説明

施錠管理システムおよび施錠管理方法

【課題】施錠状態の確認とともに携帯電話機の所持忘れを防止することができる施錠管理システムおよび施錠管理方法を提供する。
【解決手段】扉3の近くに配設された扉制御装置1は、携帯端末装置2から第1の信号を受信すると第2の信号を送信して錠31を解錠する。携帯端末装置2は、その第2の信号を受信すると報知動作を行う。これにより、携帯端末装置2を所持し忘れて扉3に向かうと扉3が開かなくなるので携帯端末装置2の所持忘れを防止することができる。また、錠31が解錠されると報知動作が行われるので扉3の施錠状態を確認することができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、扉の施錠を管理する施錠管理システムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
外出する際の自宅の施錠は、日常の一連の動作であるが故に、施錠したにもかかわらず施錠の記憶が曖昧となり、外出先で施錠したか否かが気になることがよくある。そこで、近年では、外出先で施錠の確認をできる技術が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
例えば、特許文献1には、施錠検知装置と、携帯端末とがネットワークにより接続されたセキュリティシステムが開示されている。この技術によれば、施錠検知装置により施錠されていないことが検知されると、その情報がネットワークを介して携帯電話機に送信される。これにより、ユーザは、携帯電話機に送信された情報に基づいて施錠されているか否かを確認することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2008−305344号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上述した技術では、携帯電話機を所持し忘れてしまうと、施錠されているか否かを確認することができなくなってしまう。
【0006】
近年、携帯電話機は、通話や電子メールといったコミュニケーション機能のみならず、テレビを見たり、ゲームをしたり、ウェブサイトを閲覧したりするなどのエンターテイメント機能や電子マネーや定期券などの生活アプリケーション機能も備えており、人によっては日常生活に必要不可欠なものとなっている。このため、携帯電話機を自宅に置き忘れて外出してしまうと、例えば、友人と連絡が取れなかったり、乗り換えを検索するためのウェブサイトが利用できないために待ち合わせに遅れたり、電車に乗れなかったりするなど、日常生活に支障をきたすこととなる。このため、自宅の施錠とともに携帯電話機の所持忘れも防止することができる技術が望まれていた。
【0007】
そこで、本発明は、施錠状態の確認とともに携帯電話機の所持忘れを防止することができる施錠管理システムおよび施錠管理方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上述したような課題を解決するために、本発明に係る施錠管理システムは、第1の錠が設けられた扉の近くに配設され、第1の信号を受信すると第2の信号を送信し、第1の錠を解錠する錠制御部を備えた扉制御装置と、第1の信号を送信した後、第2の信号を受信すると、第1の錠が解錠されている旨を報知する報知動作を行う携帯制御部を備えた携帯端末装置とを備えたことを特徴とするものである。
【0009】
また、本発明に係る施錠管理方法は、携帯端末装置が、第1の信号を送信するステップと、扉の近くに配設された扉制御装置が、第1の信号を受信すると、この第1の信号に対して第2の信号を送信し、扉に設けられた錠を解錠するステップと、携帯端末装置が、第2の信号を受信すると、錠を解錠されている旨を報知する報知動作を行うステップとを有することを特徴とするものである。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、扉の近くに配設された扉制御装置が携帯端末装置から第1の信号を受信すると第2の信号を送信して第1の錠を解錠し、携帯端末装置がその第2の信号を受信すると報知動作を行うので、携帯端末装置を所持し忘れて扉に向かうと扉が開かなくなるので携帯端末装置の所持忘れを防止することができ、かつ、第1の錠が解錠されると報知動作が行われるので扉の施錠状態を確認することができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る施錠管理システムの構成を示す図である。
【図2】本発明の第2の実施の形態に係る施錠管理システムの構成を示す図である。
【図3】本発明の第2の実施の形態に係る施錠管理システムにおける扉制御装置の動作を示すフローチャートである。
【図4】本発明の第2の実施の形態に係る施錠管理システムにおける携帯電話機の動作を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
【0013】
[第1の実施の形態]
まず、本発明に係る第1の実施の形態について説明する。
【0014】
図1に示すように、本実施の形態に係る施錠管理システムは、扉制御装置1と、この扉制御装置1と電話網を介さない無線通信により各種情報の送受信を行う携帯端末装置2と備えている。
