説明

特定の界面活性剤と、グルコースおよびビタミンFの誘導体とを含有する化粧品または皮膚科学的組成物

【課題】ヒトケラチン繊維の成長を誘発するおよび/または刺激するための、およびヒトケラチン繊維の喪失を止めるための、および/またはヒトケラチン繊維の密度を増大するための、組成物を提供すること。
【解決手段】本発明による組成物は、(a)グルコース及びビタミンFの、少なくとも一の誘導体、(b)10よりも大きい親水性/親油性バランス(HLB)を有する少なくとも一の非イオン性界面活性剤、(c)少なくとも一のC1-C4アルコール、および(d)水を含有する生理学的に許容される組成物に関する。この組成物は、ケラチン繊維、たとえば毛髪およびまつげの成長を誘発するおよび/または刺激する、これらの喪失を止める、および/またはこれらの密度を増大するためのものである。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ヒトのケラチン繊維の状態を改善するための、特にこれらケラチン繊維の喪失を減少させるまたは止めるための、および/またはこれらの成長を誘発するおよび/または刺激するための、特に、特定の界面活性剤と、グルコースおよびビタミンFの誘導体とを含有する化粧品または皮膚科学的組成物に関する。本発明はまた、ヒトのケラチン繊維の成長を刺激するための、および/またはこれらの喪失を止めるための美容処理方法に関し、また、これらケラチン繊維の成長を誘発するおよび/または刺激するための、および/またはこれらの喪失を止めるための、特定の界面活性剤と、グルコースおよびビタミンFの誘導体との組み合わせの使用に関する。
【0002】
本発明が適用するヒトのケラチン繊維は特に、頭髪、眉毛、まつげ、あごひげ、くちひげ、およびアンダーヘアーである。本発明は特に、ヒトの頭髪および/またはまつげに適用する。
【0003】
したがって、より詳細には、本発明は、ヒトの髪の状態を改善するための、特に髪の喪失を止めるための、および/または髪の成長を誘発するおよび/または刺激するための、特定の非イオン性界面活性剤と、グルコースおよびビタミンFの誘導体とを含有する生理学的に許容される組成物に関する。
【背景技術】
【0004】
人体において、毛髪の成長とその再生は主に、毛包および真皮−表皮環境の活動により決まる。それらの活動にはサイクルがあり、本質的に3つの相、すなわち増殖期、中間期および休止期を含む。
【0005】
増殖期(活動期または成長期)は、数年間続き、その間に毛髪は長くなり、その後に、数週間続く非常に短い移行中間期がくる。この期間に、毛髪は変化し、毛包は萎縮し、その皮膚への埋め込みは徐々に浅くなる。
【0006】
最終期または休止期は、数カ月続き、毛包が休んでいる期間にあたり、毛髪は最後には抜け落ち、次のサイクルが始まる。
【0007】
このように、毛髪の先端は、常に再生されており、毛髪の先端を構成する約150,000本の毛髪の内、約10%は休止しており、数カ月以内に置き換えられるであろう。
【0008】
文献には、毛髪の早期の喪失を導く多くの要因が提唱されている。
【0009】
特に、この早期の脱毛は、遺伝的にそうなりやすい傾向のある個人に起こり、特に男性に影響する。特に、アンドロゲン性または男性ホルモン性脱毛症、または遺伝性脱毛症が挙げられる。
【0010】
この脱毛症は本質的に毛髪の再生の障害によるものであり、この結果、第1の段階で、サイクル頻度が増加して毛髪の質が損なわれ、次には毛髪の数が少なくなる。毛髪は段々と細くなり、産毛段階で、いわゆる“ターミナル”ヘアーの退縮が起こる。特定の部分、具体的には、男性の側頭または前頭葉と、女性の頭冠のびまん性脱毛症が優先的に影響を受ける。
【0011】
他の要因により、一時的または永続的な相当量の毛髪の脱落が生じ得る。これは、妊娠末期(産後)、食餌による栄養失調またはインバランス状態、あるいは無力またはホルモン機能障害状態の、毛髪の喪失または障害であり得るし、更年期中または更年期後の場合でもあり得る。また、季節的現象に関連する毛髪の障害でもあり得る。
【0012】
特に化粧品業界では、多年にわたり、脱毛症を抑制するまたは減少させるための、特に頭髪および/または他の毛髪の成長を誘発または刺激するための、または、毛髪の喪失を減少させるまたは遅延させるための物質を探求してきた。
【0013】
この観点では、特定の全く新規化合物、グルコースのO−アシル誘導体が、毛髪の喪失を制限するための、および/または毛髪の再成長を促進するための活性剤として使用することを正当化する注目すべき特性を示すものであり、この化合物は、ビタミンFを用いたグルコースのエステル化によって得られるものに相当する。この製造は、特許出願:FR−A−2840903に記載されており、ここには、水性アルコール媒体中、ビタミンFおよびグルコースの誘導体を特に含有する組成物が例解されている。
【0014】
