説明

画像形成システム

【課題】 画像形成装置の制御に、より詳細な情報データが必要となる場合でも、制御時の通信データ量を少なくする。また、新規の転写紙に対応する場合などにおいても、バージョンアップが必要ないようにする。このような通信方法を備えた画像形成システムを提供すること。
【解決手段】 装置間もしくはCPU間の通信において、情報データに動的にIDを割り当てる。初期化時に情報データとその動的IDを通知し、通常の制御時には動的IDのみ通知する。これにより、制御時における通信データ量を削減することが可能となる。また、情報データを予め各装置に記憶しておく必要が無いため、記憶容量が削減できるとともに、新たな情報データを追加するときにも全装置でのバージョンアップが必要なくなる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、複写機、レーザービームプリンタ等の画像形成システムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、複写機などの画像形成装置において、転写紙の紙質に応じて画像形成の制御値を切り換えることが行われている。画像形成装置が複数の装置、又は複数のCPUで構成されている場合には、これらの装置間又はCPU間で転写紙の紙質等の情報データを受け渡ししなければならない。この受け渡し方として、情報データを毎回そのまま通知する方法と、予め情報データをそれぞれの装置で記憶しておき、その情報データに固定的に割り振った名称/コードで通知する方法が用いられている。
【0003】
しかし、画像形成装置の機能が向上されるとともに、それに応じて使用可能な転写紙の種類も増加しており、より詳細な情報データが必要となっている。そのため、情報データを毎回そのまま通知する方法では、制御時の通信データ量が多く、また、機能向上による制御の複雑化のためにその他の通信データも増加しているため、制御時の通信負荷が増大している。一方、予め情報データをそれぞれの装置で記憶しておき、その情報データに固定的に割り振った名称/コードで通知する方法においては、制御時の通信データ量は少ないものの、予め記憶しておく情報データ量が増加しており、すべての転写紙の情報データを記憶するための記憶容量を確保するとコストがアップしてしまう。更に、新規の転写紙が追加された場合には、新たな情報データを登録するために、関係する全装置のバージョンアップが必要となっていた。
【0004】
そのため、情報データをそのまま通知する方法と、情報データをあるコードに変換して通知する方法を併用する通信を行っているものもある(例えば、下記特許文献1参照)が、新規の転写紙が追加された場合等は、情報データをそのまま通信する方法となるため、制御時の通信データ量を減少させるという根本的な解決には至っていない。
【特許文献1】特開平5−81154号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は上記問題に鑑みてなされたものであり、画像形成装置の制御に、より詳細な情報データが必要となる場合でも、制御時の通信データ量を少なくする。また、新規の転写紙に対応する場合などにおいても、バージョンアップが必要ないようにする。このような通信方法を備えた画像形成システムを提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本発明においては、以下の構成を有する。
【0007】
(1)転写紙の紙情報を入力する入力手段と、
1つの紙情報に対して、1つのIDを動的に割り当てるID割り当て手段と、
前記紙情報と該紙情報に割り当てられた動的IDを通知する通信手段と、を有する第一の装置と、
画像データに基づき転写紙に画像形成を行う画像形成手段と、
前記紙情報および動的IDを記憶する記憶手段と、を有する第二の装置と、
で構成される画像形成装置において、
画像形成装置の第一状態において、紙情報と該紙情報に割り当てられた動的IDを同時に通知して前記記憶手段に記憶し、
画像形成装置の第二状態において、通知された動的IDに対する紙情報を前記記憶手段から参照し、該紙情報に応じて前記画像形成手段を制御する制御手段と、
を備えたことを特徴とする画像形成システム。
【0008】
(2)前記画像形成装置の第一状態は、電源投入時であることを特徴とする、前記(1)に記載の画像形成システム。
【0009】
(3)前記画像形成装置の第一状態は、前記入力手段によって紙情報が入力された時であることを特徴とする、前記(1)に記載の画像形成システム。
【0010】
(4)前記画像形成装置の第二状態は、画像形成を行う時であることを特徴とする、前記(1)に記載の画像形成システム。
【0011】
(5)第一の装置において、
転写紙の情報を記憶する紙情報記憶手段と、
前記紙情報記憶手段から紙情報を参照して転写紙の名称一覧の表示を行う表示手段とを有し、
前記紙情報は、前記表示手段に表示された転写紙の名称一覧から選択することによって登録されることを特徴とする、前記(1)に記載の画像形成システム。
【0012】
(6)前記紙情報は、紙質を示す各種データを直接入力することによって登録されることを特徴とする、前記(1)に記載の画像形成システム。
