説明

無線プレゼンスベースサービスを可能にするための無線通信ネットワークおよびその方法

【課題】より効率的な無線プレゼンスベースサービスへの必要性に対処する。
【解決手段】無線プレゼンスプロキシWPP415は、無線送受信機411を経由し移動局MS401のメッセージングおよびメッセージング応答を監視する。このようなメッセージングおよびメッセージング応答は、MSのプレゼンス状態、または状態変化を明確に特定していない。従って、上記の監視に基づき、WPPはMSのプレゼンス状態/変化を推測し、位置情報を保持する。前記WPPは、プレゼンスサーバ225の要求に応じ任意のプレゼンス状態の変化を伝達し、MSのプレゼンス状態を確認する。メッセージングの監視、MSプレゼンスのサーバへの通知、およびサーバの要求の処理により、例えば広範囲に及ぶページングや呼設定および各サービスによるプレゼンスのための疎通確認に対する接続の切断のような、多くの非効率性をプレゼンスサーバから削減し、または回避する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(関連出願の相互参照)
本願は、「無線プレゼンスベースサービスを可能にする無線通信ネットワークおよびその方法(WIRELESS COMMUNICATIONS NETWORK AND METHOD FOR ENABLING WIRELESS PRESENCE−BASED SERVICES)」と題する、2003年7月11日に出願された米国仮出願番号第60/486684号の優先権を主張し、該仮出願は全て、本願において参照により援用される。
【0002】
本発明は概して無線通信システムに関連し、詳細には、そのようなシステムにおいて無線プレゼンスベースサービスを可能にすることに関連する。
【背景技術】
【0003】
インスタントメッセージング(IM)のような、プレゼンスサービスはインターネットユーザにとって周知である。これらのサービスはまた、第三世代(3G)の無線通信が提供するものの一部分でもある。しかしながら、現在の無線通信体系ではこれらのサービスを非常に効率的に扱うことはできない。例えば、既存のプレゼンスサーバは、通常、定期的に目的の移動局(MS)に疎通確認を行うことによってプレゼンス情報を保持し、疎通確認の応答、または欠落をプレゼンス「ハートビート」信号として使用する。図1は、例えばMSへの疎通確認に関する簡略化されたメッセージング交換を表す。メッセージングフロー図100に示すように、プレゼンスサーバの疎通確認用パケットは、パケットデータサービングノード(PDSN)を経由して、基地局(BS)、移動交換局(MSC)、MS、パケット制御機能(PCF)、およびPDSNの間において実質的なメッセージングを始動して、最終的に疎通確認の応答を(PDSNを経由して)プレゼンスサーバに配信する。図に示すように、上記ページングはMSCおよびAインターフェースを広範囲に渡り必要とする。また、MSに対する無線インターフェースに、長いページを使用している(即ち、非効率的である)。該ネットワークおよびMSは、休止状態から全データのセッションの起動(即ち、Tチャネルを割り当てる呼設定)、パケット交換、および接続の切断を行う。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
更に、各個のサービスは他のサービスとは独立してプレゼンスを追跡することがある。例えば、異なるIMサービスは、各々のサービスごとに目的のMSに疎通確認を実行し、実質的に同じ情報を取得している。現在のプレゼンスの実施に伴う非効率性を考慮すると、無線通信ネットワークにおいて、より効率的に無線プレゼンスベースのサービスを可能にするための方法を必要とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の実施形態によって、より効率的な無線プレゼンスベースサービスを可能にする必要性に対処する。概して、無線プレゼンスプロキシ(WPP)は、無線送受信機を経由して移動局(MS)のメッセージング、およびメッセージング応答を監視する。このようなメッセージングおよびメッセージング応答は、MSのプレゼンス状態、または状態の変化を明確に特定していない。従って、上記の監視に基づいて、WPPはMSのプレゼンス状態/変化を推測し、MSの位置情報を保持する。前記WPPは、プレゼンスサーバ(225)の要求に応じて任意のプレゼンス状態の変化を伝達し、MSのプレゼンス状態を確
認する。メッセージングを監視すること、MSのプレゼンスをサーバに通知すること、およびサーバの要求(多くのサーバから同一のMSに対する要求の可能性を含む)を処理することによって、本発明の実施形態では、例えば広範囲に及ぶページングや呼設定、および各プレゼンスのための疎通確認に対する接続の切断のような、既存の多くの非効率性をプレゼンスサーバから削減または回避することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0006】
