説明

授乳女性のための栄養組成物

本発明は、母乳育児をしている母と子に必須の栄養成分のみならず、授乳を促進するための少なくとも1種の植物エキスを含む、子供に授乳している女性のための栄養組成物に関する。詳細には、本発明は、タンパク質フラクションと、炭水化物フラクションと、ω-3ファミリーの少なくとも1種の脂肪酸を含めた脂質フラクションと、少なくとも1種のミネラル成分と、ビタミンDを含む少なくとも1種のビタミンと、ホップ(フムルス・ルプルス(Humulus lupulus))、大麦麦芽(ホルデウム・ウルガレ(Hordeum vulgare))、フェヌグリーク(トリゴネラ・フォエヌム・グラエクム(Trigonella foenum graecum))、アニス(ピムピネルラ・アニスム(Pimpinella anisum))、ウイキョウ(フォエニクルム(Foeniculum))、クミン(クミヌム・キミヌム(Cuminum cyminum))、バジル(オキムム・バシリクム(Ocimum basilicum))、オドリコソウ(ラミウム・アルブム(Lamium album))、ニアウリ(メラレウカ・クィンクエネルヴィア(Melaleuca quiquenervia))、キャラウェイ(カルム・カルヴィ(Carum carvi))、ハートシーズ(ヴィオラ・トリコロル(Viola tricolor))、キノア(ケノポディウム・キノア(Chenopodium quinoa))、フレンチライラック(ガレガ・ オフィシナリス(Galega officinalis))、又はこれらの混合物から選択される少なくとも1種の植物のエキスとを含む栄養組成物に関する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
子供に授乳している女性のための栄養組成物に関する。
【背景技術】
【0002】
授乳中、女性は特定の栄養物に対して特有の要求を有し、このため、特別な食事を取るべきである。これは、この期間の女性の食事は自分自身の要求のみならず乳児の要求をもカバーしなければならないからである。
授乳女性の要求は、妊娠末期に観察される特定の必須成分の欠乏に関連するか、又は授乳中に母から子への栄養物の移動に関連するか、又は子供の生理的及び神経的発達に独特な要求に関連する。例えば、妊娠末期には特定ビタミン、特にビタミンDの欠乏が観察される。脂肪酸、例えばω-3群の脂肪酸、特にドコサヘキサエン酸(DHA)は胎児期及び幼年期中の脳の発達に必須であり、母親の食事に存在すべきである。タンパク質、脂質及び糖質に関しては、授乳していない女性に比べて、これらの栄養物の一部が乳児によって吸収される授乳している女性では、エネルギー要求が非常に増大する。
不運なことに、授乳している女性は、これらの要求を自分の食事で満たすために必要なことを必ずしも分かっておらず、又は完全には実施していない。これらの課題を克服するため、栄養補助食品に頼る必要があることが多い。
さらに、乳児のその母親による授乳は乳汁分泌の質を必要とする。授乳している女性に関しては、この乳汁分泌の質を維持するため、時には女性を助ける必要がある。
乳汁分泌は、主に2つのホルモン、すなわち乳汁の分泌についてはプロラクチン、及び駆出(ejection)についてはオキシトシンによって発揮される内分泌制御の結果である。乳汁分泌の不足には多くの原因があり、特に母親のストレス及び疲労の状態である。例えば、オキシトシンの放出は多くの因子、例えばストレスによって影響を受け得ることが知られており、ストレスのオキシトシン放出の阻害役は周知である。脳下垂体によるプロラクチンの分泌に関しては、吸引によって誘発され得る。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明は、上記全ての課題を解決することを目的とする。
従って、本発明の目的は、自分自身の栄養要求と新生児の栄養要求を両方とも満たし、かつさらに授乳を補助する、授乳女性のための独特な栄養組成物を提案することである。
【課題を解決するための手段】
【0004】
