説明

水処理システム用の一体型流量センサを備えたバイパス弁

【課題】 水処理システム用の一体型流量センサを備えたバイパス弁を提供する。
【解決手段】 バイパス弁は、ブリッジ通路で接続された第1及び第2室を有する本体と、ともに該第1室に開口する未処理水入口及び未処理水出口と、ともに該第2室に開口する処理水入口と及び処理水出口とからなる。第1弁要素は該第1室に回転可能に収容されて、該入口を該未処理水出口又は該ブリッジ通路に交互に接続する。第2弁要素は該第2室に回転可能に収容されて、該出口を該処理水出口又は該ブリッジ通路に交互に接続する。手動作動機構は、該第1室内の該第1弁要素と該第2室内の該第2弁要素を回転させる。流量センサは該第1又は第2弁要素のどちらかの内部に収容されて、該バイパス弁を流れる水量を計測する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は水処理システムに関し、より詳細には、水処理システム用のバイパス弁及び該処理システム内の水流を計測するセンサに関する。
【背景技術】
【0002】
軟水装置又は逆浸透フィルタ等の水処理システムは多くの場合、建物の給排水系統に組み込まれる。例えば、源泉から得た飲料水は通常、石鹸や洗剤の洗浄能力に悪影響を及ぼす鉱物を含む「硬水」と見なされる。さらに、鉱物は衛生器具、ガラス製品などに好ましくない堆積物を残す。そのため、鉱物を除去して、水を「軟化させる」ために、軟水装置又はフィルタが利用される。
【0003】
時には、水処理システムの整備、例えば濾材や故障部品の交換などを行う必要がある。そのような整備を行うためには、水処理システムを機能的かつ時には物理的に建物の給排水系統から外さなくてはならない。しかしながら、整備が行われている間、建物内の飲料、水洗トイレ及びその他の目的で使用する未処理水を提供することが望まれる。したがって、水処理システムと建物の給排水系統との接続部にバイパス弁が設けられる。バイパス弁は、処理システムの入口及び出口の両方を給排水管から外して、整備が行われている間も水が建物中に提供されるようにそれらの管を相互接続する。
【特許文献1】米国特許第4,972,877号明細書
【特許文献2】米国特許第6,347,644号明細書
【特許文献3】国際公開特許第99/07456号パンフレット
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従前の水処理システムには、内部を流れる水量を示すために、電気信号を生成する変換器に接続されたタービンホイール等の流量センサが組み込まれていた。システムが処理した水量の累積計測を行う制御装置に流量指示信号が付与されることによって、水処理システムの整備が必要なタイミング、又は軟水装置の場合には再生が必要なタイミングが示される。従来、流量センサは、水処理システムの主制御弁アセンブリに組み込まれるか、又は水処理システムから離れた管の中に設置された別個のハウジングの中にあった。しかしながら、そのような遠隔地では追加の配管接続が必要だったため、水処理システムに付随する人件費や部品コストが増加していた。
【課題を解決するための手段】
【0005】
水処理システム用のバイパス弁は、第1室と、該第1室にブリッジ通路で接続された第2室とを有する本体からなる。該本体はまた、該第1室に開口して未処理水を受け入れる入口と、該第1室に開口する未処理水出口と、該第2室に開口する処理水入口と、該第2室に開口して処理水が弁からそこを通って出て行く出口とを有する。
【0006】
第1弁要素は、該第1室に回転可能に収容される。第1位置において、該第1弁要素は該入口を該未処理水出口に接続する。該第1弁要素の第2位置において、該入口は該ブリッジ通路に接続されて、該未処理水出口から外される。第2弁要素は、該第2室に回転可能に収容される。第3位置において、該第2弁要素は該出口を該処理水入口に接続する。該第2弁要素の第4位置において、該出口は該ブリッジ通路に接続されて、該処理水入口から外される。手動作動機構は、該第1室内の該第1弁要素と該第2室内の該第2弁要素を回転させるために設けられる。
【0007】
本発明のバイパス弁の別の態様は、該第1又は第2弁要素に流量センサを組み込むことである。好ましくは、タービンがその弁要素に回転可能に収容され、変換器が該タービンの回転に応じて電気信号を生成する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
