説明

流路用継手アセンブリ

流路を取外可能に接続するための継手アセンブリは、雄型継手部材(102)と雌型継手部材(103)とを備え、それらはプローブ(106)とソケット(122)をそれぞれ挿入することにより係合される。各継手部材は、流路に連結するために設けた第1端を有する。使用時に係合されると、継手部材は、第1長軸(B)と同軸で、各継手部材の貫通孔からなる流路により、真っ直ぐな流体管を提供する。使用時に係合されると、プローブ及びソケットは、第1軸に対して傾斜する第2長軸(A)と同軸に配置される。シール手段(115、128)は、ソケット及びプローブにそれぞれ隣接する環状シールリングを備え、使用時に係合されると、貫通孔とソケットの間の交差部の両側に配置される。シール配列により、流体管内の流体が前記継手部材の分離に抵抗する正味の力を発揮する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、継手アセンブリ、特に、流路を取外可能に接続するのに適した継手アセンブリに関する。
【背景技術】
【0002】
多くの技術分野で、流体が流れる2つの通路(例えば、パイプやホース)を迅速に、しかも取外可能に連結できるようにすることが共通の要望である。搬送する流体の範囲は、それらの特性と共に、医療用酸素マスクでの空気等のガスや、海底での掘削作業でのオイル等の液体を含む広い範囲で変化する。継手アセンブリを通過する流体の圧力は、酸素マスクの場合の、アセンブリの周囲とほぼ等しい圧力から、オイルのパイプラインの場合の、周囲圧力の数倍の圧力での高圧の流体まで変化する。
【0003】
多くの急速着脱継手構造が本技術分野で公知であり、流路の接続を容易にするために、流路の端部に対応する継手部材が設けられている。この継手部材には、ソケットを備えた雌型継手部材と、ソケットに保持可能なプローブを備えた、対応する雄型継手部材とが設けられている。さらに、継手部材には、雄型及び雌型継手部材が分離されると、端部が流体の漏出を防止するようにシールするようなブレイクアウトバルブが設けられている。
【0004】
しかしながら、ソケットとプローブを備えた着脱継手構造では、雄型及び雌型継手部材を分離するように作用する大きな分離力が生成される。分離力は、雄型継手部材の端部に圧力を作用させる継手アセンブリ内での流体圧により生成され、ソケットが位置するプローブの断面領域に圧力が作用する。その結果、分離力が高圧の流体と大きな径とで急速に大きくなる。分離力が継手部品を保持する摩擦力よりも大きくなるとき、継手アセンブリが分離されることを防止するため、機械的な追加の保持装置を組み込む必要がある。
【0005】
ところで、そのような機械的な保持装置は、継手アセンブリに作用する予め決められた力で破損することが必要である。例えば、航空機に燃料を補給するため、給油機は燃料パイプラインを牽引する。給油機から離れたパイプラインの端部はドローグであり、このドローグは雌型継手部材を備える。補給される航空機は、前方に延びるプローブを備え、その端部には雄型継手部材が形成されている。乱気流で、航空機の相対的な位置が少し変化する場合、分離することを防止するため、継手アセンブリには何らかの保持手段を組み込まれなければならない。但し、緊急の状況では、継手部材は予め決められた力で分離することが必須である。この力は、ブレイクアウト力として公知である。
【0006】
このように要求されるブレイクアウト力は、継手アセンブリ内の流体によって雄型部材に作用する分離力に打ち勝つために使用される機械的な保持装置の強度に比べると相対的に小さい。この結果、設計上の強度のため、保持装置を、理想として要求されるよりは高い付加力で強制的に破損又は分離させることが可能となる。
【0007】
継手アセンブリの分離力を打ち消すために使用される機構は、ブレイクアウト力を独立して調整するために、ブレイクアウト力を提供するために使用される機構から分離することができる。
【0008】
流体によって生成された分離力に加えて、その分離力を打ち消すように、分離を阻止すべく作用する力が流体によって生成される継手アセンブリを配置することにより、その内部での分離力が削減されることが公知である。継手アセンブリは、雌型継手部材が位置する雄型継手部材の断面領域と同様な圧力を流体が作用させる内面を備えるように配置されている。したがって、継手部材では「圧力が釣り合っている」と言われ、その結果、内部の流体圧力のため、分離良くは効果的に正味ゼロとなる。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
しかしながら、一般に、着脱継手構造は、1つの導管又はパイプと他の導管又はパイプとの間で流体を流動させる際、乱流を発生させる突出部や流路を備える。また、そのような継手で「ピグする(pig:厳密に油種を分離する)」ことは不可能であるが、それは、石油輸送産業で必要とされており、清掃したり、必要な大きさにしたり、あるいは、検査したりする目的のため、パイプラインの内部で装置を移動させることである。
【0010】
本発明の目的とするところは、上述の又は他の欠点の少なくとも1つを克服するように試みることである。
【課題を解決するための手段】
【0011】
本発明の一態様では、流路を取外可能に連結するための継手アセンブリは、雄型及び雌型継手部材を備え、使用時、雌型部材のソケット内に雄型部材のプローブを挿入することにより連結され、各継手部材が、流路に連結するために設けた第1端と、該第1端から延びる貫通孔とを備え、使用時に接続されると、各継手部材の貫通孔は第1長軸と同軸であり、プローブ及びソケットは前記第1長軸に対して傾斜する第2長軸と同軸であり、前記貫通孔が2つの流路の間に流体管を提供し、流体がシール手段によって前記流体管内に保持される。
【0012】
第1長軸と第2長軸の間の傾斜角は5°と35°の間であるのが好ましい。第1長軸と第2長軸の間の傾斜角は10°と30°の間であるのがより好ましい。第1長軸と第2長軸の間の傾斜角は15°と25°の間であるのがさらに好ましい。
【0013】
前記シール手段は、第1及び第2環状シールリングを備えるのが好ましい。シールリングは、使用時に、貫通孔とソケットの間の交差部分の双方に配設してもよい。シールリングは共に、分離力が生成されないように、プローブの外方環状シールリングであってもよい。また、シールリングは共に、分離力が生成されないように、ソケット内の内方環状シールリングであってもよい。しかしながら、第1環状シールリングがソケット内の内方環状シールリングを備え、第2環状シールリングがプローブに外方環状シールリングを備えていてもよく、これによれば、流体管内の流体が、前述の接続された継手部材の分離に抵抗する正味の力を提供するために、内面に圧力を作用させる。
【0014】
他の継手構造と比較すると、システムを釣り合わせる分離力すなわち圧力を生成するというよりもむしろ、継手アセンブリ内の流体圧がこのアセンブリに作用するように配設され、雄型及び雌型継手部材の分離力に逆らう正味の力を提供する。アセンブリ内の寸法を調整することにより、この正味の力(「引張」力)を所望のアウトブレイク力に設定するか、あるいは、代替機構によって所望のアウトブレイク力よりも相対的に低く設定することができる。
【0015】
また、本発明は、2つの流路の間での単一の直列流路を提供し、継手を「ピッグする(pig:厳密に油種を分離する)」ことができる。
【0016】
本発明のさらなる態様において、流路を取外可能に連結する方法は、雄型継手部材のプローブを雌型継手部材の対応するソケットに挿入する工程を備え、前記継手部材は、流路の端部に、2つの流路の間の合流点で連結され、各継手部材は、流路に連結するように配設される第1端と、該第1端から延びる貫通孔とを備え、使用時に接続されると、各継手部材の貫通孔は、第1長軸と同軸であり、プローブ及びソケットは第1長軸に対して傾斜する第2長軸と同軸であり、前記貫通孔は、2つの流路の間に流体管を提供し、流体はシール手段によって前記流体管に保持される。
【0017】
本発明は、ここで引用された特徴又は限定の全ての組み合わせを含む。
【発明を実施するための最良の形態】
【0018】
図1及び図2は、本発明に係る第1実施形態を示す。継手アセンブリ101は、雄型継手部材102及び雌型継手部材103を備え、これらは図1及び図2で、それぞれ分離及び連結されている。本実施形態では、継手軸A(流路のための導管を形成するため、雄型継手部材102が雌型継手部材103に挿入される長軸)と、前記導管によって形成される流体軸Bが設けられている。軸Aと軸Bとは約20°の角度αに制限されている。
【0019】
雄型継手部材102は、隣接部104と、プローブ106としての先端領域とを備える。プローブは、円柱状のロッドであり、継手軸Aと同軸である。さらに、雄型継手部材は、円筒状の貫通孔108を備え、流体軸Bと同軸の真っ直ぐな軸であり、第1開口と第2開口の間を連通する。前記貫通孔はほぼ均一な直径を備える。隣接部の先端は、貫通孔108の第1開口を有し、第1流路(図示せず)に連通している。前記貫通孔の第2開口は、プローブの円周面に形成されている。
【0020】
雄型継手部材102はさらに停止部材110を備え、隣接部104の周囲に延設されている。停止部材110は、プローブと隣接部がほぼ交差する位置に前方隣接面112を有する。
【0021】
貫通孔108は、ほぼ均一な厚さの側壁114によって形成され、流体圧によって作用する力に耐える。ここに記載するように、使用時、継手アセンブリには曲げ力が作用する。前方隣接面112の領域での側壁厚さは、そのような曲げ力に耐える補助となる。
【0022】
雄型継手部材102は、さらにプローブの自由端の近傍に外方環状シールリングを備える。シールリング115は、プローブの外周に形成された環状溝をシールする。シールリングの外径は、プローブが雌型継手部材103に挿入されるとき、シールリングによるシールを確実にするために、プローブの外径よりも大きくなっている。
【0023】
小径の貫通孔117が先端に隣接してプローブに設けられている。
【0024】
