分野では、差別化手段としてさらなる革新の増進が望まれている。所有者は主として車両の室内と相互作用するので、革新の増進が強調される一般的な領域は、車両の室内であり、特定の室内システム(例えば、座席システム、計器パネル)の領域における革新が要求されている。
【0004】
座席システムのパッケージ空間を減らし、収納が増加した形でユーティリティの増加した制限のない積荷フロアを提供するために、背もたれが座席クッションの上に折り重なる座席システムを構築することが知られている。また、座席システムを折り畳んでからこれを一体的に移動することで、収納容量をさらに改善するために異なる空間を占有することが知られている。座席システムを構築するこの方法には、例えば以下のような複数の欠点がある。第1に、一体的に座席システムを格納するには大きな容積を必要とするので、座席システムがコンパートメントの中に移動されるのであれば、コンパートメントは大きくなければならない。車両の設計上、空間の節約は最優先の要因であるので、このような大きなコンパートメントを収容することが出来るように車両を構成することは困難である。第2に、例えば、特徴を含まないこと又は妥協的なユーティリティの特徴を提供すること等の追加の選択肢は望ましいものではない。妥協的な利便性は、座席システム全体について奥行きが非常に狭いコンパートメントを使用することを含んでもよい。それは、コンパートメントの中に座席システムの一部のみが収まり、ユーティリティの低下した容積(すなわち、非効率的なシステム)に繋がることを意味する。第3に、高質量及び不安定形状のために典型的な座席システムを一体的に移動するのは困難であり得る。
【0005】
他の室内車両部品を相乗的に利用することで、質量が低くて操作が容易な座席システムを提供する必要性が継続的に存在している。低い質量及び低い容積の座席システムは、ユーティリティ位置に配置する過程で消費者の操作及び操縦が容易になるように構成され得る。また、容積の低下した座席システムは、より大きな車両及びより小さな車両が容積が増加した収納を提供することも可能にするであろう。
【発明の概要】
【0006】
本発明の一実施形態によれば、車両用の分割格納座席システムは、車両の車体の第1の部分に第1の回転軸の周囲で旋回可能に結合されるように構成される座席クッションと、車体の第2の部分に第2の回転軸の周囲で旋回可能に結合されるように構成される背もたれとを備えてもよい。背もたれは、座席クッションに取り外し可能に結合される。第1及び第2の回転軸の一方は、実質的に車両の横断方向に沿って延びる。また、第1及び第2の回転軸の他方は、実質的に横断方向に対して垂直方向に沿って延びる。
【0007】
本発明の別の実施形態によれば、車両の分割格納座席システムは、フロア及び車両の側壁の第1の部分の少なくとも1方に旋回可能に結合される背もたれと、ルーフ及び車両の側壁の第2の部分の少なくとも1方に旋回可能に結合される座席クッションとを備えてもよい。背もたれは、座席クッションに取り外し可能に結合される。
【0008】
上記の一般的な記載及び以下の詳細な記載は、双方共に、例示及び説明のみを目的としており、請求項に記載された発明に限定するものではないことが理解されるべきである。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】自動車における本発明の実施形態の斜視図である。
【図2】例えば図1の自動車等の自動車の中で使用される本発明の実施形態による座席システムの斜視図である。
【図3】前方へ及び車両の側壁に接近して折り畳まれる背もたれを有する図2に示された座席システムの斜視図である。
【図4】車両の格納コンパートメントの中に折り畳まれる座席クッションを有する図2に示された座席システムの斜視図である。
【図5】前方に折り畳まれた座席クッションを有する本発明の別の実施形態による座席システムの斜視図である。
【図6】後方へ及び車両の側壁に近接して折り畳まれた背もたれを有する本発明の別の実施形態による座席システムの斜視図である。
【図7】例えば図1の自動車等の自動車の中で使用される本発明の別の実施形態による座席システムの斜視図である。
【図8】車両の側壁に接近して折り畳まれる座席クッションを有する図7に示された座席システムの斜視図である。
【図9】車両の格納コンパートメントの中へと前方に折り畳まれる背もたれを有する図7に示された座席システムの斜視図である。
【図10】例えば図1の自動車等の自動車の中で使用される本発明の別の実施形態による座席システムの斜視図である。
【図11】車両のルーフライナ(すなわち、ヘッドライナ)に近接して折り畳まれる背もたれを有する図10に示された座席システムの斜視図である。
【図12】車両の側壁に近接して折り畳まれる座席クッションを有する図10に示された例示的な座席システムの斜視図である。
