説明

炊飯器

【課題】精度よく温度情報を第1の制御手段に伝送し炊飯性能が良い炊飯器を提供する。
【解決手段】炊飯器本体101に装備する鍋102と、鍋102を加熱する加熱手段105と、炊飯器本体101を覆う蓋103と、鍋102の温度を計測する温度センサ107aと、温度センサ107aの温度情報に応じて加熱手段105を制御する第1の制御手段106と、温度センサ107aが検知した温度情報を演算によりデジタル信号に変換する第2の制御手段114と、温度センサ107aの出力側と第2の制御手段114の入力側とを接続する第1の信号線115と、第2の制御手段114の出力側と第1の制御手段106の入力側とを接続する第2の信号線116とを備え、第1の信号線115の長さを第2の信号線116より短くしたもので、ノイズによるアナログ信号の不可逆な劣化を低減して精度よく温度情報が第1の制御手段106に伝わり、炊飯性能が向上する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、鍋の温度を検知しながら炊飯する炊飯器に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来の、この種の炊飯器は、米、水の温度と相関の取れる鍋温度を検知するための温度センサを具備している。この温度センサとして、鍋に、その一部を接触させて伝熱によって温度検知する接触式の温度センサが一般的である。また鍋温度を精度よく検知するために、鍋から放射される赤外線を検知して、非接触で温度検知可能な赤外線センサを用いた炊飯器も提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
鍋の温度を検知して炊飯制御するには、精度良い温度センサが重要であるが、温度センサの温度検知方式によっては、センサ出力から温度情報への演算が複雑であり、温度センサの温度情報によって、ヒータの加熱を制御するメインマイコンの負担が増えてしまうという問題がある。
【0004】
温度演算の負担が大きくて演算が間に合わない場合には、温度情報の取得頻度を小さくする必要があり、そうすると温度精度を悪くするという問題がある。またメインマイコンを演算能力の優れたものに変更する場合には、大きなコストアップとなる。
【0005】
上記問題を解決するために、主に温度演算を処理するサブマイコンを追加する構成として、温度センサからの入力を、サブマイコンがA/D変換、温度情報演算して、デジタル信号で、メインマイコンに温度情報を送信することで、メインマイコンの複雑な温度演算の負担を低減することが可能となる。
【特許文献1】特許第1862944号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、上記従来の炊飯器の構成においては、サブマイコンの配置構成において、温度センサの出力からサブマイコンへの入力はアナログ信号を扱うが、これが長くなるようにサブマイコンを配置すると、ノイズによる信号の劣化を容易には復元できないアナログ信号にノイズが乗りやすくなるという課題があった。一方、デジタル信号においては誤り訂正処理によってある程度簡単に信号の劣化を復元することができる。
【0007】
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、ノイズによるアナログ信号の不可逆な劣化を低減して、精度よく温度情報をメインマイコン(第1の制御手段)に伝送して炊飯性能を向上させる炊飯器を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
前記従来の課題を解決するために、本発明の炊飯器は、炊飯器本体と、前記炊飯器本体に装備する鍋と、前記鍋を加熱する加熱手段と、前記炊飯器本体を覆う蓋と、前記鍋の温度を計測する温度センサと、前記温度センサの温度情報に応じて前記加熱手段を制御する第1の制御手段と、前記温度センサが検知した温度情報を演算によりデジタル信号に変換する第2の制御手段と、前記温度センサの出力側と前記第2の制御手段の入力側とを接続する第1の信号線と、前記第2の制御手段の出力側と前記第1の制御手段の入力側とを接続する第2の信号線とを備え、前記第1の信号線の長さを前記第2の信号線より短くしたもので、ノイズによるアナログ信号の不可逆な劣化を低減して精度よく温度情報を第1の制御手段に伝送して炊飯性能を向上した炊飯器を提供することが可能となる。