【0013】
(7)前記紙情報は、紙質を示す、坪量、コート/非コート紙、厚紙、サイズ、タブ紙等の情報であることを特徴とする、前記(1)に記載の画像形成システム。
【0014】
(8)複数の装置で構成される画像形成装置、又は、複数の中央演算処理装置(CPU)によって制御される画像形成装置であって、
画像データに基づき転写紙に画像形成を行う画像形成手段と、
画像形成装置の制御情報を入力する入力手段と、
前記制御情報に対してIDを動的に割り当てるID割り当て手段と、
前記制御情報と、該制御情報に割り当てられた動的IDを同時に送信する第一通信手段と、
動的IDのみを送信する第二通信手段と、
前記制御情報に応じて前記画像形成手段を制御する制御手段と、
を備えたことを特徴とする画像形成システム。
【0015】
(9)前記第一通信手段は、電源投入時に通信を行うことを特徴とする、前記(8)に記載の画像形成システム。
【0016】
(10)前記第一通信手段は、前記入力手段によって画像形成装置の制御情報が入力された時に通信を行うことを特徴とする、前記(8)に記載の画像形成システム。
【0017】
(11)前記第二通信手段は、画像形成を行う時に通信を行うことを特徴とする、前記(8)に記載の画像形成システム。
【発明の効果】
【0018】
本発明では、初期化時等最初に1回のみ情報データとそれに動的に割り当てたIDの通知を行い、以降は動的IDのみで通信を行うので、動作中の通信データ量を削減できる。また、転写紙等の数が多大であっても、それぞれの情報データに基づいて制御が可能となり、また、新規に転写紙等が追加された場合でも、データ更新は不要となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0019】
以下に本発明の実施の形態について図を参照しながら説明する。
【実施例1】
【0020】
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
【0021】
図1は、本発明の実施形態に係る画像形成装置の構成を示す断面図である。
【0022】
図1において、100は画像形成装置本体である。101は原稿載置台としてのプラテンガラスである。102はスキャナであり、原稿照明ランプ103、走査ミラー104等で構成される。プラテンガラス101上に載置された原稿の原稿画像は、不図示のモータによって所定方向(図面上の左右方向)に往復動作するよう制御されたスキャナ102によって走査され、原稿からの反射光が走査ミラー104〜106を介し、レンズ108を透過してイメージセンサ部(CCDセンサ)109に結像されることで、電気信号へと変換される。
【0023】
120はレーザ出力部、ポリゴンスキャナ等で構成された露光制御部であり、レーザ光129を画像形成部126の感光体ドラム110に照射する。レーザ光129は、イメージセンサ部109から出力された原稿の反射光を光電変換した電気信号に対して、後述する所定の画像処理を行った結果の画像信号に基づいて変調されている。
【0024】
感光体ドラム110の周りには、画像形成部126を構成するものとして、一次帯電器112、現像器121、転写帯電器118、分離帯電器119、クリーニング装置116、前露光ランプ114が装備されている。感光体ドラム110は不図示のモータにより図に示す矢印の方向に回転制御されており、一次帯電器112により所望の電位に帯電された後、露光制御部120からレーザ光129が照射され、ドラム上に静電潜像が形成される。感光体ドラム110上に形成された静電潜像は、現像器121により現像されて、トナー像として可視化される。
【0025】
一方、上段カセット131あるいは下段カセット132からピックアップローラ133、134により給紙されたプリント用紙は、給紙ローラ135、136により本体100に送られ、プリント用紙パス160を通った後、レジストローラ137により搬送ベルト130に給送され、感光体ドラム110上に可視化されていたトナー像が転写帯電器118により転写される。
【0026】
転写後の感光体ドラム110では、クリーニング装置116により残留トナーが清掃され、前露光ランプ114により残留電荷が消去される。
【0027】
転写後のプリント用紙は、分離帯電器119により画像形成部126から分離され、搬送ベルト130により図上の左方向に搬送される。プリント用紙上のトナー画像は、定着前帯電器139、140により再帯電され、定着器141において加圧、加熱されることでプリント用紙上に定着される。定着の済んだプリント用紙は、排出ローラ142により本体100の外に排出される。
【0028】
本発明の構成では、本体100には、大容量給紙装置1200が直列に接続されている(1200aないし1200d)。
【0029】
給紙装置1200のリフタ1201は給紙ローラ1202にプリント用紙が常に当接するよう、プリント用紙の量に応じて上昇するようになっている。また、給紙装置1200はプリント用紙の搬送パスを有し、上流(図上右側)より送られてきたプリント用紙を搬送ローラ1203、レジローラ1204により下流に送る。したがって本実施例のように複数の給紙装置が接続されている例においては、上流の給紙装置でピックアップされたプリント用紙はそこから下流の給紙装置の用紙搬送パスを順次搬送され、最終的に装置本体に給紙される。
