説明

携帯端末装置及びカラー画像データの表示方法

【課題】画像データの色を通知する複数の方法を用意し、それらの中からユーザが所望の方法を予め選択できる携帯端末装置及びカラー画像データの表示方法を提供する。
【解決手段】カラー画像データにおける所定の箇所の色を認識し、かつ、カラー画像データを表示可能な携帯端末装置であって、カラー画像データにおける所定の箇所の色名をユーザに通知する複数の色名通知方法の中から、ユーザによって選択された色名通知方法を予め登録するための色名通知方法登録手段を有し、色名通知方法登録手段で登録された色名通知方法を用いて、カラー画像データにおける所定の箇所の色名をユーザに通知する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、携帯端末装置に関し、特に、画像データの表示色を認識し、所定の表示色を代替色に色変換する携帯端末装置及びカラー画像データの表示方法に関する。
【背景技術】
【0002】
現在、カラー画像データを扱うことが可能な端末装置が普及してきているが、色覚障害者(色盲・色弱)にとっては、端末装置に表示される画像において、所定の色を認識しにくい場合がある。
【0003】
従来技術例として、画像表示したカラー画像上の色名を知りたい点を指定する点指定手段と、指定した点の色名を検索する色名検索手段と、表示及び/又は音声により色名を教示する色名教示手段とを備え、利用者が色名を視覚的及び/又は聴覚的に知ることができる「カメラ付きの携帯式コンピュータ機器を利用した色名情報取得システム、方法及びプログラム」がある(例えば、特許文献1参照)。
【特許文献1】特開2005−4495号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1は、画像データにおいて、画面表示又は音声出力によって色名をユーザに通知するのみであり、実際に色分けされた(代替色に色変換された)画像データが表示されるものではないので、色覚障害者にとって色の認識は困難である。
【0005】
一方、従来技術として、画像データにおいて、ユーザにとって認識しにくい表示色を代替色に色変換して表示するソフト等があるが、ユーザが指定した箇所の色名を通知することはできないので、色覚障害者は、色変換しない状態の画像データにおいて色名を知ることはできない。
【0006】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、画像データの色を通知する複数の方法を用意し、それらの中からユーザが所望の方法を予め選択できる携帯端末装置及びカラー画像データの表示方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
かかる目的を達成するために、請求項1記載の発明は、カラー画像データにおける所定の箇所の色を認識し、かつ、カラー画像データを表示可能な携帯端末装置であって、カラー画像データにおける所定の箇所の色名をユーザに通知する複数の色名通知方法の中から、ユーザによって選択された色名通知方法を予め登録するための色名通知方法登録手段を有し、色名通知方法登録手段で登録された色名通知方法を用いて、カラー画像データにおける所定の箇所の色名をユーザに通知することを特徴とする。
【0008】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、色名通知方法は、カラー画像データにおける所定の箇所の色名を画面に表示する画面表示方法、カラー画像データにおける所定の箇所の色名を音声で出力する音声出力方法、カラー画像データにおける所定の色を別の色に変換して表示する色変換方法のうち少なくとも1つであることを特徴とする。
【0009】
請求項3記載の発明は、請求項2記載の発明において、色名通知方法として色変換方法が選択された場合、色変換の対象となる変換対象色と、色変換後の色である代替色との色組み合わせをユーザが予め設定するための色組み合わせ設定手段を有し、色組み合わせ設定手段で設定された色組み合わせを用いて色変換方法を行うことを特徴とする。
【0010】
請求項4記載の発明は、請求項2又は3記載の発明において、色名通知方法として画面表示方法及び音声出力方法のうち少なくとも1つが選択された場合、カラー画像データ上にポインタを表示し、ユーザがカラー画像データ上でポインタを操作して指定した箇所の色名を通知することを特徴とする。
