説明

携帯装置、機能実行方法及び機能実行プログラム

【課題】指定した時刻に携帯電話装置の有する機能を自動的に実行させることを可能とする。
【解決手段】実行制御部30は、動作内容情報321に基づいて、設定された時刻に対応して設定された所定の機能の動作内容を判定する設定動作判定手段31と、設定されて設定時刻格納手段12に格納されている所定の時刻と、機能部20に実行させる所定の機能の動作内容とを対応付けて示す動作内容情報321を格納する動作内容情報格納手段32とを有し、タイマー部10から、設定された時刻になること、または、設定された時刻になったこと、または、設定された時刻に近付いたこと等を通知されると起動し、動作内容情報321に基づいて、設定された時刻に対応する所定の処理の実行を機能部20に要求し、当該所定の機能の実行を制御する機能を有する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、実行可能な各種機能を備えた携帯装置に関し、特にするものである。
【背景技術】
【0002】
携帯電話機等の携帯装置としては、多くの機能を搭載したものが普及しつつある。例えば、携帯電話機であれば、本来の通話機能に加えて、電子メール送受信機能、カメラによる撮影機能、赤外線による通信機能、録音機能、スケジュール機能などの様々な機能が搭載されている。
【0003】
これらの機能は、携帯装置の表示画面に表示されるメニューからユーザが逐次選択して動作させる。
【0004】
この種の携帯装置としては、例えば、特許文献1に示されるものが存在する。特許文献1に開示される携帯装置においては、タイマー(アラーム)機能を有し、ユーザがある機能を動作させるためにタイマーに日時(時刻)を設定し、その設定日時になるとアラームによって通知される。通知を確認したユーザは、携帯装置を操作することにより予定していた機能を動作させるものである。
【0005】
【特許文献1】特開2005−151482号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかし、従来の携帯装置は以下に述べるような課題を有する。
【0007】
第1に、タイマー(アラーム)機能を用いることによって所定の日時に通知を行うだけでは、ユーザが目的とする携帯装置の機能の実行をするため、改めて当該日時に所定の操作をして機能を動作させる必要があることである。
【0008】
第2に、タイマー(アラーム)機能を用いることによって所定の日時に通知させても、ユーザが当該通知に気付かない場合、あるいは通知を確認できない場合には、目的とする機能を実行することを逸してしまう可能性がある。
【0009】
(目的)
本発明の目的は、上記課題を解決し、ユーザの設定日時に基づいて所定の機能を自動的に動作させることを可能とする携帯装置、機能実行方法及び機能実行プログラムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明による携帯装置は、実行可能な各種機能を備えた携帯装置において、予め設定された設定日時に対応させて当該設定日時に実行する所定機能の動作内容を定義した動作内容情報に従って、前記設定日時となった時点で前記機能を自動的に実行する制御手段を備えることを特徴とする。
【0011】
本発明では、前記設定日時毎の前記動作内容情報を格納する格納部を備えることを特徴とする。
【0012】
また、本発明では、前記制御手段が、前記設定日時または前記設定日時から所定時間間隔で、前記動作内容情報に基づいて前記所定機能の動作の有無を判定することを特徴とする。
【0013】
また、本発明では、前記処理内容情報には、前記所定機能の起動、前記所定機能の詳細な動作内容、前記所定機能の終了までの動作を設定することを特徴とする。
【発明の効果】
【0014】
本発明は、ユーザが要求する日時において、ユーザが要求する携帯装置の機能の実行のためにユーザが改めて携帯装置を操作する必要がなく、また、ユーザが要求する日時においてユーザが要求する当該機能の実行を逸することを防止できる。
【0015】
その理由は、予め設定された設定日時に対応させて当該設定日時に実行する所定機能の動作内容を定義した動作内容情報に従って、当該設定日時となった時点で当該所定機能を自動的に実行する制御手段を備えるため、ユーザが要求する当該所定機能をユーザが要求する日時に自動的に実行するからである。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