【0030】
154は排紙フラッパであり、排紙側の用紙パスと、両面記録側あるいは多重記録側の用紙パスとを切り換える。排紙ローラ142から送り出されたプリント用紙は、この排紙フラッパ154が上方に上げられている際には両面記録側あるいは多重記録側の用紙パスに搬送される。両面記録の際には、一面目の定着が済んだプリント用紙は、排紙ローラ142から送り出され、反転パス155を介して裏返しにされ、下搬送パス158を通って再給紙トレイ156に導かれる。157は、両面記録の用紙パスと多重記録の用紙パスとを切り換える多重フラッパであり、これを左方向に倒すことにより、プリント用紙が反転パス155fを介さずに、直接下搬送パス158に導かれることで、多重記録が可能となる。159は用紙パス160を通じてプリント用紙を画像形成部126側に給紙する給紙ローラである。
【0031】
161は、排紙フラッパ154の近傍に配置された排出ローラであり、排紙フラッパ154が排出側に切り換えられている状態(上方に上げられてない状態)では、排紙ローラ142から送り出されたプリント用紙を機外に排出するよう動作する。前述のように、両面記録(両面複写)や多重記録(多重複写)時には、排紙フラッパ154を上方に上げて、定着済みのプリント用紙を下搬送パス158に通して再給紙トレイ156に格納する。
【0032】
再給紙トレイ156に格納されたプリント用紙は、下から一枚ずつ給紙ローラ159により分離され、再度用紙パス160を介して本体100のレジストローラ137に導かれる。
【0033】
プリント用紙の表裏を反転させて本体100から排出するときには、排紙フラッパ154を上方に上げ、多重フラッパ157を右方向へ倒し、排出するプリント用紙を一度反転パス155側へ送り込み、プリント用紙の後端が第一の送りローラ162を通過したタイミングで反転ローラ163によって第二の送りローラ162a側に搬送し、排出ローラ161によってプリント用紙を機外に排出する。
【0034】
180は自動原稿搬送装置(DF)である。原稿置き台181上に置かれた原稿束の中から、給紙ローラ182により最上面の一枚の原稿のみを分離し、原稿給紙ローラ164によりプラテン101上に搬送する。原稿はその後、スキャナ102によりスキャンされ、スキャンされた原稿は、原稿排紙台183に排出されるか、もしくは再度原稿置き台181に戻される。
【0035】
190は画像形成装置100から排出されたプリント用紙を揃えて綴じる排紙処理装置である。ソート、ステイプル等の排紙束後処理動作が設定されていなかった場合には、プリント用紙は搬送路194を通り、処理トレイ193を介さずに排紙トレイ191に排出される。一方、排紙束後処理動作が設定された場合には、搬送路195を通って一枚毎に排紙されてくるプリント用紙を、処理トレイ193において積載し、揃える。そして、一部目の画像形成における用紙の排出が終了した後、プリント用紙束はステイプルされ、排紙トレイ191、又は排紙トレイ192に束で排出される。なお、排紙束後処理動作が設定された場合は、基本的に排紙トレイ192に対して束排出するが、排紙トレイ192が満載状態であるなどの条件によっては排出先を排紙トレイ191に切り換えるよう制御する。排紙トレイ191、192は不図示のモータで上下に移動制御され、画像形成動作開始前に、排紙用紙を積載するトレイが処理トレイの位置に来るように移動させられる。
【0036】
図2は、画像形成装置100と給紙装置1200内に設けられる各々の制御部の構成を示すブロック図である。
【0037】
201は、画像形成装置100の基本制御を行うCPUであり、制御プログラムが書き込まれたROM206、処理を行うためのワークRAM205、および入出力ポート204が、アドレスバス、データバスにより接続されている。RAM205の一部の領域は電源OFFされてもデータが消去されないバックアップRAMとなっている。入出力ポート204には、画像形成装置100が制御するモータ、クラッチ等の各種負荷装置や、紙の位置を検知するセンサ等の画像形成装置100への入力装置が接続されている。
【0038】
CPU201は、ROM206の制御プログラムの内容にしたがって、入出力ポート204を介して順次入出力の制御を行い、画像形成処理を実行する。
【0039】
また、CPU201には操作部203が接続されており、CPU201は操作部203の表示手段、キー入力手段を制御する。使用者はキー入力手段を通して、画像形成動作モードや、表示の切り替えをCPU201に指示し、CPU201は操作部203の表示手段に対して、画像形成装置100の動作状態や、キー入力によって設定された動作モードの表示を行う。
【0040】
更にCPU201には、イメージセンサ部109で電気信号に変換された信号を処理する画像処理部170と、処理された画像を蓄積する画像メモリ部3とが接続されている。
【0041】