【0011】
請求項5記載の発明は、請求項2から4のいずれか1項に記載の発明において、色名通知方法として画面表示方法及び音声出力方法のうち少なくとも1つと、色変換方法とが選択された場合、色変換後のカラー画像データ上にポインタを表示し、ユーザが色変換後のカラー画像データ上でポインタを操作して指定した箇所の色名を通知することを特徴とする。
【0012】
請求項6記載の発明は、カラー画像データにおける所定の箇所の色を認識し、かつ、カラー画像データを表示可能な装置で用いられるカラー画像データの表示方法であって、カラー画像データにおける所定の箇所の色名をユーザに通知する複数の色名通知方法の中から、ユーザによって選択された色名通知方法を予め登録するための色名通知方法登録工程を有し、色名通知方法登録工程で登録された色名通知方法を用いて、カラー画像データにおける所定の箇所の色名をユーザに通知することを特徴とする。
【0013】
請求項7記載の発明は、請求項6記載の発明において、色名通知方法は、カラー画像データにおける所定の箇所の色名を画面に表示する画面表示方法、カラー画像データにおける所定の箇所の色名を音声で出力する音声出力方法、カラー画像データにおける所定の色を別の色に変換して表示する色変換方法のうち少なくとも1つであることを特徴とする。
【0014】
請求項8記載の発明は、請求項7記載の発明において、色名通知方法として色変換方法が選択された場合、色変換の対象となる変換対象色と、色変換後の色である代替色との組み合わせをユーザが予め設定するための色組み合わせ設定工程を有し、色組み合わせ設定工程で設定された色組み合わせを用いて色変換方法を行うことを特徴とする。
【0015】
請求項9記載の発明は、請求項7又は8記載の発明において、色名通知方法として画面表示方法及び音声出力方法のうち少なくとも1つが選択された場合、カラー画像データ上にポインタを表示し、ユーザがカラー画像データ上でポインタを操作して指定した箇所の色名を通知することを特徴とする。
【0016】
請求項10記載の発明は、請求項7から9のいずれか1項に記載の発明において、色名通知方法として画面表示方法及び音声出力方法のうち少なくとも1つと、色変換方法とが選択された場合、色変換後のカラー画像データ上にポインタを表示し、ユーザが色変換後のカラー画像データ上でポインタを操作して指定した箇所の色名を通知することを特徴とする。
【発明の効果】
【0017】
本発明によれば、ユーザが、画像データの色を通知する複数の方法の中から所望の方法を予め選択できるので、表示される画像データにおいて色の認識が容易になる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0018】
以下、本発明を実施するための最良の形態について添付図面を参照して詳細に説明する。
【実施例】
【0019】
本発明の携帯端末装置の一実施例としてのカメラ付き携帯電話(以下、携帯電話という)の構成について、図1のブロック図を参照して説明する。
【0020】
図1に示すように、本実施例の携帯電話は、選択・入力機能1と、カメラ機能2と、表示機能3と、登録機能4と、色管理機能5と、読み上げ機能6と、音声出力機能7と、を主に有して構成される。なお、本実施例では、図1における各構成部分について「機能」という記載を用いているが、「手段」や「部」と同義である。
【0021】
選択・入力機能1は、携帯電話のユーザ(以下、単にユーザという)が携帯電話上に備えられたキーパッドやボタン等を介して行う選択操作や入力操作を受け付けるためのインターフェース機能である。本実施例では、選択・入力機能1の一例として、ディスプレイに表示された画像上にポインタを表示し、そのポインタをユーザがボタンやキー等で動かしながら、その画像上における所望の箇所を指定・選択する機能も備える。
【0022】
カメラ機能2は、ユーザにより撮影が行われた場合、撮影された対象をカラー画像データ(以下、単に画像データという)として取得する撮影機能と、その画像データを所定の記憶領域に保存するための保存機能と、から構成される。本実施例では、このカメラ機能2において、静止画像撮影及び動画撮影の両方を可能とするが、色認識処理及び色変換処理の対象となる画像データとして、カラーの静止画像データを想定している。
【0023】
表示機能3は、画像を表示したり、設定メニューを表示したりする機能であり、従来の携帯電話で用いられているディスプレイ等の表示デバイスである。
