説明

携帯電話及び携帯電話における履歴表示方法

【課題】 携帯電話の過去の装置状態を詳細に確認する。
【解決手段】 携帯電話11内の無線制御部12において検出された状態信号から、信号抽出部14において、携帯電話11が通信圏内に存在するかどうかを示す信号に加えて、携帯電話11の電源切断及び電源投入、あるいは携帯電話11のバッテリー切れ及びバッテリー復旧、あるいは携帯電話11の発信規制開始及び解除を示す信号が抽出され、抽出された信号がロギングソフト16によって時刻情報と共に履歴データとしてデータ領域17に格納される。格納された履歴データは、アプリケーションソフト15によって読み出されて携帯電話11の画面上に表示される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、過去の履歴を画面上に表示することができる携帯電話及び携帯電話における履歴表示方法に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、携帯電話の多機能化の進展に伴い、携帯電話の表示機能も充実し、それにより、携帯電話の画面に様々な情報が表示されるようになってきている。このように携帯電話の画面上に表示される内容には、通話時間、発信相手番号、着信相手番号や送受信パケット数等の過去の履歴が含まれているが、これらの表示される履歴については通信履歴に限られており、装置状態の履歴は含まれていない。
【0003】
携帯電話の過去の装置状態の履歴を表示するために、例えば、「いつからいつまで圏外だった」といった情報について、携帯電話が通信圏内に存在する状態から通信圏外に存在する状態になったときの時刻と、通信圏外に存在する状態から通信圏内に存在する状態になったときの時刻とを記録しておき、それらから通信圏外に存在する状態であった時間を履歴として表示する方法が考えられている(例えば、特許文献1参照。)。
【特許文献1】特開平9−116951号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
携帯電話の装置状態としては、通信が可能であるかどうかという状態が考えられる。そして、携帯電話が通信不可能となる状態は、携帯電話が通信圏外に存在する状態や携帯電話の電源が切れている状態や携帯電話に発信規制がかかっている状態等が考えられる。
【0005】
したがって、通信不可能な状態にある携帯電話に電話をかけてきた相手あるいは電話をかける必要があった相手に、通信が不可能だった原因が、携帯電話が通信圏外に存在する状態だったのか、携帯電話の電源が切れている状態だったのか、携帯電話に発信規制がかかっている状態だったのかを、後日報告する際に、携帯電話が通信圏外に存在する状態だった時間、携帯電話の電源が切れている状態だった時間及び携帯電話に発信規制がかかっている状態だった時間の履歴を携帯電話に記録して画面上に表示することが可能であれば、通信が不可能だった理由を容易に報告することができる。
【0006】
しかしながら、特許文献1に記載された方法には、携帯電話が通信圏外に存在する状態だった時間の履歴のみが携帯電話に記録されて画面上に表示されるものであるため、携帯電話の電源が切れている状態だった時間及び携帯電話に発信規制がかかっている状態だった時間の履歴が携帯電話に記録されておらず、携帯電話の電源が切れている状態または携帯電話に発信規制がかかっている状態だったために通信が不可能であったという確認をとることが困難になってしまうという問題点がある。
【0007】
本発明は、上述したような従来の技術が有する問題点を鑑みてなされたものであって、携帯電話の過去の装置状態を詳細に確認することができる携帯電話及び携帯電話における履歴表示方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するために本発明は、
無線区間から受信する信号の状態や携帯電話が通信圏内に存在するかどうかを含む携帯電話の装置状態を検出し、該検出した状態を信号として、呼制御用の信号と共に出力する無線制御手段と、
前記無線制御手段から出力された信号が入力され、該入力された信号から所望の信号を抽出し、出力する信号抽出手段と、
