説明

画像表示装置、画像表示方法、プログラム及び情報記憶媒体

【課題】画像が見えづらくなることを防ぎつつ、指し示す対象がわかりやすいカーソル機能を備えた画像表示装置を提供する。
【解決手段】ライブラリビュー空間生成表示部106が、仮想3次元空間内の配置面上に少なくとも1つの対象画像を配置する。ライブラリビュー空間生成表示部106が、配置面上に閉領域を示すカーソル画像を配置する。ライブラリビューカーソル画像移動部108が、ユーザから受け付ける操作信号に応じて、カーソル画像を配置面に沿って移動させる。ライブラリビュー画像位置関係変化部110が、配置面上におけるカーソル画像の位置と対象画像の位置との間の距離が所定の範囲内である場合に、視点から対象画像までの距離が、視点からカーソル画像までの距離よりも短くなるよう、カーソル画像と対象画像との相対的な位置関係を変化させる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、画像表示装置、画像表示方法、プログラム及び情報記憶媒体に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、デジタルカメラで撮影した画像や、インターネットから取得した画像など、個人が保有する画像の数は膨大になっており、それらを効率よく閲覧するための各種コンピュータソフトウェアが知られている。特許文献1には、人物の顔を表す画像を表示する顔画像表示装置に関する技術が開示されている。
【0003】
このようなコンピュータソフトウェアでは、拡大表示の対象とすべき画像の選択処理などのように、複数の画像のうちから1つの画像を選択する処理の対象として、画像を特定するためのカーソル画像が用いられることが多い。カーソル画像は、例えば、特定される画像の上に重ねて表示される矢印の画像や、特定される画像の周囲を囲む枠状の画像として表示されたりする。
【特許文献1】欧州特許出願公開第1923835号明細書
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、矢印の画像などのカーソル画像が特定される画像の上に重ねて表示されると、特定される画像自体が見えづらくなってしまいユーザにとって不便である。一方で、特定される画像の周囲を囲む枠状のカーソル画像は、一点を指し示さないため、画像が選択されていない際には、カーソル画像が指し示す位置がわかりにくくなってしまう。
【0005】
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであって、画像が見えづらくなることを防ぎつつ、指し示す対象がわかりやすいカーソル機能を備えた画像表示装置、画像表示方法、プログラム及び情報記憶媒体を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本発明に係る画像表示装置は、仮想3次元空間内に配置されている視点から視線方向を見た様子を表す画像を表示する画像表示装置であって、前記仮想3次元空間内の配置面上に少なくとも1つの対象画像を配置する対象画像配置手段と、前記配置面上に閉領域を示すカーソル画像を配置するカーソル画像配置手段と、ユーザから受け付ける操作信号に応じて、前記カーソル画像を前記配置面に沿って移動させるカーソル画像移動手段と、前記配置面上における前記カーソル画像の位置と前記対象画像の位置との間の距離が所定の範囲内である場合に、前記視点から前記対象画像までの距離が、前記視点から前記カーソル画像までの距離よりも短くなるよう、前記カーソル画像と前記対象画像との相対的な位置関係を変化させる画像位置関係変化手段と、を含むことを特徴とする。
【0007】
また、本発明に係る画像表示方法は、仮想3次元空間内に配置されている視点から視線方向を見た様子を表す画像を表示する画像表示方法であって、前記仮想3次元空間内の配置面上に少なくとも1つの対象画像を配置する対象画像配置ステップと、前記配置面上に閉領域を示すカーソル画像を配置するカーソル画像配置ステップと、ユーザから受け付ける操作信号に応じて、前記カーソル画像を前記配置面に沿って移動させるカーソル画像移動ステップと、前記配置面上における前記カーソル画像の位置と前記対象画像の位置との間の距離が所定の範囲内である場合に、前記視点から前記対象画像までの距離が、前記視点から前記カーソル画像までの距離よりも短くなるよう、前記カーソル画像と前記対象画像との相対的な位置関係を変化させる画像位置関係変化ステップと、含むことを特徴とする。
【0008】
また、本発明に係るプログラムは、仮想3次元空間内に配置されている視点から視線方向を見た様子を表す画像を表示する画像表示装置としてコンピュータを機能させるプログラムであって、前記仮想3次元空間内の配置面上に少なくとも1つの対象画像を配置する対象画像配置手段、前記配置面上に閉領域を示すカーソル画像を配置するカーソル画像配置手段、ユーザから受け付ける操作信号に応じて、前記カーソル画像を前記配置面に沿って移動させるカーソル画像移動手段、前記配置面上における前記カーソル画像の位置と前記対象画像の位置との間の距離が所定の範囲内である場合に、前記視点から前記対象画像までの距離が、前記視点から前記カーソル画像までの距離よりも短くなるよう、前記カーソル画像と前記対象画像との相対的な位置関係を変化させる画像位置関係変化手段、として前記コンピュータを機能させることを特徴とする。
【0009】
また、上記のプログラムはコンピュータ読み取り可能な情報記憶媒体に記憶することもできる。
【0010】
本発明によると、カーソル画像の位置と対象画像の位置との間の距離が所定の範囲内である場合に、対象画像がカーソル画像よりも視点側に配置されるので、対象画像が見えづらくなることを防ぐことができる。そして、カーソル画像の位置と対象画像の位置との間の距離が所定の範囲内である場合に、カーソル画像と対象画像との相対的な位置関係が変化するので、指し示す対象である対象画像がユーザにわかりやすく提示される。そのため、画像が見えづらくなることを防ぎつつ、指し示す対象をユーザにわかりやすく提示することができる。
【0011】
本発明の一態様では、前記画像位置関係変化手段が、前記対象画像の前記配置面からの距離を変化させることを特徴とする。こうすれば、対象画像と配置面との距離が変化するので、指し示す対象となる対象画像がユーザにわかりやすく提示される。
