説明

樹脂成形品の成形金型及び成形方法

【課題】複数の固定部に金属製の円筒体又は長円筒体を正確に配置することができる良好な樹脂成形品の成形金型及び成形方法を提供する。
【解決手段】成形金型51は、箱本体の複数の固定部にそれぞれ形成される挿通孔の内面に、金属製の円形カラー33又は長円形カラーをインサート成形するためのキャビティ54,55を備える。円形カラー33が装着される円筒ボス部61備えたキャビティ54には、円形カラー33が円筒ボス部61に挿入される際には干渉せず、長円形カラーが円筒ボス部61に挿入される際には干渉して該長円形カラーが円筒ボス部61に挿入されるのを阻止する複数の突起63が突設されている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、樹脂成形品の成形金型及び成形方法に関する。
【背景技術】
【0002】
例えば、電気接続箱を車体パネルなどの組み付け対象に取付ける場合、電気接続箱の箱本体に挿通孔を有する固定部を複数設け、挿通孔に挿通した締結ボルトによって電気接続箱を組み付け対象に固定するようにしている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
図9は、この様な電気接続箱を固定部側から見た部分概略図である。電気接続箱101は、樹脂成形品である箱本体110と、この箱本体110に突設された複数の固定部103,104とを有している。これら固定部103,104には、挿通した締結ボルト(図示せず)によって電気接続箱101を組み付け対象に固定するための挿通孔131,141が形成されている。
また、挿通孔131,141の強度を確保する等のため、各挿通孔131,141の内面に金属製の筒体(以下、カラーと称する。)133,143を配置して箱本体110に一体成形している。
【0004】
ところで、箱本体110の複数の固定部103,104に適宜形成される挿通孔131,141には、箱本体110を組み付け対象に取り付ける際に位置決めする位置決め用の円形状穴と、箱本体110や組み付け対象の寸法誤差を吸収するガタ吸収用の長円形状穴とがある。そこで、これら挿通孔131,141の内面に配置されるカラーにも、円筒状のカラーと長円筒状のカラーがあり、箱本体110を成形する際には成形金型の所定位置に対応する円形カラー133又は長円形カラー143を配置してインサート成形している。
【0005】
図10及び図11は、上記箱本体110を成形する為の成形金型151の部分断面図であり、図9のX−X矢視断面に対応した部分断面図である。
成形金型151は、下型152と上型153を備えた射出成形用金型である。先ず、固定部103に円形カラー133をインサート成形するため、図10に示すように型開き状態において、円形の挿通孔131を成形する下型152のボス部161に円形カラー133を嵌装する。ボス部161は、円形カラー133の内径に略等しい外径を有する円柱形状とされている。
そして、図11に示すように型閉めした下型152及び上型153のキャビティ154,155の合わせ面に形成されるキャビティ空間156に、図示しないゲートより溶融樹脂を射出することにより、固定部103に円形カラー133をインサート成形した合成樹脂製の箱本体110を一体成形することができる。尚、固定部104にも、同様に長円形カラー143がインサート成形される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2010−233357号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、上述した成形金型151においては、下型152の所定位置(ボス部161等)にそれぞれ対応する円形カラー133又は長円形カラー143を配置する際、図12に示すように長円形カラー143がボス部161に装着できてしまうカラーの誤配置が生じるという問題があった。この様にボス部161に長円形カラー143が装着された状態で、下型152と上型153が型閉めされると、上型153の図12中のA部分が長円形カラー143の上端と衝突して破損する可能性がある。
そこで、カラーの誤配置を防止するために、製造工程において最終的に目視で確認したり、円形カラー133と長円形カラー143を製品内で同一平面上に配置せず、出来るだけ離して設置したりする等の対応を採っていたが、完全な防止策では無かった。
従って、このようなカラーの誤配置を完全に防止する為には、円形カラー133の内径を長円形カラー143の内径より大きく設定し、円柱状のボス部161に長円形カラー143が装着できないようにするしかなかった。但し、円形カラー133と長円形カラー143の内径が異なる場合には、各挿通孔に挿通する締結ボルトも異なる径のものを用意しなければならず、コストアップを招くという問題がある。
【0008】
