説明

無線アクセス・プロトコル・システムにおけるプリペイド無線電話アカウント再生成

【課題】返答メッセージに応じたプリペイド電話通話時間アカウント処理方法を提供する。
【解決手段】サービス制御装置は、無線通信装置に存在するモバイル・クライアントへのチャージのアドバイスまたはリチャージ要求メッセージを送信する(301)。メッセージは、無線テレフォニー・アプリケーション・サーバによってまず受信され、次いでサーバは、無線アクセス・プロトコル・ゲートウェイにメッセージを転送する(302)。無線アクセス・プロトコル・ゲートウェイは、次いで、モバイル・クライアントに要求を送る(303)。モバイル・クライアントのユーザは、プリペイド電話通話時間アカウントをリチャージするために要求に対して肯定的または否定的返信で応答する(304または310)。サービス制御装置は、次いで、ユーザからの応答により、命令された通りにアカウントをリチャージする(306)かまたはアカウントを終了させる(312)。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、一般に無線通信に関する。特に、本発明は、無線アクセス・プロトコル(WAP)対応装置に関する。
【背景技術】
【0002】
無線電話のケーパビリティは、急激に増加している。無線電話は、いま、電話の一部であるマイクロブラウザを用いてインターネットにアクセスする機能を有する。マイクロブラウザは、マイクロソフトのインターネット・エクスプローラ(MICROSOFT’SINTERNETEXPLORER)TM及びネットスケープのネットスケーブ・コミュニケータ(NETSCAPE’SNETSCAPECOMMUNICATOR)TMのようなパーソナル・コンピュータ・ブラウザの非常に簡単なバージョンである。
【0003】
このモバイル・インターネット・ブラウジング・ケーパビリティは、インターネット及びワールド・ワイド・ウェブと無線方式で通信するための規則を設定している無線アクセス・プロトコル(WAP)フォーラムを通じて標準化されている最中である。この種の通信用につくられた言語は、無線マークアップ言語(WML)である。この言語は、ウェブ言語、ハイパーテキスト・マークアップ言語(HTML)の簡略化されたバージョンである。XMLアプリケーションに対して、WMLは、セルラ電話機に広く行き渡っている小型の、低解像度画面を有する無線通信装置用につくられた。
【0004】
プリペイド・セルラ・コーリング・アカウントは、サービス・プロバイダとの長期契約に加入することを望まないかまたはよくない信用を有しかつポストペイド(後払い)サービス・アカウントに適格ではない消費者によって使用される。一般的に、消費者は、アカウントを開くために先払い料金を支払いかつ所定の通話時間(エアタイム)量を受け取る。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
消費者は、彼のアカウントに残っている時間量を追跡することを好む。消費者が通話(コール)している間にアカウントが使い果たされたならば、進行中の通話が切断されうるかまたはプリペイド限度を越えてしまうために消費者のアカウントが追加料金で打撃を与えられうる。プリペイド・セルラ・アカウントをリチャージ(再補給)するための処理に対する、結果として得られる不測の必要性が存在する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、モバイル・クライアント(100)、サービス制御装置(203)、無線テレフォニー・アプリケーション・サーバ(202)、及び無線アクセス・プロトコル・ゲートウェイ(201)を備えている無線アクセス・プロトコル・システムのプリペイド電話通話時間アカウントをリチャージする方法であって、サービス制御装置が、低いプリペイド電話通話時間アカウント・バランスを知らせているモバイル・クライアントに対してリチャージ要求を始動する(301)ステップ;モバイル・クライアントが、リチャージ要求に対する応答を示している返答メッセージでサービス制御装置に返答する(304)ステップ;及びサービス制御装置が、前記返答メッセージに応じて前記プリペイド電話通話時間アカウントを処理する(306)ステップを具備することを特徴とする方法を提供する。
【0007】
本発明の方法では、前記返答メッセージは、前記プリペイド電話通話時間アカウントをリチャージするための要望を示すようにしてもよい。
【0008】
本発明の方法では、前記サービス制御装置が、リチャージするための前記要望に応じて前記プリペイド電話通話時間アカウントを処理する前記ステップは、前記サービス制御装置が、前記プリペイド電話通話時間アカウントに値を付加するステップを含むようにしてもよい。
【0009】
本発明の方法では、前記プリペイド電話通話時間アカウントに付加された値は、通貨値を含むようにしてもよい。
【0010】
本発明の方法では、前記プリペイド電話通話時間アカウントに付加された値は、通話時間値を含むようにしてもよい。
【0011】
本発明の方法では、前記返答メッセージは、前記プリペイド電話通話時間アカウントを終了させるための要望を含むようにしてもよい。
【0012】
本発明の方法では、前記サービス制御装置が、前記プリペイド電話通話時間アカウントを終了させるための要望に応じて該プリペイド電話通話時間を処理するステップは、前記サービス制御装置が、前記プリペイド電話通話時間アカウントを終了させるステップ;及びユーザが通話中であるならば、前記サービス制御装置が、バランスの終了を示している前記モバイル・クライアントに警告を送信するステップを具備するようにしてもよい。
【0013】
本発明の方法では、前記モバイル・クライアントは、無線アクセス・プロトコル対応無線電話に内在するようにしてもよい。
【0014】
本発明の方法では、前記モバイル・クライアントは、無線通信ケーパビリティを有している無線アクセス・プロトコル対応パーソナル・デジタル・アシスタントに内在するようにしてもよい。
【0015】
本発明の方法では、前記付加された値は、所定値であってもよい。
【0016】