本発明は、無線プレゼンスベースサービスを可能にするための方法であって、無線通信ネットワークは、前記無線プレゼンスベースサービスにおいて移動局(MS)のメッセージングおよびメッセージング応答を監視する方法を含む。前記メッセージングおよびメッセージング応答は、MSのプレゼンス状態またはプレゼンス状態の変化を明確に特定しない。無線通信ネットワークは監視に基づいてMSのプレゼンス状態における変化を推測し、前記状態の変化をプレゼンスサーバに伝達する。
【0007】
本発明はまた、移動局(MS)のメッセージングおよびメッセージング応答を受信する無線送受信機を含む無線通信ネットワークも備える。前記無線通信ネットワークは、無線送受信機に通信可能に接続された無線プレゼンスプロキシ(WPP)も含む。WPPは、MSのメッセージングおよびメッセージング応答を監視するように適合されている。前記メッセージングおよびメッセージング応答は、MSのプレゼンス状態およびプレゼンス状態の変化を明確に特定しない。WPPは更に、監視に基づいて、MSのプレゼンス状態の変化を推測し、その状態の変化をプレゼンスサーバに伝達するように適合されている。
【0008】
本願において開示された実施形態は図2から図6を参照することによって、より十分に理解されよう。図2から図4は、本発明の第一、第二、およびより一般化された実施形態に基づいて、無線通信システム200,300,400をそれぞれ表すブロック図である。システム200,300,400は周知である符号分割多重接続(CDMA)システム、具体的にはCDMA2000システムである。該システムは米国電気通信工業会/米国電子工業会(TIA/EIA)標準のIS−2000およびTIA−2001に基づいており、本発明を実施するために適宜修正されている(前記TIA/EIAには、2001 Pennsylvania Ave. NW Washington D.C. 20006にて連絡可能である)。本発明の代替となる実施形態は、例えば、以下の技術に限定するものではないが、IS−136,IS−95,IS−833,WCDMA,HRPD(TIA−878−1およびTIA−1878),iDEN,WiDEN,GSM,GPRS,UMTS,およびEDGEのような、他の技術を利用する通信システムにおいて実施することもできる。本発明の実施形態は無線通信ネットワーク210,310,410と、移動局(MS)201,401を含む。前記実施形態は、プレゼンスサーバ225、インターネットネットワーク220、および公衆交換電話網230のような周知の構成要素も含む。プレゼンスサーバ225は、図面には単一のプレゼンスサーバとして示されているが、複数のサーバを表してもよく、それらの各々のサーバはIM、かつ/またはプッシュトゥートーク(PTT)のような個々のサービスに対応する。図面では携帯電話として表されているが、本発明におけるMSは携帯電話に限定されるものではない。例えば、MSは、コンピュータ(例えばデスクトップやラップトップ)、携帯情報端末(PDA)、ゲーム機器等の無線通信ネットワークに接続されるあらゆる種類の装置を含み得る。
【0009】
図2から図4に示すように、無線通信ネットワーク210,310,410は、CDMA2000エアーインターフェースリソース205,405を経由してMS201,401と通信する。リソース205は、例えばアクセスチャネル、ページングチャネル、および情報チャネルのような、様々な種類の周知のチャネルを備える。これらのチャネルの中には、例えば情報チャネルのように、要求に応じて、かつ周知の技術および標準に従って
、ユーザサービスを提供するために動的に割り当てられたり、割り当てを外されたりするものもある。
【0010】
当業者は、図2から図4において、システム200,300,400の動作に必要な全てのネットワーク機器が表されておらず、本発明の実施形態の説明に特に関連するシステム構成要素および論理構成要素のみ表されていることを認識するであろう。例えば、無線通信ネットワーク410は、無線送受信機(WTE)411および無線プレゼンスプロキシ(WPP)415を含んで表されている。無線通信ネットワーク410と一致する実施形態の中には、一つ以上の基地局(BTS)内にWTE411を備えて、MS401に関連するメッセージングおよびメッセージング応答の送信および受信をサポートするものもある。
【0011】
WPP415は、前記論理回路はコンピュータ命令として表現され、かつ/または回路内に表されたアルゴリズムを実行するように設計された、例えばプロセッサ、メモリ、かつ/または論理回路のような周知の構成要素を使用して実施され得る。一つのアルゴリズムまたは論理フローを考えると、当業者は任意の論理を実行するWPPを実装するのに有用な、多くの設計および技術開発を考え付くであろう。例えば、本発明と一致するWPPは、独立型のシステム構成要素(例えば、制御機能)として実装され、(例えば、MSC内における制御機能、またはPCF214内のWPP215によって表されるような)周知のシステム構成要素に組み込まれているか、または(例えば、WPP315はMSC313およびPCF314に渡って配置されるように)周知のシステム構成要素に渡って配置されることもある。
