説明

携帯電話装置

【課題】携帯電話等のテンキー部分に用いられる小型電子機器のスイッチの接点構造について、小型軽量化と省資源化を極限的なものにし得るスイッチの接点構造を提供する。
【解決手段】第一の接点1と、第一の接点1とを囲むドーナツ状をした一以上の第二の接点2とを有し、第二の接点2には第一の接点1と反対側に延長する一以上の帯状接点部3a、3b、3c、3dを設けたことにより、第二の接点2の金属パターン部分の面積を従来に比べて少なくしている。帯状接点部3a、3b、3c、3dはドーナツ状接点2によって連結される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、携帯電話装置等のテンキー部分に用いられる小型電子機器のスイッチの接点構造に関し、特に小型軽量化と省資源化を極限的なものにしたものである。
【背景技術】
【0002】
従来からOA機器、AV機器などのデータ入力装置や、ファクシミリや図9のような携帯電話装置を含む電話端末装置のテンキー部分には、ばね性を有する金属や導電プラスチックなどの導電体で形成されたほぼ皿状のダイヤフラムを用いたキーボードスイッチが採用されている。
【0003】
図9の携帯電話装置を例として説明すると、筐体27の中に破線で示すプリント基板26があり、プリント基板26には同じく破線で示す、第一の接点である円形接点21と図示しない第二の接点である馬蹄形接点またはドーナツ接点を導通する破線で示したダイヤフラム25が載置されている。
【0004】
筐体27にはキー20が押下可能に設けてあり、キー20を押下することによってダイヤフラム25の中心部を押して円形接点21と図示しない馬蹄形接点またはドーナツ接点を導通するようにしている。
【0005】
キーボードスイッチの接点構造の詳細については、特開平5−74267号公報に開示されているように、例えば図10に示すようにプリント基板26の上に、第一の接点である円形接点21を配置し、円形接点21の周囲を第二の接点である馬蹄形接点22で囲み、ダイヤフラム25を馬蹄形接点22の上に載せ、片面粘着シート28でプリント基板26上に固定している。
【0006】
そして、図11の断面図に示すように、キー20で導電体のダイヤフラムの中央25aを押して変形させ、第一の接点である円形接点21と第二の接点である馬蹄形接点22を導通させるようにしていた。
【0007】
接点の形状については、特開平3−230431号公報のように、馬蹄形接点をドーナツ状接点としたものもあった。図12は図9の携帯電話装置の筐体27に収納されているプリント基板26の円形接点21とドーナツ状接点22を模式的に示したものである。
【0008】
しかし、これら従来の接点構造では、導電体のダイヤフラムの中央を押して変形させ中央の円形接点と馬蹄形接点を導通し、ダイヤフラムの復元力で接点の導通を切断させているため、ダイヤフラムの外形をある程度大きくしておく必要があった。仮に中央の円形接点を小さくしたとしても、馬蹄形接点の大きさはダイヤフラム外周部の大きさに対応させた大きさにしていた。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
ところで昨今の携帯電話装置などの小型電子機器では、機器全体の重量が携帯性の重要指標として評価されるため、1グラム単位で軽量化を競うためにあらゆる部品について軽量化しなければならないという要求がある。
【0010】
そのため金属材料を用いている接点部分についても極限的な小型軽量化方法が求められている。性能を向上あるいは維持したまま、いかに軽量化設計をするかが大きな課題になっている。また一方では、資源の有効活用やリサイクルが社会的に重要視されるようになり稀少金属である金などの金属についての節約設計が求められている。
【0011】
本発明は、このような携帯電話装置等のテンキー部分に用いられる小型電子機器のスイッチの接点構造について、小型軽量化と省資源化を極限的なものに成し得るスイッチの接点構造を提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0012】
