特に自動車のブレーキ装置において電磁操作可能な弁
電磁操作可能な弁(10;55;70;80;90)が、アーマチュア(35;74;84;91)と協働するプランジャエレメント(28;28a;59;71)を、圧力媒体を制御するために有している。本発明によれば、プランジャエレメント(28;28a;59)もしくはアーマチュア(74;84;91)を、これらの長手方向軸線(45;65;72;85;96)を中心とした回動を回避するために半径方向で位置固定するようになっている。これにより、弁(10;55;20;70;80;90)の機能特性を改善することができる。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
背景技術
本発明は、請求項1の上位概念部に記載した、特に自動車のブレーキ装置において電磁操作可能な弁に関する。
【0002】
このような電磁操作可能な弁が既に公知であり、回転対称的なソレノイドアーマチュアを有している。このソレノイドアーマチュアは、弁閉鎖部材をシール座部において操作する弁プランジャに一方の端面で接触している。実際には、このようなソレノイドアーマチュアは、許容可能な手間では回転対称的に製造可能でないので、ソレノイドアーマチュアは、周面にわたって種々異なる磁石的な特性と形状特性とを有している。これらの磁石的な特性と形状特性とは直接的または間接的に弁機能の精確性に作用する。たとえばこの特性下では、磁石的な機能への相応な影響を有する、局地的に変動している材料特性を確認することができる。軸方向ずれもプランジャに対する端面に生じる。この軸方向ずれは、弁座でのプランジャ位置に影響する。さらに、ソレノイドアーマチュアを軸方向で案内するケーシング部材に設けられているソレノイドアーマチュアの摩擦比への相応な影響を有する、ソレノイドアーマチュアの表面品質の不均一性が知られている。公知の電磁操作可能な弁の場合、アーマチュアの、その長手方向軸線を中心とした回転は制限されておらず、つまり、上述した弁機能に対する不正確性が許容されてしまう。
【0003】
ソレノイドアーマチュアと協働する弁プランジャに関して、弁プランジャは、弁ケーシングの長手方向孔内で案内されていて、この場合、弁プランジャの回転が許容されてしまうということに留意されたい。1つの弁プランジャも許容可能な手間では、理想対称的な構成部材として形成することはできず、ひいては弁プランジャの周面にわたって種々異なる材料特性を有するか、または寸法ずれを有するので、これらの差異は弁機能に不都合に作用する恐れもある。
【0004】
本発明の課題は、アーマチュアと弁プランジャとの許容可能な、回転自由度によりもたらされる、弁機能の非正確性を減じることである。
【0005】
発明の利点
本発明による、請求項1の特徴を備えた、特に自動車のブレーキ装置において電磁操作可能な弁は、アーマチュアもしくは弁プランジャの、各長手方向軸線を中心とした回転の制限により、1回転により引き起こされる弁機能への影響を防ぐという利点を備えている。これにより、弁組付け時に調節されかつ点検された弁のパラメータは、少なくともソレノイドアーマチュアと弁プランジャとに関しては、後続の操作の間、もしくは寿命にわたって変化しないということが保証される。
【0006】
本発明に係る電磁操作可能な弁は、殊に自動車のブレーキ装置において電磁操作可能な弁であって、磁石コイルによって操作可能なアーマチュアが設けられており、該アーマチュアが、弁ケーシング内で長手方向移動可能に配置されたプランジャエレメントと協働しており、該プランジャエレメントが、閉鎖部材を有しており、該閉鎖部材が、圧力媒体の貫流制御のために弁座部と協働する形式のものにおいて、アーマチュアもしくはプランジャエレメントが、該アーマチュアもしくはプランジャエレメントの長手方向軸線を中心とした回動を防ぐための防止手段を備えていることを特徴とする。
【0007】
特に自動車のブレーキ装置における電磁操作可能な弁の有利な構成は、従属請求項に記載されている。
【0008】
本発明に係る電磁操作可能な弁は、有利には、防止手段が、弁ケーシングに形成された、少なくとも1つの長手方向溝を有しており、該長手方向溝に、プランジャエレメントの案内区分が係合している。
【0009】
本発明に係る電磁操作可能な弁は、複数の長手方向溝と複数の案内区分とが設けられており、該長手方向溝と案内区分とが、プランジャエレメントの長手方向軸線を中心として対称的にグループを成している。
【0010】
本発明に係る電磁操作可能な弁は、有利には、防止手段が、弁ケーシングの長手方向で配置されている少なくとも1つの案内領域を備えた少なくとも1つの案内体を有しており、少なくとも1つの案内領域に、プランジャエレメントのウェブ状の区分が係合している。
【0011】
本発明に係る電磁操作可能な弁は、有利には、案内体が、プラスチック射出成形体として形成されていて、弁ケーシングの長手方向孔に形成された、環状溝形の収容部に形状接続的に装入可能である。
【0012】
