説明

排ガス浄化装置

【課題】 高電圧によって動作する複数の処理部を備えた排ガス浄化装置において、製造コストを抑制し装置の設置スペースの自由度を促進する。
【解決手段】 複数の処理部であるNO生成リアクタ3およびPM捕集リアクタ4に給電するための複数の棒状導体29,39が、直列に配置されたNO生成リアクタ3およびPM捕集リアクタ4の間となる位置から、排ガス浄化装置1の外部に引き出されている。給電経路の引き出し構造の単純化を通じて、製造コストを抑制でき、また、装置からの引き出し構造に係る突出部分を単一にできるため、排ガス浄化装置1の設置スペースの自由度を促進することができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、内燃機関の排ガスを高電圧の印加によって処理する排ガス浄化装置に関する。
【背景技術】
【0002】
車両などの内燃機関の排ガスを浄化するための技術として、排ガス流路内に配置された棒状の放電電極に高電圧を印加し、通過する排ガスをプラズマ化して浄化するような排ガス浄化装置が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。このような装置では、通過する排ガス中のNOxなどの物質がN等に変換されると共に、供給される排ガス中のPM(particulate matter; 粒子状物質)が帯電され、その下流側に設けられアース電位に固定された網状の受電極に吸着される。
【0003】
【特許文献1】特開2002−213228号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、出願人は、この種の装置における帯電作用と吸着作用とを個別に行う構成を検討している。この装置は、上流側に設置され放電電極とこれを囲む筒状の外周電極とを備えて帯電作用を行うNO生成リアクタと、その後段(下流側)に設置され別途の棒状の中心電極とこれを囲む外周電極とを備えて吸着作用を行うPM捕集リアクタとから構成されている。
【0005】
この構成では、上流側のNO生成リアクタと、その下流側のPM捕集リアクタとに個別に給電するので、両リアクタのそれぞれに用途に適した電圧値や波形で給電できるという利点がある。
【0006】
しかしながら、これらNO生成リアクタとPM捕集リアクタとに給電するために、個別のケーブルを設けるのでは、ケーブル引き出し構造を個別に設ける必要があって製造コストが増大する上、装置の設置スペースの自由度が低いという問題点がある。
【0007】
本発明はかかる問題点を解決するためになされたものであり、その目的は、高電圧によって動作する複数の処理部を備えた排ガス浄化装置において、製造コストを抑制し装置の設置スペースの自由度を促進することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
第1の本発明は、高電圧によって動作する複数の処理部を備えた排ガス浄化装置であって、前記複数の処理部が排ガスの流れ方向に沿って直列に配置され、前記複数の処理部に給電するための複数の導電体が、前記排ガスの流れ方向において前記複数の処理部の間となる位置から外部に引き出されていることを特徴とする排ガス浄化装置である。
【0009】
第1の本発明では、複数の処理部に給電するための複数の導電体が、直列に配置された複数の処理部の間となる位置から外部に引き出されているので、給電経路の引き出し構造の単純化を通じて、製造コストを抑制でき、また装置の設置スペースの自由度を促進することができる。
【0010】
第2の本発明は、請求項1に記載の排ガス浄化装置であって、前記複数の導電体への通電を同時に接続し切り離すための単一の受電側コネクタを備えたことを特徴とする排ガス浄化装置である。
【0011】
第2の本発明では、複数の導電体への通電を同時に接続し切り離すための単一の受電側コネクタを備えたので、装置の着脱を容易にすることができる。
【0012】
第3の本発明は、請求項1または2に記載の排ガス浄化装置であって、前記受電側コネクタは、前記複数の処理部を少なくとも部分的に支持する支持体に設置されていることを特徴とする排ガス浄化装置である。
【0013】
