説明

水系ポリウレタン床コーティング組成物

床コーティングとして特に適した水系コーティング組成物。組成物は、水性2液型又は2成分ポリウレタン系であり、水分散性ポリイソシアネート成分及びハード環状ジオール成分を有する。組成物は、下塗剤コーティング上に塗布されてよい。組成物は、かなり薄いコーティング、例えば、127μm(5ミル)未満の厚さで塗布し、単一コーティングに好適なコーティングを提供することができる。床のような表面上にコーティングする時、組成物は、周囲条件下で硬化されることができる。得られるコーティングは、高光沢である耐久性コーティングを提供する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、床のような基材表面にコーティング又はフィルムを提供するために有用である、水系2液型ポリウレタン仕上げ組成物に関する。
【背景技術】
【0002】
ポリマー組成物は、例えば、床仕上げ剤又は磨き剤のような種々のコーティング組成物で用いられる。市販の床仕上げ組成物は、典型的には、1種以上の有機溶媒類、可塑剤類、コーティング補助剤類、消泡剤類、ポリマーエマルション類、金属錯化剤類、ワックス類等を含む水性エマルション系ポリマー組成物である。ポリマー組成物は、床表面に塗布され、次いで、反応させ、通常周辺温度及び湿度で、空気中で乾燥させる。例えば、歩行者の往来により床上に堆積した汚れに対する保護バリヤーとしての役目を果たすフィルムが形成される。これらと同じポリマー組成物は、ほんのわずかな例を挙げると、タイル床、壁、家具、窓、調理台、及び浴室表面のような、保護が望まれる他の基材表面に塗布されることができる。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
多くの市販水性床仕上げ剤は、良好に機能しており、少なくとも幾つかの商業的成功を経験してきたが、改良の機会が残っている。特に、得られる床仕上げフィルムが、全体的に耐久力、硬度、耐引掻性、耐汚れ性、耐汚点/擦り傷性、磨耗耐性、及び高光沢を有する、特定の物理的及び性能特性を示すことが非常に望ましい。さらに、塗布が容易である床仕上げ材を有することが非常に望ましい。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本開示は、硬化時、床コーティングとして特に適する反応性コーティング組成物を提供する。組成物は、水分散性ポリイソシアネート成分及び環状ジオールハードセグメント成分を有する、水性2液型又は2成分ポリウレタン反応系である。2成分を混合した後、反応性組成物を、例えば127μm(5ミル)未満の厚さのかなり薄いコーティングとして塗布することができる。反応性組成物は、床のような表面上にコーティングした時、周囲条件下で硬化し、乾燥されることができる。硬化及び乾燥後、得られる反応コーティングは、1回コーティングである場合が多い、高光沢を備える耐久性仕上げを提供する。
【0005】
本開示は、水分散性イソシアネートを含む第1成分又は第1反応性物質(reactive)と、シクロヘキサンジメタノールのような環状脂肪族アルコールを含む第2成分又は第2反応性物質とを含む反応性組成物を提供する。幾つかの実施形態では、シクロヘキサンジメタノールは1,4−シクロヘキサンジメタノールである。幾つかの実施形態では、第1成分は水分散性イソシアネートからなり、第2成分はシクロヘキサンジメタノール及び水からなる。任意の添加剤が、第1成分、第2成分中に存在しているか、又は第1成分を第2成分と混合した後反応性組成物に添加されてよい。
【0006】
この開示はまた、反応性組成物の製造方法も提供し、該方法は、第1容器内に水分散性イソシアネートを含む第1成分を準備する工程と、第2容器内にシクロヘキサンジメタノールを含む第2成分を準備する工程と、次いで反応性組成物を提供するために第1成分と第2成分とを組み合わる工程と、を含む。幾つかの実施形態では、第1及び第2容器は、区画間に破裂性内部シールを備える多区画プラスチックバッグ又はパウチを含む。組み合わせる工程は、成分間のシールの破裂及び混練によって成分を混合することを含んでよい。他の成分が、第1成分中、第2成分中、及び/又は反応性組成物中に存在してよい。
【0007】
この開示のさらに別の態様は、反応性組成物を表面に塗布する方法である。該方法は、反応性組成物を提供するために水分散性イソシアネートを含む第1成分と、シクロヘキサンジメタノールを含む第2成分とを組み合わせる工程と、次いで該反応性組成物を表面に塗布する工程とを含む。多くの実施形態では、表面は、タイル床又はリノリウム床のような床である。反応性組成物は、約127μm(5ミル)以下、又は約51μm(2ミル)を超える厚さで塗布されてよい。幾つかの実施形態では、反応性組成物は下塗りされた表面に塗布される。典型的には、下塗剤は、アルカリ可溶性樹脂を含有するアクリルラテックスである。下塗剤と反応性組成物との合計厚さは、一般に、乾燥時、約25.6〜約81.3μm(1.01〜3.2ミル)である。
【0008】
この開示のさらに別の態様は、剥離剤をコーティング面に塗布することにより、表面からコーティングを剥離する方法である。コーティングは、下塗剤コーティング層及び下塗剤コーティング層上の反応性組成物コーティング層を含む。
【0009】
この開示はまた、下塗剤を塗布する工程と;下塗剤を乾燥させる工程と;水分散性イソシアネート、シクロヘキサンジメタノール及び水を含む反応性組成物を塗布する工程と;反応性組成物を硬化及び乾燥させる工程と;剥離剤を用いて下塗剤層及びコーティング組成物層を剥離する工程と、を含む、表面処理方法も提供する。
【0010】
これらの及びその他の実施形態及び態様は、この開示の範囲内である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
本開示は、2液型又は2成分系である反応性コーティング組成物を提供し、これは2液を組み合わせる時、床コーティングとしての使用に好適な水性反応性ポリウレタン組成物を提供する。反応性組成物は、水分散性ポリイソシアネート成分又は反応体と、環状ジオールハードセグメント成分又は反応体とを含む。組成物の個々の成分は、以下により詳細に記載される。組成物は、床のような表面に塗布することが容易である。
【0012】
図を参照すると、床のような表面に反応性コーティング組成物を塗布するためのシステムが図示されている。図1の図は、床15上に液体コーティング組成物を塗布している代表的なコーティング塗布器システム10を有するユーザを示す。塗布器システム10は、床15への塗布前に液体コーティング組成物を保管する液体保持器20及び床15へ液体コーティングを塗布する塗布器装置30を含む。液体保持器20は、組み合わせて(例えば、反応させ)、次いで分配及び塗布する準備が整うまで、コーティング組成物の2種の成分を分離するための2つの分離区画(図示せず)を有してよい。ホース又は他の連通路25は、保持器20から塗布器装置30へ液体コーティング組成物を提供する。
【0013】
図2でも見られる塗布器装置30は、塗布頭部35に連結されるハンドル32を有し、これは図3及び4により詳細に示される。塗布頭部35は、第1端部40A及び反対側の第2端部40Bを備える本体40を有する。本体40は、ハンドル32に連結するための第1部分43及び床15上に液体組成物を塗布するよう形状が定められている第2部分45を含む。第1部分43及び第2部分45の間に存在するのは、移行部分44である。
【0014】
外表面50内及び内表面内52の第2部分45は、先端部55が終点である弓状形状を有する。第2部分45は、外表面50上に接触領域60を含む。接触領域60は、先端部55と第2部分45が移行部分44と交わる位置との間の方向である、第2部分45の長手方向において第1端部40Aから第2端部40Bへ延在する。
【0015】