【図13】車両の格納コンパートメントの中へと後方に折り畳まれる座席クッションを有する本発明の別の実施形態による座席システムの斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
概略的に図面を参照すると、自動車内で使用される分割格納座席システムが開示されている。本開示に基づいて、分割格納座席システムは、例えば、より簡易な機能性を有する最適化されたユーティリティを達成するように構成され得る。それは、座席システムのより大きな及びより小さな車両への使用の増殖増大を可能にする。
【0011】
一実施形態によれば、分割格納座席システムは、例えば、車両のフロアパンに旋回可能に結合される座席クッションと、例えば、車両の側部に旋回可能に結合され且つ座席クッションに取り外し可能に結合される背もたれとを有してもよい。背もたれは、車両の側部に近接し且つ車両の長手軸に実質的に平行な位置に回転してもよい。また、座席クッションは、車両フロアパン内の格納コンパートメントの中へと回転してもよい。この機能は、車両と座席システムとの間に収納又は他のユーティリティのための増加した容積容量を有する均一荷重フロアを生成してもよい。他の実施形態によれば、座席クッションは、車両のフロアに旋回可能に結合されてもよく、格納コンパートメントへ又はその前方に配置された座席システムの背もたれ等の別の車両要素に接触するまで、前方に回転してもよい。
【0012】
別の実施形態によれば、分割格納座席システムは、例えば、車両の側部に旋回可能に結合される座席クッションと、例えば、車両のフロアに旋回可能に結合される背もたれとを有してもよい。座席クッションは、車両の側部に近接し且つ車両の長手軸に実質的に平行な位置に回転してもよい。また、背もたれは、車両フロアパン内の格納コンパートメントの中へと前方に回転してもよい。この機能は、車両と座席システムとの間に収納又は他のユーティリティのための増加した容積容量を有する均一荷重フロアを生成してもよい。別の実施形態によれば、背もたれは、車両フロアパン内の格納コンパートメントの中へと後方に回転してもよい。
【0013】
別の実施形態によれば、分割格納座席システムは、例えば、車両の側部に旋回可能に結合される背もたれと、例えば、車両の側部に旋回可能に結合される座席クッションとを有してもよい。背もたれは、車両のルーフに実質的に平行な位置に上方に回転してもよい。また、座席クッションは、車両の長手軸に近接し且つ実質的に平行な位置に回転してもよい。座席システムがユーティリティのために使用される空間から移動されるので、この機能は、収納又は他のユーティリティのための増加した容積容量を有する車両内の均一荷重フロアを生成してもよい。他の実施形態によれば、座席クッションは、車両のフロアに旋回可能に結合されてもよく、格納コンパートメントへ、又は別の座席システム若しくは車両要素に対して、前方又は後方に回転してもよい。さらに、背もたれは、車両のルーフに旋回可能に結合されてもよい。
【0014】
図1を参照すると、例示の実施形態による車両1が示される。車両1は、車両1の乗員用に設けられた1つ以上の座席システム100を有してもよい。例示された車両1はワゴン車であるが、開示の座席システムは、セダン、スポーツユーティリティ車、航空機、ボート、又は任意の他の車両の中で使用されてもよいことに留意するべきである。図1に示された車両の横断方向Tは、車両の横断(側部から側部)方向である。一方で、車両の長手方向Lは、車両の前後方向に延びる。
【0015】
図2から4を参照すると、例示の実施形態による車両1の中で使用される分割格納座席システムが示される。座席システム100は、座席クッション102及び背もたれ104を有してもよい。座席クッション102は、第1の回転軸110(座席クッション回転軸)の周囲で旋回可能に、例えば、フロア又はフロアパン106等の車両の車体の第1の部分に結合されるように構成されてもよい。背もたれ104は、第2の回転軸112(背もたれ回転軸)の周囲で旋回可能に、例えば、車両1の側壁108(例えば、クオータトリム)等の車体の第2の部分に結合されるように構成されてもよい。背もたれ104は、座席クッション102に取り外し可能に結合され得る。
【0016】
背もたれ104は、発泡パッド、トリムカバー、構造物、及び第1の回転軸110の周囲で背もたれ104を回転させる少なくとも1つの機構120(図3−4に概略的に示される)を有してもよい。選択的に、背もたれ104は、着座位置において座席クッション102に背もたれ104を固定するための少なくとも1つのクッション固定機構114及び少なくとも1つの開放部材(図示せず)を有してもよい。トリムカバー、発泡パッド及び構造物の構築は、従来の方法に従って行われ得る。
【0017】