【0012】
また、本発明の一態様では、前記カーソル画像が前記対象画像よりもサイズが大きいことを特徴とする。こうすれば、対象画像がカーソル画像よりも視点側に配置される場合でも、カーソル画像の位置をユーザに認識させることができる。
【0013】
また、本発明の一態様では、前記カーソル画像移動手段が、前記配置面上における前記カーソル画像の位置と前記対象画像の位置との間の距離が所定の範囲内である場合に、前記カーソル画像内の代表点と前記対象画像内の代表点との間の距離に応じて前記カーソル画像と前記対象画像とを接近させることを特徴とする。こうすれば、カーソル画像の位置と対象画像の位置との間の距離が所定の範囲内であれば、カーソル画像と対象画像とが接近するので、対象画像を容易に指し示すことが容易となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
以下、本発明の一実施形態について図面に基づき詳細に説明する。
【0015】
図1は、本実施形態に係るエンタテインメントシステム(画像表示装置)10のハードウェア構成を示す図である。図1に示すように、エンタテインメントシステム10は、MPU(Micro Processing Unit)11と、メインメモリ20と、画像処理部24と、モニタ26と、入出力処理部28と、音声処理部30と、スピーカ32と、光ディスク読み取り部34と、光ディスク36と、ハードディスク38と、インタフェース(I/F)40,44と、コントローラ42と、カメラユニット46と、ネットワークインタフェース48と、を含んで構成されるコンピュータシステムである。
【0016】
図2は、MPU11の構成を示す図である。図2に示すように、MPU11は、メインプロセッサ12と、サブプロセッサ14a,14b,14c,14d,14e,14f,14g,14hと、バス16と、メモリコントローラ18と、インタフェース(I/F)22と、を含んで構成される。
【0017】
メインプロセッサ12は、図示しないROM(Read Only Memory)に記憶されるオペレーティングシステム、例えばDVD(Digital Versatile Disk)−ROM等の光ディスク36から読み出されるプログラム及びデータや、通信ネットワークを介して供給されるプログラム及びデータ等に基づいて、各種情報処理を行ったり、サブプロセッサ14a乃至14hに対する制御を行ったりする。
【0018】
サブプロセッサ14a乃至14hは、メインプロセッサ12からの指示に従って、各種情報処理を行ったり、エンタテインメントシステム10の各部を、例えばDVD−ROM等の光ディスク36から読み出されるプログラム及びデータや、通信ネットワークを介して供給されるプログラム及びデータ等に基づいて制御したりする。
【0019】
バス16は、アドレス及びデータをエンタテインメントシステム10の各部でやり取りするためのものである。メインプロセッサ12、サブプロセッサ14a乃至14h、メモリコントローラ18、インタフェース22は、バス16を介して相互にデータ授受可能に接続される。
【0020】
メモリコントローラ18は、メインプロセッサ12及びサブプロセッサ14a乃至14hからの指示に従って、メインメモリ20へのアクセスを行う。メインメモリ20には、光ディスク36やハードディスク38から読み出されたプログラム及びデータや、通信ネットワークを介して供給されたプログラム及びデータが必要に応じて書き込まれる。メインメモリ20はメインプロセッサ12やサブプロセッサ14a乃至14hの作業用としても用いられる。
【0021】
インタフェース22には画像処理部24及び入出力処理部28が接続される。メインプロセッサ12及びサブプロセッサ14a乃至14hと、画像処理部24又は入出力処理部28と、の間のデータ授受はインタフェース22を介して行われる。
【0022】
画像処理部24は、GPU(Graphical Processing Unit)とフレームバッファとを含んで構成される。GPUは、メインプロセッサ12やサブプロセッサ14a乃至14hから供給される画像データに基づいてフレームバッファに各種画面を描画する。フレームバッファに形成された画面は、所定のタイミングでビデオ信号に変換されてモニタ26に出力される。なお、モニタ26には例えば家庭用テレビ受像機が用いられる。
【0023】
入出力処理部28には、音声処理部30、光ディスク読み取り部34、ハードディスク38、インタフェース40,44が接続される。入出力処理部28は、メインプロセッサ12及びサブプロセッサ14a乃至14hと、音声処理部30、光ディスク読み取り部34、ハードディスク38、インタフェース40,44、ネットワークインタフェース48と、の間のデータ授受を制御する。
【0024】
音声処理部30は、SPU(Sound Processing Unit)とサウンドバッファとを含んで構成される。サウンドバッファには、光ディスク36やハードディスク38から読み出されたゲーム音楽、ゲーム効果音やメッセージなどの各種音声データが記憶される。SPUは、これらの各種音声データを再生してスピーカ32から出力させる。なお、スピーカ32には例えば家庭用テレビ受像機の内蔵スピーカが用いられる。
【0025】
光ディスク読み取り部34は、メインプロセッサ12及びサブプロセッサ14a乃至14hからの指示に従って、光ディスク36に記憶されたプログラムやデータを読み取る。なお、エンタテインメントシステム10は、光ディスク36以外の他のコンピュータ読み取り可能な情報記憶媒体に記憶されたプログラムやデータを読み取り可能に構成してもよい。
【0026】
光ディスク36は例えばDVD−ROM等の一般的な光ディスク(コンピュータ読み取り可能な情報記憶媒体)である。また、ハードディスク38は一般的なハードディスク装置である。光ディスク36やハードディスク38には各種プログラムやデータがコンピュータ読み取り可能に記憶される。
【0027】
インタフェース(I/F)40,44は、コントローラ42やカメラユニット46等の各種周辺機器を接続するためのインタフェースである。このようなインタフェースとしては、例えばUSB(Universal Serial Bus)インタフェースが用いられる。
【0028】
