説明

板材と金属製フレームとの連結構造。

【課題】デッキ材を金属製の根太材に連結する際に、予め根太材の表面に、ネジを所定の位置へ正しく挿通できるようなガイド孔を設ける時間を必要とせずに、ネジを迅速、安全、確実に挿着できるようにした板材と金属製フレームとの連結構造の提供する。
【解決手段】デッキ材1と、このデッキ材を固定する根太材5とからなり、前記根太材5の一つの側面に、止めネジ9の先端を止め位置の凹溝10内へ安定よく挿通して仮保持するための、根太材5の長さ方向に沿った複数枚の平行な縦リブ8を有し、止めネジ9の下端部分を一対の縦リブ8の間に挟着して、止めネジ9を根太材5に仮固定させる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、建築物におけるテラスなどの床面上に平行に配列されるデッキ材、あるいは柱材等に取付けられる壁材などの取付け工事に際し、デッキ材や壁板などの取付け作業を能率よく、かつ正確に仕上げられるようにした、板材と金属製フレームとの連結構造の改良に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来より、テラスなどの床面上にデッキ材を配列固定するような工事においては、例えば、図19に示すように、合成樹脂製のデッキ材Aをアルミなどの金属製根太材B上に配列し、止め具もしくはネジCなどによりデッキ材Aと根太材Bとを一体に連結する構造が広く行われている。
【0003】
【特許文献1】実開平3−82755号
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記の連結構造においては、デッキ材Aの上面からネジCをドリルにより押し込んで、ネジCの下端を根太材Bの上面Dの内側までねじ込むことで、デッキ材Aと根太材Bとを連結固定するが、ネジCは合成樹脂製のデッキ材Aに対しては問題なく押し込むことができても、金属製の根太材Bの表面に貫通させてネジCとデッキ材Bとを一体に螺着させる工程では、ネジCの先端が根太材表面上で滑って、孔を適正な位置に開設できなかったり、ネジCが折れたりすることがあり、労力と神経を使うという問題点を有していた。
【0005】
また、作業者がネジCをデッキ材Aの表面にねじ込む際には、右手で支持するドリルにより、ネジCがある程度の深さに達する位置まで、左手でネジCを支えていなければならないので、指先が高速回転するネジCと接触することで、安全性に十分注意しないと危険が伴うという問題があった。
【0006】
そのため、このような危険性を解消するために、ネジCによりデッキ材Aを根太材Bに連結固定する前に、図19aのように、予めデッキ材Aの取付け面Dに根太材Bの直径よりも小さい内径のガイド孔Eを設けておき、デッキ材Aを根太材Bに連結固定する際には、ネジCの下端尖状部を前記ガイド孔E内に差し込んだ状態で、ガイド孔Eの内周を回転切削することで、簡単にネジCへ螺着できるようにした工程が加えられていた。
【0007】
しかし、このように、デッキ材Aの取付け面Dに予めガイド孔Eを設けておくことは、デッキ材Aを根太材Bに取付ける前の段階で、多数の孔を設けるための作業時間を必要とし、作業能率の面から見て改善されるべき点があった。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、従来におけるこの種の問題点を解消するために、床板もしくは壁板を構成する板材を、根太材もしくは柱材を構成する金属製フレームに連結固定する際に、前もって金属製フレームに、ネジを所定の位置へ正しく挿通できるようにガイドするための孔を設ける時間を必要とせずに、ネジを簡単、迅速、安全、かつ、確実に挿着できるようにした板材と金属製フレームとの連結構造の提供を目的としたものである。
【0009】
本発明に係る板材と金属製フレームとの連結構造は、そのための具体的手段として、床板もしくは壁板を構成する板材と、これらの板材を固定保持する根太材もしくは柱材を構成する金属製のフレームとからなり、前記フレームが、少なくとも一つの側面に、止めネジの先端を止め位置の凹溝内へ安定よく挿通して仮保持するための、フレームの長さ方向に沿った複数枚の平行な縦リブを備えていることを特徴とする。