【0012】
無線通信ネットワーク210は、本発明の第一実施形態に基づいて表されている。ネットワーク210は、周知のシステム構成要素であるMSC/VLR213およびPDSN216を含む。加えてネットワーク210は、WPP215を内部に組み込むPCF214、WTE(例えばWTE211)を含むBS212、基地局制御装置(BSC)、および選択配分装置(selection and distribution unit(SDU))を含む。
【0013】
本発明の第一実施形態に基づく通信システム200は、実質的に以下のように動作する。WPP215は、WTE211を経由して受信されたMS201のメッセージングおよびメッセージング応答を監視する。前記メッセージング応答は、例えばページ応答、ショートデータバースト(SDB)確認応答、状態応答メッセージ、ショートメッセージサービス(SMS)確認応答、およびレイヤ2確認応答のような信号伝達を含む。前記メッセージングには、MSの電源が入っているか否か、登録しているかまたは登録を取り消しているか、使用不可モードに入っているか、または使用不可モードから抜け出たのか、無線通信ネットワーク210の外部にいるか、内部にいるか、または他の通信に関与しているか、終了したのか等のMSに関する表示を含む。そのような信号伝達は、今日、プレゼンスサービスを提供していないシステムにおいて使用されている。従って、そのようなメッセージング応答は、MS201に専門のソフトウェアを要求しないだけでなく、MS201のプレゼンスまたはMS201のプレゼンス状態の変化を明確に特定もしない。結果として、WPP215は、その監視に基づいてMSのプレゼンス状態かつ/または状態の変化を推測することになる。WPP215はその後、上記のMSのプレゼンス状態かつ/または状態の変化をプレゼンスサーバ225に伝達する。上記の通信はPDSN216を経由して行い、インターネットメッセージングおよびセッション開始プロトコル(SIP)を使用する。
【0014】
MS201のプレゼンス状態/変化を推測するために、WPP215はMS201のメッセージングおよびメッセージング応答を監視する。例えば、MS201のプレゼンス状
態が、存在していると示している場合、WPP215は、MS201の電源が入っていない、MS201は登録を取り消している、使用不可モードに入っている、無線通信ネットワーク210の外部にいる、および他の通信に関与していることを示すメッセージングを検出した際に、MS201のプレゼンス状態が存在していない状態に変化したことを推測することができる。同様に、MS201のプレゼンス状態が、存在していないと示している場合、WPP215は、MS201の電源が入っている、MS210は登録している、使用不可モードから抜け出ている、無線通信ネットワーク内部にいる、および他の通信を実行していることを示すメッセージングを検出した際に、MS201のプレゼンス状態が存在している状態に変化したことを推測することができる。
【0015】
第一実施形態において、WPP215は、時にはMSに応答を要求するメッセージングで信号伝達することがある。この信号伝達は、例えば定期的なタイマの満了、無作為に選択された時間間隔で設定されたタイマの満了、またはプレゼンスサーバ225からの要求(例えば、疎通確認の要求)の受信によって引き起こされ得る。MS201が応答を要求されるメッセージングには、ページ、ショートデータバースト(SDB)メッセージ、状態要求メッセージ、およびショートメッセージサービス(SMS)メッセージ等のメッセージングが含まれる。
【0016】
WPP215は、該WPP215が監視するメッセージングおよびメッセージング応答に基づいて、MS201の最新の確認位置情報を保持(即ち、記憶かつ/または更新)する。この最新の確認位置情報は、第一実施形態においてはセルIDであるが、その代わりに、基地局ID、セルIDの一覧、または位置登録した市外局番(LAC)を含むこともある。このようにして位置情報を記憶することにより、MS201は動作していると考えられるセル(または複数のセル)内においてのみ、信号伝達され得る。これは、プレゼンスをサポートする第一実施形態の効率に貢献することになる。
【0017】
WPP215は、該WPPが開始した信号伝達に応答してメッセージング応答を受信すると、MS201のプレゼンス状態に変化がないことを推測することができる。MS201が位置を変更している、即ち、MS201がWPP215が示すMS201の最新の確認位置情報とは異なるセルから応答する可能性がある。この場合、WPP215はMS201の最新の確認位置情報を更新する。また、WPP215はMS201のプレゼンス情報を(プレゼンス情報は変化していないが)プレゼンスサーバ225に確認する。この確認によって、プレゼンスサーバ225はMS201のための疎通確認のタイマを初期化することができる。同様に、WPP215も、MS201のプレゼンス状態に変化がないという推測を使用して、MS210のプレゼンス状態の情報の保持に使用するタイマを開始または停止し得る。