この目的を達成するため、本発明は、タンパク質フラクションと、炭水化物フラクションと、ω-3ファミリーの少なくとも1種の脂肪酸を含めた脂質フラクションと、少なくとも1種のミネラル成分と、ビタミンDを含めた少なくとも1種のビタミンと、ホップ(common hop)(フムルス・ルプルス(Humulus lupulus))、大麦麦芽(ホルデウム・ウルガレ(Hordeum vulgare))、フェヌグリーク(トリゴネラ・フォエヌム・グラエクム(Trigonella foenum graecum))、アニス(ピムピネルラ・アニスム(Pimpinella anisum))、ウイキョウ(フォエニクルム(Foeniculum))、クミン(クミヌム・キミヌム(Cuminum cyminum))、バジル(オキムム・バシリクム(Ocimum basilicum))、オドリコソウ(white deadnettle)(ラミウム・アルブム(Lamium album))、ニアウリ(niaouli)(メラレウカ・クィンクエネルヴィア(Melaleuca quiquenervia))、キャラウェイ(カルム・カルヴィ(Carum carvi))、ハートシーズ(heartsease)(ヴィオラ・トリコロル(Viola tricolor))、キノア(ケノポディウム・キノア(Chenopodium quinoa))、フレンチライラック(French lilac)(ガレガ・ オフィシナリス(Galega officinalis))、又はこれらの混合物から選択される少なくとも1種の植物のエキスとを含む栄養組成物に関する。
【発明を実施するための形態】
【0005】
今日では植物は非常に多くの場合その多くの利益のためヒト又は動物の食事と関係がある。実際に植物は、ヒト又は動物の有利な生理的特性を有し、栄養組成物、栄養補助食品又は医薬組成物に植物を使用することは今や広く受け入れられている。
ホップ、大麦麦芽、フェヌグリーク、アニス、ウイキョウ、クミン、バジル、オドリコソウ、ニアウリ、キャラウェイ、ハートシーズ、キノア及びフレンチライラックによって形成される群に属する植物は、女性の泌乳を促進、すなわち、乳汁分泌の開始、産生及び維持を促進し、さらに一般的には授乳を補助する活性を有する。例として、大麦は、プロラクチンの分泌を刺激し、ひいては泌乳を補助するために伝統的に使用されている。アニスは、「エストロゲン様」活性を有する。すなわちアニスはエストロゲンと同様のホルモン機能を発揮し、泌乳の開始を通じて役割を果たす。結果として、これらの植物は、乳汁の分泌を刺激する有利な催乳物質特性を有する。
【0006】
上に述べたように、本発明の組成物は、授乳女性の要求及び該女性の乳汁を常食とする乳児に必要なタンパク質、脂質及び糖質並びにビタミン及びミネラルを含有する。本組成物は、泌乳を促進し、さらに一般的には授乳を補助する1種以上の植物のエキスを含有するというさらなる利点を有する。従って、この組成物は、授乳期間の女性の状態に完璧に適している。
タンパク質フラクションは、様々な起源のものであってよい。動物、野菜若しくは酪農起源又はこれらの混合物のタンパク質の場合があり得る。タンパク質源は、例えば液体形態又は濃縮物形態の全乳、半脱脂乳又は脱脂乳から成ってよい。
【0007】
脂質フラクションは、普通の粉ミルク(baby formula)調製用のいずれのフラクションであってもよい。脂質フラクションを油若しくは野菜、動物若しくは乳脂肪から、又は卵から又は魚油から得えてよい。同様に、いずれの糖質源をも想定することができる。
本発明の組成物は、その脂質フラクションに、ω-3群由来の少なくとも1種のいわゆる必須脂肪酸を含む。ω-3群の脂肪酸は、例えばエイコサペンタエン酸(EPA)、ドコサヘキサエン酸(DHA)、αリノール酸(ALA)であり、ω-6群の脂肪酸は、例えばリノール酸(LA)及びアラキドン酸(AA)である。本発明によれば、ω-3群及びω-6群に属する1種又は数種の脂肪酸の組合せをも想定される。これらの必須脂肪酸、特にω-3脂肪酸は、新生児期中の脳の成長と発達に必須である。
本発明の好ましい実施形態によれば、脂質フラクション中のω-3群の脂肪酸はドコサヘキサエン酸又はDHAである。
【0008】