前記信号抽出手段から出力された信号を時刻情報と共にデータ領域に履歴データとして格納するロギング手段とを少なくとも有し、
前記信号抽出手段は、前記携帯電話の電源切断及び電源投入を示す信号を抽出する。
【0009】
また、無線区間から受信する信号の状態や携帯電話が通信圏内に存在するかどうかを含む携帯電話の装置状態を検出し、該検出した状態を信号として、呼制御用の信号と共に出力する無線制御手段と、
前記無線制御手段から出力された信号が入力され、該入力された信号から所望の信号を抽出し、出力する信号抽出手段と、
前記信号抽出手段から出力された信号を時刻情報と共にデータ領域に履歴データとして格納するロギング手段とを少なくとも有し、
前記信号抽出手段は、前記携帯電話のバッテリー切れ及びバッテリー復旧を示す信号を抽出する。
【0010】
また、無線区間から受信する信号の状態や携帯電話が通信圏内に存在するかどうかを含む携帯電話の装置状態を検出し、該検出した状態を信号として、呼制御用の信号と共に出力する無線制御手段と、
前記無線制御手段から出力された信号が入力され、該入力された信号から所望の信号を抽出し、出力する信号抽出手段と、
前記信号抽出手段から出力された信号を時刻情報と共にデータ領域に履歴データとして格納するロギング手段とを少なくとも有し、
前記信号抽出手段は、前記携帯電話の発信規制開始及び解除を示す信号を抽出する。
【0011】
また、前記データ領域に格納された履歴データを読み出し、前記携帯電話の画面上に表示する表示制御手段を有することを特徴とする。
【0012】
また、携帯電話の動作履歴を表示する携帯電話における履歴表示方法であって、
無線区間から前記携帯電話が受信する無線信号の状態や前記携帯電話が通信圏内に存在するかどうかを含む携帯電話の装置状態を検出し、該検出した状態を示す信号を呼制御用の信号と共に出力する処理と、
前記出力された信号から前記携帯電話の電源切断及び電源投入を示す信号を抽出する処理と、
前記抽出された信号を時刻情報と共に履歴データとして格納領域に格納する処理とを有する。
【0013】
また、携帯電話の動作履歴を表示する携帯電話における履歴表示方法であって、
無線区間から前記携帯電話が受信する無線信号の状態や前記携帯電話が通信圏内に存在するかどうかを含む携帯電話の装置状態を検出し、該検出した状態を示す信号を呼制御用の信号と共に出力する処理と、
前記出力された信号から前記携帯電話のバッテリー切れ及びバッテリー復旧を示す信号を抽出する処理と、
前記抽出された信号を時刻情報と共に履歴データとして格納領域に格納する処理とを有する。
【0014】
また、携帯電話の動作履歴を表示する携帯電話における履歴表示方法であって、
無線区間から前記携帯電話が受信する無線信号の状態や前記携帯電話が通信圏内に存在するかどうかを含む携帯電話の装置状態を検出し、該検出した状態を示す信号を呼制御用の信号と共に出力する処理と、
前記出力された信号から前記携帯電話の発信規制開始及び解除を示す信号を抽出する処理と、
前記抽出された信号を時刻情報と共に履歴データとして格納領域に格納する処理とを有する。
【0015】
また、前記格納された履歴データを前記格納領域から読み出す処理と、
前記読み出された履歴データを前記携帯電話の画面上に表示する処理とを有することを特徴とする。
【0016】
上記のように構成された本発明においては、携帯電話において検出された状態信号から携帯電話が通信圏内に存在するかどうかを示す信号に加えて、携帯電話の電源切断及び電源投入、あるいは携帯電話のバッテリー切れ及びバッテリー復旧、あるいは携帯電話の発信規制の開始及び解除を示す信号が抽出され、抽出された信号が時刻情報と共に履歴データとして格納領域に格納される。
【0017】
このように、携帯電話が通信圏内に存在するかどうかを示す信号に加えて、携帯電話の電源切断及び電源投入、あるいは携帯電話のバッテリー切れ及びバッテリー復旧、あるいは携帯電話の発信規制の開始及び解除を示す信号が検出され、その状態が履歴として携帯電話に格納されるので、携帯電話が通信不可能であった場合、その原因が、携帯電話が通信圏外に存在する状態だったのか、携帯電話の電源が切れている状態だったのか、または携帯電話に発信規制がかかっている状態だったのかを認識することができ、それにより携帯電話の過去の装置状態を詳細に確認することができる。