【0015】
扉制御装置1は、玄関に設けられた扉3の近傍に配置され、扉3に設けられた錠31の施錠および解錠を制御する錠制御部11を備えている。
【0016】
携帯端末装置2は、例えば、通話機能、メーラー機能、ブラウザ機能、カメラ機能等を備えた、携帯電話機、PDA(Personal Digital Assistant)、タブレットPC、ネットPCなどの公知の携帯端末装置から構成され、携帯端末装置2の各種機能を実現する携帯制御部21を備えている。
【0017】
このような施錠管理システムにおいて、携帯端末装置2のユーザが外出しようとする場合、通常、ユーザは携帯端末装置2を所持して玄関に移動する。このとき、携帯端末装置2は、無線により第1の信号を送信する。
【0018】
携帯端末装置2を所持するユーザが玄関に近づくと、扉3の近傍に配設された扉制御装置1は、第1の信号を受信する。すると、錠制御部11は、第2の信号を送信し、扉3の錠31を解錠する。
【0019】
第2の信号を受信すると、携帯端末装置2の携帯制御部21は、扉3が解錠されている旨をユーザに認識させるために、例えば、メロディを鳴動させる、バイブレータを駆動する、所定の表示をする等の報知動作を行う。
【0020】
一方、携帯端末装置2のユーザが、携帯端末装置2を所持せずに玄関に移動すると、扉制御装置1は、第1の信号を受信しないので、扉3の錠31を解錠しない。これにより、ユーザは、扉を開けようとしても開かないので、携帯端末装置2を所持し忘れたことを認識することができる。
【0021】
このように、本実施の形態によれば、扉3の近くに配設された扉制御装置1が携帯端末装置2から第1の信号を受信すると第2の信号を送信して錠31を解錠し、携帯端末装置2がその第2の信号を受信すると報知動作を行うので、携帯端末装置2を所持し忘れて扉3に向かうと扉3が開かなくなるので携帯端末装置2の所持忘れを防止することができ、かつ、錠31が解錠されると報知動作が行われるので扉3の施錠状態を確認することができる。
【0022】
[第2の実施の形態]
次に、本発明に係る第2の実施の形態について説明する。
【0023】
<施錠管理システムの構成>
図2に示すように、本実施の形態に係る施錠管理システムは、ビル、マンション、戸建てなどの家屋の玄関等に設けられた扉300の近くに配設された扉制御装置100と、携帯電話機200とを備えている。
【0024】
≪扉制御装置の構成≫
扉制御装置100は、扉300の解錠および施錠を制御するものであって、携帯電話機200と通信を行う無線通信部101と、扉300に設けられた第1錠301の解錠および施錠を制御する第1錠制御部102と、扉300に設けられた第2錠302の解錠および施錠の状態を検出する第2錠制御部103と、扉300の開閉状態を検出する開閉検出部104と、所定の時間を計時するタイマ105と、扉制御装置100の動作に必要な各種情報を記憶する記憶部106と、扉制御装置100全体の動作を制御する制御部107とを備えている。
【0025】
ここで、無線通信部101は、Bluetooth(登録商標)やIrDA(登録商標)などの電話網を介さない無線通信技術を用いて携帯電話機200と情報の送受信を行う。
【0026】
第1錠制御部102は、制御部107の指示に基づいて、第1錠301の施錠および解錠を制御する。ここで、第1錠301は、例えば、サムターンを備えた錠などの公知の錠から構成されている。第1錠301がサムターンを備えている場合、第1錠制御部102は、そのサムターンを回動させるモータ等を備え、このモータを所定の方向に回動させることにより第1錠301の施錠および解錠を行う。なお、第1錠301は、例えば通常の鍵によっても解錠することができるものからなる。これにより、携帯電話機200を所持し忘れた場合であっても、ユーザは、第1錠301を解錠することができる。
【0027】
第2錠制御部103は、制御部107の指示に基づいて、第2錠の状態、すなわち施錠されているかまたは解錠されているかを検出する。ここで、第2錠302は、例えば、サムターンを備えた錠などの公知の錠から構成されている。第2錠302がサムターンを備えている場合、第2錠制御部103は、そのサムターンの回動を検出するセンサ等を備え、このセンサによってサムターンの回動状態を検出することにより、第2錠302の施錠または解錠を検出する。
【0028】
開閉検出部104は、制御部107の指示に基づいて扉300の開閉状態を検出するものである。このような開閉検出部104は、例えば、磁石等を利用した非接触式のスイッチや機械的な構成を有する接触式のスイッチなど、公知の開閉検出スイッチから構成される。
【0029】
タイマ105は、制御部107の指示に基づいて所定の時間を計時するものである。
【0030】
記憶部106は、扉制御装置100が制御する扉300の識別情報、扉制御装置100が制御する扉300と対応付けられた携帯電話機200の識別情報、扉制御装置100の動作プログラム、扉制御装置100の動作に必要な各種情報などを予め記憶するものである。また、記憶部106には、第2錠制御部103により検出された第2錠302の施錠状態および開閉検出部104により検出された扉300の開閉状態に関する情報(以下、「ステータス」という)も記憶される。このような記憶部106は、メモリやハードディスクなどの記憶装置から構成される。なお、記憶部106に記憶されるプログラムや各種情報は、DVD(Digital Versatile Disk)やCD(Compact Disk)等の記録媒体やネットワークを介して記憶部106に格納するようにしてもよい。