雄型継手部材は、公知のどのような製造方法で製造してもよく、例えば、鋳造又はブロックからの機械加工によって製造すればよい。また、隣接端とプローブの軸を同軸とし、貫通孔を閉鎖するロッドから雄型部材を機械加工するのが好ましい。そして、ロッドは曲げることができるので、隣接端及びプローブの軸は、貫通孔が機械加工される前に角度aで傾斜させればよい。
【0025】
雌型継手部材103は、雄型継手部材102の貫通孔108と同一内径の貫通孔121と、ソケット122とを有する本体を備える。貫通孔121及びソケット122は共に、略円筒形状で、真っ直ぐである。貫通孔121の開口を有する雌型継手部材103の開口端領域124は、第2流路(図示せず)に連通している。ソケット122の軸は、継手軸Aと同軸である。ソケット122は、雄型継手部材102のプローブを隙間無く収容するサイズとなっている。
【0026】
ソケット122は、端面126へと延びる盲穴を備える。ソケットの内周には、その開口に隣接して、内方環状シールリング128が配設されている。環状シールリング128は、ソケット122内の環状溝をシールする。シールリングの内径は、ソケットの穴の内径よりも小さく、プローブ106がソケット122に挿入されると、シールリング128がプローブの外周面を確実にシールする。
【0027】
端面126は流出口130を有し、ソケットは雌型継手部材103の周囲に連通する。
【0028】
貫通孔121は、開口端領域124と、ソケット122の円周壁の開口132とを連通する。開口132は、内方環状シールリング128とソケットの閉鎖端との間に位置している。
【0029】
開口端領域124は、雌型継手部材103の本体から延び、貫通孔121の軸方向に配置される略円筒形状のロッドからなる。開口端領域124では、側壁134が貫通孔を形成する。側壁134は、ほぼ均一な厚さであり、内部流体の圧力によって発生する力に耐えるのに十分である。
【0030】
雌型継手部材103の本体は、使用中、全ての壁面が作用する力、特に、ソケット及び貫通孔を連結角度よりも小さくなるように真っ直ぐにさせるような、ここで記載した曲げ力に耐えるのに十分な厚さである。
【0031】
径方向の同一直線上に形成される一対の小さな貫通孔136が、自由端に隣接するソケットの壁面に設けられている。
【0032】
雌型継手部材は、公知のどのような製造方法、例えば、鋳造、あるいは、ブロックからの機械加工により製造することができる。但し、雌型継手部材は2つの部品から製造するのが好ましい。第1部品は、ロッドから機械加工され、ソケットの軸に対して径方向及び軸方向の全機能を備え、第2部品は、第1部品に取り付けられるロッド又はチューブを備える。第2部品の軸は、第1部品に対して角度αで傾斜している。第2部品は、2つの部品の間にシールされた接合部を形成する公知のどのような方法によって接合してもよい。貫通孔は機械加工すればよい。
【0033】
継手の効果により、雄型及び雌型継手部材は、図1に示す位置へと移動した後、プローブ106がその軸(軸A)に沿ってソケット122内へと前進する。挿入中、プローブの外周面に設けた外方環状シールリング115は、少なくとも1つのリングが、ソケットの内周面に設けた内方環状シールリングを通過することができるように、通常、それらは共に弾性樹脂材料で構成されている。
【0034】
プローブが継手軸Aに沿ってソケット22内に十分に挿入されると、停止部材110の隣接部は雌型継手部材103に隣接して移動を中止する。この位置では、雄型継手部材の貫通孔108が雌型継手部材の貫通孔121と同軸となるように移動し、それらは流動軸Bで同一直線上に位置する。上述のように、これら貫通孔は同一内径であり、その結果、それらが接合されると、段差のない真っ直ぐな流路(図2参照)を形成する。
【0035】
流体出口130は、ソケット122へのプローブ6の挿入を補助する。プローブ106をソケット122に挿入する前に、ソケットには周囲の流体、例えば、空気や海水が収容される。プローブがソケット内に挿入されるので、外方シールリング115がソケットの壁面をシールする。この結果、周囲の流れは、ソケットに対して相対的にプローブの移動方向に向かう。ソケット内に収容される少量の周囲の流体は、雌型継手部材の貫通孔124を流下する。しかしながら、一旦、シールリング16が貫通孔の開口132を通過すれば、流体は出口130のみを介してソケットから流出する。なお、出口130の大きさが、プローブ106の挿入時に発生する抵抗力を決定することは明らかである。
【0036】
使用時、流体、例えば、石油、水、あるいは、水性液体が、加圧状態で、継手部材の導管を流動する。導管により、流体は2つの流路、実質的には、雄型及び雌型継手部材102及び103の貫通孔108及び121を流動する。しかしながら、前記2つの孔の交差部分では、プローブの外径がソケットの内径よりも小さく、それはプローブをソケットに挿入するために必要であるため、プローブとソケットの間の環状スペースにも流体が存在する。外方環状シールリング115は、プローブとソケットの壁面の間をシールし、流体がソケットの閉鎖端に向かって流出することを阻止する。内方環状シールリング128は、ソケットとプローブの半径面の間をシールし、流体がソケットの開口端に向かって流出することを阻止する。したがって、流体管は、2つの貫通孔108、121と、2つのシールリング115、128によって形成される環状空間とを備える。
【0037】
流体圧は、導管の内面全体に均等に圧力を作用させる。流体圧は、継手アセンブリに曲げ力を発生させ、軸A及びBの間の連結角度を小さくするように働く。流体圧は、分離力及び結合力を共に生成する。したがって、雌型継手部材が静止状態で保持されれば、分離力は流体圧の結果であり、それは内方シールリング128のプローブ106の断面領域に作用する。また、結合力は流体圧の結果であり、それは外方シールリング115のプローブ106の断面領域に作用する。本実施形態では、シールの配置は、結合力及び分離力がプローブをソケット内に維持するように働く正味の力を生成する。したがって、前記正味の力は流体圧の結果であり、プローブとソケットの間の環状空間の断面領域に作用する。両環状シールリングをプローブ又はソケットのいずれにも設けることによって正味ゼロの力となることは明らかである。
【0038】
図2に示すように、雄型及び雌型継手部材が互いに連結されると、これらの部材の孔117、136は互いに同一直線上に並ぶ。ピンがそれらに挿入されて、雄型及び雌型部材を結合関係に維持することを補助する。これにより、偶然分離力が作用しても結合状態に維持される。一方、非常に大きな力が作用すれば、ピンは脱落し、雄型及び雌型部材を分離することが可能となる。このようにして発生する力がブレイクアウト力である。
【0039】
本発明に係る第2実施形態について、図3を参照すると、継手アセンブリ201は、少なくとも1つの雄型継手部材202とマニホールド203を備える。雄型継手部材は、前記実施形態の雄型継手部材と同様であり、第1流路(図示せず)に連通するように配設された隣接部204と、継手軸Aと同軸に配設されたプローブ206と、流動軸Bと同軸で、隣接部の先端部の第1開口とプローブの円周面の第2開口の間に延びる貫通孔208と、プローブの自由端に隣接して配設される外方シールリング215とを備える。
【0040】
第2実施形態において、雄型継手部材は、さらに外径フランジ216、機械式クリップ217、及び、配列構造210を備える。外径フランジは、隣接部の近傍に延び、流動軸Bに直交する上下面を有する。外周壁は上下面を接続し、下面に向かって先細となっている。
【0041】
機械式クリップ217は、円盤部218及び2つの側部219、220を備える。円盤部は、上下面を備え、中心孔を有し、ワッシャと同様である。2つの側部は、略同一で、部分的な略管状となっている。各側部は、円盤の周囲で約90°の角度をなしている。側部は円盤の下面側の最外方領域から軸方向に延びている。側部及び円盤部は実質的に1つの部品からなり、弾性樹脂材料で形成されている。
【0042】
各側部は、連結手段219a、220aを有する。連結手段は、外周面に形成され、各側部の自由端に隣接する略鋸歯形状の円周歯のラックを備える。各ラックでは、歯が流動軸に直交する面と、流動軸に対して傾斜する面とを有する。
【0043】
使用時、クリップの円盤部は、隣接部の近傍に配置され、流動軸に直交しており、クリップは、流動軸に沿って長手方向にスライド可能であるが、円盤の下面とフランジの上面の間の隣接部によってプローブに向かって位置規制される。
【0044】
プローブの先端は、配列構造210を有する。配列構造は、プローブの先端領域の周囲に平坦壁面部を備える。配列構造は、さらに径方向の面及び軸方向の面を備える。ここに記載されるように、配列構造は、雄型継手部材を正しく配置することを保証するため、対称とはなっていない。
【0045】
マニホールド203は、少なくとも1つの、好ましくは多数の、各雄型継手部材に対応する連結部品(図示せず)を有する。各連結部品は、前記実施形態の雌型継手部材とほぼ同じ特徴を有し、流動軸Bと同軸で、第2流路(図示せず)に連通するように配設された第1端から延びる貫通孔221と、継手軸Aと同軸であるソケット222と、ソケットの開口端に隣接して配設される外方シールリング228とを備えている。
【0046】
第2実施形態において、各継手部品は、さらに割ピン230と、内方の内径歯236を備えた連結手段とを有する。割ピン230は、マニホールドを貫通し、ソケットの閉鎖端と周囲領域の間に延びる丸孔内に収容される。丸孔は、継手軸Aに直交し、ソケットの縁に位置している。割ピンは、孔内に収容される。ピンは、流体がその中心に侵入するように分割されており、ソケットの基部と周囲領域の間に流体出口通路を形成し、前記実施形態の流体出口と同様に作動する。
【0047】
内径歯236は、貫通孔221と同軸である。歯は、機械式クリップの連結手段219a、220aに対応する一般的な鋸歯形状である。
【0048】
