説明

画像形成装置、画像形成システム及びカートリッジ

【課題】 画像形成装置において、正規部品に交換するまで画像形成装置が使用できないといった問題を発生させることなく、不正部品の使用を回避し、不具合の発生を防止する。
【解決手段】 所定のトナーカートリッジ2が着脱可能に装着される画像形成装置1であって、装着されたトナーカートリッジ2の正当性を判定するトナー判定部12と、トナー判定部12により正当性が認められない場合には、表示部11を介して所定通知を行い、その後の所定のタイミングに応じて電源部10からの電力供給を停止させる連続稼働時間判定部13及び連続出力枚数判定部14と、からなる構成としてある。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、画像形成装置に関し、より詳しくは、トナーコンテナ等、着脱可能な部品が装着される画像形成装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、レーザプリンタ等の画像形成装置においては、現像媒体としてトナーを充填したトナーコンテナ(又はトナーカートリッジ)が用いられている。
ユーザは、トナー残量が少なくなった場合、新たなトナーコンテナに交換して利用を行うこととなるが、昨今、トナー詰め替え業者による低価格なトナーコンテナの再生品を購入し、使用するケースが増えている。
しかし、再生品に充填されるトナーは、その組成成分がいわゆる純正品のトナーとは異なっているため、黒スジ、黒点、白点などの印字品質の低下を起こすおそれがある。
また、トナーが定着ローラに付着して固まり、感光ドラム等を損傷させることもある。
【0003】
このため、不正な再生品の使用を防止すべく特許文献1に記載するような画像形成装置が提案されている(例えば、特許文献1、参照)。
この画像形成装置によると、不適正なトナーコンテナがプリンタ本体に装着されたことを検知すると、所定の警告を行うと同時にプリンタの実行が禁止される旨の説明がされている。
具体的には、トナーが無くなりプリンタから取り出される際にトナーコンテナに付されたメモリ等にトナーがなくなったことを示す空きデータを記録するようにしたうえで、その後、不特定のプリンタがトナーコンテナからこの空きデータを抽出した場合には、そのトナーコンテナを再生品とみなし、プリンタの作動を直ちに停止させるようにしている。
【0004】
【特許文献1】特開2004−220048号公報(第1−11頁、第6図)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1に記載されているプリンタのように、いわゆる再生品の使用を直ちに妨げると、正規の部品を発注して交換するまでの間、プリンタを使用できないので、一般消費者の利益を損なう可能性が高く、問題となっていた。
【0006】
本発明は、以上のような従来の技術が有する問題を解決するために提案されたものであり、一般消費者の利益を確保しつつ、部品の交換を円滑に促すことによって不具合の発生を防止する画像形成装置、画像形成システム及びカートリッジの提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するため、本発明の画像形成装置は、請求項1に記載するように、所定の部品が着脱可能に装着される画像形成装置であって、装着された部品の正当性を判定する判定手段と、前記判定手段による正当性が認められない場合には、所定の通知を行うとともに、その後の所定のタイミングに応じて機能の一部又は全部を停止させる制御手段と、を備えた構成としてある。
【0008】
このような構成からなる本発明の画像形成装置によれば、装着された部品が不適切なものであると判定された場合には、ユーザに対してその旨の通知を行うとともに、その後の所定のタイミングに応じて画像形成装置の機能の一部又は全部を停止するようにしてある。
すなわち、不正部品を検知した際に、直ちに機能停止を行うのではなく、その部品が不正品であり、そのままでは故障等が発生するおそれがあることをユーザに警告し十分認識させた上で作動停止ができるように制御することが可能となっている。
このため、いわゆる再生品の取引をいたずらに妨害することなく、他方、再生品を含む不正部品の継続使用による不具合の発生を防ぐことが可能となっている。