【0010】
縦リブの間に形成される凹溝は、止めネジの先端と向かい合う底面中央部の肉厚が、縦リブ根本部直下の板厚よりも薄い谷形となっていることが好ましい。
【0011】
それぞれの縦リブの側面には、いずれか一対の縦リブ間に挿入されるネジの保持状態を安定にするための係止突子が、縦リブの長さ方向に沿って設けられていることが好ましい。
【0012】
本発明は、板材と、この板材を支持するためのフレームとから構成されるが、主な用途としては、板材がデッキ材などの床板として使用され、フレームが根太材として使用される床面構造体に用いることが好ましい。
【0013】
本発明が、板材をデッキ材などの床板として使用し、フレームを根太材として使用する床面構造体に用いられる場合、根太材上に平行に配置されるデッキ材の連結手段としては、隣接するデッキ材をそれぞれの接続側面間で固定するネジホルダーと、このネジホルダーを、平行な縦リブを備えた根太材へ螺着するための止めネジとにより構成されることが好ましい。
【0014】
上記ネジホルダーの具体的構成としては、両デッキ材の側面間に挟着される壁板と、この壁板の中央部に設けられた止めネジ挿通用の縦孔と、両側に両デッキ材の係止凹溝内へ挿入される連結板とを備えていることが好ましい。
【0015】
本発明の連結構造は、また、板材を床板として使用し、フレームを根太材として使用する以外の別の用途として、板材を壁板として使用し、フレームを柱材として使用される壁面構造体に用いることもできる。
【0016】
更に、別の用途としては、板材を天井板として使用し、フレームを根太材として使用する天井構造体に用いることもできる。
【発明の効果】
【0017】
本発明の板材と金属製フレームとの連結構造は、例えば、根太材を構成する金属製フレームの一つの側面に、止めネジの下端部を止め位置の凹溝内へ安定よくガイドするための複数枚の平行な縦リブを備えているので、デッキ材のような板材内を貫通してデッキ材の裏面側へ突出させた止めネジの下端尖状部を、縦リブの間の凹溝内へ全く力を必要とせずに挿入することができ、この状態からネジを軽く押し込んでやると、止めネジが縦リブと縦リブとの間に挟着されるので、止めネジを指先で支えていなくても直立状態に仮保持することができる。もしも、根太材に本発明のような縦リブによる凹溝がない場合には、予め根太材の金属板にドリルでガイド穴を設けなければならないが、本発明では止めネジの下端を縦リブの凹溝内へ挿入する作業に際して根太材にドリルでガイド穴を設ける必要がないので、止めネジを根太材に仮固定する作業が大幅に改善される。
【0018】
また、本発明の板材とフレームとの連結構造は、根太材の一つの側面に設けられる縦リブと縦リブの間の凹溝の底面を、止めネジの先端と接触する底面の肉厚が、それぞれの縦リブの根本部の肉厚よりも薄くなるような谷形としたので、縦リブの間の凹溝内に挿着された止めネジに、ドリルによる差し込み回転が与えられると、最初に凹溝内における肉厚の薄い底面部分が軽い力で穿孔され、次いで二枚の縦リブの長さ方向に沿った肉厚の大きい根本部分が切削されるので、この肉厚の大きい根本部分の穿孔も比較的軽い力で行うことができ、穿孔作業を従来に比較して楽に行うことができる。
【0019】
また、上記のように止めネジの下端が縦リブの底面下方へ貫通された後は、止めネジの螺子が肉厚の大きい根本部分の内側に係合して、比較的大きな摩擦力により大きな引き抜き強度を得ることができる。その結果、この連結構造によれば、止めネジを根太材に対して貫通しやすく、しかも、貫通後は大きな引き抜き強度を得ることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0020】
本発明は、基本的には、建築物を構成する板材と、この板材を支持するためのフレームとから構成されるが、主な用途としては、板材がデッキ材1などの床板として使用され、フレームが前記床板を支持するための根太材5として使用される床面構造体に用いることが好ましい。
【0021】