本発明の組成物ではビタミンDが重要である。なぜならビタミンDは妊娠末期の女性におけるその欠乏を克服し、かつ新生児の骨格の骨にカルシウムを固定する際にも関与するからである。ビタミンDは、エルゴカルシフェロール又はコレカルシフェロール等の天然形で添加される。
他のビタミン及びミネラルから選択される化合物は、例えば、ビタミンについては、ビタミンA、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB3、ビタミンB6、ビタミンB9、ビタミンB12、ビタミンE及びビタミンCであってよく、ミネラルについては、セレン、カルシウム、リン、ヨウ素、マグネシウム及び亜鉛であってよい。
授乳女性に推奨される比率でビタミン及びミネラルを組成物に使用する。
本発明の一実施形態によれば、組成物はヨウ素、セレン及びマグネシウムを含む。
母親の食事に存在するヨウ素の一部が母乳を介して乳児によって吸収される。本発明の組成物は、母と子の要求を満たす。ヨウ素は主にヨウ化カリウムの形又はいずれかの他の公認の形で組成物中に存在する。
セレンは亜セレン酸塩又はいずれかの他の公認の形で供給される。
マグネシウムは塩化マグネシウムの形又はいずれかの他の公認の形で供給される。
【0009】
本発明の一実施形態によれば、本組成物は、液体形態又は濃縮物の形態の全乳脂乳、半脱脂乳又は脱脂乳から優先的に選択される乳ベースを含む。
乳製品は、とりわけ、新生児の骨格の構築に関与するカルシウムを母親の食事に供給する。
優先的に、乳は液体形態である。この実施形態は、有利なことに医療従事者が強く奨励するように、授乳女性の水分摂取を部分的にカバーできるようにする。
この特定の実施形態によれば、以下の実施例が示すように、消費乳を製造プロセス中、規格化及び滅菌の工程間で植物のエキス、脂質、糖質、ミネラル及びビタミンを加える。
本発明では上記全ての植物エキスの組合せを想定するが、好ましい実施形態では、本発明は大麦麦芽の植物エキス、フェヌグリークのエキス及びアニスのエキスを含む。
本組成物ではこの植物エキスの組合せが特に有利である。これは、大麦麦芽はプロラクチンの分泌を刺激するという利点を有し、アニスはエストロゲン活性を有し、最後にフェヌグリークは女性によって産生される乳汁の風味を好ましい状態に変え、これによって吸引を刺激するからである。その結果、植物エキスは泌乳現象を開始、刺激及び維持することによって授乳を補助する相乗効果を発揮する。
【0010】
本発明の別の好ましい実施形態によれば、本組成物は大麦麦芽の植物エキスとフェヌグリークのエキス又は大麦麦芽のエキスとアニスのエキス又はフェヌグリークのエキスとアニスのエキスを含む。
本発明の一実施形態では、本組成物は、好ましくはガラクトフルクトース及び/又はフルクトオリゴ糖から選択される繊維源を含む。繊維の目的は、女性における腸管輸送の機能を補助することである。さらにガラクトフルクトース及びフルクトオリゴ糖は、腸管細菌叢内の非病原性細菌の増殖及び代謝活性を刺激するプレバイオティック化合物である。
【0011】
本発明の好ましい実施形態により、本栄養組成物は、一日に下記:
−0.1μg〜10μg、特に1〜2μgのビタミンD、
−100mg〜1mg、特に200〜300mgのカルシウム、
−1μg〜100μg、特に10〜30μgのセレン、
−10μg〜200μg、特に30〜60μgのヨウ素、
−10mg〜400mg、特に110〜130mgのマグネシウム、
−100mg〜1000mg、特に230〜250mgのリン、
−0.1mg〜30mgの繊維、
−10mg〜500mg、特に50〜150mgのドコサヘキサエン酸、
−0.01g〜2gの長鎖ポリ不飽和脂肪酸、