第3の本発明では、受電側コネクタを支持体に設置したので、装置に剛性を付与することができる。
【0014】
第4の本発明は、請求項1ないし3のいずれかに記載の排ガス浄化装置であって、前記複数の導電体を覆う導電性のシェルを有することを特徴とする排ガス浄化装置である。
【0015】
第4の本発明によれば、給電経路の引き出し構造からの外部への電磁的影響を抑制できる。
【0016】
本発明における複数の処理部は、第5の本発明のように、1または2以上のNO生成リアクタと、当該1または2以上のNO生成リアクタの下流側に配置された1または2以上のPM捕集リアクタとするのが好適である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
以下、図面を参照しながら、本発明を実施するための最良の形態について詳細に説明する。
【0018】
図1は、本発明による排ガス浄化装置の縦断面図を示す概略構成図であり、図2は、図1におけるII−II線についての断面図であり、図3は、図1におけるIII−III線についての断面図である。これらの図面に示される排ガス浄化装置1は、車両に好適に適用されることができるものであり、プラズマリアクタまたはコロナリアクタとして構成されている。この排ガス浄化装置1は、図示されない内燃機関の燃焼室から排出される排ガスを浄化するために、当該内燃機関の排気系統を構成する排気管に組み込まれる。
【0019】
排ガス浄化装置1は、上流側ケース2、下流側ケース12、NO生成リアクタ3、およびPM捕集リアクタ13を含んでいる。上流側ケース2の内部には、図1において白抜矢印で示される方向に、内燃機関の燃焼室から排出される排ガスが導入される。そして、リアクタ3,13の内部で浄化された排ガスは、下流側ケース12から不図示の排気管を介して外部に排出される。
【0020】
ケース2,12は、金属とくにSUS等の耐熱材料により形成されており、排気管に接続されるための入口または出口を構成する端部2a,12aと、排気管よりも大径の概ね六角形の断面形状を有する拡径部2b,12bと、端部2aと拡径部2bとの間および端部12aと拡径部12bとの間に形成されたコーン部2c,12cとを含む。
【0021】
上流側ケース2の下流側には、前支持体7を介してNO生成リアクタ3が結合されている。NO生成リアクタ3は、複数(本実施形態では、19体)互いに平行に並設された処理ユニット6を含んで構成されており、各処理ユニット6は、円筒形の外周電極4、および細径の直線状の棒状電極5からなる。各処理ユニット6の外周電極4の上流端は、前支持体7に対して溶接または銅ロウ付け等によって固定されている。
【0022】
図2に示されるように、前支持体7の中心に1体の処理ユニット6が配置されると共に、前支持体7の外縁の近傍に12体の処理ユニット6が等間隔に配置され、前支持体7の中心(すなわち上流側ケース2の中心)の処理ユニット6と、上記12体の処理ユニット6との間に、6体の処理ユニット6が配置される。
【0023】
そして、一体の前支持体7につき3箇所に、スペーサ9が固定される。前支持体7は、スペーサ9が固定される開口部7a(図1参照)と、それ以外の開口部7bとを有し、各処理ユニット6の外周電極4は、いずれも上流側の端部において、開口部7aまたは開口部7bに固定される。開口部7aにおけるスペーサ9が固定される開口縁の断面形状は円形である。
【0024】
他方、スペーサ9が固定されない開口部7bは、外周電極4に接する開口縁において断面が円形であり、且つその反対側(すなわち、処理ユニット6と前支持体7とにより構成されるNO生成リアクタ3の上流側端部および下流側端部)の開口縁(以下適宜外側開口縁という)において断面が正六角形をなしており、これらの開口縁は互いに滑らかな曲面で結ばれている。開口部7bの外側開口縁は、図2において破線で示される境界線BLにおいて、隣接する他の開口部7bの外側開口縁と滑らかに接続されており、両開口部7b,7bの間に明瞭な稜線を生じさせないことによって、境界線BLからの放電の抑制が図られている。
【0025】
