液性腫瘍を治療するための方法および組成物
本出願は、アルファ−4インテグリンおよび/またはアルファ−9インテグリンの発現が関与する液性腫瘍増殖、その悪性病変および/またはその転移の発生を阻害するための、抗アルファ−4インテグリンおよび/または抗アルファ−9インテグリン活性を有する組成物の使用方法に関する。液性腫瘍増殖、その悪性病変および/またはその転移の発生の阻害のための医薬組成物および併用療法(例えば、化学療法による)もまた提供する。
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
治療有効量の式II
【化1】
(式中、
R1は、C1〜C4アルキルおよびC1〜C4ハロアルキルからなる群から選択され、
R2は、C1〜C4アルキル、C2〜C4アルケニル、C2〜C4アルキニル、およびC3〜C6シクロアルキルからなる群から選択される)の化合物、またはその薬学的に許容される塩、もしくはエステルを投与するステップを含む、液性腫瘍増殖、その悪性病変および/またはその転移の発生を阻害する方法。
【請求項2】
式IIの化合物が、
(S)−2−(2−(ジエチルアミノ)−5−(N−エチル−1,1,1−トリフルオロメチルスルホンアミド)ピリミジン−4−イルアミノ)−3−(4−(ピロリジン−1−カルボニルオキシ)フェニル)プロパン酸;
(S)−2−(2−(ジエチルアミノ)−5−(N−イソプロピルメチルスルホンアミド)ピリミジン−4−イルアミノ)−3−(4−(ピロリジン−1−カルボニルオキシ)フェニル)プロパン酸;
(S)−2−(5−(N−シクロペンチルメチルスルホンアミド)−2−(ジエチルアミノ)ピリミジン−4−イルアミノ)−3−(4−(ピロリジン−1−カルボニルオキシ)フェニル)プロパン酸;
(S)−2−(2−(ジエチルアミノ)−5−(N−メチルメチルスルホンアミド)ピリミジン−4−イルアミノ)−3−(4−(ピロリジン−1−カルボニルオキシ)フェニル)プロパン酸;
(S)−2−(2−(ジエチルアミノ)−5−(N−(プロプ−2−イニル)メチルスルホンアミド)ピリミジン−4−イルアミノ)−3−(4−(ピロリジン−1−カルボニルオキシ)フェニル)プロパン酸;
(S)−2−(2−(ジエチルアミノ)−5−(N−エチルメチルスルホンアミド)ピリミジン−4−イルアミノ)−3−(4−(ピロリジン−1−カルボニルオキシ)フェニル)プロパン酸;
(S)−2−(5−(N−アリルメチルスルホンアミド)−2−(ジエチルアミノ)ピリミジン−4−イルアミノ)−3−(4−(ピロリジン−1−カルボニルオキシ)フェニル)プロパン酸
(S)−2−(2−(ジエチルアミノ)−5−(N−エチルブチルスルホンアミド)ピリミジン−4−イルアミノ)−3−(4−(ピロリジン−1−カルボニルオキシ)フェニル)−プロパン酸;
(S)−2−(5−(3−クロロ−N−エチルプロピルスルホンアミド)−2−(ジエチルアミノ)−ピリミジン−4−イルアミノ)−3−(4−(ピロリジン−1−カルボニルオキシ)フェニル)プロパン酸;
(S)−2−(5−(3−クロロ−N−メチルプロピル−スルホンアミド)−2−(ジ
エチルアミノ)ピリミジン−4−イルアミノ)−3−(4−(ピロリジン−1−カルボニルオキシ)フェニル)プロパン酸;
(S)−2−(2−(ジエチルアミノ)−5−(N−エチル−3,3,3−トリフルオロプロピルスルホンアミド)−ピリミジン−4−イルアミノ)−3−(4−(ピロリジン−1−カルボニルオキシ)フェニル)プロパン酸;
(S)−2−(2−(ジエチルアミノ)−5−(N−エチルプロピルスルホンアミド)ピリミジン−4−イルアミノ)−3−(4−(ピロリジン−1−カルボニルオキシ)フェニル)−プロパン酸;および
(S)−2−(2−(ジエチルアミノ)−5−(N−エチル−2−メチルプロピルスルホンアミド)ピリミジン−4−イルアミノ)−3−(4−(ピロリジン−1−カルボニルオキシ)−フェニル)プロパン酸
からなる群から選択される、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
治療有効量の式IVの化合物
【化2】
(式中、
R7は、C1〜C4アルキル、C1〜C4ハロアルキル、またはヘテロアリールであり、R8は、C1〜C4アルキルであり、
R9およびR10は、独立に、C1〜C3アルキルであり、またはR9およびR10はそのペンダントである窒素原子と一緒になって、複素環を形成する)、またはその薬学的に許容される塩、エステル、もしくはプロドラッグを投与するステップを含む、液性腫瘍増殖、その悪性病変および/またはその転移の発生を阻害する方法。
【請求項4】
式IVの化合物が、
N−[2−ジエチルアミノ−5−{N−エチル−N−(トリフルオロアセチル)アミノ}ピリミジン−4−イル]−L−4’−{(ピロリジン−1−イル)カルボニルオキシ}フェニルアラニン;
N−[2−ジエチルアミノ−5−{N−エチル−N−(イソ−プロピルカルボニル)アミノ}ピリミジン−4−イル]−L−4’−{(ピロリジン−1−イル)カルボニルオキシ}フェニルアラニン;
N−[2−ジエチルアミノ−5−{N−エチル−N−(t−ブチルカルボニル)アミノ}ピリミジン−4−イル]−L−4’−{(ピロリジン−1−イル)カルボニルオキシ}フェニルアラニン;
N−[2−ジエチルアミノ−5−{N−エチル−N−(フラン−2−イルカルボニル)アミノ}ピリミジン−4−イル]−L−4’−{(ピロリジン−1−イル)カルボニルオキシ}フェニルアラニン;
N−[2−ジエチルアミノ−5−{N−エチル−N−(ピペリジン−1−イルカルボニル)アミノ}ピリミジン−4−イル]−L−4’−{(ピロリジン−1−イル)カルボニルオキシ}フェニルアラニン;
N−[2−ジエチルアミノ−5−{N−エチル−N−(N−エチル−N−イソ−プロピルアミノカルボニル)アミノ}ピリミジン−4−イル]−L−4’−{(ピロリジン−1−イル)カルボニルオキシ}フェニルアラニン;
N−[2−ジエチルアミノ−5−{N−エチル−N−(チエン−3−イルカルボニル)アミノ}ピリミジン−4−イル]−L−4’−{(ピロリジン−1−イル)カルボニルオキシ}フェニルアラニン;
N−[2−ジエチルアミノ−5−{N−エチル−N−(チエン−2−イルカルボニル)アミノ}ピリミジン−4−イル]−L−4’−{(ピロリジン−1−イル)カルボニルオキシ}フェニルアラニン;
N−[2−ジエチルアミノ−5−{N−エチル−N−(フラン−3−イルカルボニル)アミノ}ピリミジン−4−イル]−L−4’−{(ピロリジン−1−イル)カルボニルオキシ}フェニルアラニン;
N−[2−ジエチルアミノ−5−{N−エチル−N−(3−チアピロリジン−1−イルカルボニル)アミノ}ピリミジン−4−イル]−L−4’−{(ピロリジン−1−イル)カルボニルオキシ}フェニルアラニン;
N−[2−ジエチルアミノ−5−{N−エチル−N−(チエン−2−イルカルボニル)アミノ}ピリミジン−4−イル]−L−4’−{(ピロリジン−1−イル)カルボニルオキシ}−フェニルアラニンt−ブチルエステル;
