説明

洗浄剤用組成物

【課題】、カチオン性ポリマーを高濃度かつ容易に配合でき、保存安定性が良好で、優れた起泡性と使用感を付与する洗浄剤組成物の提供。
【解決手段】次の成分(A)、(B)及び(C)を含有し、成分(A)の含有量が5〜40重量%であり、成分(B)と成分(C)の重量比率が(B)/(C)=0.5〜2.5である洗浄剤用組成物:
(A)カチオン性ポリマー及び両性ポリマーからなる群より選ばれる1種以上、
(B)一般式(1) R1O−(AO)n−R2 (1)
(式中、R1は炭素数8〜10の直鎖または分岐鎖のアルキル基またはアルケニル基を示し、AOは炭素数2〜4のアルキレンオキシ基を示し、平均付加モル数nは0.5〜4の数を示し、R2は水素原子又はメチル基を示す。)で表される化合物、
(C)両性界面活性剤及び陽イオン性界面活性剤からなる群より選ばれる1種以上。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、カチオン性ポリマーを高濃度に含有し、特定のアルキレンオキシド付加物(アルキレングリコールエーテル)及び界面活性剤を含有する洗浄剤用組成物に関する。
【背景技術】
【0002】
洗浄剤組成物には、油などの汚れ成分の乳化力や可溶化力、又は洗浄力といった種々の機能が求められている。なかでも、金属洗浄などの工業用洗浄剤と異なり、人間が直接洗浄作業に関わる、皮膚、毛髪又は食器洗い用途などの洗浄剤は、洗浄時(良好な起泡性や泡質)、すすぎ時、そして乾燥後での使用感向上が求められている。
【0003】
それゆえ皮膚、毛髪又は食器洗い用途などの洗浄剤は、起泡性を高めるため種々の界面活性剤が使用され、また、使用感向上のために種々の感触向上剤が用いられている。特に皮膚及び毛髪用途では、カチオン性ポリマーは優れた感触向上機能を有しており、幅広く利用されている。一方でカチオン性ポリマーを多量に配合すると起泡性が低下し、結果として洗浄剤の使用感が低下するといった課題があり、ポリマーの配合に制約があった。
【0004】
カチオン性ポリマーは、一般に粉末であり、(1)溶解作業に手間や時間がかかる、(2)吸湿による固化(ブロッキング)によりハンドリング性が悪い、(3)粉塵が発生し作業環境上好ましくないなどの問題がある。このような問題を解決すべく、ポリマーを水溶液としたものが用いられているが、感触向上剤としての性能が良好な高分子量のカチオン性ポリマーは、高粘度化し、水溶液濃度を高くすることができないため、輸送コストなどの経済性の点で有用でないほか、洗浄剤への配合量が制限されるといった課題がある。
カチオン性ポリマーの高濃度化方法として、水溶液の一部または全てを有機溶剤や油剤に変えて用いる方法やエマルジョン化する方法が知られているが、このようなものを洗浄剤に用いた場合、大幅に起泡性が低下するほか、エマルジョン化したものでは組成物の安定性に問題がある。
【0005】
一方、溶剤を用いない方法として、特許文献1には特定のカチオン性ポリマーに無機塩を用いる方法、また特許文献2にはポリマーを酸変性させて用いる方法が記載されているが、これらの方法ではカチオン性ポリマー添加による起泡性低下の問題が解決できず、無機塩の添加や酸変性によるカチオン化ポリマーの性能が低下するといった問題がある。また、HLB12以上の非イオン性界面活性剤と組み合わせてカチオン性ポリマーを高濃度配合した例が特許文献3に開示されている。しかしこの方法では別途噴射剤を用いて発泡させる必要があり、この組成物を洗浄剤に添加しても充分な起泡性は得られない。
【0006】
かように、いずれの先行技術においても、カチオン性ポリマーを高濃度かつ安定に配合でき、同時に、洗浄剤に配合した際、洗浄剤の起泡性をはじめとする使用感を損なわない洗浄剤用組成物は知られていなかった。
【特許文献1】特開平6−329866号公報
【特許文献2】特開平特開平10−7808号公報
【特許文献3】WO96/32093号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明の目的は、洗浄剤の使用感を向上させるカチオン性ポリマーの高濃度品の製造が容易で、保存安定性が良好であり、洗浄剤に配合した際には、洗浄剤の起泡性を損ねず、優れた使用感を発現させる洗浄剤用組成物を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
斯かる実情に鑑み、本発明者は鋭意研究した結果、下記成分(A)、(B)及び(C)を特定の比率で含有する洗浄剤用組成物がカチオン性ポリマーを高濃度かつ安定に配合でき、優れた起泡性と使用感を付与することを見出し本発明を完成した。
【0009】
即ち、本発明は、次の成分(A)、(B)及び(C)を含有し、成分(A)の含有量が5〜40重量%であり、成分(B)と成分(C)の重量比率が(B)/(C)=0.5〜2.5である洗浄剤用組成物を提供するものである。
(A)カチオン性ポリマー及び両性ポリマーからなる群より選ばれる1種以上、
(B)一般式(1)
1O−(AO)n−R2 (1)
(式中、R1は炭素数8〜10の直鎖または分岐鎖のアルキル基またはアルケニル基を示し、AOは炭素数2〜4のアルキレンオキシ基を示し、平均付加モル数nは0.5〜4の数を示し、R2は水素原子又はメチル基を示す。)で表される化合物、
(C)両性界面活性剤及び陽イオン性界面活性剤からなる群より選ばれる1種以上。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、洗浄剤の使用感を向上させるカチオン性ポリマーの高濃度品の製造が容易で、保存安定性が良好であり、洗浄剤に配合した際には、洗浄剤の起泡性を損ねず、優れた使用感を発現させる洗浄剤用組成物が得られる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
成分(A)のカチオン性ポリマーとしては、下記(a)〜(d)からなる群より選ばれる1種以上が挙げられる:
(a)カチオン化セルロース誘導体、
(b)カチオン化グアーガム誘導体、
(c)ジアリル4級アンモニウム塩重合物及びジアリル4級アンモニウム塩/アクリルアミド共重合物からなる群より選ばれる1種以上、
(d)メタクリロイルオキシエチル4級アンモニウム塩/アクリルアミド共重合物。
【0012】
成分(A)の両性ポリマーとしては、下記(e)〜(f)からなる群より選ばれる1種以上が挙げられる:
(e)ジアリル4級アンモニウム塩/アクリル酸共重合物、アクリル酸/ジアリル4級アンモニウム塩/アクリルアミド共重合物からなる群より選ばれる1種以上、
(f)アクリル酸/メタクリルアミドプロピル4級アンモニウム塩/アクリル酸アルキルエステル共重合物。
【0013】
成分(A)の(a)カチオン化セルロース誘導体について、以下に詳述する。
(a)カチオン化セルロース誘導体としては、次の一般式(VI)で表されるものが好ましい。
【0014】
【化1】