【発明の効果】
【0009】
本発明の炊飯器は、ノイズによるアナログ信号の不可逆な劣化を低減して精度よく温度情報をメインマイコン(第1の制御手段)に伝送して炊飯性能を向上させた炊飯器を提供することが可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
第1の発明は、炊飯器本体と、前記炊飯器本体に装備する鍋と、前記鍋を加熱する加熱手段と、前記炊飯器本体を覆う蓋と、前記鍋の温度を計測する温度センサと、前記温度センサの温度情報に応じて前記加熱手段を制御する第1の制御手段と、前記温度センサが検知した温度情報を演算によりデジタル信号に変換する第2の制御手段と、前記温度センサの出力側と前記第2の制御手段の入力側とを接続する第1の信号線と、前記第2の制御手段の出力側と前記第1の制御手段の入力側とを接続する第2の信号線とを備え、前記第1の信号線の長さを前記第2の信号線より短くしたもので、ノイズによるアナログ信号の不可逆な劣化を低減して精度よく温度情報を第1の制御手段に伝送して炊飯性能を向上した炊飯器を提供することが可能となる。
【0011】
第2の発明は、特に、第1の発明の第1の信号線を、電気的なノイズの影響を受け難いシールド線としたもので、ノイズによるアナログ信号の不可逆な信号劣化を更に低減して精度よく温度情報を第1の制御手段に伝送して炊飯性能を向上した炊飯器を提供することが可能となる。
【0012】
第3の発明は、特に、第1又は第2の加熱手段の少なくとも一部を、鍋を誘導加熱する加熱コイルで構成し、前記加熱コイルの磁界から、第2の制御手段を防磁する防磁手段を設けたもので、ノイズによるアナログ信号の不可逆な信号劣化を低減して精度よく温度情報を第1の制御手段に伝送して炊飯性能を向上した炊飯器を提供することが可能となる。
【0013】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なおこの実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
【0014】
(実施の形態1)
図1は、本発明の第1の実施の形態における炊飯器の断面図である。
【0015】
図1において、本実施の形態にかかる炊飯器は、保護枠109が形成された略有底筒状の炊飯器本体101と、保護枠109内に収納されると共に、誘導加熱により発熱する磁性体の金属を含む鍋102と、炊飯器本体101に取り付けられ、炊飯器本体101の開口部101aを開閉する蓋103と、蓋103の内側(鍋102の開口部102aを覆う側)に着脱自在に取り付けられて、鍋102の開口部102aを密閉可能な略円盤状の内蓋104と、鍋102等を誘導加熱する加熱手段105とを有している。
【0016】
加熱手段105は、保護枠109の外周面に取り付けられた鍋底面加熱コイル105aと、鍋側面加熱コイル105bと、蓋103内に設けられた後述の内蓋加熱コイル105cから構成されている。
【0017】
鍋底面加熱コイル105aは、保護枠109を介して鍋102の底部の中央部周囲とコーナー部に対向するように配置されている。
【0018】
図1に示すとおり、温度センサユニット107は、鍋102の底面外側の略中心部分にバネ108による反発力によって安定した接触状態を得るように構成されている。温度センサユニット107の配置構成に関しては、炊飯合数によって水位が変動する鍋102の
側面よりも、常に水位よりも下に接触させられる底面への設置のほうが、取得温度が安定して水温度の制御が容易である。
【0019】
この温度センサユニット107は、鍋102との接触部からの伝熱によって、鍋102の温度を検知するための温度センサ107aを具備している。
【0020】
本実施の形態では、温度センサユニット107は、従来の炊飯器に使用されるサーミスタ等の接触式の温度センサとして表現しているが、温度情報に相関のある電気信号で出力する温度センサであれば、熱電対、サーモパイル、サーミスタボロメータなど他の方式の温度センサであって良い。