コントローラ42は汎用操作入力手段であり、ユーザが各種操作(例えばゲーム操作)を入力するために用いられる。入出力処理部28は、所定時間(例えば1/60秒)ごとにコントローラ42の各部の状態をスキャンし、その結果を表す操作状態をメインプロセッサ12やサブプロセッサ14a乃至14hに供給する。メインプロセッサ12やサブプロセッサ14a乃至14hは、ユーザによって行われた操作の内容をその操作状態に基づいて判断する。なお、エンタテインメントシステム10は複数のコントローラ42を接続可能に構成されており、各コントローラ42から入力される操作状態に基づいて、メインプロセッサ12やサブプロセッサ14a乃至14hが各種処理を実行するようになっている。
【0029】
カメラユニット46は、例えば公知のデジタルカメラを含んで構成され、白黒、グレイスケール又はカラーの撮影画像を所定時間(例えば1/60秒)ごとに入力する。本実施の形態におけるカメラユニット46は、撮影画像をJPEG(Joint Photographic Experts Group)形式の画像データとして入力するようになっている。また、カメラユニット46は、例えばレンズをユーザに向けた状態でモニタ26の上に設置され、ケーブルを介してインタフェース44に接続される。ネットワークインタフェース48は入出力処理部28とネットワークとに接続されており、エンタテインメントシステム10がネットワークを介して他のエンタテインメントシステム10とデータ通信するのを中継するようになっている。
【0030】
図3Aは、コントローラ42の一例を示す斜視図である。図3Bは、コントローラ42の一例を示す上側面図である。図3Aに示すように、コントローラ42は、コントローラケーブル62によってエンタテインメントシステム10に接続され、表面42aの左側に方向ボタン群60(左方向ボタン60L、右方向ボタン60R、上方向ボタン60U、及び、下方向ボタン60D)及び左操作スティック54が設けられ、右側にボタン群58(左ボタン58L、右ボタン58R、上ボタン58U、及び、下ボタン58D)及び右操作スティック56が設けられている。また、図3Bに示すように、コントローラ42の奥側側面には、表面42a側左右に第1の左ボタン50L、第1の右ボタン50Rがそれぞれ設けられており、裏面側左右に第2の左ボタン52L、第2の右ボタン52Rがそれぞれ設けられている。そして、コントローラ42の筐体左右をユーザが両手で持つと、左手親指が方向ボタン群60及び左操作スティック54に位置し、右手親指がボタン群58及び右操作スティック56に位置するようになっており、右手人指し指又は中指のいずれか少なくとも一方が、第1の右ボタン50R又は第2の右ボタン52Rに位置し、左手人指し指又は中指のいずれか少なくとも一方が、第1の左ボタン50L又は第2の左ボタン52Lに位置するようになっている。
【0031】
方向ボタン群60、ボタン群58、第1の左ボタン50L、第1の右ボタン50R、第2の左ボタン52L、第2の右ボタン52Rは感圧ボタンとして構成されており、圧力センサを備えている。そして、これらのボタンをユーザが押下すると、その押圧力に応じて0〜255の値を有する256段階のディジタル値がエンタテインメントシステム10に入力されるようになっている。つまり、エンタテインメントシステム10では、コントローラ42から入力されるディジタル値が0の場合にはそのボタンが押下されておらず、255の場合には最大押圧力でボタンが押下されていること等を該ディジタル値から判断できるようになっている。
【0032】
左操作スティック54及び右操作スティック56は、コントローラ42の筐体表面に直立したスティック状の操作部材であり、この直立状態から全方位に所定角度だけ傾倒自在となっている。図3Aに示すように、コントローラ42の筐体長手方向をX軸方向(図3Aにおいて右方向を正方向とする。)とし、このX軸方向に直交する筐体奥行き方向をY軸方向(図3Aにおいて手前から奥に向かう方向を正方向とする。)とすると、左操作スティック54の姿勢(操作状態)は、X軸方向及びY軸方向の傾き(姿勢データ(X,Y))として、それぞれ0〜255のディジタル値がエンタテインメントシステム10に入力されるようになっている。具体的には、X=127やX=128付近は、左操作スティック54がX軸方向に傾いていないことを示す。また、X=255は、左操作スティック54がX軸の正方向(図3Aにおいて右方向)に限界まで倒れていることを示す。さらに、X=0は、左操作スティック54がX軸の負方向(図3Aにおいて左方向)に限界まで倒れていることを示す。Y軸方向についても同様である。また、右操作スティック56についても左操作スティック54の場合と同様である。こうして、エンタテインメントシステム10では、左操作スティック54及び右操作スティック56の現在の傾き状態(姿勢)を把握できるようになっている。また、左操作スティック54及び右操作スティック56は、方向ボタン群60やボタン群58等と同様の感圧ボタンとしても構成されており、スティックの軸方向に押下できるようになっている。
【0033】
また、コントローラ42は、内蔵振動子(バイブレータ)を備えている。そして、MPU11からの指示によって、このバイブレータは振動する。
【0034】
以下、以上のハードウェア構成を有するエンタテインメントシステム10を、画像表示装置として構成する一実施形態について説明する。
【0035】
まず、本実施形態の概要について説明する。
【0036】
図4は、画像表示装置として動作中のエンタテインメントシステム10のモニタ26に表示される画面の一例であるライブラリビュー画面70の一例を示す図である。図4に示すライブラリビュー画面70は、仮想3次元空間(本実施形態では、例えば、図5に示すライブラリビュー空間72)を可視化したものである。具体的には、例えば、L判の白縁付き写真を示す仮想的な3次元モデルである写真画像オブジェクト74が多数配置されたライブラリビュー空間72を、同空間内の視点76から見た様子を公知の3次元コンピュータグラフィックス技術によりリアルタイムに画像化することで、ライブラリビュー画面70が生成される。
【0037】