【0015】
(I)式中、Aはアンヒドログルコース単位の残基を示し、aは50〜20000の整数であり、各R21は、それぞれ次の一般式(VII)で表される置換基を示す。
【0016】
【化2】

【0017】
式(VII)中、R'及びR"は炭素数2又は3のアルキレン基、bは0〜10の整数、cは0〜3の整数、dは0〜10の整数、R'''は炭素数1〜3のアルキレン又はヒドロキシアルキレン基、R22、R23及びR24は同じか又は異なっており、炭素数10までのアルキル基、アリール基、又はアラルキル基を示すか、又は式中の窒素原子を含んで塩素環を形成してもよく、そしてX1は陰イオン(塩素、臭素、沃素、硫酸、スルホン酸、メチル硫酸、リン酸、硝酸等)を表す。
カチオン化セルロースのカチオン置換度は、0.01〜1、すなわちアンヒドログルコース単位あたりのcの平均値は、0.01〜1、好ましくは0.02〜0.5である。又、b+dの合計は平均1〜3である。置換度は、0.01以下では充分でなく、又1以上でもかまわないが、反応収率の点より1以下が好ましい。例えばR22、R23及びR24としては全てCH3基、又は2つのCH3基などの短鎖アルキル基であり、残り1つが炭素数10〜20の長鎖アルキル基であるものが好ましい。ここで用いるカチオン化セルロースの分子量は約10万〜800万の間である。
例えば、市販品としては、ポイズC−80H〔花王(株)製〕やポリマーJR−400(ダウケミカル社製)等が挙げられる。
【0018】
成分(A)の(b)カチオン化グアーガム誘導体について、以下に詳述する。
(b)カチオン化グアーガム誘導体としては、次の一般式(VIII)で表されるものが好ましい。
【0019】
【化3】

【0020】
式(VIII)中、Dはグアーガム残基、R25はアルキレン基又はヒドロキシアルキレン基、R26、R27及びR28は同じか又は異なっており、炭素数10以下のアルキル基、アリール基、又はアラルキル基を示すか、又は式中の窒素原子を含んで複素環を形成してもよく、X3は陰イオン(塩素、臭素、沃素、硫酸、スルホン酸、メチル硫酸、リン酸、硫酸等)、そしてfは正の整数を示す。
カチオン化グアーガム誘導体のカチオン置換度は、0.01〜1、特に0.02〜0.5個のカチオン基が糖ユニットに導入されたものが好ましい。この型のカチオン性ポリマーは、特公昭58-35640号公報、特公昭60-46158号公報、及び特開昭58-53996号公報中に記載されており、例えば市販品としては、ローディア社(Rhodia Inc.)から商標名ジャガー(Jaguar)で市販されており、ジャガーC−13C等が挙げられる。
【0021】
成分(A)の(c)ジアリル4級アンモニウム塩重合物又はジアリル4級アンモニウム塩/アクリルアミド共重合物について、以下に詳述する。
(c)ジアリル4級アンモニウム塩重合物又はジアリル4級アンモニウム塩/アクリルアミド共重合物としては、次の一般式(IX)又は(X)で表されるものが好ましい。
【0022】
【化4】