化粧品または皮膚科学的組成物においてこの誘導体を製剤化するには、毛髪喪失対抗剤/毛髪再成長活性剤として有効に作用可能にするために、多くの技術的制約を満たすべきである。すなわち、この誘導体は、組成物中に完全に溶解すべきである。洗い流さないで一般的に使用するこの組成物は、処理すべき頭皮の全ての箇所に容易に適用されるべきであり、刺激を起こすべきではなく、べたつくべきでもない。さらに、組成物を浸透可能な毛髪は、心地よい感触(ざらつかず、脂っぽくならず、べとつかず等)と、清潔でボリューム感を呈するべきである。
【特許文献1】FR−A−2840903
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0015】
鋭意検討した結果、本出願人は、これらの技術的制約は、この誘導体を、10よりも大きい親水性/親油性バランス(HLB)を有する非イオン性界面活性剤とC1-C4アルコールを含有する組成物中で製剤化することにより解決することを見出した。
【課題を解決するための手段】
【0016】
したがって、本発明のある主題は、
(a)グルコース及びビタミンFの、少なくとも一の誘導体、
(b)10よりも大きい親水性/親油性バランス(HLB)を有する少なくとも一の非イオン性界面活性剤、
(c)少なくとも一のC1-C4アルコール、および
(d)水
を含有する生理学的に許容される組成物である。
【0017】
この組成物は、特に、ケラチン繊維の成長を誘発するおよび/または刺激するための、および/またはケラチン繊維の喪失を止めるための、および/またはケラチン繊維の密度を増大させるためのものである。これは、非変性形態で使用されてもよく、より複雑な生理学的に許容される組成物に添加されてもよい。
【0018】
本発明はまた、ヒトケラチン繊維の成長を誘発するおよび/または刺激するための、およびヒトケラチン繊維の喪失を止めるための、および/またはヒトケラチン繊維の密度を増大させるための、化粧品組成物における、グルコース及びビタミンFの、少なくとも一の誘導体と、10よりも大きい親水性/親油性バランス(HLB)を有する少なくとも一の非イオン性界面活性剤と、少なくとも一のC1-C4アルコールと、水の組み合わせの美容使用に関する。“ケラチン繊維の密度を増大させる”なる用語、特に毛髪の密度は、たとえば頭皮等の皮膚の平方センチメートルあたり、ケラチン繊維、特に頭髪の数を増加させることを意味する。したがって、この組成物は、特に男性の、毛髪の自然な喪失に対抗する、および/または良好な状態に頭髪を保持することができるものである。
【0019】
特に、本発明は、組成物、特にヒトのヘアーケア用、自然由来の脱毛症、特に男性ホルモン性またはアンドロクロノジェネティック脱毛症のトリートメント用の、化粧品組成物における、グルコース及びビタミンFの、少なくとも一の誘導体と、10よりも大きい親水性/親油性バランス(HLB)を有する少なくとも一の非イオン性界面活性剤と、少なくとも一のC1-C4アルコールと、水との組み合わせの美容使用に関し、また、ヒトケラチン繊維、特に毛髪の成長を誘発するおよび/または刺激するための、およびヒトケラチン繊維の喪失を止めるための、および/またはヒトケラチン繊維の密度を増大するための、ヒトケラチン繊維、特に毛髪ケア用および/またはトリートメント用組成物を調製するための、前記組み合わせの使用に関する。
【0020】
本発明の主題はまた、毛髪喪失を減少させるおよび/または毛髪の密度を増大させるための、および/または男性ホルモン性脱毛症を処理するための、ヒトのヘアーケア組成物における、グルコース及びビタミンFの、少なくとも一の誘導体と、10よりも大きいHLBを有する少なくとも一の非イオン性界面活性剤と、少なくとも一のC1-C4アルコールと、水の組み合わせの美容使用に関する。
【0021】
本発明の主題はまた、特に、ヒトケラチン繊維、特にヒトの頭髪や他のヘアーの成長を刺激するための、およびこれらの喪失を止めるための、ヒトケラチン繊維および/または前記繊維が発生する皮膚、特に頭皮をトリートメントする美容方法であって、前記方法が、上記で定義した化粧品組成物を、ヒトケラチン繊維および/または前記繊維が発生する皮膚に適用し、前記組成物を、前記ケラチン繊維および/または前記繊維が発生する皮膚と接触させ、任意に、前記繊維および/または前記皮膚を洗い流すことからなる、美容方法に関する。
【0022】
このトリートメント方法は、より活気があり、より改善された概観をケラチン繊維に付与することにより、ケラチン繊維、特にヒトの頭髪およびまつげの美的概観を改善することができる限りにおいて、美容方法の特徴を有する。さらに、医学的処方なしに、数ヶ月、毎日使用可能である。
【0023】
