説明

用紙積載装置

【課題】用紙積載装置の積載上面を検知する際の外乱光による誤動作を防止する。
【解決手段】用紙を積載して昇降動作可能な積載トレイ3と、該積載トレイ3の用紙積載範囲を挟んで、それぞれ発光部と受光部とが対向して配置される第1光透過型センサ5および第2光透過型センサ6と、該第1光透過型センサまたは第2透過型センサの出力を受けて前記積載トレイ上の用紙積載上面の検知判定を行う制御部とを備え、該制御部は、前記第1光透過型センサおよび前記第2光透過型センサの発光部を所定のタイミングで消灯した際に、前記第1光透過型センサおよび前記第2光透過型センサのいずれかが光非検知状態であると認識する場合、光非検知状態にある前記第1光透過型センサまたは前記第2光透過型センサのいずれかを前記積載上面検知判定用に使用する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、積載トレイに用紙を積載し、必要に応じて該積載トレイを昇降動作させる用紙積載装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
画像形成装置に接続されている後処理装置などでは、後処理がなされた用紙などが積載される用紙積載装置を備えている。該用紙積載装置では、近年、用紙を積載する積載トレイを昇降動作可能にするとともに、該昇降トレイの両脇に、発光部と受光部を対向して配置する光透過型センサを使用して、積載された用紙を検知するものが開発されている(例えば、特許文献1〜4参照)。また、積載トレイに積載された用紙の変形に伴う検知不良を回避するために、二つの光透過型センサを設置した積載装置も提案されている(特許文献2)
光透過型センサを備える用紙積載装置では、昇降トレイに引き続き用紙が積載される際にも積載用紙の上面が一定の高さになるように、前記センサで積載された用紙の上面を検知して積載トレイの昇降動作を制御している。これにより新たに用紙を積載する際の積載位置が一定になり、安定した積載動作が可能になる。
【特許文献1】特開2001−335236号
【特許文献2】特開2004−284790号公報
【特許文献3】特開平11−130322号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかし、前記光透過型センサの受光部は、通常は積載装置外側に排出された用紙を検知する用途のため、積載装置内には配置されておらず、外乱光の影響を受けてしまう問題がある。例えば、時間の経過に伴って変化する日照によって一時的に光透過型センサが誤動作を起こす可能性がある。
本発明は、上記事情を背景としてなされたものであり、外乱光の影響の有無を容易に把握して正確な積載用紙上面の検知判定を行うことができる用紙積載装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0004】
すなわち、本発明の用紙積載装置のうち、第1の本発明は、用紙を積載して昇降動作可能な積載トレイと、該積載トレイの用紙積載範囲を挟んで、それぞれ発光部と受光部とが対向して配置される第1光透過型センサおよび第2光透過型センサと、該第1光透過型センサまたは第2透過型センサの出力を受けて前記積載トレイ上の用紙積載上面の検知判定を行う制御部とを備え、該制御部は、前記第1光透過型センサおよび前記第2光透過型センサの発光部を所定のタイミングで消灯した際に、前記第1光透過型センサおよび前記第2光透過型センサのいずれかが光非検知状態であると認識する場合、光非検知状態にある前記第1光透過型センサまたは前記第2光透過型センサのいずれかを前記積載上面検知判定用に使用することを特徴とする。
【0005】
第2の本発明の用紙積載装置は、前記第1の本発明において、前記制御部は、前記所定のタイミングで消灯した際に、前記第1光透過型センサまたは前記第2光透過型センサのいずれかが光検知状態であると認識する場合、光検知状態にある前記第1光透過型センサまたは前記第2光透過型センサを前記積載上面検知判定用としては未使用にすることを特徴とする。
【0006】
第3の本発明の用紙積載装置は、前記第1または第2の本発明において、前記制御部は、前記所定のタイミングで消灯した際に、前記第1光透過型センサおよび前記第2光透過型センサのいずれもが光検知状態であると認識する場合、異常と判断することを特徴とする。
【0007】