上記目的を達成するために本発明の請求項1に記載の発明は、引き出し配線を有する第一の接点と、前記第一の接点を囲む第二の接点とを有し、前記第二の接点には同心円状の2つのドーナツ状接点部と前記第一の接点と反対側に延長する一以上の帯状接点部とを設けたスイッチの接点構造を具備する携帯電話装置である。
【0013】
また請求項2に記載の発明は、請求項1の帯状接点部を第一の接点の中心に対して放射状に延長する形に配置したものである。
【0014】
また請求項3に記載の発明は、請求項1の帯状接点部を第一の接点の中心に対して扇型状に延長する形に配置したものである。
【0015】
また請求項4に記載の発明は、引き出し配線を有する第一の接点と、前記第一の接点を囲む馬蹄形の第二の接点と、導電体からなる皿状のダイヤフラムとを有し、前記第二の接点には同心円状の2つのドーナツ状接点部と前記第一の接点と反対側に延長する一以上の帯状接点部とを設け、前記皿状のダイヤフラムの外周部を前記第二の接点に延長させて設けた帯状接点部の上に載置して導通させ、前記皿状のダイヤフラムの中央を押下してたわませ、前記皿状のダイヤフラムの中央を前記第一の接点に接触させ導通してスイッチを導通させるようにしたスイッチの接点構造を具備する携帯電話装置である。
【0016】
また請求項5に記載の発明は、請求項4の帯状接点部を第一の接点の中心に対して放射状に延長する形に配置したものである。
【0017】
また請求項6に記載の発明は、請求項4の帯状接点部を第一の接点の中心に対して扇型状に延長する形に配置したものである。
【発明の効果】
【0018】
以上の説明から明らかように、本発明の請求項1に記載の発明は、第一の接点と第一の接点を囲む馬蹄形またはドーナツ状をした一以上の第二の接点には前記第一の接点と反対側に延長する一以上の帯状接点部を設けたスイッチの接点構造にしたことにより、第二の接点の金属パターン部分の面積を従来に比べて大幅に減少させて接点部の小型軽量化と省資源化を実現することができるという利点がある。
【0019】
また、本発明の請求項2に記載の発明は、請求項1の帯状接点部を第一の接点の中心に対して放射状に延長する形に配置しているので、帯状接点部を幅を狭い多数の帯にして第二の接点の金属パターン部分の面積を従来に比べて少なくしているにもかかわらず、従来とほぼ同じ領域に第二の接点の金属パターン部分を網羅できるという利点がある。
【0020】
また、本発明の請求項3に記載の発明は、請求項1の帯状接点部を第一の接点の中心に対して扇型状にしているので、第一の接点の中心から離れるにつれて第二の接点の金属パターン部分の面積を広くしているので、第二の接点の金属パターン部分の面積を従来に比べて少なくしているにもかかわらず、帯状接点部については従来と同じ第二の接点の金属パターン部分を設けることができるという利点がある。
【0021】
また、本発明の請求項4に記載の発明は、第一の接点と、前記第一の接点を囲む一以上の第二の接点と、導電体からなる皿状のダイヤフラムとでスイッチ部分を構成し、前記第二の接点には前記第一の接点と反対側に延長する一以上の帯状接点部を設け、前記皿状のダイヤフラムの外周部を前記第二の接点に延長させて設けた帯状接点部の上に載置して導通させ、前記皿状のダイヤフラムの中央を押下してたわませ、前記皿状のダイヤフラムの中央を前記第一の接点に接触させ導通してスイッチを導通させるようにしているので、第二の接点がダイヤフラムの外周部の全ての部分に対応していなくてもスイッチとしての導通が得られるようにしているので、第二の接点の金属パターン部分の面積を従来に比べて少なくできる利点がある。
【0022】
また、本発明の請求項5に記載の発明は、請求項4の帯状接点部を第一の接点の中心に対して放射状に延長する形に配置しているので、帯状接点部を幅が狭い多数の帯にすることができる。そのため、第二の接点の金属パターン部分の面積を従来に比べて大幅に減少させて接点部の小型軽量化と省資源化を実現している利点がある。更にダイヤフラム5の外周部5aの形状が生産のばらつきにより、多少うねっていたとしても、多数の帯のいずれかとダイヤフラムの外周が接触して導通が確保される利点がある。
【0023】