207は、CPU201と給紙装置1200との間で通信するための通信IFであり、給紙装置1200側の通信IF2204を介して給紙装置のCPU2201と通信する。
【0042】
2201は、給紙装置1200の基本制御を行うCPUであり、制御プログラムが書き込まれたROM2202、処理を行うためのワークRAM2203、および入出力ポート2205が、アドレスバス、データバスにより接続されている。入出力ポート2205には、給紙装置1200が制御するモータ、クラッチ等の各種負荷装置や、紙の位置を検知するセンサ等の給紙装置1200への入力装置が接続されている。
【0043】
CPU2201は、ROM2202の制御プログラムの内容に従い、入出力ポート2205を介して順次入出力の制御を行うことで、本体100からのコマンドに対応してプリント用紙の分離、搬送処理を実行し、また本体100へとプリント用紙の給紙を行う。
【0044】
画像処理部170及び画像メモリ部3について、図3および図4をそれぞれ参照して説明する。
【0045】
図3は、画像処理部170の内部構成、及び画像メモリ部3に接続される装置を示すブロック図である。
【0046】
まずスキャンした画像をプリントする際の処理の流れを説明すると、レンズ108を介しCCDセンサ109に結像された原稿画像は、CCDセンサ109によりアナログ電気信号に変換される。変換された画像情報は、アナログ信号処理部300に入力されてサンプル&ホールド、ダークレベルの補正等が行われた後、A/D・SH処理部301でアナログ・デジタル変換(A/D変換)され、更に、デジタル化された信号に対してシェーディング補正が行われる。シェーディング補正では、CCDセンサ109が持つ画素ごとのばらつきに対する補正、及び原稿照明ランプ103の配光特性に基づく位置による光量のばらつきに対する補正を行う。
【0047】
その後、RGBライン間補正部302においてRGBライン間補正を行う。ある時点でCCDセンサ109のRGB各受光部に入力した光は、原稿上ではRGB各受光部の位置関係に応じてずれているために、ここでRGB信号間の同期をとる。
【0048】
その後、入力マスキング部303で入力マスキング処理を行い、輝度データから濃度データへの変換を行う。CCDセンサ109から出力されたままのRGB値はCCDセンサ109に取り付けられた色フィルタの影響を受けているため、その影響を補正して純粋なRGB値に変換する。
【0049】
その後、画像は変倍部304において所望の変倍率で変倍処理され、変倍された画像データは画像メモリ部3に送られて、画像蓄積される。
【0050】
また、画像メモリ部3には外部I/F処理部4から、コンピュータからの画像データも入力される。
【0051】
蓄積した画像をプリントする際には、まず画像データを画像メモリ部3からγ補正部305に送る。γ補正部305では、操作部203で設定された濃度値に応じた出力にするために、プリンタの特性を考慮したルックアップテーブル(LUT)に基づいて、元の濃度データから所望の出力濃度と対応した濃度データに変換する。
【0052】
その後、濃度データは二値化部306に送られる。二値化部306では多値の濃度データの二値化を行う。多値の濃度データ、例えば8ビットの濃度データであれば、濃度値は「0」から「255」の間のいずれかの値を取るが、二値化することにより、濃度値は例えば「0」あるいは「255」の2つだけとなる。つまりある画素の濃度を表すために8ビットのデータが必要だったのに対し、二値化することにより1ビットのデータ量で済むようになる。これにより画像データを格納するためのメモリ容量は縮小される。ただしその一方で、画像の階調性は元の256階調から2階調へと変化するため、写真画像のような中間調の多い画像データでは、画像の二値化により、その画質は一般には著しく劣化するといわれる。
【0053】
そこで二値化データによる疑似的な中間調の表現が重要となる。ここでは二値のデータで疑似的に中間調表現を行う手法として誤差拡散法を用いる。この方法では、ある画像の濃度がある閾値より大きい場合には「255」の濃度データであるとし、ある閾値以下である場合には「0」の濃度データであるとして二値化した後、実際の濃度データと二値化された濃度データとの差分を誤差信号として求め、周辺の画素に配分する。誤差の配分は、予め定められたマトリクス上の重み係数を、二値化によって生じる誤差に対して掛け合わせ、周辺の画素に加算することによって行う。これによって、画像全体での濃度平均値は保存され、中間調を疑似的に二値で表現することができる。
【0054】
二値化された濃度データはプリンタ部2にあるスムージング部307に送られる。スムージング部307では、二値化した画像の線の端部が滑らかになるようにデータの補完を行い、補完が行われた画像データは露光制御部120へ出力される。露光制御部120は、前述のように画像データの静電潜像を感光体110上に形成する。
【0055】
次にスキャンした画像をネットワーク経由で転送する際の処理の流れである。
【0056】
前半部分の画像メモリ部3に濃度データを蓄積するところまでは前述したプリント時の処理の流れと同じであり、その後、画像データは画像メモリ部3から外部I/F処理部4に送られ、外部I/F処理部4からネットワークを経由して所望のコンピュータに転送される。