N−[2−ジエチルアミノ−5−{N−エチル−N−トリフルオロメチルカルボニル)アミノ}ピリミジン−4−イル]−L−4’−{(ピロリジン−1−イル)カルボニルオキシ}−フェニルアラニンt−ブチルエステル;
N−[2−ジエチルアミノ−5−{N−エチル−N−t−ブチルカルボニル)アミノ}ピリミジン−4−イル]−L−4’−{(ピロリジン−1−イル)カルボニルオキシ}−フェニルアラニンt−ブチルエステル;および
N−[2−ジエチルアミノ−5−{N−エチル−N−フラン−3−イルカルボニル)アミノ}ピリミジン−4−イル]−L−4’−{(ピロリジン−1−イル)カルボニルオキシ}−フェニルアラニンt−ブチルエステル
からなる群から選択される、請求項3に記載の方法。
【請求項5】
治療有効量の式Bの化合物
【化3】
(式中、各Xは、フルオロおよびクロロからなる群から独立に選択され、
mは、1または2に等しい整数であり、
R2は、低級アルキル、低級アルケニル、低級アルキニルおよび低級アルキレンシクロアルキルからなる群から選択され、
R1およびR3は、各々独立に、Hまたは低級アルキルであり、あるいはR1およびR3はそれらが結合している窒素原子と一緒になって、アゼチジニル、ピロリジニル、またはピペリジニル基を形成する)および薬学的に許容されるその塩を投与するステップを含む、液性腫瘍増殖、その悪性病変および/またはその転移の発生を阻害する方法。
【請求項6】
式Bの化合物が、
N−(2−[N’,N’−ジエチルアミノ]−5−[N”−(4−クロロフェニルスルホニル)−N”−エチルアミノ]ピリミジン−4−イル)−4’−(ピロリジン−1−イルカルボニルオキシ)−L−フェニルアラニン;
N−(2−[N’,N’−ジエチルアミノ]−5−[N”−(4−フルオロフェニルスルホニル)−N”−エチルアミノ]ピリミジン−4−イル)−4’−(ピロリジン−1−イルカルボニルオキシ)−L−フェニルアラニン;
N−(2−[N’,N’−ジエチルアミノ]−5−[N”−(4−フルオロフェニルスルホニル)−N”−メチルアミノ]ピリミジン−4−イル)−4’−(ピロリジン−1−イルカルボニルオキシ)−L−フェニルアラニン;
N−(2−[N’,N’−ジエチルアミノ]−5−[N”−(4−クロロフェニルスルホニル)−N”−メチルアミノ]ピリミジン−4−イル)−4’−(ピロリジン−1−イルカルボニルオキシ)−L−フェニルアラニン;
N−(2−[N’,N’−ジエチルアミノ]−5−[N”−(4−フルオロフェニルスルホニル)−N”−メチルアミノ]ピリミジン−4−イル)−4’−(ピペリジン−1−イルカルボニルオキシ)−L−フェニルアラニン;
N−(2−[N’,N’−ジエチルアミノ]−5−[N”−(4−フルオロフェニルスルホニル)−N”−エチルアミノ]ピリミジン−4−イル)−4’−(ピペリジン−1−イルカルボニルオキシ)−L−フェニルアラニン;
N−(2−[N’,N’−ジエチルアミノ]−5−[N”−(4−フルオロフェニルスルホニル)−N”−エチルアミノ]ピリミジン−4−イル)−4’−(アゼチジン−1−イルカルボニルオキシ)−L−フェニルアラニン;
N−(2−[N’,N’−ジエチルアミノ]−5−[N”−(4−フルオロフェニルスルホニル)−N”−メチルアミノ]ピリミジン−4−イル)−4’−(アゼチジン−1−イルカルボニルオキシ)−L−フェニルアラニン;
N−(2−[N’,N’−ジエチルアミノ]−5−[N”−(4−クロロフェニルスルホニル)−N”−メチルアミノ]ピリミジン−4−イル)−4’−(アゼチジン−1−イルカルボニルオキシ)−L−フェニルアラニン;
N−(2−[N’,N’−ジエチルアミノ]−5−[N”−(4−クロロフェニルスルホニル)−N”−エチルアミノ]ピリミジン−4−イル)−4’−(アゼチジン−1−イルカルボニルオキシ)−L−フェニルアラニン;
N−(2−[N’,N’−ジエチルアミノ]−5−[N”−(2,4−ジフルオロフェニルスルホニル)−N”−メチルアミノ]ピリミジン−4−イル)−4’−(ピロリジン−1−イルカルボニルオキシ)−L−フェニルアラニン;
N−(2−[N’,N’−ジエチルアミノ]−5−[N”−(2,4−ジフルオロフェニルスルホニル)−N”−エチルアミノ]ピリミジン−4−イル)−4’−(ピロリジン−1−イルカルボニルオキシ)−L−フェニルアラニン;
N−(2−[N’,N’−ジエチルアミノ]−5−[N”−(2,4−ジフルオロフェニルスルホニル)−N”−メチルアミノ]ピリミジン−4−イル)−4’−(アゼチジン−1−イルカルボニルオキシ)−L−フェニルアラニン;
N−(2−[N’,N’−ジエチルアミノ]−5−[N”−(2,4−ジフルオロフェニルスルホニル)−N”−エチルアミノ]ピリミジン−4−イル)−4’−(アゼチジン−1−イルカルボニルオキシ)−L−フェニルアラニン;
N−(2−[N’,N’−ジエチルアミノ]−5−[N”−(4−フルオロフェニルスルホニル)−N”−プロパルギルアミノ]ピリミジン−4−イル)−4’−(ピロリジン−1−イルカルボニルオキシ)−L−フェニルアラニン;
N−(2−[N’,N’−ジエチルアミノ]−5−[N”−(2,4−ジフルオロフェニルスルホニル)−N”−プロパルギルアミノ]ピリミジン−4−イル)−4’−(ピロリジン−1−イルカルボニルオキシ)−L−フェニルアラニン;
N−(2−[N’,N’−ジエチルアミノ]−5−[N”−(2,4−ジフルオロフェニルスルホニル)−N”−プロパルギルアミノ]ピリミジン−4−イル)−4’−(アゼチジン−1−イルカルボニルオキシ)−L−フェニルアラニン;
N−(2−[N’,N’−ジエチルアミノ]−5−[N”−(4−フルオロフェニルスルホニル)−N”−プロパルギルアミノ]ピリミジン−4−イル)−4’−(アゼチジン−1−イルカルボニルオキシ)−L−フェニルアラニン;
N−(2−[N’,N’−ジエチルアミノ]−5−[N”−(4−クロロフェニルスルホニル)−N”−プロパルギルアミノ]ピリミジン−4−イル)−4’−(ピロリジン−1−イルカルボニルオキシ)−L−フェニルアラニン;
2−{2−ジエチルアミノ−5−[(4−クロロベンゼンスルホニル)メチルアミノ]−ピリミジン−4−イルアミノ}−3−(4−ジメチルカルバモイルオキシフェニル)プロピオン酸;
2−{2−ジエチルアミノ−5−[(4−フルオロベンゼンスルホニル)メチルアミノ]−ピリミジン−4−イルアミノ}−3−(4−ジメチルカルバモイルオキシフェニル)プロピオン酸;
2−{2−ジエチルアミノ−5−[(3,4−ジフルオロベンゼンスルホニル)メチルアミノ]−ピリミジン−4−イルアミノ}−3−(4−ジメチルカルバモイルオキシフェニル)プロピオン酸;
2−{2−ジエチルアミノ−5−[(3,4−ジクロロベンゼンスルホニル)メチルアミノ]−ピリミジン−4−イルアミノ}−3−(4−ジメチルカルバモイルオキシフェニル)プロピオン酸;
2−{2−ジエチルアミノ−5−[(ベンゼンスルホニル)メチルアミノ]−ピリミジン−4−イルアミノ}−3−(4−ジメチルカルバモイルオキシフェニル)プロピオン酸;