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、複数の固定部に金属製の円筒体又は長円筒体を正確に配置することができる良好な樹脂成形品の成形金型及び成形方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
前述した目的を達成するために、本発明に係る樹脂成形品の成形金型は、下記(1)〜(4)を特徴としている。
(1) 樹脂成形品における複数の固定部にそれぞれ形成される挿通孔の内面に、金属製の円筒体又は長円筒体をインサート成形するためのキャビティを備えた樹脂成形品の成形金型であって、
前記円筒体が装着される円筒ボス部を備えた前記キャビティには、
前記円筒体が前記円筒ボス部に挿入される際には干渉せず、前記長円筒体が前記円筒ボス部に挿入される際には干渉して該長円筒体が前記円筒ボス部に挿入されるのを阻止する誤挿入防止突部が突設されていることを特徴とする樹脂成形品の成形金型。
(2) 上記(1)の構成の樹脂成形品の成形金型において、
前記誤挿入防止突部が、前記円筒ボス部の周囲に平行に突設された複数の突起から成ること。
(3) 上記(1)の構成の樹脂成形品の成形金型において、
前記誤挿入防止突部が、前記円筒ボス部と同心に突設されて前記円筒ボス部より高さが低い環状突起から成ること。
(4) 上記(1)〜(3)の構成の樹脂成形品の成形金型を用いて前記樹脂成形品を成形することを特徴とする樹脂成形品の成形方法。
【0010】
上記(1)の構成の樹脂成形品の成形金型によれば、誤って円筒ボス部に長円筒体を挿入しようとすると、キャビティに突設した誤挿入防止突部が長円筒体に干渉して円筒ボス部に挿入されるのを阻止する。そこで、長円筒体の誤配置を完全に防止することができる。
上記(2)の構成の樹脂成形品の成形金型によれば、円筒ボス部の周囲に平行に突設された複数の突起により誤挿入防止突部を構成するので、樹脂成形品に残る誤挿入防止突部の痕跡(開口)を小さくして目立たなくすることができ、挿通孔近傍の見栄えや機械的強度を著しく低下させることがない。
上記(3)の構成の樹脂成形品の成形金型によれば、円筒ボス部と同心に突設されて該円筒ボス部より高さが低い環状突起により誤挿入防止突部を構成するので、キャビティに突設する誤挿入防止突部の機械的強度が確保し易く、キャビティの金型形成も容易である。
上記(4)の構成の樹脂成形品の成形方法によれば、複数の固定部に金属製の円筒体又は長円筒体が正確に配置された良好な樹脂成形品を容易に成形することができる。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、複数の固定部に金属製の円筒体又は長円筒体を正確に配置することができる良好な樹脂成形品の成形金型及び成形方法を提供できる。
【0012】
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という。)を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】本発明の一実施形態に係る樹脂成形品の成形金型により成形された電気接続箱を固定部側から見た部分概略図である。
【図2】図1に示した固定部の拡大図である。
【図3】図1に示した固定部の拡大図である。
【図4】図3に示した固定部に円筒体をインサート成形する方法を説明する為の成形金型の部分断面図であり、図3のIV−IV矢視断面に対応した部分断面図である。
【図5】図4に示したキャビティの要部拡大斜視図である。
【図6】図4に示した円筒ボス部に長円筒体を挿入しようとした状態を説明する為の成形金型の部分断面図である。
【図7】図6に示したキャビティの要部拡大斜視図である。
【図8】図4に示した誤挿入防止突部の変形例を示す上面図である。
【図9】従来の電気接続箱を固定部側から見た部分概略図である。
【図10】図9に示した固定部に円筒体をインサート成形する方法を説明する為の成形金型の部分断面図であり、図9のX−X矢視断面に対応した部分断面図である。
【図11】図10に示した成形金型の型閉め状態を示す部分断面図である。
【図12】図10に示した円筒ボス部に長円筒体を挿入した状態を説明する為の成形金型の部分断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、添付図面に基づいて本発明の一実施形態に係る樹脂成形品の成形金型及び成形方法を詳細に説明する。
図1に示すように、本実施形態に係る樹脂成形品の成形金型により成形された電気接続箱1は、樹脂成形品である箱本体10と、この箱本体10に突設された複数の第1〜第3固定部2,3,4とを有している。
【0015】
箱本体10は、合成樹脂製のロアケース11と、このロアケース11に嵌合する合成樹脂製のアッパケース(図示省略)と、これらロアケース11及びアッパケースにより形成される内部空間に収容される電気的機能部(図示しないが、例えば、回路基板や電子部品等で構成されるもの)とを備えて構成されている。箱本体10は、基本的に公知のものと同じ構成及び構造になっており、詳細な説明は省略する。
【0016】
