説明

接続構造及びフロッグレッグアームロボット

【課題】揺動可能に接続された部材同士の接続構造にて疲労が確認された場合の補修作業にかかる時間やコストを削減する。
【解決手段】相対的に揺動可能に接続される第1部材24と第2部材23との接続構造100であって、外輪111が上記第1部材24に固定されるベアリングと、該ベアリングの内輪に固定されると共に上記第2部材23と固着されずに配置されるベアリング座120と、該ベアリング座120と上記第2部材23とを締結すると共に上記ベアリング座120と上記第2部材23との間で応力を伝達する締結手段130とを備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、相対的に揺動可能に接続される部材同士の接続構造及び該接続構造を有するフロッグレッグアームロボットに関するものである。
【背景技術】
【0002】
例えば、フロッグレッグアームロボットは、一対のアーム部を備え、1つのアーム部が相対的に揺動可能に接続される上腕部と前腕部とを備えている。
このような相対的に揺動可能な部材を備える装置においては、部材同士の接続構造として、一方の部材(第2部材)にベアリング座を溶接あるいは一体成形し、このベアリング座を介して一方の部材と他方の部材(第1部材)とをベアリングにて固定する構造を用いる場合が多い。
【0003】
具体的には、一方の部材が下方に配置され他方の部材が上方に配置される場合には、一方の部材に溶接あるいは一体成形されるベアリング座を設置し、ベアリングの外輪及び内輪のうち一方をベアリング座に固定し、他方の部材にベアリングの外輪及び内輪のうち他方を固定する。
このような接続構造を作用することによって、ベアリング座にてベアリングを介して一方の部材に伝達される応力を分散して一方の部材に応力が局所的に作用することを抑制しながら、ベアリングの外輪と内輪との相対的な回転移動にて一方の部材と他方の部材とを揺動可能に接続することができる。
【特許文献1】特開平11−216691号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、ベアリング座と一方の部材との接合箇所は不連続な形状となっている。このため、ベアリング座の接合箇所に応力が局所的に作用する。特に近年のフロッグレッグアームロボットのように、重量物を搬送する装置の場合には、部材(例えば上腕部と前腕部)の揺動方向と直交する方向に大きなモーメントが作用するため、ベアリング座の接合箇所に作用する応力が大きくなる。
このため、ベアリング座の接合箇所の定期的なメンテナンスが必要となり、接合箇所の疲労が確認された場合には、その補修作業を行う。
【0005】
しかしながら、ベアリング座は、一方の部材に対して溶接あるいは一体成形されている。このため、補修作業として、溶接のやり直しや補強等の作業が必要となるが、このような作業が困難な場合が多いため、従来においては、補修作業の際に一方の部材ごとベアリング座を交換することが多かった。
このように従来の補修作業では、新たに一方の部材を用意する必要があるため、補修作業にかかる時間やコストが増大するという問題が生じる。
また、重量物を搬送する装置の場合には、ベアリング座部位の重量が大きくなり、装置全体が重くなることで動性能の低下につながるという問題がある。
【0006】
本発明は、上述する問題点に鑑みてなされたもので、揺動可能に接続された部材同士の接続構造にて疲労が確認された場合の補修作業にかかる時間やコストを削減することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために、本発明の接続構造は、相対的に揺動可能に接続される第1部材と第2部材との接続構造であって、外輪及び内輪のうち一方が上記第1部材に固定されるベアリングと、該ベアリングの上記外輪及び内輪のうち他方に固定されると共に上記第2部材と固着されずに配置されるベアリング座と、該ベアリング座と上記第2部材とを締結すると共に上記ベアリング座と上記第2部材との間で応力を伝達する締結手段とを備えることを特徴とする。
【0008】
このような特徴を有する本発明の接続構造によれば、ベアリング座と第2部材とが固着されていないため、ベアリング座と第2部材とが相対移動可能となり、接合箇所が存在しない。このため、ベアリング座と第2部材との接合箇所に局所的に応力が作用することはない。
そして、ベアリング座と第2部材とは、応力を伝達する締結手段によって締結されている。このため、ベアリング座と第2部材との間の応力伝達が締結手段を介して行われる。
【0009】