2−{2−ジエチルアミノ−5−[(2−フルオロベンゼンスルホニル)メチルアミノ]−ピリミジン−4−イルアミノ}−3−(4−ジメチルカルバモイルオキシフェニル)プロピオン酸;
2−{2−ジエチルアミノ−5−[(3−フルオロベンゼンスルホニル)メチルアミノ]−ピリミジン−4−イルアミノ}−3−(4−ジメチルカルバモイルオキシフェニル)プロピオン酸;
2−{2−ジエチルアミノ−5−[(4−フルオロベンゼンスルホニル)イソプロピルアミノ]−ピリミジン−4−イルアミノ}−3−(4−ジメチルカルバモイルオキシフェニル)プロピオン酸;
2−{2−ジエチルアミノ−5−[(4−フルオロベンゼンスルホニル)エチルアミノ]−ピリミジン−4−イルアミノ}−3−(4−ジメチルカルバモイルオキシフェニル)プロピオン酸;
2−{2−ジエチルアミノ−5−[(3,4−ジフルオロベンゼンスルホニル)イソプロピルアミノ]−ピリミジン−4−イルアミノ}−3−(4−ジメチルカルバモイルオキシフェニル)プロピオン酸;
2−{2−ジエチルアミノ−5−[(4−クロロベンゼンスルホニル)イソプロピルアミノ]−ピリミジン−4−イルアミノ}−3−(4−ジメチルカルバモイルオキシフェニル)プロピオン酸;
2−{2−ジエチルアミノ−5−[(3,4−ジフルオロベンゼンスルホニル)エチルアミノ]−ピリミジン−4−イルアミノ}−3−(4−ジメチルカルバモイルオキシフェ
ニル)プロピオン酸;
2−{2−ジエチルアミノ−5−[(4−クロロベンゼンスルホニル)エチルアミノ]−ピリミジン−4−イルアミノ}−3−(4−ジメチルカルバモイルオキシフェニル)プロピオン酸;
2−{2−ジエチルアミノ−5−[(4−フルオロベンゼンスルホニル)シルクロプロピルメチル−アミノ]ピリミジン−4−イルアミノ}−3−(4−ジメチルカルバモイルオキシフェニル)プロピオン酸;
2−{2−ジエチルアミノ−5−[(3,5−ジフルオロベンゼンスルホニル)メチルアミノ]−ピリミジン−4−イルアミノ}−3−(4−ジメチルカルバモイルオキシフェニル)プロピオン酸;
2−{2−ジエチルアミノ−5−[(3,5−ジフルオロベンゼンスルホニル)エチルアミノ]−ピリミジン−4−イルアミノ}−3−(4−ジメチルカルバモイルオキシフェニル)プロピオン酸;
2−{2−ジエチルアミノ−5−[(2,4−ジフルオロベンゼンスルホニル)メチルアミノ]−ピリミジン−4−イルアミノ}−3−(4−ジメチルカルバモイルオキシフェニル)プロピオン酸;
2−{2−ジエチルアミノ−5−[(2,4−ジフルオロベンゼンスルホニル)エチルアミノ]−ピリミジン−4−イルアミノ}−3−(4−ジメチルカルバモイルオキシフェニル)プロピオン酸;
2−{2−ジエチルアミノ−5−[(3,5−ジクロロベンゼンスルホニル)メチルアミノ]−ピリミジン−4−イルアミノ}−3−(4−ジメチルカルバモイルオキシフェニル)プロピオン酸;
2−{2−ジエチルアミノ−5−[(3,5−ジクロロベンゼンスルホニル)エチルアミノ]−ピリミジン−4−イルアミノ}−3−(4−ジメチルカルバモイルオキシフェニル)プロピオン酸;
2−{2−ジエチルアミノ−5−[(4−フルオロベンゼンスルホニル)−n−プロピルアミノ]−ピリミジン−4−イルアミノ}−3−(4−ジメチルカルバモイルオキシフェニル)プロピオン酸;
2−{2−ジエチルアミノ−5−[(4−フルオロベンゼンスルホニル)アリルアミノ]−ピリミジン−4−イルアミノ}−3−(4−ジメチルカルバモイルオキシフェニル)プロピオン酸;
2−{2−ジエチルアミノ−5−[(4−フルオロベンゼンスルホニル)イソブチルアミノ]−ピリミジン−4−イルアミノ}−3−(4−ジメチルカルバモイルオキシフェニル)プロピオン酸;
2−{2−ジエチルアミノ−5−[(4−フルオロベンゼンスルホニル)−n−ブチルアミノ]−ピリミジン−4−イルアミノ}−3−(4−ジメチルカルバモイルオキシフェニル)プロピオン酸;
2−{2−ジエチルアミノ−5−[(2,6−ジフルオロベンゼンスルホニル)メチルアミノ]−ピリミジン−4−イルアミノ}−3−(4−ジメチルカルバモイルオキシフェニル)プロピオン酸;
2−{2−ジエチルアミノ−5−[(2,3−ジフルオロベンゼンスルホニル)エチルアミノ]−ピリミジン−4−イルアミノ}−3−(4−ジメチルカルバモイルオキシフェニル)プロピオン酸;
2−{2−ジエチルアミノ−5−[(4−フルオロベンゼンスルホニル)プロパルギルアミノ]ピリミジン−4−イルアミノ}−3−(4−ジメチルカルバモイルオキシフェニル)プロピオン酸;
2−{2−ジエチルアミノ−5−[(2,4−ジフルオロベンゼンスルホニル)プロパルギルアミノ]ピリミジン−4−イルアミノ}−3−(4−ジメチルカルバモイルオキシフェニル)プロピオン酸;
2−{2−ジエチルアミノ−5−[(4−フルオロベンゼンスルホニル)−(2−トリ
スフルオロエチル)−アミノ]ピリミジン−4−イルアミノ}−3−(4−ジメチルカルバモイルオキシフェニル)プロピオン酸;
および薬学的に許容されるその塩からなる群から選択される、請求項5に記載の方法。
【請求項7】
治療有効量の式Xの化合物
【化4】
(式中、各Xは、フルオロおよびクロロからなる群から独立に選択され、
mは、1または2に等しい整数であり、
R2は、CH2−C≡CHであり、
R1およびR3はそれらが結合している窒素原子と一緒になって、アゼチジニル、ピロリジニル、またはピペリジニル基を形成する)および薬学的に許容されるその塩を投与することを含む、液性腫瘍増殖、その悪性病変および/またはその転移の発生を阻害する方法。
【請求項8】
治療有効量の式XVの化合物
【化5】
(式中、各Xは、独立に、フルオロ、クロロまたはブロモであり、
pは、0または1〜3の整数であり、
R1は、メチルおよびエチルからなる群から選択され、
R2は、CH2−C≡CHである)および薬学的に許容されるその塩を投与することを含む、液性腫瘍増殖、その悪性病変および/またはその転移の発生を阻害する方法。
【請求項9】
治療有効量の下記の式XVIIIのコンジュゲート
【化6】
(式中、
Bは、分枝アームハブ分子に共有結合しているポリアルキレンオキシドポリマーであり、qは、約2〜約100であり、
Aは、出現するごとに独立に、式XIXの化合物、または薬学的に許容されるその塩である
【化7】
(式中、
Jは、
a)式(a)の基
【化8】
(式中、R31は、リンカーを任意選択で含むポリマー部分への共有結合であり、あるいはR31は、−H、R31’、−NH2、−NHR31’または−N(R31’)2、−NC3〜C6環式、−OR31’、−SR31’であり、各R31’は、独立に、任意選択で置換されている直鎖状または分岐状C1〜C6アルキル、任意選択で置換されているC3〜C6シクロアルキル、任意選択で置換されているアリール、任意選択で置換されているヘテロアリールであり、
R32は、リンカーを任意選択で含むポリマー部分への共有結合であり、あるいはR32は、−H、−NO2、ハロアルキルまたは基−N(MR41)R42であり、Mは、共有結合、−C(O)−または−SO2−であり、R41は、R41’、N(R41’)2、または−OR41’であり、