第2実施形態に係る継手アセンブリは、図3に非接続状態で示されている。雄型部材は、継手軸Aに沿って相対的に移動させることによりマニホールドのソケット内に挿入される。プローブは、割ピン230に隣接するまで挿入される。図4に示すように、プローブが正しく方向付けされると、配列構造の軸方向の面が割りピンを通過させ、前記隣接部が配列構造の径方向の面を形成する。プローブが正しい方向にあれば、雄型継手部材とマニホールドの貫通孔が同一直線上に位置すると、ピンは相対的な動きを制限するように配置される。雄型部材が正しく方向付けされていなければ、前記隣接部はプローブの先端とピンの間に形成される。プローブの先端がピンに隣接するとき、雄型継手部材の貫通孔の軸とマニホールドは相対的に同一直線上には位置しない。
【0049】
雄型部材を図4に示す位置に挿入するために、機械式クリップは流動軸Bに沿って軸方向に移動し、プローブから離れる。プローブが正しく挿入されると、機械式クリップの軸は、内方の内径歯236と同軸となり、機械式クリップは、マニホールドに向かって流動軸Bに沿う軸方向にスライド可能となる。機械式クリップの2つの側部は、弾性により内方に変形し、連結手段219a、220aがマニホールドの内径歯に連結可能となる。クリップは、図5に完全な連結状態で示され、クリップ及びマニホールドの歯が噛合している。この噛合により、クリップとマニホールドの間の互いに離れるような相対的な動きが阻止される。さらに、クリップと雄型継手部材の外径フランジの間の隣接部は継手アセンブリにブレイクアウト力を付与する。
【0050】
使用時、継手アセンブリは、前記実施形態と同様に動作する。ブレイクアウト力が限度を超えると、機械式クリップの歯は、継手が分離して剪断変形するように設計されている。また、制御下でアセンブリを分離するため、歯が噛合から開放され、クリップがマニホールドから離れるように、機械式クリップの側部の自由端に近接方向に力を付与することができる。
【0051】
本発明の第3実施形態において、図6に示すように、継手アセンブリは、雄型継手部材302と雌型継手部材303を備える。雄型継手部材は、第2実施形態の雄型継手部材とほぼ同じであり、第1流路(図示せず)に連通するように配設された隣接部304と、継手軸Aと同軸に配置されたプローブ306と、流動軸Bと同軸の軸を有し、隣接部の先端の第1開口とプローブの円周面の第2開口の間に延びる貫通孔308と、プローブの自由端に隣接するように配置した外方シールリング315と、隣接部から径方向に延びる外径フランジ316と、プローブの先端に形成された配列構造310と、雄型部材の先端領域の周囲にスライド可能に配設された機械式クリップ317とを備える。
【0052】
第3実施形態の機械式クリップは、円盤部318と2つの側部319、320とを備える。側部は、円盤部が2つの側部と、端部ではなく中間部で連結されている点で、第2実施形態に記載されたものとは相違している。このため、側部は円盤部の一方の側から延びる第1端と、反対側から延びる第2端とを有する。さらに、側部は、連結手段319a、320aが略鋸歯状の円周歯のラックを備え、側部の外面よりも内側ではなく、外側に形成されている点で、第2実施形態に記載されたものとは相違している。連結手段は、側部の第1端に設けられている。
【0053】
外径フランジ316は、継手アセンブリの軸に直交する下面と、傾斜する上面とを備えている点で第2実施形態に記載されたものとは相違する。
【0054】
雌型継手部材は、第1実施形態の雌型継手部材とほぼ同じで、流体軸Bと同軸で、第2流路(図示せず)に連通するように配設された第1端から延びる貫通孔321と、継手軸Aと同軸であるソケット322と、ソケットの開口端に隣接して配置される内方シールリング328とを備える。さらに、雌型部材は、第2実施形態に記載された割ピンと同様な、ソケット内に配置される割ピン330と、第2実施形態に記載される連結手段とは相違する、外径歯336を備えた連結手段とを備える。
【0055】
外径歯336は、貫通孔の軸と同軸である軸を備える。歯は、機械式クリップの連結手段319a、320aに対応する略鋸歯状である。
【0056】
第3実施形態の継手アセンブリは、第2実施形態の接続状態で記載されたものと同様に接続される。機械式クリップの歯は、外方に曲がることによって雌型部材のラックに噛合する。噛合時、歯は、クリップと雌型継手部材の間で非接続方向に相対移動することを阻止する。クリップを備えた円形部の下面とフランジの傾斜上面との間の隣接部は継手部材の分離を阻止する。したがって、使用時、クリップがブレイクアウト力を提供する。
【0057】
ブレイクアウト力が限度を超えれば、クリップの歯は剪断変形するように設計され、プローブを非接続とすることができる。ブレイクアウト力は、フランジ326の傾斜上面の結合構造のために大きくなり、その結果、雄型及び雌型部材が分離されるように、側部が内方に曲がる。クリップは、第1端が外方に力を受けて内径歯との連結が解除されるように、側部の第2端を内方に押し込むことにより意図的に取り外すようにしてもよい。
【0058】
第4実施形態において、図7及び図8に示すように、継手アセンブリは雄型及び雌型継手部材を備える。雄型継手部材402は、前記実施形態の雄型継手部材とほぼ同じで、第1流路(図示せず)に連通するように配設された隣接部404と、継手軸Aと同軸に配置されたプローブ406と、流動軸Bと同軸である軸を有し、隣接部の先端の第1開口とプローブの円周面の第2開口の間に延びる貫通孔408と、プローブの自由端に隣接して配設される外方シールリング415とを備える。
【0059】
雄型継手部材のプローブは、前記実施形態に比べて実質的に長さが短く、隣接部から最小限の長さとするだけで十分であり、外方シールリングがプローブの先端と貫通孔の開口の間をシール可能となっている。さらに、プローブの先端は、前記実施形態に示される継手軸Aに対して放射状とうよりはむしろ、流動軸Bに対して平行である平面状となっている。また、外方環状シールリング415は、前述のような継手軸Aに対して放射状というよりはむしろ、流動軸Bに対して平行な平面上に配設されている。
【0060】
雄型継手部材は、さらにプレート417を備える。プレートは、隣接部から径方向に延び、孔418を備える。孔は、プレートを貫通し、その軸が流動軸Bと直交するように配置されている。
【0061】
雌型継手部材は、前記実施形態の雌型継手部材とほぼ同じで、流動軸Bと同軸で、第2流路(図示せず)に連通するように配設された第1端から延びる貫通孔421と、継手軸Aと同軸であるソケット422と、ソケットの開口端に隣接するように配設された内方シールリング428とを備える。
【0062】
雌型継手部材のソケットは、前記実施形態に記載されるよりも実質的に長さが短く、プローブのサイズに対応している。さらに、雌型継手部材は、ソケットの開口から軸方向に延びるプレート436を備える。プレートは、このプレートを貫通し、雌型部材内の貫通孔の流動軸Bに直交する軸を有する孔437を備える。
【0063】
使用時に接続されると、外方環状シールリング415は、流動軸Bと平行な平面内に位置し、貫通孔421、408よりも外方に配置されるソケットとプローブの間をシールする。さらに、使用時に接続されると、プレート417、436は、孔417、436が整列されるように違いに重なり合う自由端の部品が配置されている。ピン(図示せず)は、継手にブレイクアウト力を付与するために孔を介して挿入可能である。前記ピンは第1実施形態に記載されたピンと同様に機能する。
【0064】
継手アセンブリは、使用時、前記実施形態に記載されるのと同様に機能する。第4実施形態の利点は、継手アセンブリがほぼ円筒形状を維持して、第2パイプ又は流動管内に配置されることである。
【0065】
本発明の第5実施形態において、図9〜図12を参照すると、継手アセンブリは、雄型及び雌型継手部材を備える。雄型継手部材は、前記実施形態の雄型継手部材とほぼ同じで、第1流路(図示せず)に連通するように配置される隣接部504と、流動軸Bと同軸の軸を有し、隣接部の端部の第1開口とプローブの円周面の第2開口の間に延びる貫通孔508と、プローブの自由端に隣接して配置される外方シールリング515とを備える。
【0066】
雄型継手部材は、さらにプローブの両側に配設される第1継手アーム540と第2継手アーム541を備える。各継手アームは、隣接部の側面から延びている。各アームは略円形で、継手軸Aと平行に位置する軸を備える。各アームの自由端には、軸方向に沿って所定間隔で多数の切欠きが形成されている。切欠きは、第1面及び第2面を有する。第1面は自由端に最も近い位置に形成され、アームの軸に直交している。第2面は前記軸に対して傾斜し、第1面とでV字形をなしている。隣接部から延びるアームの領域は円錐台形状で、アームの自由端側に向かって傾斜するように形成されている。円錐台領域と自由端の間に延びるアームの第2領域は略円筒形状である。
【0067】
雌型継手部材は、前記実施形態の雌型継手部材とほぼ同じで、流動軸Bと同軸で、第2流路(図示せず)に連通するように配設された第1端から延びる貫通孔521と、継手軸Aと同軸であるソケット522と、ソケットの開口端に隣接して配置される内方シールリング528とを備える。
【0068】
雌型継手部材は、前記実施形態に記載されるものよりも幅広で、さらに第1整列孔550及び第2整列孔551を有する。整列孔は、ソケットの両側に形成され、略円筒形状である。各整列孔551は継手軸Aに平行で、ソケットとは同一平面上に延びている。ソケットの開口端が形成された平面から延びる端部領域は、整列孔がその平面から離れて傾斜するように円錐台形状となっている。整列孔の第2領域は略円筒形状で、円錐台領域と流体出口530が開口する平面の間に延び、流体出口は前記第1実施形態に記載された流体出口とほぼ同じである。整列孔がソケットと平行であるので、それらはソケット又は貫通孔と交差することがない。
【0069】