本発明に係る電磁操作可能な弁は、有利には、防止手段が、弁ケーシングにワンピースに成形された少なくとも1つの突起部を有しており、該突起部が、アーマチュアの運動方向で形成された切欠きに係合している。
【0013】
本発明に係る電磁操作可能な弁は、有利には、防止手段が、弁ケーシングに結合された少なくとも1つの案内ピンを有しており、該案内ピンが、アーマチュアの運動方向で形成された切欠きに係合している。
【0014】
本発明に係る電磁操作可能な弁は、有利には、防止手段が、アーマチュアを少なくとも部分的に半径方向の遊びをもって取り囲んでいるケーシングキャップを有しており、該ケーシングキャップが、アーマチュアの方向で突出している少なくとも1つのエンボス加工部を有しており、該エンボス加工部が、アーマチュアの運動方向で形成された切欠きに係合している。
【0015】
本発明に係る電磁操作可能な弁は、有利には、切欠きが、容量補償溝である。
【0016】
図面
以下に、本発明の実施例を図面に示し詳細に説明する。
【0017】
実施例の説明
図1に縦断面で示した、圧力制御部材を備えた電磁石により操作可能な弁、つまり電磁操作可能な弁10は、アンチロックブレーキシステムおよび/またはトラクションコントロールシステムのような、スリップコントロールシステムを備えた自動車ブレーキ装置において使用される。弁10は、長手方向の弁ケーシング11を有していて、この弁ケーシング11内に長手方向孔12が形成されている。この長手方向孔12は、流出領域13に複数の長手方向溝14を有している。これらの長手方向溝14のうち、図1からは1つの長手方向溝14しか認識できない。弁ケーシング11は、流出領域13寄りの端面側で弁接続エレメント15に接続している。この弁接続エレメント15は、圧力媒体のための流入部16と逆止弁18とを有している。弁ケーシング11に面した側には、環状の戻り流領域19が形成されていて、この戻り流領域19は長手方向溝14と協働し、周面側で弁ケーシング11と共に半径方向フィルタエレメント20によって囲まれている。弁接続エレメント15のドーム状の突起部21に対して、ポット状の弁体22が被せ嵌められている。この弁体22は、周面側で長手方向溝14の領域を除いて弁ケーシング11の長手方向孔12内に圧入されている。
【0018】
弁体22は段付き孔23と弁接続エレメント15に配置された流入孔24とを介して、圧力媒体のための流入部16に通じている。弁体22の突起部21寄りではない側の端部で、段付き孔23に円錐形の座部領域26が形成されている。この座部領域26は、プランジャエレメント28の球欠き状の端部27と協働するので、座部領域26で沈降した端部27にシール座部を獲得することができる。
【0019】
プランジャエレメント28は、弁体22寄りの側に、複数の種々異なる外径を備えた第1の区分29を備えていて、この第1の区分29はシリンダ状の区分30と結合している。両区分29,30の間に形成された肩部31に、圧力ばね32の一方の端部が接触している。圧力ばね32の他方の端部は、圧力ばね32に面した、弁体22の端面33で支持される。区分29に相対する側の、プランジャエレメント28の端面にアーマチュア35が接触している。弁ケーシング11の延長部にあるアーマチュア35は、キャップ36によって取り囲まれている。このキャップ36の内周面は、部分的に弁ケーシング11と接触していて、この弁ケーシング11とは溶接シームによって結合されている。
【0020】
アーマチュア35は、キャップ36の内側で僅かなストローク量だけ、弁10の長手方向で軸線方向に移動可能に配置されていて、プランジャエレメント28と協働する。キャップ36もしくはアーマチュア35は、コイルエレメント38によって囲まれている。このコイルエレメント38は、ポット状の磁石ケーシング39で固定フランジ41の縁曲げにより弁ケーシングと結合している。コイルエレメント38の励磁コイル40は、2つの接続ラグ42,43を介して電気的に通電可能もしくは接触接続可能である。
【0021】
上記弁10は、コイルエレメント38に相対する端部は、弁ブロック(図示せず)に装入可能である。この弁ブロックは、流入通路と流出通路とを有していて、この流出通路は、流入通路16に結合されているか、もしくは半径方向フィルタエレメント20を介して弁10の逆流領域19に結合されている。
【0022】
励磁コイル40が通電されていない場合、弁10は開放されている、つまり圧力ばね32が、プランジャエレメント28を、その端部27が弁体22から離れるように押し、従って圧力媒体の通流を流入部16と、流入孔24と、流出領域13とを介して逆流領域19の方向で可能にする。その反対にコイルエレメント38が通電されている場合、プランジャエレメント28の端部27は座部26の方向で押圧され、これによって相応な絞り作用、もしくは圧力媒体流の妨げが可能になる。
【0023】