各R41’は、独立に、水素、任意選択で置換されている直鎖状または分岐状C1〜C6
アルキル、任意選択で置換されているシクロアルキル、任意選択で置換されているアリール、任意選択で置換されている複素環式または任意選択で置換されているヘテロアリールであり、任意選択の置換は、ハロゲン化物、C1〜C6アルキル、または−OC1〜C6アルキルであり、
R42は、水素またはR41’である)、ならびに
b)式(b)の基
【化9】
(式中、Rは、ポリマー部分への共有結合、アミノ、ヒドロキシル、置換アミノ、アルキル、アルキルオキシ、アリールオキシ、ヘテロアリールオキシ、ヘテロシクリルオキシ、チオール、アリールチオ、ヘテロアリールチオ、ヘテロシクリルチオおよび置換アルキルからなる群から選択され、各アミノ、置換アミノ、アルキルおよび置換アルキルは、ポリマー部分に任意選択で共有結合をしており、いずれの場合にも、ポリマー部分は、ポリマー部分を共有結合させるリンカーを任意選択で含み、
Ar1は、アリール、置換アリール、ヘテロアリールおよび置換ヘテロアリールからなる群から選択され、アリール、置換アリール、ヘテロアリールおよび置換ヘテロアリールの各々は、ポリマー部分に任意選択で共有結合をしており、ポリマー部分は、ポリマー部分をAr1に共有結合させるリンカーを任意選択で含み、
Ar2は、アリール、置換アリール、ヘテロアリールおよび置換ヘテロアリールからなる群から選択され、アリール、置換アリール、ヘテロアリールおよび置換ヘテロアリールの各々は、ポリマー部分に任意選択で共有結合をしており、ポリマー部分は、ポリマー部分をAr2に共有結合させるリンカーを任意選択で含み、
Xは、−NR1−、−O−、−S−、−SO−、−SO2および任意選択で置換されている−CH2−からなる群から選択され、R1は、水素およびアルキルからなる群から選択される)から選択され、
Tは、
a)式(c)の基
【化10】
(式中、Yは、−O−および−NR1−からなる群から選択され、R1は、水素およびアルキルからなる群から選択され、
Wは、リンカーを任意選択で含むポリマー部分への共有結合および−NR2R3からなる群から選択され、R2およびR3は、水素、アルキル、置換アルキルからなる群から独立に選択され、かつR2およびR3は、それに結合している窒素原子と一緒になって、複素環または置換複素環を形成し、アルキル、置換アルキル、複素環式および置換複素環式の各々は、リンカーをさらに任意選択で含むポリマー部分に任意選択で共有結合をしており、
mは、0、1または2に等しい整数であり、
nは、0、1または2に等しい整数である)、ならびに
b)式(d)の基
【化11】
(式中、Gは、0〜3個の窒素を含有する任意選択で置換されているアリールまたは任意選択で置換されているヘテロアリールの5員環または6員環であり、前記アリールまたはヘテロアリールは、リンカーを任意選択で含むポリマー部分への共有結合を任意選択でさらに含み、
R6は、リンカーを任意選択で含むポリマー部分への共有結合であり、あるいはR6は、−H、アルキル、置換アルキル、または−CH2C(O)R17であり、R17は、−OH、−OR18、または−NHR18であり、R18は、アルキル、置換アルキル、アリールまたは置換アリールである)から選択され、
R55は、アミノ、置換アミノ、アルコキシ、置換アルコキシ、シクロアルコキシ、置換シクロアルコキシ、アリールオキシおよび置換アリールオキシ、および−OHからなる群から選択され、
ただし、
A. R、Ar1、Ar2、およびTの少なくとも1つは、ポリマー部分への共有結合を含有し、
B. Rがポリマー部分に共有結合をしているとき、nは1であり、Xは−O−、−S−、−SO−、または−SO2−ではなく、
C. Xが−O−または−NR1−であるとき、mは2であり、
D. 式XVIIIのコンジュゲートは、約10〜60kDaの分子量を有する))
を投与することを含む、液性腫瘍増殖、その悪性病変および/またはその転移の発生を阻害する方法。
【請求項10】
治療有効量の下記の式XXIIのコンジュゲート
【化12】
(式中、x、y、およびzの総計が約100〜1360であるように、x、y、およびz
が独立に整数である)を投与することを含む、液性腫瘍増殖、その悪性病変および/またはその転移の発生を阻害する方法。
【請求項11】
式XXIIのコンジュゲートが約40〜45kDaの分子量を有するように、x、y、およびzが独立に整数である、請求項10に記載の方法。
【請求項12】
治療有効量の下記の式XXIIIのコンジュゲート
【化13】
(式中、nの総計が約100〜1360であるように、各nが独立に整数である)を投与することを含む、液性腫瘍増殖、その悪性病変および/またはその転移の発生を阻害する方法。
【請求項13】
式XXIIIのコンジュゲートが40〜45kDaの分子量を有するように、各nが独立に整数である、請求項12に記載の方法。
【請求項14】
治療有効量の下記の式XXIVのコンジュゲート
【化14】
(式中、nの総計が約100〜1360であるように、各nが独立に整数である)を投与することを含む、液性腫瘍増殖、その悪性病変および/またはその転移の発生を阻害する方法。
【請求項15】
式XXIVのコンジュゲートが40〜45kDaの分子量を有するように、各nが独立に整数である、請求項14に記載の方法。
【請求項16】
前記悪性病変が、血液学的悪性病変である、請求項1、3、5、7から10、12、および14のいずれか一項に記載の方法。
【請求項17】
前記血液学的悪性病変が、白血病または多発性骨髄腫である、請求項16に記載の方法。
【請求項18】
前記白血病が、急性リンパ芽球性白血病(ALL)、急性骨髄性白血病(AML)、慢性骨髄性白血病(CML)、および慢性リンパ球性白血病(CLL)からなる群から選択される、請求項17に記載の方法。
【請求項19】
請求項1、3、5、7から10、12、および14のいずれか一項に記載の治療有効量の化合物もしくはコンジュゲート、または薬学的に許容されるその塩と、薬学的に許容される担体、ビヒクル、または希釈剤とを含む医薬組成物であって、それを必要としている患者において液性腫瘍増殖、その悪性病変および/またはその転移の発生を阻害するための医薬組成物。
【請求項20】
請求項1、3、5、7から10、12および14のいずれか一項に記載の化合物もしくはコンジュゲートと、化学療法剤、免疫療法、および/または放射線療法とを投与することを含む、腫瘍増殖、悪性病変および/または転移性進行および/または転移の発生を阻害するための併用療法。
【請求項1】
治療有効量の式II
【化1】
(式中、
R1は、C1〜C4アルキルおよびC1〜C4ハロアルキルからなる群から選択され、
R2は、C1〜C4アルキル、C2〜C4アルケニル、C2〜C4アルキニル、およびC3〜C6シクロアルキルからなる群から選択される)の化合物、またはその薬学的に許容される塩、もしくはエステルを投与するステップを含む、液性腫瘍増殖、その悪性病変および/またはその転移の発生を阻害する方法。