図5は、ライブラリビュー空間72の全体像の一例を示す斜視図である。図5に示すように、ライブラリビュー空間72には、1又は複数の写真画像オブジェクト74から構成されるグループ画像オブジェクト78が、仮想3次元空間内に設けられている配置面オブジェクト80上に配置されている。このように、写真画像オブジェクト74はグループ毎にまとめられている。各3次元モデルはポリゴンにより構成されており、各写真画像オブジェクト74には、ユーザが保有している、例えばデジタルカメラで撮ったりインターネット経由で取得したりした写真画像がテクスチャとしてマッピングされる。そして、各グループ画像オブジェクト78を構成する1又は複数の写真画像オブジェクト74には、例えば同じ撮影日付である等、共通の属性を有する写真画像がテクスチャとしてマッピングされている。なお、グループ画像オブジェクト78の近傍に、その共通の属性を示す文字列が表示されていてもよい。
【0038】
なお、上述の共通の属性は、例えば、「子供が映っている可能性がある写真」、「大人が映っている可能性がある写真」などのような、被写体の種類を示す属性や、「赤っぽい写真」、「青っぽい写真」などのような、写真の色を示す属性などであっても構わない。
【0039】
そして、ライブラリビュー画面70には、複数の楕円型の代表画像オブジェクト82が配置されている。この代表画像オブジェクト82には、その近傍のグループ画像オブジェクト78を構成する写真画像オブジェクト74にマッピングされている写真画像のうちのいずれかに対応する画像が、グループ画像オブジェクト78を構成する写真画像オブジェクト74よりも大きく表示されている。
【0040】
そして、本実施形態では、代表画像オブジェクト82にマッピングされる写真画像は、所定の時間間隔で切り替わるようになっている。
【0041】
なお、代表画像オブジェクト82の外郭が平滑化されていても(すなわち、ぼかされていても)構わない。また、本実施形態では、代表画像オブジェクト82にマッピングされる写真画像は、代表画像オブジェクト82の外郭に沿って、トリミングされている。
【0042】
また、ライブラリビュー空間72には、円型の閉領域を示すライブラリビューカーソル画像オブジェクト84が配置されている。ライブラリビューカーソル画像オブジェクト84は、その中央部が半透明に光ってライブラリビュー画面70に表示される。このようにして、ユーザは、ライブラリビューカーソル画像オブジェクト84の中央部を認識することができる。図4及び図5の例では、1つのグループ画像オブジェクト78(選択グループ画像オブジェクト78a)がライブラリビューカーソル画像オブジェクト84により指し示されている。
【0043】
図5に例示するライブラリビュー空間72は、エンタテインメントシステム10のメインメモリ20上に仮想的に構築されるものであり、広大な平板状の配置面オブジェクト80上には、グループ画像オブジェクト配置基準線86に沿って、グループ画像オブジェクト78がほぼ等間隔に配置されている。そして、グループ画像オブジェクト78が配置されている領域とは異なる領域に、代表画像配置領域88が複数設けられている。各代表画像配置領域88には、近傍のグループ画像オブジェクト78を構成する写真画像オブジェクト74にマッピングされている写真画像のうちのいずれかがマッピングされた代表画像オブジェクト82が配置される。
【0044】
そして、配置面オブジェクト80の上方には視点76が設けられている。本実施形態に係るエンタテインメントシステム10では、リアルタイムに、すなわち所定時間(例えば1/60秒)毎に視点76から視線方向を見た様子を表す画像を生成して、これをモニタ26に表示するようにしている。
【0045】
ライブラリビュー画面70がモニタ26に表示されている際に、ユーザが、コントローラ42を操作することで、ライブラリビューカーソル画像オブジェクト84は移動する。
【0046】
また、ライブラリビュー画面70がモニタ26に表示されている際に、ユーザが、コントローラ42を操作することで、視点76が配置面オブジェクト80に近づいたり(ズームイン)遠ざかったり(ズームアウト)する。すなわち、ユーザが、モニタ26に表示されている配置面オブジェクト80上の領域(表示領域)のサイズを変更することができる。
【0047】
図6A及び図6Bは、画像表示装置として動作中のエンタテインメントシステム10のモニタ26に表示される画面の別の一例であるタイルビュー画面90の一例を示す図である。図6A及び図6Bに示すタイルビュー画面90は、ライブラリビュー画面70と同様に、仮想3次元空間(本実施形態では、例えば、図7に示すタイルビュー空間92)を可視化したものである。具体的には、例えば、L判の白縁付き写真を示す仮想的な3次元モデルである写真画像オブジェクト74が多数配置されたタイルビュー空間92を、同空間内の視点76から見た様子を公知の3次元コンピュータグラフィックス技術によりリアルタイムに画像化することで、タイルビュー画面90が生成される。図7は、タイルビュー空間92の全体像の一例を示す斜視図である。図6A、図6B及び図7に示すように、タイルビュー空間92では、写真画像オブジェクト74が上述のグループ画像オブジェクト78に対応するグループ毎に分けられて、それぞれのグループについて配置面オブジェクト80上に整列して配置されている。各グループを構成する写真画像オブジェクト74には、上述のように、共通の属性を有する写真画像がテクスチャとしてマッピングされている。なお、各グループの近傍には、上述の共通の属性や、グループに属する枚数などを示す文字列が表示されていてもよい。
【0048】
そして、写真画像オブジェクト74のうちの1つ(選択写真画像オブジェクト74a)と、配置面オブジェクト80と、の間にタイルビューカーソル画像オブジェクト94が配置されている。本実施形態では、タイルビューカーソル画像オブジェクト94は、例えば、半透明の角が円く形成されている四角形の画像である。そして、本実施形態では、タイルビューカーソル画像オブジェクト94により指し示される選択写真画像オブジェクト74aは、配置面オブジェクト80から離間して配置されている。
【0049】
図7に例示するタイルビュー空間92は、エンタテインメントシステム10のメインメモリ20上に仮想的に構築されるものであり、広大な平板状の配置面オブジェクト80上には、グループ毎に間隔を空けて、写真画像オブジェクト74が整列して配置されている。配置面オブジェクト80の上方には視点76が設けられている。本実施形態に係るエンタテインメントシステム10では、リアルタイムに、すなわち所定時間(例えば1/60秒)毎に視点76から視線方向を見た様子を表す画像を生成して、この画像をモニタ26に表示するようにしている。
【0050】