本体40、例えば、第1部分43、第2部分45及び移行部分44の種々の部分は、熱可塑性のような材料シートから形成することができる。大部分の実施形態では、本体40は、力が第1部分43で本体40に適用される時、少なくとも部分的に、特に第2部分45において可撓性又は変形可能である。塗布頭部35の幾つかの設計では、本体40は、接触領域60の深さ(即ち、長手方向における)が約2.54cm(1インチ)であるように、十分可撓性である。
【0016】
幾つかの実施形態では、塗布頭部35は、一般に塗布器システムに対して周知である、塗布器パッドと併せて用いられる。好適なパッドの例としては、超極細繊維パッド、フリース、及び発泡体が挙げられる。
【0017】
塗布器システム10及びその変形に関するさらなる詳細は、本願と同日に出願され、その全開示が参照することにより組み込まれる、代理人整理番号62025US002を有する同時係属特許出願に開示される。
【0018】
本明細書及び代理人整理番号62025US002を有する同時係属特許出願に記載される、塗布器システム10及びその種々の機構は、本開示の液体コーティング組成物を表面上に塗布するために好適なシステムの例でしかないと理解すべきである。他の塗布器システムもまた、使用してよい。例えば、単なる塗布頭部35以外の塗布頭部のさらなる実施形態は、代理人整理番号62025US002を有する同時係属特許出願に開示される。
【0019】
場合によっては、コーティングされる表面は、例えば、洗浄、先行コーティングを除去するための剥離、及び/又は下塗りにより調製されてよい。
【0020】
幾つかの実施形態では、本開示の反応性コーティング組成物を塗布する前に、下塗剤組成物が表面に塗布される。広範な下塗剤組成物をこの目的のために用いてよい。特に有用な下塗剤組成物としては、例えば、水性コーティング組成物のような、それだけで表面コーティング組成物として機能することができる組成物が挙げられる。このような方法では、表面の領域が、意図せず又は意図的に、本開示の反応性コーティング組成物で被覆されない場合、下塗剤コーティングが視覚的に満足のいくコーティング及び/又は保護コーティングを提供する。
【0021】
典型的には、下塗剤組成物は、アクリルラテックス及びアルカリ可溶性樹脂を含む。アクリルラテックスは、一般に、アクリル及び/又は他のエチレン性不飽和モノマーから形成されるエマルションポリマーである。エマルションポリマーの調製技術は、当該技術分野における当業者に周知である。一般に、かかるエマルションポリマーは、エチレン性不飽和モノマー、反応開始剤、界面活性剤、又はポリマー乳化剤及び水で調製される。
【0022】
アクリルラテックスは、典型的には、アクリルポリマー、アクリルコポリマー、スチレン−アクリルコポリマー、又はこれらのブレンドを含有する。アクリルポリマーは、アクリレートモノマーを1種のみ含有するが、一方、アクリルコポリマーは2種以上の異なる種類のアクリレートモノマーを含む。スチレン−アクリルコポリマーは、少なくとも1種のスチレンモノマー及び少なくとも1種のアクリレートモノマーを含む。アクリレートモノマーの代表的な例としては、例えば、アクリル酸、ブチルアクリレート、エチルアクリレート、メチルアクリレート、2−エチルヘキシルアクリレート、アクリロニトリル、アクリルアミド、メタクリル酸、メチルメタクリレート、エチルメタクリレート、ブチルメタクリレート、メタクリルアミド等が挙げられる。スチレンモノマーの例としては、スチレン、α−メチルスチレン等が挙げられる。
【0023】
好適なアクリルラテックスの例としては、例えば、ペンシルバニア州フィラデルフィアのローム・アンドハース(Rohm and Haas)から市販されているデュラプラス(DURAPLUS)2若しくはデュラプラス3変性アクリル床磨き剤又はローシルド(ROSHIELD)3275アクリルエマルションが挙げられる。他の市販アクリルポリマー又はコポリマーの例としては、マサチューセッツ州カントン(Canton)のインターポリマー(Interpolymer)からのメガトラン(MEGATRAN)240、メガトラン228又はシントラン(SYNTRAN)1921が挙げられる。
【0024】
市販のスチレン−アクリルコポリマーの例としては、スチレン/メチルメタクリレート/ブチルアクリレート/メタクリル酸(S/MMA/BA/MAA)コポリマー、スチレン/メチルメタクリレート/ブチルアクリレート/アクリル酸(S/MMA/BA/AA)コポリマー等、サウスカロライナ州チェスター(Chester)のオムノバ・ソリューションズ社(OMNOVA Solutions, Inc.)から市販されている、MOR−GLO−2のような、S/MMA/BA/MAA及びS/MMA/BA/AAコポリマーが挙げられる。
【0025】
アルカリ可溶性樹脂としては、一般に、スチレン−無水マレイン酸樹脂、ポリオール類で縮合したロジン/無水マレイン酸付加物等のような、少なくとも1つのα−β−モノエチレン性不飽和酸又は無水物を有するスチレン又はビニルトルエンのコポリマーが挙げられる。アルカリ可溶性樹脂は、典型的には約500〜10,000、及び又は、より典型的には1,000〜5,000の重量平均分子量を有する。樹脂は、水酸化アンモニウムのような一時的陽イオン(fugitive cation)を有するアルカリ性物質を有する樹脂の水溶液である、従来の樹脂切断剤(resin cut)として使用されることが多い。アルカリ可溶性樹脂は、典型的には、下塗剤組成物の重量を基準として、1〜約20重量%、又は1〜約15重量%の量で使用される。
【0026】
下塗剤組成物はまた、添加剤が下塗剤組成物の下塗機能を妨げない限り、1種以上の他の添加剤を含有してもよい。添加剤の例としては、多価金属化合物類、溶媒類、追加反応性又は非反応性アクリル組成物類、例えば、ポリエステルポリオール類、界面活性剤類、永久的及び一時的可塑剤類、消泡剤類、湿潤剤類、及び殺生物剤類のような、反応性又は非反応性ポリエステル組成物類が挙げられる。
【0027】
一般に、下塗剤組成物を単一コーティングとして塗布することが望ましい。これは、1つの下塗剤のコーティングは、一般に、本開示の反応性コーティング組成物とともに使用するために望ましい下塗剤特性を提供するのに十分であることを意味する。下塗剤組成物のさらなるコーティングは、必要に応じて塗布されてよい。一般に、下塗剤層の厚さは、乾燥時、約0.254〜約5.08μm(0.01〜0.20ミル)の範囲であることが望ましい。
【0028】
下塗剤は、任意の従来の塗布技術を用いて塗布されてよい。下塗剤組成物は、モップ、スポンジ、ローラー、布、ブラシ、パッド又はTバー(T-bar)塗布器、塗布分配用具又は噴霧塗布装置のような任意の他の好適な用具で塗布されてよい。ある特に好適な塗布器は、米国特許第6,854,912号(ダイヤー(Dyer)ら)に開示されているモップアセンブリ及びカートである。
【0029】
使用する場合、下塗剤層は、本開示の反応性コーティング組成物に対する良好な接着を有することが望ましい。この接着は、例えば、試験タイル上の硬化したコーティング及び下塗剤層をかみそりの刃で切断し、0.32cm×0.32cm(1/8インチ×1/8インチ)の正方形の格子を形成することにより、試験方法ASTM D−3359(一般に、4B又はそれ以上の格付けが実用性を示す)の改良版の使用を通じて測定されることができる。次いで、ミネソタ州セントポール(St. Paul)の3M社(3M Company)から市販されている「スコッチラグ・アンド・カーペットテープ(SCOTCH Rug and Carpet tape)」のようなテープを、正方形上に適用し、2kgのローラーで下ろし、180°の角度で手によって剥がす。接着は、タイル及びテープを検査し、除去された正方形の量を測定することにより、測定されることができる。100%接着している場合、タイルから除去される正方形は存在しない。一般に、本開示の下塗剤及び反応性コーティング組成物は、試験時、100%の接着又はほぼ100%の接着を有する。
【0030】
下塗剤はまた、表面から容易に除去又は剥離されるものであることもまた望ましい。下塗剤層を容易に除去できることは、下塗剤層上の硬化したコーティングの除去に役立つ。
