説明

溝閉塞材とそれを施工する壁構造

【課題】溝部を持つ建築用パネルの窓廻り等への施工には、固定した見切縁等の見切辺との間に、溝部による隙間が発生し、雨水の侵入対策の為の壁部材に関して、劣化と汚れを防止した壁部材と壁構造。
【解決手段】建築用パネルの溝部を、金属板を成形した閉塞部材により閉塞する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、溝部を持つ建築用パネルの窓脇等への施工に用いられる、その溝部を閉塞して、雨仕舞と美観を向上する、溝閉塞材とそれを使用する壁構造に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、溝部を持つ建築用パネルの窓廻り等への施工には、固定した見切縁等の見切辺との間に、溝部による隙間が発生し、雨水の侵入や美観の低下が問題となり、その対策の為に、発泡ポリエチレン製のパッキン材による壁部材を、その隙間に埋め込み閉塞する壁構造が知られている。
(例えば、非特許文献1参照。)
【非特許文献1】「アイジー断熱サイディング ガルスパンN ガルスパン 縦張用 施工説明書」、アイジー工業株式会社、2004年8月、P8.9.24〜27.29〜32.37〜40.42〜45.49〜50
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
従来の技術には、発泡ポリエチレン製のパッキン材には次のような問題がある。
a.発泡ポリエチレン製のパッキン材は有機物であり、太陽光の紫外線等により影響を受けて、耐候性に問題があり、
イ.強度の低下、
ロ.靱性の喪失、
ハ.光沢を失い、亀裂を生じ、低分子化した白い粉が表面を覆うチョーキング現象などにより外観が変化し、美観が失われ、
b.その対策の為に、カーボンブラックを充填したものは黒色となり、
イ.外壁材と色合いが大きく異なり、美観を損ない、
c.発泡ポリエチレン製のパッキン材は電気的に絶縁物であり、
イ.風が吹くことによる建築用パネルと空気との摩擦によって発生する、静電気を蓄積しやすく、
ロ.静電気により埃を吸引し、その埃が雨水により流れて壁面に付着し、汚れの原因となり、美観を損ねる。
【課題を解決するための手段】
【0004】
この発明は、溝部を持つ建築用パネルの窓廻り等への施工において、固定した見切縁等の見切辺等との間の、その溝部を覆う閉塞片を持つ、金属板を成形してなる、閉塞部材とそれを溝部による隙間に、施工する壁構造とする。
【発明の効果】
【0005】
この発明による閉塞部材とそれを施工する壁構造には、次のような効果がある。
【0006】
A.この発明による、金属板を成形した閉塞部材は、
a.太陽光の紫外線等に対する耐候性において、発泡ポリエチレンより金属板は良く、
イ.強度の低下が無くなり、
ロ.靱性の喪失は無くなり、
ハ.光沢低下は少なくなり、亀裂を生じ無く、低分子化した白い粉が表面を覆うチョーキング現象などにより外観が変化が発生しにくくなり、長期的に美観が維持され、
b.その対策の為に、カーボンブラックを充填することはなくなり、
イ.外壁材と色合いが合い、美観が向上し、
c.金属板は電気的に導電物であり、
イ.風が吹くことによる建築用パネルと空気との摩擦によって発生する、静電気を蓄積せず、
ロ.静電気の蓄積による埃の吸引は発生せず、その埃が雨水により流れて壁面に付着する汚れは発生せず、美観が向上する。
【0007】
B.閉塞部材の閉塞片の少なくとも一側端を折り曲げた遮水片を形成し、その遮水片を建築用パネルの溝部の側壁に沿わして塞ぐ、閉塞部材とする事により、
a.閉塞片の少なくとも一側端を折り曲げた遮水片とする事により、
イ.閉塞部材の曲げ強度が向上し、ハンドリングが向上し、施工性が向上し、
b.その遮水片を建築用パネルの溝部の側壁に沿わして塞ぐ、閉塞部材とする事により、
イ.閉塞材の幅方向の位置決めと、方向あわせが容易になり、
ロ.施工精度が向上し、美観が向上し、
ハ.施工性が向上する。
【0008】
C.閉塞部材の閉塞片の少なくとも一側端を折り曲げた、建築用パネルの溝部の断面形状とピッチに合わせた遮水片を形成し、その遮水片の端部を建築用パネルの溝部の側壁と底部に合わして塞ぐ、閉塞部材とする事により、
a.建築用パネルの溝部の断面形状とピッチに合わせた遮水片を、建築用パネルの溝部の側壁と底部に合わして塞ぐ、閉塞部材とする事により、
イ.長い溝部を溝部の断面形状に合わせた遮水片により、塞ぐことが可能になり、金属板の使用量が減少し、コストが下がり、