図1及び図2を用いて本発明の第1の実施の形態による携帯電話装置を説明する。
【0017】
(第1の実施の形態の構成)
図1は、本発明の第1の実施の形態による携帯電話装置の構成を示すブロック図である。
【0018】
図1を参照すると、本実施の形態による携帯電話装置100は、アラームを機能を有するタイマー部10と、機能部(群)20に含まれる各種機能の機能制御手段とが、実行制御部30を介して接続されている。
【0019】
タイマー部10は、予め所定の日時(時刻)が設定されることによって、当該所定の時刻になるとアラーム等を出力する一般的なアラーム機能を有するものであり、時刻(日時)を検出する一般的な時計手段11と、設定された所定の時刻(日時)の情報を格納する設定時刻格納手段12と、設定された時刻(日時)が時計手段11で検出された時刻と一致するか否かを判定する一般的な時刻判定手段13とを備える。
【0020】
なお、時刻判定手段13は、設定された時刻(日時)が時計手段11で検出された時刻から所定の時間内であるか否か等を判定してもよい。
【0021】
また、タイマー部10は、時刻判定手段13の判定の結果に基づいて、設定された時刻(日時)になると、または、設定された時刻の所定時間前の時点で、実行制御部30に通知を送る。
【0022】
機能部20は、通話やデータの入出力に関する機能等、従来の携帯電話装置における一般的な機能を制御する制御手段が含まれており、本実施の形態では、付属のカメラを制御するカメラ制御手段21と、赤外線を用いて行う近距離間のデータ伝送の制御を行う赤外線通信制御手段22と、ネットワークを介してデータの送受信や通話を行う通信制御手段23と、携帯電話装置100を操作する情報や電話番号を入力するボタンキー等によって構成される入力手段24と、音声を録音する録音制御手段25と、携帯電話装置100の電源のオンまたはオフにする電源制御手段26と、バイブレーション機能をオンまたはオフにする振動制御手段27と、アラームや着信音等の音声データを出力する音声出力制御手段28と、電子メールの送信または受信を行うメール送受信制御手段29等を有する。
【0023】
また、機能部20の各種制御手段は、実行制御部30から所定の動作の実行を要求されると、実行制御部30からの制御に基づいて、要求された当該所定の動作内容を実行する。
【0024】
実行制御部30は、本発明の特徴的な構成であり、設定動作判定手段31と、動作内容情報格納手段32とを有し、タイマー部10から、設定された時刻となったこと、または、設定された時刻に近付いたこと等を通知されると起動し、設定時刻に対応して予め設定された所定動作の実行を機能部20の各制御手段に要求し、当該所定の機能の実行を制御する。
【0025】
設定動作判定手段31は、動作内容情報格納手段32に格納された動作内容情報321に基づいて、当該設定時刻に対応して設定された所定の機能の動作内容を判定する機能を有する。
【0026】
動作内容情報格納手段32は、設定時刻格納手段12に格納されている設定時刻と、予め定義した機能部20の制御手段に実行させる各機能の動作内容とを対応付けた動作内容情報321を格納する。
【0027】
設定された所定の時刻に機能部20の制御手段に実行させる各機能の動作内容は、携帯電話装置100が有する機能(カメラ制御手段21、赤外線通信制御手段22、通信制御手段23等)毎に、入力手段24によって入力され、動作内容情報321として設定される。
【0028】
動作内容情報321は、入力手段24からの入力によって任意に追加修正することが可能である。例えば、他の処理に変更することができ、また、設定された他の時刻に実行させるように修正することもできる。
【0029】
ここで入力される、動作内容情報321に設定される動作内容は、所定機能の単一の動作でも複数の動作でもよく、また、複数の動作の場合、同一の動作を複数回実行させるものでもよく、異なる動作を実行させるものでもよく、さらに、機能の起動から終了までの一連の手順を詳細に定義した動作内容でもよい。
【0030】
ここで、携帯電話装置100のハードウェア構成の説明をする。
【0031】
図2は、本実施の形態による携帯電話装置100のハードウェア構成を示すブロック図である。
【0032】