座席クッション102は、発泡パッド、トリムカバー、構造物、及び第2の回転軸112の周囲で座席クッション102を回転させる少なくとも1つの機構118(図4に概略的に示される)を有してもよい。選択的に、座席クッションは、座席クッションと背もたれを固定するためのクッション固定機構114と共に作用する少なくとも1つの背もたれ取り付け機構116、及び少なくとも1つの開放部材(図示せず)を有してもよい。トリムカバー、発泡パッド及び構造物の構築は、従来の方法に従って行われ得る。
【0018】
クッション回転機構118は、少なくとも1つ又は2つの位置(例えば、着座位置、格納位置)で座席クッション102を固定してもよく、従来の方法(例えば、歯止め及びセクタ、カム及び歯止め、回転機械)から構築されてもよく、又は任意の方法を用いて特定の車両要件に適合するように構築されてもよい。また、背もたれ回転機構120は、少なくとも1つ以上の位置(例えば、着座位置、格納位置)で背もたれ104を固定してもよく、従来の方法(例えば、歯止め及びセクタ、カム及び歯止め、回転機械、他の形態の固定可能ヒンジ)から構築されてもよく、又は任意の方法を用いて特定の車両要件に適合するように構築されてもよい。代替的又は追加的に、クッション固定機構114は、着座位置で背もたれ104をクッション102に固定するために背もたれ104上の背もたれ取り付け機構116に固定されてもよく、従来の方法(例えば、カム及びフック)を用いて構築されてもよく、又は任意の方法を用いて特定の車両要件に適合するように構築されてもよい。例えば、背もたれ取り付け機構116は、U字バーであってもよく、クッション固定機構114は、U字バーを把持する開放可能ラッチであってもよい。分割格納座席システムの他の実施形態によれば、背もたれ回転機構120は、着座位置においてのみ固定するように構成されてもよく、クッション回転機構118は、着座位置においてのみ固定するように構成されてもよい。
【0019】
図2は、車両1の中で使用される分割格納座席システム100を示し、座席システム100は、車体の第1の部分で車両1のフロアパン106に旋回可能に結合される座席クッション102と、車体の第2の部分で車両1の側壁(クオータトリム)108に旋回可能に結合される背もたれ104とを有してもよい。座席クッション102及び背もたれ104は双方とも、着座位置にある。座席クッション102は、例示の実施形態に従って固定されてもよく、又は別の実施形態によりこの前方位置に対する急停止部(hard stop)を有してもよい。背もたれ104は、背もたれ回転機構120を介して車両1に且つクッション固定機構114及び背もたれ取り付け機構116を介してクッション102に固定されてもよく、又は車両1にのみ固定されてもよい。
【0020】
図3を参照すると、背もたれ回転軸112の周囲で回転させることにより車両1の側壁108(クオータトリム)に近接して背もたれ104が回転した状態で、図2の座席システム100が示される。回転軸112は、車両の横断方向の垂直方向又は横断方向の実質的に垂直方向に沿って延びる。ここで、実質的に垂直とは、横断方向の垂直方向から1、2、5、10、15、20、又は25度以内であることを意味してもよい。背もたれ104の内側垂直端部は、好ましくは、車両の長手方向において外部垂直端部の前方にあるように背もたれ回転軸の周囲で回転する。
【0021】
背もたれ開放部材の作動は、背もたれ104が背もたれ回転軸112の周囲でその格納位置へと自由に回転するように、背もたれ回転機構120を解除してもよい。また、背もたれ開放部材は、背もたれ104の格納位置への自由な回転を可能にするために、背もたれ104が座席クッション102から切り離されるように、クッション固定機構114を解除するように構成されてもよい。開放部材によって一旦解除された背もたれ機構は、背もたれ回転軸112の周囲で背もたれ104をその格納位置へと回転させる。ここで、背もたれの幅は、車両1の側壁108に実質的に平行であってもよく、背もたれのA表面(その着座面又は前面を意味する)は、車両1の側壁108(例えば、クオータトリム等)に隣接して又は実質的に近接して置かれてもよい。背もたれ回転機構120は、格納位置で背もたれ104を固定するように構成されてもよく、又は格納位置で保持するために別の方法(例えば、急停止部、バネ、戻り止め)を有するように構築されてもよい。背もたれの回転は、自由に回転するように構成されてもよく、車両要素(例えば、側壁又はクオータトリム)との接触により制限されてもよい。
【0022】