ロ.遮水片の端部を、建築用パネルの溝部の側壁により支持可能になる。
【0009】
D.閉塞部材を建築用パネルに取り付ける、閉塞部材とする事により、
a.建築用パネルに閉塞部材を壁面の施工位置以外の場所で取り付け可能となり、
イ.建築用パネルへの閉塞部材の取り付けを念入りに施工可能となり、
ロ.壁面の美観が向上する。
【0010】
E.閉塞部材を接続部材に被せて取り付ける、閉塞部材とする事により、
a.接続部材と建築用パネルとの隙間も閉塞可能となり、
イ.壁面の密閉性能が向上する。
【0011】
F.閉塞部材を建築用パネルと接続部材との間に取り付ける、閉塞部材とする事により、
a.閉塞部材が隠蔽されて、目立たなくなり、
イ.違相感が無くなり、美観が向上する。
【0012】
G.金属板を成形した閉塞部材を施工する壁構造とすることにより、
a.太陽光の紫外線等により影響を受ける、耐候性か向上し、長期的に雨水の侵入を防止し、美観が維持され、
b.金属板による建築用パネルに使用の場合は、統一感のある壁面を形成し、
イ.外壁材と色合いが合い、美観が向上し、
c.金属板は電気的に導電物であり、
イ.静電気の蓄積による埃の雨水により流れ出しによる、壁面全面への汚れの拡大が防止できて、美観が向上する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
A.この発明による金属板は、
a.次に代表される塗装金属板や、
イ.塗装亜鉛メッキ鋼板
ロ.塗装アルミニウム亜鉛合金メッキ鋼板
ハ.塗装ステンレス鋼板
ニ.塗装銅板
ホ.塗装アルミニウム合金板
ヘ.合成樹脂シート張り合わせ金属板
ト.塗装チタン・ニッケル合金板
チ.その他の塗装合金鋼等
b.次に代表される無塗装金属板、
イ.亜鉛メッキ鋼板
ロ.アルミニウム亜鉛合金メッキ鋼板
ハ.ステンレス鋼板
ニ.銅板
ホ.アルミニウム合金板等
ヘ.チタン・ニッケル合金板
ト.その他の合金鋼等
c.それらの金属板に深いエンボス加工を加えた金属板
d.エンボス加工の上に塗装した金属板等を使用する。
【0014】
B.この発明に使用される建築用パネルや部材の固定は、
a.釘打ちには、次に代表される、固定具を使用する。
イ.タッピングビス
ロ.釘
ハ.ホッチキス
ニ.木ネジ
ホ.ポップリベット
ヘ.両面粘着テープ等
【0015】
C.この発明に使用される建築用パネルの裏打材は、
a.次に代表される発泡合成樹脂に、
イ.硬質発泡ウレタン樹脂
ロ.硬質発泡ヌレート樹脂
ハ.発泡フェノール樹脂
ニ.発泡スチレン樹脂等
b.次に代表される裏面紙を積層している。
イ.はり合わせアルミニウム箔
ロ.スチールペーパー
ハ.ポリエチコートクラフト紙
ニ.アルミ蒸着紙
ホ.合成樹脂シート等
【0016】
発明の実施例について、次の、実施例1、実施例2、実施例3、実施例4、及び実施例5により、図面を参照して説明する。
【実施例1】
【0017】
図1,図2,図3,図4,図5,及び図6は、この発明の実施例1を示すものである。
【0018】
A.図3に示す、実施例1においての建築用パネル1は、
a.金属板7による長尺の表面材1aを成形して、次のような前面部1cと溝部1dとを持つ、前面基部1bを形成し、
イ.ほぼ平坦で細長い前面部1cと、
ロ.裏面側に長い底辺を欠いた等脚台形に折り曲げた、溝部1dとを、
ハ.交互に複数構成し、その両側に前面部1cを設けた前面基部1bとし、
b.その前面基部1bの一側端に、次のような差込片1eを形成し、
イ.表面材1aを裏面側にくの字形に折り曲げ、さらに裏面側に鋭角的に折り曲げ、
ロ.さらに、クランク状に表面側に折り曲げて、そして、U字形に表面側に折り曲げて、先端を裏面側に折り返した差込片1eを形成し、
c.また、その前面基部1bの他側端に、次のような嵌合溝1fと釘打片1gを形成し、
イ.表面材1aを、裏面側にくの字形に折り曲げて、さらに裏面側にくの字形に折り曲げ、そして裏面側に折り返して、次にU字形に表面側に折り曲げて、嵌合溝1fを形成し、
ロ.その嵌合溝1fを延長し、途中が半円形に表面側に突起し、先端を表面側に折り返した釘打片1gを形成し、
d.その成形した表面材1aの裏面側に、
イ.差込片1eの先端の折り返しに裏面紙1iの側端を挿入し、その裏面紙1iの他側端を釘打片1gに乗せて、
ロ.その裏面紙1iにより覆われた発泡合成樹脂8による、裏打材1hを形成し、
ハ.その長手方向の端部に切断端1jを形成している。
【0019】
