説明

現像装置及び画像形成装置

【課題】現像装置において、現像槽内での現像剤の分布の変動に拘わらず現像槽内における現像剤量を所定の範囲に維持すること。
【解決手段】キャリアとトナーとからなる2成分現像剤にて感光体上に形成された静電潜像を現像し、現像槽に少量のキャリアを混入したトナーからなる現像剤をトナーの消費量に応じて供給し、かつ、現像槽に溜まった一定量以上の現像剤を排出する現像装置であって、現像槽41,42内で現像剤を所定の方向に循環させる搬送部材55,60と、搬送部材55,60を回転駆動する駆動手段62と、搬送部材55,60のトルクを検出するトルク検出手段63、又は、前記駆動手段62の電流量を検出する電流量検出手段と、トルク検出手段63によって検出されたトルク又は前記電流値検出手段によって検出された電流値に基づいて搬送部材55,60の回転速度を制御する制御手段と、を備えている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、現像装置、特に、電子写真方式の複写機やプリンタなどの画像形成装置に搭載される現像装置及び該現像装置を搭載した画像形成装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、電子写真方式による画像形成装置に搭載される現像装置として、キャリアとトナーとからなる2成分現像剤にて感光体上に形成された静電潜像を現像するものが知られている。そして、近年では、現像槽に少量のキャリアを混入したトナーからなる現像剤をトナーの消費量に応じて供給し、かつ、現像槽に溜まった一定量以上の現像剤を排出するトリクル方式と称する現像装置が提案されている。
【0003】
前記トリクル方式の現像装置においては、現像剤を現像槽内で循環させ、一定量以上の現像剤を排出しつつ新たな現像剤を補給するため、現像槽内に存在する現像剤の量が変動し、厳密には常時一定量にはならない。特に、現像装置の設置状態(傾いて設置されているなど)や湿度などの環境条件によって、現像剤の挙動が変化し、循環や排出の状態も一定ではない。そして、現像剤の排出異常を放置しておくと、現像槽内に現像剤が次第に蓄積され、許容量を超えた現像剤が現像槽から溢れ出し、最悪の場合、現像装置や感光体が損傷するおそれがある。
【0004】
これに対処するため、特許文献1では、トナー濃度検出センサと現像剤量推定センサを設けて現像槽内の現像剤量を検出し、現像剤が所定量よりも多くなると、現像剤を強制的に排出することを提案している。この現像装置において、現像剤量推定センサとして、光反射式のセンサや圧力センサを用いるとしている。しかし、これらのセンサは検出位置での現像剤の表面や現像剤の重さを検出しており、現像剤槽内の現像剤の分布が変動する場合には正確な検出ができないという問題点を有している。現像剤の分布が変動するとは、例えば、現像装置が傾斜したり、環境変化や経時変化で現像剤の密度や流動性が変動した場合などである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2009−244552号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明の目的は、現像槽内での現像剤の分布の変動に拘わらず現像槽内における現像剤量を所定の範囲に維持できる現像装置及び画像形成装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の第1の形態である現像装置は、
キャリアとトナーとからなる2成分現像剤にて感光体上に形成された静電潜像を現像し、現像槽に少量のキャリアを混入したトナーからなる現像剤をトナーの消費量に応じて供給し、かつ、現像槽に溜まった一定量以上の現像剤を排出する現像装置において、
現像槽内で現像剤を所定の方向に循環させる搬送部材と、
前記搬送部材を回転駆動する駆動手段と、
前記搬送部材のトルクを検出するトルク検出手段、又は、前記駆動手段の電流量を検出する電流量検出手段と、
前記トルク検出手段によって検出されたトルク又は前記電流値検出手段によって検出された電流値に基づいて前記搬送部材の回転速度を制御する制御手段と、