【0031】
制御部107は、CPUなどのマイクロプロセッサとその周辺回路からなり、制御メモリに記憶された動作プログラムを読み込んで実行することにより、扉制御装置100の各動作を実現する。
【0032】
≪携帯電話機の構成≫
携帯電話機200は、扉制御装置100と通信を行う無線通信部201と、各種情報を表示するディスプレイ202と、対応付けれた扉300の施錠管理を行う施錠管理アプリケーション203と、施錠管理アプリケーション203などを携帯電話機200の各種アプリケーションを展開するメモリ204と、所定の時間を計時するタイマ205と、音声を出力するスピーカ206と、振動するバイブレータ207と、位置情報取得部208と、記憶部209と、制御部210とを備えている。
【0033】
無線通信部201は、Bluetooth(登録商標)やIrDA(登録商標)などの電話網を介さない無線通信技術を用いて扉制御装置100と情報の送受信を行う。
【0034】
ディスプレイ202は、制御部210の指示に基づいて各種情報を表示するものである。このようなディスプレイ202は、LCD(Liquid Crystal Display)、有機EL(Electro Luminescence)など、公知の表示装置から構成される。
【0035】
施錠管理アプリケーション203は、携帯電話機200と対応付けられた扉300が施錠されているか否かに関する情報を、ディスプレイ202に表示したりスピーカ206から出力したりすることによりユーザに伝える機能を実現するためのソフトウェアである。このような施錠管理アプリケーション203は、メモリ204に展開され、制御部210により読み込まれて実行されることにより、その機能が実現される。
【0036】
メモリ204は、公知のメモリ装置からなり、施錠管理アプリケーション203や記憶部209に記憶された各種ソフトウェアを展開するものである。このメモリ204に展開されたソフトウェアを制御部210が読み込んで実行することにより、そのソフトウェアに対応する各種機能が実現される。
【0037】
タイマ205は、制御部210の指示に基づいて所定の時間を計時するものである。
【0038】
スピーカ206は、制御部210の指示に基づいて所定の音声を出力するものであり、公知のスピーカ装置から構成される。
【0039】
バイブレータ207は、制御部210の指示に基づいて振動するものであり、公知のバイブレーション装置から構成される。
【0040】
位置情報取得部208は、携帯電話機200の位置に関する情報を検出するものである。このような位置情報取得部208は、例えば、GPS(Global Positioning System)装置や携帯電話機の基地局を用いた位置検出装置など、公知の位置検出装置から構成される。
【0041】
記憶部209は、携帯電話機200の識別情報、携帯電話機200と対応付けられた扉300の識別情報や位置情報、携帯電話機200の動作プログラム、携帯電話機200の動作に必要な各種情報などを予め記憶するものである。また、記憶部209には、その扉300を施錠した日時に関する情報も記憶される。このような記憶部209は、メモリやハードディスクなどの記憶装置から構成される。
【0042】
制御部210は、CPUなどのマイクロプロセッサとその周辺回路からなり、メモリ204に記憶された動作プログラムを読み込んで実行することにより、通話機能、メーラー機能、ブラウザ機能、カメラ機能等の携帯電話機200の各動作を実現する。
【0043】
<施錠管理システムの動作>
次に、本実施の形態に係る施錠管理システムの動作について説明する。
【0044】
≪動作の概要≫
まず、本実施の形態に係る施錠管理システムの動作の概要について説明する。本実施の形態に係る施錠管理システムでは、携帯電話機200の所持忘れとともに、扉300の施錠忘れを防止することができる。
【0045】
携帯電話機200の所持忘れの防止については、ユーザが携帯電話機200を所持して玄関に向かうと、玄関において携帯電話機200から所定の信号(以下、「BT信号」という)が送信される。このBT信号を受信すると、扉制御装置100は、携帯電話機200が接近したことを認識して、第1錠301を解錠する。ユーザは、第2錠302が施錠中であれば第2錠302を解錠して、ドアノブを回して扉300を開ける。このとき、扉制御装置100は、ステータスとして扉300が開状態であることを記憶しており、携帯電話機200からの再度のBT信号の受信に対して、そのステータスを送信する。これにより、扉300が開状態であることを確認すると、携帯電話機200は、例えばメロディが流れる、振動する、ディスプレイが光るといった所持サインを発動する。この所持サインにより、ユーザは、携帯電話機200を所持していることを認識することができる。もし、携帯電話機200を所持せずに玄関に向かったときには、扉300の第1錠301が解除されないので、ユーザは、第2錠302を解錠してドアノブを回しても、扉300が開かないので、携帯電話機200を所持していないことに気がつくこととなる。