【0057】
図4は、画像メモリ部3の内部構成及び周辺装置を示すブロック図である。
【0058】
画像メモリ部3は、ページメモリ401、メモリコントローラ部402、圧縮/伸長部403、ハードディスク404から構成される。
【0059】
外部I/F処理部4及び画像処理部170から画像メモリ部3に送られてきた画像データは、メモリコントローラ部402によりページメモリ401に書き込まれ、その後、画像処理部170を介してプリンタ部2に送られるか、あるいは、ハードディスク404に蓄積される。ハードディスク404に画像データを蓄積する際には、画像データは、圧縮/伸長部403においてデータ圧縮され、圧縮データとしてハードディスク404に書き込まれる。メモリコントローラ402はまた、ハードディスク404に格納されている画像データのページメモリ401への読み出しも行う。その際には、ハードディスク404から読み出した圧縮データを圧縮/伸長部403を介して伸長し、復元した画像データをページメモリ401に書き込む。またメモリコントローラ部402は、ページメモリ401へ送るDRAMリフレッシュ信号の発生を行う。また、外部I/F処理部4、画像処理部170、ハードディスク404からページメモリ401へのアクセスの調停を行う。更に、CPU201の指示に従い、ページメモリ401への書き込みアドレス、ページメモリ401からの読み出しアドレス、読み出し方向などの決定制御を行う。
【0060】
これらの処理により、CPU201は、ページメモリ401において複数の原稿画像を並べてレイアウトを行ったうえで、画像処理部170を介してプリンタ部2に出力する機能や、画像の一部分のみ切り出して出力する機能や、画像回転を行う機能を制御することが可能となる。
【0061】
また、例えばソートモードに関しては、ある原稿束に対して画像メモリ部3に記録された順で画像を読み出しプリントする制御を複数回繰り返して実行する。このような制御を行うことより、本実施例での排紙処理装置190のような少数のビンしか持たないフィニッシャにおいても、ビンが多数あるソータと同じ役割を果たすことができる。
【0062】
図5は、外部I/F処理部4の内部構造及び周辺装置を示すブロック図である。
【0063】
外部I/F処理部4は、画像メモリ部3を介して、リーダ部1からの画像データを取り込み、ネットワークあるいは電話回線を介して外部コンピュータや外部のファクシミリに画像データを送る。また、外部のコンピュータあるいはファクシミリからネットワークあるいは電話回線を介して送られてきた画像データを、画像メモリ部3(と画像処理部170)を介して、プリンタ部2へ出力して画像形成を行う。
【0064】
外部I/F処理部4は、コア部506、ファクシミリ部501、ファクシミリ部501の通信画像データを保存するハードディスク502、外部コンピュータ11と接続するコンピュータインターフェイス部503、フォーマッタ部504、イメージメモリ部505から構成される。
【0065】
ファクシミリ部501はモデム(不図示)を介して公衆回線へと接続しており、公衆回線からのファクシミリ通信データの受信と、公衆回線へのファクシミリ通信データの送信を行う。ファクシミリ部501では、指定された時間にファクス送信を行うことや、あるいは相手からの指定パスワードによる問い合わせに応じて画像データを送信するなどのファクシミリ機能を、ハードディスク502に保存されたファクス用の画像を利用して実現する。
【0066】
これにより、一度リーダ部1から画像メモリ部3を介してファクシミリ部501に画像を送り、ファクシミリ用のハードディスク502へ画像を保存した後は、リーダ部1、画像メモリ部3をファクシミリ機能に使うことなしに、ファクス送信を行うことができる。
【0067】
コンピュータインターフェイス部503は、外部コンピュータ11とのデータ通信を行うインターフェイス部であり、ローカルエリアネットワーク(LAN)、シリアルI/F、SCSI−I/F、プリンタのデータ入力用のセントロI/Fなどを持つ。このコンピュータインターフェイス部503を介して、プリンタ部2、リーダ部1の状態を外部コンピュータ11に通知を行う。あるいは外部コンピュータ11からの指示で、リーダ部1で読み取った画像の外部コンピュータ11への転送を行う。
【0068】
コンピュータインターフェイス部503はまた、外部コンピュータ11からプリント画像データを受け取る。その際には、外部コンピュータ11から通知されるプリント画像データは専用のプリンタコードで記述されているため、フォーマッタ部504において、通知されたデータコードを、プリンタ部2で画像形成を行うことができるラスタイメージデータに変換する。変換されたラスタイメージデータはフォーマッタ部504によりイメージメモリ部505に展開される。一方でコンピュータインターフェイス部503を介して外部コンピュータ11に画像データを送信する際には、画像フォーマッタ部504は、画像メモリ部3から送られてきたプリント画像データに対して、イメージメモリ部505において、濃度変換、外部コンピュータ11で認識可能な画像フォーマットへの変換を行う。