図4を参照すると、A表面が車両1の側壁108に近接するように背もたれ回転軸112の周囲で背もたれ104が回転させられ、且つ車両1のフロアパン106のクッション格納コンパートメントへと座席クッション回転軸110の周囲で座席クッション102が回転させられた、図2の座席システム100が格納位置で例示される。座席クッション開放部材の作動は、座席クッション102が回転軸110の周囲でその格納位置へと後方に自由に回転するように、座席クッション回転機構118を解除してもよい。座席クッションの長さは、車両1の長手軸に実質的に平行であってもよく、座席クッションのA表面(その着座面を意味する)は、車両フロアパン106に隣接又は実質的に近接して置かれてもよい。回転軸110は、車両の横断(又はcross−car)方向又は車両の実質的に横断方向に沿って延びてもよい。ここで、実質的に横断方向とは、車両の横断方向の1、2、5、10、15、20、又は25度以内であることを意味してもよい。格納位置において、座席クッション102は、B表面(座席底部における非着座面)が車両1の荷重フロアと実質的に平行であり且つ平坦(高さに関して)であるように構成されてもよい。座席クッション格納コンパートメント122は、座席クッション102の前方又は後方に設置されてもよい。従って、一実施形態によれば、座席クッションは、座席クッションの前端部が 図3−4に示されるように座席クッションの後端部の周囲で回転するように、フロアパン106内の格納コンパートメント122の中へと後方に座席クッション回転軸110の周囲で回転するように構成される。別の実施形態によれば、座席クッションは、座席クッションの後端部が格納コンパートメントにおいて座席クッションの前端部の周囲で回転するように、車両フロアパンの中の格納コンパートメントへと前方に座席クッション回転軸の周囲で回転するように構成される。すると、座席クッションの格納位置は、車両1の長手軸に実質的に平行になるであろう。ここで、座席クッションのA表面は、車両1のフロアパン106に近接して置かれてもよく、座席クッション102のB表面は、車両1の荷重フロアと実質的に平行であり且つ平坦(高さに関して)であってもよい。これを達成するために、格納コンパートメントの深さは、格納位置にあるときに、その内部に適合する座席構成要素の厚みに等しい距離(又はそれより大きい)であってもよい。例えば、座席クッションが格納コンパートメントに格納されることになる場合、格納コンパートメントの深さは、座席クッションの厚みに等しい距離であってもよく又はより大きい距離を有してもよい。格納コンパートメントの深さが座席クッションの厚みに等しい距離である場合、座席クッションの底面は、車両の荷重フロアと同一平面になるであろう。
【0023】
図5を参照すると、座席システム200の別の実施形態が例示される。背もたれ204は、図2−4の背もたれ104に類似してもよく、背もたれ204は、背もたれ回転軸212の周囲で回転させることにより車両1の側壁108(クオータトリム)に隣接又は実質的に近接して回転してもよい。回転軸212は、車両の横断方向の垂直方向に沿って又は横断方向の実質的に垂直方向に沿って延びる。背もたれ開放部材の作動は、背もたれ104が背もたれ回転軸212の周囲でその格納位置へと自由に回転するように、背もたれ回転機構220を解除してもよい。座席クッション202は、車両の横断方向又は実質的に横断方向に沿って延びる座席クッション回転軸210の周囲で格納位置へと前方に回転してもよい。座席クッション102は、前方配置座席システム又は座席クッション102の回転を制限する別の車両要素に接触してもよい。クッション回転機構218は、少なくとも1つ又は2つの位置(例えば、着座位置、格納位置)で座席クッション202を固定してもよく、従来の方法(例えば、歯止め及びセクタ、カム及び歯止め、回転機械)から構築されてもよい。
【0024】
図6を参照すると、座席システム300の別の実施形態が例示される。背もたれ304は、背もたれ回転軸312の周囲で後方に回転してもよい。ここで、背もたれの幅は、車両1の側部に実質的に平行であってもよく、背もたれのB表面(その非着座面又は背面を意味する)は、車両1の側壁又はクオータトリムに隣接して又は実質的に近接して置かれてもよい。背もたれ104の内側垂直端部は、車両の長手方向において外部垂直端部の背後にあるように背もたれ回転軸の周囲で回転する。回転軸312は、車両の横断方向の垂直方向に沿って又は横断方向の実質的に垂直方向に沿って延びる。座席クッション302は、図6に示されるような座席クッション回転軸310の周囲で後方に回転し得る。ここで、座席クッション回転軸310は、図2−4の実施形態に関して開示されたものに類似した方式で横断又は実質的に横断方向に延びる。クッション回転機構318は、少なくとも1つ又は2つの位置(例えば、着座位置、格納位置)で座席クッション302を固定してもよく、従来の方法(例えば、歯止め及びセクタ、カム及び歯止め、回転機械)から構築されてもよい。
【0025】