本発明の方法では、前記付加された値は、前記モバイル・クライアントを操作している加入者によって動的に設定された値であってもよい。
【0017】
本発明の方法では、前記サービス制御装置が、前記返答メッセージに応じて前記モバイル・クライアントに肯定応答を送信するステップを更に具備するようにしてもよい。
【0018】
本発明の方法では、前記ユーザのプリペイド・バランスが完全に使い果たされたならば、前記サービス制御装置は、通話を終わらせるためにモバイル・スイッチング・センタにメッセージを送信するステップを更に具備するようにしてもよい。
【0019】
また、本発明は、モバイル・クライアント(100)、サービス制御装置(203)、無線テレフォニー・アプリケーション・サーバ(202)、及び無線アクセス・プロトコル・ゲートウェイ(201)を備えている無線アクセス・プロトコル・システムのプリペイド電話通話時間アカウントをリチャージする方法であって、サービス制御装置が、低いプリペイド電話通話時間アカウント・バランスを知らせている無線テレフォニー・アプリケーション・サーバにリチャージ要求を送信する(301)ステップ;前記無線テレフォニー・アプリケーション・サーバが、前記無線アクセス・プロトコル・ゲートウェイに前記リチャージ要求を送る(302)ステップ;前記無線テレフォニー・アプリケーション・サーバが、前記モバイル・クライアントに前記リチャージ要求を送る(303)ステップ;前記モバイル・クライアントが、前記無線アクセス・プロトコル・ゲートウェイにリチャージ容認メッセージを送信する(304)ステップ;前記無線アクセス・プロトコル・ゲートウェイが、前記無線テレフォニー・アプリケーション・サーバに前記リチャージ容認メッセージを送る(305)ステップ;前記無線テレフォニー・アプリケーション・サーバが、前記サービス制御装置に前記リチャージ容認メッセージを送る(306)ステップ;及び前記サービス制御装置が、前記リチャージ容認メッセージに応じて前記プリペイド電話通話時間アカウントに値を付加するステップを具備することを特徴とする方法を提供する。
【0020】
本発明の方法では、前記プリペイド電話通話時間アカウントに値を付加する前記ステップは、電話請求システムを通して前記プリペイド電話通話時間アカウントに値を付加するステップを含むようにしてもよい。
【0021】
本発明の方法では、前記プリペイド電話通話時間アカウントに値を付加する前記ステップは、電子ウォレット支払システムを通して前記プリペイド電話通話時間アカウントに値を付加するステップを含むようにしてもよい。
【0022】
本発明の方法では、前記プリペイド電話通話時間アカウントに値を付加する前記ステップは、クレジット・カード・システムを通して前記プリペイド電話通話時間アカウントに値を付加するステップを含むようにしてもよい。
【0023】
本発明の方法では、前記モバイル・クライアントが、前記無線アクセス・プロトコル・システムを通してユーザ変更可能設定を構成するステップを更に含むようにしてもよい。
【0024】
本発明の方法では、前記ユーザ変更可能設定は、前記無線アクセス・プロトコル・システムによって使用される通貨を含むようにしてもよい。
【0025】
本発明の方法では、前記ユーザ変更可能設定は、前記プリペイド電話通話時間アカウント・バランスが前記リチャージ要求を始動するしきい値レベルを含むようにしてもよい。
【0026】
本発明の方法では、前記ユーザ変更可能設定は、前記無線アクセス・プロトコル・システム及び前記モバイル・クライアントによって使用される言語を含むようにしてもよい。
【0027】
本発明の方法では、前記ユーザ変更可能設定は、前記モバイル・クライアント及び前記無線アクセス・プロトコル・システムによって使用される選好を含むようにしてもよい。
【0028】
本発明の方法では、前記ユーザ変更可能設定は、前記無線アクセス・プロトコル・システム及び前記モバイル・クライアントによって使用される通知種類を含むようにしてもよい。
【0029】
本発明は、モバイル・クライアント(100)を動作している無線通信インターネット装置によって使用されるプリペイド電話通話時間アカウントをリチャージするシステムであって、前記モバイル・クライアント(100)に低いプリペイド電話通話時間アカウント・バランスを知らせるために該モバイル・クライアント(100)にリチャージ要求を送信するサービス制御装置(203);前記サービス制御装置(203)から前記リチャージ要求を受信しかつ当該リチャージ要求を再送信する無線テレフォニー・アプリケーション・サーバ(202);前記無線テレフォニー・アプリケーション・サーバ(202)から前記再送信されたリチャージ要求を受信しかつ前記モバイル・クライアントに前記リチャージ要求を送る無線アクセス・プロトコル・ゲートウェイ(201);及び前記無線アクセス・プロトコル・ゲートウェイ(201)に結合されかつ前記リチャージ要求に対する応答を示している前記サービス制御装置(203)に返答を送信する手段を有している前記モバイル・クライアント(100)を備えていることを特徴とするシステムを提供する。
【0030】
本発明は、モバイル・クライアント、サービス制御装置、無線テレフォニー・アプリケーション・サーバ、モバイル・スイッチング・センタ、及び無線アクセス・プロトコル・ゲートウェイを備えている無線アクセス・プロトコル・システムのプリペイド電話通話時間アカウントをリチャージする方法であって、前記モバイル・クライアントが電話番号に電話通話を始動する(805)ステップ;前記サービス制御装置が、前記電話通話に対する予想チャージを決定するために前記電話番号を分析するステップ;前記サービス制御装置が、前記予想チャージを前記モバイル・クライアントに通知する(815、820、830)ステップ;前記モバイル・クライアントが、前記予想チャージに対する応答を示している返答メッセージで前記サービス制御装置に応答する(835、840、845)ステップ;及び前記サービス制御装置が、前記返答メッセージに応じて前記プリペイド電話通話時間アカウントを処理するステップを具備することを特徴とする方法を提供する。
【0031】