【0069】
イメージメモリ部505は、このようにフォーマッタ部504のラスタイメージデータを展開するメモリとして使用されるほか、リーダ部1からの画像データを外部コンピュータ11に送る(ネットワークスキャナ機能)場合にも使用される。すなわち、リーダ部1からの画像をコンピュータインターフェイス部503経由で外部コンピュータ11に送る場合には、画像メモリ部3から送られる画像データをイメージメモリ部505に一度展開し、ここで外部コンピュータ11に送るデータの形式に変換したうえで、コンピュータインターフェイス部503から外部コンピュータ11に送出する。
【0070】
コア部506は、ファクシミリ部501、コンピュータインターフェイス部503、フォーマッタ部504、イメージメモリ部505、画像メモリ部3の相互間で行われるそれぞれのデータ転送を制御管理する。これにより、外部I/F処理部4に複数の画像出力部が接続されていても、また画像メモリ部3への画像転送路が一つであっても、コア部506の管理のもと排他制御、優先度制御が行われるため、画像出力は適切に行われる。
【0071】
図6は図2の画像形成装置における操作部203を示す図である。
【0072】
操作部203には、画像形成動作を開始するためのスタートキー602、画像形成動作を中断するためのストップキー603、置数設定等を行うテンキー604〜612および614、IDキー613、クリアキー615、リセットキー616、ユーザモードキー617などが配置されている。また、上部にタッチパネルが形成された液晶表示部620が配置されており、画面上にソフトキーを作成可能となっている。
【0073】
本画像形成装置では、コピー枚数、変倍、片面/両面モード、用紙給紙段の選択、ノンソート、ソート、ステイプルソート(綴じモード)などの後処理モード、その他の応用モードの設定などは操作部203からの入力操作により行われる(図6および図7(a))。
【0074】
また、ユーザが個別設定を行うためのユーザモードの設定も、操作部203からの入力操作により行われる。例えば、ユーザが使用する用紙種類を選択する際には、ユーザモードキー417を押下するとメニュー選択画面が表示部620に表示され(図7(b))、ソフトキーである「用紙種類の登録」を選択すると、図8(a)に示す2つの登録方法が表示される。用紙種類の選択を用紙の商品名称から行う場合は、ソフトキー「商品名称で登録」を選択すると、図8(b)に示すように商品名称の一覧が表示される。それぞれの商品名称のソフトキーを押下すると、選択欄に丸が表示され、ユーザが使用する用紙種類として選択されたこととなる。また、詳細情報を選択すると、図8(c)のようにそれぞれの用紙の詳細情報が表示される。これらの商品名称や詳細情報は、ROM206に記憶されており、選択された用紙種類はRAM205に記憶される。
【0075】
また、用紙種類を、直接データ入力する場合には、図8(a)において、ソフトキー「直接入力で登録」を選択すると、図8(d)に示すように直接入力によって登録された名称の一覧が表示される。「新規登録」を選択すると、図8(e)のような入力画面が表示され、名称、紙種、坪量などを入力又は選択することができる。最後にソフトキー「設定」を選択するともとの画面に戻り、入力を行った名称Bの用紙が選択された状態で登録される(図8(f))。このとき登録された情報はすべてRAM205に記憶される。
【0076】
次に、本発明を用いた実施形態について図9乃至図12で説明する。本発明では用紙の紙情報に動的にIDを割り当て、この割り当てた動的IDを用いて装置間の通信を行う。動的IDの割り当ては、紙情報の入力を行う画像形成装置100の操作部203を制御するCPU201で行われ、給紙装置1200等その他の装置は、画像形成装置100から割り当てられた動的IDとその紙情報を受信して、以降の通信を行う。紙情報の送信は、電源投入時の初期化時にはすべての紙情報を一括して送信(一括送信モード)し、ユーザモードで新たに用紙種類の登録を行った場合には、追加した紙情報のみを送信(分割送信モード)する。
【0077】
この基本動作を図9と図10のフローチャートを用いて説明する。
【0078】
図9は紙情報に動的IDを割り当て、通知を行う処理を示したもので、本実施例では、画像形成装置100の操作部203を制御するCPU201で実行される。
【0079】
まず、送信を行うのが、電源投入時か否か判断する(ステップ101)。電源投入時の場合は、ユーザが通常使用する用紙として登録しているすべての用紙の紙情報を一括して通知する(一括送信モード)ため、ステップ102に進む。電源投入時ではない場合は、ユーザモードによって新たに用紙種類の登録を行った場合であるので、登録を行った用紙の紙情報のみを通知する(分割送信モード)ため、ステップ104に進む。
【0080】
一括送信モードでは、送信するすべての紙情報に動的にIDを割り当て(ステップ102)、割り当てたすべての用紙の動的IDとその紙情報を通知する(ステップ103)。
【0081】