タイルビュー画面90がモニタ26に表示されている際に、ユーザが、コントローラ42を操作することで、タイルビューカーソル画像オブジェクト94が移動する。
【0051】
また、タイルビュー画面90がモニタ26に表示されている際に、ユーザが、コントローラ42を操作することで、視点76が配置面オブジェクト80に近づいたり(ズームイン)遠ざかったり(ズームアウト)する。すなわち、ユーザが、モニタ26に表示されている配置面オブジェクト80上の領域(表示領域)のサイズを変更することができる。具体的には、例えば、図6Aに示すタイルビュー画面90がモニタ26に表示されている際において、ユーザがズームイン操作を行うと、図6Bに示すタイルビュー画面90がモニタ26に表示されるようになる。
【0052】
なお、モニタ26に表示される画面は上述の画面に限定されない。具体的には、例えば、お気に入りの写真画像オブジェクト74が配置されているプレイリスト空間(図示せず)を視点76の位置から見た様子を表す画像を生成して、その画像をモニタ26にプレイリスト画面(図示せず)として表示するようにしてもよい。
【0053】
次に、本実施形態に係るエンタテインメントシステム10で実現される機能について説明する。図8A、図8B、図8C及び図8Dは、本実施形態に係るエンタテインメントシステム10で実現される機能の一例を示す機能ブロック図である。
【0054】
図8Aに例示するように、この実施形態に係るエンタテインメントシステム10は、機能的には、画像記憶部100、操作信号受付部102、ビュー切替部104、ライブラリビュー空間生成表示部106、ライブラリビューカーソル画像移動部108、ライブラリビュー画像位置関係変化部110、ライブラリビュー視点移動部112、ライブラリビュー識別程度変化部114、タイルビュー空間生成表示部116、タイルビューカーソル画像移動部118、タイルビュー画像位置関係変化部120、タイルビュー視点移動部122、タイルビュー識別程度変化部124、を含むものとして機能する。なお、エンタテインメントシステム10がこれらの要素をすべて備えている必要はない。そして、これらの要素のうち、画像記憶部100は、メインメモリ20やハードディスク38などといった、エンタテインメントシステム10が備える記憶装置を主として実現される。操作信号受付部102、ビュー切替部104、ライブラリビュー空間生成表示部106、ライブラリビューカーソル画像移動部108、ライブラリビュー画像位置関係変化部110、ライブラリビュー視点移動部112、ライブラリビュー識別程度変化部114、タイルビュー空間生成表示部116、タイルビューカーソル画像移動部118、タイルビュー画像位置関係変化部120、タイルビュー視点移動部122、タイルビュー識別程度変化部124、は、MPU11などといった、エンタテインメントシステム10が備える制御装置を主として実現される。
【0055】
そして、図8Bに例示するように、ライブラリビュー空間生成表示部106は、ライブラリビュー対象画像配置部126と、ライブラリビューカーソル画像配置部128と、ライブラリビュー空間表示部130と、を含んで構成されている。そして、ライブラリビュー対象画像配置部126は、ライブラリビュー画像取得部132と、ライブラリビュー画像分類部134と、ライブラリビューグループ画像配置部136と、ライブラリビュー代表画像配置領域決定部138と、ライブラリビュー代表画像配置部140と、を含んで構成されている。
【0056】
そして、図8Cに例示するように、ライブラリビューグループ画像配置部136は、グループ画像配置領域決定部142、表示要素取得部144と、表示要素配置領域決定部146と、表示要素配置部148と、を含んで構成されている。
【0057】
そして、図8Dに例示するように、タイルビュー空間生成表示部116は、タイルビュー対象画像配置部150と、タイルビュー識別表示部152と、を含んで構成されている。そして、タイルビュー対象画像配置部150は、タイルビュー画像取得部154と、タイルビュー画像分類部156と、タイルビュー画像配置部158と、を含んで構成されている。そして、タイルビュー識別表示部152は、タイルビューカーソル画像配置部160と、タイルビュー空間表示部162と、を含んで構成されている。
【0058】
これらの要素は、コンピュータであるエンタテインメントシステム10にインストールされたプログラムを、エンタテインメントシステム10が備えるMPU11などの制御装置で実行することにより実現されている。なお、このプログラムは、例えば、CD−ROM、DVD−ROM等の情報伝達媒体を介して、あるいは、インターネット等の通信ネットワークを介してエンタテインメントシステム10に供給される。
【0059】
画像記憶部100は、ユーザがデジタルカメラで撮影した静止画像や、ネットワークインタフェース48を介してインターネット上のサイトからダウンロードした静止画像などを記憶する。本実施形態では、画像記憶部100は、例えば、写真画像を記憶する。デジタルカメラで撮影した写真画像は、エンタテインメントシステム10の入出力処理部28に接続された図示しないインタフェースを介して、デジタルカメラから直接、又はデジタルカメラから取り外された可搬型の記憶媒体から読み出される。また、画像記憶部100は、各画像の画像サイズ、撮影日時、コメント、色合い、被写体の種類、などの属性情報も併せて記憶している。なお、画像記憶部100が、写真画像がテクスチャとしてマッピングされている写真画像オブジェクト74を記憶していてもよい。
【0060】
操作信号受付部102は、ユーザのコントローラ42に対する操作に対応する操作信号を受け付ける。具体的には、例えば、左操作スティック54、右操作スティック56の傾きを示すディジタル値や、ボタン群58、方向ボタン群60などに対する押圧力を示すディジタル値などをコントローラ42から受け付ける。
【0061】
ビュー切替部104は、操作信号受付部102が操作信号(例えば、ボタン群58に含まれる所定のボタンが押下されたことを示す操作信号)を受け付ける際に、モニタ26に表示されているビューを切り替える。具体的には、例えば、モニタ26にライブラリビュー画面70が表示されている際に、操作信号受付部102が、右ボタン58Rが押下されたことを示す操作信号を受け付けた場合は、ビュー切替部104は、タイルビュー空間生成表示部116にタイルビュー空間92を生成させる。また、例えば、モニタ26にタイルビュー画面90が表示されている際に、操作信号受付部102が、下ボタン58Dが押下されたことを示す操作信号を受け付けた場合は、ビュー切替部104は、ライブラリビュー空間生成表示部106にライブラリビュー空間72を生成させる。