ロアケース11の外縁の所定位置には、第1〜第3固定部2,3,4が突設されている。これら第1〜第3固定部2,3,4は、3つそれぞれが車体パネルなどの組み付け対象の固定面に対応する面を有するように形成されており、挿通孔21,31,41に挿通した締結ボルト(図示せず)によって電気接続箱1を車体パネルに固定するようにしている。
【0017】
図2に示すように、第1固定部2は、図示しないナットに対する座面が形成された平坦な壁部26と、この壁部26を貫通するように形成された挿通孔21と、この挿通孔21を構成する環状リブ27の内面に配置された金属製の円筒体である円形カラー23と、環状リブ27の外面から放射状に延びる複数の放射状リブ28と、複数の放射状リブ28の外側に位置する外縁リブ29とを有している。
第1固定部2に形成された挿通孔21は、箱本体10を車体パネルに取り付ける際に位置決めする位置決め用の円形状穴であり、図示しない締結ボルトの直径よりも大きな径(実質的には円形カラー23の内径)で貫通するように形成されている。
【0018】
図3に示すように、第2固定部3は、図示しないナットに対する座面が形成された平坦な壁部36と、この壁部36を貫通するように形成された挿通孔31と、この挿通孔31を構成する環状リブ37の内面に配置された金属製の円筒体である円形カラー33と、環状リブ37の外面から放射状に延びる複数の放射状リブ38と、複数の放射状リブ38の外側に位置する外縁リブ39とを有している。
第2固定部3に形成された挿通孔31は、挿通孔21と同様に箱本体10を車体パネルに取り付ける際に位置決めする位置決め用の円形状穴であり、図示しない締結ボルトの直径よりも大きな径(実質的には円形カラー33の内径)で貫通するように形成されている。
【0019】
更に、第3固定部4の構成も第1及び第2固定部2,3と略同様の構成であるが、第3固定部4に形成された挿通孔41は、箱本体10や車体パネルの寸法誤差を吸収するガタ吸収用の長円形状穴であり、挿通孔41の内面には、金属製の長円筒体である長円形カラー43が配置されている。この長円形カラー43の短手方向における開口幅は、図示しない締結ボルトの直径よりも大きな幅を有している。
【0020】
更に、第1及び第2固定部2,3における環状リブ27,37には、挿通孔21,31の周囲にそれぞれ複数の開口25,35が挿通孔21,31と平行に穿設されている。これら開口25,35は、後述する本実施形態の成形金型51により一体成形された箱本体10に残る誤挿入防止突部の痕跡であり、円形断面を有する貫通孔である。また、開口25,35のような貫通孔は、第3固定部4には形成されていない。
【0021】
次に、図4〜図7に基づいて、上述した本実施形態の箱本体10を成形する成形金型51及び成形方法を説明する。
本実施形態に係る成形金型51は、下型52と上型53を備えた射出成形用金型であり、型閉めした下型52及び上型53のキャビティ54,55の合わせ面に形成されるキャビティ空間に、図示しないゲートより溶融樹脂を射出することにより、円形カラー23,33及び長円形カラー43をインサート成形した合成樹脂製の箱本体10を一体成形することができる。
【0022】
図4及び図5に示すように、円形カラー33が装着される円筒ボス部61を備えた下型52のキャビティ54には、円筒ボス部61の周囲に平行に突設された複数の突起63から成る誤挿入防止突部が突設されている。
これら突起63は、円筒ボス部61の外周面61aに対して円形カラー33の肉厚よりも大きな所定間隔を有するようにして円筒ボス部61の外周面61aに沿って円環状に突設された突起列であり、円筒ボス部61と略同様の高さを有する円柱状に形成されている。
【0023】
尚、突起63が円筒ボス部61と略同様の高さを有することによって、箱本体10の第2固定部3に穿設される開口35が貫通孔となるが、突起63の高さを円筒ボス部61より低くすることにより、開口35を有底孔とすることもできる。また、複数の突起63は、円筒ボス部61の外周面61aに沿って環状に突設された突起列であれば、円環状に限らず楕円環状や多角環状に配列してもよい。
【0024】
そして、図4に示すように型開き状態において、第2固定部3における円形の挿通孔31を成形する下型52の円筒ボス部61に円形カラー33を嵌装する。円筒ボス部61は、円形カラー33の内径に略等しい外径を有する円柱形状とされている。
円形カラー33を円筒ボス部61に挿入する際には、誤挿入防止突部である複数の突起63が円形カラー33と干渉しないので、円形カラー33を円筒ボス部61に嵌装することができる。
【0025】
一方、 図6及び図7に示すように型開き状態において、下型52の円筒ボス部61に誤って長円形カラー43を挿入しようとすると、下型52のキャビティ54に突設した誤挿入防止突部である突起63の先端が長円形カラー43の下端に当接し、長円形カラー43が円筒ボス部61に挿入されるのを阻止する。
これら突起63は、長円形カラー43の肉厚や外形状及び開口形状に応じて、外径、本数、互いの間隔が適宜設定されることにより、挿入向きに関わらず長円形カラー43に干渉して円筒ボス部61に挿入されるのを阻止する。