【0031】
一般に、下塗剤組成物の除去に好適な任意の剥離剤は、この使用のための剥離剤として有用である。下塗剤及び硬化したコーティングを除去するために有用な剥離剤の例としては、ミネソタ州セントポールの3M社から市販されている、「ツイスティン・フィルNo6Hスピードストリッパー(Twist’n Fill No 6H Speed Stripper)」又は「3Mツイスティン・フィルNo22H、ローオダーストリッパー(3M Twist’n Fill No 22H, Low Odor Stripper)」、並びに、ベンジルアルコール/アミン系剥離剤組成物が挙げられる。さらに、アルカリ塩類を含有する水系剥離剤もまた有用である。多くのかかる組成物が既知であり、市販されており、一般に使用前に希釈する場合がある濃縮形態である。剥離剤がコーティングされた基材の十分な除去をもたらすのに必要な滞留時間は、非水性成分の使用準備済濃度に依る。
【0032】
上記で提供したように、本開示の反応性コーティング組成物は、水分散性ポリイソシアネート成分と環状ジオールハードセグメント成分との反応混合物を含む。一般に、ポリイソシアネート成分及び環状ジオールハードセグメント成分は、それらは混合されるまで別々にしておかれ、反応開始後、表面に塗布するための準備が整う。2種の成分を混合し、好ましくは均質になるまで十分混合し、反応性コーティング組成物を形成する。一般に、2種の成分は、互いに接触する時、反応を開始する。
【0033】
混合前に、ポリイソシアネート成分及び環状ジオールハードセグメント成分は、好ましくは、混合の準備が整うまで、気密容器内に別々に保管される。保管中、空気及び水分への曝露を減らすことは、個々の成分の反応性を保持し、成分が混合される時、それぞれの個々の成分における空気連行及び気泡形成の可能性を低減させると考えられる。
【0034】
コーティング塗布器システムは、混合ノズル又は他の要素を含み、それらが個々の容器から分配されるように2種の成分を組み合わせてよい。例えば、コーティング塗布器システム10を参照すると、保持器20は、一方はポリイソシアネート成分用、一方は環状ジオールハードセグメント成分用である、2つの区画を有することができる。保持器20から延在する連通路25は、入口又はその長さの少なくとも一部にわたり混合要素を有し、2種の成分が塗布器装置30に向かって流入する時、それらを十分混合することができる。しかしながら、かかるシステムでは、2種の個々の成分が適切な比で混合されるように、注意を払うべきである。
【0035】
好ましいコーティング塗布器システムは、その1つ1つが各成分用のものである多区画プラスチックバッグ又はパウチを含み、これは容易にかつ制御可能に破裂できる内部シールを有する。成分を混合するために、2つのパウチ間の内部仕切りが破裂し、個々の成分が、例えば混練によって混合される。混合された成分は、反応性組成物としてパウチから分配される。
【0036】
分配ユニットとしても機能する、2成分用のある好ましい保管システムは、国際特許公開第2004/108404号に記載されており、その全文は参照することにより組み込まれる。この公報は、多区画プラスチックバッグ又はパウチの種々の実施形態を開示する。
【0037】
幾つかの実施形態では、用いられる特定のポリイソシアネート成分及び特定の環状ジオールハードセグメント成分に応じて、混合された組成物は、2成分間の反応によって色が変化する場合がある。例えば、各成分は個々に透明かつ一般に無色であってよく、一方混合時、得られる組成物は濁っている又は不透明な外観を有する。かかる色変化は、例えば、2成分が十分混合されたことの指標として有用である。透明な縞は、十分混合されていない物質の領域を示す。
【0038】
ポリイソシアネート成分、環状ジオールハードセグメント成分、及びいずれかの任意の添加剤を有する反応性組成物は、通常少なくとも約20%かつ通常約75%以下の濃度の固体を有する。幾つかの実施形態では、固体濃度は約30〜45%である。
【0039】
反応性コーティング組成物は、典型的には、約0.08〜0.19パスカル秒(80〜190cps)、通常約0.12〜0.15パスカル秒(120〜150cps)の粘度を有する。コーティング組成物は、通常、塗布することが容易であり、低い場所を平らにするために容易に流動する。反応性組成物は、典型的には、薄く、容易に管理されるコーティングを提供する。典型的には、塗布器装置30のような、塗布器を備える1つだけの経路が、滑らかで平らなコーティングを得るために必要である。表面上の気泡の生成を阻害するために、1つの経路が好ましく、これは、塗布器装置の複数の経路が製造される時に形成される場合が多い。
【0040】
反応性組成物は、システム10のような塗布システムを用いる、床のような表面に塗布することが容易である。通常127μm(約5ミル)以下の厚さである反応性組成物のコーティングが表面に塗布される。幾つかの実施形態では、組成物及びコーティングする表面に応じて、51μm(約2ミル)の塗布されたコーティング、又はさらに約25μm(約1ミル)の塗布されたコーティングは、十分な得られるコーティングを提供する。硬化及び乾燥時に、得られるコーティングの厚さは、通常、約76μm(約3ミル)以下であり、約63μm(約2.5ミル)以下である場合が多い。下塗剤組成物が上記のように用いられる場合、一般に、下塗剤と硬化及び乾燥した反応性コーティングの合計厚さは、約25.6〜約81.3μm(1.01〜3.20ミル)であることが望ましい。
【0041】
コーティング組成物の乾燥及び硬化時間は、組成物中で用いられる特定の個々の成分、コーティング厚さ、並びに無論、表面の温度、周囲空気の温度及び湿度、塗布された反応性組成物の隣接領域における空気循環量に応じて決定される。
【0042】
乾燥及び硬化時、得られるコーティングは高光沢を有し、非常に高い耐久性がある。多くの実施形態では、乾燥したコーティングの光沢は、60°で少なくとも85であり、幾つかの実施形態では、60°で少なくとも90である。幾つかの実施形態では、環状ジオールを含有する乾燥したコーティングを、環状ジオールを含有しない類似のコーティングと比較した時、60°における光沢は少なくとも7ポイント高い。
【0043】
ここで乾燥したコーティングを生じる反応性組成物を形成する個々の成分について論じると、2液型組成物の第1成分はポリイソシアネートであり、より具体的には、水分散性ポリイソシアネートである。一般に、イソシアネート類は、水と組み合わせた時、それらの反応性の少なくとも一部を失うことが知られている。しかしながら、本開示は、好適かつ改善された反応性コーティング組成物及び特に床に適する硬化したコーティングを提供するのに十分な反応性を保持する、イソシアネートを有する水系反応性組成物を実現する。
【0044】
市販されている水分散性イソシアネートの例は、バイエル(Bayer)製バイヒジュール(BAYHYDUR)302である。バイヒジュール302は、接着剤及びコーティング用の水性反応性ポリウレタン系で硬化剤/架橋剤として使用するのに好適な、ヘキサメチレンジイソシアネート(HDI)に基づく水分散性ポリイソシアネートである。バイエルによると、それは顕著な天候安定性及び光沢保持性を有し、非黄変である。NCO含量は、17.3%±0.5であり、固体の量は最低99.8%であり、それは25℃で2,300±700mPa.sの粘度を有する。ローディア(Rhodia)製のRHODOCOAT X−EZ−D401又は他の水分散性脂肪族イソシアネート類のような、他の水分散性イソシアネート類は、置換されることができる。
【0045】
水分散性イソシアネートは、一般に透明であり、感知できるほどの不透明度又は色を有しない。この第1成分は、それに添加される、第1成分の物理的特徴を変化させ得る任意の添加剤及び補助剤を含んでよいが、しかしながら、任意の添加剤の存在は一般に好ましくない。
【0046】