【0062】
ライブラリビュー空間生成表示部106は、ライブラリビュー空間72を生成する。そして、ライブラリビュー空間生成表示部106は、モニタ26にライブラリビュー画面70を表示する。上述のように、本実施形態では、ライブラリビュー空間生成表示部106は、ライブラリビュー対象画像配置部126と、ライブラリビューカーソル画像配置部128と、ライブラリビュー空間表示部130と、を含んでいる。
【0063】
ライブラリビュー対象画像配置部126は、ライブラリビュー空間72内の配置面オブジェクト80上に少なくとも1つの対象画像(例えば、代表画像オブジェクト82やグループ画像オブジェクト78)を配置する。上述のように、本実施形態では、ライブラリビュー対象画像配置部126は、ライブラリビュー画像取得部132と、ライブラリビュー画像分類部134と、ライブラリビューグループ画像配置部136と、ライブラリビュー代表画像配置領域決定部138と、ライブラリビュー代表画像配置部140と、を含んでいる。
【0064】
ライブラリビュー画像取得部132は、画像記憶部100に記憶されている複数の画像(例えば、写真画像)を取得する。
【0065】
ライブラリビュー画像分類部134は、ライブラリビュー画像取得部132が取得する複数の画像を、順位が関連付けられた1又は複数のグループに分類する。本実施形態では、ライブラリビュー画像分類部134は、具体的には、各写真画像に関連付けられている属性(例えば、撮影日付)に基づいて、複数の写真画像を順位が関連付けられた1又は複数のグループに分類する。なお、ライブラリビュー画像分類部134が、撮影日付とは異なる属性(例えば、色合いや被写体の種類など)に基づいて、写真画像を分類してもよい。
【0066】
ライブラリビューグループ画像配置部136は、モニタ26に表示される表示領域(例えば、配置面オブジェクト80)上に設けられるグループ画像配置基準線(本実施形態では、グループ画像オブジェクト配置基準線86)に沿って、各グループに対応するグループ画像(本実施形態では、グループ画像オブジェクト78)を、グループの順位に従って配置する。
【0067】
ここで、ライブラリビューグループ画像配置部136によるグループ画像オブジェクト78の配置処理の一例について説明する。グループ画像オブジェクト78の配置処理では、はじめに、グループ画像配置領域決定処理が行われ、その後に、表示要素配置処理が行われる。
【0068】
ここでは、まず、グループ画像配置領域決定処理の流れの一例を、図9に例示するフロー図を参照しながら説明する。
【0069】
まず、グループ画像配置領域決定部142が、ライブラリビュー画像分類部134により分類されたグループの数を取得する(S101)。そして、グループ画像配置領域決定部142が、各グループについて、そのグループに属する写真画像の数を取得する(S102)。そして、グループ画像配置領域決定部142が、各グループについて、そのグループに属する写真画像の数に応じたグループ画像配置領域166(図11参照)のサイズを算出する(S103)。S102に例示する処理で取得される写真画像の数と、S103に例示する処理で算出されるグループ画像配置領域166のサイズとの関係を示すデータは、例えば、予めメインメモリ20やハードディスク38などの記憶装置に記憶されていてもよい。そして、S103に例示する処理において、グループ画像配置領域決定部142が、このデータを取得するようにしてもよい。
【0070】
そして、グループ画像配置領域決定部142が、配置面オブジェクト80上の所与の点をグループ画像オブジェクト配置基準線86の始点164として設定する(S104)。グループ画像配置領域決定部142は、例えば、モニタ26に配置面オブジェクト80上が最も広く表示される際における表示領域となる配置面オブジェクト80の幅に対するグループ画像オブジェクト配置基準線86が占める配置面オブジェクト80の幅の割合が70%となるよう、グループ画像オブジェクト配置基準線86の始点164の位置を設定する。
【0071】
そして、グループ画像配置領域決定部142が、その始点164の位置から、例えば、所与の範囲の傾きのベジェ曲線であるグループ画像オブジェクト配置基準線86を配置面オブジェクト80上に生成する(S105)。グループ画像配置領域決定部142は、グループ画像オブジェクト配置基準線86であるベジェ曲線を、例えば、始点164を含む4つの点の位置に基づいて決定する。このようにして生成されたグループ画像オブジェクト配置基準線86の一例を図10に示す。
【0072】
そして、グループ画像配置領域決定部142が、グループの順位に従って、所与の間隔dで、グループ画像オブジェクト配置基準線86上に、そのグループに対応するサイズのグループ画像配置領域166を配置する(S106)。グループ画像オブジェクト配置基準線86上に配置されたグループ画像配置領域166の一例を図11に示す。
【0073】
そして、グループ画像配置領域決定部142は、すべてのグループについて、グループ画像配置領域166が配置されたか否かを確認する(S107)。すべてのグループについて、グループ画像配置領域166が配置されている場合(S107:Y)は、処理を終了する。
【0074】
すべてのグループについて、グループ画像配置領域166が配置されていない場合は(S107:N)、S105に例示する処理で生成されたグループ画像オブジェクト配置基準線86の終点を、新たな始点164として設定する(S108)。そして、S105に例示する処理を再度実行する。なお、本実施形態では、S105に例示する処理において、グループ画像配置領域決定部142が、右下に向かうグループ画像オブジェクト配置基準線86と、左下に向かうグループ画像オブジェクト配置基準線86とを交互に生成する。
【0075】