弁10の運転中にシリンダ状のプランジャエレメント28の、その長手方向軸線45を中心とした回動を防ぐために、プランジャエレメント28の横断面は、図2から最も良く見て取ることができるように、それぞれ90°だけ互いにずらされて配置された4つの案内区分47を有している。さらに、弁ケーシング11の長手方向孔12において少なくとも案内区分47の領域には、4つの案内溝48が形成されている。これらの案内溝48内に案内区分47が係合しているので、プランジャエレメント28の、その長手方向軸線45を中心とした回動は回避される。さらに、プランジェエレメント28と弁ケーシング11の孔12との間にさらに4つの圧力媒体補償領域49があり、これによって、プランジャエレメント28とアーマチュア35との運動時に、圧力力媒体を押しのけることができる。これらの圧力媒体補償領域49は、プランジャエレメント28の、丸み付けされて形成された長手方向面50によって形成される。
【0024】
図3に示した、プランジャエレメント28aと弁ケーシング11aとを備えた変化形の場合、弁ケーシング11aは、180°だけ互いにずらされて形成された2つの案内溝48aしか有していない。これらの案内溝48aは、プランジャエレメント28aの相応な案内区分47aと協働する。プランジャエレメント28aの、ウェブ状の2つの別の区分51は、長手方向孔12aの内壁と協働する。
【0025】
図4および図5に示した本発明の弁55の場合には、図面を見やすくするために、電気的な部分もしくはコイル体を図示することは避けた。特に弁55は、弁ケーシング11bの長手方向孔56内に装入された案内体57の点で弁10とは異なる。案内体57を、長手方向孔56内において軸線方向で位置固定するかもしくは収容するために、長手方向孔56は環状溝形の切欠き58を有している。
【0026】
有利には、案内体57はプラスチック射出成形体として形成されていて、環状の形を有している。この環状の形により、案内体57を後から切欠き58に挿入することができる。案内体57は、プランジャエレメント59に面した側で圧力媒体補償領域61にそれぞれ同じ角度間隔で互いに配置された4つの成形エレメント62を有している。これらの成形エレメント62の間にはそれぞれ1つの自由スペース63が形成されていて、これらの自由スペース63内に、プランジャエレメント59のウェブ状の区分64が係合している。これらの区分64は、案内体57の外側で、プランジャエレメント59の案内を弁ケーシング11bの長手方向孔56内で可能にするために、プランジャエレメント59の全長にわたって同一に形成されていている。つまりプランジャエレメント59は、区分64の領域において長手方向孔56の内径に適合した延びを有している。従って、案内体57によって、プランジャエレメント59の、その長手方向軸線65を中心とした回動を回避することもできる。弁55の場合には、切欠き58を除き弁ケーシングでのさらなる変更は必要なく、特に弁ケーシング11,11aとは違い、長手方向溝もしくは案内区分47,47aを形成する必要はない。
【0027】
図6および図7に示した、本発明による弁70を備えた実施例の場合も、弁55に相応して、図面を見やすくするためにコイルエレメントの図は省略した。弁70の場合、2つの弁10,55とは異なり、プランジャエレメント71の、その長手方向軸線を中心とした回動は許容され、アーマチュア74の、その長手方向軸線72を中心とした回動は回避される。これは弁ケーシング73の、アーマチュア74寄りの面に配置された突起部75によってもたらされる。この突起部75はアーマチュア74寄りの面に配置されている。有利には、突起部75は弁70の弁ケーシング73にワンピースに成形されていて、アーマチュア74の長手方向で延びている容量補償溝77内に部分的に突入している。これらの容量補償溝77は、アーマチュア74の端面の間で圧力媒体を押しのけるために働き、このような弁には常に存在する。つまり、容量補償溝77は、本発明の枠内では付加的に形成する必要はない。
【0028】
図8および図9の変化実施例では、本発明による弁80のキャップ79は、アーマチュア84の2つの容量補償溝82,83の領域に2つのエンボス加工部86,87を有している。有利には、これらのエンボス加工部86,87は、各容量補償溝82,83内に部分的に係合している。従って、弁80の場合、アーマチュア84の、その手方向軸線85を中心とした回動は形状接続により防がれる。
【0029】
図10および図11に示した本発明による弁90の場合、弁ケーシング92の、アーマチュア91寄りの側に盲孔93が形成されている。この盲孔93には、ピン94が圧入されている。このピン94は、アーマチュア91の1つの容量補償溝95に係合してもいて、従ってアーマチュア91の、その長手方向軸線96を中心とした回動を防ぐ。
【0030】
従って、まとめると弁10,55の場合には、各プランジャエレメント28,59の、これらの長手方向軸線45,65を中心とした回動が防がれる。これに対して弁70,80,90の場合には、各プランジャエレメント74,84,91の、これらの長手方向軸線72,85,96を中心とした回動が防がれる。1つの弁においてプランジャエレメントの回動もアーマチュアの回動も防ぐために、個々の手段を互いに組み合わせることは、本発明の枠内にあるということを補足しておく。従って、たとえば弁10または弁55を、一方ではアーマチュアの回動を防いで、しかし他方ではプランジャエレメントへの確実な運動性を可能にするために、連結結合を介してアーマチュアに結合することが考慮可能でもある。有利には、弁70,80,90のアーマチュアの、これらの各プランジャエレメントとの連結も可能である。