分割送信モードでは、まず、削除する紙情報があるか否か判断する(ステップ104)。削除するのは、ユーザモードの用紙種類の登録において、選択欄の丸の解除を行ったときである。削除する紙情報があった場合は、その削除する紙情報IDを通知する(ステップ105)。そしてステップ104に戻り、以降ステップ104〜ステップ105を繰り返す。削除する紙情報がなくなった場合はステップ106に進み、送信する紙情報に動的IDを割り当てる。次に、給紙装置1200等その他の装置に動的IDとその紙情報を送信する(ステップ107)。次に、他に送信する紙情報があるか否か判断され、あればステップ106に戻り、ステップ106〜ステップ108の処理を繰り返す。ステップ108にて他に送信する紙情報がなかった場合は、処理を終了する。
【0082】
続いて、図10を用いて、画像形成装置100から割り当てられた動的IDとその紙情報を受信した場合の処理を説明する。本実施例では、給紙装置1200などで実行される。
【0083】
まず、受信したデータが一括送信モードであるか否か判断する。一括送信モードであった場合は、紙情報を記憶している全領域の動的ID/紙情報を消去し(ステップ202)、次に受信したすべての動的IDと紙情報を記憶する(ステップ203)。ステップ201において一括送信モードでなかった場合は、分割送信モードであるので、ステップ204に進む。ステップ204では、受信したデータが紙情報の削除であるか否か判断する(ステップ204)。既に記憶されている紙情報の削除であった場合は受信した動的IDとその紙情報を消去し(ステップ205)処理を終了する。ステップ204において紙情報の削除でなかった場合には、ステップ206に進み、新たな紙情報を記憶して処理を終了する。
【0084】
図11は、上述した、紙情報通知時のコマンドの通信パケットの形態を示したものである。図11(a)は、一括送信モード時の通信パケット形態であり、コマンドとパケット全体のサイズを示すデータの後に、すべての紙情報データが配列されている。それぞれの紙情報データの詳細は図11(d)に示したようになっており、動的IDである紙情報ID、紙名称、紙種、坪量などの情報からなっている。紙名称は、ユーザモードの設定において、商品名称で登録された場合には、その選択された商品名称が、直接入力で登録された場合には、登録された名称が入っている。図11(b)は、分割送信モード時の通信パケット形態であり、コマンドとパケット全体のサイズを示すデータの後に、新しく登録する紙情報データが1つ配置されている。紙情報データの詳細は一括送信モードの時と同じく図11(d)のようになっている。また、分割送信モード時に、紙情報の削除を行う場合は図11(c)の通信パケットを用いて、削除する動的IDである紙情報IDのみが通知される。
【0085】
図12は、画像形成装置100が画像形成動作等の通常動作を行う際に使用される制御コマンドの通信パケット形態を示したものである。制御コマンドであるプリントコマンド(動作モードに応じて複数あり)に続いて、パケット全体のサイズ、給紙段、紙情報ID、用紙サイズなどが配列されている。ここで通知される用紙種類に関するデータは動的IDである紙情報IDのみであり、このコマンドを受信した各装置は、既に紙情報通知コマンドによって各装置に通知され記憶されている紙情報データから、受信した紙情報IDに対応する紙情報データを読み出し、制御を行う。
【0086】
以上説明したように、通常の制御コマンドにおけるパケットサイズが小さくなるので、通常動作時における通信データ量が少なくなり、通信負荷を減少することが可能となる。また、電源投入時に毎回、紙情報データを画像形成装置100から他の装置へ通知しているので、紙情報データは画像形成装置100のみに記憶しておけばよく、他の装置の記憶容量は削減できる。
【0087】
上述の説明では、画像形成装置100と他の装置とが通信を行う場合を例に挙げたが、画像形成装置100が複数の制御部に分かれ、それぞれの制御部がCPU(中央演算処理装置)を有する場合には、そのCPU間で同様の通信を行うことも可能である。
【0088】
更に、外部コンピュータ(図5の11)からネットワークを介し、外部I/F処理部4を経由して通信を行う場合にも同様の仕組みで通信を行うことが可能である。
【実施例2】
【0089】
本発明の第2の実施の形態について図を参照しながら説明する。
【0090】
図13は、本発明の実施例2に関わる紙情報の通知形態を示した図である。画像形成装置内の画像処理部からプリンタへ紙情報を通紙する場合を例に挙げている。なお、画像形成装置の構成や、通信パケット形態については、前述した実施例と同様であるので省略する。
【0091】
第2の実施の形態では、一般的によく使用される用紙については、予め全装置でその紙情報IDと紙情報データを記憶しており、特殊な用紙や、新規で追加された用紙のみ、その紙情報データに対して動的に紙情報IDを割り当て、通信を行うものである。
【0092】
図13(a)は電源投入時の初期化時や、新規でユーザが使用する用紙が登録された場合の紙情報の通知形態を示している。紙情報のうち、一般的に使用されるものは標準紙(紙情報IDは標準紙1、2、3、・・・)として定義され、それぞれの制御部で予め記憶されているため、通知は行われない。一方、特殊な用紙や、新規で追加された用紙の場合は、特殊紙(特殊紙1、2、3、・・・)として動的に紙情報IDが割り当てられ、初期化時や用紙登録時に図のように通知が行われる。