B.図4に示す、実施例1の壁面の接続部材の見切縁2は、金属板7を成形して、
a.平坦な一端を裏面側に折り返した見切辺2gを形成し、
b.その見切辺2gの他端を、裏面側にL字形に折り曲げて、次のような係止溝2iを持つ見切底2hを形成し、
イ.その係止溝2iは、前記の見切辺2g側の見切底2hを浅い皿状に裏面側に窪めた係止溝2iとし、
c.その見切底2hをL字形に裏面側に折り曲げて、裏面側に開口する断面半円状の突条を途中に持ち、先端を表面側に折り返した、釘打辺2bを形成する。
【0020】
C.図5に示す、実施例1の溝閉塞材4は、長尺の金属板7を成形して、
a.ほぼ平坦な細長い閉塞片4cを形成し、
b.その閉塞片4cの一端を、鋭角に裏面側に折り曲げて、遮水片4dを形成し、
c.そして閉塞片4cの他側部を、クランク状に表面側に板厚程度折り曲げて、固定片4aを形成する。
【0021】
D.図1,図2,及び図6に示す、実施例1の壁面5の施工は、
a.壁下地5aを構成する、右と左の柱5bと、それらの柱5bとの間に半外付けの窓枠6を固定し、
b.そして、次のように胴縁5cを柱5bに施工し、
イ.前記の窓枠6の左右の枠を構成する、窓縦枠6aの側方に沿って、先端を差し込み水平に胴縁5cを施工し、
ロ.また、壁面5の構造及び施工上の要請による、所定の個所に胴縁5cを施工し、
c.その胴縁5cに、次のように前記の見切縁2を縦に施工し、
イ.固定した窓枠6の窓縦枠6aの長さ寸法にほぼ合わせて、切断した見切縁2を、
ロ.前記の窓縦枠6aの側方に見切辺2gを沿わせて設置し、その釘打辺2bを釘打ち固定し、
d.次に、窓縦枠6a側方に施工する建築用パネル1に、次のように溝閉塞材4を取り付けて、
イ.この壁面5に横方向に続く施工された建築用パネル1に対して、施工する建築用パネル1の施工位置と、窓縦枠6aとの間の距離により、その釘打片1g側の幅を割り出された幅に合わせて、差込片1e側を切り欠いた、前面部1cに切取端1kを持つ施工しようとする建築用パネル1に、
ロ.その切取端1kの長さに合わせて切断した、溝閉塞材4の閉塞片4cにより、その建築用パネル1の溝部1dを次のように塞ぎ、
ハ.遮水片4dを、溝部1dの側壁に沿わして、閉塞片4cにより、溝部1dを塞ぎ、固定片4aを、切取端1kを持つ前面部1cに乗せて、
ニ.その溝閉塞材4の固定片4aの金属板7と、その建築用パネル1の前面部1cの金属板7とを貫く穴をドリルにより複数開けて、それらの穴に各々、固定具9であるブラインドリベット9aを打って締結し、
e.上記のように、施工された窓廻りの壁下地5aの見切縁2に、前記の溝閉塞材4を取り付けた建築用パネル1を次のように、縦張り施工し、
イ.その窓縦枠6aの上方、下方、またはその両方に、横方向に続くすでに施工された建築用パネル1の嵌合溝1fに、
ロ.上記の切取端1kを持つ建築用パネル1の差込片1eを差し込み、そして、切取端1kを溝閉塞材4と一緒に、前記の施工された見切縁2の、釘打辺2bと見切辺2gとの間に差し込み、その建築用パネル1の釘打片1gを釘打ち固定し、
ハ.その建築用パネル1の嵌合溝1fに、他の建築用パネル1の差込片1eを差し込み、その釘打片1gを釘打ち固定し、
ニ.上記を繰り返し、壁下地5aに充当する複数の建築用パネル1による、壁面5を施工し、
ホ.前記の建築用パネル1の溝部1dを塞いだ、溝閉塞材4の閉塞片4cと、見切縁2の見切辺2gとの隙間を閉塞する。
【実施例2】
【0022】
図3,図7,図8,図9,図10,及び図11は、この発明の実施例2を示すものである。
【0023】
A.図3に示す、実施例2においての建築用パネル1は、実施例1と同じものである。
【0024】
B.図9に示す、実施例2においての壁面の接続部材の出隅3は、次のような、出隅材3fと釘打体3aとからなり、組み合わせて施工される。
a.その出隅材3fは長尺の金属板7を成形して、
イ.ほぼL字形に裏面側に折り曲げられ、その両側をナス型に裏面側に折り返して、二重とし、その両側中央を鈍角のクランク状に表側に折り曲げて出隅辺3gとし、
ロ.その出隅辺3gの中央屈曲部において、鋭角に表面側に折り曲げて、両側を合わせて二重とし、一方の金属板7を裏面側に折り返して、他方の金属板7を挟み込み、次のような切起隆起3iを持つ差込縁3hを形成し、
ハ.その切起隆起3iは、船底を差込縁3hの折り返し側に向けて、ほぼ半裁の船形に差込縁3hの両側に交互に突起させ、船縁側が切断され、金属板7のほぼ2枚分程度の段差を形成し、