2液型組成物の水性側の第1成分は、ポリエーテル又はポリエステルであるヒドロキシル官能化ポリマーを含む。これらのポリマーは、ポリウレタンのソフトセグメントを作製する。多数の異なる材料が存在し、当該技術分野における当業者に容易に知られている。ポリオールは、通常、30〜40%の固体範囲で水分散物として供給される。好ましいポリオールは、取引表記バイヒジュールXP7093でバイエルから入手可能なポリエステルである。床コーティングに必要である、非黄変、高光沢かつ耐化学性を提供する。
【0047】
2液型組成物の第2成分は、脂肪族ハードセグメント成分であり、多くの実施形態では、環状脂肪族ハードセグメント成分である。ハードセグメントはアルコールであり、大部分の実施形態では、一級アルコールである。
【0048】
反応性組成物で使用するための好ましい環状アルコールは、時にシクロへキシルジメタノール又はCHDMとも呼ばれる、シクロヘキサンジメタノールのような環状ジオールである。幾つかの実施形態では、シクロヘキサンジメタノールは室温で固体である。この固体は、例えば室温で溶媒に溶解又は分散し、安定な混合物を形成する。シクロヘキサンジメタノール溶液の大部分は、シス及びトランス形態の混合を有する。
【0049】
好ましいシクロヘキサンジメタノールは、1,4−シクロヘキサンジメタノールであり、これは、例えば、対称的、高分子量脂環式グリコールである、取引表記CHDM−Dグリコールとしてイーストマン(Eastman)から市販されている。これもイーストマン製であるCHDM−D90は、水中のCHDM−Dの90/10重量%溶液であり、室温で液体である。
【0050】
活性イソシアネート及び環状ジオールの量は、典型的には類似しており、イソシアネートの環状ジオールに対するモル比は一般に2:1〜1:2である。幾つかの実施形態では、2種の成分は約1.5:1〜1:1.5の活性重量比で存在し、幾つかの実施形態では、約1.25:1〜1:1.25である。
【0051】
イソシアネート及び環状ジオール成分を組み合わせた、本開示の反応性組成物は、典型的には、約25〜約50重量%の活性物質含量を有する。幾つかの実施形態では、活性物質は、反応性組成物の重量に基づいて約30〜45重量%、好ましくは約40重量%である。混合後、反応性組成物を希釈する必要はないが、もし行なった場合、活性物質は典型的には反応性組成物の約10〜25重量%である。本明細書で使用する時、「活性物質」又は「活性成分」という用語は、成分が単独で又は組み合わせて組成物の重合に影響を及ぼすことを意味する。本開示の組成物の活性成分は、イソシアネート及び環状ジオールである。対照的に、「不活性」とは、成分が、主に臭い、色等のような審美的目的のために添加されること、又は、イソシアネート若しくは環状ジオール以外の成分であることを意味する。
【0052】
2種の成分が混合された反応性組成物のpHは、典型的に、約6〜約10.5の範囲である。幾つかの実施形態では、pHは約7.5〜約9.9である。所望のpHを得るためにpH調整剤(例えば、酸又は塩基)を組成物に添加してよく、典型的には、組成物は本質的に酸性であり、よってpHは高くなる。pHを、種々の塩基又は緩衝剤を用いて調整することができる。好適な塩基又は緩衝剤としては、例えば、ホウ砂、水酸化ナトリウム、アルカリリン酸塩類、アルカリケイ酸塩類、アルカリ炭酸塩類、アンモニア、及びジエタノールアミン又はトリエタノールアミンのようなアミン類が挙げられる。
【0053】
本明細書において縛られるものではないが、イソシアネートとの反応時、環状ジオールハードセグメントは、鎖延長ウレタン連結を形成すると理論化されている。また、シクロへキサン環ハードセグメントは、室温で反転し、フィルムにロッド型空隙を形成するとも考えられる。これは、ポリマー鎖が、硬化時、変形し衝撃を吸収することを可能にし、そしてこれは磨耗に耐える。1,4−ブタンジオール(BDO)のようなより直鎖の系が用いられる時、磨耗耐性は減少する、そのためこれは環状構造が反転するという理論を支持する。
【0054】
硬化したコーティングの光沢の減少はまた、他のジオールハードセグメント鎖延長剤がシクロヘキサンジメタノールの代わりに用いられる時にも観察される。これは、ハードセグメント鎖延長剤としてのシクロヘキサンジメタノールの独自性にさらなる証拠を加える。
【0055】
イソシアネート及び環状ジオール成分に加えて、それぞれ、個々の成分はまた、多価金属化合物類、アルカリ可溶性樹脂類、溶媒類、ワックス類、反応性又は非反応性アクリル組成物類、反応性又は非反応性ポリエステル組成物類(ポリエステルポリオール類のような)、界面活性剤類、永久的及び一時的可塑剤類、消泡剤類、湿潤剤類、及び殺生物剤類のような他の成分も含有することができる。さらに又は或いは、いずれかの任意成分を、反応性組成物が2種の個々の成分の混合により形成された後、添加してよい。多価金属化合物は、フィルム中でポリマーの架橋を提供し、仕上げの洗剤耐性を増大させる。可塑剤又は合体剤(coalescing agent)を、フィルム形成の温度を低下させるために添加することができる。アルカリ可溶性樹脂は、塗り立てのコーティングの再塗布前に、基材から剥離される仕上げの能力を改善する。ワックスは、仕上げの傷耐性(mar resistance)を改善することができ、仕上げに磨かれることを可能にする。反応性又は非反応性アクリル組成物を、平滑化を補助するために添加することができる。反応性又は非反応性ポリエステル組成物を、耐化学性、磨耗耐性及び/又は光沢を改善するために添加することができる。界面活性剤を、平滑化及び湿潤を補助するために添加することができる。溶媒を、反応性組成物のコーティング性能(coatability)を補助するために添加することができる。殺生物剤は、コーティングのかび又は白かびの形成を最小限に抑えるのに役立つ。消泡剤及び脱泡剤は、コーティング中の気泡の形成を最小限に抑える。
【0056】
上記列挙した任意の添加剤に加えて、組成物はまた粒子を含有してもよい。具体的には、PTFE(ポリテトラフルオロエチレン)の粒子は特に有用である。一般に、最終コーティングの光沢を減少させないために、粒子は典型的に比較的小さく、例えば0.5μm未満である。かかる粒子は、反応性コーティング組成物に容易に含有させる水中分散物として市販されている。有用な、市販されている、粒子分散物の例としては、ディネオン(Dyneon)製ディネオンTF5032、シャムロック(Shamrock)製ナノフロン(NANOFLON)W50C、フルオロ(Fluoro)AQ−50、ヒドロセルフ(HYDROCERF)9174、及びノベオン(Noveon)製ランコグリッド(Lanco Glidd)3993が挙げられる。さらに、PTFE分散物は、ワックス又は低分子量ポリエチレンワックスを含有する、シャムロックから入手可能なヒドロセル(HYDROCER)6099のような他の添加剤を含有してよい。
【0057】
2種の成分の混合後、得られる反応性組成物を、例えば、床、壁、調理台及び棚、家具、並びに浴室表面のような種々の表面に塗布することができる。好ましくは、基材は床であるが、その上に本開示のコーティング可能な組成物を塗布できる任意の表面であることができる。表面は、一般に、ビニル、リノリウム、タイル、セラミック、木、大理石等のようないずれかの材料であることができる。
【0058】
硬化及び乾燥後(即ち、完全に反応した後)、得られたコーティングは、滑らかで、増加した硬度及び弾性率を示し、引掻傷及び汚れに対して非常に高い耐性を有する。得られるコーティングは非常に耐久性がある。
【実施例】
【0059】
これらの実施例は単に例示のみを目的としたものであり、添付の請求項の範囲を制限することを意味するものではない。特に記載のない限り、実施例及び残りの明細書に記載される部、百分率、比率等は全て、重量による。使用される溶媒及びその他の試薬は、特に記載のない限り、シグマ・アルドリッチ・ケミカル社(Sigma-Aldrich Chemical Company)(ウィスコンシン州ミルウォーキー(Milwaukee))より入手した。用いられる全てのASTM試験方法は、特に断りのない限り、本開示の出願日現在での最新版であった。
【0060】
【表1】