図7から9を参照すると、別の例示の実施形態による車内で使用される分割格納座席システム400が示される。座席システム400は、第2の回転軸412の周囲で旋回可能に車両のフロア又はフロアパン406等の車体の第2の部分に結合される背もたれ404と、第1の回転軸410の周囲で旋回可能に車両の側壁408等の車体の第1の部分に結合される座席クッション102とを有してもよい。背もたれ104は、発泡パッド、トリムカバー、構造物、背もたれ回転軸412の周囲で背もたれ104を回転させる少なくとも1つの機構420、及び少なくとも1つの開放部材を有してもよい。座席クッション102は、発泡パッド、トリムカバー、構造物、座席クッション回転軸410の周囲で座席クッション102を回転させる少なくとも1つの機構418、及び少なくとも1つの開放部材を有してもよい。トリムカバー、発泡パッド及び構造物の構築は、従来の方法に従って行われ得る。背もたれ回転機構420は、少なくとも1つ又は2つの位置(例えば、着座位置、格納位置)で背もたれ104を固定してもよく、従来の方法(例えば、歯止め及びセクタ、カム及び歯止め、回転機械)から構築されてもよく、又は任意の方法を用いて特定の車両要件に適合するように構築されてもよい。クッション回転機構418は、少なくとも1つ又は2つの位置(例えば、着座位置、格納位置)で座席クッション402を固定してもよく、従来の方法(例えば、歯止め及びセクタ、カム及び歯止め、回転機械)から構築されてもよく、又は任意の方法を用いて特定の車両要件に適合するように構築されてもよい。
【0026】
図7は、着座位置にある分割格納座席システム400を例示する。ここで、座席クッション回転機構418は、例示の実施形態に従って固定されてもよく、又は別の実施形態に従ってこの前方位置に対する急停止部を有してもよい。さらに、背もたれ404は、車両(及びクッション402)に対する回転を妨げるために固定されてもよい。分割格納座席システムの他の実施形態によれば、背もたれ回転機構420は、着座位置においてのみ固定されるように構成されてもよく、クッション回転機構418は、着座位置においてのみ又は格納位置においてのみ固定されるように構成されてもよい。
【0027】
図8を参照すると、座席クッション402が車両の側壁408(例えば、クオータトリム等)に近接して回転した状態で、図7の座席システム400が例示される。座席クッション開放部材の作動は、座席クッション402が回転軸410の周囲でその格納位置へと自由に回転するように、座席クッション回転機構418を解除してもよい。ここで、座席クッションの長さは、車両1の長手軸に実質的に平行であってもよく、座席クッションのA表面は、車両の側壁408(例えば、クオータトリム)に隣接又は実質的に近接して置かれてもよい。回転軸410は、車両の横断方向に対して垂直方向に沿って又は車両の横断方向に対して実質的に垂直方向に沿って延びる。座席クッションの回転は、車両の長手方向に沿って延びる座席クッションの2つの端部に関して、内側長手端部が外側長手端部の上になるように持ち上げられることを特徴とする。座席クッション回転機構418は、格納位置で背もたれ404を固定するように構成されてもよく、又は回転を制限して座席クッション402を所定の場所に保持するために別の方法(例えば、急停止部、バネ、戻り止め)を有するように構築されてもよい。座席クッションは、自由に回転するように構成されてもよく、車両要素(例えば、クオータトリム)との接触により制限されてもよい。
【0028】
図9を参照すると、座席クッション402が車両の側壁408に近接して回転し、且つ背もたれの上端部が背もたれの底端部に対して前方及び下方に移動するように、背もたれ404が車両の背もたれ格納コンパートメントの中に背もたれ回転軸412の周囲で前方に回転した、図7の座席システム400が格納位置で例示される。背もたれ開放部材の作動は、背もたれ404が第2の回転軸412の周囲でその格納位置へと前方に自由に回転するように、背もたれ回転機構420を解除してもよい。ここで、背もたれの長さは、車両の長手軸に実質的に平行であってもよく、背もたれのA表面は、車両フロアパン406に隣接又は実質的に近接して置かれてもよい。第2の回転軸412は、車両の横断(cross−car)方向に沿って又は車両の実質的に横断方向に沿って延びる。格納位置において、背もたれ104は、B表面が車両の荷重フロアと実質的に平行であり且つ平坦(高さに関して)であるように構成されてもよい。
【0029】
図7に示された座席システムの別の実施形態によれば、背もたれ404は、背もたれ回転軸412の周囲でその格納位置へと後方に回転してもよい。ここで、背もたれ404は、車両の長手軸に実質的に平行であってもよく、背もたれのB表面は、車両のフロアパン406に近接して置かれてもよい。この実施形態は、格納位置にあるときに背もたれ404のA表面が車両の荷重フロアと実質的に平行であり且つ平坦(高さに関して)となるように構成されてもよい。
【0030】
図10から12を参照すると、本発明の別の例示の実施形態による車内で使用される分割格納座席システム500が示される。座席システム500は、旋回アーム機構524によって、第2の回転軸512の周囲で旋回可能に車両の側壁508の第2の区分又はルーフ等の車体の第2の部分に結合される背もたれ504と、第1の回転軸510の周囲で旋回可能に車両の側壁508の第1の区分等の車体の第1の部分に結合される座席クッション502とを有してもよい。第1の回転軸510は、車両の横断方向に対して垂直方向又は車両の横断方向に対して実質的に垂直方向に沿って延びる。一方で、第2の回転軸512は、車両の横断方向又は実質的に横断方向に沿って延びる。