【0046】
扉300の施錠忘れ防止については、携帯電話機200を所持したユーザが、玄関の扉300の第2錠302を解錠してドアノブを回すことにより扉300が開状態になると、携帯電話機200は、上述したように、メロディが流れる、震えはじめるなどの所持サインを発動する。この後、外出するために扉300から出て扉を閉めると、ユーザは、扉300の外側から一般的な鍵を第2錠302の鍵穴に差し込んで回して、第2錠302を施錠する。扉制御装置100は、第2錠302が施錠されたことを確認すると、これをステータスとして記憶する。携帯電話機200は、再度扉制御装置100に対してBT信号を送信し、この送信に対してそのステータスを受信することにより、扉300が施錠されていることを確認したのち、所持サインを停止する。この所持サインを停止することにより、ユーザは、ドアが施錠されたことを確認することができる。また、施錠管理アプリケーション203により、例えば、「○月△日×時□□分施錠しました」という表示をディスプレイ202に表示させることにより、施錠されたことを確認することができる。一方、施錠されなかった場合には、所持サインモードにおける所定時間の間だけ所持サインが継続して行われるので、施錠忘れを確認することができる。また、その所定時間の経過後、施錠管理アプリケーション203が自動的に起動され、例えば、「○月△日×時□□分施錠忘れです。」という警告メッセージがディスプレイ202に表示されるので、このメッセージによっても施錠忘れを確認できる。なお、意図的に施錠しない場合、ユーザは、所持サインを能動的に停止することができる。この場合、施錠管理アプリケーション203では、例えば、「○月△日×時□□分施錠していません。」というメッセージをディスプレイ203に表示するので、このメッセージによって施錠していないことを確認することができる。扉制御装置100または携帯電話機200が、停電、故障などの電気的トラブルにより、上述したような扉300の施錠や解錠の確認ができない場合であっても、第1錠301および第2錠302の何れも一般的な鍵穴とサムターンで構築されているので、それらの施錠および解錠を行うことができる。
【0047】
なお、上述した所持忘れ防止動作および施錠忘れ防止動作は、帰宅時においても行うようにしてもよいし、行わないようにしてもよい。
【0048】
帰宅時にも所持忘れ防止動作を行う場合、ユーザが携帯電話機200を所持して外出先から扉300に向かうと、携帯電話機200は、その扉300近傍においてBT信号を送信する。このBT信号を受信すると、扉制御装置100は、携帯電話機200が接近したことを認識して、第1錠301を解錠する。ユーザは、扉300の外側から一般的な鍵を第2錠302の鍵穴に差し込んで回して第2錠302を解錠する。これにより、第1錠301および第2錠302が解錠されることになるので、ユーザは、扉300のドアノブを回すと、扉300が開くことになり、家屋に入ることができる。
【0049】
また、帰宅時にも施錠忘れ防止動作を行う場合、帰宅したユーザが玄関の扉300の第2錠302を解錠してドアノブを回すことにより扉300が開状態になると、携帯電話機200は、メロディが流れる、震えはじめるなどの所持サインを発動する。この後、屋内に入って扉300を閉めると、ユーザは、扉300の内側から第2錠302のサムターン回して、第2錠302を施錠する。扉制御装置100は、第2錠302が施錠されたことを確認すると、これをステータスとして記憶する。携帯電話機200は、再度扉制御装置100に対してBT信号を送信し、この送信に対してそのステータスを受信することにより、扉300が施錠されていることを確認したのち、所持サインを停止する。この所持サインを停止することにより、ユーザは、ドアが施錠されたことを確認することができる。
【0050】
一方、帰宅時に所持忘れ防止動作や施錠忘れ防止動作を行わない場合、帰宅したユーザは、扉300の外側から第1錠301および第2錠302の鍵穴にそれぞれに対応する一般的な鍵を差し込んで回すことにより、第1錠301および第2錠302を解錠して扉300を開ける。
【0051】
≪扉制御装置の動作≫
次に、本実施の形態に係る施錠管理システムの各構成要素の動作について詳細に説明する。
まず、図3を参照して、扉制御装置100の動作について説明する。
【0052】
まず、扉制御装置100の制御部107は、携帯電話機200からのBT信号を受信するのを待機している初期状態にあるとき(ステップS1)、タイマ105による所定の時間の計時が終了しているか否かを確認する(ステップS2)。この所定時間(以下、「第1錠所定時間」という)は、例えば5分など、ユーザが扉300の第2錠302を解錠し、扉300を開け、扉300の外に出て、扉300を閉め、扉300の第2錠302を施錠する等の扉300から出るまでの一連の動作に要する時間よりも長く設定される。なお、後述するように、その第1錠所定時間は、携帯電話機200のタイマ205により計時される、自宅モードの所定時間と所持サインモードの所定時間とを加算した時間よりも長く設定される。
【0053】