b.実施例2の釘打体3aは、金属板7を成形して、
イ.表面側に開口するV字形に折り曲げた両端を表面側にくの字形に折り曲げて、更に、直角に折り曲げて、そして、鋭角的に裏面側に折り曲げ、次いで、鋭角的に裏面側に折り曲げて、相対する鋸歯突条3dを形成し、
ロ.その内側に開口部が狭まった嵌合堀3eを持つ、相対する嵌合縁3cを構成し、
ハ.その嵌合縁3cの両端をくの字形に表面側に折り曲げて、途中に断面半円状の突条を持ち先端を表面側に折り返した、釘打縁3bを形成し、
c.そして、出隅材3fの差込縁3hを、釘打体3aの嵌合堀3eに差し込み、次の作用により接続されて出隅3を構成し、
イ.その作用は、出隅材3fの差込縁3hを、釘打体3aの鋸歯突条3dにより挟み込み、その摩擦力による支持と、
ロ.出隅材3fが引っ張られた時に、その切起隆起3iが、釘打体3aの鋸歯突条3dへ引っ掛かる事とによる。
【0025】
C.図10に示す、実施例2の溝閉塞材4は、長尺の金属板7を次のように、前記の建築用パネル1の溝部1dに入る断面等脚台形に成形して、
a.ほぼ平坦で、細長い閉塞片4cを形成し、
b.その閉塞片4cの両側を、鋭角に裏面側に折り曲げて、遮水片4dを形成し、
c.その遮水片4dの両側を、鈍角に裏面側に折り曲げて、固定片4aを形成し、
d.その固定片4aに両面粘着テープ9bを貼っている。
【0026】
D.図7,図8,及び図11に示す、実施例2の壁面5の施工は、
a.壁下地5aにおいて、出隅部に胴縁5cを、次のように固定し、
イ.柱5bの出隅部を構成するコーナーに、両側方から先端を合わせて水平に胴縁5cを施工し、
b.その胴縁5c上に、釘打体3aを次のように固定し、
イ.釘打体3aの釘打縁3bによるコーナーを、その固定した胴縁5cのコーナーに合わせて、
ロ.その釘打縁3bを胴縁5cに釘打ち固定し、
c.次に施工する建築用パネル1に、次のように溝閉塞材4を取りつけて、
イ.この壁面5に横方向に続く施工された建築用パネル1に対して、施工する建築用パネル1の施工位置と、釘打体3aの嵌合縁3cとの間の距離により、その差込片1e側の幅を割り出された幅に合わせて、前面部1cをチップソー等により長手方向に切断した、釘打片1g側と差込片1e側との、切取端1kを持つ建築用パネル1に、
ロ.その切取端1kの長さに、切断や継ぎ足し等により長さを合わせた、溝閉塞材4の閉塞片4cにより、その建築用パネル1の切取端1k側の溝部1dを、次のように塞ぎ、
ハ.建築用パネル1の溝部1dの底部に、溝閉塞材4の固定片4aに貼った両面粘着テープ9bにより、貼り付けて、
ニ.建築用パネル1の溝部1dの底部と両側部をそれぞれ、溝閉塞材4の固定片4aと両側の遮水片4dを沿わして塞ぎ、
d.それから、その施工された釘打体3aの嵌合縁3cの両外側に、建築用パネル1を次のように縦に施工し、
イ.横方向に続くすでに施工された建築用パネル1の嵌合溝1fに、
ロ.上記の切取端1kを持つ、差込片1e側の建築用パネル1の差込片1eを差し込み、その建築用パネル1の切取端1k側を釘打ち固定し、
ハ.また、その施工された釘打体3aの嵌合縁3cの他側部に、上記の切取端1kを持つ、釘打片1g側の建築用パネル1の切取端1kを沿わして、その切取端1k側を釘打ち固定し、また、その釘打片1gを釘打ち固定し、
ニ.その建築用パネル1の嵌合溝1fに、他の建築用パネル1の差込片1eを差し込み、その釘打片1gを釘打ち固定し、
ホ.上記を繰り返し、壁下地5aに充当する複数の建築用パネル1による、壁面5を施工し、
e.そして、その両外側に建築用パネル1を施工された釘打体3aの嵌合堀3eに、出隅材3fの差込縁3hを差し込み、出隅3を施工し、
イ.前記の建築用パネル1の溝部1dと、出隅材3fの出隅辺3gとにより、溝閉塞材4を挟み込み、
ロ.建築用パネル1の溝部1dを塞いだ、溝閉塞材4の閉塞片4cと、出隅3の出隅辺3gとの隙間を閉塞する。
【実施例3】
【0027】
図3,図4,図12,図13,図14,及び図15は、この発明の実施例3を示すものである。
【0028】
A.図3に示す、実施例3においての建築用パネル1は、実施例1と同じものを横張に施工する。
【0029】
B.図4に示す、実施例3においての見切縁2は、実施例1と同じものである。
【0030】
C.図14に示す、実施例3の溝閉塞材4は、金属板7を成形して、
a.ほぼ平坦で、矩形の固定片4aを兼ねる閉塞片4cを形成し、