各棒状電極5の前端部は、図1および図2に示されるような金属製の格子部材8の格子点に固定されている。格子部材8は、多数の支持アーム8aを備えており、SUSなどの耐熱導電性材料からなる本体と、該本体を被覆するセラミックなどの耐熱絶縁性材料からなる絶縁層とを有する。本体は、棒状電極5との接続点において棒状電極5に導通しており、絶縁層は本体の表面のうち、この導通のための接触面を除く全表面を被覆している。
【0026】
各格子部材8は、筒状のスペーサ9および前支持体7を介して、片側あたり3箇所の外周電極4の延長上に固定されている。図4に示されるとおり、格子部材8は、スペーサ9の口縁部に対応する部分に係合肩部8dを備えており、格子部材8と棒状電極5とが結合されるときに、係合肩部8dとスペーサ9とが係合することによって、格子部材8がスペーサ9に支持される。
【0027】
スペーサ9は、格子部材8を支持するための支持部材であり、セラミック等の耐熱絶縁性材料からなる。スペーサ9は外周電極4と略同径かつ断面形状が略共通の筒型であり、スペーサ9の外周面および内周面には環状の凹凸が形成されている。この凹凸は、軸方向に沿って半径の拡大と縮小とが滑らかに繰り返す形状、すなわち所謂コルゲーションであり、この凹凸によって、沿面放電のための経路距離の拡大による沿面放電の抑制が図られている。
【0028】
各棒状電極5の後端部は、図3に示されるような単一の平坦な格子部材28に結合されている。格子部材28の上端部には、外部からの給電のための棒状導体29が接続されている。
【0029】
外周電極4および棒状導体29には、ステンレス鋼を用いるのが好適である。棒状電極5は、外周電極4の中心軸上に配置されて排ガスの流れ方向に延びる。棒状電極5には、放電特性が良好で外周電極4よりも熱膨張率が小さいタングステンのプレス焼成品を用いるのが好適である。
【0030】
PM捕集リアクタ13は、NO生成リアクタ3とほぼ同じ構造を、その前後を逆にして配置したものであるが、外周電極14の内周にハニカム構造体10が設けられている点で、NO生成リアクタ3と異なる。図5に示されるとおり、ハニカム構造体10は、多孔質の隔壁41により仕切られた多数のセルすなわち排ガス通路42を備えており、排ガス通路42はいずれも排ガスの流入方向(図中A方向)に概ね平行である。排ガス通路42の上流側の一部の開口部、および上流側の開口部が開放されている排ガス通路42の下流側の開口部が、詰栓43によって閉塞されている。したがって、排ガスは、上流端開口の排ガス通路42からハニカム構造体10内に進入すると共に、多孔質の隔壁41を通過して、下流端開口の排ガス通路42から下流側に排出される。この過程で、PMは隔壁41によって濾過される。
【0031】
ハニカム構造体10は多孔質のセラミックス材料からなり、具体的にはコーディエライトやSiC(炭化珪素)等を用いるのが好適である。ハニカム構造体10の排ガス通路を除く基材部(壁部)の気孔率は60〜80%とし、平均細孔径を20ないし60μmとする。ハニカム構造体10の隔壁41には、触媒物質として、例えばLi=3mol/L、Pt=5g/L、コート材をAlとするNOx吸蔵還元触媒(NSR;NOx Storage Reduction catalysis)がコーティングされている。NOx吸蔵還元触媒のコート量は、例えば300g/Lとする。
【0032】
PM捕集リアクタ13の残余の構造は、NO生成リアクタ3とほぼ同じである。すなわち、下流側ケース12の上流側には、後支持体17を介して処理ユニット16が結合されており、各処理ユニット16は、円筒形の外周電極14、および細径の直線状の棒状電極15からなる。各棒状電極15の後端部は、格子部材18の格子点に固定されており、また格子部材18はスペーサ19を介して、後支持体17に支持されている。各棒状電極15の前端部は、格子部材38に結合されており、格子部材38の上端部には、外部からの給電のための棒状導体39が接続されている。
【0033】
NO生成リアクタ3の外周電極4の後端部、およびPM捕集リアクタ13の外周電極14の前端部は、中空の中間支持体27に固定されている。中間支持体27は、単一ピースの導電体からなり、その上流側および下流側の表面は、多数の外周電極4,14を受け入れるための円形の通孔を有する。中間支持体27の上端部には、ほぼ直方体の外形を有するベース50が形成されている。
【0034】