【0061】
【表2】

【0062】
試験方法
光沢測定
反応性コーティング組成物を、ビニル組成物タイルに塗布し、反応及び乾燥させ、51μm(約2ミル)の厚さのコーティングを提供した。コーティングの24時間後、ASTM D1455(60°における)を用いてBYKガードナー(Gardner)光沢計でコーティングの光沢を測定した。これらの測定値を初期光沢として報告する。幾つかの実施形態では、60°光沢を測定し、1〜5の格付け値で評価した。
5 >95の光沢
4 85〜95の光沢
3 70〜84の光沢
2 69〜70の光沢
1 <60の光沢<60
【0063】
研磨した光沢試験方法
反応性コーティング組成物をビニル組成物タイルに塗布し、反応及び乾燥させ、光沢測定試験方法に対して記載したように、51μm(約2ミル)の厚さのコーティングを提供した。コーティングされたビニル組成物タイルを研磨し、コーティングの光沢を再び測定し、研磨した光沢として報告する。研磨は、ASTM D3206−87に従って実施した。用いた汚れは、地域のホームセンターで見つけられる運動場の砂を20重量%添加することにより変性した。砂は、120℃の強制空気オーブン(forced-air oven)内で乾燥した。タイルは、柔らかい湿った布で拭き、次いで、60°で上記光沢測定試験方法に対して記載したように光沢計を用いて読み取る。
【0064】
剥離性試験
コーティングされたビニル組成物タイルを、試験方法ASTM D1792の改良版を用いてコーティング及び下塗剤の再剥離性を試験した。20パスの剥離パッドを用いて、ミネソタ州セントポールの3M社から市販されている3Mスピードストリッパー(3M SPEED STRIPPER)を用いて剥離した。次いで、コーティングが除去されたかどうかを検査し、コーティングの少なくとも20%が除去された場合「合格」、又はコーティングの20%未満が除去された場合「不合格」と評価した。
【0065】
合成例
下塗剤1
下塗剤コーティング組成物を、表Aに示した成分で調整した。
【0066】
【表3】

【0067】
下塗剤2
下塗剤コーティング組成物を、表Bに示した成分で調製した。
【0068】
【表4】

【0069】
下塗剤3
下塗剤コーティング組成物を、表Cに示した成分で調製した。
【0070】
【表5】

【0071】
下塗剤4
下塗剤コーティング組成物を、表Dに示した成分で調製した。
【0072】
【表6】

【0073】
下塗剤5
下塗剤コーティング組成物を、表Eに示した成分で調製した。
【0074】
【表7】

【0075】
下塗剤6
下塗剤コーティング組成物を、表Fに示した成分で調製した。
【0076】
【表8】

【0077】
下塗剤7
下塗剤コーティング組成物を、表Gに示した成分で調製した。
【0078】
【表9】

【0079】
下塗剤8
下塗剤コーティング組成物を、表Hに示した成分で調製した。
【0080】
【表10】

【0081】
(実施例1)
実施例1を、水分散性ポリイソシアネート成分(即ち、以下の表1における成分A)及びシクロへキサンジオールハードセグメント成分(即ち、表2における成分B)を準備することにより調製した。成分Bを、最初に水に混合したダウアノール界面活性剤を除いて、列挙した順に、準備した量で列挙した成分をともに混合することにより調製した。成分A及び成分Bの両方は、それぞれ透明であった。2種の成分を組み合わせた時、得られた反応性組成物は乳白色であった。実施例1を、上記光沢測定試験方法及び研磨した光沢試験方法に従って試験した。結果を表3に示す。
【0082】
【表11】

【0083】
【表12】

【0084】
比較例C1〜C10
比較例C1〜C9については、実施例1に記載した処方を用いるが、シクロヘキサンジメタノールの代わりに表3で特定した環状ジオールを用いて、反応性組成物を製造した。比較例C10については、エコラボ(Ecolab)製の市販製品「グロステック(GlossTek)」を用いた。比較例C1〜C10を、上記光沢測定試験方法及び研磨試験方法に従って試験した。結果を表3に示す。
【0085】
【表13】