b.その閉塞片4cの一側端を、裏面側にL字形に折り曲げると共に、その先端を建築用パネル1の溝部1dの断面形状とピッチに合う、等脚台形とする遮水片4dを形成し、
イ.その閉塞片4cの長さは、建築用パネル1の働き幅とし、その接続部に一端を合わせた時に、溝部1dと遮水片4dのピッチを合わせる、
c.そして、この溝閉塞材4と対称な溝閉塞材4とを組み合わせて、一対の溝閉塞材4を構成する。
【0031】
D.図12,図13,図15,図16,及び図17に示す、実施例3の壁面5の施工は、a.壁下地5aを構成する、右と左の柱5bと、それらの柱5bとの間に外付けの窓枠6を固定し、
b.その壁下地5aに、次のように前記の見切縁2を縦に施工し、
イ.固定した窓枠6の窓縦枠6aの長さ寸法にほぼ合わせて、切断した見切縁2を、
ロ.前記の窓縦枠6aの側方に見切辺2gを沿わせて設置し、その釘打辺2bを釘打ち固定し、
c.次に、窓縦枠6a側方の建築用パネル1に、次のように溝閉塞材4を取り付けて、
イ.この壁面5の下方に続く施工された建築用パネル1に対して、施工する建築用パネル1の施工位置と、窓縦枠6a下端との間の位置関係により、その差込片1e側の幅を割り出された幅に合わせる事と、建築用パネル1の切断端1jからの切り取り長さを合わせて、切断端1j側の釘打片1g側を切り欠いた、切取端1kを持つ施工しようとする建築用パネル1に、
ロ.次の建築用パネル1は、上記の切断端1jからの切り取り長さを切り取った、切取端1kを持つ施工しようとする複数の建築用パネル1とし、
ハ.そして、それらの建築用パネル1を施工後に残った、窓縦枠6a上端と、施工する建築用パネル1の施工位置との間の位置関係により、その釘打片1g側をの幅を割り出された幅に合わせる事と、建築用パネル1の切断端1jからの切り取り長さを合わせて、切断端1j側の差込片1e側を切り欠いた、切取端1kを持つ施工しようとする建築用パネル1とにより、
ニ.それらの切取端1kの幅に切断等により合わせた、溝閉塞材4の閉塞片4cにより、その建築用パネル1の溝部1dを次のように塞ぎ、
ホ.遮水片4dの端部を、溝部1dの両側壁と底部に合わして区切り、また、閉塞片4cにより溝部1dの開口部を塞ぎ、
ヘ.建築用パネル1の切取端1kを持つ前面部1cに、溝閉塞材4の固定片4aを乗せて、両者の金属板7を貫く穴をドリルにより複数開けて、それらの穴に各々、固定具9であるブラインドリベット9aを打って締結し、
d.上記のように、前記の溝閉塞材4を取り付けた建築用パネル1を、次のように施工することにより、その切取端1kを溝閉塞材4と一緒に、前記の施工された見切縁2の、釘打辺2bと見切辺2gとの間に差し込み、横張り施工し、
イ.その窓縦枠6aの左側、右側、下方の、下方向に続くすでに施工された建築用パネル1の嵌合溝1fに、
ロ.上記の、切断端1j側の釘打片1g側を切り欠いた切取端1kを持ち、溝閉塞材4を締結した建築用パネル1の差込片1eを差し込み、そして、その建築用パネル1の釘打片1gを釘打ち固定し、
ハ.その建築用パネル1の嵌合溝1fに、切断端1jからの切り取り長さを切り取った、切取端1kを持ち溝閉塞材4を締結した、建築用パネル1の差込片1eを差し込み、その釘打片1gを釘打ち固定し、
ニ.そして、それらの建築用パネル1を施工後に残った、窓縦枠6a上端の建築用パネル1の嵌合溝1fに、上記の、切断端1j側の差込片1e側を切り欠いた切取端1kを持ち、溝閉塞材4を締結した建築用パネル1の差込片1eを差し込み、その釘打片1gを釘打ち固定し施工し、
ホ.その建築用パネル1の嵌合溝1fに、他の建築用パネル1の差込片1eを差し込み、その釘打片1gを釘打ち固定し施工し、
ヘ.上記を繰り返し、壁下地5aに充当する複数の建築用パネル1による、壁面5を施工し、
ト.前記の建築用パネル1の溝部1dを塞いだ、溝閉塞材4の閉塞片4cと、見切縁2の見切辺2gとの隙間を閉塞する。
【実施例4】
【0032】
図3,図4,図18,図19,図20,図21,及び図22、この発明の実施例4を示すものである。
【0033】
A.図3に示す、実施例4においての建築用パネル1は、実施例1と同じものである。
【0034】
B.図4に示す、実施例4においての見切縁2は、実施例1と同じものである。
【0035】
C.図20に示す、実施例4の溝閉塞材4は、金属板7を成形して、
a.ほぼ平坦で、矩形の閉塞片4cを形成し、
b.その閉塞片4cの−側端を、裏面側にU字形に折り曲げて遮水溝4eを形成し、
イ.その遮水溝4eの先端を表面側にL字形に折り曲げて、建築用パネル1の溝部1dの断面形状とピッチに合う、等脚台形とする遮水片4dを形成し、