図2を参照すると、本発明による携帯電話装置100は、一般的なコンピュータ処理装置と同様のハードウェア構成によって実現することができ、CPU(Central Processing Unit)201、RAM(Random Access Memory)等のメインメモリであり、データの作業領域やデータの一時退避領域に用いられる主記憶部202、インターネットを介してデータの送受信を行う通信制御部203、液晶ディスプレイ、プリンタやスピーカ等の提示部204、キーボードやマウス等の入力部205(入力手段24)、周辺機器と接続してデータの送受信を行うインタフェース部206、ROM(Read Only Memory)、磁気ディスク、半導体メモリ等の不揮発性メモリから構成されるハードディスク装置である補助記憶部207、本情報処理装置の上記各構成要素を相互に接続するシステムバス208等を備えている。
【0033】
本発明による携帯電話装置100は、その動作を、携帯電話装置100内部にそのような機能を実現するプログラムを組み込んだ、LSI(Large Scale Integration)等のハードウェア部品からなる回路部品を実装してハードウェア的に実現することは勿論として、上記した各構成要素の各機能を提供するプログラムを、コンピュータ処理装置上のCPU201で実行することにより、ソフトウェア的に実現することができる。
【0034】
すなわち、CPU201は、補助記憶部207に格納されているプログラムを、主記憶部202にロードして実行し、携帯電話装置100の動作を制御することにより、上述した各機能をソフトウェア的に実現する。
【0035】
(第1の実施の形態の動作)
次に、図3及び図4を用いて本実施の形態による携帯電話装置の動作を説明する。
【0036】
(動作内容の設定)
図3は、本実施の形態による携帯電話装置が所定の動作内容を設定する際の動作を示すフローチャートである。
【0037】
まず、所定の日時(時刻)を設定するためのタイマー設定モードにおいて(ステップS301)、設定時刻格納手段12が、入力手段24によって設定された所定の設定時刻を時刻情報として格納する(ステップS302)。
【0038】
次いで、所定の機能の動作を設定するための動作内容設定モードにおいて(ステップS303)、ステップS302で設定された時刻において実行する所定の機能の動作内容を設定するか否かの確認を行う(ステップS304)。
【0039】
ここで、設定を行う場合には(ステップS304)、設定する所定の機能の動作内容を入力手段24によって入力し(ステップS305)、動作内容の入力が終了すると(ステップS306)、動作内容情報格納手段32に、設定された動作内容がステップS302で設定された時刻に対応付けて動作内容情報321として格納する(ステップS307)。これによって、動作内容の設定モードが終了し、次いで、タイマー(アラーム)設定モードが終了する(ステップS308)。
【0040】
一方、所定の機能の動作内容を設定するか否かの確認において(ステップS304)、設定を行わない場合にはそのまま動作内容設定モード及びタイマー(アラーム)設定モードが終了する(ステップS308)。
【0041】
図5と図6は、動作内容情報321の設定例を示す図である。図5の動作内容情報321では、設定時刻として設定した日時毎に、録音機能の開始と終了を動作内容として設定し、その他電源のオフ、メール受信等の動作を設定した場合を示している。なお、複数の異なる機能に関する動作内容を同一の設定時刻に設定することも可能である。
【0042】
図6の動作内容情報3210では、設定時刻として設定した日時毎に、所定の機能の動作内容をより詳細に設定した例であり、録音機能の起動、録音動作における開始時刻と終了時刻及び録音品質、録音したデータの保存動作におけるデータ形式、データ名及び保存場所、録音機能の終了、動作完了の通知といった詳細な動作内容を設定した場合を示している。
【0043】
(機能の動作内容の実行)
図4は、本実施の形態による携帯電話装置が所定の機能を実行する際の動作を示すフローチャートである。
【0044】
まず、時刻判定手段13が、設定時刻の情報が設定時刻格納手段12に格納されているか否かを判定する(ステップS401)。
【0045】
ステップS401で設定時刻格納手段12に設定された所定の時刻情報が格納されていない場合には、処理を終了する。