【0086】
「NA」として記録された研磨した結果については、フィルムが粘着質過ぎて光沢指数を得られなかった。
【0087】
(実施例2〜28)
実施例2〜28については、コーティング組成物で予め下塗りしたタイル表面をコーティングしたことを除き、実施例1に記載したのと同じ反応性コーティング組成物の調製及び試験手順に従った。各試料について、用いた下塗剤及び反応性コーティング組成物成分を列挙する。
【0088】
(実施例2)
実施例2は、実施例1の手順と同様に、以下の表4中の成分A及び表5中の成分Bを準備することにより調製した。成分A及び成分Bの両方は、それぞれ透明であった。2種の成分を組み合わせた時、得られた反応性組成物は乳白色であった。実施例2は、実施例2の塗布前に、下塗剤1を試料タイルに塗布し乾燥したことを除き、光沢測定試験方法に従って試験した。結果を表58に示す。
【0089】
【表14】

【0090】
【表15】

【0091】
(実施例3)
実施例3は、実施例1の手順と同様に、以下の表6中の成分A及び表7中の成分Bを準備することにより調製した。成分A及び成分Bの両方は、それぞれ透明であった。2種の成分を組み合わせた時、得られた反応性組成物は乳白色であった。実施例3を、実施例3の塗布前に、下塗剤1を試料タイルに塗布し乾燥したことを除き、上記光沢測定試験方法に従って試験した。得られた結果を表58に示す。
【0092】
【表16】

【0093】
【表17】

【0094】
(実施例4)
実施例4を、実施例1の手順と同様に、以下の表8中の成分A及び表9中の成分Bを準備することにより調製した。成分A及び成分Bの両方は、それぞれ透明であった。2種の成分を組み合わせた時、得られた反応性組成物は乳白色であった。実施例4は、実施例4の塗布前に、下塗剤1を試料タイルに塗布し乾燥したことを除き、上記光沢測定試験方法に従って試験した。得られた結果を表58に示す。
【0095】
【表18】

【0096】
【表19】

【0097】
(実施例5)
実施例5を、実施例1の手順と同様に、以下の表10中の成分A及び表11中の成分Bを準備することにより調製した。成分A及び成分Bの両方は、それぞれ透明であった。2種の成分を組み合わせた時、得られた反応性組成物は乳白色であった。実施例5を、実施例5の塗布前に、下塗剤1を試料タイルに塗布し乾燥したことを除き、上記光沢測定試験方法に従って試験した。得られた結果を表58に示す。
【0098】
【表20】

【0099】
【表21】

【0100】
(実施例6)
実施例6を、実施例1の手順と同様に、以下の表12中の成分A及び表13中の成分Bを準備することにより調製した。成分A及び成分Bの両方は、それぞれ透明であった。2種の成分を組み合わせた時、得られた反応性組成物は乳白色であった。実施例6を、実施例6の塗布前に、下塗剤1を試料タイルに塗布し乾燥したことを除き、上記光沢測定試験方法に従って試験した。得られた結果を表58に示す。
【0101】
【表22】

【0102】
【表23】

【0103】
(実施例7)
実施例7を、実施例1の手順と同様に、以下の表14中の成分A及び表15中の成分Bを準備することにより調製した。成分A及び成分Bの両方は、それぞれ透明であった。2種の成分を組み合わせた時、得られた反応性組成物は乳白色であった。実施例7を、実施例7の塗布前に、下塗剤1を試料タイルに塗布し乾燥したことを除き、上記光沢測定試験方法に従って試験した。得られた結果を表58に示す。
【0104】
【表24】

【0105】
【表25】

【0106】
(実施例8)
実施例8を、実施例1の手順と同様に、以下の表16中の成分A及び表17中の成分Bを準備することにより調製した。成分A及び成分Bの両方は、それぞれ透明であった。2種の成分を組み合わせた時、得られた反応性組成物は乳白色であった。実施例8を、実施例8の塗布前に、下塗剤1を試料タイルに塗布し乾燥したことを除き、上記光沢測定試験方法に従って試験した。得られた結果を表58に示す。
【0107】
【表26】

【0108】
【表27】

【0109】
(実施例9)
実施例9を、実施例1の手順と同様に、以下の表18中の成分A及び表19中の成分Bを準備することにより調製した。成分A及び成分Bの両方は、それぞれ透明であった。2種の成分を組み合わせた時、得られた反応性組成物は乳白色であった。実施例9を、実施例9の塗布前に、下塗剤1を試料タイルに塗布し乾燥したことを除き、上記光沢測定試験方法に従って試験した。得られた結果を表58に示す。
【0110】
【表28】

【0111】
【表29】

【0112】
(実施例10)
実施例10を、実施例1の手順と同様に、以下の表20中の成分A及び表21中の成分Bを準備することにより調製した。成分A及び成分Bの両方は、それぞれ透明であった。2種の成分を組み合わせた時、得られた反応性組成物は乳白色であった。実施例10を、実施例10の塗布前に、下塗剤1を試料タイルに塗布し乾燥したことを除き、上記光沢測定試験方法に従って試験した。得られた結果を表58に示す。
【0113】
【表30】

【0114】
【表31】

【0115】
(実施例11)
実施例11を、実施例1の手順と同様に、以下の表22中の成分A及び表23中の成分Bを準備することにより調製した。成分A及び成分Bの両方は、それぞれ透明であった。2種の成分を組み合わせた時、得られた反応性組成物は乳白色であった。実施例11を、実施例11の塗布前に、下塗剤1を試料タイルに塗布し乾燥したことを除き、上記光沢測定試験方法に従って試験した。得られた結果を表58に示す。
【0116】
【表32】

【0117】
【表33】

【0118】
(実施例12)
実施例12を、実施例1の手順と同様に、以下の表24中の成分A及び表25中の成分Bを準備することにより調製した。成分A及び成分Bの両方は、それぞれ透明であった。2種の成分を組み合わせた時、得られた反応性組成物は乳白色であった。実施例12を、実施例12の塗布前に、下塗剤1を試料タイルに塗布し乾燥したことを除き、上記光沢測定試験方法に従って試験した。得られた結果を表58に示す。
【0119】
【表34】

【0120】
【表35】

【0121】
(実施例13)
実施例13を、実施例1の手順と同様に、以下の表26中の成分A及び表27中の成分Bを準備することにより調製した。成分A及び成分Bの両方は、それぞれ透明であった。2種の成分を組み合わせた時、得られた反応性組成物は乳白色であった。実施例13を、実施例13の塗布前に、下塗剤1を試料タイルに塗布し乾燥したことを除き、上記光沢測定試験方法に従って試験した。得られた結果を表58に示す。
【0122】
【表36】

【0123】
【表37】

【0124】
(実施例14)
実施例14を、実施例1の手順と同様に、以下の表28中の成分A及び表29中の成分Bを準備することにより調製した。成分A及び成分Bの両方は、それぞれ透明であった。2種の成分を組み合わせた時、得られた反応性組成物は乳白色であった。実施例14を、実施例14の塗布前に、下塗剤1を試料タイルに塗布し乾燥したことを除き、上記光沢測定試験方法に従って試験した。得られた結果を表58に示す。
【0125】
【表38】

【0126】
【表39】

【0127】
(実施例15)
実施例15を、実施例1の手順と同様に、以下の表30中の成分A及び表31中の成分Bを準備することにより調製した。成分A及び成分Bの両方は、それぞれ透明であった。2種の成分を組み合わせた時、得られた反応性組成物は乳白色であった。実施例15を、実施例15の塗布前に、下塗剤1を試料タイルに塗布し乾燥したことを除き、上記光沢測定試験方法に従って試験した。得られた結果を表58に示す。
【0128】
【表40】