【0031】
背もたれ504は、発泡パッド、トリムカバー、構造物、背もたれ504を回転させる(旋回アーム機構524の形態で)少なくとも1つの機構、及び少なくとも1つの開放部材を有してもよい。座席クッション502は、発泡パッド、トリムカバー、構造物、座席クッション502を回転させる少なくとも1つの機構518、及び少なくとも1つの開放部材を有してもよい。トリムカバー、発泡パッド及び構造物の構築は、従来の方法に従って行われ得る。
【0032】
背もたれ旋回アーム機構524は、少なくとも1つ又は2つの位置(例えば、着座位置、格納位置)で背もたれ504を固定してもよく、従来の方法(例えば、歯止め及びセクタ、カム及び歯止め、回転機械)から構築されてもよく、又は任意の方法を用いて特定の車両要件に適合するように構築されてもよい。クッション回転機構518は、少なくとも1つ又は2つの位置(例えば、着座位置、格納位置)で座席クッション502を固定してもよく、従来の方法(例えば、歯止め及びセクタ、カム及び歯止め、回転機械)から構築されてもよく、又は任意の方法を用いて特定の車両要件に適合するように構築されてもよい。
【0033】
図11を参照すると、背もたれ504が第2の回転軸の周囲で車両のルーフ又はルーフライナに近接した位置へと上方に回転した、図10の座席システム500が例示される。背もたれ開放部材の作動は、背もたれ504が回転軸512の周囲でその格納位置へと自由に回転するように、背もたれ旋回アーム機構524を解除してもよい。開放部材によって一旦解除されると、旋回アーム機構524は、背もたれ504がその格納位置へと回転することを可能にする。ここで、背もたれの長さは、車両の長手軸に実質的に平行であってもよく、座席クッションのA表面は、車両のルーフ又はルーフライナに隣接又は実質的に近接して置かれてもよい。旋回アーム機構524は、任意の周知の方法又は当技術分野で周知の装置によって格納位置で背もたれ104を固定するように構成されてもよい。
【0034】
図12を参照すると、図10の座席システム500がその格納位置において例示される。背もたれ504は、車両のルーフと近接した及び平行な又は実質的に平行な位置に背もたれ回転軸512の周囲で上方に回転する。また、座席クッション502は、座席クッション回転軸510の周囲で車両の側壁508に近接した位置へと回転する。ここで、座席クッションの長さは、車両の長手軸に実質的に平行であってもよく、座席クッションのA表面は、車両の側壁(例えば、クオータトリム)に隣接又は実質的に近接して置かれてもよい。座席クッション開放部材の作動は、座席クッション102が回転軸510の周囲でその格納位置へと自由に回転し得るように、座席クッション回転機構518を解除してもよい。座席クッション502の回転は、車両の長手方向に沿って延びる座席クッションの2つの端部に関して、内側長手端部が外側長手端部の上になるように持ち上げられることを特徴とする。
【0035】
図13を参照すると、本発明の別の例示の実施形態による座席システム600がその格納位置で示される。背もたれ604は、図10−12の背もたれ504と同様に機能する。背もたれ604は、旋回アーム機構624によって、第2の回転軸の周囲で旋回可能に車両の側壁508の第2の部分又はルーフ等の車体の第2の部分に結合される。座席クッション602は、第1の回転軸610の周囲で旋回可能に車両の側壁508の第2の部分、フロア又はフロアパン606等の車体の第1の部分に結合される。背もたれ604は、背もたれ回転軸612の周囲で車両のルーフに平行な又は実質的に平行な位置へと上方に回転するように構成されてもよい。座席クッション602は、車両のフロア、フロアパン、又は側壁に旋回可能に結合されるように構築又は構成されて、開放部材が作動すると、車両の格納コンパートメント622の中へと後方に回転してもよい。他の実施形態によれば、背もたれは車両のルーフに旋回可能に結合されてもよく、座席クッションは別の前方配置座席又は車両要素(図5に示された座席クッション202に関して示されたものと類似する)と接触する位置へと前方に回転してもよく、又は座席クッションは座席クッションの前方に設置される格納コンパートメントの中へと前方に回転してもよい。
【0036】