を備えたことを特徴とする。
【0008】
本発明の第2の形態である画像形成装置は、前記現像装置を備えたことを特徴とする。
【0009】
前記現像装置において、現像槽内の現像剤が所定量よりも多くなった場合、搬送部材のトルク検出手段又は駆動手段の電流量検出手段によって検出され、搬送部材の回転速度を制御することにより、余分な現像剤が排出される。これにて、現像槽内の現像剤量を所定の範囲に維持できる。トルク検出手段又は電流量検出手段は、現像槽内での現像剤量の分布がばらついていたとしても現像剤が所定量よりも多くなったことを確実に検出する。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、現像槽内での現像剤の分布の変動に拘わらず現像槽内における現像剤量を所定の範囲に維持できる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】画像形成装置の概略構成図である。
【図2】第1実施例である現像装置の概略断面図である。
【図3】前記現像装置における現像剤の搬送状態を示す説明図である。
【図4】前記現像装置の駆動系を示す説明図である。
【図5】前記現像装置の制御部を示すブロック図である。
【図6】前記現像装置の制御を示すタイミングチャート図である。
【図7】現像槽内の現像剤量と駆動トルクとの関係を示すグラフ。
【図8】現像剤搬送部材の回転速度と現像剤量との関係を示すグラフである。
【図9】現像槽内における現像剤の循環状態を示す説明図であり、(A)は正常な状態を示し、(B)は現像装置が傾いた場合を示し、(C)は現像装置が傾いた場合であって本発明を実施しない場合を示す。
【図10】第2実施例である現像装置における駆動電流量検出手段を示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、本発明に係る現像装置及び画像形成装置の実施例について、添付図面を参照して説明する。各図においては、同じ部材、部分について共通する符号を付し、重複する説明は省略する。
【0013】
図1に示すカラー画像形成装置は、タンデム方式の電子写真プリンタであり、概略、Y(イエロー),M(マゼンタ),C(シアン),K(ブラック)の各色のトナー画像を形成するためのイメージングユニット10(10y,10m,10c,10k)と、中間転写ユニット20にて構成されている。
【0014】
イメージングユニット10は、それぞれ、感光体ドラム11を中心として帯電チャージャ12、現像装置13などを配置したもので、レーザー走査光学ユニット14から照射される光によってそれぞれの感光体ドラム11上に描画される静電潜像を現像装置13で現像して各色のトナー画像を形成する。中間転写ユニット20は、矢印X方向に無端状に回転駆動される中間転写ベルト21を備え、各感光体ドラム11と対向する1次転写ローラ22から付与される電界にて、各感光体ドラム11上に形成されたトナー画像を中間転写ベルト21上に1次転写して合成する。なお、このような電子写真法による画像形成プロセスは周知であり、詳細な説明は省略する。
【0015】
装置本体の下部には、被転写材(以下、用紙と称する)を1枚ずつ給紙する自動給紙ユニット30が配置され、用紙は図示しない給紙ローラからタイミングローラ対31を経て、前記中間転写ベルト21と2次転写ローラ25とのニップ部に搬送され、2次転写ローラ25から付与される電界にてトナー画像(合成カラー画像)が2次転写される。その後、用紙は定着ユニット35に搬送されてトナーの加熱定着を施され、装置本体の上面に配置されたトレイ部2に排出される。
【0016】
現像装置13は、キャリアとトナーとからなる2成分現像剤を使用するものであり、図2及び図3に示すように、ケーシング40内に、現像ローラ51、供給スクリュー55、攪拌スクリュー60をそれぞれ平行な状態で設けたものである。現像ローラ51は、複数の磁極を有する磁石(図示せず)を内蔵したスリーブ状をなし、感光体ドラム11と僅かな間隔を保持して矢印A方向に回転駆動される。現像ローラ51に下部には供給槽41と攪拌槽42が配置されており、供給槽41には供給スクリュー55が矢印B方向に回転駆動可能に、攪拌槽42には攪拌スクリュー60が矢印B方向に回転駆動可能に、それぞれ配置されている。なお、供給槽41と攪拌槽42を合わせて現像槽と称する。