【0023】
【化5】

【0024】
式(IX)及び(X)中、R33及びR34は同じか又は異なっており、水素原子、アルキル基(炭素数1〜18)、フェニル基、アリール基、ヒドロキシアルキル基、アミドアルキル基、シアノアルキル基、アルコキシアルキル基、又はカルボアルコキシアルキル基、R35、R36、R37及びR38は同じか又は異なっており、水素原子、低級アルキル基(炭素数1〜3)、又はフェニル基、X4は陰イオン(塩素、臭素、沃素、硫酸、スルホン酸、メチル硫酸、硫酸など)、gは1〜50の整数、hは0〜50の整数、そしてiは150〜8000の整数を示す。
ジアリル4級アンモニウム塩/アクリルアミド共重合物の分子量としては約3万〜200万、好ましくは100万〜200万の範囲が良い。
例えば、市販品としては、ナルコ社から商標名マーコートで市販されており、マーコート100やマーコート550等が挙げられる。
【0025】
成分(A)の(d)メタクリロイルオキシエチル4級アンモニウム塩/アクリルアミド共重合物について、以下に詳述する。
(d)メタクリロイルオキシエチル4級アンモニウム塩/アクリルアミド共重合物としては、次の一般式(XI)で表されるものが好ましい。
【0026】
【化6】

【0027】
式(XI)中、R41、 R 42及びR43は、同じか又は異なっており、水素原子、アルキル基(炭素数1〜18)、フェニル基、アリール基、ヒドロキシアルキル基、アミドアルキル基、シアノアルキル基、アルコキシアルキル基、又はカルボアルコキシアルキル基、R44及びR45は同じか又は異なっており、水素原子、低級アルキル基(炭素数1〜3)、又はフェニル基、Xは陰イオン(塩素、臭素、沃素、硫酸、スルホン酸、メチル硫酸、硫酸など)、jは5〜20の整数、kは80〜95の整数を表す。
メタクリロイルオキシエチル4級アンモニウム塩/アクリルアミド共重合物の分子量としては約100万〜1000万、好ましくは200万〜600万の範囲が良い。
例えば、市販品としては、ナルコ社から商標名マーコートで市販されており、マーコート5等が挙げられる。
【0028】
成分(A)の(e)ジアリル4級アンモニウム塩/アクリル酸共重合物、アクリル酸/ジアリル4級アンモニウム塩/アクリルアミド共重合物からなる群より選ばれる1種以上、について、以下に詳述する。
(e)ジアリル4級アンモニウム塩/アクリル酸共重合物、アクリル酸/ジアリル4級アンモニウム塩/アクリルアミド共重合物からなる群より選ばれる1種以上としては、次の一般式(XII)で表されるものが好ましい。
【0029】
【化7】

【0030】
式(XII)中、R 51及びR52は、同じか又は異なっており、水素原子、アルキル基(炭素数1〜18)、フェニル基、アリール基、ヒドロキシアルキル基、アミドアルキル基、シアノアルキル基、アルコキシアルキル基、又はカルボアルコキシアルキル基、R 53、R54、R55及びR56は同じか又は異なっており、水素原子、低級アルキル基(炭素数1〜3)、又はフェニル基、qは5〜25の整数、rは15〜50の整数、sは25〜80の整数を表す。
ジアリル4級アンモニウム塩/アクリル酸共重合物、アクリル酸/ジアリル4級アンモニウム塩/アクリルアミド共重合物の分子量としては60万〜300万、好ましくは100万〜200万の範囲が良い。
例えば、市販品としては、ナルコ社から商標名マーコートで市販されており、マーコート280やマーコートプラス3330等が挙げられる。
等が挙げられる。
【0031】
成分(A)の(f)アクリル酸/メタクリルアミドプロピル4級アンモニウム塩/アクリル酸アルキルエステル共重合物について、以下に詳述する。
(f)アクリル酸/メタクリルアミドプロピル4級アンモニウム塩/アクリル酸アルキルエステル共重合物としては、次の一般式(XIII)で表されるものが好ましい。
【0032】
【化8】