【発明の効果】
【0018】
以上説明したように本発明においては、携帯電話が通信圏内に存在するかどうかを示す信号に加えて、携帯電話の電源切断及び電源投入、あるいは携帯電話のバッテリー切れ及びバッテリー復旧、あるいは携帯電話の発信規制の開始及び解除を示す信号が検出され、その状態が履歴として携帯電話に格納される構成としたため、携帯電話の過去の装置状態を詳細に確認することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0019】
以下に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0020】
図1は、本発明の携帯電話の実施の一形態を示す図である。
【0021】
図1に示すように本形態における携帯電話11は、呼制御用の信号と、無線区間から受信される無線信号の状態を示す信号と、携帯電話11の装置状態を検出してその装置状態を示す信号とを出力する無線制御部12と、無線制御部12から出力された信号が入力され、入力された信号から履歴として記録する信号を抽出する信号抽出部14と、信号抽出部14において抽出された信号が論理バス13を介して転送されて入力されるロギング手段であるロギングソフト16と、ロギングソフト16に入力された信号が集められ、集められた信号と時刻情報とが格納されるデータ領域17と、データ領域17に格納されたデータに所定の処理を行う表示制御手段であるアプリケーションソフト15とから構成されている。
【0022】
なお、論理バス13は、IMT2000における標準インタフェースであるMT−TAインタフェースとして配備されている。
【0023】
以下に、上記のように構成された携帯電話11において、携帯電話11の電源が切れていた状態を表示する履歴表示方法について説明する。
【0024】
まず、携帯電話11を所持するユーザによって、携帯電話11の電源が切断及び投入された場合の処理を、第1の履歴表示方法として説明する。
【0025】
図2は、図1に示した構成の携帯電話11における第1の履歴表示方法を説明するためのフローチャートである。
【0026】
携帯電話11の電源が切断され、無線制御部12において、携帯電話11の電源が切断されたことが検出されると(ステップS1)、検出された電源切断を示す信号が、他の信号と共に無線制御部12から信号抽出部14へ出力される。ここで他の信号とは、呼制御用の信号や、通信圏外/圏内の無線状態を示す信号等である。
【0027】
信号抽出部14において、入力された信号から電源切断を示す信号が抽出され(ステップS2)、抽出された電源切断を示す信号が、論理バス13を介してロギングソフト16へ転送される。
【0028】
ロギングソフト16に入力された電源切断を示す信号は、ロギングソフト16が有する時刻情報と共に、履歴データとしてデータ領域17へ格納される(ステップS3)。
【0029】
次に、携帯電話11の電源が投入され、無線制御部12において、携帯電話11の電源が投入されたことが検出されると(ステップS4)、検出された電源投入を示す信号が、他の信号と共に無線制御部12から信号抽出部14へ出力される。
【0030】
信号抽出部14において、入力された信号から電源投入を示す信号が抽出され(ステップS5)、抽出された電源投入を示す信号が、論理バス13を介してロギングソフト16へ転送される。
【0031】
ロギングソフト16に入力された電源投入を示す信号は、ロギングソフト16が有する時刻情報と共に、履歴データとしてデータ領域17へ格納される(ステップS6)。
【0032】
その後、データ領域17へ格納された履歴データが、アプリケーションソフト15によって読み出され(ステップS7)、アプリケーションソフト15が指定する形で携帯電話11の画面上に表示される(ステップS8)。つまり、携帯電話11の電源が、いつからいつまで切断状態にあったかが、携帯電話11の画面上に表示されることになる。
【0033】
ここで、携帯電話11の電源が切れている状態は、携帯電話11を所持するユーザによる切断によって発生する以外に、携帯電話11のバッテリー切れにより発生することも考えられる。
【0034】