【0129】
【表41】

【0130】
(実施例16)
実施例16を、実施例1の手順と同様に、以下の表32中の成分A及び表33中の成分Bを準備することにより調製した。成分A及び成分Bの両方は、それぞれ透明であった。2種の成分を組み合わせた時、得られた反応性組成物は乳白色であった。実施例16を、実施例16の塗布前に、下塗剤1を試料タイルに塗布し乾燥したことを除き、上記光沢測定試験方法に従って試験した。得られた結果を表58に示す。
【0131】
【表42】

【0132】
【表43】

【0133】
(実施例17)
実施例17を、実施例1の手順と同様に、以下の表34中の成分A及び表35中の成分Bを準備することにより調製した。成分A及び成分Bの両方は、それぞれ透明であった。2種の成分を組み合わせた時、得られた反応性組成物は乳白色であった。実施例17を、実施例17の塗布前に、下塗剤1を試料タイルに塗布し乾燥したことを除き、上記光沢測定試験方法に従って試験した。得られた結果を表58に示す。
【0134】
【表44】

【0135】
【表45】

【0136】
(実施例18)
実施例18を、実施例1の手順と同様に、以下の表36中の成分A及び表37中の成分Bを準備することにより調製した。成分A及び成分Bの両方は、それぞれ透明であった。2種の成分を組み合わせた時、得られた反応性組成物は乳白色であった。実施例18を、実施例18の塗布前に、下塗剤1を試料タイルに塗布し乾燥したことを除き、上記光沢測定試験方法に従って試験した。得られた結果を表58に示す。
【0137】
【表46】

【0138】
【表47】

【0139】
(実施例19)
実施例19を、実施例1の手順と同様に、以下の表38中の成分A及び表39中の成分Bを準備することにより調製した。成分A及び成分Bの両方は、それぞれ透明であった。2種の成分を組み合わせた時、得られた反応性組成物は乳白色であった。実施例19を、実施例19の塗布前に、下塗剤1を試料タイルに塗布し乾燥したことを除き、上記光沢測定試験方法に従って試験した。得られた結果を表58に示す。
【0140】
【表48】

【0141】
【表49】

【0142】
(実施例20)
実施例20を、実施例1の手順と同様に、以下の表40中の成分A及び表41中の成分Bを準備することにより調製した。成分A及び成分Bの両方は、それぞれ透明であった。2種の成分を組み合わせた時、得られた反応性組成物は乳白色であった。実施例20を、実施例20の塗布前に、下塗剤1を試料タイルに塗布し乾燥したことを除き、上記光沢測定試験方法に従って試験した。得られた結果を表58に示す。
【0143】
【表50】

【0144】
【表51】

【0145】
(実施例21)
実施例21を、実施例1の手順と同様に、以下の表42中の成分A及び表43中の成分Bを準備することにより調製した。成分A及び成分Bの両方は、それぞれ透明であった。2種の成分を組み合わせた時、得られた反応性組成物は乳白色であった。実施例21を、実施例21の塗布前に、下塗剤1を試料タイルに塗布し乾燥したことを除き、上記光沢測定試験方法に従って試験した。得られた結果を表58に示す。
【0146】
【表52】

【0147】
【表53】

【0148】
(実施例22)
実施例22を、実施例1の手順と同様に、以下の表44中の成分A及び表45中の成分Bを準備することにより調製した。成分A及び成分Bの両方は、それぞれ透明であった。2種の成分を組み合わせた時、得られた反応性組成物は乳白色であった。実施例22を、実施例22の塗布前に、下塗剤1を試料タイルに塗布し乾燥したことを除き、上記光沢測定試験方法に従って試験した。得られた結果を表58に示す。
【0149】
【表54】

【0150】
【表55】

【0151】
(実施例23)
実施例23を、実施例1の手順と同様に、以下の表46中の成分A及び表47中の成分Bを準備することにより調製した。成分A及び成分Bの両方は、それぞれ透明であった。2種の成分を組み合わせた時、得られた反応性組成物は乳白色であった。実施例23を、実施例23の塗布前に、下塗剤1を試料タイルに塗布し乾燥したことを除き、上記光沢測定試験方法に従って試験した。得られた結果を表58に示す。
【0152】
【表56】

【0153】
【表57】

【0154】
(実施例24)
実施例24を、実施例1の手順と同様に、以下の表48中の成分A及び表49中の成分Bを準備することにより調製した。成分A及び成分Bの両方は、それぞれ透明であった。2種の成分を組み合わせた時、得られた反応性組成物は乳白色であった。実施例24を、実施例24の塗布前に、下塗剤1を試料タイルに塗布し乾燥したことを除き、上記光沢測定試験方法に従って試験した。得られた結果を表58に示す。
【0155】
【表58】

【0156】
【表59】

【0157】
(実施例25)
実施例25を、実施例1の手順と同様に、以下の表50中の成分A及び表51中の成分Bを準備することにより調製した。成分A及び成分Bの両方は、それぞれ透明であった。2種の成分を組み合わせた時、得られた反応性組成物は乳白色であった。実施例25を、実施例25の塗布前に、下塗剤1を試料タイルに塗布し乾燥したことを除き、上記光沢測定試験方法に従って試験した。得られた結果を表58に示す。
【0158】
【表60】

【0159】
【表61】

【0160】
(実施例26)
実施例26を、実施例1の手順と同様に、以下の表52中の成分A及び表53中の成分Bを準備することにより調製した。成分A及び成分Bの両方は、それぞれ透明であった。2種の成分を組み合わせた時、得られた反応性組成物は乳白色であった。実施例26を、実施例26の塗布前に、下塗剤1を試料タイルに塗布し乾燥したことを除き、上記光沢測定試験方法に従って試験した。得られた結果を表58に示す。
【0161】
【表62】

【0162】
【表63】

(実施例27)
実施例27を、実施例1の手順と同様に、以下の表54中の成分A及び表55中の成分Bを準備することにより調製した。成分A及び成分Bの両方は、それぞれ透明であった。2種の成分を組み合わせた時、得られた反応性組成物は乳白色であった。実施例27を、実施例27の塗布前に、下塗剤1を試料タイルに塗布し乾燥したことを除き、上記光沢測定試験方法に従って試験した。得られた結果を表58に示す。
【0163】
【表64】

【0164】
【表65】

【0165】
(実施例28)
実施例28を、実施例1の手順と同様に、以下の表56中の成分A及び表57中の成分Bを準備することにより調製した。成分A及び成分Bの両方は、それぞれ透明であった。2種の成分を組み合わせた時、得られた反応性組成物は乳白色であった。実施例28を、実施例28の塗布前に、下塗剤1を試料タイルに塗布し乾燥したことを除き、上記光沢測定試験方法に従って試験した。得られた結果を表58に示す。
【0166】
【表66】