最初に図1を参照すると、建物中に水を供給しながら建物の給排水系統から水処理システムを機能的に外すために、バイパス弁10が設けられる。バイパス弁10は、管状ブリッジ16によって接続される第1及び第2ハウジング14及び15を備えた本体12からなる。第1ハウジング14は、水処理システムが処理する予定の水を供給する建物の給排水系統の管への接続に適応した入口18を有する。未処理水出口20は、第1ハウジング14から入口18と全く反対側に突出している。同様に、第2ハウジング15は、バイパス弁10の入口18と同じ側から突出している出口22を有する。処理水入口24は、第2ハウジング15の出口22と全く反対側に位置付けられる。
【0009】
第1及び第2ハウジング14及び15は頂部に開口を有しており、同一の構造の個々のキャップ26及び28で密封される。各キャップ26及び28は、第1及び第2ハウジング14及び15それぞれの外周面にはめ込まれる。第1キャップ26の詳細は図3に示す。ゴム製密封リング39を対応する第1ハウジング14の上部環状面と係合するようにキャップの内部に配置して、それらの間から水が漏れるのを防止する。第1キャップ26は、弁作動器34の軸32が内部に延在するドームの中心に位置する孔30を有する。軸32の上端は、ユーザが握って回転させることによってバイパス弁を作動させることができるノブ36又はレバー等の部材に接続される。作動器軸32の内端は、円盤駆動部38に取り付けられる。
【0010】
図4を参照すると、第1ハウジング14は、入口、未処理水出口及びブリッジ16内の通路55が開口する第1室41を有する。第2ハウジング15は、出口、処理水入口及びブリッジ通路55が開口する第2室43を有する。同じ管状の第1及び第2弁要素40及び42は、それぞれ第1及び第2室41及び43の内部に収容される。各要素40及び42は、その湾曲外面の周囲に約150度延在する細長い第1孔44を有する。円形の第2孔46は、外面の一端の第1孔44と全く反対側に位置付けられる。密封リング48は、弁要素外面の第2孔46から90度の中心間距離にある環状溝に収容される。
【0011】
流量計ケージ60は、管状の第2弁要素42に挿入される。流量計ケージ60の開口は第1及び第2孔44及び46と一致しており、水が第2弁要素42と流量計ケージの両方を流れるようになる。流量計ケージ60は、図3に示す弁作動器34の駆動部38にあるノッチ63内で外方に撓むクロスメンバ61を有しており、後述するように、弁作動器の回転によって流量計ケージも回転するようになっている。クロスメンバ61は、第2キャップ28が第2ハウジング15から取り外されたときに流量計ケージ60が第2弁部材から取り出されるように、駆動部のノッチにぴったりとはまり込んでいる。
【0012】
円盤タービン62は流量計ケージ60の内部に回転可能に収容されて、第2ハウジング15内の流体の流れを受けて内部で回転する。永久磁石64は、タービン62に取り付けられる。ホール効果センサ66は、図2に示すように第2ハウジング15の底面に取り付けられて、永久磁石64がそのセンサを通るたびに電気信号パルスを生成する変換器として作用する。したがって、バイパス弁を流れる水量の計測を行うために、電気信号パルスを従来の回路によって既知の方法で数えることができる。
【0013】
再び図4を参照すると、図示の配置の第1及び第2弁要素40及び42の上縁はキー50を有しており、これは図3に示すように、対応するキャップ26又は28の真下の作動器駆動部38の縁の凹部52の内部に収容される。この係合により、ユーザが対応するキャップ26又は28のノブ36又は37を回転させると、弁要素がハウジング14又は15それぞれの内部で回転するようになる。しかしながら、キャップ26又は28が第1又は第2ハウジング14又は15の各頂部から取り外されると、キー50は凹部52から容易に抜け出て、対応する第1又は第2弁要素40又は42がハウジング内に残るようになる。
【0014】
2つのノブ36及び37が図1に示す位置に回転すると、第1及び第2弁要素40及び42は図5に示す「供給」位置に回転する。このとき、第1弁要素40は第1位置にあり、第2弁要素42は第3位置にある。ここで、第1弁要素40の第1孔44が入口18と連通し、同じ弁要素の第2孔46が未処理水出口20と一致することによって、上水道から水処理システムまで流体を搬送する。この状態のバイパス弁10では、第2弁要素42の第1孔44が処理水入口24と連通し、同じ弁要素の第2孔46がバイパス弁出口22に開口する。したがって、流体は処理水入口24からバイパス弁出口22まで搬送される。この流体の流れは、タービン62及び対応するホール効果センサ66によって計測される。ここで留意すべきは、第2弁要素42の固定部分がブリッジ16内の流体通路55を閉鎖することによって、第1及び第2ハウジング14及び15の間を水が流れるのが防止されることである。