第4の本発明の用紙積載装置は、前記第1〜第3の本発明のいずれかにおいて、前記制御部は、前記異常判断に基づいて、操作者に異常を通知することを特徴とする。
【0008】
第5の本発明の用紙積載装置は、前記第1〜第4の本発明のいずれかにおいて、前記第1光透過型センサおよび前記第2光透過型センサは、前記積載トレイに積載されている用紙の同一積載高さを検知するものであることを特徴とする。
【0009】
第6の本発明の用紙積載装置は、前記第1〜第5の本発明において、前記第1光透過型センサと前記第2光透過型センサとは、それぞれの発光部と受光部の配置位置が逆に設定されていることを特徴とする。
【0010】
第7の本発明の用紙積載装置は、前記第1〜第6の本発明において、前記制御部は、前記積載上面の判定結果に基づいて前記積載トレイの昇降動作を制御することを特徴とする。
【0011】
第8の本発明の用紙積載装置は、前記第1〜第7の本発明において、前記第1光透過型センサおよび前記第2光透過型センサは、使用優先順位が設定されていることを特徴とする。
【0012】
第9の本発明の用紙積載装置は、前記第8の本発明において、前記制御部は、前記第1光透過型センサおよび前記第2光透過型センサの発光部を所定のタイミングで消灯した際に、使用優先順位の高い前記第1光透過型センサまたは前記第2光透過型センサが光非検知状態であると認識する場合、該光非検知状態にあり、使用優先順位の高い前記第1光透過型センサまたは前記第2光透過型センサを前記積載上面検知判定用に使用し、使用優先順位の高い前記第1光透過型センサまたは前記第2光透過型センサが光検知状態であると認識する場合、使用優先順位の低い前記第1光透過型センサまたは前記第2光透過型センサが光非検知状態であると認識すると、該光非検知状態にあり、使用優先順位の低い前記第1光透過型センサまたは前記第2光透過型センサを前記積載上面検知判定用に使用することを特徴とする。
【発明の効果】
【0013】
すなわち、本発明の用紙積載装置によれば、用紙を積載して昇降動作可能な積載トレイと、該積載トレイの用紙積載範囲を挟んで、それぞれ発光部と受光部とが対向して配置される第1光透過型センサおよび第2光透過型センサと、該第1光透過型センサまたは第2透過型センサの出力を受けて前記積載トレイ上の用紙積載上面の検知判定を行う制御部とを備え、該制御部は、前記第1光透過型センサおよび前記第2光透過型センサの発光部を所定のタイミングで消灯した際に、前記第1光透過型センサおよび前記第2光透過型センサのいずれかが光非検知状態であると認識する場合、光非検知状態にある前記第1光透過型センサまたは前記第2光透過型センサのいずれかを前記積載上面検知判定用に使用するので、二つの光透過型センサで発光部を消灯しているにも拘わらず対となる受光部で光検知するものは外乱光の影響を受けている可能性があるため未使用とし、いずれかの光透過型センサで発光部を消灯している際に対となる受光部で光検知がなされないものは外乱光の影響を受けていない正常なものとして使用することで、誤動作を排除して正確な用紙積載上面の検知判定を行うことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
以下に、本発明の一実施形態を説明する。
画像形成装置に接続された後処理装置(いずれも図示しない)に備える用紙積載装置1は、排紙部2から用紙が排紙される積載装置外側に、用紙Pを積載する積載トレイ3を有しており、該積載トレイ3は、図示しない駆動部によって昇降可能になっている。また、積載トレイ3が昇降する積載領域では、昇降トレイ3を挟んで幅方向両側にそれぞれ発光部と受光部とが同一方向に沿って配置された第1光透過型センサ5と第2光透過型センサ6とが設けられており、それぞれ積載トレイ3に積載された用紙の同一高さの検知が可能になっている。すなわち、積載トレイの傾斜方向に沿って第1光透過型センサ5と第2光透過型センサ6とが設けられている。
なお、第1光透過型センサ5では、積載トレイ3の先端側に向かって右側に発光部5a、左側に受光部5bが位置し、第2光透過型センサ6では、積載トレイ3の先端側に向かって左側に発光部6a、右側に受光部6bが位置しており、第1光透過型センサ5と第2光透過型センサ6とでは、発光部と受光部とが逆の位置に設定されている。
【0015】
次に、図2は、用紙積載装置1における機能ブロック図である。