開示された実施形態によれば、分割格納座席システムは、他の車内要素を相乗的に利用することにより、最適化された収納ユーティリティを有する質量が低減され且つ容易に操作可能な座席システムを提供するように構成され得る。分割格納座席システムは、座席クッション及び背もたれが独立して移動されるので、ユーティリティ位置にそれを移動する処理の間、消費者が操作し及び取り扱うのが容易であるように構成され得る。この独立操作は、消費者が操作する質量及びサイズを低減させて、座席システム操作の人間工学を改善する。独立して移動する背もたれ及び座席クッションは2つの小さな容積を必要とするので、分割格納座席システムは、より大きな車両及びより小さな車両が格納式座席システムのユーティリティを組み込むことを可能にしてもよく、1つの大きな容積用のものよりも車両製造業者がパッケージ空間を提供するのがより容易である。
【0037】
本発明の開示された実施形態の一部は、背もたれ及び座席クッションの結合を切り離すステップと、車両の第1の回転軸の周囲で座席クッションを旋回させるステップと、車両の第2の回転軸の周囲で背もたれを回転させるステップとにより車両用の分割格納座席システムの格納を可能にしてもよい。第1及び第2の回転軸の一方は、実質的に車両の横断方向に延びる。また、第1及び第2の回転軸の他方は、実質的に横断方向に対して垂直方向に延びる。
【0038】
本発明の開示された実施形態の一部は、背もたれ及び座席クッションの結合を切り離すステップと、少なくとも車両のフロア及び側壁の第1の部分の一方に結合される背もたれを旋回させるステップと、少なくとも車両のルーフ及び側壁の第2の部分の一方に結合される座席クッションを旋回させるステップとにより車両用の分割格納座席システムの収納を可能にしてもよい。
【0039】
本明細書で使用される場合、「約」、「およそ」、「実質的に」及び類似の用語は、本開示の主題に関係する技術分野における当業者によって慣用され且つ是認された用法と調和する広い意味を有することが意図されている。こうした用語は、所定の特徴の範囲を提供された厳密な数値範囲に制限することなく、こうした特徴の記述が記載され且つクレームされることを可能にすることを意図していることが本開示を検討する当業者によって理解されるべきである。従って、こうした用語は、記載され且つクレームされた主題の僅かな又は取るに足りない修正又は変更が添付の請求項に記載された発明の範囲内であると認められることを示していると解釈されるべきである。
【0040】
様々な実施形態を記述するために本明細書で使用された「例示の」という用語は、このような実施形態が可能な例、表現、及び/又は可能な実施形態の例示であることを示すことを意図している(また、このような実施形態が特別な又は最高の例示であることを暗示することを必ずしも意図していない)ことが理解されるべきである。
【0041】
本明細書で使用された「結合される」及び「接続される」等の用語は、2つの部材を直接または間接的に互いに結び付けることを意味する。このような結び付けは、静的(例えば、恒久的)又は可動的(例えば、取り外し可能又は開放可能)であってもよい。このような結び付けは、2つの部材又は2つの部材及び任意の追加の中間部材が互いと単一体として一体的に形成され、又は2つの部材又は2つの部材及び任意の追加の中間部材が互いに取り付けられることで達成されてもよい。
【0042】
本明細書における要素の位置への参照(例えば、「上部」、「底部」、「上方」、「下方」等)は、図面において様々な要素の方向を記述するために使用されるに過ぎない。様々な要素の方向は他の例示の実施形態によれば異なってもよく、このような変形が本開示に包括されることが意図されることに留意するべきである。
【0043】
様々な例示の実施形態で示される座席システムの構造及び配置は例示目的に過ぎないことに留意することが重要である。本開示において少数の実施形態のみが詳細に記載されているが、本開示を検討する当業者であれば、本明細書に記載された主題の新規な教示及び利点から本質的に逸脱することなく、多くの変形(例えば、大きさ、寸法、構造、様々な要素の形状及び比率、パラメータ値、取り付け配置、材料の使用、色彩、方向等の変更)が可能であることを容易に理解するであろう。例えば、一体形成として示された要素は、複数の部品又は要素から構築されてもよく、要素の位置は、逆転又は変更されてもよく、且つ個々の要素の性質若しくは数または位置は、変形又は変更されてもよい。任意の処理又は方法ステップの順序又は順番は、代替の実施形態によれば変更または再順序付けされてもよい。また、本発明の範囲から逸脱することなく、様々な例示の実施形態の設計、動作条件及び配置における他の代替、修正、変更及び省略が行われてもよい。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
車両の車体の第1の部分に第1の回転軸の周囲で旋回可能に結合されるように構成される座席クッションと、
前記車体の第2の部分に第2の回転軸の周囲で旋回可能に結合されるように構成される背もたれと
を備え、
前記背もたれが、前記座席クッションに取り外し可能に結合され、
前記第1及び第2の回転軸の一方が、実質的に前記車両の横断方向に添って延び、前記第1及び第2の回転軸の他方が、前記横断方向に対して実質的に垂直方向に添って延びることを特徴とする車両用の分割格納座席システム。