したがって、正規の部品を発注して交換するまでの間、プリンタを使用できなくなるといった問題を生じさせることなく、正規品の使用を促すことが可能である。
【0009】
また、本発明の画像形成装置は、請求項2に記載するように、前記制御手段は、前記判定手段により正当性が認められない場合には、所定の通知を行うとともに、一定時間が経過した後及び/又は一定量の所定処理が実行された後に機能の一部又は全部を停止させるようにしている。
【0010】
このような構成からなる本発明の画像形成装置によれば、不正な部品が装着された場合には、警告を行うとともに、一定時間が経過した後及び/又は一定量の所定処理が実行された後のタイミングを待って作動停止などの制限を与えるようにしている。
これにより、不正部品が装着されていることを示して不正部品の交換を促すとともに、相当時間の経過を経て作動停止等を行うことで不正部品の使用による不具合の発生を未然に防ぐようにしている。
また、作動停止のトリガーとなる経過時間や処理量は、画像形成装置の性能等に合わせて変更することが可能である。
このため、一般消費者の利益を確保しつつ、より円滑に、正規品の使用を促すことが可能となる。
【0011】
また、本発明の画像形成装置は、請求項3に記載するように、装着された部品に付された識別情報を抽出する抽出手段を備え、前記判定手段は、抽出した前記識別情報に基づき、装着された前記部品の正当性を判定する構成としてある。
【0012】
このような構成からなる本発明の画像形成装置によれば、所定の識別情報を定めておき、装着部品から抽出した識別情報にもとづきその部品が不正なものか否かを判定するようにしている。
具体的には、部品に貼付されるRFID等にこれらデータを記録しておき、部品が本体に装着される際、このデータの抽出を試みる。
識別情報としては、例えば、製造年月日等からなる正規品を示すデータでもよく、また、一定の消耗がなされている等、再生品を示すデータであってもよい。
そして、識別データが抽出されるか否か、抽出データが正規品を示すデータか否か、再生品を示すデータか否かといった様々な判断に基づいて装着部品の正当性を判定する。
したがって、装着された部品の正当性を容易に判別しながら、不正部品の使用を効果的に防止することが可能となっている。
【0013】
また、本発明の画像形成装置は、請求項4に記載するように、前記部品は、トナーコンテナである構成としてある。
【0014】
このような構成からなる本発明の画像形成装置によれば、正規のトナーコンテナに予め所定の識別情報を付しておくことによって、装着されたトナーコンテナの正当性を容易に判別することが可能となる。
そして、正当性が認められないトナーコンテナの装着が検知された場合には、所定の通知を行うとともに、一定時間経過後又は一定量の処理がされた後に機能の一部又は全部を停止させるようにしている。
したがって、不正なトナーコンテナを容易に検出するだけでなく、正規品に交換されるまでの間、プリンタが使用できなくなるという問題を生じさせることなく、円滑に不正コンテナの使用を回避させることが可能となる。
【0015】
また、本発明の画像形成システムは、請求項5に記載するように、所定の部品が着脱可能に装着される画像形成装置において不正な部品の使用を防止するシステムであって、前記画像形成装置は、装着された部品の正当性を判定する判定手段と、前記判定手段による正当性が認められない場合には、所定の通知を行うとともに、一定時間が経過した後又は一定量の処理がされた後に機能の一部又は全部を停止させる制御手段と、を備える構成としてある。
【0016】
このような構成からなる本発明の画像形成システムによれば、上述の装置発明だけでなく、システム発明としても実現化することができる。
このため、発明の具体化及び早期実現が容易に可能となる。
【0017】
また、本発明のカートリッジは、請求項6に記載するように、装着された部品の正当性が認められない場合に所定の通知を行うとともに一定時間が経過した後又は一定量の処理がされた後に機能の一部又は全部を停止させる画像形成装置に着脱可能なカートリッジであって、前記正当性の判定に用いる識別情報を付する手段と、前記識別情報を正当性の判定のために提供する手段と、を備えた構成としてある。
このため、画像形成装置におけるカートリッジの正当性の判別を容易にし、不正なカートリッジが装着された際の警告や装置本体の作動停止などの不正使用防止に係る制御を円滑に実行させることが可能となる。