【0017】
供給槽41は、現像剤を溜めておく場であり、かつ、現像剤を現像ローラ51に供給し(供給量はブレード54によって規制される)、現像を終えた残りの現像剤を回収する場であり、図3に示すように、現像剤は供給スクリュー55の回転に基づいて矢印C方向に攪拌搬送される。攪拌槽42は、現像剤(補給口43から補給された新たな現像剤を含めて)を攪拌混合する場であり、現像剤は攪拌スクリュー60の回転に基づいて矢印D方向に攪拌搬送される。また、供給槽41と攪拌槽42とは、図3の左方では開口44によって導通し、右方では開口45によって導通している。また、供給槽41の右端には排出口46が形成されている。
【0018】
複数回の現像を行い、トナー濃度が低下した現像剤は供給槽41から開口45を経て攪拌槽42に移動する。攪拌槽42に対しては、現像によるトナーの消費量に見合った現像剤(少量のキャリアを混入したトナー)が補給口43から補給される。ここで補給される新規現像剤は、トナー濃度が85重量部に調整されている。トナー濃度とは、(トナー重量)/(トナー重量+キャリア重量)を意味する。ちなみに、供給槽41内における現像剤のトナー濃度は5〜8重量部に調整されている。供給槽41内に図示しないトナー濃度検出センサが設けられており、該センサによるトナー濃度の検出結果に基づいて新規な現像剤が補給される。このようなトナー補給制御は、従来も実施されている事項である。
【0019】
攪拌槽42内を攪拌スクリュー60によって矢印D方向に攪拌搬送された現像剤は開口44から供給槽41に移動する。即ち、現像剤は攪拌槽42から開口44を経て供給槽41へ移動し、供給槽41から開口45を経て攪拌槽42へと移動し、現像槽の内部を循環することになる。また、供給槽41内を矢印C方向に搬送される現像剤の一部は、開口45を超えて排出口46へ至り、排出口46から現像装置13外へと排出される。これは消費されることなく劣化したキャリアを排出して現像剤をリフレッシュするためである。排出された現像剤は搬送手段によって回収ボックス(いずれも図示しない)に回収され、廃棄される。なお、このような現像剤の廃棄・回収機構は周知である。
【0020】
以上のごとく現像剤の循環を行うため、攪拌スクリュー60は所定の角度及びピッチを有する羽根60aが螺旋状に形成されており、供給スクリュー55にも所定の角度及びピッチを有する羽根55aが螺旋状に形成されている。供給スクリュー55には、さらに、開口45よりも搬送方向のすぐ下流側に現像剤を逆方向に攪拌搬送する逆向き羽根55bが形成されている。つまり、供給槽41内において、現像剤は羽根55aによって矢印C方向に搬送され、逆向き羽根55bによって戻されつつ開口45から攪拌槽42へ移行する。供給槽41内で現像剤量が増加すると(現像剤の表面が上昇すると)、現像剤は逆向き羽根55bを乗り越えて矢印C方向に移動し、さらに、逆向き羽根55bの下流側に形成した羽根55aによって排出口46へと搬送される。このようにして、供給槽41内の現像剤の量は、羽根55aによる矢印C方向への搬送と逆向き羽根55bによる戻し作用とがバランスしたところで安定し、所定量の現像剤が排出口46から排出される(図9(A)参照、図9では斜線を付した部分が現像剤を示す)。
【0021】
ここで、現像槽内の現像剤量とスクリュー55,60を回転駆動させる駆動トルクとの関係を図7に示す。図7は、前記排出口46を塞いで現像装置13を駆動した場合に実験的に得たデータである。現像剤量の少ない初期においては、現像剤量の増加に伴って駆動トルクも上昇する。しかし、160g程度からトルクの上昇は少なくなり、280g程度までほぼ一定の値を保持する。280gを超えると再度トルクが上昇する。約150g〜約280gの間が現像剤の適切な量であり、この範囲における現像剤の増減(トルクの増減)は、現像剤が現像ローラ51の表面に移動すること、及び、ブレード54で規制(掻き取られる)ことによるものである。
【0022】