【請求項2】
前記車体の前記第1の部分が、前記車両のフロア及びフロアパンの少なくとも一方であることを特徴とする、請求項1に記載の分割格納座席システム。
【請求項3】
前記座席クッションが、前記車両のフロアパン内の格納コンパートメントの中へと前記第1の回転軸の周囲で回転するように構成されることを特徴とする、請求項2に記載の分割格納座席システム。
【請求項4】
前記座席クッションが、前記格納コンパートメントの中へと前記第1の回転軸の周囲で前方又は後方に回転するように構成されることを特徴とする、請求項3に記載の分割格納座席システム。
【請求項5】
前記座席クッションが前記座席システムの前方に設置される車両要素の座席に接触するまで、前記座席クッションが、前記座席クッションの前端部の周囲で回転するように構成されることを特徴とする、請求項2に記載の分割格納座席システム。
【請求項6】
前記車体の前記第2の部分が、前記車両の側壁であることを特徴とする、請求項1に記載の分割格納座席システム。
【請求項7】
前記背もたれが、前記車両の前記側壁に近接した位置へと前記第2の回転軸の周囲で回転するように構成されることを特徴とする、請求項6に記載の分割格納座席システム。
【請求項8】
前記車体の前記第1の部分が、前記車両の側壁であることを特徴とする、請求項1に記載の分割格納座席システム。
【請求項9】
前記座席クッションが、前記車両の前記側壁に近接した位置へと前記第1の回転軸に沿って回転するように構成されることを特徴とする、請求項8に記載の分割格納座席システム。
【請求項10】
前記車体の前記第2の部分が、前記車両のフロアであることを特徴とする、請求項1に記載の分割格納座席システム。
【請求項11】
前記背もたれが、車両のフロアパン内の格納コンパートメントの中へと前記第2の回転軸に沿って回転するように構成されることを特徴とする、請求項10に記載の分割格納座席システム。
【請求項12】
前記背もたれが、前記格納コンパートメントの中へと前記第2の回転軸の周囲で後方又は前方に回転するように構成されることを特徴とする、請求項11に記載の分割格納座席システム。
【請求項13】
前記車体の前記第1の部分が、前記車両の側壁の第1の区分であり、前記車体の前記第2の部分が、前記車両の前記側壁の第2の区分であることを特徴とする、請求項1に記載の分割格納座席システム。
【請求項14】
前記背もたれが、前記車両のルーフと近接し且つ実質的に平行な位置へと前記第2の回転軸の周囲で上方に回転するように構成されることを特徴とする、請求項13に記載の分割格納座席システム。
【請求項15】
前記座席クッションが、前記車両の前記側壁に近接した位置へと前記第1の回転軸の周囲で回転するように構成されることを特徴とする、請求項13に記載の分割格納座席システム。
【請求項16】
車両のフロア及び側壁の第1の部分の少なくとも1方に旋回可能に結合される背もたれと、
前記車両のルーフ及び前記側壁の第2の部分の少なくとも1方に旋回可能に結合される座席クッションと
を備え、
前記背もたれが、前記座席クッションに取り外し可能に結合されることを特徴とする車両の分割格納座席システム。
【請求項17】
前記背もたれが、前記車両の前記ルーフに実質的に平行な位置へと上方に回転するように構成されることを特徴とする、請求項16に記載の分割格納座席システム。
【請求項18】
前記座席クッションが、前記車両の前記側壁に近接した位置へと回転するように構成されることを特徴とする、請求項16に記載の分割格納座席システム。
【請求項19】
前記座席クッションが、前記車両の前記フロアに旋回可能に結合され、且つ格納コンパートメントの中へと前方又は後方に回転させられるように構成されることを特徴とする、請求項16に記載の分割格納座席システム。
【請求項20】
前記背もたれが、前記車両の前記ルーフに旋回可能に結合されるように構成されることを特徴とする、請求項16に記載の分割格納座席システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【公表番号】特表2012−504078(P2012−504078A)
【公表日】平成24年2月16日(2012.2.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−529304(P2011−529304)
【出願日】平成21年9月28日(2009.9.28)
【国際出願番号】PCT/US2009/058560
【国際公開番号】WO2010/039639
【国際公開日】平成22年4月8日(2010.4.8)
【出願人】(598147400)ジョンソン コントロールズ テクノロジー カンパニー (224)
【氏名又は名称原語表記】Johnson Controls Technology Company
【Fターム(参考)】