雌型継手部材は、さらにロック手段554を備える。ロック手段は、互いに所定間隔で配置され、先端にプレートを一体化された第1ピン及び第2ピンを備える。各ピン555は前記プレートから同一平面に延びている。各ピンの自由端は、傾斜端面を形成するように傾斜している。ロック手段であるピンは雌型部材に形成した2つの孔に挿入される。孔は貫通孔及びソケットの両側に形成される。前記孔は、各整列孔がそれぞれ交差するように形成される。前記孔は、雌型継手部材の整列孔と外表面の交差部から上方に延びている。
【0070】
ロック手段の重量によりピン555が下方に付勢されるので、非接続時、図10に示すように、ピンは整列孔の内方の境界線に隣接する。
【0071】
整列ピンは、雄型継手部材が正しく方向付けされることを保証するので、2つの貫通孔が整列されて真っ直ぐな流体流れを形成する。プローブは継手軸Aに沿った相対的な動きによってソケット内に挿入される。図11に示すように、整列ピンは雌型継手部材の円錐台領域に内方で連結する。これにより、初期回転整列の量が抑制される。さらに、プローブがソケット内に挿入されるので、整列アームは整列孔にスライド接触して連結される。
【0072】
整列アームがピン555と整列孔の交差部に到達すると、整列アームは、ピンの傾斜端面に当接し、さらに相対的に移動してピンを整列孔から上方に移動させる。継手部材が使用時に接続されると、雄型継手部材の停止部材は、前記第1実施形態に記載された停止部材と同様に、雌型継手部材の表面に隣接する。このとき、ロック手段であるピンは整列アームの切欠きに位置する。したがって、ロック手段の重量により、ピンは切欠きに係合する。
【0073】
各ロック手段のピン555はアセンブリにブレイクアウト力を付与する。プローブは、ピンの隣接部と、切欠きの直交端とによってソケットから離脱することを阻止される。ブレイクアウト力が限界を超えれば、プローブがソケットから離脱可能となるように、ピンの先端が機能しなくなるように設計されている。
【0074】
第6実施形態において、図13〜図16を参照すると、継手アセンブリは、雄型継手部材602と、雌型継手部材603とを備える。
【0075】
雄型継手部材は、前記実施形態に係る雄型継手部材とほぼ同じであり、第1流路(図示せず)に連通するように配設される隣接領域604と、継手軸Aと同軸に配設されるプローブ606と、流動軸Bと同軸の軸を有し、隣接領域の先端の第1開口とプローブの円周面の第2開口との間に延びる貫通孔608と、プローブの自由端に隣接して配置される外方シールリング615とを備える。
【0076】
雄型継手部材は、さらにバルブ、アーム660、及び、流体開放手段を備える。バルブ662は、公知のいずれのバルブであってもよく、特に、限定されないが、開放位置と閉鎖位置の間で回転可能なボールバルブであればよい。バルブは、プローブの隣接領域に収容され、流動軸Bに直交するように配設される。バルブは、開放位置で、前記実施形態と同様に真っ直ぐな流体管を形成するように、貫通孔の軸と交差する。シール手段664は、流体がバルブを介して貫通孔を流出不能とすることを保証する。バルブは、90°回転することによって閉鎖される。
【0077】
バルブは、さらにその上部へと継手部材の外方に迅速に持ち上げられるプレート668を備える。プレートは、第1直線縁と円形先端面とを有する。使用時の閉鎖位置では、第1縁は、継手軸Aと平行に配置される。
【0078】
アーム660は、流動軸と平行に配置された第1部位と、第1部位に対して90°の角度をなすように形成された第2部位とを備える。アームは、隣接領域の外側から延びている。
【0079】
流体開放手段は、プローブの先端と側面の開口との間に延びる流体管を備える。流体管は、プローブの側面の開口から、プローブの軸と直交するように延びる小径孔670を備える。小径孔は、プローブの軸に沿って先端から延びる、プローブの重量を抑えるための大径凹部671に接続される。小径孔は、プローブの先端と外方環状シールリング616の間でプローブに形成されている。後続の環状シールリング671は、プローブの周囲で、プローブの先端と小径孔の間に配設されている。使用時に接続されると、外方環状リング616と後続の環状シールリング671は、プローブとソケットをシールする。
【0080】
雌型継手部材は、前記実施形態に係る雌型継手部材とほぼ同じで、流動軸Bと同軸で、第2流路(図示せず)に連通するように配設される第1端から延びる貫通孔621と、継手軸Aと同軸のソケット622と、ソケットの開口端に隣接して配設される内方シールリング628とを備える。
【0081】
雌型継手部材は、さらにバルブ690及びアーム680を備える。バルブ690は、雄型継手部材のバルブと同様であり、第1流体管と貫通孔及びソケットの交差部との間に配設されている。アーム680は、流体軸Bに平行に配設され、ソケットの外面から延びる第1部位と、第1部位に対して90°の角度をなして形成される第2部位とを備える。
【0082】
非接続時、雄型及び雌型継手部材のバルブは、流体が継手部材の端部から流出できないように閉鎖位置に位置している。プローブがソケット内に挿入されるので、各アームの自由端は、各バルブの上部の各プレートの第1縁に沿ってスライドする。挿入中、バルブは回転せず、閉鎖位置に留まる。一旦、使用時に挿入されると、プレートが回転し、各プレートの第1縁が対応する各アームの第2領域に向かって移動し、バルブが開放する。例えば、雄型継手部材のバルブのプレートは、雌型継手部材のアームの第2領域に向かって移動する。バルブの回転は、プレート及びアームの隣接部によって開放位置に制限される。
【0083】
分離時、継手部材の相対的な動きにより、各アームは閉鎖位置に向かって対応するプレートを回転させる。継手部材を分離させることにより、相対的な動きが継続し、その結果、バルブの閉鎖回転では、流体の開口が開放されると、閉鎖位置に位置するように、雌型部材の貫通孔と、雄型部材の貫通孔が通過する前に即座に内方環状シールリングとに接続される。前記位置に到達すると、貫通孔内と閉鎖バルブの間とに閉じ込められた流体は、流体開放管を介して周囲に流出する。バルブが閉鎖位置にあるとき、各プレートの第1縁は、アームがそれ以上バルブを回転させないように、再び継手軸Aと平行に整列される。
【0084】
第6実施形態の利点は、雄型部材の貫通孔が雌型部材の貫通孔をシールしなくなる前に、継手部材の端部が閉鎖されるところである。そのような整列は、継手部材が強制的に分離される高温破壊状況下で、流体が継手部材の端部から「吐出」しないことを意味する。さらに、そのような分離下で、継手部材は、そこから流出する流体の圧力によって強制的に分離されることはない。
【0085】
第7実施形態では、図17〜図19を参照すると、継手アセンブリ701が、第1実施形態と同様な雄型継手部材702と雌型継手部材703を備える。
【0086】
図17は分離した継手アセンブリ701を示す。第1実施形態において、雄型継手部材702は、第1流路(図示せず)に連通するように配設された隣接領域704と、継手軸Aと同軸に配置されたプローブ706と、流動軸Bと同軸の軸を有し、隣接領域の先端の第1開口とプローブの円周面の第2開口との間に延びる貫通孔708と、プローブの自由端に隣接して配置される外方シールリング715とを備える。
【0087】
雄型継手部材702は、プローブを備えた第1内方部と、プローブから延びる管状部716とを備え、流動軸Bと同軸である。管状部の外径は、プローブの外径よりも小さく、ヒップ713が交差部に形成されている。プローブから離れた管状部の端部は、第1流路(図示せず)に接続される隣接領域704を備える。さらに、隣接領域は、取外可能な停止部材718が管状部に迅速に固定可能とする放射状の溝を備える。
【0088】
第2部品は内方部品の管状部の外側周囲にスリーブ717を形成する。スリーブは、同軸に貫通孔を備えた厚肉壁の中空ロッドを備える。貫通孔が段部を有するので、隣接領域704の内径はプローブに隣接した領域よりも大きい。その大きい領域では、管状部の周囲に孔が形成されている。段部719は軸Bに対して90°の角度をなすように形成されている。
【0089】
スリーブは、停止部材718を取り外し、管状部へとスライドさせることにより、管状部に隣接して配置される。また、スプリング720が管状部の周囲に配設されている。スプリングの第1端は停止部材718に隣接し、スプリングの第2端はスリーブがヒップ713に隣接するようにスリーブの段部719に隣接している。
【0090】
第1実施形態において、雌型継手部材703は、流動軸Bと同軸で、第2流路(図示せず)に連通するように配置される貫通孔721と、継手軸Aと同軸であるソケット722と、ソケットの開口端に隣接するように配置される内方シールリング728とを備える。
【0091】
雌型継手部材703は、継手部材の表面723に形成した円形又は円盤状凹部740を備え、ソケットの開口端を形成する。凹部740は、組み立てられた装置(図19)の流動軸Bと同軸であり、図19に示すように、雄型継手部材のスリーブの前方端に嵌合するために適切なサイズに形成されている。
【0092】
雄型継手部材のプローブは、図18に示す接続位置に近い位置、すなわち、スリーブが表面723に隣接するが、凹部740内ではない位置に到達するまで雌型継手部材のソケットに挿入することができる。プローブの挿入を完了するため、スリーブは停止部材718に向かってスプリング720の付勢力に抗してスライド移動される。図19に示すように、2つの貫通孔が並ぶようにプローブが挿入されると、スリーブは凹部740に配置することが可能となる。スプリングは、凹部内で、ヒップに隣接してスリーブを保持する。
【0093】
図19に示すように、接続時、スプリング720によって補助されて、凹部740にスリーブの前端を連結することにより、プローブがソケットから脱落するのを阻止する。継手を自然に破損して分離させるため、例えば、流路での過度の流体圧又は機械的強度により、雌型継手部材の角部742が継手部材から割れなければならない。このため、ブレイクアウト力が付与される。しかしながら、故意に離脱することも容易である。スリーブ717が凹部740からスプリング力に抗して引き出される。その結果、角部が取り除かれ、最早、スリーブを妨げる隣接部は存在せず、引き出し動作が続行される。
【0094】