【0018】
WPP215は、該WPPが開始した信号伝達の応答を受信しないこともある。その場合、WPP215はタイマ(複数のタイマ)を使用して応答期間を設定し、その期間において、応答、任意に繰り返される信号伝達、およびその他の形態の信号伝達(例えば、以下に説明するMSCが命令する信号伝達)の使用による試行に対して待機する。前記応答期間の間に応答を受信しない(即ち、応答なしのメッセージング応答である)場合、WPP215は、MS201のプレゼンス状態が、存在する状態から存在しない状態に変化したと推測することができる。
【0019】
WPP215は最新の確認位置情報に従って、MS201に信号伝達を開始するが、BS212がMS201からの応答を受信しない場合、BS212はMS213に対して、MS201のページング領域情報を使用して(即ち、MSCが命令する信号伝達によって)、MS201に信号伝達するように要求する。MS201が位置を変更した場合、WPP215にある最新の確認位置情報に示すセルと異なるセルからではあるが、MS201
は応答すべきである。このようにしてMS201のプレゼンス状態は確認され、WPP215の最新の確認位置情報は更新される。
【0020】
図5は本発明の第一実施形態に基づく、プレゼンスベースサービスをサポートするメッセージングのメッセージングフロー図である。WPP215はプレゼンスサーバ225から(PDSN216を経由して)MS201の現在の状態に対する要求(例えばプレゼンス要求メッセージ501)を受信し得る。代わりに、WPP215自身が、時には(おそらく定期的に)MS201のプレゼンス状態を確認しようとすることもある。WPP215は、その誘因が何であれ、BS212に信号伝達要求メッセージを送信し、具体的には、A9−ショートデータ配信メッセージ(short data delivery message)502を送信する。該メッセージは信号伝達位置(例えば、セルID)を示し、前記信号伝達位置内のMS201に信号伝達する。BS212は続いて、表示されたセル内のページングチャネルで、MS201にショートデータバースト503を信号伝達する。
【0021】
第一実施形態において、MS201はレイヤ2確認応答を伴うアクセスチャネルで応答し、前記応答はBS212によって受信される。しかしながら、MS201は、MS201からの応答が受信されたか否かを示す内容をWPP215に送信するために、BS212に対して応答する必要はなかったのである。具体的には、BS212は、MS201が応答したことを示すA9−ショートデータ確認応答メッセージ505を、WPP215に送信する。このようなメッセージング応答から、WPP215は後にMS201のプレゼンス状態を推測できるのである。必要ならば、WPP215は、プレゼンス更新/確認メッセージ506を使用して、(PDSN216を経由して)プレゼンスサーバ225で上記プレゼンス状態を更新、または確認する。このプレセンスサーバメッセージングはプレゼンス状態が変化した場合、またはプレゼンスサーバ225が確認を要求した場合にのみ必要となる。
【0022】
図6は、本発明の第一実施形態に基づく無線通信システムによって実行される機能を表す論理フロー図である。論理フロー600は、MSのメッセージングおよびメッセージング応答を監視している無線通信ネットワークから開始する。この監視に基づいて、前記ネットワークはMSの最新の確認位置情報を保持し(604)、MSのプレゼンス状態を推測する(608)。MSのプレゼンス状態が変化した場合、またはプレゼンスサーバがプレゼンス状態の確認を要求した場合(610)、前記ネットワークは推測したMSの状態を、要求しているサーバ、またはMSの新たな状態を通知する必要のあるサーバに伝達する。論理フロー600は、後にブロック604に戻り上記の監視ループを継続する。
【0023】
監視ループを実行している間に、無線ネットワークはまた、MSのプレゼンス状態を調査する時期を示す誘因を待受けている。そのような誘因には、ネットワークプレゼンスタイマの満了、およびプレゼンスサーバの要求の受信などがある。誘因となる事象が起こると(614)、前記ネットワークは、最新の確認位置情報によって示されるMSに、該MSが応答する必要があるメッセージングで信号伝達する。論理フロー600は、後にブロック614に戻り上記信号伝達ループを継続する。
【0024】
前述の明細書において、本発明は特定の実施形態を参照して説明されてきた。しかしながら、当業者は、添付の請求項に記載されている本発明の精神と範囲を逸脱することなく、様々な修正および変更が可能であることを認識するであろう。従って、本明細書および図面は、本発明を限定する意図はなく、本発明を説明するためのものであると見なされ、そのような修正の全ては本発明の範囲に含まれることを目的としている。加えて、当業者は図面にある構成要素は、簡素化し、明快に表されており、必ずしも実際の寸法に則して描かれていないことを認識するであろう。例えば、図面にある構成要素の中には、本発明