より詳細には、本発明の主題は、ヒトの頭髪および/または頭皮の状態および/または外観を改善するために、ヒトの頭髪および/または頭皮をケアするための美容方法であって、上記で定義した化粧品組成物を、ヒトの頭髪および/または頭皮に適用し、前記組成物を、ヒトの頭髪および/または頭皮と接触させ、任意に、前記ヒトの頭髪および/または頭皮を洗い流すことからなる、美容方法に関する。
【0024】
本発明によれば、“少なくとも一”なる用語は、1以上(2,3、またはそれ以上)を意味する。特に、組成物は、ビタミンFおよびグルコースの、1以上の誘導体を含有可能である。
【0025】
以下のテキストにおいて、特記しない限り、組成物の種々の成分の量は、組成物の全重量に対しての重量%で示される。
【0026】
本発明に必須の出発物質
【0027】
ビタミンFおよびグルコースの誘導体
ビタミンFおよびグルコースの誘導体は、グルコースを用いたビタミンFの部分または全エステル化によって得られたO−アシル誘導体であり、文献:EP−A−1371658に記載された方法によって製造される。この誘導体は、以下の式(I)の化合物または式(I)の化合物の混合物によって表すことが可能である。
【0028】
【化1】

【0029】
式中、R、R、R、R、およびRは、各々独立して、水素または−CO−R基を示し、Rは、11から21の炭素原子を有する飽和または不飽和の直鎖炭化水素系鎖を示し、ただし、RからRの少なくとも一つは水素以外である。
【0030】
特に、ビタミンFおよびグルコースの誘導体は、C16−C18脂肪酸モノエステルまたはジエステルの混合物を含有する。脂肪酸は、特に、リノール酸、オレイン酸、パルミチン酸、およびステアリン酸、およびこれらの混合物から選択される。ビタミンFおよびグルコースの誘導体は特に、化合物:6−O−オクタデカ−9−エノイル−D−グルコピラノース、6−O−ヘキサデカノイル−D−グルコピラノース、6−O−オクタデカ−9,12−ジエノイル−D−グルコピラノース、6−O−オクタデカノイル−D−グルコピラノース、および3−O−オクタデカ−9,12−ジエノイル−D−グルコピラノース、およびこれらの混合物から選択される。
【0031】
この誘導体は特に、文献:EP−A−1371658の実施例1にしたがって得られた、独占的に6位でエステル化した、ビタミンFおよびグルコースのエステルである。
【0032】
ビタミンFおよびグルコースの誘導体の使用量は、所望の結果(すなわち、特にケラチン繊維の密度を増大させる、またはこれらの成長を促進する)を得るのに必要な量に相当する。当業者はしたがって、使用した誘導体、それが適用される人物、およびこの適用時間に応じて、この有効量を見積もることが可能である。
【0033】
本発明による組成物において、ビタミンFおよびグルコースの誘導体またはビタミンFおよびグルコースの誘導体の混合物は、0.01から10重量%、好ましくは0.05から5重量%、より好ましくは0.1から2重量%で使用される。
【0034】
非イオン性界面活性剤:
本発明による組成物は、10よりも大きく、20までであってもよい、親水性/親油性バランス(HLB)(文献:Griffin, W.C. J. Soc. Cosmet. Chm., 1949, 1, 311,および1954, 5, 249参照)を有する少なくとも一の非イオン性界面活性剤を含有可能である。これらは、それ自体はよく知られている化合物である(特に、この点に関しては、文献:”Handbook of Surfactants” by M. R. Porter, published by Blackie & Son (Glasgow and London), 1991, pp. 116-178参照)。したがって、これらは、特に、ポリエトキシ化、ポリプロポキシ化、またはポリグリセロール化脂肪酸、(C1−C20)アルキルフェノール、α−ジオールおよびアルコール、特に、たとえば、8から22(特に12から18)の炭素原子を含有する脂肪鎖で水素化されており、エチレンオキシドまたはプロピレンオキシド基の平均数が3.5から200(たとえば5から100)の範囲であり、グリセロール基の数が2から100(たとえば3から50)の範囲である。
【0035】
また、エチレンオキシドおよびプロピレンオキシドのコポリマー、エチレンオキシドおよびプロピレンオキシドの脂肪アルコールの縮合物;ポリエトキシ化脂肪アミド、好ましくは平均で3.5から200モル(たとえば5から100モル)のプロピレンオキシドおよび/またはエチレンオキシドを含有するもの;ポリグリセロール化脂肪アミド、好ましくは平均で1.5から40の、特に1.5から25のグリセロール基を含有するもの;ソルビタンのエトキシ化脂肪酸エステル、特に平均で2から30モルのエチレンオキシドおよび8から22(たとえば12から18)の炭素原子を含有する脂肪鎖を含有するもの;スクロースの脂肪酸エステル;ポリエチレングリコールの脂肪酸エステル;(C6−C24)アルキルポリグリコシド;N-(C6-C24)アルキルグルカミン誘導体;アミンオキシド、たとえば(C10-C14)アルキルアミンオキシド;およびこれらの混合物が挙げられる。“脂肪酸”なる用語は、8から22のより好ましくは12から18の炭素原子を含有するモノ酸またはポリ酸を意味する。