このようにして、図5に例示するようなグループ画像オブジェクト配置基準線86が配置面オブジェクト80上に生成され、このグループ画像オブジェクト配置基準線86に沿って、グループ画像配置領域166がグループの数だけ配置される。そして、本実施形態では、右下に向かうグループ画像オブジェクト配置基準線86と、左下に向かうグループ画像オブジェクト配置基準線86と、が交互に生成されるので、グループ画像オブジェクト配置基準線86は全体として、図5に例示するような、蛇行する曲線形状となる。
【0076】
なお、グループ画像配置領域166が、グループ画像オブジェクト配置基準線86上になくても構わない。具体的には、例えば、図12に例示するように、グループの数が少ない際には、グループ画像配置領域決定部142は、直線であるグループ画像オブジェクト配置基準線86の両側に交互にグループ画像配置領域166を配置するようにしても構わない。
【0077】
次に、1又は複数の写真画像オブジェクト74から構成されるグループ画像オブジェクト78をグループ画像配置領域166に配置する表示要素配置処理について説明する。表示要素配置処理では、各グループ画像配置領域166にグループ画像オブジェクト78が配置される。そこで、以下では、1つのグループ画像配置領域166にグループ画像オブジェクト78を配置する処理の流れの一例について、図13に例示するフロー図を参照しながら説明する。
【0078】
まず、表示要素取得部144が、配置対象となるグループに属する1又は複数の写真画像を取得する(S201)。そして、表示要素取得部144が、S201に例示する処理で取得する写真画像を、その撮影時刻順にソートし、その順位を各写真画像に関連付ける(S202)。そして、表示要素取得部144が、処理が終了していない写真画像のうちの最も大きな順位の写真画像(すなわち、最も撮影時刻が遅い写真画像)を取得する(S203)。そして、表示要素配置領域決定部146が、その順位に対応する表示要素配置領域サイズを決定する(S204)。順位と表示要素配置領域サイズとは、例えば、図14に例示するような関係にある。具体的には、例えば、y=x1/5(x:相対順位(例えば、グループ内における順位を所定の規則に従って正規化した順位)、y:表示要素配置領域サイズ)の関係にある。そして、表示要素配置領域決定部146が、図15に例示するような、グループ画像配置領域166内の配置基準点168(例えば、重心)を中心とする、一辺の長さがS204の処理において決定された表示要素配置領域サイズyとなる配置面オブジェクト80上の四角形である表示要素配置領域170を決定する(S205)。図15は、表示要素配置領域170の一例を示す図である。このように、表示要素配置領域決定部146は、本実施形態では、例えば、順位に従って大きくなる表示要素配置領域170を決定する。
【0079】
そして、表示要素配置部148が、この表示要素配置領域170内の落下開始基準点172の位置を乱数に基づいて決定する(S206)。そして、表示要素配置部148が、落下開始基準点172から所与の距離だけ離れた落下開始点174を中心する領域に、配置される対象となる写真画像が四角形のオブジェクトにマッピングされた写真画像オブジェクト74を配置する(S207)。なお、落下開始点174は、配置面オブジェクト80に対して視点76側に配置されている。
【0080】
そして、表示要素配置部148が、配置面オブジェクト80に向かって、所与のモーションデータ(例えば、物理シミュレーションに基づくモーションデータ)に従って写真画像オブジェクト74を投下する(S208)。このモーションデータは、例えば、メインメモリ20やハードディスク38などの記憶装置に予め記憶されている。そして、すべての写真画像オブジェクト74についてS203〜S208に例示する処理が終了しているか否かを確認する(S209)。すべての写真画像オブジェクト74についてS203〜S208に例示する処理が終了している場合は(S209:Y)、グループ画像オブジェクト78を配置する処理を終了する。すべての写真画像オブジェクト74についてS203〜S207に例示する処理が終了していない場合は(S209:N)、S203に例示する処理を再度実行する。
【0081】
このように、表示要素配置部148が、各写真画像オブジェクト74を配置面オブジェクト80上に投下することによって、グループ画像オブジェクト78が、配置面オブジェクト80上に配置される。
【0082】
上述のように、表示要素配置部148が各写真画像オブジェクト74を配置することによって、グループ画像オブジェクト78を構成する写真画像オブジェクト74は、ほぼ山型をなすよう積み上がることが期待される。そして、内側(頂上付近)に配置される写真画像オブジェクト74の撮影時刻が、外側(裾野付近)に配置される写真画像オブジェクト74の撮影時刻よりも前になるよう各写真画像オブジェクト74が積み上がることが期待される。このようにして、本実施形態では、ユーザが、グループ画像オブジェクト78を構成する各写真画像オブジェクト74の撮影順を容易に認識することができる。
【0083】
上述のように、表示要素配置部148は、各表示要素(本実施形態では、写真画像オブジェクト74)に関連付けられている順位に従って、ライブラリビュー空間72内に設けられている配置面オブジェクト80に接近するとともに、配置面オブジェクト80上の配置基準点168を通る、配置面オブジェクト80に対して垂直な線から離間するものが多く現れるよう、各表示要素(本実施形態では、写真画像オブジェクト74)を配置する。そして、本実施形態では、ライブラリビュー視点移動部112による視点76の移動に伴い、視点76の視野(又は、視点76の視野の近傍)に入った(すなわち、グループ画像オブジェクト78がモニタ26の画面に表示される領域(又は、この領域の近傍)に入った)際に、ライブラリビューグループ画像配置部136が、そのグループ画像オブジェクト78に対して、上述のS201〜S209に例示する表示要素配置処理を実行するようにしてもよい。このようにすると、グループ画像オブジェクト78が視点76の視野(又は、視点76の視野の近傍)に入る毎に、グループ画像オブジェクト78を構成する写真画像オブジェクト74がグループ画像配置領域166に再配置されることとなる。そのため、グループ画像オブジェクト78が視点76の視野(又は、視点76の視野の近傍)に入る毎に、そのグループ画像オブジェクト78について異なった印象をユーザに提示することができる。ライブラリビュー視点移動部112の詳細については後述する。
【0084】