また、本発明の接続構造においては、上記締結手段に作用する応力を検出する応力検出手段を備えるという構成を採用する。
【0010】
また、本発明の接続構造においては、上記応力検出手段は、上記ベアリング座と上記第2部材との間に挟まれる圧力センサを備えるという構成を採用する。
【0011】
また、本発明の接続構造においては、上記締結手段が上記第2部材側から取り付け及び取り外しが可能とされているという構成を採用する。
【0012】
また、本発明の接続構造においては、上記締結手段はボルトであるという構成を採用する。
【0013】
次に、本発明のフロッグレッグアームロボットは、本体部に対して基準平面に沿って揺動可能に接続される第1の上腕部及び第2の上腕部と、上記第1の上腕部に対して上記基準平面に沿って揺動可能に接続される第1の前腕部と、上記第2の上腕部に対して上記基準平面に沿って揺動可能に接続される第2の前腕部と、上記第1の前腕部及び上記第2の前腕部に対して上記基準平面に沿って揺動可能に接続されるハンド部と、を備えるフロッグレッグアームロボットであって、上記本体部と上記第1の上腕部との接続構造、上記本体部と上記第2の上腕部との接続構造、上記第1の上腕部と上記第1の前腕部との接続構造、上記第2の上腕部と上記第2の前腕部との接続構造、上記第1の前腕部と上記ハンド部との接続構造、及び、上記第2の前腕部と上記ハンド部との接続構造の少なくともいずれかの接続構造として、本発明の接続構造を用いることを特徴とする。
このような特徴を有する本発明のフロッグレッグアームロボットによれば、揺動可能に接続される部材同士の接続構造として本発明の接続構造が用いられる。
【発明の効果】
【0014】
本発明の接続構造によれば、ベアリング座と第2部材との間の応力伝達が締結手段を介して行われるため、応力による疲労は、締結手段に集中することとなる。よって、締結手段のみの交換によって補修作業を完了することが可能となる。
したがって、本発明の接続構造によれば、部材そのものを交換する場合と比較して、揺動可能に接続された部材同士の接続構造にて疲労が確認された場合の補修作業にかかる時間やコストを削減することが可能となる。
【0015】
また、本発明のフロッグレッグアームロボットによれば、揺動可能に接続される部材同士の接続構造として本発明の接続構造が用いられるため、接続構造にて疲労が確認された場合の補修作業にかかる時間やコストを削減することが可能となる。
また、ベアリング座をアーム部より軽量な材料にすることで装置の軽量化をはかることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
以下、図面を参照して、本発明に係る接続構造及びフロッグレッグアームロボットの一実施形態について説明する。なお、以下の図面においては、各部材を認識可能な大きさとするために、各部材の縮尺を適宜変更している。
【0017】
図1及び図2は、本実施形態におけるフロッグレッグアームロボットRの概略構成図であり、図1が平面図、図2が側面図である。
これらの図に示すように、フロッグレッグアームロボットRは、本体部1とアーム部2とハンド部3とを備えている。
【0018】
本体部1は、不図示の設置台上に旋回可能に設置されるものであり、アーム部2を揺動させることによってハンド部3を水平面(基準平面)に沿って前後に移動させるための駆動モータ5(51,52)が設置されている。
【0019】
アーム部2は、ハンド部3の移動方向に対して左右対称とされる一対のアーム部21,22によって構成されており、ハンド部3を直線方向に移動可能に支持する。なお、以下の説明においては、アーム部21を第1アーム部21と称し、アーム部22を第2アーム部22と称する。
【0020】
第1アーム部21は、上腕部23(第1の上腕部)と、前腕部24(第1の前腕部)とによって構成されている。
上腕部23は、本体部1に対して水平面に沿って揺動可能に接続されている。また、前腕部24は、上腕部23に対して水平面に沿って揺動可能に接続されている。
【0021】
第2アーム部22は、上腕部25(第2の上腕部)と、前腕部26(第2の前腕部)とによって構成されている。
上腕部25は、本体部1に対して水平面に沿って揺動可能に接続されている。また、前腕部26は、上腕部25に対して水平面に沿って揺動可能に接続されている。
【0022】
ハンド部3は、第1アーム部21の前腕部24と、第2アーム部22の前腕部26との各々に対して、水平面に沿って揺動可能に接続されている。
【0023】