以下に、携帯電話11のバッテリー切れ及びバッテリー復旧が行われた場合の処理を、第2の履歴表示方法として説明する。
【0035】
図3は、図1に示した構成の携帯電話11における第2の履歴表示方法を説明するためのフローチャートである。
【0036】
携帯電話11のバッテリーが切れ、無線制御部12において、携帯電話11のバッテリーが切れたことが検出されると(ステップS11)、検出されたバッテリー切れを示す信号が、他の信号と共に無線制御部12から信号抽出部14へ出力される。ここで他の信号とは、図2において説明したものと同様であり、呼制御用の信号や、通信圏外/圏内の無線状態を示す信号等である。
【0037】
信号抽出部14において、入力された信号からバッテリー切れを示す信号が抽出され(ステップS12)、抽出されたバッテリー切れを示す信号が、論理バス13を介してロギングソフト16へ転送される。
【0038】
ロギングソフト16に入力されたバッテリー切れを示す信号は、ロギングソフト16が有する時刻情報と共に、履歴データとしてデータ領域17へ格納される(ステップS13)。
【0039】
次に、携帯電話11のバッテリーが復旧し、無線制御部12において、携帯電話11のバッテリーが復旧したことが検出されると(ステップS14)、検出されたバッテリー復旧を示す信号が、他の信号と共に無線制御部12から信号抽出部14へ出力される。
【0040】
信号抽出部14において、入力された信号からバッテリー復旧を示す信号が抽出され(ステップS15)、抽出されたバッテリー復旧を示す信号が、論理バス13を介してロギングソフト16へ転送される。
【0041】
ロギングソフト16に入力されたバッテリー復旧を示す信号は、ロギングソフト16が有する時刻情報と共に、履歴データとしてデータ領域17へ格納される(ステップS16)。
【0042】
その後、データ領域17へ格納された履歴データが、アプリケーションソフト15によって読み出され(ステップS17)、アプリケーションソフト15が指定する形で携帯電話11の画面上に表示される(ステップS18)。つまり、携帯電話11のバッテリーが、いつからいつまで切れた状態にあったかが、携帯電話11の画面上に表示されることになる。ただし、無線制御部12において、携帯電話11の電源が切断状態になった原因が、携帯電話11を所持するユーザによる切断によるものか、携帯電話11のバッテリー切れによるものかを判断する機構を有しないものについては、図2にて説明した動作となる。
【0043】
また、携帯電話に発信規制がかかっている状態により通信不可能となった場合についても、携帯電話の発信規制が開始された信号及び発信規制が解除された信号が抽出されることにより、上述した第1及び第2の履歴表示方法と同様の動作となる。
【0044】
なお、上述したような電源切断/投入、バッテリー切れ/復旧及び発信規制開始/解除を示す信号以外の、呼制御用の信号や、通信圏外/圏内の無線状態を示す信号等についても、同様の動作が行われ、アプリケーションソフト15によって、携帯電話11の画面上に表示されるものであっても良い。
【0045】
また、上述した動作により携帯電話11の画面上に表示された内容を、履歴データとして電子メールで送信することも可能である。
【0046】
また、各信号が検出された際に、アプリケーションソフト15により決められた動作が行われるといったイベント駆動の利用に応用することも考えられる。
【図面の簡単な説明】
【0047】
【図1】本発明の携帯電話の実施の一形態を示す図である。
【図2】図1に示した構成の携帯電話における第1の履歴表示方法を説明するためのフローチャートである。
【図3】図1に示した構成の携帯電話における第2の履歴表示方法を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
【0048】
11 携帯電話
12 無線制御部
13 論理バス
14 信号抽出部
15 アプリケーションソフト
16 ロギングソフト
17 データ領域

【特許請求の範囲】
【請求項1】
無線区間から受信する信号の状態や携帯電話が通信圏内に存在するかどうかを含む携帯電話の装置状態を検出し、該検出した状態を信号として、呼制御用の信号と共に出力する無線制御手段と、