【0046】
一方、ステップS401で設定時刻格納手段12に所定の時刻情報が格納されている場合には、時刻判定手段13が、時計手段11で検出された時刻と、設定時刻格納手段12に格納されている当該所定の時刻情報で示される時刻とに基づいて、現在の時刻が当該設定された時刻である否かを判定し(ステップS402)、異なる場合には、時刻判定手段13が、時計手段11で検出される時刻を数分(例えば、1分)毎に読み出して(ステップS403)、当該所定の時刻と一致するまでステップS402の判定手順を繰り返す。
【0047】
ステップS402で現在の時刻が設定した時刻と一致する場合は、タイマー部10が、ステップS402での判定の結果に基づいて、設定された時刻であることを実行制御部30に通知することによって実行制御部30が起動する(ステップS404)。
【0048】
実行制御部30が起動すると、設定動作判定手段31が、動作内容情報格納手段32に格納された動作内容情報321に基づいて、通知された設定時刻に対応して設定された動作内容を判定する(ステップS405)。
【0049】
ステップS405で当該設定された時刻に対応して所定の機能の動作が存在しない場合、タイマー部10が当該設定された時刻にアラームを出力するなど、一般的なタイマー(アラーム)機能のみを実行して(ステップS406)処理を終了する。
【0050】
一方、ステップS405で当該設定された時刻に対応して所定の機能の動作が存在する場合、実行制御部30は、動作内容情報321から設定された時刻に対応する当該機能の動作内容を読み出し(ステップS407)、読み出した当該動作内容に従って、機能部20の該当する機能の制御手段に指示することにより、当該所定機能の動作内容の実行を制御する(ステップS408)。
【0051】
(第1の実施の形態の効果)
以上説明したように、本実施の形態による携帯電話装置100は、あらかじめ設定した所定の時刻に、自動的に所定の機能の動作を実行することができる。
【0052】
その理由は、動作内容情報格納手段32が、設定時刻格納手段12に格納されている設定時刻と、機能部20の各機能の制御手段に実行させる所定の動作内容とを対応付けた動作内容情報321を格納し、設定された時刻になると、実行制御部30が、動作内容情報321に基づいて、当該設定時刻に対応する機能を動作させるためである。
【0053】
また、本実施の形態による携帯電話装置100は、上記と同様の理由によって、予め設定した所定の時刻に、所定の機能を実行することができるため、アラーム等で所定の時刻を通知されたユーザが、当該時刻に予定していた所定の機能を動作させるための操作を省略することができる。
【0054】
また、本実施の形態による携帯電話装置100は、予め設定した所定の時刻に、様々な機能を実行することができ、また、任意に実行する機能及びその動作内容を変更することもできる。
【0055】
その理由は、設定時刻に携帯電話装置100が有する種々の機能とその動作内容を対応付けて動作内容情報321として設定するからである。
【0056】
本発明の実施により、例えば、以下に示すような利用が可能となる。
【0057】
あらかじめ設定した時刻において通信制御手段23を制御することによって、自動的にインターネットに接続し、指定したサイトの画面を閲覧することができ、また、あらかじめ設定した時刻において、インターネットへの接続を自動的に切断できるため、ユーザの操作の手間を省略することや、インターネットに接続する通信費を管理することが可能となる。
【0058】
また、あらかじめ設定した複数の時刻において、同一の処理を実行することができる。
【0059】
より具体的には、例えば、あらかじめ設定した複数の時刻において赤外線通信制御手段23を制御することによって、自動的に赤外線リモコンの機能を起動し、テレビの電源をオンまたはオフにすることができるため、携帯電話装置100やテレビのリモコンの操作をするユーザの手間を省略することができる。
【0060】
また、例えば、携帯電話装置100のユーザが、交通機関を使う時刻や、又は、劇場や医療機関に行く時刻が前もって決まっている場合等は、あらかじめ設定した時刻において電源制御手段26や振動制御手段27や音声出力手段28を制御することによって、自動的に携帯電話装置100をサイレントモードや電源オフ等にできるため、サイレントモードや電源オフ等にし忘れることを防止できる。