用紙積載装置1は、装置全体を制御する制御部10を有しており、該制御部10は、用紙積載装置1に単独で備えるもののほか、後処理装置や画像形成装置に備え、後処理装置や画像形成装置を制御する制御部で兼用するものであってもよい。制御部10は、CPUやこれを動作させるプログラム、該プログラムを格納するROM、ワークエリアとなるRAM、不揮発データを保持するフラッシュメモリなどにより構成することができる。
【0016】
前記した第1光透過型センサ5および第2光透過型センサ6の検知結果は制御部10に出力されており、これらセンサの出力結果から積載トレイの積載用紙上面の検知判定を行うことができる。また、制御部10では、第1光透過型センサ5の発光部5a、第2光透過型センサ6の発光部6aの発光オンオフの制御を行うことができ、所定のタイミングで第1光透過型センサ5の発光部5a、第2光透過型センサ6の発光部6aを消灯することができる。消灯のタイミングは、フラッシュメモリなどに格納しておき、制御部10では、当該データを取得して所定のタイミングで上記発光部5a、5bを同時に消灯する。なお、タイミング間隔は、本発明としては特に限定をされるものではなく、適宜設定が可能である。また、所定タイミングは、操作者が図示しない操作部などを介して入力、設定できるようにしてもよい。
【0017】
制御部10は、前記したように用紙積載装置1全体の制御を行っており、積載トレイ3に制御可能に接続されて該積載トレイ3の昇降動作を制御するとともに、積載トレイ3側から該積載トレイの高さ位置情報を取得することができる。さらに制御部10には、排紙部2が制御可能に接続されており、積載トレイ3に対する用紙の排紙を制御することができる。さらに、制御部10には、各種情報の表示が可能な表示部11が接続されている。該表示部11は各種入力が可能な操作部を兼用するタッチパネルなどによって構成することもできる。該表示部11は、後処理装置や画像形成装置に備える表示部で兼用するものであってもよい。
【0018】
次に、当該用紙積載装置における積載用紙上面検知の動作について図3のフローチャートに基づいて説明する。
用紙積載装置1の動作は、後処理機での電源オンによって開始される。該電源オンは、例えば画像形成装置からの指示や手動によって開始することができる。なお、以下の説明では、第1光透過型センサ5をセンサA、第2光透過型センサ6をセンサBとして説明し、センサAが優先的に使用されるように設定されている。
【0019】
後処理機の電源がオンになると、制御部10の指令によってセンサA、Bともに発光側(発光部5a、6a)をOFF(消灯)にする(ステップs1)。次いで、センサA、Bの出力を制御部10で受ける。制御部10では、フラッシュメモリなどのデータによってセンサAが優先使用に設定されているため、先ずセンサAの受光(受光部5a)側がON(光検知)状態であるか否かを判定する(ステップs2)。
【0020】
センサAの受光側がON状態でない場合、センサAは誤動作することなく正常に動作していると考えられるため、センサAの発光側(発光部5a)をONにし(ステップs3)、センサAを積載用紙上面検知用として使用する通常動作を移行する(ステップs4)。すなわち、制御部10では、センサAの出力を受け、受光部5aが光検知状態であれば、積載用紙上面は検知されていないものと判定し、受光部5aが光非検知状態であれば、積載用紙上面が検知されているものと判定する。積載用紙上面が検知されると、制御部10は、所定のタイミングで積載トレイ3の昇降動作を制御し、積載トレイ3上の積載用紙上面を一定位置に制御した後、排紙部2を制御して用紙を積載トレイ3に排紙する。
【0021】
上記の通常動作時に、センサAの発光側ONから5分を経過したか否かの判定がなされる(ステップs5)。5分が経過すると(ステップs5、YES)、所定のタイミングに達したことになるので、ステップs1に戻り、センサA、Bが誤動作しているか否かを確認するため、センサA、Bを再度消灯状態にし、上記動作を繰り返す。上記5分のタイミングはフラッシュメモリにデータとして格納されており、ステップs5に至るまでに、経過時間がカウントされているとともに該データが制御部10によって読み出されて経過時間との比較がなされる。
なお、5分経過前に後処理機がOFFになると(ステップs6、YES)、積載用紙上面検知処理を終了し、後処理機がON状態で5分経過前であれば(ステップs6、NO)、ステップs4に戻り処理を繰り返す。
【0022】