本発明の方法では、前記サービス制御装置が、前記無線アクセス・プロトコル・システムを通して前記モバイル・クライアントと通信するステップを更に具備するようにしてもよい。
【0032】
本発明の方法では、前記サービス制御装置が、前記無線アクセス・プロトコル・システムを通して前記モバイル・クライアントと通信する前記ステップは、前記サービス制御装置が、前記無線テレフォニー・アプリケーション・サーバに前記予想チャージ・メッセージを送信する(815)ステップ;前記無線テレフォニー・アプリケーション・サーバが、前記無線アクセス・プロトコル・ゲートウェイに前記予想チャージ・メッセージを送信する(820)ステップ;及び前記無線アクセス・プロトコル・ゲートウェイが、前記モバイル・クライアントに前記予想チャージ・メッセージを送信する(830)ステップを更に具備するようにしてもよい。
【0033】
本発明の方法では、前記モバイル・クライアントが、前記返答メッセージで前記サービス制御装置に応答するステップは、前記モバイル・クライアントが、前記無線アクセス・プロトコル・ゲートウェイに応答メッセージを送信する(835)ステップ;前記無線アクセス・プロトコル・ゲートウェイが、前記無線テレフォニー・アプリケーション・サーバに前記応答メッセージを送信する(840)ステップ;及び前記無線テレフォニー・アプリケーション・サーバが、前記サービス制御装置に前記応答メッセージを送信する(845)ステップを更に具備するようにしてもよい。
【発明を実施するための最良の形態】
【0034】
本発明は、いつでもプリペイド・サービス・アカウントをリチャージする機能をセルラ電話ユーザに提供する。アカウントは、ユーザを邪魔することなくユーザが通話をしている間でもリチャージすることができる。
【0035】
本発明の好適な実施形態は、無線アクセス・プロトコル(WAP)対応セルラ電話を使用する;代替実施形態は、電話がWAP対応であることを必要としない。プリペイド通話時間アカウントを有するあらゆるPCSまたは高度モバイル・フォン・サービス(AMPS)形式のセルラ電話が動作する。
【0036】
WAP対応セルラ電話は、(いつでもどこでも)セルラ電話に配送される情報及びユーザが利用可能なオプションにより、さらに人気になっている。WAP対応セルラ電話は、セルラ電話ユーザに電話の動作を制御させることに加えてインターネットで情報にアクセスさせかつ受信させることができるウェブ・ブラウザ形式のソフトウェアで構成されている。
【0037】
ここに説明するWAPプロトコル及びアーキテクチャは、この技術分野でよく知られている。WAPの更なる説明は、WAPForumから入手可能である。WAPForumによって生成されたほとんどの文書は、WAPForumのウェブサイト:
www.wapforum.com.
にてインターネットで入手可能である。
図1は、典型的なWAP対応セルラ電話(100)のブロック図を示す。電話(100)は、送信機(103)による送信のために音声信号を電気信号に変換するマイクロフォン(105)を備えかつアンテナ(109)にわたり放射される。アンテナ(109)によって受信された信号は、スピーカ(108)によって音声信号に変換される前に受信機(104)によって受信されかつ復調される。電話のユーザは、情報を入力しかつキーパッド(107)によって電話を動作する。ディスプレイ(106)は、キーパッド(107)に入力されたもの並びに受信機(104)によって受信された情報をユーザに示す。
【0038】
メモリ(101)に結合されるプロセッサ(102)は、セルラ電話(100)を制御する。プロセッサは、入力に対してキーパッド(107)をスキャン(走査)し、適切なデータをディスプレイ(106)に表示し、かつデータの送信及び受信を制御する。
【0039】
また、プロセッサ(102)は、モバイル電話によって使用されるクライアント・ソフトウェア処理を実行する役割を果たしている。例えば、電話がWAP使用可能型なので、プロセッサ(102)は、インターネット上にデータを通信するウェブ・ブラウザ形式処理を実行する。ウェブ・ブラウザ形式処理は、電子メールを送信しかつ検索し、情報に対してウェブ・ページにアクセスし、かつウェハ・サイトに情報を送信する役割を果たしている。
【0040】
ウェブ・ブラウザ形式処理は、パーソナル・コンピュータ用に書かれたウェブ・ブラウザ・プログラムのより小さいバージョンである。これらは、INTERNETEXPLORER及びNETSCAPE’SNAVIGATORのようなプログラムを含む。WAP対応電話に対するウェブ・ブラウザ形式処理は、に電話のメモリに適合するために大きさがより小さいことを要求される。また、このブラウザ形式処理は、典型的なパーソナル・コンピュータで使用されるものよりも実質的に小さい電話の画面に対してウェブ・ページをダウンロードしなければならない。このウェブ・ブラウザ形式処理は、この技術分野でよく知られておりここでは更に説明しない。
【0041】
本発明の好適な実施形態は、図1のWAP対応セルラ電話(100)を用いて説明されるが、他の種類のWAP対応無線通信装置もまた本発明の処理で効果的に動作する。例として、代替実施形態では、無線方式で動作するWAP対応パーソナル・デジタル・アシスタント(PDA)をセルラ電話の代わりに用いることができる。本発明は、WAPシステムと対話するためにモバイル・クライアント処理を実行することができるように構成された無線装置で動作する。
【0042】
図2は、本発明のWAPネットワークのブロック図を示す。このネットワークは、図1に示したWAP対応セルラ電話(100)で構成されている。セルラ電話(100)は、無線セルラ・ネットワーク(205)と通信する。ネットワーク(205)は、小電力送信機に結合された多数の固定アンテナで構成されている。各アンテナは、(採り入れられた指向アンテナの数により)区分された360°エリアに放射する。そのようなネットワークの例は、AMPSセルラ・ネットワーク、GSMセルラ・ネットワーク、及びCDMAPCSネットワークである。本発明のセルラ・ネットワークは、この技術分野でよく知られており更に説明しない。
【0043】