【0061】
また、例えば、あらかじめ設定した時刻においてメール送受信手段28を制御することによって、あらかじめ定めた宛先に対し所定の内容の電子メールを自動的に送信することができるため、ユーザは移動先においても電子メールの送信を忘れることを防止でき、また、同様に電子メールの受信を制限することができるので、不意にメール保存エリアの保存容量がいっぱいになり、必要な電子メールの受信ができていない状態を防止することができる。
【0062】
また、例えば、あらかじめ設定したある時刻からある時刻の間において、自動的に携帯電話装置100を電源オフにできるため、バッテリを長持ちさせることができ、また、同様に、自動的に携帯電話装置100を電源オンにできるため、必ず携帯電話装置100を使用する必要がある時刻が前もって決まっている場合にバッテリ切れで使用できないという状態を回避し、通話や電子メールの送受信等携帯電話装置100を使用することができる。
【0063】
また、例えば、あらかじめ設定したある時刻からある時刻の間において録音手段25を制御することによって、自動的に携帯電話装置100の録音機能を起動させることができるため、前もって会議等が行われる時刻がわかっている場合に、録音等をし忘れることがない。
【0064】
また、あらかじめ設定した時刻においてカメラ制御手段21を制御することによって、カメラのシャッターを自動的に操作することが可能となる。
【0065】
以上好ましい実施の形態をあげて本発明を説明したが、本発明は必ずしも、上記実施の形態に限定されるものでなく、その技術的思想の範囲内において様々に変形して実施することができる。
【0066】
例えば、本実施の形態は、時刻及び動作内容を設定された携帯電話装置の機能の実行を制御するものであったが、時刻及び動作内容を設定された携帯電話装置から、当該設定された時刻及び動作内容を示す情報を、当該携帯電話装置と通信可能な他の携帯電話装置に送ることによって、当該他の携帯電話装置の機能の実行を制御してもよい。
【図面の簡単な説明】
【0067】
【図1】本発明の第1の実施の形態による携帯電話装置の構成を示すブロック図である。
【図2】本実施の形態による携帯電話装置のハードウェア構成を示すブロック図である。
【図3】本実施の形態による携帯電話装置の動作内容を設定する際の動作を示すフローチャートである。
【図4】本実施の形態による携帯電話装置の機能を実行する際の動作を示すフローチャートである。
【図5】本実施の形態による動作内容情報の設定例を示す図である。
【図6】本実施の形態による動作内容情報の他の設定例を示す図である。
【符号の説明】
【0068】
10:タイマー部
11:時計手段
12:設定時刻格納手段
13:時刻判定手段
20:機能部(群)
21:カメラ制御手段
22:赤外線通信制御手段
23:通信制御手段
24:入力手段
25:録音制御手段
26:電源制御手段
27:振動制御機能
28:音声出力制御手段
29:メール送受信制御手段
30:実行制御部
31:設定動作判定手段
32:動作内容情報格納手段
321:動作内容情報
100:携帯電話装置
201:CPU
202:主記憶部
203:通信制御部
204:提示部
205:入力部
206:インタフェース部
207:補助記憶部
208:システムバス

【特許請求の範囲】
【請求項1】
実行可能な各種機能を備えた携帯装置において、
予め設定された設定日時に対応させて当該設定日時に実行する所定機能の動作内容を定義した動作内容情報に従って、前記設定日時となった時点で前記機能を自動的に実行する制御手段を備えることを特徴とする携帯装置。
【請求項2】
前記設定日時毎の前記動作内容情報を格納する格納部を備えることを特徴とする請求項1に記載の携帯装置。
【請求項3】
前記制御手段が、
前記設定日時または前記設定日時から所定時間間隔で、前記動作内容情報に基づいて前記所定機能の動作の有無を判定することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の携帯装置。
【請求項4】
前記動作内容情報には、前記所定機能の起動、前記所定機能の詳細な動作内容、前記所定機能の終了までの詳細な動作の内容を設定することを特徴とする請求項1から請求項3の何れか1項に記載の携帯装置。
【請求項5】