図1は、本発明に係る床面構造体の最も好ましい実施例の形態を示した断面図であり、デッキ材1は、合成樹脂を素材として成形され、図14乃至図16に示すように、側面2の内側に鉤形係止部3を備えた係止凹溝4が開設されているような形状のものが用いられる。
【0022】
また、根太材5としては、図2に示すようにアルミ製の型材が用いられるが、この根太材5は、外周面としての床板支持面6と、この床板支持面6よりも高さが低い位置に設けられた止め具支持面7とを有していて、この止め具支持面7の少なくとも一つの支持面7に、複数枚の縦リブ8が根太材5の長さ方向に沿って平行に設けられている。
【0023】
上記それぞれの縦リブ8は、上端が根太材5の床板支持面6と同じ高さに位置するように止め具支持面7から上方へ突出しており、それぞれの縦リブ8の間の凹溝10の幅Wが、デッキ材1を根太材5に固定するための止めネジ9の外径と同じか若干短くなっていて、止めネジ9の下端の尖状部17は凹溝10内へ楽に挿入できるような間隔に設定されている。なお、各縦リブ8の上部両側面には、それぞれの縦リブ8の間の凹溝10内に止めネジ9が挿通された際に、止めネジ9に引き抜き抵抗を与えるための係止突子25が設けられている
【0024】
また、これらの凹溝10の下端部は、止めネジ9の下端尖状部18と向かい合う底面11の中央部の板厚Dが、縦リブ8の根本部8aの直下の板厚Eよりも薄くなった谷形の形状となっている。
【0025】
図2に示すように、止めネジ9をデッキ材1に貫通すると、止めネジ9の下端尖状部18は縦リブ8と縦リブ8との間の凹溝10内へ自動的に案内されて、尖状部18の上方部分のネジ部分が縦リブ8の間に挟着され、デッキ材1と根太材5とが止めネジ9を介して仮保持される。
【0026】
この状態で止めネジ9にドリルによる差し込み回転力が与えられると、最初に凹溝内における肉厚Dの薄い底面11部分が軽い力で穿孔され、引き続いて縦リブ8の長さ方向に沿った肉厚Eの大きい根本部分が切削されるので、この肉厚Eの大きい根本部分の穿孔も比較的軽い力で行うことができ、穿孔作業を従来に比較して楽に行える。
【0027】
図4aのように、止めネジ9をデッキ材1に貫通する際に、止めネジ9の下端尖状部18が縦リブ8と縦リブ8との間の正しい位置に案内されずに、少しズレていたとしても、止めネジ9を強く押し込むと、縦リブ8が傾きながらも底面11が貫通して適正な固定状態を得ることができる。
【0028】
図5乃至図13は、デッキ材1を前記止めネジ9を介して根太材5に連結するための手段として、ネジホルダー12を使用した実施例の構造を示している。このネジホルダー12は、図16、図17に示すように、先に取付けられるデッキ材1aと、後から取付けられるデッキ材1bの側面2、2の間に挟着される肉厚を有する壁板13を備えており、図9に示すように、この壁板13の中央部肉厚内に上縁から下縁にかけて、止めネジ9のネジ溝14を遊挿し得る内径の縦孔15が設けられている。
【0029】
なお、図9に示したように、縦孔15の上端内周面には、止めネジ9におけるネジ溝14の上部に係合して、止めネジ9を縦孔15内の所定の高さ位置に仮保持しておくための突起16が設けられている。
【0030】
前記止めネジ9は、壁板13の縦孔15の長さとほぼ等しい長さのネジ溝14と、このネジ溝14の上部に該ネジ溝14の長さとほぼ等しい程度の長さのあるネジ溝を備えていない保持部17を有し、ネジ溝14の下端には、前記根太材5における縦リブ8の凹溝10内へ挿入される尖状部18が設けられている。ネジ溝9の上部に長さの大きい保持部17を設けることは、止めネジ9を指先で安定よく保持して根太材5の縦リブ8内へ導入する作業に適している。
【0031】
ネジホルダー12形成する壁板13の前後両面における中央部の高さ位置には、壁板13の長さ方向に沿ってそれぞれ前後方向へ水平に突出し、根太材5上へ先に配置されたデッキ材1aの係止凹溝4内に挿着される第1連結板19と、後から配置されるデッキ材1bの係止凹溝4内に挿着される第2連結板20とが設けられている。
【0032】
この連結板19,20の前縁には、デッキ材1の鉤形係止部3と係合するフック21が設けられており、これらのフック21は、先に配置されるデッキ材1aの鉤形係止部3に係止される第1連結板19の前縁では、上方フック21aと下方フック21bとを有しており、後から配置されるデッキ材1bの鉤形係止部3に係止される第2連結板20の前縁では、下方フック21cが設けられている。