無線ネットワーク(205)は、電話(100)をWAPゲートウェイ・プロキシ(201)と通信させる。この技術分野でよく知られているように、プロキシは、本実施形態における電話(100)のような、他のクライアントのために要求を行う目的に対してサーバ及びクライアントの両方の役目をする中間プログラムである。プロキシは、(例えば、ファイアウォールを横切る)直接通信の手段を有していないサーバとクライアントとの間に典型的に存在する。要求は、プロキシ・プログラムによってサービスされるかまたは、可能な変換で、その他のサーバに渡される。
【0044】
本実施形態では、WAPプロキシ(201)は、電話(100)からのWAP要求をワールド・ワイド・ウェブによって使用されるプロトコルに変換する。これは、電話(100)に、ウェブ・サーバ(203)に対する情報の要求を提出させる。また、プロキシ(201)は、ウェブ・サーバ(203)からの応答を、電話(100)によって理解される圧縮2進(コンパクト・バイナリ)フォーマットにコード化する。
【0045】
WAP対応装置は、装置にWML及びWMLscriptコンテントを供給する(レンダーする(render))ためにHTTPを用いて通信するウェブ・サーバにアクセスする。WMLは、XMLのアプリケーションである。WMLは、実質的により多くのメモリ及び処理能力を有しかつより高速な接続でインターネットにアクセスするパーソナル・コンピュータと比較して、WAP対応無線装置の縮小されたケーパビリティ並びに低帯域幅無線ネットワークによって課された制約により要求される。
【0046】
ウェブ・サーバ(203)がWAPコンテントを供給するならば、WAPプロキシ(201)は、ウェブ・サーバ(203)からそれを直接検索する。しかしながら、ウェブ・サーバ(203)が(HTMLのような)WWWコンテントを供給するならば、WWWコンテントをWAPコンテントに変換するためにHTMLフィルタ(204)が使用される。例えば、HTMLフィルタ(204)は、HTMLをWMLに変換する。次いで電話(100)は、WAPプロキシ(201)からWWWコンテンツにアクセスする。
【0047】
ウェブ・サーバ(203)は、インターネット上でWAP装置及び典型的なパーソナル・コンピュータの両方によってアクセスされる情報及びウェブ・ページを記憶する。明瞭化の目的で、たった一つのウェブ・サーバ(203)が図2に示されている。実際には、電話(100)によって要求された情報により、複数のウェブ・サーバが必要である。各ウェブ・サーバは、異なるサイトに存在しうるしかつ異なるカンパニー(会社)によって動作されうる。好適な実施形態は、WAPプロキシ(201)及びウェブ・サーバ(203)を別個のエンティティとして示すが、代替実施形態は、コンテントを提供(サーブ)しているウェブ・オリジン・サーバの一部としてWAPゲートウェイ機能を含む。
【0048】
無線テレフォニー・アプリケーション(WTA)(202)サーバは、直接的にWAP電話(100)と通信する特別な種類のオリジン・サーバである。従って、WTAサーバ(202)は、WMLフォーマットで動作する。WTAサーバ(202)は、無線ネットワーク・プロバイダの遠隔通信インフラストラクチャの機能(フューチャ)へのWAPアクセスを供給する。例えば、ネットワーク・プロバイダは、電話ユーザに対して電話番号及びアドレスの記憶を供給しうる。次いで、ユーザは、電話のブラウザを使用してWTAサーバ(202)を通してこれらの番号にアクセスすることができる。
【0049】
図3は、本発明のプリペイド・アカウント・リチャージ処理の通話フロー図を示す。処理は、プリペイド・アカウントのリチャージを必要としうることをセルラ電話ユーザに通知するためにプッシュ・オペレーション(動作)(301)を実行しているサービス制御装置(サービス・コントロール・ポイント)(SCP)によって開始する。SCPは、通話処理中に問合せすることができる制御サーバである。SCPは、通話またはセッションのディスポジションの処理に対する変更を、ネットワーク素子に、(戻して)信号で知らせる能力(機能)を有する。
【0050】
プッシュ・オペレーション(301)は、通話中に行うことを必要としない。ユーザが彼のアカウントをリチャージすることを提案しているプッシュ・オペレーション(301)は、いつでも行うことができうる。更に、ユーザがプリペイドではない通話を行っていても、プッシュ・オペレーション(301)を実行しうる。
【0051】
プリペイド通話以外でプッシュ・オペレーション(301)を実行する能力(機能)は、プロモーションの規則によりリチャージすることをユーザが決定したならばプロモーションをアドバタイス(広告)するための能力(機能)をサービス・プロバイダに与える。例えば、サービス・プロバイダは、その次の3時間内にアカウントをリチャージする全てのプリペイド・アカウント・ユーザに対して10%ディスカウントを提供しうる。事実、ユーザのプリペイド・アカウントは、プッシュ・オペレーションを利用するために必ずしもサービス・プロバイダに対する枯渇に近いということを必要としない。
【0052】
SCPは、WTAサーバに(リチャージ情報を含んでいる)プッシュ信号を送る。WAPPushを用いて、WTAサーバは、WAPゲートウェイにプッシュ信号(302)を送る。WAPゲートウェイは、モバイル端末のWTAクライアントにエア(303)でこのサービス表示(Service・Indication)信号を送る。
【0053】
代替実施形態では、リチャージ・アプリケーションは、WTAサーバのURLで利用可能である。この場合には、クライアントに送られたプッシュ・サービス表示は、URLだけを含む。次いでクライアントは、リチャージ通知に関連付けられたコンテントを検索する(WSP/HTTPGETを介してプルする)。
【0054】
この地点で、図3の通話フローは、ユーザがユーザのプリペイド・アカウントをリチャージすることを望むかどうかに依存する。リチャージを受け入れるかまたは拒否するためにユーザが通る処理は、図6を参照してその後に示される。
【0055】