【0033】
式(XIII)中、R61、 R 62及びR63は同じか又は異なっており、水素原子、アルキル基(炭素数1〜18)、フェニル基、アリール基、ヒドロキシアルキル基、アミドアルキル基、シアノアルキル基、アルコキシアルキル基、又はカルボアルコキシアルキル基、tは30〜60の整数、uは30〜60の整数、vは5〜20の整数を表す。
アクリル酸/メタクリルアミドプロピル4級アンモニウム塩/アクリル酸アルキルエステル共重合物の分子量としては60万〜300万、好ましくは100万〜200万の範囲が良い。
例えば、市販品としては、ナルコ社から商標名マーコートで市販されており、マーコート2001等が挙げられる。
【0034】
成分(A)は洗浄剤用組成物中に、5〜40重量%含まれるが、製造時のハンドリング性とポリマーの高濃度化の観点から9〜30重量%、更に9〜25重量%、特に9〜20重量%含まれることが好ましい。
【0035】
成分(B)は前記一般式(1)で表される化合物である。
成分(B)の一般式(1)において、R1は炭素数8〜10の直鎖または分岐鎖のアルキル基またはアルケニル基である。低臭化の観点から直鎖アルキル基が好ましい。起泡性の観点からR1は炭素数8のものが好ましく、混合アルキルの場合、炭素数8のものが50モル%以上、更に80モル%以上、特に98モル%以上であるのが好ましい。
【0036】
成分(B)の一般式(1)において、AOは炭素数2〜4のアルキレンオキシ基であり、プロピレンオキシ基(以下POと言う)及び/又はエチレンオキシ基(以下EOと言う)が好ましく、POとEOはブロックでもランダムでも良いが、ブロックが好ましく、低臭化の観点からPO、EOの順にブロック状に配列しているのがより好ましく、特にPOのみのものが好ましい。
【0037】
成分(A)の一般式(1)の化合物において、平均付加モル数nは0.5〜4の数を示すが、起泡性と低臭化の観点から1.0〜3.0、更に2.0〜3.0、より更に2.0〜2.8、特に2.0〜2.5が好ましい。
【0038】
一般式(1)中のR2は、水素原子またはメチル基を示すが、水素原子が好ましい。
【0039】
成分(B)は、洗浄剤用組成物中に5〜60重量%、更に10〜40重量%、特に15〜30重量%含まれるのが洗浄剤の起泡性、ポリマーの高濃度化の観点から好ましい。
【0040】
成分(C)は、両性界面活性剤及び陽イオン性界面活性剤からなる群より選ばれる1種以上の界面活性剤である。
成分(C)として、陰イオン性界面活性剤を用いた場合は、カチオン性ポリマーと陰イオン性界面活性剤との相互作用が強すぎて、増粘して製造が困難となり、非イオン性界面活性剤を用いた場合は、組成物中のポリマー分が分離、沈殿するなどして安定性が悪化する。カチオン性ポリマーと適度な相互作用を生じる両性や陽イオン性の界面活性剤が本発明組成物に必要である。また、本発明品を添加した洗浄剤の起泡性向上の観点から両性界面活性剤であることが好ましい。
具体的には以下のものが挙げられる。
【0041】
両性界面活性剤としては、ベタイン系界面活性剤等が挙げられる。このうち、イミダゾリン系ベタイン、アルキルジメチルアミノ酢酸ベタイン、脂肪酸アミドプロピルベタイン、アルキルヒドロキシスルホベタイン等のベタイン系界面活性剤がより好ましく、アルキルカルボキシメチルヒドロキシエチルイミダゾリウムベタイン、脂肪酸アミドプロピルベタイン及びアルキルヒドロキシスルホベタインが特に好ましい。脂肪酸アミドプロピルベタイン及びアルキルヒドロキシスルホベタインは、炭素数8〜18、特に炭素数10〜16のアルキル基を有するものが好ましく、特にラウリン酸アミドプロピルベタイン、パーム核油脂肪酸アミドプロピルベタイン、ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタイン、ラウリルヒドロキシスルホベタイン等が好ましい。
【0042】
陽イオン性界面活性剤の例として、特開2000-178146号公報に記載の、下記一般式(3):
【0043】
【化9】