前記動作内容情報を、任意に追加修正可能に格納することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の携帯装置。
【請求項6】
前記動作内容情報として、前記所定の機能である、周辺機器と通信する赤外線通信機能、カメラによる撮影機能、ネットワーク接続機能、録音機能、メールの送受信機能、電源のオンオフ機能の少なくとも1つまたは複数の機能の起動または停止を含むことを特徴とする請求項1から請求項5の何れか1項に記載の携帯装置。
【請求項7】
前記所定の機能として、音声出力機能または振動機能の制限または停止を含むことを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の携帯装置。
【請求項8】
実行可能な各種機能を備えた携帯装置における機能実行方法であって、
予め設定された設定日時に対応させて当該設定日時に実行する所定機能の動作内容を定義した動作内容情報に従って、前記設定日時となった時点で前記機能を自動的に実行することを特徴とする機能実行方法。
【請求項9】
前記設定日時または前記設定日時から所定時間間隔で、前記動作内容情報に基づいて前記所定機能の動作の有無を判定することを特徴とする請求項8に記載の機能実行方法。
【請求項10】
前記動作内容情報には、前記所定機能の起動、前記所定機能の詳細な動作内容、前記所定機能の終了までの詳細な動作の内容を設定することを特徴とする請求項8又は請求項9に記載の機能実行方法。
【請求項11】
前記動作内容情報を、任意に追加修正可能に格納することを特徴とする請求項8から請求項10のいずれか1項に記載の機能実行方法。
【請求項12】
前記動作内容情報として、前記所定の機能である、周辺機器と通信する赤外線通信機能、カメラによる撮影機能、ネットワーク接続機能、録音機能、メールの送受信機能、電源のオンオフ機能の少なくとも1つまたは複数の機能の起動または停止を含むことを特徴とする請求項8から請求項11の何れか1項に記載の機能実行方法。
【請求項13】
前記所定の機能として、音声出力機能または振動機能の制限または停止を含むことを特徴とする請求項8から請求項12のいずれか1項に記載の機能実行方法。
【請求項14】
実行可能な各種機能を備えた携帯装置における機能実行プログラムであって、携帯装置を構成するコンピュータに、
予め設定された設定日時に対応させて当該設定日時に実行する所定機能の動作内容を定義した動作内容情報に従って、前記設定日時となった時点で前記機能を自動的に実行させることを特徴とする機能実行プログラム。
【請求項15】
前記設定日時または前記設定日時から所定時間間隔で、前記動作内容情報に基づいて前記所定機能の動作の有無を判定する処理を実行させることを特徴とする請求項14に記載の機能実行プログラム。
【請求項16】
前記動作内容情報には、前記所定機能の起動、前記所定機能の詳細な動作内容、前記所定機能の終了までの詳細な動作の内容を設定することを特徴とする請求項14又は請求項15に記載の機能実行プログラム。
【請求項17】
前記動作内容情報を、任意に追加修正可能に格納することを特徴とする請求項14から請求項16のいずれか1項に記載の機能実行プログラム。
【請求項18】
前記動作内容情報として、前記所定の機能である、周辺機器と通信する赤外線通信機能、カメラによる撮影機能、ネットワーク接続機能、録音機能、メールの送受信機能、電源のオンオフ機能の少なくとも1つまたは複数の機能の起動または停止を含むことを特徴とする請求項14から請求項17の何れか1項に記載の機能実行プログラム。
【請求項19】
前記所定の機能として、音声出力機能または振動機能の制限または停止を含むことを特徴とする請求項14から請求項18のいずれか1項に記載の機能実行プログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2007−266671(P2007−266671A)
【公開日】平成19年10月11日(2007.10.11)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−85086(P2006−85086)
【出願日】平成18年3月27日(2006.3.27)
【出願人】(000004237)日本電気株式会社 (19,353)
【出願人】(000232254)日本電気通信システム株式会社 (586)
【Fターム(参考)】