第1錠所定時間を経過している場合(ステップS2:YES)、制御部107は、第1錠制御部102により第1錠301を施錠する(ステップS3)。これにより、扉300の第1錠301は、ユーザが携帯電話機を所持した状態で近づかない限り、施錠されていることとなる。
【0054】
第1錠所定時間を経過していない場合(ステップS2:NO)、または、第1錠301が施錠されると、制御部107は、第2錠制御部103および開閉検出部104によりステータスを確認する(ステップS4)。具体的には、第2錠制御部103は、第2錠302の施錠が施錠されているか、または、解錠されているかを検出する。また、開閉検出部104は、扉300が開状態または閉状態の何れの状態にあるのかを検出する。この第2錠302および扉300の状態に関する情報、すなわちステータスは、記憶部106に記憶される。
【0055】
ステータスが確認されると、制御部107は、無線通信部101が携帯電話機200からのBT信号を受信したか否かを確認する(ステップS5)。このBT信号は、携帯電話機200の存在を扉制御装置100に通知するための信号であって、少なくとも携帯電話機200の識別情報を含むものである。
【0056】
BT信号を受信しない場合(ステップS5:NO)、制御部107は、ステップS2の処理に戻る。
【0057】
一方、例えば、ユーザが携帯電話機を所持して扉300に近づくことにより、BT信号を受信した場合(ステップS5:YES)、制御部107は、そのBT信号を送信した携帯電話機が、扉制御装置100が制御する扉300と対応付けられた携帯電話機であるか否かを確認する(ステップS6)。この確認は、受信したBT信号に含まれる送信元の携帯電話機の識別情報と、記憶部106に記憶された携帯電話機の識別情報とを比較することにより行われる。
【0058】
受信したBT信号が登録された携帯電話機からのものではない場合(ステップS6:NO)、制御部107は、ステップS2の処理に戻る。
【0059】
一方、受信したBT信号が登録された携帯電話機200からのものである場合(ステップS6:YES)、制御部107は、記憶部106に記憶されたステータスを、無線通信部101を介して携帯電話機200に送信する(ステップS7)。
【0060】
ステータスを送信すると、制御部107は、第1錠制御部102により第1錠301を解錠する(ステップS8)。これにより、ユーザが携帯電話機200を所持した状態で扉300に近づくと、扉300の第1錠301が解錠されることとなる。
【0061】
第1錠301を解錠すると、制御部107は、タイマ105により第1錠所定時間の計時をリセットするとともに、新たに第1錠所定時間の計時をスタートする(ステップS9)。
【0062】
このように、本実施の形態によれば、扉制御装置100が管理する扉300と対応付けられた携帯電話機200がその扉300に近づくと第1錠301が解錠され、携帯電話機200を所持せずにその扉300に近づいても第1錠301が解錠されないので、携帯電話機200を所持せずに外出するのを防ぐことができる。
【0063】
≪携帯電話機の動作≫
次に、図4を参照して、携帯電話機200の動作について説明する。
【0064】
まず、携帯電話機200の制御部210は、扉制御装置100からステータスを受信していない初期状態にあるとき(ステップS11)、位置情報取得部208により携帯電話機200の位置を検出する(ステップS12)。
【0065】
携帯電話機200の位置を検出すると、制御部210は、その位置が携帯電話機200と対応付けられた扉300の近くであるか否かを確認する(ステップS13)。この確認は、位置情報所得部208により取得された携帯電話機200の現在位置に関する情報と、記憶部209に記憶された扉300の位置に関する情報とを比較することにより行われる。なお、扉300に近いか否かを判断するためのしきい値は、ユーザの生活様式等に応じて適宜自由に設定することができる。
【0066】
携帯電話機の位置が扉300の近くではない場合(ステップS13:NO)、制御部210は、タイマ205により外出モードにおける所定時間の計時を開始する(ステップS41)。外出モードにおける所定時間としては、携帯電話機200を所持したユーザがその扉300まで戻るのに要する時間よりも短く設定する。例えば、扉300に近いか否かを判断するしきい値を1kmに設定した場合、もしユーザの徒歩の時速が4[km/h]であると扉300まで15分で到達することができるので、所定時間はその15分よりも短い10分と設定する。
【0067】
外出モードの所定時間が経過すると(ステップS42:YES)、制御部210は、ステップS11の処理に戻る。
【0068】
一方、例えば、ユーザが外出する場合など携帯電話機の位置が扉300の近くの場合(ステップS13:YES)、制御部210は、タイマ205により自宅モードにおける所定時間の計時を開始する(ステップS14)。自宅モードにおける所定時間は、例えば5秒など、靴を履くなどの玄関で行う動作に要する時間よりも短く設定する。
【0069】
自宅モードにおける所定時間の計時が開始されると、その所定時間が経過すると(ステップS15:YES)、制御部210は、ステップS1の処理に戻る。
【0070】
一方、所定時間が経過していない場合(ステップS15:NO)、制御部210は、無線通信部201によりBT信号を送信する(ステップS16)。