【0015】
ノブ36及び37が図1及び図5に示す配置から反時計回りに90度回転すると、第1及び第2弁要素40及び42は図6に示す「バイパス」位置に同じ量だけ回転する。このとき、第1弁要素40は第2位置にあり、第2弁要素42は第4位置にある。この配置では、第1弁要素40の第1孔44は入口18及びブリッジ通路55の両方と連通する。第1弁要素40の固定部分は、未処理水出口20を閉鎖する。第2弁要素42の2つの孔44及び46は、ブリッジ通路55及び出口22と連通する。第2弁要素42の固定部分は、処理水入口24を閉鎖する。したがって「バイパス」位置では、未処理水が建物に供給されるように、入口18からの水がブリッジ通路55を通って直接出口22まで搬送される。水はタービン62の周囲を流れるため、タービンはバイパス位置では回転しない。この状態では、システムの修理や整備を行うことができるように、水処理システムの接続部20及び24の両方が閉鎖される。
【0016】
ノブ36及び37が図5に示す「供給」位置から時計回りに90度回転すると、第1及び第2弁要素40及び42は図7に示す閉鎖位置に反時計回りに同じ量だけ回転する。このとき、第1弁要素は第5位置にあり、第2弁要素42は第6位置にある。この状態では、第1弁要素40の固定部分はバイパス弁入口18を閉鎖し、第2弁要素42の固定部分は出口22を閉鎖する。このとき、水処理システムが入口18及び出口22に接続された給排水管から取り外されるだけでなく、水が入口と出口の間のバイパス弁10を流れるのを防止する。結果的にこの状態で、バイパス弁は流体が流れないように完全に閉鎖される。
【0017】
完全に密封された状態によって、バイパス弁のキャップ26又は28及び内部構成要素を取り外して整備を行うことができる。図3及び図4を参照すると、クロスメンバ61が駆動部38のノッチ63内で流量計ケージ60にぴったりとはまっていることによって、第2キャップ28を第2ハウジング15から取り外したときに、流量計ケージ及びタービン62を第2弁(要素)から取り出せる。しかしながら、第1及び第2弁要素40及び42が第1及び第2ハウジング14及び15それぞれの内面に各密封リング48によってぴったりと係合することにより、それらのハウジング内に弁要素を保持し、対応する入口又は出口18又は22の閉鎖を維持する。
【0018】
前述の説明は、主に本発明の好適な実施形態に向けられていた。本発明の範囲に含まれるさまざまな代替例にもある程度注目していたが、当業者であれば本発明の実施形態の開示から明らかとなるさらなる代替例を実現し得るであろうことが予想される。したがって、本発明の範囲は添付の請求項から決定すべきものであり、上記の開示によって限定すべきものではない。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【図1】本発明に係るバイパス弁の等角図である。
【図2】建物の給排水系統に接続されるバイパス弁の側面図である。
【図3】バイパス弁のキャップアセンブリの1つの断面図である。
【図4】バイパス弁の部品を示す分解図である。
【図5】水処理供給位置にある組立バイパス弁の水平断面図である。
【図6】バイパス位置にある組立バイパス弁の水平断面図である。
【図7】閉鎖位置にある組立バイパス弁の水平断面図である。
【符号の説明】
【0020】
10 バイパス弁
12 本体
14 第1ハウジング
15 第2ハウジング
16 管状ブリッジ
18 入口
20 未処理水出口
22 出口
24 処理水入口
26 第1キャップ
28 第2キャップ
30 孔
32 軸
34 弁作動器
36 ノブ
37 ノブ
38 円盤駆動部
39 ゴム製密封リング
40 管状の第1弁要素
41 第1室
42 管状の第2弁要素
43 第2室
44 細長い第1孔
46 円形の第2孔
48 密封リング
50 キー
52 凹部
55 ブリッジ通路
60 流量計ケージ
61 クロスメンバ
62 円盤タービン
63 ノッチ
64 永久磁石
66 ホール効果センサ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
水処理システム用のバイパス弁であって、