【図面の簡単な説明】
【0031】
【図1】本発明による電磁操作可能な第1の弁の縦断面図である。
【図2】図1の平面II−IIで見た横断面図である。
【図3】同じく平面II−IIで見た、図2の変化実施例の横断面図である。
【図4】本発明による電磁操作可能な第2の弁の縦断面図である。
【図5】図4の平面V−Vで見た横断面図である。
【図6】電磁操作可能な第3の弁の、その上側の領域の縦断面図である。
【図7】図6の平面VII−VIIの横断面図である。
【図8】電磁操作可能な第3の弁の、その上側の領域の縦断面図である。
【図9】図8の平面IX−IXの横断面図である。
【図10】電磁操作可能な第4の弁の、その上側の領域の縦断面図である。
【図11】図10の平面XI−XIの横断面図である。
【技術分野】
【0001】
背景技術
本発明は、請求項1の上位概念部に記載した、特に自動車のブレーキ装置において電磁操作可能な弁に関する。
【0002】
このような電磁操作可能な弁が既に公知であり、回転対称的なソレノイドアーマチュアを有している。このソレノイドアーマチュアは、弁閉鎖部材をシール座部において操作する弁プランジャに一方の端面で接触している。実際には、このようなソレノイドアーマチュアは、許容可能な手間では回転対称的に製造可能でないので、ソレノイドアーマチュアは、周面にわたって種々異なる磁石的な特性と形状特性とを有している。これらの磁石的な特性と形状特性とは直接的または間接的に弁機能の精確性に作用する。たとえばこの特性下では、磁石的な機能への相応な影響を有する、局地的に変動している材料特性を確認することができる。軸方向ずれもプランジャに対する端面に生じる。この軸方向ずれは、弁座でのプランジャ位置に影響する。さらに、ソレノイドアーマチュアを軸方向で案内するケーシング部材に設けられているソレノイドアーマチュアの摩擦比への相応な影響を有する、ソレノイドアーマチュアの表面品質の不均一性が知られている。公知の電磁操作可能な弁の場合、アーマチュアの、その長手方向軸線を中心とした回転は制限されておらず、つまり、上述した弁機能に対する不正確性が許容されてしまう。
【0003】
ソレノイドアーマチュアと協働する弁プランジャに関して、弁プランジャは、弁ケーシングの長手方向孔内で案内されていて、この場合、弁プランジャの回転が許容されてしまうということに留意されたい。1つの弁プランジャも許容可能な手間では、理想対称的な構成部材として形成することはできず、ひいては弁プランジャの周面にわたって種々異なる材料特性を有するか、または寸法ずれを有するので、これらの差異は弁機能に不都合に作用する恐れもある。
【0004】
本発明の課題は、アーマチュアと弁プランジャとの許容可能な、回転自由度によりもたらされる、弁機能の非正確性を減じることである。
【0005】
発明の利点
本発明による、請求項1の特徴を備えた、特に自動車のブレーキ装置において電磁操作可能な弁は、アーマチュアもしくは弁プランジャの、各長手方向軸線を中心とした回転の制限により、1回転により引き起こされる弁機能への影響を防ぐという利点を備えている。これにより、弁組付け時に調節されかつ点検された弁のパラメータは、少なくともソレノイドアーマチュアと弁プランジャとに関しては、後続の操作の間、もしくは寿命にわたって変化しないということが保証される。
【0006】
本発明に係る電磁操作可能な弁は、殊に自動車のブレーキ装置において電磁操作可能な弁であって、磁石コイルによって操作可能なアーマチュアが設けられており、該アーマチュアが、弁ケーシング内で長手方向移動可能に配置されたプランジャエレメントと協働しており、該プランジャエレメントが、閉鎖部材を有しており、該閉鎖部材が、圧力媒体の貫流制御のために弁座部と協働する形式のものにおいて、アーマチュアもしくはプランジャエレメントが、該アーマチュアもしくはプランジャエレメントの長手方向軸線を中心とした回動を防ぐための防止手段を備えていることを特徴とする。
【0007】
特に自動車のブレーキ装置における電磁操作可能な弁の有利な構成は、従属請求項に記載されている。
【0008】
本発明に係る電磁操作可能な弁は、有利には、防止手段が、弁ケーシングに形成された、少なくとも1つの長手方向溝を有しており、該長手方向溝に、プランジャエレメントの案内区分が係合している。
【0009】
本発明に係る電磁操作可能な弁は、複数の長手方向溝と複数の案内区分とが設けられており、該長手方向溝と案内区分とが、プランジャエレメントの長手方向軸線を中心として対称的にグループを成している。
【0010】
