説明

物品ホルダ

【課題】物品収納部に対して種々物品を適切に保持し得るようにする。
【解決手段】物品ホルダ30は、インストルメントパネルIPの縦壁面10において内側に設置される物品収納部材32と、この物品収納部材32の開口部34に開閉自在に配設された蓋部材40と、この蓋部材40を回動自在に支持する蓋連動機構50とから構成される。蓋連動機構50は、閉成状態にある蓋部材40に外方から付勢力を与えることで、該蓋部材40を物品収納部材32に内部画成した物品収納部36内へ倒伏させると共に、その下端部を前方へ延出させた状態で開口部34を開放させるよう機能する。これにより、物品収納部36の実質的な奥行き寸法はN1からN2へ拡大され、長さLの大型のペットボトルMであっても好適に収容保持される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、物品ホルダに関し、更に詳細には、車両内装部材の縦壁面に設置され、種々物品を収納保持可能な物品ホルダに関するものである。
【背景技術】
【0002】
近年生産される自動車では、乗員携帯品(携帯電話、財布、メガネ等)や飲料容器(カン、ビン、ペットボトル)等の種々物品を受容保持可能なポケット形状の物品ホルダが、乗員室内に配設された車両内装部材(インストルメントパネル、フロアコンソール、アームレスト、ドアパネル等)の所要位置に設けられている場合が多い。例えば図9は、インストルメントパネルIPのセンターコンソール部に設けた物品ホルダ20であって、センターコンソール部の縦壁面10に開口した物品収納部材22からなり、前述した種々物品を、開口部24を介して物品収納部26に収納保持させるようになっている。なお開口部24には、スライドタイプまたは回動タイプ等の蓋部材が、開閉可能に配設されているものもある。なお、このような物品ホルダに関しては、例えば特許文献1および特許文献2に開示されている。
【特許文献1】特開2003−72450号公報
【特許文献2】特開2002−67774号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
図10は、図9に例示した物品ホルダ20の縦断側面図であるが、図に2点鎖線に例示したように、物品収納部26の奥行き寸法がH2の場合は、長さLの物品(図ではペットボトルを例示)Mであっても適切に保持させることが可能である。しかしながら、前述したインストルメントパネルIPの場合、その裏側に多数の車載機器や部品が設置されているため、実際には図10に実線で例示したように、奥行き寸法がH1の物品収納部26しか形成できなくなり、奥行き寸法が小さいために長さLの物品では前下がりとなったり脱落する問題が生じてしまう。また、蓋部材がないので開口部24が常に開口しており、非使用時には物品収納部26内が露出してしまい、見栄えが悪くなってインストルメントパネルIPの質感低下を招来する不都合や、該物品収納部26へゴミや塵埃が侵入して溜まる不都合等もあった。
【0004】
一方、開口部24に蓋部材が配設されたタイプの物品ホルダ20では、物品Mを物品収納部26へ収納させる場合、(a)先ず手で蓋部材を開放させ、(b)次いで物品Mを物品収納部26へ収納させる、という2アクションの操作を踏むこととなり、物品Mの収納に煩わしさが伴っていた。しかも、図10に例示した物品ホルダ20と同様に、物品収納部26の奥行き寸法がH1程度の場合は、長さLの物品Mを適切に保持できないという問題が同じく発生してしまう。
【0005】
しかも、物品ホルダ20は汎用性を持たせるため、様々なサイズの物品Mを収納し得るようになっている。このため、物品収納部26のサイズに適合した物品Mの場合は適切に収納保持されるものの、これより小型の物品Mの場合には、車体の振動等によりがたついたり場合によっては脱落する等の不都合が発生し易かった。
【0006】
従って本発明では、奥行き寸法が小さい物品収納部が画成されている場合でも、物品を適切に保持し得るようにした物品ホルダを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前記課題を解決し、所期の目的を達成するため本発明は、