【0071】
BT信号を送信すると、制御部210は、ステータスを受信したか否かを確認する(ステップS17)。
【0072】
ステータスを受信しない場合(ステップS17:NO)、制御部210は、ステップS15の処理に戻る。
【0073】
一方、ステータスを受信した場合(ステップS17:YES)、制御部210は、そのステータスが携帯電話機200に登録された扉300を制御する扉制御装置100からのものであるか否かを確認する(ステップS18)。この確認は、ステータスに含まれる扉300の識別情報と、記憶部209に記憶された携帯電話機200と対応付けられた扉300の識別情報とを比較することにより行われる。
【0074】
ステータスが登録された扉300の扉制御装置100からのものではない場合(ステップS18:NO)、制御部210は、ステップS15の処理に戻る。
【0075】
一方、ステータスが登録された扉300の扉制御装置100からのものである場合(ステップS18:YES)、制御部210は、受信したステータスに基づいて、登録された扉300の第2錠302が解錠されており、かつ、扉300が開状態であるか否かを確認する(ステップS19)。この時点で第1錠301は解錠されているので、ユーザが扉300から出るには、第2錠302が施錠されている場合には第2錠302を解錠したのち、扉300を開ける必要がある。したがって、第2錠302と扉300の状態から、ユーザが扉300から出ようとしているか否かを検出することができる。
【0076】
第2錠302が解錠され、かつ、扉300が開状態、という状態ではない場合(ステップS19:NO)、制御部210は、ステップS15の処理に戻る。この場合、ユーザがまだ扉300から出ようとしていないので、制御部210は、自宅モードの所定時間が経過するまで、第2錠302と扉300の状態を監視する。
【0077】
一方、第2錠302が解錠され、かつ、扉300が開状態である場合(ステップS19:YES)、制御部210は、所持サインを発動する(ステップS20)。この場合、ユーザが扉300から出ようとしているので、制御部210は、携帯電話機200を所持している旨を示す所持サインを出力する。この所持サインとしては、携帯電話機200のディスプレイ202に所定の表示をさせる、スピーカ206から所定のメロディを出力させる、バイブレータ207を所定のパターンで振動させるなどが挙げられる。この所持サインが発動されることにより、携帯電話機200を所持しているユーザは、扉300が開状態であることを認識することができる。
【0078】
所持サインを発動させると、制御部210は、タイマ205により所持サインモードにおける所定時間の計時を開始する(ステップS21)。所持サインモードにおける所定時間としては、例えば10秒など、ユーザが扉300をくぐり、扉300を閉め、扉300の施錠をするといった一連の行為に要する時間程度に設定する。なお、所持サインモードの所定時間の計時を開始する際、タイマ205は、自宅モードの所定時間の計時を破棄する、すなわち、計時を停止してリセットする。
【0079】
所持サインモードの所定時間の計時を開始すると、制御部210は、無線通信部201によりBT信号を送信する(ステップS22)。このとき、扉制御装置100においては、最初にBT信号を受信してからステップS9で計時を開始した第1錠所定時間が経過していないので(図3、ステップS2:NO)、携帯電話機200からBT信号を受信すると(図3、ステップS5:YES)、ステータスを送信することとなる(図3、ステップS7)。
【0080】
したがって、BT信号を送信すると、制御部210は、扉制御装置100からステータスを受信したか否かを確認する(ステップS23)。
【0081】
ステータスを受信していない場合(ステップS23:NO)、制御部210は、後述するステップS26の処理に進む。
【0082】
一方、ステータスを受信した場合(ステップS23:YES)、制御部210は、そのステータスが携帯電話機200に登録された扉300を制御する扉制御装置100からのものであるか否かを確認する(ステップS24)。この確認は、上述したステップS18と同等の方法により行われる。
【0083】
ステータスが登録された扉300の扉制御装置100からのものではない場合(ステップS24:NO)、制御部210は、後述するステップS26の処理に進む。
【0084】
一方、ステータスが登録された扉300の扉制御装置100からのものである場合(ステップS24:YES)、制御部210は、受信したステータスに基づいて、登録された扉300の第2錠302が施錠されており、かつ、扉300が閉状態であるか否かを確認する(ステップS25)。戸締まりをして外出する場合、ユーザは、扉300を閉めて第2錠302をする。したがって、第2錠302と扉300の状態から、ユーザが外出したか否かを検出することができる。
【0085】
第2錠302が施錠され、かつ、扉300が閉状態である場合(ステップS25:YES)、制御部210は、所持サインを停止する(ステップS51)。この場合、ユーザが既に扉300から出たので、制御部210は、携帯電話機200を所持している旨を示す所持サインを停止する。
【0086】