本発明に係る電磁操作可能な弁は、有利には、防止手段が、弁ケーシングの長手方向で配置されている少なくとも1つの案内領域を備えた少なくとも1つの案内体を有しており、少なくとも1つの案内領域に、プランジャエレメントのウェブ状の区分が係合している。
【0011】
本発明に係る電磁操作可能な弁は、有利には、案内体が、プラスチック射出成形体として形成されていて、弁ケーシングの長手方向孔に形成された、環状溝形の収容部に形状接続的に装入可能である。
【0012】
本発明に係る電磁操作可能な弁は、有利には、防止手段が、弁ケーシングにワンピースに成形された少なくとも1つの突起部を有しており、該突起部が、アーマチュアの運動方向で形成された切欠きに係合している。
【0013】
本発明に係る電磁操作可能な弁は、有利には、防止手段が、弁ケーシングに結合された少なくとも1つの案内ピンを有しており、該案内ピンが、アーマチュアの運動方向で形成された切欠きに係合している。
【0014】
本発明に係る電磁操作可能な弁は、有利には、防止手段が、アーマチュアを少なくとも部分的に半径方向の遊びをもって取り囲んでいるケーシングキャップを有しており、該ケーシングキャップが、アーマチュアの方向で突出している少なくとも1つのエンボス加工部を有しており、該エンボス加工部が、アーマチュアの運動方向で形成された切欠きに係合している。
【0015】
本発明に係る電磁操作可能な弁は、有利には、切欠きが、容量補償溝である。
【0016】
図面
以下に、本発明の実施例を図面に示し詳細に説明する。
【0017】
実施例の説明
図1に縦断面で示した、圧力制御部材を備えた電磁石により操作可能な弁、つまり電磁操作可能な弁10は、アンチロックブレーキシステムおよび/またはトラクションコントロールシステムのような、スリップコントロールシステムを備えた自動車ブレーキ装置において使用される。弁10は、長手方向の弁ケーシング11を有していて、この弁ケーシング11内に長手方向孔12が形成されている。この長手方向孔12は、流出領域13に複数の長手方向溝14を有している。これらの長手方向溝14のうち、図1からは1つの長手方向溝14しか認識できない。弁ケーシング11は、流出領域13寄りの端面側で弁接続エレメント15に接続している。この弁接続エレメント15は、圧力媒体のための流入部16と逆止弁18とを有している。弁ケーシング11に面した側には、環状の戻り流領域19が形成されていて、この戻り流領域19は長手方向溝14と協働し、周面側で弁ケーシング11と共に半径方向フィルタエレメント20によって囲まれている。弁接続エレメント15のドーム状の突起部21に対して、ポット状の弁体22が被せ嵌められている。この弁体22は、周面側で長手方向溝14の領域を除いて弁ケーシング11の長手方向孔12内に圧入されている。
【0018】
弁体22は段付き孔23と弁接続エレメント15に配置された流入孔24とを介して、圧力媒体のための流入部16に通じている。弁体22の突起部21寄りではない側の端部で、段付き孔23に円錐形の座部領域26が形成されている。この座部領域26は、プランジャエレメント28の球欠き状の端部27と協働するので、座部領域26で沈降した端部27にシール座部を獲得することができる。
【0019】
プランジャエレメント28は、弁体22寄りの側に、複数の種々異なる外径を備えた第1の区分29を備えていて、この第1の区分29はシリンダ状の区分30と結合している。両区分29,30の間に形成された肩部31に、圧力ばね32の一方の端部が接触している。圧力ばね32の他方の端部は、圧力ばね32に面した、弁体22の端面33で支持される。区分29に相対する側の、プランジャエレメント28の端面にアーマチュア35が接触している。弁ケーシング11の延長部にあるアーマチュア35は、キャップ36によって取り囲まれている。このキャップ36の内周面は、部分的に弁ケーシング11と接触していて、この弁ケーシング11とは溶接シームによって結合されている。
【0020】
アーマチュア35は、キャップ36の内側で僅かなストローク量だけ、弁10の長手方向で軸線方向に移動可能に配置されていて、プランジャエレメント28と協働する。キャップ36もしくはアーマチュア35は、コイルエレメント38によって囲まれている。このコイルエレメント38は、ポット状の磁石ケーシング39で固定フランジ41の縁曲げにより弁ケーシングと結合している。コイルエレメント38の励磁コイル40は、2つの接続ラグ42,43を介して電気的に通電可能もしくは接触接続可能である。
【0021】
上記弁10は、コイルエレメント38に相対する端部は、弁ブロック(図示せず)に装入可能である。この弁ブロックは、流入通路と流出通路とを有していて、この流出通路は、流入通路16に結合されているか、もしくは半径方向フィルタエレメント20を介して弁10の逆流領域19に結合されている。
【0022】
励磁コイル40が通電されていない場合、弁10は開放されている、つまり圧力ばね32が、プランジャエレメント28を、その端部27が弁体22から離れるように押し、従って圧力媒体の通流を流入部16と、流入孔24と、流出領域13とを介して逆流領域19の方向で可能にする。その反対にコイルエレメント38が通電されている場合、プランジャエレメント28の端部27は座部26の方向で押圧され、これによって相応な絞り作用、もしくは圧力媒体流の妨げが可能になる。