【請求項2】
式IIの化合物が、
(S)−2−(2−(ジエチルアミノ)−5−(N−エチル−1,1,1−トリフルオロメチルスルホンアミド)ピリミジン−4−イルアミノ)−3−(4−(ピロリジン−1−カルボニルオキシ)フェニル)プロパン酸;
(S)−2−(2−(ジエチルアミノ)−5−(N−イソプロピルメチルスルホンアミド)ピリミジン−4−イルアミノ)−3−(4−(ピロリジン−1−カルボニルオキシ)フェニル)プロパン酸;
(S)−2−(5−(N−シクロペンチルメチルスルホンアミド)−2−(ジエチルアミノ)ピリミジン−4−イルアミノ)−3−(4−(ピロリジン−1−カルボニルオキシ)フェニル)プロパン酸;
(S)−2−(2−(ジエチルアミノ)−5−(N−メチルメチルスルホンアミド)ピリミジン−4−イルアミノ)−3−(4−(ピロリジン−1−カルボニルオキシ)フェニル)プロパン酸;
(S)−2−(2−(ジエチルアミノ)−5−(N−(プロプ−2−イニル)メチルスルホンアミド)ピリミジン−4−イルアミノ)−3−(4−(ピロリジン−1−カルボニルオキシ)フェニル)プロパン酸;
(S)−2−(2−(ジエチルアミノ)−5−(N−エチルメチルスルホンアミド)ピリミジン−4−イルアミノ)−3−(4−(ピロリジン−1−カルボニルオキシ)フェニル)プロパン酸;
(S)−2−(5−(N−アリルメチルスルホンアミド)−2−(ジエチルアミノ)ピリミジン−4−イルアミノ)−3−(4−(ピロリジン−1−カルボニルオキシ)フェニル)プロパン酸
(S)−2−(2−(ジエチルアミノ)−5−(N−エチルブチルスルホンアミド)ピリミジン−4−イルアミノ)−3−(4−(ピロリジン−1−カルボニルオキシ)フェニル)−プロパン酸;
(S)−2−(5−(3−クロロ−N−エチルプロピルスルホンアミド)−2−(ジエチルアミノ)−ピリミジン−4−イルアミノ)−3−(4−(ピロリジン−1−カルボニルオキシ)フェニル)プロパン酸;
(S)−2−(5−(3−クロロ−N−メチルプロピル−スルホンアミド)−2−(ジ
エチルアミノ)ピリミジン−4−イルアミノ)−3−(4−(ピロリジン−1−カルボニルオキシ)フェニル)プロパン酸;
(S)−2−(2−(ジエチルアミノ)−5−(N−エチル−3,3,3−トリフルオロプロピルスルホンアミド)−ピリミジン−4−イルアミノ)−3−(4−(ピロリジン−1−カルボニルオキシ)フェニル)プロパン酸;
(S)−2−(2−(ジエチルアミノ)−5−(N−エチルプロピルスルホンアミド)ピリミジン−4−イルアミノ)−3−(4−(ピロリジン−1−カルボニルオキシ)フェニル)−プロパン酸;および
(S)−2−(2−(ジエチルアミノ)−5−(N−エチル−2−メチルプロピルスルホンアミド)ピリミジン−4−イルアミノ)−3−(4−(ピロリジン−1−カルボニルオキシ)−フェニル)プロパン酸
からなる群から選択される、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
治療有効量の式IVの化合物
【化2】
(式中、
R7は、C1〜C4アルキル、C1〜C4ハロアルキル、またはヘテロアリールであり、R8は、C1〜C4アルキルであり、
R9およびR10は、独立に、C1〜C3アルキルであり、またはR9およびR10はそのペンダントである窒素原子と一緒になって、複素環を形成する)、またはその薬学的に許容される塩、エステル、もしくはプロドラッグを投与するステップを含む、液性腫瘍増殖、その悪性病変および/またはその転移の発生を阻害する方法。
【請求項4】
式IVの化合物が、
N−[2−ジエチルアミノ−5−{N−エチル−N−(トリフルオロアセチル)アミノ}ピリミジン−4−イル]−L−4’−{(ピロリジン−1−イル)カルボニルオキシ}フェニルアラニン;
N−[2−ジエチルアミノ−5−{N−エチル−N−(イソ−プロピルカルボニル)アミノ}ピリミジン−4−イル]−L−4’−{(ピロリジン−1−イル)カルボニルオキシ}フェニルアラニン;
N−[2−ジエチルアミノ−5−{N−エチル−N−(t−ブチルカルボニル)アミノ}ピリミジン−4−イル]−L−4’−{(ピロリジン−1−イル)カルボニルオキシ}フェニルアラニン;
N−[2−ジエチルアミノ−5−{N−エチル−N−(フラン−2−イルカルボニル)アミノ}ピリミジン−4−イル]−L−4’−{(ピロリジン−1−イル)カルボニルオキシ}フェニルアラニン;
N−[2−ジエチルアミノ−5−{N−エチル−N−(ピペリジン−1−イルカルボニル)アミノ}ピリミジン−4−イル]−L−4’−{(ピロリジン−1−イル)カルボニルオキシ}フェニルアラニン;
N−[2−ジエチルアミノ−5−{N−エチル−N−(N−エチル−N−イソ−プロピルアミノカルボニル)アミノ}ピリミジン−4−イル]−L−4’−{(ピロリジン−1−イル)カルボニルオキシ}フェニルアラニン;
N−[2−ジエチルアミノ−5−{N−エチル−N−(チエン−3−イルカルボニル)アミノ}ピリミジン−4−イル]−L−4’−{(ピロリジン−1−イル)カルボニルオキシ}フェニルアラニン;
N−[2−ジエチルアミノ−5−{N−エチル−N−(チエン−2−イルカルボニル)アミノ}ピリミジン−4−イル]−L−4’−{(ピロリジン−1−イル)カルボニルオキシ}フェニルアラニン;
N−[2−ジエチルアミノ−5−{N−エチル−N−(フラン−3−イルカルボニル)アミノ}ピリミジン−4−イル]−L−4’−{(ピロリジン−1−イル)カルボニルオキシ}フェニルアラニン;
N−[2−ジエチルアミノ−5−{N−エチル−N−(3−チアピロリジン−1−イルカルボニル)アミノ}ピリミジン−4−イル]−L−4’−{(ピロリジン−1−イル)カルボニルオキシ}フェニルアラニン;
N−[2−ジエチルアミノ−5−{N−エチル−N−(チエン−2−イルカルボニル)アミノ}ピリミジン−4−イル]−L−4’−{(ピロリジン−1−イル)カルボニルオキシ}−フェニルアラニンt−ブチルエステル;
N−[2−ジエチルアミノ−5−{N−エチル−N−トリフルオロメチルカルボニル)アミノ}ピリミジン−4−イル]−L−4’−{(ピロリジン−1−イル)カルボニルオキシ}−フェニルアラニンt−ブチルエステル;
N−[2−ジエチルアミノ−5−{N−エチル−N−t−ブチルカルボニル)アミノ}ピリミジン−4−イル]−L−4’−{(ピロリジン−1−イル)カルボニルオキシ}−フェニルアラニンt−ブチルエステル;および
N−[2−ジエチルアミノ−5−{N−エチル−N−フラン−3−イルカルボニル)アミノ}ピリミジン−4−イル]−L−4’−{(ピロリジン−1−イル)カルボニルオキシ}−フェニルアラニンt−ブチルエステル
からなる群から選択される、請求項3に記載の方法。
【請求項5】
治療有効量の式Bの化合物
【化3】
(式中、各Xは、フルオロおよびクロロからなる群から独立に選択され、
mは、1または2に等しい整数であり、
R2は、低級アルキル、低級アルケニル、低級アルキニルおよび低級アルキレンシクロアルキルからなる群から選択され、