また、本発明の請求項6に記載の発明は、請求項4の帯状接点部を第一の接点の中心に対して扇型状にしているので、第一の接点の中心から離れるにつれて第二の接点の金属パターン部分の面積を広くしているので、第二の接点の金属パターン部分の面積を従来に比べて少なくしているにもかかわらず、帯状接点部については従来と同じ第二の接点の金属パターン部分を設けることができるという利点がある。またダイヤフラム5の外周部5aの形状が、生産のばらつきにより多少うねっていたとしても、多数の帯のいずれかとダイヤフラムの外周が接触して導通が確保されるという利点がある。
【発明を実施するための最良の形態】
【0024】
本発明の請求項1に記載の発明は、第一の接点を囲む馬蹄形またはドーナツ状をした一以上の第二の接点には前記第一の接点と反対側に延長する一以上の帯状接点部を設けたことにより、第二の接点の金属パターン部分の面積を従来に比べて少なくすることができるという作用を有する。
【0025】
また、請求項2に記載の発明は、請求項1の帯状接点部を第一の接点の中心に対して放射状に延長する形に配置しているので、帯状接点部を幅が狭い多数の帯にすることができるという作用を有する。
【0026】
また、請求項3に記載の発明は、請求項1の帯状接点部を第一の接点の中心に対して扇型状にしているので、第一の接点の中心から離れるにつれて第二の接点の金属パターン部分の面積を広くすることができるという作用を有する。
【0027】
また、請求項4に記載の発明は、第一の接点と、前記第一の接点を囲む一以上の第二の接点と、導電体からなる皿状のダイヤフラムとでスイッチ部分を構成し、前記第二の接点には前記第一の接点と反対側に延長する一以上の帯状接点部を設け、前記皿状のダイヤフラムの外周部を前記第二の接点に延長させて設けた帯状接点部の上に載置して導通させ、前記皿状のダイヤフラムの中央を押下してたわませ、前記皿状のダイヤフラムの中央を前記第一の接点に接触させ導通してスイッチを導通させるようにしているので、第二の接点がダイヤフラムの外周部の全ての部分に対応していなくてもスイッチとしての導通が得られるという作用を有する。
【0028】
また、請求項5に記載の発明は、請求項4の帯状接点部を第一の接点の中心に対して放射状に延長する形に配置しているので、帯状接点部を幅が狭い多数の帯にすることができるという作用を有する。
【0029】
また、請求項6に記載の発明は、請求項4の帯状接点部を第一の接点の中心に対して扇型状にしているので、第一の接点の中心から離れるにつれて第二の接点の金属パターン部分の面積を広くするようにことができるという作用を有する。
【0030】
以下、本発明の実施の形態について、図1から図8を用いて説明する。
【0031】
(第1の実施の形態)
図1(a)は、本発明の第1の実施形態における接点の形状を示したもので、図1(a)には、第一の接点である円形接点1と、第二の接点であるドーナツ状接点2と、第二の接点であるドーナツ状接点部に延設した帯状接点部3a、3b、3c、3dとが示されている。帯状接点部3a、3b、3c、3dはドーナツ状接点2によって相互に連結している。
【0032】
なお、図中の4は接点ではないが、あえて説明のために、ダイヤフラム5の外周部分が接触する位置が分かるように破線で図示している。
【0033】
図1(b)は、図1(a)の接点の形状をテンキーと特殊キーの計12ケに用いた携帯電話装置のプリント基板を例示したものである。そして図1(b)には、プリント基板6および携帯電話装置の筐体7が想像線で示されている。
【0034】
前記各接点1、2、3とダイヤフラム5との関係を、図2の断面図に示す。図2(a)で、プリント基板6は筐体7a、7bに挟持されている。プリント基板6には図1で説明した第一の接点である円形接点1が設けられ、円形接点1を取り巻く第二の接点で図示しないドーナツ状接点で結合された帯状接点部3a、3cが設けられている。
【0035】
導電体であるダイヤフラム5の外周部分5aは、円形接点1の両側にあるドーナツ状接点2に延設した帯状接点部3a、3cの上に載っており、電気的に導通している。
【0036】
ダイヤフラム5は、片面粘着シート8でプリント基板6上に固定してある。筐体7aには穴9があり、穴9にはキー10が上下動自在に設けてある。キー10の下面には凸部10aが設けられ、ダイヤフラムの中央5bに当接している。
【0037】