【0023】
弁10の運転中にシリンダ状のプランジャエレメント28の、その長手方向軸線45を中心とした回動を防ぐために、プランジャエレメント28の横断面は、図2から最も良く見て取ることができるように、それぞれ90°だけ互いにずらされて配置された4つの案内区分47を有している。さらに、弁ケーシング11の長手方向孔12において少なくとも案内区分47の領域には、4つの案内溝48が形成されている。これらの案内溝48内に案内区分47が係合しているので、プランジャエレメント28の、その長手方向軸線45を中心とした回動は回避される。さらに、プランジェエレメント28と弁ケーシング11の孔12との間にさらに4つの圧力媒体補償領域49があり、これによって、プランジャエレメント28とアーマチュア35との運動時に、圧力力媒体を押しのけることができる。これらの圧力媒体補償領域49は、プランジャエレメント28の、丸み付けされて形成された長手方向面50によって形成される。
【0024】
図3に示した、プランジャエレメント28aと弁ケーシング11aとを備えた変化形の場合、弁ケーシング11aは、180°だけ互いにずらされて形成された2つの案内溝48aしか有していない。これらの案内溝48aは、プランジャエレメント28aの相応な案内区分47aと協働する。プランジャエレメント28aの、ウェブ状の2つの別の区分51は、長手方向孔12aの内壁と協働する。
【0025】
図4および図5に示した本発明の弁55の場合には、図面を見やすくするために、電気的な部分もしくはコイル体を図示することは避けた。特に弁55は、弁ケーシング11bの長手方向孔56内に装入された案内体57の点で弁10とは異なる。案内体57を、長手方向孔56内において軸線方向で位置固定するかもしくは収容するために、長手方向孔56は環状溝形の切欠き58を有している。
【0026】
有利には、案内体57はプラスチック射出成形体として形成されていて、環状の形を有している。この環状の形により、案内体57を後から切欠き58に挿入することができる。案内体57は、プランジャエレメント59に面した側で圧力媒体補償領域61にそれぞれ同じ角度間隔で互いに配置された4つの成形エレメント62を有している。これらの成形エレメント62の間にはそれぞれ1つの自由スペース63が形成されていて、これらの自由スペース63内に、プランジャエレメント59のウェブ状の区分64が係合している。これらの区分64は、案内体57の外側で、プランジャエレメント59の案内を弁ケーシング11bの長手方向孔56内で可能にするために、プランジャエレメント59の全長にわたって同一に形成されていている。つまりプランジャエレメント59は、区分64の領域において長手方向孔56の内径に適合した延びを有している。従って、案内体57によって、プランジャエレメント59の、その長手方向軸線65を中心とした回動を回避することもできる。弁55の場合には、切欠き58を除き弁ケーシングでのさらなる変更は必要なく、特に弁ケーシング11,11aとは違い、長手方向溝もしくは案内区分47,47aを形成する必要はない。
【0027】
図6および図7に示した、本発明による弁70を備えた実施例の場合も、弁55に相応して、図面を見やすくするためにコイルエレメントの図は省略した。弁70の場合、2つの弁10,55とは異なり、プランジャエレメント71の、その長手方向軸線を中心とした回動は許容され、アーマチュア74の、その長手方向軸線72を中心とした回動は回避される。これは弁ケーシング73の、アーマチュア74寄りの面に配置された突起部75によってもたらされる。この突起部75はアーマチュア74寄りの面に配置されている。有利には、突起部75は弁70の弁ケーシング73にワンピースに成形されていて、アーマチュア74の長手方向で延びている容量補償溝77内に部分的に突入している。これらの容量補償溝77は、アーマチュア74の端面の間で圧力媒体を押しのけるために働き、このような弁には常に存在する。つまり、容量補償溝77は、本発明の枠内では付加的に形成する必要はない。
【0028】
図8および図9の変化実施例では、本発明による弁80のキャップ79は、アーマチュア84の2つの容量補償溝82,83の領域に2つのエンボス加工部86,87を有している。有利には、これらのエンボス加工部86,87は、各容量補償溝82,83内に部分的に係合している。従って、弁80の場合、アーマチュア84の、その手方向軸線85を中心とした回動は形状接続により防がれる。
【0029】
図10および図11に示した本発明による弁90の場合、弁ケーシング92の、アーマチュア91寄りの側に盲孔93が形成されている。この盲孔93には、ピン94が圧入されている。このピン94は、アーマチュア91の1つの容量補償溝95に係合してもいて、従ってアーマチュア91の、その長手方向軸線96を中心とした回動を防ぐ。