ロ.その閉塞片4cの長さは、建築用パネル1の働き幅とし、その接続部に一端を合わせた時に、溝部1dと遮水片4dのピッチを合わせる、
c.そして、その閉塞片4cの他側端を、裏面側にL字形に折り曲げて、さらに、裏面側に鈍角のクランク状に折り曲げて、固定溝4bを持つ固定片4aを形成する。
【0036】
D.図18,図19,図21,及び図22に示す、実施例4の壁面5の施工は、
a.壁下地5aを構成する、右と左の柱5bと、それらの柱5bとの間に半外付けの窓枠6を固定し、
b.その壁下地5aに、次のように前記の見切縁2を縦に施工し、
イ.固定した窓枠6の窓縦枠6aの長さ寸法にほぼ合わせて、切断した見切縁2を、
ロ.前記の窓縦枠6aの側方に、見切辺2gを沿わせると共に、隙間を開けて設置し、その釘打辺2bを釘打ち固定し、
c.次に、前記の施工された見切縁2の、釘打辺2bと見切辺2gとの間に、建築用パネル1の切取端1kを差し込み、横張り施工し、
イ.その窓縦枠6aの左側、右側、下方の、下方向に続くすでに施工された建築用パネル1の嵌合溝1fに、
ロ.施工する建築用パネル1の施工位置と、窓縦枠6a下端との間の位置関係により、その差込片1e側の幅を割り出された幅に合わせる事と、建築用パネル1の切断端1jからの切り取り長さを合わせて、切断端1j側の釘打片1g側を切り欠いた、切取端1kを持つ施工しようとする建築用パネル1の差込片1eを差し込み、そして、その建築用パネル1の釘打片1gを釘打ち固定し、
ハ.その建築用パネル1の嵌合溝1fに、上記の切断端1jからの切り取り長さを切り取った、切取端1kを持つ建築用パネル1の差込片1eを差し込み、その釘打片1gを釘打ち固定し、そして、同様に複数の建築用パネル1を施工し、
ニ.そして、それらの建築用パネル1を施工後に残った、窓縦枠6a上端と、施工する建築用パネル1の施工位置との間の位置関係により、その釘打片1g側をの幅を割り出された幅に合わせる事と、建築用パネル1の切断端1jからの切り取り長さを合わせて、切断端1j側の差込片1e側を切り欠いた、切取端1kを持つ施工しようとする建築用パネル1とにより、
ホ.その建築用パネル1の嵌合溝1fに、他の建築用パネル1の差込片1eを差し込み、その釘打片1gを釘打ち固定し施工し、
ヘ.上記を繰り返し、壁下地5aに充当する複数の建築用パネル1による、壁面5を施工し、
d.そして、窓縦枠6a側方の見切縁2に、次のように溝閉塞材4を取り付けて、
イ.建築用パネル1の溝部1dのピッチと位置に対して、溝閉塞材4の遮水片4dのピッチと位置を合わせて、
ロ.溝閉塞材4の固定片4aを、窓縦枠6aの側方においての見切縁2の見切辺2gとの隙間から、その見切縁2の係止溝2iに差し込み、見切底2hと見切辺2gとの角を、その溝閉塞材4の固定溝4bにより覆い、
ハ.他方、溝閉塞材4の遮水溝4eを、見切縁2の見切辺2gの先端に被せて施工し、
ニ.上記を繰り返し、窓縦枠6a側方の見切縁2に充当する、複数の溝閉塞材4を取り付け施工し、
ホ.前記の溝閉塞材4の閉塞片4cにより、見切縁2の見切辺2gを覆い、さらに、遮水片4dの端部を、溝部1dの両側壁と底部に合わして区切り、建築用パネル1の溝部1dを塞いで、見切辺2gと溝部1dとの隙間を閉塞する。
【実施例5】
【0037】
図3,図21,図22,図23,図24,図25,及び図26は、この発明の実施例5を示すものである。
【0038】
A.図3に示す、実施例5においての建築用パネル1は、実施例1とおなじものである。
【0039】
B.図25に示す、実施例5においての見切縁2は、次のような、見切材2fと釘打材2aとからなり、組み合わせて施工される。
a.その見切材2fは、金属板7を成形して、
b.平坦な一端を裏面側に折り返した見切辺2gを形成し、
c.その見切辺2gの他端を、裏面側にL字形に折り曲げて、次のような係止溝2iを持つ見切底2hを形成し、
イ.その係止溝2iは、前記の見切辺2g側の見切底2hを浅い皿状に裏面側に窪めた係止溝2iとし、
d.その見切底2hを裏面側に折り返して、前記の係止溝2i側で、表面側にコの字形に折り曲げ、さらに、裏面側に折り返した、次のような切起突起2kを複数持つ差込辺2jを形成し、
イ.その切起突起2kは金属板7を、
ロ.船底を差込辺2jの折り返しせ側に向けて、ほぼ半裁の船形に差込辺2jの両側に交互に突起させ、
ハ.船縁側が切断され、金属板7のほぼ2枚分程度の段差を形成し、
e.そして、釘打材2aは金属板7を成形して、