図3を再び参照すると、ユーザがリチャージ通知を受け入れるならば、モバイル・クライアントは、“リチャージ受入れ”信号(304)を、WTAサーバに送るためにWAPゲートウェイに送る。WTAサーバは、SCPに受入れ信号(306)を送る。
【0056】
ここでSCPは、プリペイド・アカウントをリチャージする。好適な実施形態では、アカウントは、ユーザ及びサービス・プロバイダが予め同意したかまたはユーザが(個人化プロフィールの一部のような)自動化手段を通して構成した所定の量でリチャージされる。代替実施形態では、ユーザは、ユーザが欲するアカウントがリチャージされる量を入力するオプションを有する。この量は、受入れ信号と一緒にSCPに送り戻される。次いでSCPは、このレベルまでアカウントをリチャージする。
【0057】
好適な実施形態では、SCPは、ある一定の量に対するリチャージが実際に行われたことをユーザに表示するために、WTAサーバ及びWAPゲートウェイを通して、モバイル・クライアントに肯定応答を送り戻す。代替実施形態では、肯定応答は、与えられずかつユーザは、リチャージが発生したということをみなさなければならない。
【0058】
ユーザがSCPからのリチャージ要求を拒否するならば、モバイル・クライアントは、WTAサーバに送るために(311)WAPゲートウェイに拒否信号(310)を送る。WTAサーバは、拒否(312)をSCPに送る。この場合には、SCPがアカウントをリチャージしないしかつ好適な実施形態において肯定応答が全く必要ない。代替実施形態では、SCPは、アカウントがリチャージされないことを肯定応答かつ現在のプリペイド・レベルをリストに表示する。
【0059】
本発明のプリペイド・アカウント・リチャージ処理の別のシナリオでは、ユーザは、SCPからのリチャージ要求を拒否しかつプリペイド・ファンドが使い果たされる(枯渇される)。図4に示される、この場合には、SCPは、通話が処理中である間に、ユーザのアカウント・レベルを追跡する。アカウントが所定のレベルに達したときに、SCPは、ユーザのモバイル・クライアントに警告信号を送出する。このシナリオは、WAP使用可能モバイル・クライアント及びWAP使用不能モバイル・クライアントの両方に対して発生する。
【0060】
好適な実施形態では、警告信号が始動される所定レベルは、ユーザがプリペイド・アカウントに対して契約を結んだときに設定される。代替的に、それは、ユーザの選好が時間にわたり変化するならば、動的に構成することができる。このレベルは、ユーザがセット・ドル量またはセット(時間の)分の数に対して契約を結んだかにより、通貨的レベルでありうるかまたは(それは)残っている所定の(時間の)分の数でありうる。
【0061】
ユーザが通話中であるならば、モバイル・クライアント(401)に送信された警告信号は、電話が動作しているエリアの役割を果たすモバイル・スイッチング・センタ(MSC)にまず進まなければならない。MSCは、信号を電話のモバイル・クライアントに送信することができるように電話がどの基地局と通信しているかを認識している。
【0062】
好適な実施形態では、モバイル・クライアントに送信された警告信号は、ユーザが通話中であると仮定して、ユーザが切断される前に残っている一定の数のドルまたは分をいま有することをユーザに報告するテキスト・メッセージの形式を取る。ユーザがセット・ドル量に対して契約を結んだならば、システムは、また、現在の通話時間レートを知ることにより、そのセット・ドル量に対して残っている時間の予測を送る。
【0063】
ユーザが通話中でなくかつプッシュ・メッセージが実行されているならば、それはいつでも実行することができる:プロモーション中またはバランスが所定のしきい値に達したとき。
【0064】
ユーザが、それがゼロに達するときまでにアカウントをリチャージすることを選択しないならば、SCPは、“通話切断”メッセージ(403)をMSCに送信する。次いで、MSCは、ユーザの通話(404)を切断するために必要なステップを取り行う。この通話切断処理は、セルラ電話の技術分野でよく知られており更に説明しない。
【0065】
図5は、本発明のプリペイド・アカウント・リチャージ処理を示す。処理は、WAPネットワークを介してモバイル・クライアント・ソフトウェアにメッセージを送るSCPによって開始する(ステップ501)。電話ユーザがアカウントをリチャージすることを望むならば(ステップ502)、ユーザは、WAPネットワークを介してSCPに“リチャージ受入れ”メッセージを送り戻すようにモバイル・クライアント・ソフトウェアに命令する(ステップ505)。次いで、SCPは、所望の量に対してアカウントをリチャージする(ステップ506)。
【0066】
好適な実施形態では、SCPは、アカウントをリチャージした後、モバイル・クライアントに肯定応答を送り戻し、アカウントが同意された値に対してリチャージされたことを示す。それが要求されていないしかつSCPからモバイル・クライアントへのその他のメッセージと実質的に同じ方法で実行されるので、このメッセージは、明瞭化の目的で図3の通話フロー図には示されていない。
【0067】
電話ユーザがアカウントをリチャージすることを望んでいないならば(ステップ502)、ユーザは、WAPネットワークを介してSCPに“リチャージ拒否”メッセージを送り戻すようにモバイル・クライアント・ソフトウェアに命令する(ステップ515)。SCPは、このメッセージを受け取った後アカウントをリチャージしない(ステップ516)。
【0068】
図6は、ユーザのプリペイド・アカウントをリチャージすることに関する電話ユーザ・オプションを与える本発明の処理に従うディスプレイ(601)を有している電話を示す。ユーザが(それがプッシュ・メッセージであるか通話中であるかにより)アカウントがリチャージングを必要としうるというSCPからのメッセージを受け取るとき、図6に示したディスプレイ(601)が自動的に現われる。一実施形態では、警報音もまた始動される。
【0069】
上部部分(602)は、ユーザのプリペイド・アカウントが低いことを示しているメッセージを表示する。ユーザは、リチャージすること(611)またはリチャージを拒否すること(610)の選択が与えられる。
【0070】