【0030】
従って、まとめると弁10,55の場合には、各プランジャエレメント28,59の、これらの長手方向軸線45,65を中心とした回動が防がれる。これに対して弁70,80,90の場合には、各プランジャエレメント74,84,91の、これらの長手方向軸線72,85,96を中心とした回動が防がれる。1つの弁においてプランジャエレメントの回動もアーマチュアの回動も防ぐために、個々の手段を互いに組み合わせることは、本発明の枠内にあるということを補足しておく。従って、たとえば弁10または弁55を、一方ではアーマチュアの回動を防いで、しかし他方ではプランジャエレメントへの確実な運動性を可能にするために、連結結合を介してアーマチュアに結合することが考慮可能でもある。有利には、弁70,80,90のアーマチュアの、これらの各プランジャエレメントとの連結も可能である。
【図面の簡単な説明】
【0031】
【図1】本発明による電磁操作可能な第1の弁の縦断面図である。
【図2】図1の平面II−IIで見た横断面図である。
【図3】同じく平面II−IIで見た、図2の変化実施例の横断面図である。
【図4】本発明による電磁操作可能な第2の弁の縦断面図である。
【図5】図4の平面V−Vで見た横断面図である。
【図6】電磁操作可能な第3の弁の、その上側の領域の縦断面図である。
【図7】図6の平面VII−VIIの横断面図である。
【図8】電磁操作可能な第3の弁の、その上側の領域の縦断面図である。
【図9】図8の平面IX−IXの横断面図である。
【図10】電磁操作可能な第4の弁の、その上側の領域の縦断面図である。
【図11】図10の平面XI−XIの横断面図である。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
殊に自動車のブレーキ装置において電磁操作可能な弁(10;55;70;80;90)であって、磁石コイル(38)によって操作可能なアーマチュア(35;74;84;91)が設けられており、該アーマチュア(35;74;84;91)が、弁ケーシング(11;11a;11b;73;92)内で長手方向移動可能に配置されたプランジャエレメント(28;28a;59;71)と協働しており、該プランジャエレメント(28;28a;59;71)が、閉鎖部材(27)を有しており、該閉鎖部材(27)が、圧力媒体の貫流制御のために弁座部(26)と協働する形式のものにおいて、アーマチュア(35;74;84;91)もしくはプランジャエレメント(28;28a;59;71)が、該アーマチュア(35;74;84;91)もしくはプランジャエレメント(28;28a;59;71)の長手方向軸線(45;65;72;85;96)を中心とした回動を防ぐための防止手段を備えていることを特徴とする、電磁操作可能な弁。
【請求項2】
防止手段が、弁ケーシング(11;11a)に形成された、少なくとも1つの長手方向溝(48;48a)を有しており、該長手方向溝(48;48a)に、プランジャエレメント(28;28a)の案内区分(47;47a)が係合している、請求項1記載の弁。
【請求項3】
複数の長手方向溝(48;48a)と複数の案内区分(47;47a)とが設けられており、該長手方向溝(48;48a)と案内区分(47;47a)とが、プランジャエレメント(28;28a)の長手方向軸線を中心として対称的にグループを成している、請求項2記載の弁。
【請求項4】
防止手段が、弁ケーシング(11b)の長手方向で配置されている少なくとも1つの案内領域(63)を備えた少なくとも1つの案内体(57)を有しており、少なくとも1つの案内領域(63)に、プランジャエレメント(59)のウェブ状の区分(64)が係合している、請求項1記載の弁。
【請求項5】
案内体(57)が、プラスチック射出成形体として形成されていて、弁ケーシング(11b)の長手方向孔(56)に形成された、環状溝形の収容部(58)に形状接続的に装入可能である、請求項4記載の弁。
【請求項6】
防止手段が、弁ケーシング(73)にワンピースに成形された少なくとも1つの突起部(75)を有しており、該突起部(75)が、アーマチュア(74)の運動方向で形成された切欠き(77)に係合している、請求項1記載の弁。
【請求項7】
防止手段が、弁ケーシング(92)に結合された少なくとも1つの案内ピン(94)を有しており、該案内ピン(94)が、アーマチュア(91)の運動方向で形成された切欠き(95)に係合している、請求項1記載の弁。
【請求項8】
防止手段が、アーマチュア(84)を少なくとも部分的に半径方向の遊びをもって取り囲んでいるケーシングキャップ(36)を有しており、該ケーシングキャップ(36)が、アーマチュア(84)の方向で突出している少なくとも1つのエンボス加工部(86,87)を有しており、該エンボス加工部(86,87)が、アーマチュア(84)の運動方向で形成された切欠き(82,83)に係合している、請求項1記載の弁。
【請求項9】
切欠きが、容量補償溝(77;82;83;95)である、請求項6から8までのいずれか1項記載の弁。
【請求項1】