f.裏面側に開口する断面半円状の突条を持ち、先端を表面側に折り返した、ほぼ平坦な釘打辺2bを形成し、
g.その釘打辺2bの他側端側に、次のような嵌合辺2cを形成し、
イ.表面側に開口するV字形に折り曲げた両端を表面側にくの字形に折り曲げて、更に、直角に折り曲げて、そして、鋭角的に裏面側に折り曲げ、次いで、鋭角的に裏面側に折り曲げて、相対する鋸歯突起2dを形成し、
ロ.その内側に開口部が狭まった嵌合隙間2eを持つ、相対する嵌合辺2cを構成し、
ハ.その嵌合辺2cの一端はL字形に裏面側に曲がり、もう一端は表面側にL字形に折れ曲がって、前記の釘打辺2bに連なり、
h.そして、見切材2fの差込辺2jを、釘打材2aの嵌合隙間2eに差し込み、次の作用により接続されて見切縁2を構成し、
イ.その作用は、見切材2fの差込辺2jを、釘打材2aの鋸歯突起2dにより挟み込み、その摩擦力による支持と、
ロ.見切材2fが引っ張られた時に、その切起突起2kが、釘打材2aの鋸歯突起2dへ引っ掛かる事とによる。
【0040】
C.図26に示す、実施例5の溝閉塞材4は、金属板7を成形して、
a.ほぼ平坦で、矩形で一端を裏面側にU字形に折り曲げた固定片4aを形成し、
b.その固定片4aの他側端を、
イ.裏面側にL字形に折り曲げて、さらに、建築用パネル1の溝部1dの幅とピッチに合わせた部分を、表面側にL字形に折り曲げて閉塞片4cを形成し、
c.その閉塞片4cの先端を裏面側にL字形に折り曲げて、建築用パネル1の溝部1dの断面形状に合う、等脚台形とする遮水片4dを形成し、
d.その遮水片4dの先端を裏面側にL字形に折り曲げて、建築用パネル1の溝部1d底部の幅に合う、遮水端4fを形成する。
【0041】
D.図21,図22,図23,及び図24に示す、実施例5の壁面5の施工は、
a.壁下地5aを構成する、右と左の柱5bと、それらの柱5bとの間に半外付けの窓枠6を固定し、
b.その壁下地5aに、次のように前記の見切縁2の釘打材2aを縦に施工し、
イ.固定した窓枠6の窓縦枠6aの長さ寸法にほぼ合わせて、切断した見切縁2の釘打材2aを、
ロ.前記の窓縦枠6aの側方に、嵌合辺2cを沿わせると共に、隙間を開けて設置し、その釘打辺2bを釘打ち固定し、
c.次に、前記の施工された見切縁2の嵌合辺2cに、建築用パネル1の切取端1kを沿わせて、横張り施工し、
イ.その窓縦枠6aの左側、右側、下方の、下方向に続くすでに施工された建築用パネル1の嵌合溝1fに、
ロ.施工する建築用パネル1の施工位置と、窓縦枠6a下端との間の位置関係により、その差込片1e側の幅を割り出された幅に合わせる事と、建築用パネル1の切断端1jからの切り取り長さを合わせて、切断端1j側の釘打片1g側を切り欠いた、切取端1kを持つ施工しようとする建築用パネル1の差込片1eを差し込み、そして、その建築用パネル1の釘打片1gを釘打ち固定し、
ハ.その建築用パネル1の嵌合溝1fに、上記の切断端1jからの切り取り長さを切り取った、切取端1kを持つ建築用パネル1の差込片1eを差し込み、その釘打片1gを釘打ち固定し、そして、同様に複数の建築用パネル1を施工し、
ニ.そして、それらの建築用パネル1を施工後に残った、窓縦枠6a上端と、施工する建築用パネル1の施工位置との間の位置関係により、その釘打片1g側をの幅を割り出された幅に合わせる事と、建築用パネル1の切断端1jからの切り取り長さを合わせて、切断端1j側の差込片1e側を切り欠いた、切取端1kを持つ施工しようとする建築用パネル1とにより、
ホ.その建築用パネル1の嵌合溝1fに、他の建築用パネル1の差込片1eを差し込み、その釘打片1gを釘打ち固定し施工し、
ヘ.上記を繰り返し、壁下地5aに充当する複数の建築用パネル1による、壁面5を施工し、
d.そして、窓縦枠6a側方に施工した釘打材2aの嵌合隙間2eに、窓縦枠6aに合わせた前記の見切材2fの差込辺2jを差し込み施工すると共に、次のように溝閉塞材4を取り付けて、
イ.建築用パネル1の溝部1dのピッチと位置に対して、溝閉塞材4の遮水片4dのピッチと位置を合わせて、遮水片4dの端部を、溝部1dの両側壁と底部に合わして区切り、
ロ.溝閉塞材4の固定片4aを、窓縦枠6aの側方においての見切縁2の見切辺2gを捲り上げて開けた、建築用パネル1の前面基部1aとの隙間から差し込み、見切底2hと見切辺2gとの角に、その固定片4aの先端を当てて、
ハ.そして、捲り上げた見切辺2gを戻して、溝閉塞材4の閉塞片4cに、見切縁2の見切辺2gの先端に被せて施工し、