所持サインを停止すると、制御部210は、施錠管理アプリケーション203を起動し(ステップS52)、この施錠管理アプリケーション203により、扉300を施錠した日時を記録する(ステップS53)。この日時は、ステータスを受信した日時であり、記憶部209に記録される。これにより、ユーザは、扉300を施錠したか否かが不安な場合には、記憶部209の記録を読み出すことにより、扉300を施錠したか否かを確認することができる。
【0087】
扉300を施錠した日時が記録されると、制御部210は、施錠管理アプリケーション203により、その日時をディスプレイ202に表示させ(ステップS54)、ステップS11の処理に戻る。これにより、ユーザは、扉300を施錠したことを認識することができる。
【0088】
一方、第2錠302が施錠され、かつ、扉300が閉状態、という状態ではない場合(ステップS25:NO)、制御部210は、所持サインモードの所定時間が経過したか否かを確認する(ステップS26)。
【0089】
所持サインモードの所定時間が経過していない場合(ステップS26:NO)、制御部210は、ユーザにより所持サインの停止を要求されたか否かを確認する(ステップS27)。
【0090】
所持サインの停止が要求されていない場合(ステップS27:NO)、制御部210は、ステップS22の処理に戻る。
【0091】
所持サインモードの所定時間が経過した場合(ステップS26)または所持サインの停止が要求された場合(ステップS27:YES)、制御部210は、所持サインを停止する(ステップS28)。
【0092】
所持サインを停止すると、制御部210は、施錠管理アプリケーション203を起動し(ステップS29)、この施錠管理アプリケーション203により、扉300の施錠がされなかった日時を記録する(ステップS30)。この日時としては、所持サインが能動的に停止された場合には、その停止した日時が、所持サインモードの所定時間が経過した場合には、その所定時間が到来した日時が、それぞれ記憶部209に記録される。また、記憶部209には、その日時とともに、所持サインが能動的に停止されたのか、または、所持サインモードの所定時間が経過したのかのいずれか記憶される。これにより、ユーザは、扉300を施錠したか否かが不安な場合には、記憶部209の記録を読み出すことにより、扉300を施錠したか否かを確認することができる。
【0093】
扉300の施錠がされなかった日時が記録されると、制御部210は、施錠管理アプリケーション203により、その日時をディスプレイ202に表示させ(ステップS31)、ステップS11の処理に戻る。このとき、制御部210は、所持サインが能動的に停止された場合には、その日時と共に所持サインが能動的に停止された旨をディスプレイ202に表示するようにしてもよい。同様に、所持サインモードの所定時間が経過した場合には、制御部210は、その日時と共に所持サインモードの所定時間が経過した旨をディスプレイ202に表示するようにしてもよい。これにより、ユーザは、扉300の施錠を忘れたことを認識することができる。
【0094】
以上説明したように、本実施の携帯によれば、扉300の近傍に配設された扉制御装置100が携帯電話機200からBT信号を受信しないと第1錠301が解錠されないため、携帯電話機200を所持し忘れて扉300に向かっても扉300が開かないので、携帯電話機200の所持忘れを防止することができる。また、第1錠301が解錠されると携帯電話機200において報知動作が行われるので、ユーザは扉300の施錠状態を確認することができる。
【0095】
また、システム構成が扉制御装置100と携帯電話機200という2つの構成要素から構築されるので、平日や休日を問わず、携帯電話機200を所持していないことを、例えば玄関などの扉300が設けられた位置で判断することができる。これにより、携帯電話機200を所持せずに外出するのを防ぐことができる。
【0096】
また、扉300の第1錠301および第2錠の施錠状態に関する情報(ステータス)は、扉制御装置100に記憶され、扉300と対応付けられている携帯電話機200にのみ送信される。この送信は、電話網等のネットワークを介さずに行われるので、そのネットワークから機密が漏洩するのを防ぐことができる。
【0097】
また、ネットワークを利用したり、第3者にサーバ管理を委託したりしなくてもよいので、警備会社等との継続的な契約も不要であり設備の初期費用と電気代のみで利用することができるため、低コスト化を実現することができる。
【0098】
また、第1錠301および第2錠302を電子錠としなくてよいので、停電や故障が生じても、施錠や解錠を行うことができる。
【0099】
また、屋内にある各種機器と扉制御装置100との間でホームネットワークを構築することも可能となる。例えば、ガスコンロやガスストーブといった火を用いる機器、エアコンやテレビと言った常時電源投入を必要としない家電機器、蛇口等の水道機器などにおいて、点火したまま、消火済み、電源の付けっぱなしとなどの各種機器の状況を検出するセンサを設け、このセンサにより検出された情報を扉制御装置100の記憶部106にステータスとして記憶させる。これにより、外出直前においては、携帯電話機200を所持したユーザが扉300の近くに来たときに、各種機器の状況に応じて携帯電話機200から警報を出力させることにより、ユーザの注意を喚起することができる。また、外出先においても、携帯電話機200のディスプレイ202に警報を表示させることにより、ユーザの注意を喚起することができる。