【0026】
尚、第1固定部2における円形の挿通孔21を成形する下型52のキャビティ54にも、円筒ボス部の周囲に平行に突設された複数の突起63から成る誤挿入防止突部が突設されており、同様の作用効果を有している。そこで、長円形カラー43の誤配置を完全に防止することができる。
【0027】
従って、本実施形態に係る成形金型51及び該成形金型51を用いた成形方法によれば、第1〜第3固定部2,3,4にそれぞれ円形カラー33又は長円形カラー43を正確に配置することができ、これら第1〜第3固定部2,3,4に円形カラー33又は長円形カラー43をインサート成形した良好な箱本体10を一体成形することができる。
【0028】
また、成形金型51により一体成形された箱本体10の第1及び第2固定部2,3には、上述した複数の突起63の痕跡である開口25,35が残っている。これら開口25,35は、挿通孔21,31に比して小径で目立たないので、挿通孔21,31近傍の見栄えや機械的強度が著しく低下することはない。
【0029】
尚、本発明の樹脂成形品の成形金型及び成形方法に係る固定部、挿通孔、円筒体、長円筒体、キャビティ、円筒ボス及び誤挿入防止突部等の構成は、上記実施形態の構成に限定されるものではなく、本発明の主旨に基づいて種々の形態を採りうることは云うまでもない。
【0030】
図8に示すように、誤挿入防止突部は、長円筒体が円筒ボス部に挿入される際に干渉して該長円筒体が円筒ボス部に挿入されるのを阻止することができれば、種々の形態を採る得る。
図8(a)に示した誤挿入防止突部は、円筒ボス部61と同心に突設されて円筒ボス部61より高さが低い円環状の環状突起71から成る。このような環状突起71によれば、キャビティ54に突設する誤挿入防止突部の機械的強度が確保し易く、キャビティ54の金型形成も容易である。
【0031】
図8(b)に示した誤挿入防止突部は、円筒ボス部61の周囲に平行に突設された4本の円柱状の突起72から成る。突起72は、上記突起63に比して大径の円柱状とすることで、突設する本数を低減することができると共に機械的強度が確保し易く、キャビティ54の金型形成も容易である。突起72の横断面形状は、円形に限らず図8(c)に示した半円柱状の突起73でもよく、その他楕円形や多角形等の種々の断面形状を採りうる。
【0032】
図8(d)に示した誤挿入防止突部は、円筒ボス部61の外周面61aに沿って突設された2つの円弧状の突壁74から成る。突壁74は、突設する本数を更に低減することができ、機械的強度が確保し易い。
【符号の説明】
【0033】
1 電気接続箱
2 第1固定部(固定部)
3 第2固定部(固定部)
4 第3固定部(固定部)
10 箱本体(樹脂成形品)
21,31,41 挿通孔
23 円形カラー(円筒体)
25,35 開口
33 円形カラー(円筒体)
43 長円形カラー(長円筒体)
51 成形金型
52 下型
53 上型
54,55 キャビティ
61 円筒ボス部
63 突起(誤挿入防止突部)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
樹脂成形品における複数の固定部にそれぞれ形成される挿通孔の内面に、金属製の円筒体又は長円筒体をインサート成形するためのキャビティを備えた樹脂成形品の成形金型であって、
前記円筒体が装着される円筒ボス部を備えた前記キャビティには、
前記円筒体が前記円筒ボス部に挿入される際には干渉せず、前記長円筒体が前記円筒ボス部に挿入される際には干渉して該長円筒体が前記円筒ボス部に挿入されるのを阻止する誤挿入防止突部が突設されていることを特徴とする樹脂成形品の成形金型。
【請求項2】
前記誤挿入防止突部が、前記円筒ボス部の周囲に平行に突設された複数の突起から成ることを特徴とする請求項1に記載の樹脂成形品の成形金型。
【請求項3】
前記誤挿入防止突部が、前記円筒ボス部と同心に突設されて前記円筒ボス部より高さが低い環状突起から成ることを特徴とする請求項1に記載の樹脂成形品の成形金型。
【請求項4】
請求項1〜請求項3の何れか1項に記載の樹脂成形品の成形金型を用いて前記樹脂成形品を成形することを特徴とする樹脂成形品の成形方法。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate

【図9】
image rotate

【図10】
image rotate

【図11】
image rotate

【図12】
image rotate


【公開番号】特開2012−213992(P2012−213992A)
【公開日】平成24年11月8日(2012.11.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−82099(P2011−82099)
【出願日】平成23年4月1日(2011.4.1)
【出願人】(000006895)矢崎総業株式会社 (7,019)
【Fターム(参考)】