続いて、本実施形態のフロッグレッグアームロボットRにおける、本体部1と上腕部23との接続構造、本体部1と上腕部25との接続構造、上腕部23と前腕部24との接続構造、上腕部25と前腕部26との接続構造、前腕部24とハンド部3との接続構造、及び前腕部26とハンド部3との接続構造について、図3を参照して説明する。
なお、各接続構造は、接続対象が異なるのみで、構成が同一であるため、図3においては、上腕部23と前腕部24との接続構造100のみを示し、以下の説明においても、上腕部23(第2部材)と前腕部24(第1部材)との接続構造100を主として説明する。
【0024】
図3に示すように、接続構造100は、ベアリング110と、ベアリング座120と、ボルト130と、圧力センサ140と、出力部150とを備えている。
【0025】
ベアリング110は、相対的に回転移動可能な外輪111と内輪112とを備えており、外輪111が、上腕部23と前腕部24とのうち上方に位置する前腕部24に固定部160を介して固定され、内輪112が、上腕部23と前腕部24とのうち下方に位置する上腕部23にベアリング座120を介して固定されている。
なお、外輪111と固定部160、及び、内輪112とベアリング座120は、不図示のボルト等によって固定されている。
【0026】
ベアリング座120は、平面視においてベアリング110の内輪112と略同一の大きさを有する円板形状とされている。このベアリング座120は、内輪112に対して固定されると共に上腕部23と固着されずに配置されている。
このベアリング座120は、上腕部23に対して固着されていないため、後述のようにボルト130にて上腕部23に締結されていない場合には、上腕部23に圧力センサ140を介して載置されているのみであり、上腕部23に対して移動可能とされている。
【0027】
ボルト130は、ベアリング座120と上腕部23とを締結するためのものであり、ベアリング座120の周縁に沿って円環状に複数配置されている。このボルト130は、ベアリング座120と上腕部23との各々に形成されたボルト挿通孔に螺合されることによってベアリング座120と上腕部23とを締結する。
また、本実施形態のフロッグレッグアームロボットRにおいては、上腕部23が中空とされている。そして、ボルト130は、上腕部23の内部(上腕部23側)にて、取り付け及び取り外しが可能とされている。
【0028】
圧力センサ140(例えば感圧センサ)は、ベアリング座120と上腕部23との間に挟まれるように配置されており、ベアリング座120と上腕部23との間の圧力を検出してその検出結果を電気信号として出力するものである。
出力部150は、圧力センサ140から電気信号として入力されるベアリング座120と上腕部23との間の圧力を視覚化して出力するものである。なお、出力部150は、必要に応じて、圧力センサ140から電気信号に基づいて所定の演算処理を行って、この演算処理結果を出力するようにしても良い。出力部150において出力される結果は、ベアリング座120と上腕部23との間の圧力に関するものであり、ボルト130に作用する応力に関する結果となる。
つまり、本実施形態において接続構造100は、圧力センサ140及び出力部150によって、ボルト130に作用する応力を間接的に検出する。すなわち、本実施形態においては、圧力センサ140及び出力部150によって、本発明の応力検出手段が構成されている。
【0029】
このような構成を有する接続構造100によれば、ベアリング110の前腕部24側に固定される外輪111と、ベアリング110の上腕部23側に固定される内輪112とが相対的に回転移動可能とされているため、前腕部24と上腕部23とが揺動可能に接続される。
【0030】
そして、本実施形態における接続構造100においては、ベアリング座120と上腕部23とが固着されていないため、ベアリング座120と上腕部23とが相対移動可能となり、接合箇所が存在しない。このため、ベアリング座120と上腕部23との接合箇所に局所的に応力が作用することはない。
そして、ベアリング座120と上腕部23とは、ボルト130によって締結されており、ベアリング座120と上腕部23との間の応力伝達がボルト130を介して行われる。
このように、ベアリング座120と上腕部23との間の応力伝達がボルト130を介して行われるため、応力による疲労は、ボルト130に集中することとなる。よって、ボルト130のみの交換によって補修作業を完了することが可能となる。
したがって、本実施形態の接続構造100によれば、上腕部23そのものを交換する場合と比較して、疲労が確認された場合の補修作業にかかる時間やコストを削減することが可能となる。
【0031】