−10mg〜6000mgの、ホップ(フムルス・ルプルス(Humulus lupulus))、大麦麦芽(ホルデウム・ウルガレ(Hordeum vulgare))、フェヌグリーク(トリゴネラ・フォエヌム・グラエクム(Trigonella foenum graecum))、アニス(ピムピネルラ・アニスム(Pimpinella anisum))、ウイキョウ(フォエニクルム(Foeniculum))、クミン(クミヌム・キミヌム(Cuminum cyminum))、バジル(オキムム・バシリクム(Ocimum basilicum))、オドリコソウ(ラミウム・アルブム(Lamium album))、ニアウリ(メラレウカ・クィンクエネルヴィア(Melaleuca quiquenervia))、キャラウェイ(カルム・カルヴィ(Carum carvi))、ハートシーズ(ヴィオラ・トリコロル(Viola tricolor))、キノア(ケノポディウム・キノア(Chenopodium quinoa))、フレンチライラック(ガレガ・ オフィシナリス(Galega officinalis))、又はこれらの混合物から選択される少なくとも1種の植物エキス
を供給する。
【0012】
該組成物では、脂質は、組成物のカロリー補給量の20%〜40%に相当し、タンパク質は、組成物のカロリー補給量の10%〜30%に相当し、糖質は、組成物のカロリー補給量の40%〜60%に相当する。
例えば100ml、200ml又はそれより多い単一製剤を用いて一日の補給量を達成することができる。この補給量を一日にわたって数用量に分配してもよい。
本発明の特定の実施形態によれば、本組成物は、一日に下記:
−10〜300mg、特に170〜210mgの大麦麦芽、
−50〜2000mg、特に50〜150mgのフェヌグリーク、
−100〜4000mg、特に100〜200mgのアニス
を供給する。
有利なことに、本組成物は、液体、粉末、固体又は半固体食品、錠剤、顆粒、アンプルに含まれる溶液の形態又はいずれかの他の適切なガレノス形態(galenic form)である。
本発明は、薬物として使うための上記定義どおりの組成物にも関する。
本発明は、哺乳動物、特にヒトの授乳中に授乳を補助するため、特に泌乳を刺激及び/又は開始するため及び/又は吸引を刺激するための上記定義どおりの組成物、或いは哺乳動物、特にヒトの授乳中に授乳を促進すること、特に泌乳を刺激及び/又は開始すること及び/又は吸引を刺激することを目的とする製品を調製するための上記定義どおりの組成物の使用にも関する。
最後に、本発明は、哺乳動物、特にヒトにおける上記定義どおりの組成物の授乳女性への投与を含む、授乳中に授乳を補助するため、特に泌乳を刺激及び/又は開始するため及び/又は乳児による吸引を刺激するための方法に関する。
一般的に本組成物を一日一回、優先的に単一用量の形で摂取する。
【実施例】
【0013】
例示かつ非限定であることを意図する以下の実施例で本発明を説明する。
消費される準備ができている液乳形態の授乳女性用栄養組成物:
再構成された100ml当たりの量:
ビタミンD:0.75μg
カルシウム:120mg
セレン:8.25μg
ヨウ素:22.5μg
マグネシウム:56.25mg
リン:120mg
繊維:0.1g
ガラクトフルクトース:1.26g
脂質:1.9g
(DHA:40mgを含む)
タンパク質:3.9g
糖質:6.4g
(糖(sugars):6.4gを含む)
大麦麦芽:0.01〜0.1g
フェヌグリーク:0.01〜0.1g
アニス:0.01〜0.1g
【0014】
調製:
−UHT滅菌乳の規格化:求められる乳汁のタイプ: 全乳脂乳(35g/lの脂肪);半脱脂乳(15-18g/lの脂肪):脱脂乳(最大3g/lの脂肪)に応じて乳汁の脱脂;
−ビタミン、ミネラル、繊維、ω-3及び植物エキスの添加;
−70℃〜75℃で予熱:
−均質化;
−管式熱変換器上で間接加熱によって滅菌(2〜6秒間135℃〜150℃);
−冷却;
−無菌雰囲気下でパッケージング及び滅菌パック。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
下記:
−タンパク質フラクション、
−糖質フラクション、
−ω-3群の少なくとも1種の脂肪酸を含む脂質フラクション、
−少なくとも1種のミネラル成分、
−ビタミンDを含む少なくとも1種のビタミン、
−ホップ、大麦麦芽、フェヌグリーク、アニス、ウイキョウ、クミン、バジル、オドリコソウ、ニアウリ、キャラウェイ、ハートシーズ、キノア、フレンチライラック又はこれらの混合物から選択される少なくとも1種の植物エキス
を含む栄養組成物。
【請求項2】
好ましくは液乳又は乾燥乳濃縮物から選択される乳ベースを含む請求項1に記載の組成物。
【請求項3】