【0044】
〔式中、R5、R6、R7及びR8のうち、少なくとも1個は総炭素数12〜28のアルコキシ基、好ましくは16〜28の直鎖又は分岐鎖のアルコキシ基、アルケニルオキシ基、アルカノイルアミノ基、アルケノイルアミノ基、アルカノイル基又はアルカノイルオキシ基が置換していてもよい直鎖又は分岐鎖のアルキル基又はアルケニル基を示し、残余はベンジル基、炭素数1〜5のアルキル基、ヒドロキシアルキル基又は合計付加モル数10以下のポリオキシエチレン基を示し、Z-はハロゲンイオン又は有機アニオン、例えばアセテート、シトレート、ラクテート、グリコレート、ホスフェート、ニトレート、スルフォネート、スルフェート、及びアルキルスルフェート基から選択されたものを示す。〕
で表される第4級アンモニウム塩が挙げられる。
【0045】
上記化合物(3)の好ましい例として、R5、R6、R7及びR8のうち、少なくとも1個が総炭素数8〜22のアルコキシ基で置換していても良いアルキル基で、残余は、メチル基、エチル基、ベンジル基を示すものが挙げられる。さらに好ましい具体例としては、塩化ステアリルトリメチルアンモニウムや塩化オクダデシロキシプロピルトリメチルアンモニウムのような塩化モノ長鎖アルキルトリメチルアンモニウム、塩化ジステアリルジメチルアンモニウムや塩化分岐ジアルキルジメチルアンモニウムのような塩化ジ長鎖アルキルジメチルアンモニウム等が挙げられる。
成分(C)は、洗浄剤用組成物中に5〜60重量%、更に10〜40重量%、特に15〜30重量%含まれるのが洗浄剤の起泡性、ポリマーの高濃度化の観点から好ましい。
【0046】
成分(B)と(C)の比率は、洗浄剤用組成物の安定性の観点から重量比率が(B)/(C)=0.5〜2.5、更に0.6〜2.0、特に0.6〜1.7、最も0.8〜1.2が好ましい。
【0047】
成分(A)と成分(B)+(C)の比率は、カチオン化ポリマーの高濃度化と洗浄剤の起泡性の観点から重量比率が(A)/〔(B)+(C)〕=0.10〜2.0、更に0.15〜1.5、特に0.20〜1.0、最も0.25〜0.8が好ましい。
【0048】
本発明の洗浄剤用組成物は、製造時のハンドリング性や安定性向上の観点から、さらに成分(D)を加えることが好ましい。
成分(D)は一般式(2)
3O−(AO)m−R4 (2)
(式中、R3、R4は水素原子又はメチル基を示し、AOは炭素数2〜4のアルキレンオキシ基を示し、mは1〜3の整数を示す。)で表される溶剤であり、一般式(2)において、R3、R4は水素原子又はメチル基を示し、AOは炭素数2〜4のアルキレンオキシ基を示し、mは1〜3の整数を示す。
3、R4のいずれか1つが水素原子であることが好ましく、特に両方とも水素原子であることが好ましい。
AOは炭素数2〜4のアルキレンオキシ基であり、プロピレンオキシ基(以下POと言う)及び/又はエチレンオキシ基(以下EOと言う)が好ましく、特にPOのものが好ましい。
mは1もしくは2が好ましい。
成分(D)の好ましい例として、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、及び1,2ブタンジオールなどが挙げられる。
成分(D)は、洗浄剤用組成物中に1〜20重量%、更に2〜15重量%、特に3〜10重量%含まれるのが起泡性、安定性向上の観点から好ましい。
【0049】
本発明の洗浄剤用組成物には、安定性や洗浄剤組成物に添加した際の、洗浄剤の起泡性や使用感を損ねない範囲で、陰イオン界面活性剤、本発明の成分(B)以外の非イオン活性剤、及び油性成分を含有することができる。
陰イオン界面活性剤としては、硫酸系、スルホン酸系、カルボン酸系、リン酸系及びアミノ酸系のものが好ましく、例えばアルキル硫酸塩、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル硫酸塩、ポリオキシアルキレンアルケニルエーテル硫酸塩、スルホコハク酸アルキルエステル塩、ポリオキシアルキレンスルホコハク酸アルキルエステル塩、ポリオキシアルキレンアルキルフェニルエーテル硫酸塩、アルカンスルホン酸塩、アシルイセチオネート、アシルメチルタウレート、高級脂肪酸塩、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル酢酸塩、アルキルリン酸塩、ポリオキシアルキレンアルキルエーテルリン酸塩、アシルグルタミン酸塩、アラニン誘導体、グリシン誘導体、アルギニン誘導体等が挙げられる。