【0024】
色管理機能4は、カメラ機能2にて撮影・保存された画像データ(本実施例では、静止画像データ)の色について管理する機能であり、色認識機能4aと、色変換機能4bとから構成される。
【0025】
色認識機能4aは、カメラ機能2にて撮影・保存された所定の画像データについて、三原色(赤・緑・青)、黄色、中間色(赤・緑・青・黄のうちいずれか近い色)を認識する色認識処理を行い、認識した色を示す色認識情報を生成する。なお、本実施例の色認識処理については、上記特許文献1の色認識処理を適用する。
【0026】
色変換機能4bは、色認識機能4aにて生成された色認識情報と、代替色登録機能にて登録された5b代替色設定情報(以下に説明)とに基づき、所定の画像データにおいて、色覚障害者が認識しにくい表示色(以下、元の色という)を、より認識しやすい表示色(以下、代替色という)に変換する色変換処理を行う。また、この色変換機能4bは、色の明るさや濃度を変更する機能も有するようにしてもよい。
【0027】
登録機能5は、選択・入力機能1を介するユーザの操作に基づいて、予め設定・登録を行うための機能であり、色名通知方法登録機能5aと、代替色登録機能5bとから構成される。
【0028】
色名通知方法登録機能5aは、画像データにおける色名を通知する方法を予め登録する機能である。色名通知方法の選択肢として、「色名表示(色名を画面上で表示することによりユーザに通知する方法)」、「色名読み上げ(色名を音声で出力することによりユーザに通知する方法)」、「色変換(画像データを代替色に変換して表示することによりユーザに通知する方法)」をディスプレイに表示し、これらのうち、選択・入力機能1を介するユーザ操作により選択された方法を、色名通知方法設定情報として所定の記憶領域に登録する。なお、上記各色名通知方法については、以下に説明する。
【0029】
代替色登録機能5bは、代替色を予め登録する機能である。元の色(色変換の対象となる色)と、その元の色に対応する代替色(色変換後の色)との組み合わせをユーザが設定・選択できるようにし、元の色と、代替色との色の組み合わせを示す代替色設定情報を所定の記憶領域に登録する。例えば、赤紫が色覚しにくい色(元の色)である場合、色覚しやすい黄色を代替色とし、赤紫と黄色とを一対として組み合わせ、代替色設定情報として登録する。登録された代替色設定情報は、色変換機能4aの色変換処理に用いられる。
【0030】
読み上げ機能6は、色名通知方法登録機能5aにて「色名読み上げ」が登録された場合に、色認識機能4aにて認識された色認識情報を音声データに変換する機能であり、音声出力機能7を介してユーザに対して色名を示す音声データを出力する(音声で色名を読み上げる)制御を行う。音声出力機能7は、従来の携帯電話に用いられているスピーカ等の音声出力デバイスである。
【0031】
以上のように構成された本実施例の携帯電話の動作(カラー画像データの表示方法)について、図2のフローチャートを参照して説明する。
【0032】
カメラ付き携帯電話において、ユーザは、選択・入力機能1のキーやボタン及び表示機能3のディスプレイを介して、色名通知方法及び代替色の設定/登録操作を予め行う。登録機能4は、ユーザの操作に基づいて、色名通知方法設定情報及び代替色設定情報の登録処理を行う(ステップS1)。
【0033】
ユーザにより所定の対象の撮影が行われた場合、カメラ機能2は、撮影対象の画像データを取得し、ディスプレイにその画像データを表示する(ステップS2)。ここで、ディスプレイに表示される画像データは、カメラ機能2によって取得された後、ユーザ操作により記憶領域に一旦保存され、再度記憶領域から読み出されるものや、外部装置や記憶媒体等から読み込まれたものでもよい。
【0034】
ディスプレイに表示された画像データについて、色管理機能4の色認識機能4aが色認識処理を行い、色認識情報を生成する(ステップS3)。
【0035】
ここで、色名通知方法についてどんな登録がされているかを、登録機能5から受け取った色名通知方法設定情報に基づいて判断する(ステップS4)。色名通知方法として「色変換」が予め登録されている場合(ステップS4/YES)、色管理機能4の色変換機能4bは、色認識機能4aから受け取った色認識情報と、登録機能5の代替色設定情報登録機能5bから受け取った代替色設定情報とに基づいて、ディスプレイに表示されている画像データについて、元の色から代替色への色変換処理を行う(ステップS5)。