車両内装部材の内側に設置され、内部に画成した物品収納部に連通する開口部を該車両内装部材の縦壁面に開口させた物品収納部材と、
前記開口部に開閉自在に配設され、常には該開口部を閉成して前記縦壁面に外面を整合させている蓋部材と、
前記蓋部材を回動自在に支持し、前記閉成状態にある該蓋部材に外方から付勢力を与えることで、該蓋部材を前記物品収納部内へ倒伏させると共に、その下端部を前方へ延出させた状態で該開口部を開放させる蓋連動機構とから構成したことを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明に係る物品ホルダによれば、開放状態へ姿勢変位した蓋部材を利用して、物品収納部の実質的な奥行き寸法の拡大を図るようにしたため、大型の物品であっても好適に収容保持することが可能となる有益な効果を奏する。また、物品ホルダを使用しない場合は、蓋部材により開口部が閉成されて物品収納部が覆蓋されるため、車両内装部材の質感低下を招来することがないと共に、該物品収納部へゴミや塵埃が侵入して溜まることも好適に防止できる利点がある。更に、物品収納部へ収納させる物品で閉成状態の蓋部材を押し込むだけで、該蓋部材を開放状態へ姿勢変位させることが可能であるから、収納に際して煩わしさが伴わない。更にまた、開放状態へ変位した蓋部材は、係合部と係合受部との係合により開放状態に姿勢保持され、付勢手段の付勢力により閉成方向へ不用意に回動することが防止される等の効果を奏する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
次に、本発明に係る物品ホルダにつき、好適な実施例を挙げて、添付図面を参照しながら以下説明する。
【実施例】
【0010】
本願の物品ホルダは、前述したインストルメントパネル、フロアコンソール、アームレスト、ドアパネル等の車両内装部材における縦壁面に設置されるものが前提とされ、乗員携帯品である携帯電話、財布、メガネ等の小間物を収納保持するための「ポケット」や、飲料容器であるカン、ビンおよびペットボトル等を収納保持するための「容器ホルダ」等が対象とされる。そこで後述する実施例では、車両内装部材としてインストルメントパネルを例示し、主に飲料容器を収納保持するための物品ホルダを例示して説明する。なお、本願が定義する「縦壁面」とは、垂直の壁面だけではなく、適度の傾斜が付与されている壁面等も含まれる。
【0011】
図1は、好適実施例に係る物品ホルダを、物品であるペットボトルMを収納保持した状態で例示した縦断側面図である。本実施例の物品ホルダ30は、内部に画成した物品収納部36に連通する開口部34を有する物品収納部材32と、開口部34に開閉自在に配設されて該開口部34を閉成する蓋部材40と、蓋部材40を回動可能に支持する蓋連動機構50とから構成されている。そして蓋部材40は、閉成状態にある該蓋部材40に対して外方(前方)から付勢力を与えると、蓋連動機構50を構成する後述の第1支持部材52および第2支持部材54の夫々の姿勢変位により、物品収納部36内へ倒伏すると共にその下端部が前方へ略水平に延出した状態となって開口部34を開放させるようになっている。
【0012】
物品収納部材32は、樹脂素材から所定形状にインジェクション成形された単一または複数の成形部材からなる略矩形筺体状をなし、その内部に物品収納部36が画成されると共に、その一側面に矩形状の開口部34が開設されている。そして、インストルメントパネルIPの縦壁面10に開口部34を臨ませた状態で、該インストルメントパネルIPの内側に設置される。この物品収納部36の奥行き寸法N1は、図10に例示した従来の物品ホルダ30の奥行き寸法H1と略同一程度に設定されており、設置部の内側に設置される車載機器や部品(図示せず)との干渉が回避されるよう考慮されている。なお、物品収納部材32の開口部34には、額縁状の前面化粧パネル38が組付けられており、この前面化粧パネル38がインストルメントパネルIPの縦壁面10に面一に整合して外方へ露出するようになる。また、下壁面32Aは、倒伏する蓋部材40が整合する部位の後方側で段差が形成されており、その後側部分は、倒伏した蓋部材40の外面42と略同一レベルとなるように設定されている。