第8実施形態では、図20及び図21を参照すると、継手アセンブリ801は、雄型継手部材802と雌型継手部材803を備える。継手アセンブリは、外方シールリングが(第1実施形態のものと同様に)プローブとソケットの間をシールする第2内方シールリング815に置き換えられており、プローブ及びソケットが、径が一定ではなく変化させる点を除いて前記第1実施形態とほぼ同じである。
【0095】
雌型継手部材は、第1実施形態とほぼ同じであり、流動軸Bと同軸で、第2流路(図示せず)に連通するように配置された第1端から延びる貫通孔821と、継手軸Aと同軸であるソケット822と、ソケットの開口端に隣接して配置される内方シールリング828とを備える。
【0096】
雄型継手部材は、第1実施形態とほぼ同じであり、第1流路(図示せず)に連通するように配置された隣接領域804と、継手軸Aと同軸に配置されたプローブ806と、流体軸Bと同軸の軸を有し、隣接領域の先端の第1開口とプローブの円周面の第2開口の間に延びる貫通孔808とを備える。
【0097】
ソケット822は、第1内方シールリング815と第2内方シールリング828の間に一定の直径部位を有する。しかしながら、第1シールリング815に隣接して、ソケットの閉鎖端に向かってソケットの直径は小さくなり、第2シールリング828に隣接して、ソケットの開口端に向かってソケットの直径が大きくなる。プルーブの形状は、図21に示すように、継手が接続されるとき、プルーブがソケットに嵌合するようにソケットの形状に合致している。
【0098】
使用時、シールリングに隣接する各ソケット及びプローブの傾きにより、シールリングは流体圧のためにシール部品から押し出されることを阻止される。
【0099】
第9実施形態では、図22〜図24を参照すると、継手アセンブリ901は、第6実施形態と同様な雄型継手部材902と雌型継手部材903とを備える。
【0100】
図22は、分離された継手アセンブリを示す。雄型継手部材902は、第1流路(図示せず)に連通するように配置された隣接領域904と、継手軸Aと同軸に配置されたプローブ906と、流動軸Bと同軸の軸を有し、隣接領域の先端の第1開口とプローブの円周面の第2開口との間に延びる貫通孔908と、プローブの自由端に隣接して配置される外方シールリング915と、閉鎖位置(図22)と開放位置(図24)の間で回転可能なバルブ962とを備える。
【0101】
バルブは、上部に向かって継手部材の外側にしっかりと保持されるプレート968を備える。プレートの外形は、略平坦な第1縁と、反対側のアーチ状の第2縁とを有する。バルブが閉鎖位置にあるとき、直線縁が流動軸Bに垂直に配置され、さらにアーチ縁の端部がプレートの回転中心(バルブの中心軸)から継手軸Aへと移動する。バルブの中心軸は直線縁とほぼ同一直線上に配置される。
【0102】
雄型継手部材は、さらに軸Aと同一直線上のプローブの先端から延びるアーム960を備える。ピン961は、アームの端部から延びている。ピンは、バルブの軸と平行である。
【0103】
雌型継手部材903は、流動軸Bと同軸で、第2流路(図示せず)に連通するように配置された第1端から延びる貫通孔921と、継手軸Aと同軸であるソケット922と、ソケットの開口端に隣接して配置される内方シールリング928(図示せず)と、ボールバルブとして公知であるバルブ990とを備える。
【0104】
バルブは、一連の回転可能なリンクによって駆動する。第1リンク992はバルブにしっかりと取り付けられる。中間リンク993は、バルブの軸から偏心した位置で第1リンクに回転可能に取り付けられている。中間リンクの反対側の端部には、駆動部材994が回転可能に取り付けられている。駆動部材は、雌型部材903に固定され、雌型部材の本体から延びる棒材に配置される位置を中心として回転する。中間リンクは、その回転軸から偏心して駆動部材に回転可能に連結されている。偏心量は、中間リンクとバルブの軸の間の偏心量と同じであり、駆動部材が回転すると、バルブも回転するようになっている。
【0105】
駆動部材は、雄型継手部材のプレート968とほぼ同じであり、直線縁と反対側のアーチ縁とを有する。バルブ990が閉鎖されると、図1に示すように、直線縁は継手軸に対して傾斜し、回転軸から最も離れたアーチ縁の端部は継手軸Bと平行となる。
【0106】
雌型継手部材は、雌型継手部材の本体の外面から延びるアーム980を備える。ピン981は、アームの先端から、バルブの軸と平行に延びている。
【0107】
アセンブリを接続するため、図23に示すように、プローブは第1位置まで継手軸に沿ってソケット内に挿入され、ピン981、961がプレート968の直線縁と駆動部材とにそれぞれ隣接する。この位置で、バルブは閉鎖される。プローブがさらに挿入されるので、バルブが開放し、図24に示すように第2位置で貫通孔が連通し、バルブが開放する。
【0108】
バルブの開放については、バルブ990としてのみ記載したのと同様である。プローブがさらに挿入されるので、ピンは継手軸に対して平行にバルブと連動して移動する。したがて、ピンは直線縁に隣接した状態を維持するが、回転中心に向かって移動し、プレートを回転させてバルブが開放するように分離する。分離中、ピンはプレートを継手軸Bと平行に相対移動させる。まず、ピンは反対側のアーチ面に隣接する前にプレートを移動自在とする。さらに分離すると、プレートが回転軸に向かって移動し、プレートを回転させるのに必要であり、バルブに十分に接近するように離れる。バルブが閉鎖されると、ピンは継手軸Aと平行なアーチ縁の端部を通過してプローブが離脱する。
前記実施形態の重要な利点は、部材の接続及び分離がさらにどのような介入もなしにそれぞれバルブを開放及び閉鎖することである。
【0109】
第10実施形態では、図25〜図26を参照すると、継手部材1001は、雄型継手部材1002及び雌型継手部材1003を備える。
【0110】
第7実施形態と同様に、雄型継手部材1002は内方部及びスリーブ1017を備える。
【0111】
内方部は、第1流路(図示せず)に連通するように配置された隣接領域1004と、継手軸Aと同軸に配置されたプローブ1006と、流動軸Bと同軸の軸を有し、隣接領域の先端の第1開口とプローブの円周面の第2開口との間に延びる貫通孔1008と、プローブの自由端に隣接して配置される外方シールリング1015とを備える。
【0112】
スリーブは、第1部の隣接領域の周囲にスライド可能に配設され、スプリング1020によって、プローブと隣接領域の交差部に形成したヒップ1013と共に、プローブ及び隣接部に向かって付勢されている。
【0113】
第7実施形態と同様に、雌型継手部材1003は、流動軸Bと同軸で、第2流路(図示せず)に連通するように配置された第1端から延びる貫通孔1021と、継手軸Aと同軸であるソケット1012と、ソケットの開口端に隣接するように配置された内方シールリング1028と、ソケットの開口端を形成する継手部材の端面に形成された円盤状凹部1040とを備える。
【0114】
円盤状凹部1040は、雌型継手部材とは半円ワッシャピース1041を一体化された半円突出部によって形成されている。半円ワッシャピースは、雌型継手部材とは分離されている。半円ワッシャピースは、雌型継手部材に、半円突出部と相対的に配設され、それらは組み合わされて円形突条部を形成する。円形突出部の軸は軸Bと同軸である。円形突出部の中心部には、中心に貫通孔を備えた円盤状の凹部1040が形成されている。ワッシャピース1041は、保持部材1042によって継手部材の半円突出部に保持される。
【0115】
保持部材1042は、多数巻きのスプリング又はバンドを備える。スプリング又はバンドは円形突出部の直径とほぼ同じ直径を有する。これにより、スプリング又はバンドは、半円突出部及び半円ワッシャピースの周囲に嵌合し、半円ワッシャピースを継手部材に固定する。
【0116】
雄型継手部材は、第7実施形態として前述したように、雌型継手部材のソケット内に挿入することができる。完全に接続位置に挿入する間、図25aに示すように、保持スプリング又はバンドと、ワッシャピースとは殆ど動かない。
【0117】
第7実施形態として前述したように、接続位置では、図25aに示すように、プローブはスリーブとワッシャピースの間で連結することによってソケットから脱落することを阻止される。しかしながら、予め決められたブレイクアウト力で、保持スプリングが放射方向に延び、ワッシャピースが固定した半円突出部から放射方向に離間可能となり、雄型継手部材が分離可能となる。保持スプリングの弾性により、分離後、保持スプリングは元のサイズに復帰する。この弾性により、ワッシャピースは半円突出部に連結する位置に復帰する。そして、ブレイクアウト力が発生すると、プローブはソケット内に挿入され、継手は分離される。この結果、保持スプリングは継手に対してブレイクアウト力を作用させる。
【0118】
故意に雄型及び雌型継手部材を分離すると、第7実施形態として前述したように、円盤状凹部からスリーブを容易に引き出すことが可能となる。
【0119】
そのような実施形態の利点は、雄型継手部材、雌型継手部材又は全ての部品のいずれをも損傷させることなくブレイクアウト力を得ることができる点にある。また、保持部材の弾性は、ブレイクアウト後の分離を容易にする。
【0120】
第11実施形態では、図27〜図29を参照すると、継手アセンブリ1101は雄型継手部材1102と雌型継手部材1103とを備える。
【0121】
図27は、分離された継手アセンブリを示す。第1実施形態と同様に、雄型継手部材1102は、第1流路(図示せず)に連通するように配置された隣接領域1104と、流体軸Bと同軸に配置されたプローブ1106と、流体軸Bと同軸の軸を有し、隣接領域の先端の第1開口とプローブの円周面の第2開口との間に延びる貫通孔1108と、プローブの自由端に隣接して配置される外方シールリング1115とを備える。
【0122】
雄型継手部材1102は、隣接端とプローブの交差部に配置された外径フランジを備え、前方隣接面と円周面とを有する。シース1107が雄型継手部材にしっかりと取り付けられ、外径フランジの円周面に固定される。シース1107は、略管状部を備え、継手軸Aと平行に延びている。シースは外径フランジからプローブの自由端に向かって延びている。プローブの自由端及びシースの自由端は同一平面で終端している。内方の外径フランジはシースの自由端から中心軸へと延びている。