現像剤が適切な量(約280g)を超えると、現像槽内が現像剤で満杯となり、駆動トルクが急速に上昇する。このような状態では、攪拌槽42や供給槽41での現像剤の循環が正常に行われないことに加えて、現像ローラ51の表面の現像剤の挙動も異常なものとなり、画像ノイズが発生してしまう。
【0023】
次に、スクリュー55,60の回転速度と現像剤量との関係を図8に示す。通常の回転速度の場合、現像剤量は約240gである。それよりも減速すると現像剤の排出が少なくなり、現像剤量は約260gに増加する。一方、増速すると現像剤の排出が多くなり、現像剤量は約210gに減少する。このように、スクリュー55,60の回転速度を制御することにより現像槽内での現像剤量を調整することができる。
【0024】
そこで、本実施例では、図4に示すように、現像装置13の駆動源である現像モータ62の出力軸とカプラー64との間にトルクセンサ63を介在させ、トルクセンサ63によって検出されたトルクに基づいてスクリュー55,60の回転速度を制御するようにした。つまり、検出されたトルクが増加した場合にはスクリュー55,60の回転速度を増速させる。現像モータ62としてステッピングモータ62を使用すると、駆動パルスの周期により回転速度を可変させることができる。
【0025】
具体的な構成としては、モータ62の出力をトルクセンサ63及びカプラー64を介して供給スクリュー55の支軸56に結合させ、該支軸56に設けたギヤ65を現像ローラ51の支軸52に設けたギヤ67とギア66を介して歯合させるとともに、ギヤ68を介して攪拌スクリュー60の支軸61に設けたギヤ69と歯合させている。これにて、モータ62によって現像ローラ51が矢印A方向に回転駆動され、スクリュー55,60が矢印B方向に回転駆動されることになり、それらの回転速度が一律に制御されることになる。
【0026】
制御部は、図5に示すように、カラープリンタの全体を制御するCPU70にトルクセンサ63及びモータ62のドライバIC71が接続されている。CPU70は入力されたトルクセンサ63の検出値に基づいてドライバIC71を制御する。例えば、検出されたトルクが約280gの現像剤量に達した時点である約750(mV)になると、約10〜30%程度増速させる。
【0027】
スクリュー55,60の回転速度に関する制御のタイミングチャートを図6に示す。ここでは、連続した2枚の印字命令を受けた場合を示し、帯電、画像露光、現像、転写、定着が順次制御される。現像モータ62は印字命令の直後に起動され、前記駆動トルクが所定値よりも大きい場合、現像が開始されるまでの間(時間領域T1)、1枚目と2枚目に対する現像動作の間(時間領域T2)、及び、2枚目の現像終了後(時間領域T3)において増速される。このように、現像動作が実行されていないときにスクリュー55,60や現像ローラ51を通常とは異なる回転速度に変更するのは、画像に影響が生じるのを回避するためである。
【0028】
以上のごとく、本実施例では、現像槽内の現像剤が所定量よりも多くなったことがトルクセンサ63によって検出されると、スクリュー55,60の回転速度を増速させることにより、余分な現像剤を排出する。これにて、現像槽内の現像剤量を所定の範囲に維持できる。現像槽内に適度な隙間が形成され、現像剤量が安定している状態を図9(A)に示している。
【0029】
仮に、現像装置13が図9(B)に示すように、排出口46が上になるように傾斜した場合、少ない量であっても現像剤が詰まる状態となるが、トルクセンサ63にてこの状態が検出され、本実施例ではスクリュー55,60の回転速度を上昇させるために、現像剤の排出が促進され、現像槽内に適度な隙間が形成され、現像剤が安定して循環されることになる。トルクセンサ63は、現像槽内での現像剤量の分布がばらついていたとしても現像剤が所定量よりも多くなったことを確実に検出することができる。
【0030】
仮に、図9(B)に示したように、排出口46が上になるように傾斜したばあいであっても、本実施例のごとくスクリュー55,60の回転速度を増速する制御を実行しないと、現像剤の排出が抑制されるので、図9(C)に示すように、現像槽内で現像剤が詰まってしまい、現像剤の循環が阻害されてしまう。
【0031】