第1室と、該第1室にブリッジ通路で接続された第2室と、該第1室に開口して未処理水を受け入れる入口と、該第1室に開口する未処理水出口と、該第2室に開口する処理水入口と、該第2室に開口して処理水がそこを通って流れる出口とを有する本体と、
該第1室に回転可能に収容されるものであり、該入口が該未処理水出口に接続される第1位置と、該入口が該ブリッジ通路に接続されて、該未処理水出口から外される第2位置とを有する第1弁要素と、
該第2室に回転可能に収容されるものであり、該処理水入口が該出口に接続される第3位置と、該出口が該ブリッジ通路に接続されて、該未処理水出口から外される第4位置とを有する第2弁要素であって、該第1位置の該第1弁要素と該第3位置の該第2弁要素の少なくとも一方が該ブリッジ通路を通る水の流れを遮断するようになっている該第2弁要素と、
該第1室内の該第1弁要素と該第2室内の該第2弁要素を回転させる手動作動機構とからなる、バイパス弁。
【請求項2】
該第1弁要素が該入口を通る水の流れを遮断する第5位置を有し、該第2弁要素が該出口を通る水の流れを遮断する第6位置を有する、請求項1に記載のバイパス弁。
【請求項3】
該第1弁要素及び該第2弁要素の各々が湾曲外面を有する管形状を有するとともに、該湾曲外面の周囲に90度以上延在する細長い第1孔と、該湾曲外面の周囲に該第1孔から離間配置された第2孔とを有する、請求項1に記載のバイパス弁。
【請求項4】
該第1弁要素及び該第2弁要素の各々がさらに、該湾曲外面の該第1孔と該第2孔の間の部分に位置する環状シールを有する、請求項3に記載のバイパス弁。
【請求項5】
該第1室及び該第2室の一方にセンサをさらに有しており、該センサが該バイパス弁を通る流体流量の表示を形成する、請求項1に記載のバイパス弁。
【請求項6】
該第1弁要素及び該第2弁要素の一方の内部に回転可能に収容されたタービンと、該バイパス弁を通る流体流を示す電気信号を生成することによって該タービンの回転に応答する変換器とをさらに有する、請求項1に記載のバイパス弁。
【請求項7】
磁石が付着され、該第1弁要素及び該第2弁要素の一方の内部に回転可能に収容されたタービンと、該磁石に応答して該バイパス弁を通る流体流を示す電気信号を生成するホール効果センサとをさらに有する、請求項1に記載のバイパス弁。
【請求項8】
該本体が該第1室を画定する第1ハウジングと、該第2室を画定する第2ハウジングと、該第1及び第2ハウジングの間に接続されたブリッジ通路とを有する、請求項1に記載のバイパス弁。
【請求項9】
該第1ハウジングが第1開口を有し、該第2ハウジングが第2開口を有しており、
該手動作動機構が、
a)内部に第1孔を有し、該第1ハウジングに取り付けられることによって該第1開口を閉鎖する第1キャップと、該第1ハウジングの外側に該第1孔内に延在する第1部分を備えた手動で作動する第1部材を有しており、該第1部分に固定されて、該第1弁要素と係合する第1駆動部をさらに有する第1弁作動器とからなる第1アセンブリと、
b)内部に第2孔を有し、該第2ハウジングに取り付けられることによって該第2開口を閉鎖する第2キャップと、該第2ハウジングの外側に該第2孔内に延在する第2部分を備えた手動で作動する第2部材を有しており、該第2部分に固定されて、該第2弁要素と係合する第2駆動部をさらに有する第2弁作動器とからなる第2アセンブリとを有する、請求項8に記載のバイパス弁。
【請求項10】
水処理システム用のバイパス弁であって、
第1室と、該第1室にブリッジ通路で接続された第2室と、該第1室に開口して未処理水を受け入れる入口と、該第1室に開口する未処理水出口と、該第2室に開口する処理水入口と、該第2室に開口して処理水がそこを通って流れる出口とを有する本体と、
該第1室に回転可能に収容されるものであり、該入口が該未処理水出口に接続される第1位置と、該入口が該ブリッジ通路に接続されて、該未処理水出口から外される第2位置とを有する第1弁要素と、
該第2室に回転可能に収容されるものであり、該処理水入口が該出口に接続される第3位置と、該出口が該ブリッジ通路に接続されて、該未処理水出口から外される第4位置とを有する第2弁要素であって、該第1位置の該第1弁要素と該第3位置の該第2弁要素の少なくとも一方が該ブリッジ通路を通る水の流れを遮断するようになっている該第2弁要素と、
該第1室内の該第1弁要素と該第2室内の該第2弁要素を回転させる手動作動機構と、
該第1室及び該第2室の一方に位置し、該バイパス弁を通る流体流量の表示を形成するセンサとからなる、バイパス弁。
【請求項11】
該センサが該第2弁要素内にある、請求項10に記載のバイパス弁。
【請求項12】