R1およびR3は、各々独立に、Hまたは低級アルキルであり、あるいはR1およびR3はそれらが結合している窒素原子と一緒になって、アゼチジニル、ピロリジニル、またはピペリジニル基を形成する)および薬学的に許容されるその塩を投与するステップを含む、液性腫瘍増殖、その悪性病変および/またはその転移の発生を阻害する方法。
【請求項6】
式Bの化合物が、
N−(2−[N’,N’−ジエチルアミノ]−5−[N”−(4−クロロフェニルスルホニル)−N”−エチルアミノ]ピリミジン−4−イル)−4’−(ピロリジン−1−イルカルボニルオキシ)−L−フェニルアラニン;
N−(2−[N’,N’−ジエチルアミノ]−5−[N”−(4−フルオロフェニルスルホニル)−N”−エチルアミノ]ピリミジン−4−イル)−4’−(ピロリジン−1−イルカルボニルオキシ)−L−フェニルアラニン;
N−(2−[N’,N’−ジエチルアミノ]−5−[N”−(4−フルオロフェニルスルホニル)−N”−メチルアミノ]ピリミジン−4−イル)−4’−(ピロリジン−1−イルカルボニルオキシ)−L−フェニルアラニン;
N−(2−[N’,N’−ジエチルアミノ]−5−[N”−(4−クロロフェニルスルホニル)−N”−メチルアミノ]ピリミジン−4−イル)−4’−(ピロリジン−1−イルカルボニルオキシ)−L−フェニルアラニン;
N−(2−[N’,N’−ジエチルアミノ]−5−[N”−(4−フルオロフェニルスルホニル)−N”−メチルアミノ]ピリミジン−4−イル)−4’−(ピペリジン−1−イルカルボニルオキシ)−L−フェニルアラニン;
N−(2−[N’,N’−ジエチルアミノ]−5−[N”−(4−フルオロフェニルスルホニル)−N”−エチルアミノ]ピリミジン−4−イル)−4’−(ピペリジン−1−イルカルボニルオキシ)−L−フェニルアラニン;
N−(2−[N’,N’−ジエチルアミノ]−5−[N”−(4−フルオロフェニルスルホニル)−N”−エチルアミノ]ピリミジン−4−イル)−4’−(アゼチジン−1−イルカルボニルオキシ)−L−フェニルアラニン;
N−(2−[N’,N’−ジエチルアミノ]−5−[N”−(4−フルオロフェニルスルホニル)−N”−メチルアミノ]ピリミジン−4−イル)−4’−(アゼチジン−1−イルカルボニルオキシ)−L−フェニルアラニン;
N−(2−[N’,N’−ジエチルアミノ]−5−[N”−(4−クロロフェニルスルホニル)−N”−メチルアミノ]ピリミジン−4−イル)−4’−(アゼチジン−1−イルカルボニルオキシ)−L−フェニルアラニン;
N−(2−[N’,N’−ジエチルアミノ]−5−[N”−(4−クロロフェニルスルホニル)−N”−エチルアミノ]ピリミジン−4−イル)−4’−(アゼチジン−1−イルカルボニルオキシ)−L−フェニルアラニン;
N−(2−[N’,N’−ジエチルアミノ]−5−[N”−(2,4−ジフルオロフェニルスルホニル)−N”−メチルアミノ]ピリミジン−4−イル)−4’−(ピロリジン−1−イルカルボニルオキシ)−L−フェニルアラニン;
N−(2−[N’,N’−ジエチルアミノ]−5−[N”−(2,4−ジフルオロフェニルスルホニル)−N”−エチルアミノ]ピリミジン−4−イル)−4’−(ピロリジン−1−イルカルボニルオキシ)−L−フェニルアラニン;
N−(2−[N’,N’−ジエチルアミノ]−5−[N”−(2,4−ジフルオロフェニルスルホニル)−N”−メチルアミノ]ピリミジン−4−イル)−4’−(アゼチジン−1−イルカルボニルオキシ)−L−フェニルアラニン;
N−(2−[N’,N’−ジエチルアミノ]−5−[N”−(2,4−ジフルオロフェニルスルホニル)−N”−エチルアミノ]ピリミジン−4−イル)−4’−(アゼチジン−1−イルカルボニルオキシ)−L−フェニルアラニン;
N−(2−[N’,N’−ジエチルアミノ]−5−[N”−(4−フルオロフェニルスルホニル)−N”−プロパルギルアミノ]ピリミジン−4−イル)−4’−(ピロリジン−1−イルカルボニルオキシ)−L−フェニルアラニン;
N−(2−[N’,N’−ジエチルアミノ]−5−[N”−(2,4−ジフルオロフェニルスルホニル)−N”−プロパルギルアミノ]ピリミジン−4−イル)−4’−(ピロリジン−1−イルカルボニルオキシ)−L−フェニルアラニン;
N−(2−[N’,N’−ジエチルアミノ]−5−[N”−(2,4−ジフルオロフェニルスルホニル)−N”−プロパルギルアミノ]ピリミジン−4−イル)−4’−(アゼチジン−1−イルカルボニルオキシ)−L−フェニルアラニン;
N−(2−[N’,N’−ジエチルアミノ]−5−[N”−(4−フルオロフェニルスルホニル)−N”−プロパルギルアミノ]ピリミジン−4−イル)−4’−(アゼチジン−1−イルカルボニルオキシ)−L−フェニルアラニン;
N−(2−[N’,N’−ジエチルアミノ]−5−[N”−(4−クロロフェニルスルホニル)−N”−プロパルギルアミノ]ピリミジン−4−イル)−4’−(ピロリジン−1−イルカルボニルオキシ)−L−フェニルアラニン;
2−{2−ジエチルアミノ−5−[(4−クロロベンゼンスルホニル)メチルアミノ]−ピリミジン−4−イルアミノ}−3−(4−ジメチルカルバモイルオキシフェニル)プロピオン酸;
2−{2−ジエチルアミノ−5−[(4−フルオロベンゼンスルホニル)メチルアミノ]−ピリミジン−4−イルアミノ}−3−(4−ジメチルカルバモイルオキシフェニル)プロピオン酸;
2−{2−ジエチルアミノ−5−[(3,4−ジフルオロベンゼンスルホニル)メチルアミノ]−ピリミジン−4−イルアミノ}−3−(4−ジメチルカルバモイルオキシフェニル)プロピオン酸;
2−{2−ジエチルアミノ−5−[(3,4−ジクロロベンゼンスルホニル)メチルアミノ]−ピリミジン−4−イルアミノ}−3−(4−ジメチルカルバモイルオキシフェニル)プロピオン酸;
2−{2−ジエチルアミノ−5−[(ベンゼンスルホニル)メチルアミノ]−ピリミジン−4−イルアミノ}−3−(4−ジメチルカルバモイルオキシフェニル)プロピオン酸;
2−{2−ジエチルアミノ−5−[(2−フルオロベンゼンスルホニル)メチルアミノ]−ピリミジン−4−イルアミノ}−3−(4−ジメチルカルバモイルオキシフェニル)プロピオン酸;
2−{2−ジエチルアミノ−5−[(3−フルオロベンゼンスルホニル)メチルアミノ]−ピリミジン−4−イルアミノ}−3−(4−ジメチルカルバモイルオキシフェニル)プロピオン酸;
2−{2−ジエチルアミノ−5−[(4−フルオロベンゼンスルホニル)イソプロピルアミノ]−ピリミジン−4−イルアミノ}−3−(4−ジメチルカルバモイルオキシフェニル)プロピオン酸;
2−{2−ジエチルアミノ−5−[(4−フルオロベンゼンスルホニル)エチルアミノ]−ピリミジン−4−イルアミノ}−3−(4−ジメチルカルバモイルオキシフェニル)プロピオン酸;
2−{2−ジエチルアミノ−5−[(3,4−ジフルオロベンゼンスルホニル)イソプロピルアミノ]−ピリミジン−4−イルアミノ}−3−(4−ジメチルカルバモイルオキシフェニル)プロピオン酸;