リチャージ受入れるかまたは拒否するために、ユーザは、所望の表示(610または611)にカーソル(605)を位置決めしかつ送信またはトーク・キーを押す。選択は、上述したように、処理のためにSCPにWAPネットワークを通して送信される。
【0071】
図7は、本発明のディスプレイの別の実施形態を示す。これは、その場合において、リチャージ通知が必ずしも、ユーザがリチャージに対する通知または警告を要求するために設定した所定のしきい値と一致することを必要としない、モバイル・アドバタイジングの形式を取る。サービス・プロバイダは、ユーザがある一定の期間内にリチャージすることを決定したならばユーザに対してディスカウントを認可する(701)。この場合には、ユーザは、プロモーションの種類により、リチャージ量(702)を選択するかリチャージ・オファー(704)を拒否することができる。
【0072】
ユーザがリチャージすることを望むならば、ユーザは、所望のリチャージ量(703)にカーソルを位置決しかつ処理するためにSCPに選択を送るべくエンターまたはトークを押すことができる。
【0073】
代替実施形態は、それとは異なるようにディスプレイを配分しうる。例えば、一実施形態は、画面の底部に位置決めされたバッテリーまたはアンテナ強度またはWAP機能のような電話またはシステム情報及び上部に他の情報を示しうる。図6及び7に図示されたものとは異なるサイズ及びスタイル・ディスプレイは、説明したものとは異なる方向を有する。
【0074】
図6は、オプションの回りに点線または破線としてカーソル(605)を示す。別の実施形態は、カーソルがカバーする各オプションに対して逆のビデオ・ディスプレイを使用する。別の代替実施形態は、カーソルとして各オプションの次に矢印を使用する。
【0075】
電話ユーザは、電話キーパッド・キー(620)を用いてオプションを通してカーソル(605)を下方に移動することができる。好適な実施形態では、カーソル制御キーは、空間を節約するために電話番号キーに重ね合わされる。一度カーソルが所望のリチャージ・オプションに位置決めされたならば、このオプションを起動するために“エンター”キーまたはトーク・キーが押し下げられる。代替実施形態では、“エンター”キーを押し下げる代わりに、電話のモバイル・クライアントが所定の時間待機しそれからその上にカーソル(605)が位置決めされたオプションを起動する。
【0076】
別の代替実施形態では、リチャージ・オプションが番号付けされるならば、電話ユーザは、電話のキーパッド(620)を使用して所望のオプションの番号を入力することができる。
【0077】
所望のオプションを入力することにより、ディスプレイは、どのオプションが選択されたか及びそのオプションが処理されていることを示すために変化する。例えば、カーソルが“リチャージ”オプションの上に位置決めされかつ“入力”キーが押し下げられた場合には、別の画面(図示省略)がプリペイド・アカウントが処理されていることをユーザに知らせる。
【0078】
一度アカウントがリチャージされたならば、SCPは、アカウントがリチャージされたことをユーザに知らせる電話ディスプレイに表示されるWAPシステムを通して肯定応答を送る。一実施形態では、ディスプレイは、ユーザのアカウントがリチャージされた量をユーザに知らせる。
【0079】
本発明は、WAP使用可能であるその他の通信装置で動作するので、これらの他の通信装置は、図6に示した電話とは異なるように見える。例えば、WAP対応PDAが本発明の入力通話処理を使用するならば、キーパッド及び矢印キーを必要としないであろう。PDAは、キーパッド及び矢印キーに対してタッチ・スクリーン・ディスプレイを代わりに用いうる。
【0080】
プリペイド・アカウントをリチャージするための基準は、必ずしもアカウントの期限切れ前の一定の(時間の)分の数またはドル量である必要はない。この時間またはドル量は、ユーザによって構成可能でありうる。特製注文(特注)は、HTMLインタフェース、WAPインタフェース、対話形音声応答システム(IVR)を介してまたは顧客サービス・リプレゼンタティブによって手動で行うことができる。
【0081】
また、本発明のプリペイド・リチャージ処理は、ユーザ・エージェント・プロファイルズ(UserAgentProfiles)のようなWAP機構を通して英語以外の言語でユーザと対話するケーパビリティを提供する。好適な実施形態では、言語は、また、特注可能な機能(フューチャ)である。
【0082】
また、本発明は、ユーザに、アカウントをリチャージするための通貨を選択させることができる。ユーザがユーザの母国から離れて旅行をしているならば、ユーザは、メニューにアクセスしかつリチャージ通貨を現地通貨に変えることができる。
【0083】
また、ユーザは、アカウントをリチャージするための複数の支払オプションを提示されることもできる。好適な実施形態では、ユーザのクレジット・カード番号は、システムで記憶されかつ全てのリチャージ・トランザクションの後でチャージされる。代替実施形態は、将来の支払に対してチャージをユーザの電話請求書に加えること、電子ウォレット(財布)アカウントを使用することまたはその他の種類の電子支払オプションのような、支払オプションを使用する。
【0084】
また、本発明のチャージ処理のアドバイスは、通話を終了する前に通話の費用に関する情報をユーザに提供する。図8は、この処理のフロー図を示す。
【0085】
ユーザは、ユーザが通話することを望む電話番号をキー入力しかつ「送信(send)」(800)をヒットする。モバイル・クライアントは、この通話オリジネーション・メッセージ(805)をMSCに送る。MSCは、通話に対する許可を得るためにオリジネーション・アテンプト(試み)をSCP(810)に送信する。
【0086】
SCPは、国コード、エリア・コード、および/またはプレフィックス(接頭)数字を含んでいるダイヤルされたディジット(数字)を分析しかつこれらを電話レート(料金)表と比較する。レート表は、SCPまたはSCPによってアクセスすることができるその他の場所に記憶されうる。好適な実施形態では、電話レートは、いつでも更新される。その他の実施形態では、レートは、毎日またはその他の更新頻度で更新される。