【0036】
ある実施態様によれば、脂肪鎖が8から18の炭素原子を含有し、エチレンオキシドまたはプロピレンオキシド基の平均数が3.5から200の範囲であり、グリセロール基の数が2から100の範囲である、水素化、ポリエトキシ化、ポリプロポキシ化、またはポリグリセロール化脂肪酸、(C1−C20)アルキルフェノール、α−ジオールおよびアルコール、およびこれらの混合物から選択される、一以上の界面活性剤が、10よりも大きいHLBを有する非イオン性界面活性剤として使用される。
【0037】
10よりも大きいHLBを有する非イオン性界面活性剤または非イオン界面活性剤の混合物は、アルコールとともに、グルコース及びビタミンFの誘導体を溶解するのに十分な量で使用される。したがって、この量は、グルコース及びビタミンFの誘導体の含有量に依存する。実際、この非イオン性界面活性剤または非イオン界面活性剤の混合物は、本発明の組成物中に、0.01から10重量%、好ましくは0.05から5重量%、より好ましくは0.1から2重量%の範囲の濃度で使用可能である。
【0038】
アルコール:
アルコールは単独でまたは混合物として使用されてもよく、C1-C4アルコール、たとえばエタノールおよびイソプロパノールおよびこれらの混合物から選択される。C1-C4アルコールまたはこれらの混合物は、好ましくは、非イオン性界面活性剤とともに、グルコース及びビタミンFの誘導体を溶解するのに十分な量で使用される。したがって、この量は、グルコース及びビタミンFの誘導体の含有量に依存する。実際、このC1-C4アルコールまたはC1-C4アルコールの混合物は、本発明の組成物の全重量に対して、2から80重量%、好ましくは10から70重量%、より好ましくは20から60重量%の範囲の濃度で使用可能である。
【0039】
本発明の組成物は、美容または薬理学的使用用であってもよい。本発明の組成物は好ましくは、美容使用用、特に、皮膚およびケラチン繊維、とくには、ヒトの頭皮、毛髪およびまつげへの局所適用用である。したがって、組成物は、頭皮およびまぶたを含むヒトの皮膚、およびケラチン繊維に適用可能な、非毒性で生理学的に許容される媒体を含有すべきである。
この組成物は、使用する形態に適した公知の製剤形態であってもよい。
【0040】
本発明に必須ではない出発物質
製剤形態:
頭皮を含む皮膚への局所適用用では、組成物は、溶液、懸濁液、脂肪相を水性相に(O/W)、または反対(W/O)に分散させることにより得られる、事実上流体のコンシステンシーの、特に液体もしくは半液体のコンシステンシーのエマルジョンまたは分散体、またはゲルの形態であり得る。
【0041】
ムースの形態または、圧縮推進剤を含有するスプレーもしくはエアロゾルの形態の組成物でもあり得る。
【0042】
特に、頭皮または毛髪に適用する組成物は、例えば、毎日または週2回使用されるヘアケアローション、シャンプーまたはヘアコンディショナー、特に週2回または1回使用されるもの、毎日使用される液体または固体の頭皮クレンジング石鹸、ヘアスタイルを整えるための製品(ラッカー、ヘアセッティング製品またはスタイリングゲル)、トリートメントマスク、ヘアクレンジング用フォーミングゲルまたはクリームの形態であり得る。それはまた、ブラシまたは櫛を用いて付けられる、ヘアダイまたはマスカラの形態でもあり得る。
【0043】
さらに、まつ毛または他の毛髪への適用用では、本発明が施用される組成物は、ブラシでまつ毛、あるいは、顎鬚または口髭に付けられる、着色または無着色のマスカラの形態であり得る。
【0044】
特定の一実施形態によれば、本発明による組成物は、ヘアクリームまたはヘアローション、シャンプー、ヘアコンディショナー、あるいは、ヘアマスカラもしくはまつ毛用マスカラの形態である。
【0045】
本発明による組成物の生理学的媒体の様々な成分の量は、当分野で通常使用されているものである。さらに、これらの組成物は、通常の方法に従って調製される。
【0046】
組成物がエマルジョンである場合、脂肪相の割合は、組成物の全重量に対して、2から80重量%、好ましくは5から50重量%の範囲であり得る。水性相は、脂肪相において、ビタミンFおよびグルコースの誘導体の、および、アルコールおよび非イオン性活性剤の含量、さらに任意選択の追加成分の含量に応じて、100重量%となるように調節される。実際には、水性相は5から89.9重量%を占める。
【0047】
脂肪相は、室温(25℃)、大気圧(760mmHg)で液体であり、一般にオイルとして知られている、脂肪またはオイル状化合物、ワックス状およびペースト状または半固体物を含み得る。これらのオイルは、相互に相溶性であり、巨視的には一様な液体脂肪相を形成し得る。