これらのうち、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩、ポリオキシエチレンアルケニルエーテル硫酸塩、アルキル硫酸塩、高級脂肪酸塩、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル酢酸塩、アルキルリン酸塩、ポリオキシアルキレンアルキルエーテルリン酸塩、が好ましく、特に一般式(4)又は(5)で表されるものが好ましい。
R9-O(CH2CH2O)pSO3M (4)
R10-OSO3M (5)
〔式中、R9は炭素数10〜18のアルキル基又はアルケニル基を示し、R10は炭素数10〜18のアルキル基を示し、Mはアルカリ金属、アルカリ土類金属、アンモニウム、アルカノールアミン又は塩基性アミノ酸を示し、pはエチレンオキサイド平均付加モル数で、1〜5の数を示す。〕
【0050】
本発明の成分(B)以外の非イオン活性剤としては、ポリオキシアルキレンソルビタン脂肪酸エステル類、ポリオキシアルキレンソルビット脂肪酸エステル類、ポリオキシアルキレングリセリン脂肪酸エステル類、ポリオキシアルキレン脂肪酸エステル類、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル類、ポリオキシアルキレンアルキルフェニルエーテル類、ポリオキシアルキレン(硬化)ヒマシ油類、ショ糖脂肪酸エステル類、ポリグリセリンアルキルエーテル類、ポリグリセリン脂肪酸エステル類、脂肪酸アルカノールアミド、アルキルグリコシド類等が挙げられる。このうち、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル類、アルキルグリコシド類、ポリオキシアルキレン脂肪酸(炭素数8〜20)エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、脂肪酸アルカノールアミドが好ましい。ポリオキシアルキレンアルキルエーテル類としては、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシプロピレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレン・ポリオキシプロピレンアルキルエーテルが好ましい。アルキルグリコシド類としては、アルキル基の炭素数8〜14で、糖(グルコース)の縮合度1〜2のものが好ましい。脂肪酸アルカノールアミドとしては、炭素数8〜18、特に炭素数10〜16のアシル基を有するものが好ましく、またモノアルカノールアミド、ジアルカノールアミドのいずれでもよいが炭素数2〜3のヒドロキシアルキル基を有するものが好ましい。脂肪酸アルカノールアミドの具体例としては、オレイン酸ジエタノールアミド、パーム核油脂肪酸ジエタノールアミド、ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド、ラウリン酸ジエタノールアミド、ポリオキシエチレンヤシ油脂肪酸モノエタノールアミド、ヤシ油脂肪酸モノエタノールアミド、ラウリン酸モノイソプロパノールアミド、ラウリン酸モノエタノールアミド、パーム核油脂肪酸メチルエタノールアミド、ヤシ油脂肪酸メチルエタノールアミド等が挙げられる。
【0051】
油性成分としては、高級アルコール、シリコーン、及びエステル油、炭化水素類、グリセリド類、植物油、動物油、ラノリン誘導体、高級脂肪酸エステル類、等が挙げられ、高級アルコール、エステル油及び/又はシリコーンが好ましく、高級アルコール及び/又はシリコーンが特に好ましい。
【0052】
本発明の洗浄剤用組成物は更に、保湿剤、多糖類、ポリペプタイド、パール化剤、成分(D)以外の溶剤、液晶形成基剤、色素、香料、噴射剤、エデト酢酸塩やクエン酸塩などのキレート剤、pH調整剤、防腐剤、抗フケ剤等を、適宜配合することができる。
【0053】
本発明の洗浄剤用組成物は、成分(A)、(B)及び(C)を20〜70℃の温度で撹拌混合して製造でき、好ましくは皮膚又は毛髪用に使用できる。また、その剤型は特に制限されないが、液体状、ペースト状、クリーム状とするのが好ましい。製造時に溶媒を用いるのが好ましく、溶媒としては特に水又は(D)成分が好ましい。
【0054】
本発明の洗浄剤用組成物のpHは、20倍希釈液とした場合、25℃で3〜10、特に4〜9が好ましい。
本発明の洗浄剤用組成物は、皮膚又は毛髪用に使用されるのが好ましい。
【0055】
(洗浄剤への応用)