【0087】
SCPは、モバイル・クライアント(830)にWTAサーバおよびWAPゲートウェイ(820)を介してWAPシステムを通してメッセージを押し戻す(プッシュ・バックする)。次いでモバイル・クライアントは、ユーザに見せるために電話ディスプレイに通話に対する予想費用を表示する。一実施形態では、モバイル・クライアントは、ユーザが通話を続けるかどうかを決定することができるようにプリペイド・アカウントの残り時間または通貨も表示する。
【0088】
ユーザが通話を続けることを決定したならば、受入れボタン、または受入れを示すその他のかかる方法、をタッチする。次いでモバイル・クライアントは、WAPゲートウェイ(835)に“通話受入れ”メッセージを送信する。WAPゲートウェイは、WTAサーバ(840)にメッセージを送信し、WTAサーバは、次いでメッセージをSCP(845)に送る。
【0089】
SCPは、MSCがターミネーティング・ネットワーク(855、856、857)で通話を完了することができるように通話が許可された(850)ことをMSCに知らせる。
【0090】
また、本発明のチャージ処理のアドバイスは、ユーザ・エージェント・プロファイルのようなWAP機構を通して英語以外の言語でユーザと対話するケーパビリティを供給する。好適な実施形態では、言語もまた特注機能である。
【0091】
また、本発明は、ユーザにチャージのアドバイスを見るための通貨を選択することができるようにする。ユーザがユーザの母国から離れて旅行しているならば、ユーザは、メニューにアクセスしかつチャージ通貨のアドバイス(通知)を現地通貨に変えることができる。
【0092】
ユーザが予想通話チャージとアカウント・バランスを比較しかつ通話を続けるためにアカウント・リチャージが必要であるということを決定したならば、本発明の上記リチャージ処理が使用される。また、ユーザは、ユーザがこの地点で通話を続けることを望まないことを決定することもできる。この場合には、“拒否”キーまたはその他の形式の断り(declining)がタッチされかつモバイル・クライアントは、WAPゲートウェイ(860)に“通話拒否”メッセージを送信する。このメッセージは、WTAサーバ(865)に送信されそれからSCP(870)に送信される。次いで、SCPは、通話が続かないようにMSCに通話を許可しない。
【0093】
纏めると、本発明は、プリペイド・アカウントをリチャージしかつWAPネットワークを通してチャージのアドバイス(通知)を受取るためのモバイル、WAP対応電話に対する処理を提供する。プリペイド・アカウント枯渇催促(リマインダ)は、ある一定レベルに達したアカウントをユーザに知らせるプッシュ・メッセージまたはユーザが通話している間にレベルに達したことの警告のいずれかでありうる。
【図面の簡単な説明】
【0094】
【図1】本発明によるセルラ電話のブロック図を示す。
【図2】本発明のWAPケーパブル・セルラ電話を用いている典型的な無線・アクセス・プロトコル(WAP)システムのブロック図を示す。
【図3】本発明の“プッシュ”通話フロー図を示す。
【図4】本発明の“通話中”通話フロー図を示す。
【図5】本発明のプリペイド・アカウント・リチャージ処理のフローチャートを示す。
【図6】モバイル・クライアント処理を実行しているWAPケーパブル・セルラ電話のディスプレイを示す。
【図7】モバイル・クライアント処理を実行しているWAPケーパブル・セルラ電話のディスプレイの代替実施形態を示す。
【図8】本発明のチャージ処理のプリペイド・アドバイスに対する通話フロー図を示す。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
無線アクセス・プロトコル・システムのプリペイド電話通話時間アカウントをリチャージする方法であって、
低いプリペイド電話通話時間アカウント・バランスを知らせているモバイル・クライアントに対して、一定期間内に前記プリペイド電話通話時間アカウントをリチャージすることをユーザが決定したならば、前記ユーザのためにディスカウントを認可することを含むリチャージ要求を始動するステップ;
前記リチャージ要求への応答を示す前記モバイル・クライアントからの返答メッセージを受信するステップ;及び
前記返答メッセージに応じて前記プリペイド電話通話時間アカウントを処理するステップ
を具備することを特徴とする方法。
【請求項2】
前記返答メッセージは、前記プリペイド電話通話時間をリチャージするための要望を示すこと特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項3】
リチャージするための前記要望に応じて前記プリペイド電話通話時間アカウントを処理する前記ステップは、前記プリペイド電話通話時間アカウントに値を付加するステップを含むこと特徴とする請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記プリペイド電話通話時間アカウントに付加された値は、通貨値を含むことを特徴とする請求項3に記載の方法。
【請求項5】
前記プリペイド電話通話時間アカウントに付加された値は、通話時間値を含むことを特徴とする請求項3に記載の方法。
【請求項6】
前記返答メッセージは、前記プリペイド電話通話時間アカウントを終了させるための要望を含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記プリペイド電話通話時間アカウントを終了させるための要望に応じて該プリペイド電話通話時間を処理する前記ステップは、
前記プリペイド電話通話時間アカウントを終了させるステップ;及び
前記ユーザが通話中であるならば、バランスの終了を示している前記モバイル・クライアントに警告を送信するステップ
を具備することを特徴とする請求項6に記載の方法。
【請求項8】
前記モバイル・クライアントは、無線アクセス・プロトコル対応無線電話に内在することを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項9】