中間支持体27のベース50の上面には、導電性の剛体からなる中空のシェル51が、ボルト52によって固定されている。シェル51は、前後に並べられた2つの円筒管部を備えており、これら円筒管部の内部には管状のセラミックからなる絶縁層53が設けられている。絶縁層53の内腔には、棒状導体29,39が下方から挿通されており、棒状導体29,39の上端部は、シェル51の高さ方向における中央付近に位置している。絶縁層53の下端部には、同じくセラミックからなるスリーブ60が設置されており、スリーブ60は棒状導体29,39を、格子部材28,38との接合部までに亘って被覆している。
【0035】
シェル51の円筒管部には、給電ケーブル54,55がそれぞれ挿入され、これら給電ケーブル54,55の先端部(下端部。図3参照)にそれぞれ固定された端子56が、棒状導体29,39の上端部に着脱自在に嵌合する。図6に示されるように、給電ケーブル54,55は、それぞれ絶縁層57および編み線などのシールド層58を有するシールドケーブルであり、これら給電ケーブル54,55によって、2芯シールドケーブル59(図1参照)が構成されている。給電ケーブル54,55は、それぞれ、シェル51の上端部において、キャップ60、ナット61および内径拡縮可能なコレット62によって締め付けられ固定される。キャップ60とシェル51との間には防水用のガスケット63が挟まれる。なお、棒状導体29,39、シェル51、絶縁層53、キャップ60、ナット61、コレット62およびガスケット63により、棒状導体29,39からなる導電経路を同時に接続し切り離すための単一の受電側コネクタ64が構成される。
【0036】
給電ケーブル54には不図示の第1の高圧電源の陽極が接続される。また、給電ケーブル55には不図示の第2の高圧電源の陽極が接続される。各高圧電源は、図示しない制御装置によって個別に制御され、これによって、NO生成リアクタ3およびPM捕集リアクタ13には、それぞれに用途に適した電圧値および波形による給電が行われる。他方、リアクタ3,13の外周電極4,14は、不図示のアース線により車体に接続され接地される。
【0037】
以上のとおり構成される排ガス浄化装置1では、当該車両の内燃機関の始動に合わせて、NO生成リアクタ3の各処理ユニット6にてプラズマを発生させるべく、第1の高圧電源によって、NO生成リアクタ3の外周電極4と棒状電極5との間に、棒状電極5を陽極として高電圧が印加される。
【0038】
また、PM捕集リアクタ4の各処理ユニット16にて捕集に適した電界を発生させるべく、第2の高圧電源によって、PM捕集リアクタ4の外周電極14と棒状電極15との間に、棒状電極15を陽極として高電圧が印加される。
【0039】
そして、始動した内燃機関の燃焼室からの排ガスがケース2の内部へと導入されると、NO生成リアクタ3の棒状電極5と外周電極4との間の放電によってプラズマ状態が生じ、排ガス中のNOxなどの所定物質が活性化され、反応が促進されてN等の物質に変換させられる。また、供給される排ガス中のPMが棒状電極5からの放電により帯電され、PM捕集リアクタ4の棒状電極15と外周電極14との間における電界との相互作用によって外周電極14に吸着され、高電圧の印加に伴って発生する活性ガスにより、その燃焼ないし酸化が促進されることになる。
【0040】
ここで、本実施形態では、複数の処理部であるNO生成リアクタ3およびPM捕集リアクタ4に給電するための複数の棒状導体29,39が、直列に配置されたNO生成リアクタ3およびPM捕集リアクタ4の間となる位置から、排ガス浄化装置1の外部(すなわち、処理対象である排ガスが流通するケーシングの内部から隔絶され、排ガス浄化装置1に給電するための電源を含んだ領域)に引き出されているので、給電経路の引き出し構造の単純化を通じて、製造コストを抑制でき、また、装置からの引き出し構造に係る突出部分を単一にできるため、排ガス浄化装置1の設置スペースの自由度を促進することができる。
【0041】
また本実施形態では、複数の棒状導体29,39からなる導電経路を同時に接続し切り離すための単一の受電側コネクタ64を備えたので、排ガス浄化装置1の着脱を容易にすることができる。
【0042】