また、本発明のカートリッジは、上述の構成を満たすことで様々なタイプの画像形成装置に適用することができるようになるため、汎用性、流通性に優れたカートリッジを容易に実現することができる。
【発明の効果】
【0018】
以上のように、本発明の画像形成装置によれば、正規の部品を発注して交換するまでの間、画像形成装置が使用できないといった問題を生じさせることなく、不正部品使用による不具合の発生を効果的に防止することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0019】
以下、本発明の好ましい実施形態について図1〜図5を参照して説明する。
ここで、以下に示す本実施形態の画像形成装置は、プログラム(ソフトウェア)の命令によりコンピュータで実行される処理,手段,機能によって実現される。プログラムは、コンピュータの各構成要素に指令を送り、以下に示すような所定の処理・機能を行わせる。すなわち、本実施形態の画像形成装置における各処理・手段は、プログラムとコンピュータとが協働した具体的手段によって実現される。
なお、プログラムの全部又は一部は、例えば、磁気ディスク,光ディスク,半導体メモリ,その他任意のコンピュータで読取り可能な記録媒体により提供され、記録媒体から読み出されたプログラムがコンピュータにインストールされて実行される。また、プログラムは、記録媒体を介さず、通信回線を通じて直接にコンピュータにロードし実行することもできる。
【0020】
図1は、本発明の一実施形態に係る画像形成装置の構成を示した機能ブロック図である。
同図に示すとおり、本実施形態の画像形成装置1は、主に、電源部10、表示部11、トナー判定部12、連続稼働時間判定部13及び連続出力枚数判定部14からなり、所定のトナーコンテナ3(図2参照)とともに画像形成システムを構成する。
【0021】
電源部10は、装置の動力源となる電力を供給するものであり、図1に示すように表示部11に電力を供給する役割も有するが、特に本実施形態においては、連続稼働時間判定部13及び連続出力枚数判定部14との連携により本体への電力供給を停止する役割を有している。
表示部11は、液晶ディスプレイ等の表示手段であり、ユーザに様々な情報を提供するものである。
本実施形態においては、装置本体に装着されたトナーコンテナ2が適正でないと判断された場合にその旨を表示部11に表示してユーザに通知するようにしている。
【0022】
トナー判定部12は、装着されたトナーコンテナ2が適正なものか否かを判定するものであり、本発明の判定手段を構成する。
具体的には、トナーコンテナ2に付されたRFID3に記録されている識別情報を本体側に備えられたセンサ(本発明の抽出手段)で抽出し、その識別情報に基づきトナーコンテナが適正品か否かを判定する。
識別情報としては、例えば、製造年月日等からなる正規品を示すデータでもよく、また、一定の消耗がなされている等、再生品を示すデータであってもよい。
そして、識別情報が抽出されるか否か、抽出データが正規品を示すデータか否か、再生品を示すデータか否かといった判断に基づいて装着されたトナーコンテナの正当性を判定する。
【0023】
実際は、図2に示すようにトナーコンテナ2に付されたRFID3を、図3に示す本体側のセンサ4によって検知し、さらにそのRFID3から識別情報の抽出を試みる。
なお、図2は、適正なトナーコンテナ2にRFID3が貼付された様子を示した説明図であり、図3は、トナーコンテナ2のRFID3を読み取るセンサ4を示した説明図である。
これらの図に示されるように、適正なトナーコンテナ2を挿入部に挿入した際にRFID3の読み取りがスムーズに行われるよう、挿入部の上壁面においてトナーコンテナ2上のRFID3に対向する部分にセンサ4を配置することが望ましい。
【0024】
連続稼働時間判定部13は、予め設定された時間経過に伴う制御を行い、連続出力枚数判定部14は、予め設定された出力枚数の超過に伴う制御を行い、それぞれ本発明の制御手段を構成するものである。
具体的には、連続稼働時間判定部13は、トナー判定部12が不正なトナーコンテナ2を検出した後又は表示部11が所定の通知を行った後の時間を計測し、その時間が予め設定した時間を経過した場合には電源部10との連携により、装置電源を強制的に停止することとしている。