2−{2−ジエチルアミノ−5−[(4−クロロベンゼンスルホニル)イソプロピルアミノ]−ピリミジン−4−イルアミノ}−3−(4−ジメチルカルバモイルオキシフェニル)プロピオン酸;
2−{2−ジエチルアミノ−5−[(3,4−ジフルオロベンゼンスルホニル)エチルアミノ]−ピリミジン−4−イルアミノ}−3−(4−ジメチルカルバモイルオキシフェ
ニル)プロピオン酸;
2−{2−ジエチルアミノ−5−[(4−クロロベンゼンスルホニル)エチルアミノ]−ピリミジン−4−イルアミノ}−3−(4−ジメチルカルバモイルオキシフェニル)プロピオン酸;
2−{2−ジエチルアミノ−5−[(4−フルオロベンゼンスルホニル)シルクロプロピルメチル−アミノ]ピリミジン−4−イルアミノ}−3−(4−ジメチルカルバモイルオキシフェニル)プロピオン酸;
2−{2−ジエチルアミノ−5−[(3,5−ジフルオロベンゼンスルホニル)メチルアミノ]−ピリミジン−4−イルアミノ}−3−(4−ジメチルカルバモイルオキシフェニル)プロピオン酸;
2−{2−ジエチルアミノ−5−[(3,5−ジフルオロベンゼンスルホニル)エチルアミノ]−ピリミジン−4−イルアミノ}−3−(4−ジメチルカルバモイルオキシフェニル)プロピオン酸;
2−{2−ジエチルアミノ−5−[(2,4−ジフルオロベンゼンスルホニル)メチルアミノ]−ピリミジン−4−イルアミノ}−3−(4−ジメチルカルバモイルオキシフェニル)プロピオン酸;
2−{2−ジエチルアミノ−5−[(2,4−ジフルオロベンゼンスルホニル)エチルアミノ]−ピリミジン−4−イルアミノ}−3−(4−ジメチルカルバモイルオキシフェニル)プロピオン酸;
2−{2−ジエチルアミノ−5−[(3,5−ジクロロベンゼンスルホニル)メチルアミノ]−ピリミジン−4−イルアミノ}−3−(4−ジメチルカルバモイルオキシフェニル)プロピオン酸;
2−{2−ジエチルアミノ−5−[(3,5−ジクロロベンゼンスルホニル)エチルアミノ]−ピリミジン−4−イルアミノ}−3−(4−ジメチルカルバモイルオキシフェニル)プロピオン酸;
2−{2−ジエチルアミノ−5−[(4−フルオロベンゼンスルホニル)−n−プロピルアミノ]−ピリミジン−4−イルアミノ}−3−(4−ジメチルカルバモイルオキシフェニル)プロピオン酸;
2−{2−ジエチルアミノ−5−[(4−フルオロベンゼンスルホニル)アリルアミノ]−ピリミジン−4−イルアミノ}−3−(4−ジメチルカルバモイルオキシフェニル)プロピオン酸;
2−{2−ジエチルアミノ−5−[(4−フルオロベンゼンスルホニル)イソブチルアミノ]−ピリミジン−4−イルアミノ}−3−(4−ジメチルカルバモイルオキシフェニル)プロピオン酸;
2−{2−ジエチルアミノ−5−[(4−フルオロベンゼンスルホニル)−n−ブチルアミノ]−ピリミジン−4−イルアミノ}−3−(4−ジメチルカルバモイルオキシフェニル)プロピオン酸;
2−{2−ジエチルアミノ−5−[(2,6−ジフルオロベンゼンスルホニル)メチルアミノ]−ピリミジン−4−イルアミノ}−3−(4−ジメチルカルバモイルオキシフェニル)プロピオン酸;
2−{2−ジエチルアミノ−5−[(2,3−ジフルオロベンゼンスルホニル)エチルアミノ]−ピリミジン−4−イルアミノ}−3−(4−ジメチルカルバモイルオキシフェニル)プロピオン酸;
2−{2−ジエチルアミノ−5−[(4−フルオロベンゼンスルホニル)プロパルギルアミノ]ピリミジン−4−イルアミノ}−3−(4−ジメチルカルバモイルオキシフェニル)プロピオン酸;
2−{2−ジエチルアミノ−5−[(2,4−ジフルオロベンゼンスルホニル)プロパルギルアミノ]ピリミジン−4−イルアミノ}−3−(4−ジメチルカルバモイルオキシフェニル)プロピオン酸;
2−{2−ジエチルアミノ−5−[(4−フルオロベンゼンスルホニル)−(2−トリ
スフルオロエチル)−アミノ]ピリミジン−4−イルアミノ}−3−(4−ジメチルカルバモイルオキシフェニル)プロピオン酸;
および薬学的に許容されるその塩からなる群から選択される、請求項5に記載の方法。
【請求項7】
治療有効量の式Xの化合物
【化4】
(式中、各Xは、フルオロおよびクロロからなる群から独立に選択され、
mは、1または2に等しい整数であり、
R2は、CH2−C≡CHであり、
R1およびR3はそれらが結合している窒素原子と一緒になって、アゼチジニル、ピロリジニル、またはピペリジニル基を形成する)および薬学的に許容されるその塩を投与することを含む、液性腫瘍増殖、その悪性病変および/またはその転移の発生を阻害する方法。
【請求項8】
治療有効量の式XVの化合物
【化5】
(式中、各Xは、独立に、フルオロ、クロロまたはブロモであり、
pは、0または1〜3の整数であり、
R1は、メチルおよびエチルからなる群から選択され、
R2は、CH2−C≡CHである)および薬学的に許容されるその塩を投与することを含む、液性腫瘍増殖、その悪性病変および/またはその転移の発生を阻害する方法。
【請求項9】
治療有効量の下記の式XVIIIのコンジュゲート
【化6】
(式中、
Bは、分枝アームハブ分子に共有結合しているポリアルキレンオキシドポリマーであり、qは、約2〜約100であり、
Aは、出現するごとに独立に、式XIXの化合物、または薬学的に許容されるその塩である
【化7】
(式中、
Jは、
a)式(a)の基
【化8】
(式中、R31は、リンカーを任意選択で含むポリマー部分への共有結合であり、あるいはR31は、−H、R31’、−NH2、−NHR31’または−N(R31’)2、−NC3〜C6環式、−OR31’、−SR31’であり、各R31’は、独立に、任意選択で置換されている直鎖状または分岐状C1〜C6アルキル、任意選択で置換されているC3〜C6シクロアルキル、任意選択で置換されているアリール、任意選択で置換されているヘテロアリールであり、
R32は、リンカーを任意選択で含むポリマー部分への共有結合であり、あるいはR32は、−H、−NO2、ハロアルキルまたは基−N(MR41)R42であり、Mは、共有結合、−C(O)−または−SO2−であり、R41は、R41’、N(R41’)2、または−OR41’であり、
各R41’は、独立に、水素、任意選択で置換されている直鎖状または分岐状C1〜C6
アルキル、任意選択で置換されているシクロアルキル、任意選択で置換されているアリール、任意選択で置換されている複素環式または任意選択で置換されているヘテロアリールであり、任意選択の置換は、ハロゲン化物、C1〜C6アルキル、または−OC1〜C6アルキルであり、
R42は、水素またはR41’である)、ならびに
b)式(b)の基
【化9】
(式中、Rは、ポリマー部分への共有結合、アミノ、ヒドロキシル、置換アミノ、アルキル、アルキルオキシ、アリールオキシ、ヘテロアリールオキシ、ヘテロシクリルオキシ、チオール、アリールチオ、ヘテロアリールチオ、ヘテロシクリルチオおよび置換アルキルからなる群から選択され、各アミノ、置換アミノ、アルキルおよび置換アルキルは、ポリマー部分に任意選択で共有結合をしており、いずれの場合にも、ポリマー部分は、ポリマー部分を共有結合させるリンカーを任意選択で含み、