本発明の洗浄剤用組成物は、水で希釈して洗浄剤組成物として用いることや、界面活性剤やコンディショニング剤を添加して、洗顔剤、ボディシャンプー等の皮膚用洗浄剤、シャンプー等の毛髪用洗浄剤、または食器洗いなどの洗浄剤の成分として配合することができ、好ましくは、皮膚又は毛髪用洗浄剤組成物の成分として配合することができ、これらの洗浄剤用組成物を配合した洗浄剤組成物には、その目的に応じ任意成分を配合することができる。ここで、任意成分としては、通常これらの洗浄剤に配合されるアニオン性界面活性剤、非イオン性界面活性剤、本発明の成分(C)等の界面活性剤及び、油性成分や本発明の成分(A)及び本発明の成分(A)以外のカチオン性ポリマーなどが挙げられる。ここで、洗浄剤に使用される界面活性剤は、成分(B)及び(C)と同じものであってもよいし、相違するものであってもよい。
【0056】
本発明の成分(A)以外のカチオン性ポリマーとしては、たとえばソフケアKG-301W〔花王(株)製〕等のカチオン性基含有共重合体等が挙げられる。
【0057】
またその他の任意成分として、洗浄剤組成物中に通常使用されるその他の成分、例えば、メチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシビニルポリマー、キサンタンガム等の多糖類等の水溶性高分子;ポリオキシアルキレンソルビタンエステル、ポリオキシエチレングリコールジステアレート、エタノール等の粘度調整剤;エチレンジアミン四酢酸(EDTA)、ホスホン酸塩類等のキレート剤;メチルパラベン、ブチルパラベン等の防腐剤;ビタミンやその前駆体等の有効成分;レシチン、ゼラチン等の動植物抽出物又はその誘導体;ナイロンやポリエチレン等のポリマー微粉体;グリチルリチン酸ジカリウム等の消炎剤;トリクロサン、トリクロロカルバン、オクトピロックス、ジンクピリチオン等の殺菌剤や抗フケ剤;ジブチルヒドロキシトルエン等の酸化防止剤;パール化剤、紫外線吸収剤、pH調整剤、色素、香料、水を本発明の効果を損なわない範囲で必要に応じて配合することができる。
【0058】
本発明の洗浄剤用組成物を添加する洗浄剤組成物は、常法に従って製造でき、任意成分として洗浄剤に配合される界面活性剤と洗浄剤用組成物の比率は、起泡性と感触の観点から、重量比で界面活性剤/洗浄剤用組成物=1〜60であるが、5〜30がより好ましい。
本発明の洗浄剤用組成物は、1種以上を用いることができる。皮膚又は毛髪用洗浄剤組成物中の洗浄剤用組成物の含有量は、泡質、感触及びコンディショニング効果の観点から、全組成中に好ましくは0.5〜12重量%、より好ましくは2〜10重量%である。
また、その剤型も特に制限されず、液体状、ペースト状、クリーム状、固形状、粉末状など任意の剤型ができ、液体状、ペースト状、クリーム状とするのが好ましく、特に液体状とするのが好ましい。液体状とする場合には、液体媒体として水を用いるのが好ましい。
【実施例】
【0059】
実施例1
表3及び表4記載の組成物(カチオン性ポリマー、表1及び表2記載のアルキレングリコールなど)を調製し、洗浄剤用組成物とし、(1)製造時の状態、及び(2)安定性を評価した。この洗浄剤用組成物を洗浄剤に添加した際の(3)起泡性及び使用感を評価した。
【0060】
(1)製造時の状態
洗浄剤用組成物の状態を、次の規準で肉眼評価した。
○:配合時、粘度上昇せず、ゲル化も生じず容易に配合。
△:配合時ゲルを生じ配合困難。
×:粘度上昇し配合不可。
【0061】
(2)安定性
(40℃安定性試験)
洗浄組成物をガラスビン(高さ9.5cm、内径4.5cm)に入れ、40℃で10日間保存、40℃より取り出し室温に1時間放置、室温(25℃)保管品と比較し、外観を次の基準で肉眼評価した。
◎:全く変化を認めず、安定性非常に良好。
○:かすかに変化を認めるが、問題ないレベルであり安定性良好。
×:沈殿を生じ分離。
【0062】
(3)起泡性及び使用感試験
15重量%に希釈したポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸ナトリウム(SLES)(エチレンオキサイド平均付加モル数=2)[エマール270J〔花王(株)製〕]にポリマー分として0.3重量%となるように添加溶解した水溶液を調整した。
調整した水溶液を手のひらに1ml落として手、腕を洗浄したときの泡量、洗浄時の感触及びすすぎ時の指通りを専門パネラー10名により下記の評価基準に従い評価した。
(泡量)
4:泡量が非常に多い。
3:泡量が多い。
2:泡量がやや少ない。
1:泡量が少ない。
(洗浄時の感触)
4:感触が良いと感じた。
3:感触がやや良いと感じた。
2:感触がやや良くないと感じた。
1:感触が良くないと感じた。
【0063】
(濯ぎ時の感触)
4:感触が良いと感じた。
3:感触がやや良いと感じた。
2:比べ感触がやや良くないと感じた。
1:比べ感触が良くないと感じた。
10名の評価の平均点を求め、3.6以上を◎、2.6〜3.5を○、1.6〜2.5を△、1.5以下を×とした。
【0064】
【表1】