【0048】
水性相は、水と、任意に、水と混合できる成分、例えば、ポリオール、例えば、プロピレンングリコール、グリセロールまたはソルビトールを含む。
【0049】
製剤添加物
本発明の組成物はまた、考慮される分野において通常使用される1以上の他の成分を含有可能であり、前記成分は、たとえば、水相または油相増粘剤またはゲル化剤、組成物の媒体に溶解可能な染料、固体粒子、たとえば、ミクロ粒子またはナノ粒子の形態の無機または有機充填剤またはピグメント、保存剤、香料、ヒドロトープまたは電解質、中和剤(酸性化剤または塩基性化剤)、推進剤、アニオン性、カチオン性、または両性界面活性剤、ポリマー、特に水溶性または水分散性のアニオン性、非イオン性、カチオン性、または両性フィルム形成ポリマー、無機または有機塩、キレート剤、およびこれらの混合物から選択される。これらの添加物は、組成物中に、一般的に化粧品および皮膚科学に使用される量で、特に、組成物の全重量に対して、0.01から50重量%、さらには0.1から20重量%、たとえば、0.1から10重量%の量で存在可能である。
【0050】
言うまでもなく、当業者は、追加の添加剤および/またはそれらの量を選択するに際して、本発明による組成物の優位な特性、すなわち、特にケラチン繊維の密度の増加が、想定される添加により悪影響を受けないか、あるいは実質的に受けないように、注意を払うであろう。
【0051】
本発明で使用され得るオイルとして、無機質由来のオイル(液体石油ゼリーまたは水素添加イソパラフィン)、植物由来のオイル(シアバターの液体フラクション、ヒマワリ油、アプリコットオイル、ダイズ油、脂肪アルコールまたは脂肪酸)、動物由来のオイル(パーヒドロスクワレン)、合成オイル(脂肪酸エステル、パーセリンオイル)、シリコーンオイル(直鎖状または環状ポリジメシルシロキサンおよびフェニルトリメチコン)およびフッ素オイル(パーフルオロポリエーテル)を挙げることができる。挙げることができるワックスには、シリコーンワックス、蜜蝋、キャンデリラワックス、コメヌカワックス、カルナバワックス、パラフィンワックスまたはポリエチレンワックスが含まれる。
【0052】
組成物がエマルジョン形態である場合、化粧品および薬剤に一般的に使用されている、1以上の乳化剤および任意に1以上の共乳化剤も含有する。これらの特性はまた、エマルジョンの機能に依存する。実際には、乳化剤および任意の共乳化剤は、組成物中に、0.1から30重量%、好ましくは0.5から20重量%、さらには1から8重量%の範囲の比率で存在する。エマルジョンは、脂質ベシクル、特にリポソームを含有していてもよい。
【0053】
本発明に使用されてもよい増粘剤またはゲル化剤としては、増粘もしくはゲル化ポリマー、たとえば架橋ポリアクリル酸、会合ポリマー、および非ポリマー性増粘またはゲル化剤、たとえば変性または非変性クレー、脂肪酸の金属塩およびアミドが挙げられる。
【0054】
化粧品および薬理学的活性剤
本発明の組成物はまた、皮膚、特に頭皮、およびケラチン繊維に有益な活性を有する1以上の化粧品または薬理学的活性剤(ビタミンFおよびグルコースの誘導体以外)を含有してもよい。本発明で使用可能な、髪または頭皮に有益な活性を有する化粧品または薬理学的活性剤としては、
− UVブロック剤、たとえばサンスクリーン剤;
− ビタミン(A,C,またはE)およびその誘導体(レチニルパルミテート、トコフェリルアセテート、またはトコフェリルパルミテート);
− セラミド;
− タンパク質およびタンパク質加水分解物、ペプチド、およびアミノ酸(天然);
− 尿素およびアラントイン;
− 糖および糖誘導体、たとえば還元または酸化糖;
− 植物由来の抽出物(アヤメ科植物由来のもの、またはダイズ由来のもの)または微生物由来の抽出物;
− ヒドロキシ酸、特にヒドロキシカルボン酸またはケトカルボン酸(フルーツ酸、サリチル酸)およびそのエステル、たとえば5−n−オクタノイルサリチル酸;
− ジアゾキシド、スピロオキサゾンまたはリン脂質、たとえばレシチン、特に脱脂レシチン;
− 毛髪の再生を促進するおよび/または髪抜けを制限するさらなる活性化合物、たとえば、特に、ニコチン酸エステル、特に、ニコチン酸トコフェリル、ニコチン酸ベンジルおよびニコチン酸C1〜C22アルキル、例えばニコチン酸メチルもしくはニコチン酸ヘキシル;ピリミジン誘導体、たとえば、2,4−ジアミノ−6−ピペリジノピリミジン3−オキシドまたは米国特許第4139619および4592812号に記載される“ミノキシジル”;ピリミジン3−オキシド誘導体、たとえば、WO 92/01437およびWO 96/09048に記載されたもの、特に“アミネキシル(Aminexil)”または2,4−ジアミノピリミジン3−N-オキシド;抗アンドロゲン、たとえば、ステロイド系もしくは非ステロイド系5α-還元酵素阻害剤、例えば、フィナステリドおよび米国特許第5,516,779号に記載される化合物、酢酸シプロステロン(cyprosterone)、アゼライン酸とその塩および誘導体、また米国特許第5,480,913号に記載される化合物、フルタミド、および米国特許第5,411,981号、第5,565,467号および第4,910,226号に記載される化合物、プロスタグランジン、たとえば塩またはエステル形態のPGF-2αまたはPGE2、並びにこれらの類似体、たとえばラタノプロスト;