図2(b)、図2(c)のようにキー10を矢印Aのように押圧するとキーの凸部10aがダイヤフラムの中央部5bを押し下げ、ついにはダイヤフラムの中央部5bが円形接点1と接触し導通する。すなわちダイヤフラム5により円形接点1とドーナツ状接点2に延設した帯状接点部3が導通してスイッチがONになる。
【0038】
ダイヤフラム5は、図2の断面図に示すように一定の変形量を確保するためには、ダイヤフラムの外形をある程度大きくしておかなければならないのであるが、ドーナツ状接点部の内径を従来のようにダイヤフラム5の外周部分と対応させずに、ドーナツ状接点から円形接点1と反対側に延設した帯状接点部3a、3cにダイヤフラムを当接しているので、ドーナツ状接点の内径は円形接点1の外形より少し大きくしておくだけで済んでいる。
【0039】
電気的に見れば、従来のドーナツ状接点も、帯状接点部があるドーナツ状の第二の接点も第一の接点を囲んでいることには変りがない。電気的に等価な図12と図1(b)を対比すると、ドーナツ状接点の平面的な占有面積が小さくなっただけ軽量化や省資源化の目的が達せられることが一目瞭然である。
【0040】
(第2の実施の形態)
図3は、本発明の第2の実施の形態を示すもので、第二の接点2には第一の接点1の反対側に、前記第一の接点の中心に対して放射状に延長する帯状接点部3を設けている。帯状接点部3を幅が狭い多数の帯にすることができるので、ダイヤフラム5の外周部5aの形状が生産のばらつきにより、多少うねっていたとしても、多数の帯のいずれかとダイヤフラムの外周が接触して導通を確保することができる。
【0041】
(第3の実施の形態)
図4は、本発明の第3の実施の形態を示すもので、第二の接点2には第一の接点1の反対側に、前記第一の接点の中心に対して扇型状に延長する帯状接点部3を設けている。扇型状にしているので、第一の接点の中心から離れるにつれて第二の接点の金属パターン部分の面積が広くなっている。そのため、ダイヤフラム5の外周部5aの形状が生産のばらつきにより、多少うねっていたとしても、多数の帯のいずれかとダイヤフラムの外周が接触して導通を確保することができる。帯状接点部を放射状に延長する多数の帯にするか、扇型状にするかはダイヤフラムの生産の実状に合わせて予め定めておくことができる。
【0042】
(第4の実施の形態)
図5は、本発明の第4の実施の形態を示すもので、第二の接点として二つのドーナツ状接点2aと2bを同心円として設けている。プリント基板6の配線のリードの幅を細く、0.1ミリメートルから0.2ミリメートルというように細くしたとしても、ドーナツ状接点を複数にしたことにより、一つのドーナツ状接点が断線しても、スイツチとしての導通を確保することができる。
【0043】
(第5の実施の形態)
図6は、本発明の第5の実施の形態を示すもので、第二の接点のドーナツ状接点2に対して帯状接点部が交差した形になっている。第二の接点のドーナツ状接点2の内側、つまり円形接点側にも帯状接点部が延びている形状であるが、図12の従来例と比較してドーナツ状接点部の平面的な占有面積が小さくなっただけ軽量化や省資源化の目的が達せられることは一目瞭然である。
【0044】
(第6の実施の形態)
図7は、本発明の第6の実施の形態を示すもので、図7には、第一の接点である円形接点1と、円形接点から引き出した引き出し配線11と、第二の接点である馬蹄形接点12と、馬蹄形接点部12に延設した帯状接点部13a、13b、13c、13dと、馬蹄形接点12から引き出した引き出し配線14とが示されている。
【0045】
そして帯状接点部13a、13b、13c、13dは、第二の接点である馬蹄形接点12によって連結されている。なお、図中の4は接点ではないが、あえて説明のためにダイヤフラムの外周部分が接触する位置が分かるように破線で図示したものである。また、ダイヤフラムを図7の4の位置に載置したときに円形接点から引き出される引き出し配線11とダイヤフラムの下面部が接触しないように、実際にプリント基板上に接点を形成するときには、多層プリント基板を用いるようにする。実際図8において図7の接点構造を携帯電話装置のテンキー部に用いた多層のプリント基板を例示するように、円形接点1から引き出される引き出し配線11を下層に配置している。
【0046】
なお、上記の発明の実施の形態の説明において、第一の接点の例としては円形接点のみを例示したが、ダイヤフラムの中央が押下したときに接触するものであればかならずしも円形に限定しなくとも、三角形、四角形、星型などの多角形であっても瓢箪型であってもよい。