また本実施形態では、受電側コネクタ64を、NO生成リアクタ3およびPM捕集リアクタ4を少なくとも部分的に支持する中間支持体27に設置したので、排ガス浄化装置1に剛性を付与することができる。
【0043】
また本実施形態では、複数の棒状導体29,39を覆う導電性のシェル51を備えたので、給電経路の引き出し構造からの外部への電磁的影響を抑制できる。
【0044】
なお、上記実施形態では、本発明をある程度の具体性をもって説明したが、本発明については、特許請求の範囲に記載された発明の精神や範囲から離れることなしに、さまざまな改変や変更が可能であることは理解されなければならない。例えば、本発明における複数の処理部は、本実施形態のように、NO生成リアクタと、その下流側に配置されたPM捕集リアクタとするのが特に好適であるが、電力の作用により排ガスを浄化する処理部分であれば、各電極の形状および構造、プラズマの利用の有無やPMの濾過如何にかかわらず、他の各種の構成を用いることができ、いずれも本発明の範疇に属するものである。
【0045】
また、本実施形態では互いに異なる種類の処理部を用いる例について説明したが、本発明における複数の処理部は同種のものであってもよい。また本実施形態では各処理部が直列に配置された例について説明したが、本発明では複数の処理部が直並列に組合わされた装置についても適用することができる。また本発明は、車両以外の内燃機関についても適用できることはいうまでもない。
【図面の簡単な説明】
【0046】
【図1】本発明の実施形態に係る排ガス浄化装置を示す概略構成図である。
【図2】図1におけるII−II線についての断面図である。
【図3】図1におけるIII−III線についての断面図である。
【図4】格子部材の取付構造を示す斜視図である。
【図5】ハニカム構造体の要部を示す縦断面図である。
【図6】受電側コネクタの要部を示す縦断面図である。
【符号の説明】
【0047】
1 排ガス浄化装置
2 上流側ケース
12 下流側ケース
3 NO生成リアクタ
4,14 外周電極
5,15 棒状電極
6,16 処理ユニット
7 前支持体
8,18,28,38 格子部材
9,19 スペーサ
10 ハニカム構造体
13 PM捕集リアクタ
17 後支持体
27 中間支持体
29,39 棒状導体
51 シェル
54,55 給電ケーブル
64 受電側コネクタ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
高電圧によって動作する複数の処理部を備えた排ガス浄化装置であって、
前記複数の処理部が排ガスの流れ方向に沿って直列に配置され、
前記複数の処理部に給電するための複数の導電体が、前記排ガスの流れ方向において前記複数の処理部の間となる位置から外部に引き出されていることを特徴とする排ガス浄化装置。
【請求項2】
請求項1に記載の排ガス浄化装置であって、
前記複数の導電体への通電を同時に接続し切り離すための単一の受電側コネクタを備えたことを特徴とする排ガス浄化装置。
【請求項3】
請求項1または2に記載の排ガス浄化装置であって、
前記受電側コネクタは、前記複数の処理部を少なくとも部分的に支持する支持体に設置されていることを特徴とする排ガス浄化装置。
【請求項4】
請求項1ないし3のいずれかに記載の排ガス浄化装置であって、
前記複数の導電体を覆う導電性のシェルを有することを特徴とする排ガス浄化装置。
【請求項5】
請求項1ないし4のいずれかに記載の排ガス浄化装置であって、
前記複数の処理部が、1または2以上のNO生成リアクタと、当該1または2以上のNO生成リアクタの下流側に配置された1または2以上のPM捕集リアクタであることを特徴とする排ガス浄化装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2006−138227(P2006−138227A)
【公開日】平成18年6月1日(2006.6.1)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−327066(P2004−327066)
【出願日】平成16年11月10日(2004.11.10)
【出願人】(000003207)トヨタ自動車株式会社 (59,920)
【Fターム(参考)】