ニ.上記を繰り返し、窓縦枠6a側方の見切縁2に、複数の溝閉塞材4を、差し込み施工し、
ホ.前記の建築用パネル1の溝部1dを塞ぎ、溝閉塞材4の閉塞片4cと、見切縁2の見切辺2gとの隙間を閉塞する。
【図面の簡単な説明】
【0042】
【図1】 壁面の施工状態を示す一部省略斜視図(実施例1)
【図2】 壁面の施工状態を示す一部省略斜視図(実施例1)
【図3】 建築用パネルを示す一部省略斜視図(実施例1〜5)
【図4】 見切縁を示す一部省略斜視図(実施例1、3、4)
【図5】 溝閉塞材を示す一部省略斜視図(実施例1)
【図6】 建築用パネルの施工状態を示す一部省略斜視図(実施例1)
【図7】 壁面の施工状態を示す一部省略斜視図(実施例2)
【図8】 壁面の施工状態を示す一部省略斜視図(実施例2)
【図9】 出隅を示す一部省略斜視図(実施例2)
【図10】 溝閉塞材を示す斜視図(実施例2)
【図11】 建築用パネルの施工状態を示す一部省略斜視図(実施例2)
【図12】 壁面の施工状態を示す一部省略斜視図(実施例3)
【図13】 壁面の施工状態を示す一部省略斜視図(実施例3)
【図14】 溝閉塞材を示す斜視図(実施例3)
【図15】 建築用パネルの施工状態を示す一部省略斜視図(実施例3)
【図16】 建築用パネルの施工状態を示す一部省略斜視図(実施例3)
【図17】 建築用パネルの施工状態を示す一部省略斜視図(実施例3)
【図18】 壁面の施工状態を示す一部省略斜視図(実施例4)
【図19】 壁面の施工状態を示す一部省略斜視図(実施例4)
【図20】 溝閉塞材を示す一部省略斜視図(実施例4)
【図21】 建築用パネルの施工状態を示す一部省略斜視図(実施例4、5)
【図22】 建築用パネルの施工状態を示す一部省略斜視図(実施例4、5)
【図23】 壁面の施工状態を示す一部省略斜視図(実施例5)
【図24】 壁面の施工状態を示す一部省略斜視図(実施例5)
【図25】 見切縁を示す一部省略斜視図(実施例5)
【図26】 溝閉塞材を示す斜視図(実施例5)
【符号の説明】
【0043】
1 建築用パネル
2 見切縁
3 出隅
4 溝閉塞材
5 壁面
6 窓枠
7 金属板
8 合成樹脂
9 固定具

【特許請求の範囲】
【請求項1】
前面基部とその一端に差込片と、その前面基部の他端に他の建築用パネルの差込片を嵌合する嵌合溝とを持つ、建築用パネルにおいて、その前面基部か、建築用パネルと他の建築用パネルとの嵌合部に溝部を持つ建築用パネルの施工に関して、壁面の施工境界部の接続部材である見切縁や出隅等と、溝部との間の隙間に施工され、金属板を成形してなる、その溝部を覆う閉塞片を持つ事を特徴とする閉塞部材。
【請求項2】
閉塞部材の閉塞片の少なくとも一側端を折り曲げた遮水片を形成し、その遮水片を建築用パネルの溝部の側壁に沿わして塞ぐ、請求項1記載の閉塞部材。
【請求項3】
閉塞部材の閉塞片の少なくとも一側端を折り曲げた、建築用パネルの溝部の断面形状とピッチに合わせた遮水片を形成し、その遮水片の端部を建築用パネルの溝部の側壁と底部に合わして塞ぐ、請求項1記載の閉塞部材。
【請求項4】
閉塞部材を建築用パネルに取り付ける、請求項1から請求項3記載の閉塞部材。
【請求項5】
閉塞部材を接続部材に被せて取り付ける、請求項1から請求項3記載の閉塞部材。
【請求項6】
閉塞部材を建築用パネルと接続部材との間に取り付ける、請求項1から請求項3記載の閉塞部材。
【請求項7】
請求項1から請求項6記載の閉塞部材を施工する壁構造。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【図24】
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【図25】
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【図26】
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【公開番号】特開2006−83679(P2006−83679A)
【公開日】平成18年3月30日(2006.3.30)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−304920(P2004−304920)
【出願日】平成16年9月17日(2004.9.17)
【出願人】(391022647)株式会社チューオー (21)
【Fターム(参考)】