殊に自動車のブレーキ装置において電磁操作可能な弁(10;55;70;80;90)であって、磁石コイル(38)によって操作可能なアーマチュア(35;74;84;91)が設けられており、該アーマチュア(35;74;84;91)が、弁ケーシング(11;11a;11b;73;92)内で長手方向移動可能に配置されたプランジャエレメント(28;28a;59;71)と協働しており、該プランジャエレメント(28;28a;59;71)が、閉鎖部材(27)を有しており、該閉鎖部材(27)が、圧力媒体の貫流制御のために弁座部(26)と協働する形式のものにおいて、アーマチュア(35;74;84;91)もしくはプランジャエレメント(28;28a;59;71)が、該アーマチュア(35;74;84;91)もしくはプランジャエレメント(28;28a;59;71)の長手方向軸線(45;65;72;85;96)を中心とした回動を防ぐための防止手段を備えていることを特徴とする、電磁操作可能な弁。
【請求項2】
防止手段が、弁ケーシング(11;11a)に形成された、少なくとも1つの長手方向溝(48;48a)を有しており、該長手方向溝(48;48a)に、プランジャエレメント(28;28a)の案内区分(47;47a)が係合している、請求項1記載の弁。
【請求項3】
複数の長手方向溝(48;48a)と複数の案内区分(47;47a)とが設けられており、該長手方向溝(48;48a)と案内区分(47;47a)とが、プランジャエレメント(28;28a)の長手方向軸線を中心として対称的にグループを成している、請求項2記載の弁。
【請求項4】
防止手段が、弁ケーシング(11b)の長手方向で配置されている少なくとも1つの案内領域(63)を備えた少なくとも1つの案内体(57)を有しており、少なくとも1つの案内領域(63)に、プランジャエレメント(59)のウェブ状の区分(64)が係合している、請求項1記載の弁。
【請求項5】
案内体(57)が、プラスチック射出成形体として形成されていて、弁ケーシング(11b)の長手方向孔(56)に形成された、環状溝形の収容部(58)に形状接続的に装入可能である、請求項4記載の弁。
【請求項6】
防止手段が、弁ケーシング(73)にワンピースに成形された少なくとも1つの突起部(75)を有しており、該突起部(75)が、アーマチュア(74)の運動方向で形成された切欠き(77)に係合している、請求項1記載の弁。
【請求項7】
防止手段が、弁ケーシング(92)に結合された少なくとも1つの案内ピン(94)を有しており、該案内ピン(94)が、アーマチュア(91)の運動方向で形成された切欠き(95)に係合している、請求項1記載の弁。
【請求項8】
防止手段が、アーマチュア(84)を少なくとも部分的に半径方向の遊びをもって取り囲んでいるケーシングキャップ(36)を有しており、該ケーシングキャップ(36)が、アーマチュア(84)の方向で突出している少なくとも1つのエンボス加工部(86,87)を有しており、該エンボス加工部(86,87)が、アーマチュア(84)の運動方向で形成された切欠き(82,83)に係合している、請求項1記載の弁。
【請求項9】
切欠きが、容量補償溝(77;82;83;95)である、請求項6から8までのいずれか1項記載の弁。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【公表番号】特表2008−520924(P2008−520924A)
【公表日】平成20年6月19日(2008.6.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−541895(P2007−541895)
【出願日】平成17年10月12日(2005.10.12)
【国際出願番号】PCT/EP2005/055191
【国際公開番号】WO2006/056509
【国際公開日】平成18年6月1日(2006.6.1)
【出願人】(390023711)ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング (2,908)
【氏名又は名称原語表記】ROBERT BOSCH GMBH
【住所又は居所原語表記】Stuttgart, Germany
【Fターム(参考)】
【公表日】平成20年6月19日(2008.6.19)
【国際特許分類】
【出願日】平成17年10月12日(2005.10.12)
【国際出願番号】PCT/EP2005/055191
【国際公開番号】WO2006/056509
【国際公開日】平成18年6月1日(2006.6.1)
【出願人】(390023711)ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング (2,908)
【氏名又は名称原語表記】ROBERT BOSCH GMBH
【住所又は居所原語表記】Stuttgart, Germany
【Fターム(参考)】
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