一方、連続出力枚数判定部14は、トナー判定部12が不正なトナーコンテナ2を検出した後又は表示部11が所定の通知を行った後の連続出力枚数を計測し、その出力枚数が予め設定した枚数を超過した場合には電源部10との連携により装置電源を強制的に停止するようにしている。
【0025】
なお、上述のような電力停止制御に限らず、図示しない出力部や操作部との連携により、出力そのものを停止したり、ユーザ操作を無効とする等の制限を行うようにしても良い。
また、これらの制御は、連続稼働時間判定部13又は連続出力枚数判定部14の双方の判定が認められた場合に実行される仕組みでもよく、また、いずれかの判定が認められた場合のみ実行される仕組みであっても良い。
さらに、このような制御により画像形成装置の作動が停止される状況においても、ユーザが所定操作を行うことによって、通常の作動が継続できるようにしても良い。
【0026】
次に、以上のような構成からなる本実施形態の画像形成装置におけるトナーコンテナ装着時の制御手順について図4を参照しながら説明する。
図4は、本発明の本実施形態に係る画像形成装置におけるトナーコンテナ装着時の制御手順を示したフローチャートである。
ここでは、まず、何らかのトナーコンテナ2が画像形成装置に装着されたものとして以下説明を行う。
【0027】
図4に示すとおり、まず、トナー判定部12は、装着されたトナーコンテナ2が適正なものかどうかを判定する(S11)。
具体的には、トナーコンテナ2に付されたRFID3に記録されている識別情報を本体側に備えられたセンサ(本発明の抽出手段)で抽出し、その識別情報に基づきトナーコンテナが適正品か否かを判定する。
判定は、識別情報が抽出されるか否か、抽出データが正規品を示すデータか否か、再生品を示すデータか否かといった様々な判断に基づいて行う。
【0028】
ステップS11において、トナーコンテナ2が適正なものでないと判定された場合(S11:NO)、表示部11は、その旨を表示してユーザに通知する(S12)。
例えば、図5に示すように、「故障の原因となる不適正なトナーが使用されているため、連続稼働時間、連続出力枚数が制限される」旨の警告を、画像形成装置1の液晶ディスプレイ等上に表示させる。
なお、ステップS11において、トナー判定部12が、トナーコンテナ2が適正であると判定した場合には(S11:YES)、特段の通知は行われず、通常の動作となることは言うまでもない。
【0029】
ステップS11において、トナー判定部12が、トナーコンテナ2が適正なものでないと判定したとき、又は、ステップS12において表示部11が所定の表示を行ったときを起点として、連続稼働時間判定部13及び連続出力枚数判定部14は、連続使用時間及び連続出力枚数の計測を開始する。
【0030】
そして、連続使用時間が予め定めた規定時間を超過したことを連続稼働時間判定部13が判定した場合(S13:YES)、電源部10は装置への電力供給を停止させる(S15)。
また、連続出力枚数が予め定めた規定数を超過したことを連続出力枚数判定部14が判定した場合(S14:YES)、電源部10は装置への電力供給を停止させる(S15)。
一方、連続使用時間が規定時間を超過し、かつ、連続出力枚数が規定数を超過するまでの間は、装置への電力供給は停止されず、通常の動作状態が維持される(S13:NO,S14NO)。
【0031】
以上説明したように、本実施形態の画像形成装置1によれば、トナー判定部12が、装着されたトナーコンテナ2が適正品かどうかを判断するようにしている。
そして、トナー判定部12が、不正なトナーコンテナ2を検出した場合には、ユーザに警告を行うとともに、その後の経過時間及び出力枚数の計測を開始し、連続稼働時間判定部13が所定時間を計測するか、連続出力枚数判定部14が所定出力枚数を計測したときには、電源部10からの電力供給を停止するようにしている。
このため、不正なトナーコンテナ2の使用による色ムラ等の不具合発生を防止することが可能である。
【0032】
また、不正なトナーコンテナ2が検出された場合に、直ちに、電源部10からの供給電力を停止させるのではなく、相当時間の経過後に電源が停止するように制御を行うようにしている。
すなわち、そのトナーコンテナ2が不正品でありそのまま使用すると故障等が発生することをユーザが十分に認識した上で、画像形成装置1の作動停止を行うようにしている。