の様々な実施形態を理解し易いように、他の構成要素と比較した場合、誇張して描かれているものもある。
【0025】
利益、その他の利点、および問題の解決は、本発明の特定の実施形態に関連して、上記において説明されてきた。しかしながら、前記利益、利点、および問題の解決、およびそのような利益、利点、解決を引き起こす、または結果としてもたらす任意の要素、またはそのような利益、利点、解決をより顕著なものにする任意の要素は、任意のまたは全ての請求項の範囲に重要であり、必要である、または本質的な機能或いは要素であると解釈されていない。本願および添付の請求項の範囲において使用されているように、用語「備える」、「備えている」、またはそれらの用語のその他の使用方法は、非排他的に含むものを参照することであり、例えば、処理、方法、製造品、または構成要素の一覧を備える装置は、その一覧にある構成要素のみを含むのではなく、前記一覧に表されていないその他の構成要素、またはそのような処理、方法、製造品、または装置に固有の他の構成要素も含み得る。
【0026】
本願において使用される用語「一つの」は、一つまたは一つ以上であると定義する。本願において使用される用語「複数の」は、二つまたは二つ以上であると定義する。本願において使用される用語「別の」は、少なくとも二番目の、またはそれ以上であると定義する。本願において使用される用語「含む」かつ/または「有する」は備えることである(つまり、非制限的用語である)と定義する。本願において使用される用語「結合した」は、「接続した」と定義するが、必ずしも直接、かつ機械的に接続している必要はない。
【図面の簡単な説明】
【0027】
【図1】プレゼンスベースサービスをサポートする、先行技術によるメッセージングのフロー図。
【図2】本発明の第一実施形態に基づく、無線通信システムのブロック図。
【図3】本発明の第二実施形態に基づく、無線通信システムのブロック図。
【図4】本発明のより一般化した実施形態に基づく、無線通信システムのブロック図。
【図5】本発明の第一実施形態に基づく、プレゼンスベースサービスをサポートするためのメッセージングフロー図。
【図6】本発明の第一実施形態に基づく、無線通信システムにより実行される機能の論理フロー図

【特許請求の範囲】
【請求項1】
方法であって、
基地局(BS)によってネットワーク機器から、ショートデータ配送メッセージを受信する工程と、
移動局(MS)によってショートデータ配送メッセージに応答して信号伝達をする工程と、
BSによって、MSの信号伝達に対するMSからの応答がBSによって受信されたか否かを示すショートデータ確認応答メッセージをネットワーク機器に送信する工程とを備える方法。
【請求項2】
前記MSからの応答が前記BSによって受信されたか否かを示すショートデータ確認応答メッセージをネットワーク機器に送信する工程は、
前記BSによる信号伝達に応答した前記MSからの応答確認を前記BSによって受信したことに応答して、ネットワーク機器に前記MSからの応答を受信したことを示すショートデータ確認応答メッセージを前記BSによって送信する工程を備える、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記ショートデータ配送メッセージは、MSに小さな、制限されたデータ量を送信するために利用されるタイプのメッセージを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記ショートデータ配送メッセージは、信号伝達位置内の前記MSに信号伝達する信号伝達位置を示し、
前記ショートデータ配送メッセージに応答して前記MSに信号伝達することは、表示された前記信号伝達位置のMSに信号伝達することを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記表示された信号伝達位置は、セルID、基地局ID、セルIDの一覧、および位置登録した市外局番(LAC)からなるグループから選択されたタイプの位置情報を含む、請求項4に記載の方法。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate


【公開番号】特開2008−148294(P2008−148294A)
【公開日】平成20年6月26日(2008.6.26)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−295668(P2007−295668)
【出願日】平成19年11月14日(2007.11.14)
【分割の表示】特願2005−518175(P2005−518175)の分割
【原出願日】平成16年5月28日(2004.5.28)
【出願人】(390009597)モトローラ・インコーポレイテッド (649)
【氏名又は名称原語表記】MOTOROLA INCORPORATED
【Fターム(参考)】