【0036】
色名通知方法が「色変換」ではない場合(ステップS4/NO)、すなわち「色名表示」及び「色名読み上げ」のうち少なくとも1つが登録されている場合、ユーザは、ディスプレイに表示されている画像データ上に表示されるポインタをボタン等で操作し、色名を知りたい箇所を指定する(ステップS6)。
【0037】
色名通知方法が「色名表示」である場合(ステップS7/色名表示)、表示機能3は、ポインタで指定された箇所の色名を示す色認識情報を色認識機能4aから受け取り、その色認識情報が示す色名をディスプレイ上に表示する(ステップS8)。
【0038】
色名通知方法が「色名読み上げ」である場合(ステップS7/色名読み上げ)、読み上げ機能6は、ポインタで指定された箇所の色名を示す色認識情報を色認識機能4aから受け取り、色認識情報を音声データに変換し、音声出力機能7のスピーカから、色名を示す音声データを出力する(ステップS9)。
【0039】
色名通知方法が「色名表示」及び「色名読み上げ」の両方である場合(ステップS7/色名表示及び色名読み上げ)、ステップS8及びステップ9の両方の処理を同時に行い、指定された箇所について表示と音声の両方で色名の通知を行う(ステップS10)。
【0040】
なお、上記ステップS4において色名通知方法として「色変換」が予め登録されている場合で、ステップS5において色変換処理が行われた後、ディスプレイには代替色に変換された画像データが表示されるが、「色名表示」や「色名読み上げ」が登録されている場合、ステップS7へ進んで、色変換処理後の画像データについても色名を通知するようにしてもよい。すなわち、色変換処理後の画像データ上にポインタを表示し、ユーザがポインタを操作して所定の箇所を指定することにより、その指定箇所の色名を通知するようにする。また、通知する色名は、ユーザが所定の切替操作を行うことにより、元の色名と代替色名との両方を通知できるようにしてもよい。
【0041】
以上説明したように、本実施例の携帯電話及びカラー画像データの表示方法によれば、ユーザが、画像データの色名を知る方法を複数(音声通知・画面表示・色変換)用意し、それらの中から予め選択して登録することができるので、ユーザは自分の好みの方法を自由に選択でき、表示される画像データにおいて色の認識が容易になる。
【0042】
また、本実施例の携帯電話及びカラー画像データの表示方法によれば、画像データについて、元の表示色と代替色とをユーザが任意に組み合わせて予め登録することができるので、ユーザは予め自分が認識しにくい色と、認識しやすい色とを自由に選択でき、色変換後に表示される画像データにおいて色の認識が容易になる。
また、従来の一般的な画像編集ソフトによる色変換は、変更前/変更後の色認識が細かすぎて単純な変換が困難なことがあったが、元の表示色と代替色とを一対に組み合わせた設定情報に基づいて色変換を行うので、簡易に色変換を行うことができる。
【0043】
以上、本発明の実施例について説明したが、上記実施例の記載に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の変形が可能である。
【産業上の利用可能性】
【0044】
本発明は、カラー画像データを扱うことが可能な装置全般に適用できる。
【図面の簡単な説明】
【0045】
【図1】本発明の実施例である携帯電話の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施例である携帯電話の動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
【0046】
1 選択・入力機能
2 カメラ機能
3 表示機能
4 色管理機能
4a 色認識機能
4b 色変換機能
5 登録機能
5a 色名通知方法登録機能(色名通知方法登録手段の一例)
5b 代替色設定情報登録機能(色組み合わせ設定手段の一例)
6 読み上げ機能
7 音声出力機能

【特許請求の範囲】
【請求項1】
カラー画像データにおける所定の箇所の色を認識し、かつ、前記カラー画像データを表示可能な携帯端末装置であって、
前記カラー画像データにおける所定の箇所の色名をユーザに通知する複数の色名通知方法の中から、ユーザによって選択された色名通知方法を予め登録するための色名通知方法登録手段を有し、