【0021】
炊飯器本体101内には、各部及び各装置を駆動制御して炊飯動作を行う第1の制御手段106が設置されている。温度センサ107aの出力信号線である第1の信号線115は、第2の制御手段114の入力側に接続され、第2の制御手段114の出力側は、第2の信号線116によって第1の制御手段106の入力側に接続されている。
【0022】
第2の制御手段114は、第1の制御手段106に負担のかかる温度演算を専門に行なうものであり、温度センサ107aからのアナログ出力信号を入力として、温度情報を演算して、得られた温度情報をデジタル信号に変換するものである。
【0023】
この構成によって、複雑な演算を要する温度センサ107aの出力信号から温度情報への変換を、炊飯器の駆動制御を担う第1の制御手段106に負担をかけることなく行なうことができる。
【0024】
さらに温度センサ107aと第1の制御手段106の接続にあたって、第1の信号線115をできるだけ短くするように第2の制御手段114を配置することによって、ノイズなどによる信号劣化の復元が難しい、アナログ信号である温度センサ107aの出力信号に乗るノイズを低減することができる。なお短く構成した第1の信号線115のみを、ノイズの影響を受け難いシールド線とすることによって、よりアナログ信号へのノイズの影響を低減することが可能であり、温度センサ107aから第1の制御手段106までの全ての経路をシールド線とする構成に比べてコストアップを抑えることができる。
【0025】
上記構成によって、逆に第2の信号線116は長くなり、ノイズの影響を受けやすくなるが、第2の信号線116が扱う信号は、マイコン間通信のデジタル信号であるから、ノイズによる劣化を、誤り訂正処理によって容易に復元することができる。したがって、温度センサ107aから第1の制御手段106までの経路全体としてノイズによる劣化を低減でき、精度の良い温度計測を行なうことができる。
【0026】
このことから、アナログ信号を扱う第1の信号線115をできるだけ短く配置、構成することによってノイズによる信号劣化を低減し、精度の良い温度計測の結果、炊飯性能を向上することができる。また、第1の制御手段106の機能は、図1では炊飯器本体101に配置しているが、蓋103に配置する構成でも良い。
【0027】
蓋103には、内蓋104の温度を検知する蓋温度検知装置の一例である内蓋温度センサ111と、内蓋加熱装置の一例である内蓋加熱コイル105cと、ヒンジ軸103aと、蒸気筒110とが設けられている。
【0028】
第1の制御手段106は、例えば、蓋103に設けられた後述の入力操作部112を使用して行った使用者の指示に応じて、温度センサユニット107や、内蓋温度センサ111によって得られた鍋102や内蓋104の温度情報によって加熱手段105を制御する

【0029】
蓋103内に設置された内蓋加熱コイル105cは、制御手段106の制御により内蓋104を誘導加熱するよう構成されている。ヒンジ軸103aは、蓋103の開閉軸であり、その両端部は、炊飯器本体101に回動自在に固定されている。蓋103は、ヒンジ軸103aの近傍に設けた回動バネ103bにより常時開成方向に付勢されている。
【0030】
内蓋104の一部は、誘導加熱が可能なステンレスなどの金属で構成されており、蒸気を鍋102外へと排出するために、複数の穴からなる蒸気口104b(例えば、開口面積が0.5cm)を設けている。
【0031】
内蓋104の外周部の鍋102側の面には、蓋103が閉状態にあるとき、鍋102と密接する略環状の内蓋パッキン104aが取り付けられている。内蓋パッキン104aは、ゴムなどの弾性体で構成されている。
【0032】
蒸気筒110は、蓋103に着脱自在に取り付けられており、内蓋104の蒸気口104bから出てきた蒸気は、蒸気筒110内を通過して炊飯器外へと放出されるように構成されている。蒸気筒110の内部には磁石110aが存在し、この磁石110aは、蓋103を開いたときや、炊飯中に水や米中のデンプンが水中に溶け出し粘度の高い水となったおねばが蒸気筒110内を上昇したときに、ヒンジ軸103a側に移動可能に構成されている。