− 殺菌剤、抗かび剤、または抗フケ剤、たとえば、セレン誘導体、ケトコナゾール、オクトピロックス、トリクロカルバン、トリクロサン、ピリチオン亜鉛、イトラコナゾール、アジア酸(asiatic acid)、ヒノキチオール、ミピロシン(mipirocine)、テトラサイクリン、特にエリスロマイシンおよびEP 0 680 745に記載される化合物、塩酸クリニシン(clinycine)、ベンゾイルパーオキサイドもしくはベンジルパーオキサイド、ミノサイクリン;
− カルシウムチャネルアンタゴニスト、およびカリウムチャネルアゴニスト;
− ホルモン;
− ステロイド系抗炎症剤、例えば、グルココルチコイド、コルチコステロイド(例えば、ヒドロコルチゾン)、ならびに非ステロイド系抗炎症剤、例えば、グリシルレチン酸およびα-ビサボロール、ベンジダミン、EP 0 770 399、WO 94/06434およびFR 2 268 523に記載される化合物;
− レチノイドRXRレセプターアゴニストおよびレチノイドアンタゴニスト;
− フリーラジカルスカベンジャーおよび抗酸化剤、たとえばブチルヒドロキシアニソールまたはブチルヒドロキシトルエン;
− 抗脂漏剤;
− 抗寄生虫剤;
− 抗ウイルス剤;
− 抗痒疹剤;
− カロテノイド、たとえばβ−カロテン;
− ラクトンおよびその相当する塩;
− 必須脂肪酸、たとえばリノレイン酸、エイコサテトラエン酸、リノレン酸、およびエイコサトリエン酸、またはそれらのエステルおよびアミド;
− 必須オイル;
− フェノールおよびポリフェノール、たとえばフラボノイド;
− これらの混合物。
【0055】
本発明のある好ましい実施態様によれば、組成物はまた、髪の再成長を促進するおよび/または毛髪喪失を制限するさらなる活性剤、たとえばミノキシジル、アミネキシル、およびラタノプロスト、またはこれらの混合物を含有する。このさらなる活性剤は、髪の再成長を促進するおよび/または毛髪喪失を制限するおよび/または毛髪の密度を増加させるのに効果的な量で、たとえば、0.001重量%から10重量%までの、好ましくは0.1重量%から5重量%までの量で、さらには0.5重量%から3重量%までの量であってもよい。
【0056】
実施例
実証
(a)以下の4つの組成物(グラム単位)を調製する。
【0057】
【表1】

【0058】
これらの試験は、活性剤の溶解度における非イオン性界面活性剤の役割を例証している。
【0059】
(b)1mLの調製した新鮮な組成物B、C、およびDを、それぞれ、2.5gの天然の毛髪3束に適用する。
【0060】
適用時、組成物Cで処理した毛髪束は非常にざらざらしており、もつれが解きにくい。組成物Bおよび組成物Dで処理した毛髪束は、柔軟であり、もつれが解け易い。乾燥後、組成物Bおよび組成物Dで処理した毛髪の感触および外観は、組成物Cで処理したものよりも良好である。これらは、感触が滑らかで、静電気を起こすことなく容易にもつれが解け、光沢がある。
【0061】
これらの試験は、毛髪の美容特性における界面活性剤の有益な効果を例証するものである。
【0062】
本発明による組成物の実施例
以下の組成を有するシーラムを調製する。
ビタミンFおよびグルコースの誘導体* 0.1g
アミネキシル(Aminexil) 1.5g
PEG40水素化ひまし油(HLB13) 0.1g
エタノール 47.2g
水 全体として100g
【0063】
組成物は、全体として透明で無色の流動ローションの形態である。
【0064】
これは、頭皮に容易に適用され、容易に分布する。不快さを起こすことなく、早急に乾燥する。該組成物がしみ込んだ毛髪は、柔軟でスムーズである。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
(a)グルコース及びビタミンFの、少なくとも一の誘導体、
(b)10よりも大きい親水性/親油性バランス(HLB)を有する少なくとも一の非イオン性界面活性剤、
(c)少なくとも一のC1-C4アルコール、および
(d)水
を含有する生理学的に許容される組成物。
【請求項2】
グルコース及びビタミンFの誘導体が、グルコースを用いてビタミンFを部分エステル化または全エステル化することにより得られたO−アシル誘導体であることを特徴とする、請求項1に記載の組成物。
【請求項3】
グルコース及びビタミンFの誘導体が、組成物の全重量の0.01から10%の範囲の量で使用されることを特徴とする、請求項1または2に記載の組成物。