前記色名通知方法登録手段で登録された色名通知方法を用いて、前記カラー画像データにおける所定の箇所の色名を前記ユーザに通知することを特徴とする携帯端末装置。
【請求項2】
前記色名通知方法は、前記カラー画像データにおける所定の箇所の色名を画面に表示する画面表示方法、前記カラー画像データにおける所定の箇所の色名を音声で出力する音声出力方法、前記カラー画像データにおける所定の色を別の色に変換して表示する色変換方法のうち少なくとも1つであることを特徴とする請求項1記載の携帯端末装置。
【請求項3】
前記色名通知方法として前記色変換方法が選択された場合、色変換の対象となる変換対象色と、色変換後の色である代替色との色組み合わせを前記ユーザが予め設定するための色組み合わせ設定手段を有し、
前記色組み合わせ設定手段で設定された色組み合わせを用いて前記色変換方法を行うことを特徴とする請求項2記載の携帯端末装置。
【請求項4】
前記色名通知方法として前記画面表示方法及び前記音声出力方法のうち少なくとも1つが選択された場合、前記カラー画像データ上にポインタを表示し、前記ユーザが前記カラー画像データ上で前記ポインタを操作して指定した箇所の色名を通知することを特徴とする請求項2又は3記載の携帯端末装置。
【請求項5】
前記色名通知方法として前記画面表示方法及び前記音声出力方法のうち少なくとも1つと、前記色変換方法とが選択された場合、色変換後のカラー画像データ上にポインタを表示し、前記ユーザが前記色変換後のカラー画像データ上で前記ポインタを操作して指定した箇所の色名を通知することを特徴とする請求項2から4のいずれか1項に記載の携帯端末装置。
【請求項6】
カラー画像データにおける所定の箇所の色を認識し、かつ、前記カラー画像データを表示可能な装置で用いられるカラー画像データの表示方法であって、
前記カラー画像データにおける所定の箇所の色名をユーザに通知する複数の色名通知方法の中から、ユーザによって選択された色名通知方法を予め登録するための色名通知方法登録工程を有し、
前記色名通知方法登録工程で登録された色名通知方法を用いて、前記カラー画像データにおける所定の箇所の色名を前記ユーザに通知することを特徴とするカラー画像データの表示方法。
【請求項7】
前記色名通知方法は、前記カラー画像データにおける所定の箇所の色名を画面に表示する画面表示方法、前記カラー画像データにおける所定の箇所の色名を音声で出力する音声出力方法、前記カラー画像データにおける所定の色を別の色に変換して表示する色変換方法のうち少なくとも1つであることを特徴とする請求項6記載のカラー画像データの表示方法。
【請求項8】
前記色名通知方法として前記色変換方法が選択された場合、色変換の対象となる変換対象色と、色変換後の色である代替色との組み合わせを前記ユーザが予め設定するための色組み合わせ設定工程を有し、
前記色組み合わせ設定工程で設定された色組み合わせを用いて前記色変換方法を行うことを特徴とする請求項7記載のカラー画像データの表示方法。
【請求項9】
前記色名通知方法として前記画面表示方法及び前記音声出力方法のうち少なくとも1つが選択された場合、前記カラー画像データ上にポインタを表示し、前記ユーザが前記カラー画像データ上で前記ポインタを操作して指定した箇所の色名を通知することを特徴とする請求項7又は8記載のカラー画像データの表示方法。
【請求項10】
前記色名通知方法として前記画面表示方法及び前記音声出力方法のうち少なくとも1つと、前記色変換方法とが選択された場合、色変換後のカラー画像データ上にポインタを表示し、前記ユーザが前記色変換後のカラー画像データ上で前記ポインタを操作して指定した箇所の色名を通知することを特徴とする請求項7から9のいずれか1項に記載のカラー画像データの表示方法。

【図1】
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【図2】
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【公開番号】特開2007−115123(P2007−115123A)
【公開日】平成19年5月10日(2007.5.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−307357(P2005−307357)
【出願日】平成17年10月21日(2005.10.21)
【出願人】(000004237)日本電気株式会社 (19,353)
【Fターム(参考)】