【0065】
【表2】

【0066】
【表3】

【0067】
【表4】

【0068】
実施例2
本発明品1に界面活性剤等を加え、下記組成のヘアシャンプーを製造した。
(成分) (重量%)
本発明品1 4.4
ポリオキシエチレン(1)ラウリルエーテル硫酸アンモニウム 12.0
ラウリン酸モノエタノールアミド 0.8
シリコーン* 1.0
香料,メチルパラベン 適量
精製水 バランス
計 100
*:シリコーン BY22−060;東レ・ダウコーニング(株)製
このヘアシャンプーは、起泡性が良好で、洗浄時から乾燥後まで指通りが良好で優れた使用感を有していた。
【0069】
実施例3
本発明品9に界面活性剤等を加え、下記組成のヘアシャンプーを製造した。
(成分) (重量%)
本発明品9 4.0
ポリオキシエチレン(3)ラウリルエーテル硫酸ナトリウム 18.0
ラウリン酸モノエタノールアミド 0.8
シリコーン* 1.0
香料,メチルパラベン 適量
精製水 バランス
計 100
*:シリコーン BY22−060;東レ・ダウコーニング(株)製
このヘアシャンプーは、起泡性が良好で、洗浄時から乾燥後まで指通りが良好で優れた使用感を有していた。
【0070】
実施例4
本発明品8に界面活性剤等を加え、下記組成のボディシャンプーを製造した。
(成分) (重量%)
本発明品8 5.6
ポリオキシエチレン(2)ラウリルエーテル硫酸ナトリウム* 16.0
アミドプロピルベタイン** 2.0
グリセリン 3.0
香料,メチルパラベン 適量
精製水 バランス
計 100
*:エマール270J;花王(株)製
**:アンヒトール20AB;花王(株)製
このボディシャンプーは、起泡性が良好で、洗浄時の泡質が良好で、乾燥後もしっとりとした、優れた使用感を有していた。
【0071】
実施例5
本発明品17に界面活性剤等を加え、下記組成のボディシャンプーを製造した。
(成分) (重量%)
本発明品17 3.3
ラウリルリン酸塩* 30.0
ラウリルヒドロキシスルホベタイン** 2.0
ソルビトール 5.0
香料,メチルパラベン 適量
精製水 バランス
計 100
*:プライオリー B−650D;花王(株)製
**:アンヒトール20DH;花王(株)製
このボディシャンプーは、起泡性が良好で、洗浄時の泡質が良好で、乾燥後もしっとりとした、優れた使用感を有していた。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
次の成分(A)、(B)及び(C)を含有し、成分(A)の含有量が5〜40重量%であり、成分(B)と成分(C)の重量比率が(B)/(C)=0.5〜2.5である洗浄剤用組成物:
(A)カチオン性ポリマー及び両性ポリマーからなる群より選ばれる1種以上、
(B)一般式(1)
1O−(AO)n−R2 (1)
(式中、R1は炭素数8〜10の直鎖または分岐鎖のアルキル基またはアルケニル基を示し、AOは炭素数2〜4のアルキレンオキシ基を示し、平均付加モル数nは0.5〜4の数を示し、R2は水素原子又はメチル基を示す。)で表される化合物、
(C)両性界面活性剤及び陽イオン性界面活性剤からなる群より選ばれる1種以上。
【請求項2】
成分(A)が (a)カチオン化セルロース誘導体、(b)カチオン化グアーガム誘導体、(c)ジアリル4級アンモニウム塩重合物及びジアリル4級アンモニウム塩/アクリルアミド共重合物からなる群より選ばれる1種以上、(d)メタクリロイルオキシエチル4級アンモニウム塩/アクリルアミド共重合物、(e)ジアリル4級アンモニウム塩/アクリル酸共重合物及びアクリル酸/ジアリル4級アンモニウム塩/アクリルアミド共重合物からなる群より選ばれる1種以上、並びに(f)アクリル酸/メタクリルアミドプロピル4級アンモニウム塩/アクリル酸アルキルエステル共重合物からなる群より選ばれる1種以上、からなる群から選ばれる1種以上である請求項1記載の洗浄剤用組成物。
【請求項3】
更に、一般式(2)で表される成分(D)
3O−(AO)m−R4 (2)
(式中、R3及びR4は水素原子又はメチル基を示し、AOは炭素数2〜4のアルキレンオキシ基を示し、mは1〜3の整数を示す。)
を含有する請求項1又は2記載の洗浄剤用組成物。
【請求項4】
成分(A)と〔成分(B)+成分(C)〕との重量比率が成分(A)/〔成分(B)+成分(C)〕=0.1〜2である請求項1〜3の何れか1項記載の洗浄剤用組成物。
【請求項5】
請求項1〜4記載の何れか1項記載の洗浄剤用組成物と界面活性剤及び/又は水とを配合して得られる皮膚又は毛髪用に使用される洗浄剤組成物。
【請求項6】
請求項1〜4記載の何れか1項記載の洗浄剤用組成物と界面活性剤及び/又は水とを混合する工程を有する洗浄剤組成物の製造方法。
【請求項7】
界面活性剤と請求項1〜4の何れか1項記載の洗浄剤用組成物との重量比率が、界面活性剤/請求項1〜4の何れか1項記載の洗浄剤用組成物=1〜60である請求項6記載の洗浄剤組成物の製造方法。
【請求項8】
全洗浄剤組成物中に請求項1〜4の何れか1項記載の洗浄剤用組成物が0.5〜12重量%含まれる請求項6又は7記載の洗浄剤組成物の製造方法。

【公開番号】特開2008−163237(P2008−163237A)
【公開日】平成20年7月17日(2008.7.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−355716(P2006−355716)
【出願日】平成18年12月28日(2006.12.28)
【出願人】(000000918)花王株式会社 (8,290)
【Fターム(参考)】