【請求項4】
グルコース及びビタミンFの誘導体が、組成物の全重量の0.1から2%の範囲の量で使用されることを特徴とする、請求項1から3のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項5】
10よりも大きいHLBを有する非イオン性界面活性剤が、ポリエトキシ化、ポリプロポキシ化、またはポリグリセロール化脂肪酸、(C1−C20)アルキルフェノール、α−ジオールおよびアルコール、エチレンオキシドおよびプロピレンオキシドのコポリマー、エチレンオキシドおよびプロピレンオキシドの脂肪アルコールの縮合物;ポリエトキシ化脂肪アミド;ポリグリセロール化脂肪アミド;ソルビタンのエトキシ化脂肪酸エステル;スクロースの脂肪酸エステル;ポリエチレングリコールの脂肪酸エステル;(C6−C24)アルキルポリグリコシド;N-(C6-C24)アルキルグルカミン誘導体;アミンオキシド;およびこれらの混合物から選択されることを特徴とする、請求項1から4のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項6】
10よりも大きいHLBを有する非イオン性界面活性剤が、脂肪鎖が8から18の炭素原子を含有し、エチレンオキシドまたはプロピレンオキシド基の平均数が3.5から200の範囲であり、グリセロール基の数が2から100の範囲である、水素化、ポリエトキシ化、ポリプロポキシ化、またはポリグリセロール化脂肪酸、(C1−C20)アルキルフェノール、α−ジオールおよびアルコール、およびこれらの混合物から選択されることを特徴とする、請求項1から5のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項7】
10よりも大きいHLBを有する非イオン性界面活性剤または非イオン界面活性剤の混合物が、アルコールとともに、、グルコース及びビタミンFの誘導体を溶解するのに十分な量で使用されることを特徴とする、請求項1から6のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項8】
10よりも大きいHLBを有する非イオン性界面活性剤または非イオン界面活性剤の混合物が、組成物の全重量の0.01から10%の範囲の濃度で使用されることを特徴とする、請求項1から7のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項9】
10よりも大きいHLBを有する非イオン性界面活性剤または非イオン界面活性剤の混合物が、組成物の全重量の0.1から2%の範囲の濃度で使用されることを特徴とする、請求項1から8のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項10】
C1-C4アルコールが、エタノールおよびイソプロパノールおよびこれらの混合物から選択されることを特徴とする、請求項1から9のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項11】
C1-C4アルコールまたはこれらアルコールの混合物が、組成物の全重量の2から80%の範囲の濃度で使用されることを特徴とする、請求項1から10のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項12】
C1-C4アルコールまたはこれらアルコールの混合物が、組成物の全重量の2から60%の範囲の濃度で使用されることを特徴とする、請求項1から11のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項13】
組成物が、ヘアークリームまたはヘアーローション、シャンプーまたはヘアーコンディショナー、または髪またはまつげ用マスカラの形態であることを特徴とする、請求項1から12のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項14】
組成物が、水相または油相増粘剤またはゲル化剤、組成物の媒体に溶解可能な染料、ミクロ粒子またはナノ粒子の形態の無機または有機充填剤およびピグメント、保存剤、香料、ヒドロトープ、電解質、中和剤、推進剤、アニオン性、カチオン性、または両性界面活性剤、水溶性または水分散性のアニオン性、非イオン性、カチオン性、または両性フィルム形成ポリマー、無機または有機塩、キレート剤、およびこれらの混合物から選択される一以上の他の成分を含有することを特徴とする、請求項1から13のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項15】