【0033】
一方、第1連結板19及び第2連結板20の板面の両側部分には、これらの連結板を前記係止凹溝4内へ浮くように支持するための複数個の板バネからなる弾性片22が設けられている。これらの弾性片22は、図6に示したように、連結板19,20におけるフック21寄りの一辺を残して、この一辺を囲む三辺を切り離すことで窓孔23を形成し、この窓孔23におけるフック21寄りの一辺、を接続辺24として、窓孔23の上方へ向けて突出するように折曲げることで形成されている。
【0034】
これらの板バネからなる弾性片22は、図14に示すように、ネジホルダー12が上方からの力を受けないときには、先端が窓孔23の開設された連結板19,20の表面よりも下方へ突出し、上方からの力を受けると、弾性片22が連結板19,20の表面よりも下方の窓孔23内へ押し込められるように湾曲して、連結板19,20と係止凹溝4との係合状態を確実にする。
【0035】
ネジホルダー12に取付けた止めネジ9により、デッキ材1を根太材5に固定する際には、図14に示すように、まず、根太材5上に適宜の手段により最初のデッキ材1aを固定したのち、このデッキ材1aの側面にネジホルダー12を当接して、第1連結板19の前縁をデッキ材1aの係止凹溝4内へ差し込む。
【0036】
その際、図9に示すように、ネジホルダー12における縦孔15の上端内周面に設けた突起16を、縦孔15内に挿通された止めネジ9のネジ溝14上端部に係止しておくと、止めネジ9の保持部17がネジホルダー12の上方へ突出した形状保持するので、作業者が保持部17を保持しながら、ネジホルダー12をデッキ材1aの側面に取付ける作業を容易に行うことができる。
【0037】
上記のように、止めネジ9を、保持部17が上方へ突出するような形状でネジホルダー12の上方へ突出保持させると、止めネジ9の下端の尖状部18が縦孔15の下端より下方へ突出するが、本発明の根太材5は、複数枚の縦リブ8が凹溝10を有するように設けられているので、止めネジ9の下端の尖状部18を、なんの抵抗を受けることなく凹溝10内へ挿入することができる。
【0038】
次に、図16に示すように、根太材5の上にデッキ材1bを配置して、先に配置されたデッキ材1aに取付けられたネジホルダー12の第2連結板20前縁を、デッキ材1bの係止凹溝4内へ差し込むことで、デッキ材1aと1bとの間にネジホルダー12を挟着し、止めネジ9の保持部17をカナヅチで軽く叩いて、下端の尖状部18を凹溝10における底面11の中央部に貫通させ、止めネジ9の下端部を縦リブ8による凹溝10内へ仮固定する。
【0039】
図18は、本発明の連結構造を、壁面構造体に適用した別の実施例であり、この場合では、板材が壁板31として使用され、フレームが柱材51として使用される。柱材51は、側面に複数枚の縦リブ8が間隔をおいて平行に配置されて、それぞれの縦リブ8の間に凹溝10が設けられる点は、前記の床面構造体の場合と同じである。
【0040】
上記実施例の場合では、壁板31に予め止めネジ39を遊挿し得る貫通孔32が設けられていて、壁板31の取付けに際しては、貫通孔32に止めネジ39を通して、ネジの先端を柱材51の凹溝10内へ挿入して、カナヅチで軽く押し込むと、止めネジ39が凹溝10の内壁面に挟着されるように仮保持される。
【0041】
このようにしてそれぞれの壁板31を仮保持して、所定枚数の壁板31の取付け状態を調整した後、それぞれの止めネジ39をドリルにより回転して、縦リブ8の底面41へ貫通してさせる。
【0042】
この構造によれば、止めネジ39を縦リブ8による凹溝10の内壁面に挟着支持できるので、壁板31の取付け状態を調整し終えるまでの仮保持操作を簡便に行うことができる。
【産業上の利用可能性】
【0043】
この連結構造では、根太材のようフレームとしてアルミのような金属製のものを使用した場合に、止めネジをガイドするためのガイド孔を予め設けておく必要がないので、作業能率を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【0044】