【0013】
蓋部材40は、前述した物品収納部材32の開口部34の内縁形状(前面化粧パネル38の内縁形状)に合致した外部輪郭形状に形成された矩形板材である。そして外面42は、適宜のカラーおよび表面模様等に加工処理され、蓋部材40が閉成状態に起立した際に、前面化粧パネル38および縦壁面10と面一となってインストルメントパネルIPの意匠面の一部を構成する。また外面42は、蓋部材40が開放状態に倒伏した際に、物品収納部36の底部分を構成して該物品収納部36へ収容する物品Mの載置面として機能する。なお、外面42の下縁部に沿って所要高さの突縁部44が突設されており、この突縁部44は、物品収納部36へ収納した物品Mを支持するために機能する。更に、蓋部材40の上端縁には、前述した前面化粧パネル38に形成した回動規制片39に係合する突片46が形成されており、該蓋部材40が起立した閉成状態より前方へ回動するのが規制される。
【0014】
蓋連動機構50は、物品収納部材32の下壁面32Aの内側に対し前後方向へのスライド移動が可能に配設されると共に蓋部材40の下端縁に枢設される第1支持部材52と、物品収納部材32の下壁面に一端が枢設されると共に蓋部材40の裏面所要位置に他端が枢設される第2支持部材54とから構成されるリンク機構である。これら第1支持部材52のスライド移動および第2支持部材54の回動を併せた複合動作により、開口部34に起立した閉成状態および物品収納部36内へ倒伏しかつ前方へ所要量だけ延出した開放状態との間で、蓋部材40の姿勢変位が発現されるようになる。
【0015】
第1支持部材52は、物品収納部材32の下壁面32Aに取付固定された支持台56に対してスライド移動可能に配設され、蓋部材40を揺動可能に支持するための連結軸58が先端部に架設されている。なお、支持台56の両側面には、第1支持部材52から側方へ突出したピン52Aが係合する案内溝56Aが形成されており、この案内溝56Aに沿ってピン52Aがスライド移動可能な範囲内で第1支持部材52のスライド移動が許容される。すなわち第1支持部材52は、開口部34から後退した後退位置(図2、図3)および該開口部34から延出した前進位置(図6、図7)の間で、案内溝56Aの長さに相当するストロークS分だけスライド移動する。
【0016】
第2支持部材54は、下壁面32Aに取付固定した支持台56の後端部分に一端が枢支されており、蓋部材40の裏面において下端縁から1/3程度の高さ位置となる部分に、支持軸60を介して他端が枢支されている。そして、支持台56に対して約30度の前上がり状態に傾斜した傾斜位置(図2)および該支持台56に密着するように倒伏した倒伏位置(図6)との間で回動が許容される。
【0017】
また、前述した連結軸58には、蓋部材40を閉成状態へ姿勢変位するよう付勢する捻りバネ(付勢手段)62が配設されており、該蓋部材40は、常には閉成状態に付勢保持されるようになっている。更に、物品収納部材32の下壁面32Aにプッシュラッチ形態の係合受部64が配設されていると共に、該係合受部64に係脱可能な鈎状の係合部66が蓋部材40の裏面に形成されており、蓋部材40を開放状態まで姿勢変位させて係合部66を係合受部64に係合させると、該蓋部材40は捻りバネ62の付勢力が加わっていても開放状態に姿勢保持される。なお、開放状態に保持されている蓋部材40を上方から押圧すると、前述した係合部66と係合受部64との係合が解除され、捻りバネ62の付勢力に基づいて蓋部材40は閉成位置まで姿勢変位する。
【0018】
このように構成された本実施例の物品ホルダ30では、物品収納部36へペットボトルMを収納保持させない場合は、図2および図3に例示するように、前述した捻りバネ62の付勢力により、第1支持部材52が後退位置に移動すると共に第2支持部材54が傾斜位置に移動し、回動規制片39に突片46が係合することで、蓋部材40は閉成状態に姿勢保持されてインストルメントパネルIPの縦壁面10と面一となる。従って、インストルメントパネルIPの縦壁面10は、蓋部材40が面一となって物品収納部36を覆蓋する。