なお、ステップs2で使用優先順位の高いセンサAで受光側ON(光検知状態)にあると(ステップs2、YES)、センサAは誤動作をしていると判定されるため、センサBの受光側がON(光検知状態)になっているか否かの判定を行う(ステップs7)。ここで、センサBの受光側がON状態でない場合(光非検知状態)、該センサBは正常に光検知をしていると考えられるため、センサBの発光側(発光部6a)をONにし(ステップs8)、センサBを積載用紙上面検知用として使用し、前記と同様の通常動作に移行する(ステップs9)。この際に、センサAは積載用紙上面検知用としては不使用とする。
【0023】
上記の通常動作時に、センサBの発光側ONから5分を経過したか否かの判定がなされる(ステップs10)。5分が経過すると(ステップs10、YES)、所定のタイミングに達したことになるので、ステップs1に戻り、センサA、Bを再度消灯状態にし、上記動作を繰り返す。これにより外乱光の影響が時間の経過とともに発生する場合にも誤動作を回避することができる。
なお、5分経過前に後処理機がOFFになると(ステップs11、YES)、積載用紙上面検知処理を終了し、後処理機がON状態で5分経過前であれば(ステップs11、NO)、ステップs9に戻り処理を繰り返す。
【0024】
また、センサA、Bともに発光側が消灯であるにも拘わらず、ON状態になる場合(ステップs2、YES;ステップs7、YES)、センサA、Bともに誤検知をしていると判定し(ステップs12)、異常と判断した上で用紙積載動作を停止する(ステップs13)。該停止に伴って、異常状態を画像形成装置に通知し、画像形成装置に備える表示部11に異常を通知する(ステップs14)。
【0025】
上記通知後、後処理機の電源がオフになっていないことを確認し(ステップs15)、電源がオフでなければセンサAの受光側がONになっているか否かの確認をする(ステップs16)。この判定を行うのは、上記異常の通知後、操作者が外乱光の遮蔽を行うなどの対策を講じた場合や、時間の経過に伴って外乱光の影響が解消される可能性があるためである。電源がオフになっていれば処理を終了する(ステップs15、YES)。
電源がON状態(ステップs15、NO)で、センサAが受光状態でなければ(光非検知、ステップs16、NO)、センサAは異常状態を脱しているため、センサAの発光側(発光部5a)をONにし(ステップs17)、異常状態を解除(ステップs18)する。その後、センサAを積載用紙上面検知用として使用し、前記と同様の通常動作に移行する(ステップs4に移行)。この際に、センサBは積載用紙上面検知用としては不使用とする。
【0026】
また、異常通知後、センサAの受光側が引き続きON状態にある場合(ステップs16、YES)、センサBで受光側がON状態にあるか否かの判定を行う(ステップs19)。センサBもセンサAとともに受光状態にあると判定される場合(ステップs19、YES)、センサA、Bの異常状態が解消されていないため、再度異常通知を行い(ステップs14へ移行)、上記手順を繰り返す。一方、センサBが受光状態にない場合、該センサBは異常状態を脱して正常な状態にあると考えられるため、センサBの発光側(発光部6a)をONにし(ステップs20)、異常状態を解除(ステップs21)する。その後、センサBを積載用紙上面検知用として使用し、前記と同様の通常動作に移行する(ステップs9に移行)。この際に、センサAは積載用紙上面検知用としては不使用とする。
【0027】
上記手順により、センサA、Bに外乱光の影響が発生する場合にも、誤動作することなく確実に用紙積載上面を検知することができる。特にセンサA、Bの発光側、受光側を逆にして同一方向に配置することで、一方のセンサで外乱光の影響を受けても他方のセンサで外乱光の影響を受けることなく使用継続することを確実にする。また、センサA、Bに使用優先順位を設定しておくことで、例えば精度の高いセンサを優先的に使用し、他方のセンサにはコストの低いセンサを使用して、優先順位の高い外乱光の影響を受ける場合に、優先順位の低いセンサを使用することができる。
【0028】
以上、本発明について上記実施形態に基づいて説明を行ったが、本発明は上記実施形態の内容に限定をされるものではなく、本発明の範囲を逸脱しない限りは適宜の変更が可能である。
【図面の簡単な説明】
【0029】
【図1】本発明の一実施形態における用紙積載装置の概略図である。
【図2】同じく、機能を示すブロック図である。
【図3】同じく、用紙積載上面を検知する手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