【0033】
したがって、本実施形態の画像形成装置によれば、正規の部品を発注して交換するまでの間、プリンタを使用できなるといった問題を生じさせることなく、不正品使用による不具合発生を回避することができ、高い信頼性を発揮することが可能となっている。
【0034】
以上、本発明の画像形成装置について、好ましい実施形態を示して説明したが、本発明にかかる画像形成装置は、上述した実施形態にのみ限定されるものではなく、本発明の範囲で種々の変更実施が可能であることは言うまでもない。
例えば、本発明は、画像形成装置及びトナーコンテナに限らず、他の一般的な装置及びこれに着脱可能に装着される部品であればよい。
このため、より汎用性・拡張性に優れたシステム、装置又は部品を実現化することができる。
【産業上の利用可能性】
【0035】
本発明は、着脱可能なトナーコンテナを備えた画像形成装置に好適に利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0036】
【図1】本発明の一実施形態に係る画像形成装置の構成を示す機能ブロック図である。
【図2】本発明の一実施形態に係るトナーコンテナにRFIDが貼付された様子を示した説明図である。
【図3】本発明の一実施形態に係る画像形成装置に装着されたトナーコンテナのRFIDを読み取るセンサを示した説明図である。
【図4】本発明の一実施形態に係る画像形成装置におけるトナーコンテナ装着時の制御手順を示したフローチャートである。
【図5】本発明の一実施形態に係る画像形成装置において不正なトナーコンテナが装着された場合のディスプレイ表示例を示した説明図である。
【符号の説明】
【0037】
1 画像形成装置
10 電源部
11 表示部
12 トナー判定部
13 連続稼働時間判定部
14 連続出力枚数判定部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
所定の部品が着脱可能に装着される画像形成装置であって、
装着された部品の正当性を判定する判定手段と、
前記判定手段により正当性が認められない場合に、所定の通知を行うとともに、当該通知後、所定のタイミングで画像形成機能の一部又は全部を停止させる制御手段と、
を備えることを特徴とする画像形成装置。
【請求項2】
前記制御手段は、
前記所定の通知後、一定時間が経過した後、及び/又は一定量の所定処理が実行された後に機能の一部又は全部を停止させる請求項1記載の画像形成装置。
【請求項3】
装着された前記部品に付された識別情報を抽出する抽出手段を備え、
前記判定手段は、
抽出した前記識別情報に基づき、装着された部品の正当性を判定する請求項1又は2記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記部品は、トナーコンテナである請求項1乃至3のいずれか一項記載の画像形成装置。
【請求項5】
所定の部品が着脱可能に装着される画像形成装置において適正な部品の使用を促す画像形成システムであって、
前記画像形成装置は、
装着された部品の正当性を判定する判定手段と、
前記判定手段による正当性が認められない場合に、所定の通知を行うとともに、当該通知後、所定のタイミングで画像形成機能の一部又は全部を停止させる制御手段と、を備えることを特徴とする画像形成システム。
【請求項6】
装着された部品の正当性が認められない場合に所定の通知を行うとともに、当該通知後、所定のタイミングで画像形成機能の一部又は全部を停止させる画像形成装置に着脱可能なカートリッジであって、
前記正当性の判定に用いる識別情報を付する手段と、
前記識別情報を前記正当性の判定のために提供する手段と、
を備えることを特徴とするカートリッジ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2009−186597(P2009−186597A)
【公開日】平成21年8月20日(2009.8.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−24222(P2008−24222)
【出願日】平成20年2月4日(2008.2.4)
【出願人】(000006150)京セラミタ株式会社 (13,173)
【Fターム(参考)】