また、現像槽内の現像剤量を検出する手段として、前記トルクセンサ63に代えて、図10に示すように、現像モータ62のドライバIC71の電流量を検出する端子71aを設け、該端子71aの出力をCPU70のアナログ入力端子へ接続するようにしてもよい。現像槽内の現像剤量が増加するとスクリュー55,60を回転させるドライバIC71の電流量が図7に示したグラフと同じ傾向で増加する。これの検出値に基づいて現像モータ62の回転速度を制御することにより、余分な現像剤を排出し、現像槽内の現像剤量を所定の範囲に維持できる。このような作用効果は、前記トルクセンサ63を用いた場合と同様である。
【0032】
なお、現像槽内の現像剤の排出が適切になされない場合は、前述したように現像装置13が傾いている場合以外に、(1)厚紙に画像を形成する場合などで画像形成のシステム速度を低下させて連続して印字する場合、(2)高温、高湿の環境下で現像剤の流動性が悪化した場合、(3)現像剤が経時的に劣化して流動性が悪化した場合、(4)前記悪条件が重なった場合などに生じ得る。
【0033】
なお、本発明に係る現像装置及び画像形成装置は前記実施例に限定するものではなく、その要旨の範囲内で種々に変更できる。
【0034】
特に、スクリューに対する駆動力伝達機構は図4に示した構成に限定するものではなく、種々の動力伝達機構を採用することができる。また、現像装置の細部の構造や搬送部材(スクリュー)の構成、形状などは任意である。
【産業上の利用可能性】
【0035】
以上のように、本発明は、電子写真方式による画像形成装置に搭載される現像装置に有用であり、特に、現像槽内での現像剤の分布の変動に拘わらず現像槽内における現像剤量を所定の範囲に維持できる点で優れている。
【符号の説明】
【0036】
10…イメージングユニット
11…感光体ドラム
13…現像装置
41…供給槽
42…攪拌槽
55…供給スクリュー
60…攪拌スクリュー
62…現像モータ
63…トルクセンサ
70…CPU
71…ドライバIC
71a…電流量検出端子

【特許請求の範囲】
【請求項1】
キャリアとトナーとからなる2成分現像剤にて感光体上に形成された静電潜像を現像し、現像槽に少量のキャリアを混入したトナーからなる現像剤をトナーの消費量に応じて供給し、かつ、現像槽に溜まった一定量以上の現像剤を排出する現像装置において、
現像槽内で現像剤を所定の方向に循環させる搬送部材と、
前記搬送部材を回転駆動する駆動手段と、
前記搬送部材のトルクを検出するトルク検出手段、又は、前記駆動手段の電流量を検出する電流量検出手段と、
前記トルク検出手段によって検出されたトルク又は前記電流値検出手段によって検出された電流値に基づいて前記搬送部材の回転速度を制御する制御手段と、
を備えたことを特徴とする現像装置。
【請求項2】
前記制御手段は、前記トルク検出手段によって検出されたトルク又は前記電流値検出手段によって検出された電流値が増加した場合は、前記搬送部材の回転速度を増速させること、を特徴とする請求項1に記載の現像装置。
【請求項3】
前記制御手段によって制御される前記搬送部材の回転速度は2値であること、を特徴とする請求項1又は請求項2に記載の現像装置。
【請求項4】
前記制御手段は、現像動作が実行されていないタイミングで前記搬送部材の回転速度を変更すること、を特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の現像装置。
【請求項5】
請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の現像装置を備えたこと、を特徴とする画像形成装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2013−101205(P2013−101205A)
【公開日】平成25年5月23日(2013.5.23)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−244383(P2011−244383)
【出願日】平成23年11月8日(2011.11.8)
【出願人】(303000372)コニカミノルタビジネステクノロジーズ株式会社 (12,802)
【Fターム(参考)】