【0123】
半円孔1119はシースを貫通するように形成され、先端領域に配置されている。孔は、流動軸Bと同軸の中心軸を有する。後述するように、孔は雌型継手部材が接続されるような大きさに形成されている。
【0124】
シースの孔とは反対側に、連結機構が継手軸Aと平行にシースの先端から延びている。連結機構1166は、継手軸Aと直交する貫通孔を有するプレートを備える。
【0125】
閉鎖部材1162は、管状部を備え、プローブの端部にスライド可能に配設されている。閉鎖部材は、その一端から偏心して配置した、外方に延びる外径フランジ1163を有する。その偏心量は、シースの内方外径フランジの厚さに対応している。
【0126】
スプリング1164等の付勢手段は、シースとプローブの間に形成した放射空間に配設されている。スプリングは、一端で前方突出面1112に作用し、他端で閉鎖部材の外方外径フランジに作用する。スプリングは、図27に示すように、閉鎖部材を閉鎖位置に付勢し、閉鎖部材は閉鎖部材の外方外径フランジとシースの内方外径フランジとの間の隣接部に向かって付勢されている。閉鎖位置では、シースの端部、閉鎖部材、及び、プローブは平坦面を形成する。
【0127】
閉鎖位置では、第1外方環状シールリング1115は、プローブの先端と貫通孔1108の間に配置され、閉鎖部材に対してプローブをシールする。内方シールリング1165は、閉鎖部材に形成した内方環状凹部内に収容され、貫通孔1108の開口の他方の側に配置され、プローブとシースをシールする。2つのシールリング115及び1065を配置することにより、貫通孔1108内の流体がシールされる。
【0128】
第1実施形態と同様に、雌型継手部材1103は、流動軸Bと同軸で、第2流路(図示せず)と連通するように配置された貫通孔1121と、継手軸Aと同軸であるソケットと、ソケットの開口端に隣接するように配置された内方シールリング1128とを備える。
【0129】
雌型継手部材1103は、ソケット1122内で作動する内方閉鎖部材1190と、ソケット内に閉鎖部材を保持する保持部材1191とを備える。
【0130】
保持部材は、ほぼ閉鎖された端部を備えた管状部を備える。保持部材は、ソケットの端部を貫通する孔内に配置され、雌型部材にしっかりと固定される。保持部材の軸は、継手軸Aと同軸である。保持部材の直径はソケットの直径よりも小さく、保持部材はソケット内に閉鎖端から中間位置にソケットに沿って延びている。保持部材の略閉鎖端は、ソケット内に配置されている。穴は、継手軸Aと同軸で、略閉鎖端を貫通している。
【0131】
閉鎖部材は、一端から外方に延びる外径フランジを有する中心ロッド部を備える。他端はチューブの閉鎖端の放射面に取り付けられている。チューブは継手軸Aと同軸で、中心ロッドの軸とも同軸である。チューブは、先端面から中心ロッドの反対側まで延びている。図27に示すように、先端ロッドの端部の外径フランジは、略閉鎖端の孔を介して延びる中心ロッドを備えた保持部材の管状部内に収容されている。
【0132】
スプリング1192等の付勢手段は、ソケットの閉鎖端と閉鎖部材の閉鎖端との間で動作する。スプリングは、ソケットの開口端に向かって閉鎖部材を付勢する。閉鎖部材は、保持部材の略閉鎖端と閉鎖部材の中心部材の外径フランジとの間の隣接部によって閉鎖位置に停止している。閉鎖部材は、閉鎖部材の閉鎖端の外面がソケットの開口端と同一平面に位置するように、閉鎖位置に停止するように配置されている。
【0133】
閉鎖位置では、内方シールリング1128は、ソケットの開口端と貫通孔1121の開口との間で、閉鎖部材にソケットをシールする。外方シールリング1193は、貫通孔1121の開口の反対側で閉鎖部材にソケットをシールする。これにより、閉鎖位置で、貫通孔1121内の流体が、ソケットの端部で貫通孔から流出しないようにシールされる。
【0134】
連結手段1194は、雌型継手部材の外面に配設され、継手軸Aに対して垂直方向及び平行に延びるプレートを備える。連結手段は、貫通孔を有する。
【0135】
雄型及び雌型継手部材は、図28に示すように、まず、2つの平坦部に隣接することにより連結する。そして、継手部材は、図29に示すように、十分な挿入位置まで移動するように、閉鎖力を付与する。さらに挿入すると、雄型継手部材の閉鎖部材と、雌型継手部材の閉鎖部材は、それぞれスプリング1164及び1192の付勢力に抗して軸方向に移動する。その移動は、雄型継手部材の外径フランジと対応する閉鎖部材の端部との間の隣接部と、ソケットの閉鎖端と対応する閉鎖部材の端部との間の隣接部とによって停止される。図29に示すように、前述の通り、十分な挿入位置で、各継手部材の貫通孔が1列に並ぶ。さらに、プローブの外方シールリングとソケットの内方シールリングは、前述の貫通孔の周囲に配置される。
【0136】
さらに、十分な挿入位置で、雄型継手部材の連結手段と、雌型継手部材の連結手段とが1列に並ぶ。前記実施形態に記載されるように、ブレイクアウトピンは、ブレイクアウト力を付与するために、各連結手段の対応する貫通孔に挿入される。また、ピンは、継手部材が分離しないようにスプリング力に抗して挿入する必要がある。
【0137】
雄型継手部材のシースに貫通する孔1119は、内方貫通孔1121が延びる雌型継手部材の管状部を受け入れるように配設されている。これにより、2つの継手部材が貫通孔の間に確実に配置するために必要とされる回転方向に整列される。
【0138】
そのような配置には、幾つかの利点がある。前記実施形態は、継手に平坦な端部を提供し、容易な拭き取りを可能とする。また、各継手部材の貫通孔は連結されていないとき閉鎖され、アセンブリの連結及び分離の間、確実に流体が孔を介して流出しないようにする。
【0139】
図30は、本発明の第12実施形態を示し、そこでは、前述の実施形態とほぼ同じ継手部材が、カーボン又はグラスファイバー等の複合構造で製造されている。
【0140】
管状部にとって±55°の巻き角が最適な力を実現することは公知である。また、雄型継手部材等の曲げチューブは、流動軸Bに対して隣接領域1204に沿うように、そして継手軸Aに対してプローブに沿うように維持される±55°の巻き角に形成される。
【0141】
図30は、本発明の第12実施形態に係る繊維パターンを示す。雄型継手部材は、隣接領域に沿う±55°の巻き角を備えるが、殆どの繊維が軸方向に沿って配置されるプローブに沿う0〜90°の巻き角の範囲で変化する。対照的に、雌型継手部材の繊維は、開口端領域に沿う±55°の巻き角で配置されるが、殆どの繊維が放射方向に配置されたソケット部では、0〜90°の巻き角の範囲で変化する。
【0142】
巻き角の変化により、継手部材はより大きな力を付与され、その領域に主に環状の力を緩和する。
【0143】
本発明は、水圧又は空気圧の機械で使用されるが、流体搬送での利用に使用するのが好ましい。
【0144】
本発明の主な利点は、継手アセンブリを通過する流体の流れが実質的に直線管を介して行われることである。これにより、直線管、及び、隣接する上下流の流路で「ピグする(be pigged:厳密に油種を分離する)」ことが可能となり、それは石油パイプラインでの公知の処理であり、全ての継手での閉鎖していない導管に必要とされる。
【0145】
本発明に係る継手アセンブリが、合成樹脂、金属、又は、この技術分野で公知の全ての材料で形成されることは当業者にとって自明である。さらに、部品の正確な配置は、添付図面に記載されたものから変更可能である。例えば、継手部材が対称であることは要求されず、幾つかの適用では、偏心形状の部品を有することが利点となる。雄型部材と対応する雌型部材のソケットの断面は、雌型部材内で雄型部材が回転可能となるように円筒形状であるのが好ましい実施形態ではあるが、必ずしも円筒である必要はない。
【図面の簡単な説明】
【0146】
【図1】本発明に係る第1実施形態の非接続位置での断面図である。
【図2】本発明に係る第1実施形態の接続位置での断面図である。
【図3】本発明に係る第2実施形態の非接続位置での断面図である。
【図4】本発明に係る第2実施形態であって、接続位置で、その位置が非固定である断面図である。
【図5】本発明に係る第2実施形態であって、接続位置で、その位置が固定されている断面図である。
【図6】本発明に係る第3実施形態であって。接続位置で、その位置が固定されている断面図である。
【図7】本発明に係る第4実施形態であって、非接続位置で、雄型継手部材の側面図と雌型継手部材の断面図を示す。
【図8】本発明に係る第4実施形態であって、接続位置で、雄型継手部材が不図示の断面図である。
【図9】本発明に係る第5実施形態の非接続位置での平面図である。
【図10】本発明に係る第5実施形態であって、図9のA-A線断面図である。
【図11】本発明に係る第5実施形態であって、初期接続位置にあるときの図9のA-A線断面図である。
【図12】本発明に係る第5実施形態であって、接続位置にあるときの図9のA-A線断面図である。
【図13】本発明に係る第6実施形態であって、接続位置での側面図である。
【図14】本発明に係る第6実施形態であって、中間接続位置での側面図である。
【図15】本発明の第6実施形態であって、接続位置での断面図である。
【図16】本発明に係る第6実施形態であって、中間接続位置での断面図である。
【図17】本発明に係る第7実施形態であって、非接続位置での断面図である。
【図18】第7実施形態であって、略接続位置での断面図である。
【図19】第7実施形態であって、接続位置での断面図である。
【図20】本発明に係る第8実施形態であって、非接続位置での断面図である。
【図21】図8であって、接続位置での断面図である。
【図22】本発明に係る第9実施形態であって、非接続位置での側面図である。
【図23】第9実施形態であって、略接続位置での側面図である。
【図24】第9実施形態であって、接続位置での側面図である。