前記モバイル・クライアントは、無線通信ケーパビリティを有している無線アクセス・プロトコル対応パーソナル・デジタル・アシスタントに内在することを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項10】
前記付加された値は、所定値であることを特徴とする請求項3に記載の方法。
【請求項11】
前記付加された値は、前記モバイル・クライアントを操作している加入者によって動的に設定された値であることを特徴とする請求項3に記載の方法。
【請求項12】
前記返答メッセージに応じて前記モバイル・クライアントに肯定応答を送信するステップを更に具備することを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項13】
前記ユーザのプリペイド・バランスが完全に使い果たされたならば、通話を終わらせるためにモバイル・スイッチング・センタにメッセージを送信するステップを更に具備することを特徴とする請求項7に記載の方法。
【請求項14】
無線アクセス・プロトコル・システムのプリペイド電話通話時間アカウントをリチャージする方法であって、
低いプリペイド電話通話時間アカウント・バランスを知らせているモバイル・クライアントに対して、一定期間内に前記プリペイド電話通話時間アカウントをリチャージすることをユーザが決定したならば、前記ユーザのためにディスカウントを認可することを含むリチャージ要求を送信するステップ;
前記モバイル・クライアントからのリチャージ容認メッセージを受信するステップ;
前記リチャージ容認メッセージに応じて前記プリペイド電話通話時間アカウントに値を付加するステップ
を具備することを特徴とする方法。
【請求項15】
前記プリペイド電話通話時間アカウントに値を付加する前記ステップは、電話請求システムを通して前記プリペイド電話通話時間アカウントに値を付加するステップを含むことを特徴とする請求項14に記載の方法。
【請求項16】
前記プリペイド電話通話時間アカウントに値を付加する前記ステップは、電子ウォレット支払システムを通して前記プリペイド電話通話時間アカウントに値を付加するステップを含むことを特徴とする請求項14に記載の方法。
【請求項17】
前記プリペイド電話通話時間アカウントに値を付加する前記ステップは、クレジット・カード・システムを通して前記プリペイド電話通話時間アカウントに値を付加するステップを含むことを特徴とする請求項14に記載の方法。
【請求項18】
前記無線アクセス・プロトコル・システムを通してユーザ変更可能設定を構成するステップを更に含むことを特徴とする請求項14に記載の方法。
【請求項19】
前記ユーザ変更可能設定は、前記無線アクセス・プロトコル・システムによって使用される通貨を含むことを特徴とする請求項18に記載の方法。
【請求項20】
前記ユーザ変更可能設定は、前記プリペイド電話通話時間アカウント・バランスが前記リチャージ要求を始動するしきい値レベルを含むことを特徴とする請求項18に記載の方法。
【請求項21】
前記ユーザ変更可能設定は、前記無線アクセス・プロトコル・システム及び前記モバイル・クライアントによって使用される言語を含むことを特徴とする請求項18に記載の方法。
【請求項22】
前記ユーザ変更可能設定は、前記モバイル・クライアント及び前記無線アクセス・プロトコル・システムによって使用される選好を含むことを特徴とする請求項18に記載の方法。
【請求項23】
前記ユーザ変更可能設定は、前記無線アクセス・プロトコル・システム及び前記モバイル・クライアントによって使用される通知種類を含むことを特徴とする請求項18に記載の方法。
【請求項24】
モバイル・クライアントを動作している無線通信装置によって使用されるプリペイド電話通話時間アカウントをリチャージするシステムであって、
低いプリペイド電話通話時間アカウント・バランスをモバイル・クライアントに知らせるために、一定期間内にリチャージすることをユーザが決定したならば前記ユーザのためにディスカウントを認可することを含む、モバイル・クライアントへのリチャージ要求を受信し、かつ、前記リチャージ要求を再送信する無線テレフォニー・アプリケーション・サーバ;
前記無線テレフォニー・アプリケーション・サーバから前記再送信されたリチャージ要求を受信しかつ前記モバイル・クライアントに前記リチャージ要求を送る無線アクセス・プロトコル・ゲートウェイ;及び
前記無線アクセス・プロトコル・ゲートウェイに結合されかつ前記リチャージ要求に対する応答を示しているサービス制御装置に返答を送信する手段を有している前記モバイル・クライアント
を備えていることを特徴とするシステム。
【請求項25】
無線アクセス・プロトコル・システムのプリペイド電話通話時間アカウントをリチャージする方法であって、
モバイル・クライアントからの電話番号に対する電話通話の始動を受信するステップ;
前記電話通話に対する予想チャージを決定するために前記電話番号を分析するステップ;
一定期間内に前記プリペイド電話通話時間アカウントをリチャージすることをユーザ決定したならば前記ユーザのためのディスカウントを認可するメッセージを伴って前記予想チャージを前記モバイル・クライアントに通知するステップ;
前記予想チャージに対する応答を示している前記モバイル・クライアントからの応答を受信するステップ;及び
前記返答メッセージに応じて前記プリペイド電話通話時間アカウントを処理するステップ
を具備することを特徴とする方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2007−124708(P2007−124708A)
【公開日】平成19年5月17日(2007.5.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−7769(P2007−7769)
【出願日】平成19年1月17日(2007.1.17)
【分割の表示】特願2002−552289(P2002−552289)の分割
【原出願日】平成13年10月11日(2001.10.11)
【出願人】(503216948)エスビーシー テクノロジー リソーシズ インコーポレイテッド (1)
【Fターム(参考)】