前記無線制御手段から出力された信号が入力され、該入力された信号から所望の信号を抽出し、出力する信号抽出手段と、
前記信号抽出手段から出力された信号を時刻情報と共にデータ領域に履歴データとして格納するロギング手段とを少なくとも有し、
前記信号抽出手段は、前記携帯電話の電源切断及び電源投入を示す信号を抽出する携帯電話。
【請求項2】
無線区間から受信する信号の状態や携帯電話が通信圏内に存在するかどうかを含む携帯電話の装置状態を検出し、該検出した状態を信号として、呼制御用の信号と共に出力する無線制御手段と、
前記無線制御手段から出力された信号が入力され、該入力された信号から所望の信号を抽出し、出力する信号抽出手段と、
前記信号抽出手段から出力された信号を時刻情報と共にデータ領域に履歴データとして格納するロギング手段とを少なくとも有し、
前記信号抽出手段は、前記携帯電話のバッテリー切れ及びバッテリー復旧を示す信号を抽出する携帯電話。
【請求項3】
無線区間から受信する信号の状態や携帯電話が通信圏内に存在するかどうかを含む携帯電話の装置状態を検出し、該検出した状態を信号として、呼制御用の信号と共に出力する無線制御手段と、
前記無線制御手段から出力された信号が入力され、該入力された信号から所望の信号を抽出し、出力する信号抽出手段と、
前記信号抽出手段から出力された信号を時刻情報と共にデータ領域に履歴データとして格納するロギング手段とを少なくとも有し、
前記信号抽出手段は、前記携帯電話の発信規制開始及び解除を示す信号を抽出する携帯電話。
【請求項4】
請求項1乃至3のいずれか1項に記載の携帯電話において、
前記データ領域に格納された履歴データを読み出し、前記携帯電話の画面上に表示する表示制御手段を有することを特徴とする携帯電話。
【請求項5】
携帯電話の動作履歴を表示する携帯電話における履歴表示方法であって、
無線区間から前記携帯電話が受信する無線信号の状態や前記携帯電話が通信圏内に存在するかどうかを含む携帯電話の装置状態を検出し、該検出した状態を示す信号を呼制御用の信号と共に出力する処理と、
前記出力された信号から前記携帯電話の電源切断及び電源投入を示す信号を抽出する処理と、
前記抽出された信号を時刻情報と共に履歴データとして格納領域に格納する処理とを有する携帯電話における履歴表示方法。
【請求項6】
携帯電話の動作履歴を表示する携帯電話における履歴表示方法であって、
無線区間から前記携帯電話が受信する無線信号の状態や前記携帯電話が通信圏内に存在するかどうかを含む携帯電話の装置状態を検出し、該検出した状態を示す信号を呼制御用の信号と共に出力する処理と、
前記出力された信号から前記携帯電話のバッテリー切れ及びバッテリー復旧を示す信号を抽出する処理と、
前記抽出された信号を時刻情報と共に履歴データとして格納領域に格納する処理とを有する携帯電話における履歴表示方法。
【請求項7】
携帯電話の動作履歴を表示する携帯電話における履歴表示方法であって、
無線区間から前記携帯電話が受信する無線信号の状態や前記携帯電話が通信圏内に存在するかどうかを含む携帯電話の装置状態を検出し、該検出した状態を示す信号を呼制御用の信号と共に出力する処理と、
前記出力された信号から前記携帯電話の発信規制開始及び解除を示す信号を抽出する処理と、
前記抽出された信号を時刻情報と共に履歴データとして格納領域に格納する処理とを有する携帯電話における履歴表示方法。
【請求項8】
請求項5乃至7のいずれか1項に記載の携帯電話における履歴表示方法において、
前記格納された履歴データを前記格納領域から読み出す処理と、
前記読み出された履歴データを前記携帯電話の画面上に表示する処理とを有することを特徴とする携帯電話における履歴表示方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2006−157571(P2006−157571A)
【公開日】平成18年6月15日(2006.6.15)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−346164(P2004−346164)
【出願日】平成16年11月30日(2004.11.30)
【出願人】(000004237)日本電気株式会社 (19,353)
【Fターム(参考)】