【0047】
以上、本発明の各種実施形態を説明したが、本発明は前記実施形態において示された事項に限定されず、明細書の記載、並びに周知の技術に基づいて、当業者がその変更・応用することも本発明の予定するところであり、保護を求める範囲に含まれる。
【産業上の利用可能性】
【0048】
本発明によれば、接点部の小型軽量化と省資源化を実現することができる携帯電話装置が提供される。
【図面の簡単な説明】
【0049】
【図1】(a)本発明の第1の実施の形態のスイッチの接点構造の平面図、(b)本発明の第1の実施の形態のスイッチの接点構造を有する携帯電話装置のプリント基板を模式的に示した平面図
【図2】(a)本発明の第1の実施の形態のスイッチの接点構造の押下前の様子を示す断面図、(b)本発明の第1の実施の形態のスイッチの接点構造の押下動作中の様子を示す断面図、(c)本発明の第1の実施の形態のスイッチの接点構造の押下動作完了の様子を示す断面図
【図3】本発明の第2の実施の形態のスイッチの接点構造の平面図
【図4】本発明の第3の実施の形態のスイッチの接点構造の平面図
【図5】本発明の第4の実施の形態のスイッチの接点構造の平面図
【図6】本発明の第5の実施の形態のスイッチの接点構造の平面図
【図7】本発明の第6の実施の形態のスイッチの接点構造の平面図
【図8】本発明の第6の実施の形態のスイッチの接点構造を有する携帯電話装置の多層プリント基板を模式的に示した平面図
【図9】従来例の携帯電話装置の平面図
【図10】従来例のスイッチの接点構造を示す分解斜視図
【図11】従来例のスイッチの接点構造の断面図
【図12】従来例の携帯電話装置のプリント基板を模式的に示した平面図
【符号の説明】
【0050】
1 第一の接点
2 第二の接点
3 帯状接点部
4 ダイヤフラムを載置する位置を示す破線
5 ダイヤフラム
6 プリント基板
7 筐体
8 片面粘着シート
9 穴
10 キー

【特許請求の範囲】
【請求項1】
引き出し配線を有する第一の接点と、前記第一の接点を囲む第二の接点とを有し、前記第二の接点には同心円状の2つのドーナツ状接点部と前記第一の接点と反対側に延長する一以上の帯状接点部とを設けたスイッチの接点構造を具備する携帯電話装置。
【請求項2】
第二の接点には第一の接点の反対側に、前記第一の接点の中心に対して放射状に延長する帯状接点部を設けた請求項1記載の携帯電話装置。
【請求項3】
第二の接点には第一の接点の反対側に、前記第一の接点の中心に対して扇型状に延長する帯状接点部を設けた請求項1記載の携帯電話装置。
【請求項4】
引き出し配線を有する第一の接点と、前記第一の接点を囲む馬蹄形の第二の接点と、導電体からなる皿状のダイヤフラムとを有し、前記第二の接点には同心円状の2つのドーナツ状接点部と前記第一の接点と反対側に延長する一以上の帯状接点部とを設け、前記皿状のダイヤフラムの外周部を前記第二の接点に延長させて設けた帯状接点部の上に載置して導通させ、前記皿状のダイヤフラムの中央を押下してたわませ、前記皿状のダイヤフラムの中央を前記第一の接点に接触させ導通してスイッチを導通させるようにしたスイッチの接点構造を具備する携帯電話装置。
【請求項5】
第二の接点には第一の接点の反対側に、前記第一の接点の中心に対して放射状に延長する帯状接点部を設けた請求項4記載の携帯電話装置。
【請求項6】
第二の接点には第一の接点の反対側に、前記第一の接点の中心に対して扇型状に延長する帯状接点部を設けた請求項4記載の携帯電話装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【公開番号】特開2009−110966(P2009−110966A)
【公開日】平成21年5月21日(2009.5.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−319574(P2008−319574)
【出願日】平成20年12月16日(2008.12.16)
【分割の表示】特願平11−172880の分割
【原出願日】平成11年6月18日(1999.6.18)
【出願人】(000005821)パナソニック株式会社 (73,050)
【Fターム(参考)】