【0033】
蓋103内側の磁石110aの近傍には、磁力センサ113が設けられており、磁石110aが所定の位置にあるかどうかを検知することができるよう構成されている。
【0034】
蓋103の外表面には、炊飯のメニュー、時間などの各種情報を表示したり、炊飯の開始、取り消し、予約などの実行を行うための入力操作部112が搭載されている。
【0035】
そして、入力操作部112の操作ボタン(図示せず)などを操作することにより、炊飯器本体101に内蔵された制御手段106に内蔵された炊飯プログラムが実行され、加熱手段105を炊飯プログラムの進行に合わせて動作、停止させて炊飯を実施する。
【0036】
以上のように構成された本実施の形態における炊飯器について、以下その動作、作用について説明する。
【0037】
まず、鍋102内に所定の米と水をセットし、入力操作部112を操作して炊飯メニューを選択し、炊飯開始ボタン(図示せず)を押下することで、炊飯工程が開始される。炊飯工程は、水を一定温度に保って米に水を吸収させる浸せき工程、鍋102を加熱手段105により一気に加熱し、鍋102内の水を沸騰状態にする炊き上げ工程、鍋102内の水がほとんどなくなった状態で、加熱を抑える蒸らし工程からなり、これらの工程の間に米の糊化を進めて炊飯する。
【0038】
制御手段106は、温度センサユニット107により検知した鍋102の温度に応じて最適に加熱手段105を制御し、あらかじめ決められた炊飯プログラムに従って炊飯を行う。炊飯プログラムは、米の種類などによって複数のコースが準備されている。この蒸らし工程が終了すると炊飯が終了し、自動的に保温工程へと移行し、炊き上がったご飯の温度が低下しないようにして、使用者がいつでも温かいご飯が得られるようになっている。
【0039】
次に、炊飯プログラム実行による動作の詳細を以下に説明する。
【0040】
炊飯が開始されると、まず米に水を吸収させる浸せき工程が始まる。制御手段106は、加熱手段105により鍋102を加熱し、鍋102の温度を温度センサ107aによって検知して、米の糊化が始まらない温度(例えば、約60℃未満)に調整して米の吸水を促進する。米は、糊化が始まらない範囲で最も高い温度とし、さらにその温度を一定時間(例えば30分〜2時間)継続すると吸水率が向上しやすい。
【0041】
一方、炊飯時間は、できるだけ短時間でおいしいご飯が炊き上がることが求められることが多いため、短時間で、鍋102を糊化が始まらない温度にまで上昇させている。
【0042】
炊き上げ工程では、米に水と熱を加えて糊化を進行させる。制御手段106は、加熱手段105を動作させて、鍋102を急速に加熱し、鍋102内の水を沸騰状態とする。鍋102内の水が徐々になくなってくると、鍋102の温度は、被加熱部2aから100℃を超えて上昇し続け、約130℃を検知することで鍋102内の水がなくなったと判断し、加熱手段105による加熱を停止する。
【0043】
蒸らし工程では、鍋102内にはほとんど水は残留しておらず、米に付着した余分な水分を蒸散させながら、鍋102内を高温状態(例えば、約100℃の状態)に維持して糊化をさらに進展させる。この際、制御手段106は、内蓋温度センサ111で、鍋102の上部空間の温度を検知しながら、内蓋加熱コイル105cを動作させて、米に対して熱を与え続け、糊化の進展を促進させる。
【0044】
以上のように炊飯の各工程においては、温度検知の精度が最も重要であるが、本実施の形態では、ノイズの影響による信号劣化の復元が難しいアナログ信号を扱う第1の信号線115をできるだけ短くするように第2の制御手段114を配置しているので、温度センサ107aから第1の制御手段106までの経路全体としてノイズによる劣化を低減でき、精度の良い温度計測を行なうことができる。これによって鍋103の温度制御を精度良く行ない、炊飯性能を向上した炊飯器を提供することが可能となる。
【0045】
(実施の形態2)
図2は、本発明の第2の実施の形態における炊飯器の温度センサ取り付け部の拡大断面図である。尚、上記実施の形態1における炊飯器と同一部分については、同一符号を付して、その説明を省略する。
【0046】