【0167】
【表67】

【0168】
【表68】

【0169】
(実施例29〜34)
実施例29〜34については、ビニル複合材タイルを下塗剤組成物でコーティングし、乾燥し、上記列挙した実施例のうち1つの試験コーティング処方でコーティングした。次いで、コーティングされたタイルを、上記剥離性試験方法を用いて試験した。データを表59に示す。
【0170】
【表69】

【図面の簡単な説明】
【0171】
【図1】本開示の反応性コーティング組成物を床に塗布するための塗布器システムを用いているユーザの斜視図。
【図2】図1の塗布器システムの一部、具体的には、塗布器装置の斜視図。
【図3】図2の塗布器装置の一部、具体的には、塗布頭部の斜視図。
【図4】図3の塗布頭部の端面図。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
水分散性イソシアネートを含む第1成分と、
シクロヘキサンジメタノール及び水を含む第2成分と、を含む、反応性組成物。
【請求項2】
シクロヘキサンジメタノールが、1,4−シクロヘキサンジメタノールを含む、請求項1に記載の組成物。
【請求項3】
前記第1成分が、ヘキサメチレンジイソシアネートに基づく水分散性ポリイソシアネートを含む、請求項1に記載の組成物。
【請求項4】
水分散性イソシアネートの、シクロヘキサンジメタノールに対する活性比が約2:1〜約1:2である、請求項1に記載の組成物。
【請求項5】
多価金属化合物類、アルカリ可溶性樹脂類、溶媒類、ワックス類、反応性又は非反応性アクリル組成物類、反応性又は非反応性ポリエステル組成物類、界面活性剤類、永久的及び一時的可塑剤類、消泡剤類、湿潤剤類、及び殺生物剤類から選択される、少なくとも1種の他の成分をさらに含む、請求項1に記載の組成物。
【請求項6】
水分散性ポリエステルポリオールをさらに含む、請求項1に記載の組成物。
【請求項7】
硬化時、組成物が、光沢計及び試験方法ASTM D1455を用いて測定する時、90以上の60°光沢を保持する、請求項1に記載の組成物。
【請求項8】
第1容器内に水分散性イソシアネートを含む第1成分を準備する工程と、
第2容器内にシクロヘキサンジメタノール及び水を含む第2成分を準備する工程と、
反応性組成物を提供するために前記第1成分と前記第2成分とを組み合わせる工程と、を含み、
前記第1容器及び前記第2容器が、多区画プラスチックバッグ又はパウチの中に隣接する区画を含み、隣接する区画間に少なくとも1つの破裂性内部シールが存在し、前記組み合わせる工程が、隣接する区画間の内部シールを破裂させることを含む、反応性組成物の製造方法。
【請求項9】
前記組み合わせる工程が、混練によって混合することをさらに含む、請求項8に記載の方法。
【請求項10】
第2成分が1,4−シクロヘキサンジメタノールを含む、請求項8に記載の方法。
【請求項11】
水分散性イソシアネートを含む第1成分と、シクロヘキサンジメタノール及び水を含む第2成分とを組み合わせ、反応性組成物を提供する工程と、前記組成物を表面に塗布する工程と、を含む、反応性組成物を表面に塗布する方法。
【請求項12】
前記表面が床である、請求項11に記載の方法。
【請求項13】
前記反応性組成物を床に塗布する工程が、
約127μm(5ミル)以下の厚さで前記反応性組成物を塗布することを含む、請求項12に記載の方法。
【請求項14】
前記反応性組成物を塗布する工程が、
約51μm(2ミル)を超える厚さで前記反応性組成物を塗布することを含む、請求項12に記載の方法。
【請求項15】
前記反応性組成物の塗布前に、下塗剤を表面に塗布することをさらに含む、請求項11に記載の方法。
【請求項16】
前記下塗剤が、アクリルラテックス及びアルカリ可溶性樹脂を含む、請求項15に記載の方法。
【請求項17】
乾燥時、前記下塗剤が、約0.254〜約5.08μm(0.01〜0.2ミル)の厚さを有する、請求項15に記載の方法。
【請求項18】
乾燥時、前記下塗剤と前記反応性組成物との合計厚さが、約25.6〜約81.3μm(1.01〜3.2ミル)である、請求項15に記載の方法。
【請求項19】
前記下塗剤が単一コーティングとして塗布される、請求項15に記載の方法。
【請求項20】
剥離剤をコーティング面に塗布する工程と、
表面コーティングの少なくとも一部を除去する工程と、を含む、コーティング面の剥離方法であって、
前記コーティング面が、
コーティングを備える表面を含み、前記コーティングが、
下塗剤コーティング層及び下塗剤コーティング層上の反応性組成物コーティング層を含み、前記反応性組成物コーティング層が、水分散性イソシアネートとシクロヘキサンジメタノールとの反応から形成されるウレタンコーティングを含む、方法。
【請求項21】
前記下塗剤コーティング層及び前記反応性組成物コーティング層が、乾燥時、約25.6〜約81.3μm(1.01〜3.20ミル)の合計厚さを有する、請求項20に記載の方法。
【請求項22】
前記下塗剤コーティング層が、アクリルポリマー及びアルカリ可溶性樹脂を含む、請求項20に記載の方法。
【請求項23】
表面、表面上の下塗剤組成物のコーティング少なくとも1つ、及び下塗剤組成物上の反応性組成物のコーティングであって、
水分散性イソシアネートを含む第1成分と、
シクロヘキサンジメタノール及び水を含む第2成分と、を含む反応性組成物のコーティング少なくとも1つ、を含むコーティング面。
【請求項24】
前記下塗剤が、アクリルラテックス及びアルカリ可溶性樹脂を含む、請求項23に記載のコーティング面。
【請求項25】
下塗剤を収容する容器と、
反応性コーティング組成物を収容する容器と、を含む、表面をコーティングするためのキットであって、前記下塗剤が、
アクリルラテックス及びアルカリ可溶性樹脂を含み、
前記反応性コーティング組成物が、
水分散性イソシアネートを含む第1成分とシクロヘキサンジメタノール及び水を含む第2成分と、を含む、キット。
【請求項26】
前記反応性コーティング組成物を収容する容器が、多区画プラスチックバッグ又はパウチを含み、前記第1成分及び前記第2成分が、隣接する区画間に少なくとも1つの破裂性内部シールを備える隣接する区画内にある、請求項25に記載のキット。
【請求項27】
剥離剤を収容する容器をさらに含む、請求項25に記載のキット。
【請求項28】
下塗剤組成物を塗布する工程と、
下塗剤組成物を乾燥させる工程と、
反応性コーティング組成物を乾燥した下塗剤表面に塗布する工程と、
前記反応性コーティング組成物を反応及び乾燥させる工程と、
剥離剤を用いて下塗剤層及びコーティング組成物層を剥離する工程と、を含む表面の処理方法であって、前記反応性コーティング組成物が、
水分散性イソシアネート、シクロヘキサンジメタノール、及び水を含む、方法。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate


【公表番号】特表2009−540062(P2009−540062A)
【公表日】平成21年11月19日(2009.11.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−514509(P2009−514509)
【出願日】平成19年6月6日(2007.6.6)
【国際出願番号】PCT/US2007/070487
【国際公開番号】WO2007/146698
【国際公開日】平成19年12月21日(2007.12.21)
【出願人】(505005049)スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー (2,080)
【Fターム(参考)】