該第1弁要素及び該第2弁要素の一方の内部に回転可能に収容されたタービンと、該タービンの回転に応じて電気信号を生成することによって該タービンの回転に応答する変換器とをさらに有する、請求項10に記載のバイパス弁。
【請求項13】
磁石が付着され、該第1弁要素及び該第2弁要素の一方の内部に回転可能に収容されたタービンと、該磁石に応答して該バイパス弁を通る流体流を示す電気信号を生成するホール効果センサとをさらに有する、請求項10に記載のバイパス弁。
【請求項14】
該第1弁要素が該入口を通る水の流れを遮断する第5位置を有し、該第2弁要素が該出口を通る水の流れを遮断する第6位置を有する、請求項10に記載のバイパス弁。
【請求項15】
該第1弁要素及び該第2弁要素の各々が湾曲外面を有する管形状を有するとともに、該湾曲外面の周囲に90度以上延在する細長い第1孔と、該湾曲外面の周囲に該第1孔から離間配置された第2孔とを有する、請求項10に記載のバイパス弁。
【請求項16】
該第1弁要素及び該第2弁要素の各々がさらに、該湾曲外面の該第1孔と該第2孔の間の部分に位置する環状シールを有する、請求項15に記載のバイパス弁。
【請求項17】
該本体が該第1室を画定する第1ハウジングと、該第2室を画定する第2ハウジングと、該第1及び第2ハウジングの間に接続されたブリッジ通路とを有する、請求項10に記載のバイパス弁。
【請求項18】
該本体が、該第1室を画定し、第1開口を有する第1ハウジングと、該第1ハウジングに取り外し可能に取り付けられることによって該第1開口を閉鎖する第1キャップと、該第2室を画定し、第2開口を有する第2ハウジングと、該第2ハウジングに取り外し可能に取り付けられることによって該第2開口を閉鎖する第2キャップと、該第1室と該第2室を接続するブリッジ通路とを有しており、
該手動作動機構が、
a)該第1ハウジングの外側に該第1キャップの第1孔内に延在する第1部分を備えた手動で作動する第1部材と、該第1部分に固定されて、該第1弁要素と係合する第1駆動部とからなる第1弁作動器と、
b)該第2ハウジングの外側に該第2キャップの第2孔内に延在する第2部分を備えた手動で作動する第2部材と、該第2部分に固定されて、該第2弁要素と係合する第2駆動部とからなる第2弁作動器とを有する、請求項10に記載のバイパス弁。
【請求項19】
該第1駆動部及び該第1弁要素の一方は第1キーを有し、該第1駆動部及び該第1弁要素の他方は第1キーが収容される第1凹部を有しており、
該第2駆動部及び該第2弁要素の一方は第2キーを有し、該第2駆動部及び該第2弁要素の他方は第2キーが収容される第2凹部を有する、請求項18に記載のバイパス弁。
【請求項20】
該本体が、該第1室を画定し、第1開口を有する第1ハウジングと、該第1ハウジングに取り外し可能に取り付けられることによって該第1開口を閉鎖する第1キャップと、該第2室を画定し、第2開口を有する第2ハウジングと、該第2ハウジングに取り外し可能に取り付けられることによって該第2開口を閉鎖する第2キャップと、該第1室と該第2室を接続するブリッジ通路とを有しており、
該手動作動機構が、
該第1ハウジングの外側に該第1キャップの第1孔内に延在する第1部分を備えた手動で作動する第1部材と、
該第1部分に固定されて、該第1弁要素と係合する第1駆動部と、
該第2ハウジングの外側に該第2キャップの第2孔内に延在する第2部分を備えた手動で作動する第2部材と、
該第2部分に固定されて、該第2弁要素と係合する第2駆動部と、
該第1駆動部及び該第2駆動部の一方と係合するセンサであって、該第1駆動部及び該第2駆動部の一方に対応する該第1キャップ及び第2キャップの一方が取り外されると、該本体から取り外されることになる該センサとを有する、請求項10に記載のバイパス弁。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate


【公表番号】特表2009−525865(P2009−525865A)
【公表日】平成21年7月16日(2009.7.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−554243(P2008−554243)
【出願日】平成19年1月16日(2007.1.16)
【国際出願番号】PCT/US2007/001099
【国際公開番号】WO2007/092134
【国際公開日】平成19年8月16日(2007.8.16)
【出願人】(304036662)ジーイー・オズモニクス・インコーポレイテッド (6)
【Fターム(参考)】