【0030】
1 用紙積載装置
2 排紙部
3 積載トレイ
5 第1光透過型センサ
5a 発光部
5b 受光部
6 第2光透過型センサ
6a 発光部
6b 受光部
10 制御部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
用紙を積載して昇降動作可能な積載トレイと、該積載トレイの用紙積載範囲を挟んで、それぞれ発光部と受光部とが対向して配置される第1光透過型センサおよび第2光透過型センサと、該第1光透過型センサまたは第2透過型センサの出力を受けて前記積載トレイ上の用紙積載上面の検知判定を行う制御部とを備え、該制御部は、前記第1光透過型センサおよび前記第2光透過型センサの発光部を所定のタイミングで消灯した際に、前記第1光透過型センサおよび前記第2光透過型センサのいずれかが光非検知状態であると認識する場合、光非検知状態にある前記第1光透過型センサまたは前記第2光透過型センサのいずれかを前記積載上面検知判定用に使用することを特徴とする用紙積載装置。
【請求項2】
前記制御部は、前記所定のタイミングで消灯した際に、前記第1光透過型センサまたは前記第2光透過型センサのいずれかが光検知状態であると認識する場合、光検知状態にある前記第1光透過型センサまたは前記第2光透過型センサを前記積載上面検知判定用としては未使用にすることを特徴とする請求項1記載の用紙積載装置。
【請求項3】
前記制御部は、前記所定のタイミングで消灯した際に、前記第1光透過型センサおよび前記第2光透過型センサのいずれもが光検知状態であると認識する場合、異常と判断することを特徴とする請求項1または2に記載の用紙積載装置。
【請求項4】
前記制御部は、前記異常判断に基づいて、操作者に異常を通知することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の用紙積載装置。
【請求項5】
前記第1光透過型センサおよび前記第2光透過型センサは、前記積載トレイに積載されている用紙の同一積載高さを検知するものであることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の用紙積載装置。
【請求項6】
前記第1光透過型センサと前記第2光透過型センサとは、それぞれの発光部と受光部の配置位置を逆にして同一方向に沿って配置されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の用紙積載装置。
【請求項7】
前記制御部は、前記積載上面の判定結果に基づいて前記積載トレイの昇降動作を制御することを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の用紙積載装置。
【請求項8】
前記第1光透過型センサおよび前記第2光透過型センサは、使用優先順位が設定されていることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の用紙積載装置。
【請求項9】
前記制御部は、前記第1光透過型センサおよび前記第2光透過型センサの発光部を所定のタイミングで消灯した際に、使用優先順位の高い前記第1光透過型センサまたは前記第2光透過型センサが光非検知状態であると認識する場合、該光非検知状態にあり、使用優先順位の高い前記第1光透過型センサまたは前記第2光透過型センサを前記積載上面検知判定用に使用し、使用優先順位の高い前記第1光透過型センサまたは前記第2光透過型センサが光検知状態であると認識する場合、使用優先順位の低い前記第1光透過型センサまたは前記第2光透過型センサが光非検知状態であると認識すると、該光非検知状態にあり、使用優先順位の低い前記第1光透過型センサまたは前記第2光透過型センサを前記積載上面検知判定用に使用することを特徴とする請求項8記載の用紙積載装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2009−286515(P2009−286515A)
【公開日】平成21年12月10日(2009.12.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−137761(P2008−137761)
【出願日】平成20年5月27日(2008.5.27)
【出願人】(303000372)コニカミノルタビジネステクノロジーズ株式会社 (12,802)
【Fターム(参考)】