【0100】
なお、本実施の形態では、最初に携帯電話機200から所定の信号(BT信号)を出力することにより、上述した所持忘れ防止動作や施錠忘れ防止動作が行われる場合を例に説明したが、最初に扉制御装置100から所定の信号を出力するようにしてもよい。この場合、例えば、扉制御装置100が所定時間間隔で所定の信号を出力するようにし、その所定の信号を携帯電話機200が受信すると、図4のステップS16の処理を行うようにすればよい。このようにしても、上述したのと同等の作用効果を実現することができる。
【産業上の利用可能性】
【0101】
本発明は、戸建て、マンション、研究所、オフィスビル、工場などの扉300を有する家屋であれば適用することができる。
【符号の説明】
【0102】
1…扉制御装置、2…携帯端末装置、3…扉300、11…錠制御部、21…携帯制御部、31…錠、100…扉制御装置、101…無線通信部、102…第1錠制御部、103…第2錠制御部、104…開閉検出部、105…タイマ、106…記憶部、107…制御部、200…携帯電話機、201…無線通信部、202…ディスプレイ、203…施錠管理アプリケーション、204…メモリ、205…タイマ、206…スピーカ、207…バイブレータ、208…位置情報取得部、209…記憶部、210…制御部、300…扉、301…第1錠、302…第2錠。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1の錠が設けられた扉の近くに配設され、第1の信号を受信すると第2の信号を送信し、前記第1の錠を解錠する錠制御部を備えた扉制御装置と、
前記第1の信号を送信した後、前記第2の信号を受信すると、前記第1の錠が解錠されている旨を報知する報知動作を行う携帯制御部を備えた携帯端末装置と
を備えたことを特徴とする施錠管理システム。
【請求項2】
前記扉制御装置は、
前記第1の錠が解錠されてから第1の時間を計時する第1のタイマをさらに備え、
前記錠制御部は、前記第1の所定の時間が経過すると、前記第1の錠を施錠する
ことを特徴とする請求項1記載の施錠管理システム。
【請求項3】
前記扉制御装置は、前記扉の開閉状態および前記扉に設けられた第2の錠の施錠状態を検出する状態検出部をさらに備え、
前記第2の信号は、前記扉の開閉状態および前記第2の錠の施錠状態を示す情報を含み、
前記携帯制御部は、前記第2の信号に基づいて、前記扉が開状態で前記第2の錠が解錠状態であることを検出すると、前記報知動作を行う
ことを特徴とする請求項1または2に記載の施錠管理システム。
【請求項4】
前記携帯制御部は、前記報知動作中に受信した前記第2の信号から、前記扉が閉状態で前記第2の錠が施錠状態であることを検出すると、前記報知動作を終了する
ことを特徴とすることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の施錠管理システム。
【請求項5】
前記携帯端末装置は、前記報知動作が開始されると、第2の所定時間を計時する第2のタイマをさらに備え、
前記携帯制御部は、前記第2の所定時間が経過すると、前記報知動作を終了する
ことを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の施錠管理システム。
【請求項6】
前記携帯制御部は、前記報知動作中に受信した前記第2の信号から前記扉が閉状態で前記第2の錠が施錠状態であることを検出する前に、前記第2の所定時間が経過すると、前記報知動作を終了する
ことを特徴とする請求項5記載の施錠管理システム。
【請求項7】
前記携帯端末装置は、前記報知動作が終了すると、前記扉が施錠されている旨を記憶する記憶部をさらに備える
ことを特徴とする請求項4記載の施錠管理システム。
【請求項8】
前記携帯端末装置は、前記報知動作が終了すると、前記扉が施錠されていない旨を記憶する記憶部をさらに備える
ことを特徴とする請求項5または6記載の施錠管理システム。
【請求項9】
前記携帯端末装置は、前記記憶部に記憶された情報を表示する表示部をさらに備える
ことを特徴とする請求項7または8記載の施錠管理システム。
【請求項10】
携帯端末装置が、第1の信号を送信するステップと、
扉の近傍に配設された扉制御装置が、前記第1の信号を受信すると、この第1の信号に対して第2の信号を送信し、前記扉に設けられた錠を解錠するステップと、
前記携帯端末装置が、前記第2の信号を受信すると、前記錠を解錠されている旨を報知する報知動作を行うステップと
を有することを特徴とする施錠管理方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2011−12455(P2011−12455A)
【公開日】平成23年1月20日(2011.1.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−157574(P2009−157574)
【出願日】平成21年7月2日(2009.7.2)
【出願人】(000227205)NECインフロンティア株式会社 (1,047)
【Fターム(参考)】