【0019】
そして、閉成状態にある蓋部材40の上方側に対して外方から付勢力を付与すると、図4および図5に例示するように、該蓋部材40が第2支持部材54の枢支部である支持軸60を中心として図5の反時計方向へ回動するようになり、これにより第1支持部材52は、該蓋部材40の下方側が前方へ変位するのに伴って前進するようになる。また、第1支持部材52の前進移動に伴って、第2支持部材54は図5の時計方向へ回動するようになる。
【0020】
更に、蓋部材40に対して外方からの付勢力を付与し続けると、図6および図7に例示するように、第1支持部材52が前進位置まで前進すると共に第2支持部材54が倒伏位置まで回動するようになる。従って蓋部材40は、第1支持部材52のストロークS分だけ前方へ延出しながら略水平状態まで倒伏し、前述した開放状態へ姿勢変位するようになる。これにより物品収納部36の実質的な奥行き寸法は、蓋部材40が前方へ延出しているためにストロークS分だけ増大してN2となり、図10に例示した奥行き寸法H2と略同等となる。従って、長さLのペットボトルMは、図1に例示したように、下壁面32Aの後方部分および蓋部材40の外面42で下方から支持されるようになり、物品収納部36へ好適に収容保持することが可能となる。
【0021】
なお、物品収納部36へペットボトルMを収納させる場合には、該ペットボトルMで閉成状態の蓋部材40を押して外方から付勢力を付与するようにすれば、蓋部材40を姿勢変位させながら当該ペットボトルMを収納させることができる。従って、ペットボトルMを収納させるに先立って蓋部材40を事前に開放させる必要がなく、1アクションでのペットボルトMの収納が可能となるから、収納に際して煩わしさを伴うことはない。
【0022】
このように本実施例の物品ホルダ30では、開放状態へ姿勢変位した蓋部材40を利用して、物品収納部36の実質的な奥行き寸法の拡大を図るようにしたため、大型のペットボトルMであっても好適に収容保持することが可能である。また、物品ホルダ30を使用しない場合は、蓋部材40により開口部34が閉成されて物品収納部36が覆蓋されるため、インストルメントパネルIPの質感低下を招来することがないと共に、該物品収納部36へゴミや塵埃が侵入して溜まることも防止できる。
【0023】
また、物品収納部36へ収納させるペットボトルMで閉成状態の蓋部材40を押し込むだけで、該蓋部材40を開放状態へ姿勢変位させることが可能であるから、該蓋部材40を事前に開放させることなく1アクションで該ペットボトルMの収納を行なうことができ、収納に際して煩わしさが伴わない。更に、開放状態へ変位した蓋部材40は、係合部66と係合受部64との係合により開放状態に姿勢保持され、捻りバネ62の付勢力により閉成方向へ不用意に回動することが防止される。
【0024】
なお、前述したペットボトルMより小型・小径サイズのジュース缶M等を収納する場合には、図8に例示したように、蓋部材40を開放状態まで完全に開放させないように該ジュース缶Mを収納させてもよい。この場合では、係合受部64と係合部66とが係合しないため、ジュース缶Mは、物品収納部36内において上方へ押上げられて蓋部材40と物品収納部材32の上壁面32bとで挟持されるようになり、該ジュース缶Mの収納保持が確実に図られる。但し、前述した突縁部44の突出寸法を大きくしたり、上壁面32bの内側に滑止め部材68等を配設する対策を施すことが望ましい。
【0025】
なお、前述した実施例では、物品収納部材32の下壁面32Aが水平に形成されている場合を例示したが、この下壁面32Aを後下がりの傾斜面として形成して、物品収納部36が後下がりの空間として画成するようにしてもよい。
【0026】
また、蓋連動機構50は、前述したスライド形態の第1支持部材52および回動形態の第2支持部材54との組合わせに限定されるものではなく、閉成状態の蓋部材40を、前方へ移動させながら倒伏する動作を発現するものであれば、これ以外の形態でもよい。