【0093】
図13(b)は、通常制御時の制御コマンドにおける、紙情報IDの流れを示している。標準紙の場合も、特殊紙の場合も、紙情報IDのみが制御コマンドで通知され、それぞれの紙情報データは図13(a)に示すROMデータ又はRAMデータから、紙情報IDに対応した紙情報が参照される。
【0094】
以上のような通知の形態を取ることで固定的な紙情報IDと、動的な紙情報IDを併用することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0095】
【図1】本発明に関わる本体構成図
【図2】本発明に関わる制御部構成図
【図3】本発明に関わる画像処理部170の構成図
【図4】本発明に関わる画像メモリ部3の構成図
【図5】本発明に関わる外部I/F処理部4の構成図
【図6】本発明に関わる操作表示装置を示した図
【図7】本発明に関わる表示部を示した図
【図8】本発明に関わる表示部を示した図
【図9】本発明に関わる紙情報送信処理を示したフローチャート
【図10】本発明に関わる紙情報受信処理を示したフローチャート
【図11】本発明に関わる紙情報通知時の通信パケット形態を示した図
【図12】本発明に関わる制御コマンドの通信パケット形態を示した図
【図13】本発明の実施例2に関わる紙情報の通知形態を示した図
【符号の説明】
【0096】
3 画像メモリ部
100 画像形成装置
201 CPU
203 操作部
1200 大容量給紙装置

【特許請求の範囲】
【請求項1】
転写紙の紙情報を入力する入力手段と、
1つの紙情報に対して、1つのIDを動的に割り当てるID割り当て手段と、
前記紙情報と該紙情報に割り当てられた動的IDを通知する通信手段と、を有する第一の装置と、
画像データに基づき転写紙に画像形成を行う画像形成手段と、
前記紙情報および動的IDを記憶する記憶手段と、を有する第二の装置と、
で構成される画像形成装置において、
画像形成装置の第一状態において、紙情報と該紙情報に割り当てられた動的IDを同時に通知して前記記憶手段に記憶し、
画像形成装置の第二状態において、通知された動的IDに対する紙情報を前記記憶手段から参照し、該紙情報に応じて前記画像形成手段を制御する制御手段と、
を備えたことを特徴とする画像形成システム。
【請求項2】
前記画像形成装置の第一状態は、電源投入時であることを特徴とする、請求項1に記載の画像形成システム。
【請求項3】
前記画像形成装置の第一状態は、前記入力手段によって紙情報が入力された時であることを特徴とする、請求項1に記載の画像形成システム。
【請求項4】
前記画像形成装置の第二状態は、画像形成を行う時であることを特徴とする、画像形成システム。
【請求項5】
第一の装置において、
転写紙の情報を記憶する紙情報記憶手段と、
前記紙情報記憶手段から紙情報を参照して転写紙の名称一覧の表示を行う表示手段とを有し、
前記紙情報は、前記表示手段に表示された転写紙の名称一覧から選択することによって登録されることを特徴とする、請求項1に記載の画像形成システム。
【請求項6】
前記紙情報は、紙質を示す各種データを直接入力することによって登録されることを特徴とする、請求項1に記載の画像形成システム。
【請求項7】
前記紙情報は、紙質を示す、坪量、コート/非コート紙、厚紙、サイズ、タブ紙等の情報であることを特徴とする、請求項1に記載の画像形成システム。
【請求項8】
複数の装置で構成される画像形成装置、又は、複数の中央演算処理装置(CPU)によって制御される画像形成装置であって、
画像データに基づき転写紙に画像形成を行う画像形成手段と、
画像形成装置の制御情報を入力する入力手段と、
前記制御情報に対してIDを動的に割り当てるID割り当て手段と、
前記制御情報と、該制御情報に割り当てられた動的IDを同時に送信する第一通信手段と、
動的IDのみを送信する第二通信手段と、
前記制御情報に応じて前記画像形成手段を制御する制御手段と、
を備えたことを特徴とする画像形成システム。
【請求項9】
前記第一通信手段は、電源投入時に通信を行うことを特徴とする、請求項8に記載の画像形成システム。
【請求項10】
前記第一通信手段は、前記入力手段によって画像形成装置の制御情報が入力された時に通信を行うことを特徴とする、請求項8に記載の画像形成システム。
【請求項11】
前記第二通信手段は、画像形成を行う時に通信を行うことを特徴とする、請求項8に記載の画像形成システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2006−35444(P2006−35444A)
【公開日】平成18年2月9日(2006.2.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−214256(P2004−214256)
【出願日】平成16年7月22日(2004.7.22)
【出願人】(000001007)キヤノン株式会社 (59,756)
【Fターム(参考)】