また、本実施形態における接続構造100においては、圧力センサ140及び出力部150によって、ボルト130に作用する応力を検出するという構成を採用する。
このため、ボルト130に作用する応力からボルト130の寿命や交換時期を推察することが可能となる。よって、ボルト130を適切なタイミングにて交換することが可能となる。
【0032】
また、本実施形態における接続構造100においては、ボルト130は、上腕部23の内部(上腕部23側)にて、取り付け及び取り外しが可能とされている。このため、上腕部23の内部を開放することによってのみで、ベアリング110やベアリング座120を取り外すことなくボルト130の交換が可能となる。よって、ボルト130を容易に交換することが可能となる。
【0033】
なお、本実施形態のフロッグレッグアームロボットRにおいては、本体部1及び上腕部23と、本体部1及び上腕部25と、上腕部25及び前腕部26と、前腕部24及びハンド部3と、前腕部26及びハンド部3とについても、上腕部23と前腕部24との接続構造100と同様の接続構造にて揺動可能に接続されている。
【0034】
このように構成されたフロッグレッグアームロボットRは、駆動モータ5の駆動によって、アーム部21,22が左右対称に同期して揺動することによって、ハンド部3を直線方向(図1の左右方向)に移動する。そして、このようなハンド部3の移動によって、ハンド部3に支持された搬送対象物が搬送される。
そして、本実施形態におけるフロッグレッグアームロボットRにおいては、上腕部23及び前腕部24が接続構造100にて揺動可能に接続され、本体部1及び上腕部23と、本体部1及び上腕部25と、上腕部25及び前腕部26と、前腕部24及びハンド部3と、前腕部26及びハンド部3とについても、上腕部23と前腕部24との接続構造100と同様の接続構造にて揺動可能に接続されている。
つまり、本実施形態におけるフロッグレッグアームロボットRにおいては、揺動可能に接続される部材同士の接続構造として本発明の接続構造が用いられている。このため、接続構造にて疲労が確認された場合の補修作業にかかる時間やコストを削減することが可能となる。
【0035】
以上、添付図面を参照しながら本発明に係る接続構造及びフロッグレッグアームロボットの好適な実施形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されないことは言うまでもない。上述した実施形態において示した各構成部材の諸形状や組み合わせ等は一例であって、本発明の主旨から逸脱しない範囲において設計要求等に基づき種々変更可能である。
【0036】
例えば、上記実施形態においては、ベアリング110が、固定部160を介して前腕部24に固定される構成について説明した。
しかしながら、本発明はこれに限定されるものではなく、固定部160の代わりにベアリング座を設置し、上述したベアリング座120と上腕部23と同様に、固定部160の代わりに設置したベアリング座を前腕部24と固着させずに、ボルト等の締結手段によって前腕部24に対して締結させても良い。
このような構成を採用することによって、前腕部24側においても、応力がボルトを介して伝達され、応力による疲労がボルトに集中するため、ボルトの交換のみで、補修作業を完了することができる。したがって、前腕部24そのものを交換する場合と比較して、疲労が確認された場合の補修作業にかかる時間やコストを削減することが可能となる。
【0037】
また、外輪111と内輪112との相対的な回転移動が可能であれば、固定部160を設置せずに、ベアリング110を直接前腕部24に固定しても良い。
【0038】
また、上記実施形態においては、ベアリング110とベアリング座120とを固定するボルト(不図示)と、ベアリング座120と上腕部23とを締結するボルト130とを別体で設ける構成について説明した。しかしながら、これらのボルトを一体化して一本のボルトとし、当該ボルトによって、ベアリング110、ベアリング座120及び上腕部23を締結するようにしても良い。
【0039】
また、上記実施形態においては、ベアリング110の外輪111が前腕部24側に固定され、ベアリング110の内輪112が上腕部23側に固定されている構成について説明した。
しかしながら、本発明はこれに限定されるものではなく、外輪111が上腕部23側に固定され、内輪112が前腕部24側に固定されていても良い。
【0040】
また、上記実施形態においては、ベアリング座120と上腕部23との間に挟みこまれた圧力センサ140によって、ボルト130に作用する応力を間接的に検出する構成について説明した。