組成物が、UVブロック剤;ビタミンおよびその誘導体;セラミド;タンパク質およびタンパク質加水分解物、ペプチド、およびアミノ酸;尿素、アラントイン;糖および糖誘導体;植物または微生物由来の抽出物;ヒドロキシ酸およびそのエステル;ジアゾキシド、スピロオキサゾンまたはリン脂質;ニコチン酸エステル;ミノキシジル;アミネキシル;5α−リダクターゼのステロイド又は非ステロイド系インヒビター;抗菌、抗真菌または抗フケ剤;カルシウムチャンネルアンタゴニスト;カリウムチャンネルアゴニスト;ホルモン;ステロイドおよび非ステロイド系抗炎症剤;レチノイドRXRレセプターアゴニストおよびレチノイドアンタゴニスト;フリーラジカルスカベンジャーおよび抗酸化剤;抗脂漏剤;抗寄生虫剤;抗ウイルス剤;抗痒疹剤;カロテノイド;ラクトンおよびその相当する塩;必須脂肪酸またはそのエステルおよびアミド;必須オイル;フェノールおよびポリフェノール;これらの混合物から選択される、髪または頭皮に有益な活性を有する1以上の化粧品または薬理学的活性剤を含有することを特徴とする、請求項1から14のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項16】
組成物がまた、髪の再成長を促進するおよび/または毛髪喪失を制限するさらなる活性剤を含有することを特徴とする、請求項1から15のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項17】
組成物がまた、ミノキシジル、アミネキシル、およびラタノプロスト、またはこれらの混合物から選択される、髪の再成長を促進するおよび/または毛髪喪失を制限するさらなる活性剤を含有することを特徴とする、請求項1から16のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項18】
ヒトケラチン繊維の成長を誘発するおよび/または刺激するための、およびヒトケラチン繊維の喪失を止めるための、および/またはヒトケラチン繊維の密度を増大するための、化粧品組成物における、グルコース及びビタミンFの、少なくとも一の誘導体と、10よりも大きいHLBを有する少なくとも一の非イオン性界面活性剤と、少なくとも一のC1-C4アルコールと、水の組み合わせの美容使用。
【請求項19】
ヒトケラチン繊維の成長を誘発するおよび/または刺激するための、およびヒトケラチン繊維の喪失を止めるための、および/またはヒトケラチン繊維の密度を増大するための、ヒトケラチン繊維ケア用および/またはトリートメント用組成物を調製するための、グルコース及びビタミンFの、少なくとも一の誘導体と、10よりも大きいHLBを有する少なくとも一の非イオン性界面活性剤と、少なくとも一のC1-C4アルコールと、水の組み合わせの使用。
【請求項20】
毛髪喪失を減少させるおよび/または髪の密度を増大させるための、および/または男性ホルモン性脱毛症を処理するための、ヒトのヘアーケア組成物における、グルコース及びビタミンFの、少なくとも一の誘導体と、10よりも大きいHLBを有する少なくとも一の非イオン性界面活性剤と、少なくとも一のC1-C4アルコールと、水の組み合わせの美容使用。
【請求項21】
髪の成長を誘発するおよび/または刺激するための、および髪の喪失を止めるための、および/または髪の密度を増大するための、および/または男性ホルモン性脱毛症を処理するための、ヒトのヘアー組成物を調製するための、グルコース及びビタミンFの、少なくとも一の誘導体と、10よりも大きいHLBを有する少なくとも一の非イオン性界面活性剤と、少なくとも一のC1-C4アルコールと、水の組み合わせの使用。
【請求項22】
特に、ヒトケラチン繊維、特にヒトの頭髪や他のヘアーの成長を刺激するための、およびこれらの喪失を止めるための、ヒトケラチン繊維および/または前記繊維が発生する皮膚、特に頭皮をトリートメントする美容方法であって、前記方法が、請求項1ないし18のいずれか一項に記載の化粧品組成物を、ヒトケラチン繊維および/または前記繊維が発生する皮膚に適用し、前記組成物を、前記ケラチン繊維および/または前記繊維が発生する皮膚と接触させ、任意に、前記繊維および/または前記皮膚を洗い流すことからなる、美容方法。
【請求項23】
ヒトの頭髪および/または頭皮の状態および/または外観を改善するために、ヒトの頭髪および/または頭皮をケアするための美容方法であって、請求項1ないし18のいずれか一項に記載の化粧品組成物を、ヒトの頭髪および/または頭皮に適用し、前記組成物を、ヒトの頭髪および/または頭皮と接触させ、任意に、前記ヒトの頭髪および/または頭皮を洗い流すことからなる、美容方法。

【公開番号】特開2006−219490(P2006−219490A)
【公開日】平成18年8月24日(2006.8.24)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2006−30293(P2006−30293)
【出願日】平成18年2月7日(2006.2.7)
【出願人】(391023932)ロレアル (950)
【Fターム(参考)】