大麦麦芽植物、フェヌグリーク及びアニスのエキスを含む請求項1〜2のいずれか1項に記載の組成物。
【請求項4】
大麦麦芽植物及びフェヌグリーク又は大麦麦芽及びアニス又はフェヌグリークとアニスのエキスを含むことを特徴とする請求項1〜2のいずれか1項に記載の組成物。
【請求項5】
前記ω-3群の脂肪酸が、ドコサヘキサエン酸又はDHAである請求項1〜4のいずれか1項に記載の組成物。
【請求項6】
前記ミネラルのうちヨウ素、セレン及びマグネシウムを含む請求項1〜5のいずれか1項に記載の組成物。
【請求項7】
優先的にガラクトフルクトース及び/又はフルクトオリゴ糖から選択される繊維源をも含む請求項1〜6のいずれか1項に記載の組成物。
【請求項8】
下記:
ビタミンD:0.1μg〜10μg、特に1〜2μg
カルシウム:100mg〜1g、特に200〜300mg、
セレン:1〜100μg、特に10〜30μg、
ヨウ素:10〜200μg、特に30〜60μg、
マグネシウム:10〜400mg、特に110〜130mg、
リン:100〜1000mg、特に230〜250mg、
繊維:0.1〜30mg、
ドコサヘキサエン酸:10〜500mg、特に50〜150mg、
長鎖ポリ不飽和脂肪酸:0.01〜2g、
10〜6000mgの、ホップ(フムルス・ルプルス(Humulus lupulus))、大麦麦芽(ホルデウム・ウルガレ(Hordeum vulgare))、フェヌグリーク(トリゴネラ・フォエヌム・グラエクム(Trigonella foenum graecum))、アニス(ピムピネルラ・アニスム(Pimpinella anisum))、ウイキョウ(フォエニクルム(Foeniculum))、クミン(クミヌム・キミヌム(Cuminum cyminum))、バジル(オキムム・バシリクム(Ocimum basilicum))、オドリコソウ(ラミウム・アルブム(Lamium album))、ニアウリ(メラレウカ・クィンクエネルヴィア(Melaleuca quiquenervia))、キャラウェイ(カルム・カルヴィ(Carum carvi))、ハートシーズ(ヴィオラ・トリコロル(Viola tricolor))、キノア(ケノポディウム・キノア(Chenopodium quinoa))、フレンチライラック(ガレガ・ オフィシナリス(Galega officinalis))、又はこれらの混合物から選択される少なくとも1種の植物エキス
によって形成されることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の組成物の用量。
【請求項9】
10〜300mg、特に170〜210mgの大麦麦芽、50〜2000mg、特に50〜150mgのフェヌグリーク、及び100〜4000mg、特に100〜200mgのアニスを含む請求項8に記載の用量。
【請求項10】
液体、粉末、食品、錠剤、顆粒、アンプルに含まれる溶液の形態又はいずれかの他の適切なガレノス形態である請求項1〜7のいずれか1項に記載の組成物。
【請求項11】
薬物としての、請求項1〜7のいずれか1項に記載の組成物。
【請求項12】
哺乳動物、特にヒトの授乳中に泌乳を刺激し及び/又は開始し及び/又は吸引を刺激することを目的とする製品を調製するための、請求項1〜7のいずれか1項に記載の組成物の使用。
【請求項13】
哺乳動物、特にヒトの授乳中に泌乳を刺激し及び/又は開始し及び/又は吸引を刺激することを目的とする製品を調製するための、請求項8〜9のいずれか1項に記載の用量の使用。

【公表番号】特表2013−500028(P2013−500028A)
【公表日】平成25年1月7日(2013.1.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−522129(P2012−522129)
【出願日】平成22年7月26日(2010.7.26)
【国際出願番号】PCT/EP2010/060778
【国際公開番号】WO2011/012568
【国際公開日】平成23年2月3日(2011.2.3)
【出願人】(512022642)ラボラトリーズ フランス ベベ ニュートリション (1)
【Fターム(参考)】