しかしながら、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、ボルト130に歪み計を設置し、ボルト130に作用する応力を直接的に検出しても良い。すなわち、本発明の応力検出手段が、歪み計と出力部150にて構成されても良い。
【0041】
また、上記実施形態においては、本発明の締結手段としてボルトを用いる構成について説明した。
しかしながら、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば締結手段としてボルト及びナットを用いても良く、また締結手段としてネジを用いても良い。
【0042】
また、上記実施形態においては、本発明の接続構造によって、フロッグレッグアームロボットRにおける、上腕部23及び前腕部24と、本体部1及び上腕部23と、本体部1及び上腕部25と、上腕部25及び前腕部26と、前腕部24及びハンド部3と、前腕部26及びハンド部3とを揺動可能に接続する構成について説明した。
しかしながら、本発明の接続構造はこれに限定されるものではなく、スカラーアームロボット等の揺動可能に接続される部材同士の接続に対して好適に用いることができる。
【図面の簡単な説明】
【0043】
【図1】本発明の一実施形態における接続構造を採用するフロッグレッグアームロボットの概略構成を示す平面図である。
【図2】本発明の一実施形態における接続構造を採用するフロッグレッグアームロボットの概略構成を示す側面図である。
【図3】本発明の一実施形態における接続構造を示すフロッグレッグアームロボットの要部断面図である。
【符号の説明】
【0044】
1……本体部、2……アーム部、23……上腕部(第2部材,第1の上腕部)、24……前腕部(第1部材,第1の前腕部)、25……上腕部(第2の上腕部)、26……前腕部(第2の前腕部)、3……ハンド部、100……接続構造、110……ベアリング、111……外輪、112……内輪、120……ベアリング座、130……ボルト(締結手段)、140……圧力センサ、150……出力部、R……フロッグレッグアームロボット

【特許請求の範囲】
【請求項1】
相対的に揺動可能に接続される第1部材と第2部材との接続構造であって、
外輪及び内輪のうち一方が前記第1部材に固定されるベアリングと、
該ベアリングの前記外輪及び内輪のうち他方に固定されると共に前記第2部材と固着されずに配置されるベアリング座と、
該ベアリング座と前記第2部材とを締結すると共に前記ベアリング座と前記第2部材との間で応力を伝達する締結手段と
を備えることを特徴とする接続構造。
【請求項2】
前記締結手段に作用する応力を検出する応力検出手段を備えることを特徴とする請求項1記載の接続構造。
【請求項3】
前記応力検出手段は、前記ベアリング座と前記第2部材との間に挟まれる圧力センサを備えることを特徴とする請求項2記載の接続構造。
【請求項4】
前記締結手段が前記第2部材側から取り付け及び取り外しが可能とされていることを特徴とする請求項1〜3いずれかに記載の接続構造。
【請求項5】
前記締結手段はボルトであることを特徴とする請求項1〜4いずれかに記載の接続構造。
【請求項6】
本体部に対して基準平面に沿って揺動可能に接続される第1の上腕部及び第2の上腕部と、
前記第1の上腕部に対して前記基準平面に沿って揺動可能に接続される第1の前腕部と、
前記第2の上腕部に対して前記基準平面に沿って揺動可能に接続される第2の前腕部と、
前記第1の前腕部及び前記第2の前腕部に対して前記基準平面に沿って揺動可能に接続されるハンド部と、
を備えるフロッグレッグアームロボットであって、
前記本体部と前記第1の上腕部との接続構造、前記本体部と前記第2の上腕部との接続構造、前記第1の上腕部と前記第1の前腕部との接続構造、前記第2の上腕部と前記第2の前腕部との接続構造、前記第1の前腕部と前記ハンド部との接続構造、及び、前記第2の前腕部と前記ハンド部との接続構造の少なくともいずれかの接続構造として、請求項1〜5いずれかに記載の接続構造を用いる
ことを特徴とするフロッグレッグアームロボット。



【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2009−274197(P2009−274197A)
【公開日】平成21年11月26日(2009.11.26)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−130662(P2008−130662)
【出願日】平成20年5月19日(2008.5.19)
【出願人】(000000099)株式会社IHI (5,014)
【Fターム(参考)】