本実施の形態における炊飯器の構成、動作に関しては、図1を用いて説明した実施の形態1に記したのと同様であるため、以下本実施の形態における構成、動作等の要点のみを述べる。
【0047】
本実施の形態は、図2に示すように、温度センサユニット107と第2の制御手段114とを一体的に構成し、第2の制御手段114への、保護枠109の外周面に取り付けられた鍋底面加熱コイル105aや鍋側面加熱コイル105bが作りだす磁界の影響を抑える、すなわち防磁する防磁手段201を、第2の制御手段114の周囲に配したものである。
【0048】
防磁構成としては、高導電率かつ低透磁率材料、例えばアルミを、第2の制御手段114と鍋底面加熱コイル105aとの間に配置する。
【0049】
これによって、温度センサユニット107と一体に構成した温度センサ107a、第1の信号線115、第2の制御手段114に対するノイズの影響を低減することができる。また温度センサユニット107から第1の制御手段106への接続は、第2の制御手段114のデジタル出力である第2の信号線116のみとなる。
【0050】
ゆえに、ノイズなどによる信号劣化の復元が難しい、アナログ信号である温度センサ107aの出力信号に乗るノイズを低減することができ、ノイズによる信号劣化を低減した、精度の良い温度計測の結果、炊飯性能を向上させることができる。
【産業上の利用可能性】
【0051】
以上のように、本発明にかかる炊飯器は、温度センサとその出力を入力とする制御手段の間のノイズの影響が低減されるので、温度センサの温度情報によって加熱を制御する他の調理機器の用途にも適用できる。
【図面の簡単な説明】
【0052】
【図1】本発明の第1の実施の形態における炊飯器の断面図
【図2】本発明の第2の実施の形態における炊飯器の温度センサ取り付け部の拡大断面図
【符号の説明】
【0053】
101 炊飯器本体
102 鍋
103 蓋
103a ヒンジ軸
103b 回動バネ
104 内蓋
104a 内蓋パッキン
104b 蒸気口
105 加熱手段
105a 鍋底面加熱コイル
105b 鍋側面加熱コイル
105c 内蓋加熱コイル
106 第1の制御手段
107 温度センサユニット
107a 温度センサ
108 バネ
109 保護枠
110 蒸気筒
110a 磁石
111 内蓋温度センサ
112 入力操作部
113 磁力センサ
114 第2の制御手段
115 第1の信号線
116 第2の信号線
201 防磁手段

【特許請求の範囲】
【請求項1】
炊飯器本体と、前記炊飯器本体に装備する鍋と、前記鍋を加熱する加熱手段と、前記炊飯器本体を覆う蓋と、前記鍋の温度を計測する温度センサと、前記温度センサの温度情報に応じて前記加熱手段を制御する第1の制御手段と、前記温度センサが検知した温度情報を演算によりデジタル信号に変換する第2の制御手段と、前記温度センサの出力側と前記第2の制御手段の入力側とを接続する第1の信号線と、前記第2の制御手段の出力側と前記第1の制御手段の入力側とを接続する第2の信号線とを備え、前記第1の信号線の長さを前記第2の信号線より短くしたことを特徴とする炊飯器。
【請求項2】
第1の信号線を、電気的なノイズの影響を受け難いシールド線としたことを特徴とする請求項1に記載の炊飯器。
【請求項3】
加熱手段の少なくとも一部を、鍋を誘導加熱する加熱コイルで構成し、前記加熱コイルの磁界から、第2の制御手段を防磁する防磁手段を設けたことを特徴とする請求項1または2に記載の炊飯器。

【図1】
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【図2】
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【公開番号】特開2010−178946(P2010−178946A)
【公開日】平成22年8月19日(2010.8.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−25751(P2009−25751)
【出願日】平成21年2月6日(2009.2.6)
【出願人】(000005821)パナソニック株式会社 (73,050)
【Fターム(参考)】