【図1】本発明の基本となる実施例の構造を示す斜視図。
【図2】本発明の連結構造に使用されるフレームの断面図。
【図3】板材が根太材に止めネジにより固定された状態を示す断面図。
【図4】止めネジが根太材にズレて挿入された状態の動きを示す断面図。
【図5】別の実施例における連結構造の一態様を示す部分斜視図。
【図6】止めネジとネジホルダーの形状を示す斜視図。
【図7】ネジホルダーの形状を下方から見た斜視図。
【図8】ネジホルダーとデッキ材との関係を示す斜視図。
【図9】止めネジとネジホルダーとの関係を示す断面図。の形状補側面を
【図10】ネジホルダーの側面図。
【図11】ネジホルダーの中央部分における断面図。
【図12】ネジホルダーの窓孔部分における断面図。
【図13】ネジホルダーにおける壁板の長さ方向に沿った断面図。
【図14】ネジホルダーを一方のデッキ材に取付ける際の断面図。
【図15】ネジホルダーを一方のデッキ材に仮付けした状態の断面図。
【図16】ネジホルダーに他方のデッキ材を取付ける際の断面図。
【図17】ネジホルダーが両側のデッキ材の間に挟着された状態の断面図。
【図18】別の実施例の構造を示す斜視図。
【図19】従来のデッキ材取付け手段の構造と工程を示す断面図。
【符号の説明】
【0045】
1:デッキ材、
2:デッキ材側面、
3:鉤形係止部、
4:係止凹溝、
5:根太材、
6:床板支持面、
7:止め具支持面、
8:縦リブ、
9:止めネジ、
10:凹溝、
11:底面、
12:ネジホルダー、
13:壁板、
14:ネジ溝、
15:縦孔、
16:突起、
17:保持部、
18:尖状部、
19:第1連結板、
20:第2連結板、
21:係止フック、
22:弾性片、
23:窓孔、
24:接続辺、

【特許請求の範囲】
【請求項1】
床板もしくは壁板を構成する板材と、これらの板材を固定保持する根太材もしくは柱材を構成する金属製のフレームとからなり、
前記フレームが、少なくとも一つの側面に、止めネジの先端を止め位置の凹溝内へ安定よく挿通するための、フレームの長さ方向に沿った複数枚の平行な縦リブを備えている板材と金属製フレームとの連結構造。
【請求項2】
縦リブの間に形成される凹溝は、止めネジの先端と向かい合う底面中央部の肉厚が、縦リブ根本部直下の板厚よりも薄い谷形となっている請求項1の板材と金属製フレームとの連結構造。
【請求項3】
各縦リブの側面に、縦リブ間に挿入されるネジの保持状態を安定にするための係止突子が設けられている請求項1の板材と金属製フレームとの連結構造。
【請求項4】
板材が床板であり、フレームが根太材である床面構造体に用いられる請求項1の板材と金属製フレームとの連結構造。
【請求項5】
板材が床面を構成するデッキ材と、フレームが前記デッキ材を支持する根太材とから構成され、デッキ材を根太材に連結するための手段が、隣接するデッキ材の接続側面間に挟着されるネジホルダーと、このネジホルダーを平行な縦リブが設けられた根太材の縦リブ間を通して縦リブ突出側面へ螺着する止めネジとにより構成されている請求項1、2、3、4のいずれかの板材と金属製フレームとの連結構造。
【請求項6】
ネジホルダーが、両デッキ材の側面間に挟着される壁板と、この壁板の中央部に設けられた止めネジ挿通用の縦孔と、両側に両デッキ材の係止凹溝内へ挿入される連結板とを備えている請求項5の板材と金属製フレームとの連結構造。
【請求項7】
板材が壁板であり、フレームが柱材である壁面構造体に用いられる請求項1の
板材と金属製フレームとの連結構造。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【公開番号】特開2008−255601(P2008−255601A)
【公開日】平成20年10月23日(2008.10.23)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−97031(P2007−97031)
【出願日】平成19年4月3日(2007.4.3)
【出願人】(504470831)ハンディテクノ株式会社 (15)
【Fターム(参考)】