【図25a】本発明に係る第10実施形態であって、接続位置での断面図である。
【図25b】図25aの端面図である。
【図26a】第10実施形態であって、非接続位置での断面図である。
【図26b】図26aの端面図である。
【図27】本発明に係る第11実施形態であって、非接続位置での断面図である。
【図28】第11実施形態であって、略接続位置での断面図である。
【図29】第11実施形態であって、接続位置での断面図である。
【図30】本発明に係る第12実施形態であって、非接続位置での側面図である。
【符号の説明】
【0147】
101…継手アセンブリ
102…雄型継手部材
103…雌型継手部材
104…隣接部
106…プローブ
108…貫通孔
110…停止部材
112…前方隣接面
114…側壁
115…シールリング
117…貫通孔
121…貫通孔
122…ソケット
124…開口端領域
126…端面
128…内方環状シールリング
130…流出口
132…開口
134…側壁
136…貫通孔
201…継手アセンブリ
202…雄型継手部材
203…マニホールド
204…隣接部
206…プローブ
208…貫通孔
210…配列構造
215…外方シールリング
216…外径フランジ
217…機械式クリップ
218…円盤部
219、220…側部
219a、220a…連結手段
221…貫通孔
222…ソケット
228…外方シールリング
230…割ピン
236…内径歯
230…割ピン
236…内径歯
302…雄型継手部材
303…雌型継手部材
304…隣接部
306…プローブ
308…貫通孔
310…配列構造
315…外方シールリング
316…外径フランジ
317…機械式クリップ
318…円盤部
319、320…側部
319a、320a…連結手段
321…貫通孔
322…ソケット
328…内方シールリング
330…割ピン
336…外径歯
319a、320a…連結手段
326…フランジ
402…雄型継手部材
404…隣接部
406…プローブ
408…貫通孔
415…外方環状シールリング
417…プレート
418…孔
421…貫通孔
422…ソケット
436…プレート
437…孔
428…内方シールリング
436…孔
504…隣接部
508…貫通孔
515…外方シールリング
521…貫通孔
522…ソケット
528…内方シールリング
530…流体出口
551…整列孔
554…ロック手段
555…ピン
602…雄型継手部材
603…雌型継手部材
604…隣接領域
606…プローブ
608…貫通孔
616…外方環状リング
621…貫通孔
622…ソケット
628…内方シールリング
660…アーム
662…バルブ
664…シール手段
668…プレート
660…アーム
670…小径孔
671…大径凹部
671…環状シールリング
680…アーム
690…バルブ
701…継手アセンブリ
702…雄型継手部材
703…雌型継手部材
701…継手アセンブリ
702…雄型継手部材
703…雌型継手部材
704…隣接領域
706…プローブ
708…貫通孔
713…ヒップ
715…外方シールリング
716…管状部
717…スリーブ
718…停止部材
719…段部
720…スプリング
721…貫通孔
722…ソケット
728…内方シールリング
740…円盤状凹部
742…角部
801…継手アセンブリ
802…雄型継手部材
803…雌型継手部材
804…隣接領域
806…プローブ
808…貫通孔
821…貫通孔
822…ソケット
828…内方シールリング
822…ソケット
901…継手アセンブリ
902…雄型継手部材
903…雌型継手部材
904…隣接領域
906…プローブ
908…貫通孔
915…外方シールリング
921…貫通孔
922…ソケット
928…内方シールリング
960…アーム
961…ピン
962…バルブ
968…プレート
990…バルブ
993…中間リンク
994…駆動部材
980…アーム
981…ピン
990…バルブ
1001…継手部材
1002…雄型継手部材
1003…雌型継手部材
1006…プローブ
1008…貫通孔
1012…ソケット
1013…ヒップ
1015…外方シールリング
1017…スリーブ
1020…スプリング
1021…貫通孔
1028…内方シールリング
1040…円盤状凹部
1041…半円ワッシャピース
1042…保持部材
1101…継手アセンブリ
1102…雄型継手部材
1103…雌型継手部材
1104…隣接領域
1106…プローブ
1107…シース
1108…貫通孔
1112…前方突出面
1115…外方シールリング
1119…半円孔
1121…貫通孔
1128…内方シールリング
1166…連結機構
1162…閉鎖部材
1163…外径フランジ
1164…スプリング
1165…内方シールリング
1103…雌型継手部材
1122…ソケット
1190…内方閉鎖部材
1191…保持部材
1192…スプリング
1193…外方シールリング
1194…連結手段
1204…隣接領域
A…継手軸
B…流体軸

【特許請求の範囲】
【請求項1】
雄型及び雌型継手部材を備え、雄型及び雌型継手部材は、使用時、雄型継手部材のプローブを、雌型継手部材のソケットに挿入することにより連結され、各継手部材は、流路に接続するために配置される第1端と、第1端から延びる貫通孔とを有し、前記雄型継手部材の貫通孔は、第1端とプローブの円周面の間に延び、使用時に連結されると、各継手部材の貫通孔が第1長軸と同軸となり、プローブ及びソケットが第1軸に対して傾斜する第2長軸と同軸となり、前記貫通孔は、2つの流路の間の流動管を提供し、流体がシール手段によって前記流動管内に保持される、流路を取外可能に接続するための継手アセンブリ。
【請求項2】
前記雌型継手部材の第1端に接続された流路は、雌型継手部材の貫通孔と同軸であり、前記雄型継手部材の第1端に接続された流路は、雄型継手部材の貫通孔と同軸である請求項1に記載の継手アセンブリ。
【請求項3】
前記プローブは、雄型継手部材の第2端を備える請求項1又は2に記載の継手アセンブリ。
【請求項4】
前記ソケットは、雌型継手部材の第2端を備え、雌型継手部材の貫通孔は、第1端から延び、ソケットと交差する請求項1から3のいずれか1項に記載の継手アセンブリ。
【請求項5】
前記シール手段は、第1及び第2環状シールリングを備え、使用時に連結されると、前記第1環状シールリングが雌型部材の貫通孔とソケットの交差部の一方の側に配置され、前記第2環状シールリングが雌型部材の貫通孔とソケットの交差部の他方の側に配置される前記請求項のいずれか1項に記載の継手アセンブリ。
【請求項6】
前記第1環状シールリングは、ソケット内に内方環状シールリングを備え、前記第2環状シールリングは、プローブに外方環状シールリングを備える請求項5に記載の継手アセンブリ。
【請求項7】
前記プローブは、ほぼ均一な外径を有し、前記ソケットはほぼ均一な内径を有する前記請求項のいずれか1項に記載の継手アセンブリ。
【請求項8】
前記雄型及び雌型継手部材の貫通孔は、ほぼ真っ直ぐで、前記継手部材が使用時に連結すると、前記貫通孔が直線流動管を形成する前記請求項のいずれか1項に記載の継手アセンブリ。
【請求項9】
前記雄型及び雌型継手部材の貫通孔は、同一直径を有する前記請求項のいずれか1項に記載の継手アセンブリ。
【請求項10】
さらに、連結された継手部材の分離を阻止するように配置された取外可能な保持手段を備えた前記請求項のいずれか1項に記載の継手アセンブリ。
【請求項11】
前記雄型継手部材は、さらに貫通孔を有し、前記雌型継手部材は、さらに少なくとも1つの貫通孔を有し、連結時、前記貫通孔は整列され、前記保持手段は前記貫通孔を介して挿入されるピンを備える請求項10に記載の継手アセンブリ。
【請求項12】
前記雄型継手部材の貫通孔はプローブに配設し、前記雌型継手部材の貫通孔はソケットに配設した請求項11に記載の継手アセンブリ。
【請求項13】
前記保持手段は、使用時、雄型継手部材に短時間で配設される第1部品と、使用時、雌型継手部材に短時間で配設される第2部品とを備え、使用時、第1部品及び第2部品は、前記保持手段により互いに連結する請求項10に記載の継手アセンブリ。
【請求項14】
前記第1及び第2部品は、それぞれ内径歯のラックを備える請求項13に記載の継手アセンブリ。
【請求項15】
前記第1部品の内径歯は外方に面し、前記第2部品の内径歯は内方に面する請求項14に記載の継手アセンブリ。
【請求項16】
前記第1部品の内径歯は内方に面し、前記第2部品の内径歯は外方に面する請求項14に記載の継手アセンブリ。
【請求項17】
前記第1部品はクリップを備えた請求項13から16のいずれか1項に記載の継手アセンブリ。
【請求項18】
前記クリップは、弾性材料からなる請求項17に記載の継手アセンブリ。
【請求項19】
前記クリップは、第1長軸の反対側の周囲に配置される第1及び第2領域を備え、使用時、雄型継手部材のフランジに隣接する連結領域によって接続され、前記隣接部は、クリップ及び雄型部材を第1配列とし、前記第1及び第2領域の少なくともいずれか一方は、連結領域から離間した内径歯を有する請求項17又は18に記載の継手アセンブリ。
【請求項20】
前記クリップの内径歯は、第1又は第2領域のいずれか一方で連結領域の周囲に回転することにより取外可能に連結する請求項19に記載の継手アセンブリ。
【請求項21】
前記連結領域に隣接するフランジの表面が傾斜面である請求項16に従属する請求項20に記載の継手アセンブリ。
【請求項22】
前記雄型継手部材のプローブと貫通孔の間の傾斜角度と、雌型継手部材のソケットと貫通孔の間の傾斜角度は、5〜35°の範囲で同一である前記請求項のいずれか1項に記載の継手アセンブリ。
【請求項23】
前記雌型継手部材のソケットは、さらに閉鎖端及び開口を有し、前記開口はプローブの閉鎖端と先端の間の空間に連通するように配置され、プローブがソケット内に挿入されるとき、ソケット内の周囲流体は開口から押し出され、開口からの周囲流体の流出比はプローブをソケット内に挿入するために必要とされる挿入力を決定する前記請求項のいずれか1項に記載の継手アセンブリ。
【請求項24】