【0027】
更に前述した実施例では、物品Mとして飲料容器を例示したが、本願が対象とする物品ホルダは、飲料容器に限定されるものではなく、同程度のサイズを有する様々な物品の収納保持が可能である。
【産業上の利用可能性】
【0028】
本発明に係る物品ホルダは、車両内装部材の縦壁面に設置され、種々物品を収納保持可能な物品ホルダに関するもので、例えばインストルメントパネル、フロアコンソール、アームレスト、ドアパネル等の車両内装部材を配設した車両等に好適に実施可能である。
【図面の簡単な説明】
【0029】
【図1】好適実施例に係る物品ホルダを、物品であるペットボトルを収納保持させた状態で例示した縦断側面図である。
【図2】蓋部材が閉成状態に起立している状態で示した物品ホルダの斜視図である。
【図3】図2のIII−III線断面図である。
【図4】蓋部材が開放状態に向けて姿勢変位している途中の状態で示した物品ホルダの斜視図である。
【図5】図4のV−V線断面図である。
【図6】蓋部材が開放状態へ姿勢変位した状態で示した物品ホルダの斜視図である。
【図7】図6のVII−VII線断面図である。
【図8】変更例に係る物品ホルダを、ジュース缶を収納保持した状態で例示した縦断側面図である。
【図9】インストルメントパネルにおけるセンターコンソール部の縦壁面に設けた物品ホルダに、物品を収納した状態を示した説明斜視図である。
【図10】図9に例示した物品ホルダが、奥行き寸法により物品を適切に収納保持できない不都合が発生することを示した説明断面図である。
【符号の説明】
【0030】
IP インストルメントパネル(車両内装部材)
10 縦壁面
32 物品収納部材
34 開口部
36 物品収納部
40 蓋部材
50 蓋連動機構
52 第1支持部材
54 第2支持部材
62 捻りバネ(付勢手段)
64 係合受部
66 係合部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
車両内装部材(IP)の内側に設置され、内部に画成した物品収納部(36)に連通する開口部(34)を該車両内装部材(IP)の縦壁面(10)に開口させた物品収納部材(32)と、
前記開口部(34)に開閉自在に配設され、常には該開口部(34)を閉成して前記縦壁面(10)に外面を整合させている蓋部材(40)と、
前記蓋部材(40)を回動自在に支持し、前記閉成状態にある該蓋部材(40)に外方から付勢力を与えることで、該蓋部材(40)を前記物品収納部(36)内へ倒伏させると共に、その下端部を前方へ延出させた状態で該開口部(34)を開放させる蓋連動機構(50)とから構成した
ことを特徴とする物品ホルダ。
【請求項2】
前記蓋連動機構(50)は、前記物品収納部材(32)の下壁面に対し前後方向へのスライド移動が可能に配設されると共に前記蓋部材(40)の下端縁を支持する第1支持部材(52)と、前記物品収納部材(32)の下壁面に枢設されると共に前記蓋部材(40)の裏面所要位置を支持する第2支持部材(54)とから構成される請求項1記載の物品ホルダ。
【請求項3】
前記蓋部材(40)を前記閉成状態へ姿勢変位させるよう付勢する付勢手段(62)を設けた請求項1または2記載の物品ホルダ。
【請求項4】
前記物品収納部材(32)に係合受部(64)を設けると共に、該係合受部(64)に係脱可能な係合部(66)を前記蓋部材(40)に設け、該蓋部材(40)が前記開放状態に姿勢変位した際に前記係合部(66)が係合受部(64)に係合する請求項3記載の物品ホルダ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2006−213143(P2006−213143A)
【公開日】平成18年8月17日(2006.8.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−26859(P2005−26859)
【出願日】平成17年2月2日(2005.2.2)
【出願人】(000119232)株式会社イノアックコーポレーション (1,145)
【Fターム(参考)】