Ar1は、アリール、置換アリール、ヘテロアリールおよび置換ヘテロアリールからなる群から選択され、アリール、置換アリール、ヘテロアリールおよび置換ヘテロアリールの各々は、ポリマー部分に任意選択で共有結合をしており、ポリマー部分は、ポリマー部分をAr1に共有結合させるリンカーを任意選択で含み、
Ar2は、アリール、置換アリール、ヘテロアリールおよび置換ヘテロアリールからなる群から選択され、アリール、置換アリール、ヘテロアリールおよび置換ヘテロアリールの各々は、ポリマー部分に任意選択で共有結合をしており、ポリマー部分は、ポリマー部分をAr2に共有結合させるリンカーを任意選択で含み、
Xは、−NR1−、−O−、−S−、−SO−、−SO2および任意選択で置換されている−CH2−からなる群から選択され、R1は、水素およびアルキルからなる群から選択される)から選択され、
Tは、
a)式(c)の基
【化10】
(式中、Yは、−O−および−NR1−からなる群から選択され、R1は、水素およびアルキルからなる群から選択され、
Wは、リンカーを任意選択で含むポリマー部分への共有結合および−NR2R3からなる群から選択され、R2およびR3は、水素、アルキル、置換アルキルからなる群から独立に選択され、かつR2およびR3は、それに結合している窒素原子と一緒になって、複素環または置換複素環を形成し、アルキル、置換アルキル、複素環式および置換複素環式の各々は、リンカーをさらに任意選択で含むポリマー部分に任意選択で共有結合をしており、
mは、0、1または2に等しい整数であり、
nは、0、1または2に等しい整数である)、ならびに
b)式(d)の基
【化11】
(式中、Gは、0〜3個の窒素を含有する任意選択で置換されているアリールまたは任意選択で置換されているヘテロアリールの5員環または6員環であり、前記アリールまたはヘテロアリールは、リンカーを任意選択で含むポリマー部分への共有結合を任意選択でさらに含み、
R6は、リンカーを任意選択で含むポリマー部分への共有結合であり、あるいはR6は、−H、アルキル、置換アルキル、または−CH2C(O)R17であり、R17は、−OH、−OR18、または−NHR18であり、R18は、アルキル、置換アルキル、アリールまたは置換アリールである)から選択され、
R55は、アミノ、置換アミノ、アルコキシ、置換アルコキシ、シクロアルコキシ、置換シクロアルコキシ、アリールオキシおよび置換アリールオキシ、および−OHからなる群から選択され、
ただし、
A. R、Ar1、Ar2、およびTの少なくとも1つは、ポリマー部分への共有結合を含有し、
B. Rがポリマー部分に共有結合をしているとき、nは1であり、Xは−O−、−S−、−SO−、または−SO2−ではなく、
C. Xが−O−または−NR1−であるとき、mは2であり、
D. 式XVIIIのコンジュゲートは、約10〜60kDaの分子量を有する))
を投与することを含む、液性腫瘍増殖、その悪性病変および/またはその転移の発生を阻害する方法。
【請求項10】
治療有効量の下記の式XXIIのコンジュゲート
【化12】
(式中、x、y、およびzの総計が約100〜1360であるように、x、y、およびz
が独立に整数である)を投与することを含む、液性腫瘍増殖、その悪性病変および/またはその転移の発生を阻害する方法。
【請求項11】
式XXIIのコンジュゲートが約40〜45kDaの分子量を有するように、x、y、およびzが独立に整数である、請求項10に記載の方法。
【請求項12】
治療有効量の下記の式XXIIIのコンジュゲート
【化13】
(式中、nの総計が約100〜1360であるように、各nが独立に整数である)を投与することを含む、液性腫瘍増殖、その悪性病変および/またはその転移の発生を阻害する方法。
【請求項13】
式XXIIIのコンジュゲートが40〜45kDaの分子量を有するように、各nが独立に整数である、請求項12に記載の方法。
【請求項14】
治療有効量の下記の式XXIVのコンジュゲート
【化14】
(式中、nの総計が約100〜1360であるように、各nが独立に整数である)を投与することを含む、液性腫瘍増殖、その悪性病変および/またはその転移の発生を阻害する方法。
【請求項15】
式XXIVのコンジュゲートが40〜45kDaの分子量を有するように、各nが独立に整数である、請求項14に記載の方法。
【請求項16】
前記悪性病変が、血液学的悪性病変である、請求項1、3、5、7から10、12、および14のいずれか一項に記載の方法。
【請求項17】
前記血液学的悪性病変が、白血病または多発性骨髄腫である、請求項16に記載の方法。
【請求項18】
前記白血病が、急性リンパ芽球性白血病(ALL)、急性骨髄性白血病(AML)、慢性骨髄性白血病(CML)、および慢性リンパ球性白血病(CLL)からなる群から選択される、請求項17に記載の方法。
【請求項19】
請求項1、3、5、7から10、12、および14のいずれか一項に記載の治療有効量の化合物もしくはコンジュゲート、または薬学的に許容されるその塩と、薬学的に許容される担体、ビヒクル、または希釈剤とを含む医薬組成物であって、それを必要としている患者において液性腫瘍増殖、その悪性病変および/またはその転移の発生を阻害するための医薬組成物。
【請求項20】
請求項1、3、5、7から10、12および14のいずれか一項に記載の化合物もしくはコンジュゲートと、化学療法剤、免疫療法、および/または放射線療法とを投与することを含む、腫瘍増殖、悪性病変および/または転移性進行および/または転移の発生を阻害するための併用療法。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【公表番号】特表2011−506322(P2011−506322A)
【公表日】平成23年3月3日(2011.3.3)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−536947(P2010−536947)
【出願日】平成20年12月5日(2008.12.5)
【国際出願番号】PCT/US2008/013459
【国際公開番号】WO2009/075806
【国際公開日】平成21年6月18日(2009.6.18)
【出願人】(399013971)エラン ファーマシューティカルズ,インコーポレイテッド (75)
【Fターム(参考)】
【公表日】平成23年3月3日(2011.3.3)
【国際特許分類】
【出願日】平成20年12月5日(2008.12.5)
【国際出願番号】PCT/US2008/013459
【国際公開番号】WO2009/075806
【国際公開日】平成21年6月18日(2009.6.18)
【出願人】(399013971)エラン ファーマシューティカルズ,インコーポレイテッド (75)
【Fターム(参考)】
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