前記開口は、ソケットの閉鎖端を貫通して延びる請求項23に記載の継手アセンブリ。
【請求項25】
前記開口は、孔に挿入される割ピンを備え、前記雌型継手部材は、さらに前記孔を備え、該孔はソケットの軸に直交して延びる請求項23に記載の継手アセンブリ。
【請求項26】
前記プローブは、さらに、使用時、割ピンと協働するために非対称形状を有し、第2長軸の周囲に間違って方向付けされると、貫通孔が整列する前に割ピンに隣接する請求項25に記載の継手アセンブリ。
【請求項27】
前記雄型及び雌型継手部材は、さらに協働する配列形状を有し、前記協働は、プローブをソケット内に挿入可能とする第2長軸の周囲での相対的な回転を制限する前記請求項のいずれか1項に記載の継手アセンブリ。
【請求項28】
前記協働部品は、雄型継手部材に対して素早く、第2長軸と平行に取り付けられる、少なくとも1つの、好ましくは2つの雄型機構を備え、さらに、雄型機構のために、雌型継手部材に対して素早く取り付けられる対応する雌型機構を備え、ソケットへのプローブの挿入中、雄型機構は雌型機構と協働する請求項27に記載の継手アセンブリ。
【請求項29】
前記雄型機構は、さらに切欠きを備え、前記雌型部材は、さらに雌型機構と交差する海溝を備え、ロック手段が前記海溝に配置され、使用時に配置されると、取外可能な保持手段を提供するために切欠きに連結する請求項28に記載の継手アセンブリ。
【請求項30】
前記雄型継手部材は、バルブを備え、該バルブは、閉鎖位置で貫通孔での流体の流れを阻止し、開放位置で許容する前記請求項のいずれか1項に記載の継手アセンブリ。
【請求項31】
前記雄型継手部材のバルブは、回転機構を回転させることにより開放位置と閉鎖位置の間で動作可能である請求項30に記載の継手アセンブリ。
【請求項32】
前記回転機構は、雌型継手部材の部品によって動作可能で、前記バルブは、プローブがソケットから分離されると、開放位置から閉鎖位置に回転する請求項31に記載の継手アセンブリ。
【請求項33】
前記バルブは、さらに付勢手段を備え、該付勢手段は、バルブを閉鎖位置に付勢し、前記回転機構は、雌型継手部材の部品によって作動し、前記バルブは、プローブがソケット内に挿入されると、開放位置に向かって移動する請求項30に記載の継手アセンブリ。
【請求項34】
前記雌型継手部材は、バルブを備え、該バルブは、閉鎖位置で貫通孔での流体の流れを阻止し、開放位置で許可する前記請求項のいずれか1項に記載の継手アセンブリ。
【請求項35】
前記雌型継手部材のバルブは、回転機構を回転させることにより開放位置と閉鎖位置の間で作動可能である請求項34に記載の継手アセンブリ。
【請求項36】
前記回転機構は、雄型継手部材の部品によって作動し、前記バルブは、プローブがソケットから分離されると、開放位置から閉鎖位置に回転する請求項35に記載の継手アセンブリ。
【請求項37】
前記バルブは、さらに付勢手段を備え、該付勢手段は、閉鎖位置に向かってバルブを付勢し、前記回転機構は、雄型継手部材の部品によって作動し、前記バルブは、プローブがソケット内に挿入されると、開放位置に向かって移動する請求項36に記載の継手アセンブリ。
【請求項38】
前記プローブと前記ソケットの間にシールリングを設け、前記プローブと前記ソケットは、流体圧によってシールリングが損傷又は脱落することを阻止するためにシールリングに隣接するように先細となっている前記請求項のいずれか1項に記載の継手アセンブリ。
【請求項39】
前記流体管の一方の側から各側に2つのシールリングを設け、各シールリングは、請求項38に記載される配列によって保護されている前記請求項のいずれか1項に記載の継手アセンブリ。
【請求項40】
前記雄型継手部材は、第1部品と、該第1部品に第1長軸に沿って相対的にスライド可能に配設される第2部品とを備え、付勢手段が、第1位置に向かって第2部品を付勢し、前記雌型継手部材は、凹部を備え、使用時に連結されると、第2部品は、雄型及び雌型部材が分離することを阻止するために凹部に連結する前記請求項のいずれか1項に記載の継手アセンブリ。
【請求項41】
前記凹部は、雌型継手部材に一体化されるか、あるいは、素早く保持される第1部品と、雌型継手部材から分離可能な第2部品とを備え、保持部材が第1部品に第2部品を固定する請求項40に記載の継手アセンブリ。
【請求項42】
前記保持部材は、弾性を有し、使用時に連結されると、所定のブレイクアウト力で、前記第2部品が第1部品から離れ、凹部を拡大し、プローブをソケットから離脱可能とする請求項41に記載の継手アセンブリ。
【請求項43】
前記保持部材は、凹部を形成する第1及び第2部品の外面に配置したスプリングを備える請求項41及び42に記載の継手アセンブリ。
【請求項44】
前記回転部材は、第1縁及び反対側の第2縁を備え、他方の継手部材は、協働機構を有し、連結中、前記協働機構は、第2長軸に沿って回転部材に対して相対的に移動し、前記協働部材は、前記継手部材の連結中、バルブを開放するために反対側の第1縁に隣接し、前記継手部材の分離中、バルブを閉鎖するために反対側の第2縁に隣接する請求項31又は35に記載の継手アセンブリ。
【請求項45】
いずれかの添付図面を参照して記載され、図示された取外可能に接続される流路のための継手アセンブリ。
【請求項46】
前記雄型及び雌型継手部材は、それぞれ貫通孔の閉鎖部材を備える前記請求項のいずれか1項に記載の継手アセンブリ。
【請求項47】
前記雄型部材の閉鎖部材は、該閉鎖部材が流体開口を閉鎖し、第2環状シールリングが流体開口の一方と他方に配置される閉鎖位置と、前記閉鎖部材が流体開口を閉鎖しない開放位置との間を移動可能である請求項46に記載の継手アセンブリ。
【請求項48】
前記雌型部材の閉鎖部材は、該閉鎖部材が流体開口を閉鎖し、第1環状シールリングが流体開口の一方と他方に配置される閉鎖位置と、前記閉鎖部材が流体開口を閉鎖しない開放位置との間で移動可能である請求項46に記載の継手アセンブリ。
【請求項49】
前記閉鎖部材は、プローブの周囲とソケットの内部とにそれぞれスライド可能に配設される請求項46から48のいずれか1項に記載の継手アセンブリ。
【請求項50】
前記閉鎖部材は、閉鎖位置に向かって付勢されている請求項46から49のいずれか1項に記載の継手アセンブリ。
【請求項51】
前記雄型及び雌型継手部材は、各閉鎖部材を閉鎖位置に保持するための保持部材を備え、閉鎖位置では、各閉鎖部材は平坦な端部を有する請求項50に記載の継手アセンブリ。
【請求項52】
前記雄型継手部材は、繊維複合構造に形成され、プローブに沿って軸方向に押し固めた繊維は、放射方向に押し固めた繊維よりも大きい前記請求項のいずれか1項に記載の継手アセンブリ。
【請求項53】
前記雌型継手部材は、複合構造に形成され、ソケット領域に沿って放射方向に押し固めた繊維は、軸方向に押し固めた繊維よりも大きい前記請求項のいずれか1項に記載の継手アセンブリ。
【請求項54】
雄型継手部材のプローブを、対応する雌型継手部材のソケットに挿入する工程を備え、前記継手部材は、流路の端部に、その交差部で連結され、各継手部材は、流路に連結するために設けた第1端と、該第1端から延びる貫通孔とを有し、使用時に連結すると、各継手部材の貫通孔が第1長軸と同軸となり、プローブ及びソケットが前記第1長軸に対して傾斜する第2長軸と同軸となり、前記貫通孔は、2つの貫通孔の間に流体管を提供し、流体は、シール手段によって前記流体管内に保持される、取外可能に流路を接続する方法。
【請求項55】
前記方法は、さらに雄型及び雌型継手部材の直径方向に整列される孔にブレイクアウトピンを挿入する工程を備えた請求項54に記載の取外可能に流路を接続する方法。
【請求項56】
前記継手アセンブリは、請求項1から53のいずれか1項に記載される取外可能に流路を接続する方法。
【請求項57】
添付図面を参照して記載され、図示された取外可能に流路を接続する方法。

【図1】
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【図2】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【図24】
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【図25a】
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【図25b】
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【図26a】
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【図26b】
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【図27】
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【図28】
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【図29】
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【図30】
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【公表番号】特表2009−505008(P2009−505008A)
【公表日】平成21年2月5日(2009.2.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−525632(P2008−525632)
【出願日】平成18年8月7日(2006.8.7)
【国際出願番号】PCT/GB2006/002965
【国際公開番号】WO2007/017677
【国際公開日】平成19年2月15日(2007.2.15)
【出願人】(507014586)セルフ−エナジャイジング・カップリング・カンパニー・リミテッド (2)
【氏名又は名称原語表記】SELF−ENERGISING COUPLING COMPANY LIMITED
【Fターム(参考)】