なお、上述の処理において、表示要素配置部148が、各写真画像オブジェクト74について、対応する角度だけ回転させて配置面オブジェクト80上に配置するようにしてもよい。具体的には、例えば、S207に例示する処理において、表示要素配置部148が、乱数に基づいて決定される角度だけ写真画像オブジェクト74を配置面オブジェクト80に対して垂直な軸を中心として回転させて、落下開始点174を中心する領域に配置するようにしてもよい。
【0085】
なお、上述のS206に例示する処理において算出される落下開始基準点172の位置と、既に配置面オブジェクト80上に配置されている他の写真画像オブジェクト74の位置とが、所定の関係を満たす場合(具体的には、写真画像オブジェクト74の中心点の位置と、落下開始基準点172の位置との距離が所定の範囲よりも短い場合や、S207に例示する処理で配置される写真画像オブジェクト74を配置面オブジェクト80に投影した際に占める領域と、他の写真画像オブジェクト74が占める領域と、の間で重なる部分の面積が所定の範囲を超える場合など)は、表示要素配置部148が、落下開始基準点172の位置を再計算するようにしてもよい。
【0086】
また、表示要素配置処理の流れは上述の処理例に限定されない。例えば、表示要素配置領域決定部146が、図16Aや図16Bに例示するように、落下開始基準点172の配置基準点168からの距離が、各写真画像オブジェクト74の順位に従って長くなるよう各写真画像オブジェクト74の落下開始基準点172を決定するようにしても構わない。例えば、表示要素配置領域決定部146が、p,p,p・・・と、各写真画像オブジェクト74の順位が大きくなるに従って配置基準点168からの距離が長くなるよう、落下開始基準点172を配置してもよい。図16Aの例では、各落下開始基準点172の位置をつないだ軌跡が同心円形状を描いており、図16Bの例では、各落下開始基準点172の位置をつないだ軌跡がらせん形状を描いている。なお、表示要素配置部148が、モーションデータに従った投下により、各写真画像オブジェクト74を配置面オブジェクト80上に配置しなくても構わない。
【0087】
ライブラリビュー代表画像配置領域決定部138は、グループ画像配置基準線(本実施形態では、グループ画像オブジェクト配置基準線86)の位置又はグループ画像(本実施形態では、グループ画像オブジェクト78)が配置されている位置の少なくとも一方に基づいて、代表画像配置領域88の位置を決定する。本実施形態では、代表画像配置領域88は配置面オブジェクト80上に複数設けられる。
【0088】
具体的には、例えば、図17に例示するように、ライブラリビュー代表画像配置領域決定部138が、所与の大きさのグリッド領域176を配置面オブジェクト80上に設定する。そして、ライブラリビュー代表画像配置領域決定部138が、これらのグリッド領域176のうちから、写真画像オブジェクト74が配置されていない2グリッド四方以上の連続する代表画像配置候補領域178を抽出する。そして、ライブラリビュー代表画像配置領域決定部138が、代表画像配置候補領域178のうちの少なくとも一部を代表画像配置領域88として決定する。
【0089】
なお、ライブラリビュー代表画像配置領域決定部138が代表画像配置候補領域178を抽出する必要はない。代表画像配置領域88の位置が予め決定されていてもよい。
【0090】
ライブラリビュー代表画像配置部140は、代表画像配置領域88に、この代表画像配置領域88に対応するグループ画像配置基準線(本実施形態では、グループ画像オブジェクト配置基準線86)上の範囲に対応するグループのうちのいずれかに属する画像(本実施形態では、写真画像)を代表画像(本実施形態では、代表画像オブジェクト82)として配置する。このとき、ライブラリビュー代表画像配置部140は、代表画像配置領域88内の代表点(例えば、重心)からの距離に基づいて決定されるグループ画像オブジェクト配置基準線86上の範囲に対応するグループのうちのいずれかに属する画像を代表画像として配置してもよい。
【0091】
ライブラリビュー代表画像配置部140は、具体的には、例えば、図18に例示するように、代表画像配置領域88内の代表点(代表画像配置領域代表点180)を中心とする、配置面オブジェクト80上の所定の半径rの円領域(代表画像選択領域182)内に配置されている1又は複数の写真画像オブジェクト74を選択する。このように、本実施形態では、ライブラリビュー代表画像配置部140が、代表画像配置領域代表点180からの距離が所定の範囲内にある(例えば、所定の距離よりも短い)グループ画像オブジェクト配置基準線86上の範囲に対応するグループのうちのいずれかに属する画像(例えば、写真画像オブジェクト74にマッピングされた画像)を代表画像として配置してもよい。なお、このとき、ライブラリビュー代表画像配置部140が選択する写真画像オブジェクト74の数に上限(例えば、20個など)が設けられていてもよい。そして、ライブラリビュー代表画像配置部140が、選択された写真画像オブジェクト74にマッピングされた写真画像を、代表画像配置領域88に配置する。
【0092】
このように、本実施形態では、代表画像選択領域182内に配置されている写真画像オブジェクト74のうちのいずれかにマッピングされた写真画像が拡大されて代表画像配置領域88に配置される。そのため、ユーザは、代表画像配置領域88の近傍にどのような写真画像オブジェクト74が配置されているかを容易に認識することができる。
【0093】
なお、ライブラリビュー代表画像配置部140は、代表画像配置領域88に配置される写真画像を所定の時間間隔で切り替えるようにしてもよい。こうすれば、代表画像配置領域88の近傍に配置されている写真画像オブジェクト74を次々とユーザに認識させることができる。また、ライブラリビュー代表画像配置部140は、乱数に基づいて選択される写真画像を代表画像配置領域88に配置してもよい。また、ライブラリビュー代表画像配置部140は、順位が連続する複数のグループのうちのいずれかに属する写真画像を代表画像配置領域88に配置してもよい。
【0094】
また、本実施形態のように、代表画像配置領域88が配置面オブジェクト80上に複数設けられている場合には、1つの写真画像オブジェクト74にマッピングされている写真画像が、互いに異なる代表画像配置領域88に配置される可能性がある。このような場合に、ライブラリビュー代表画像配置部140が、ある1つの代表画像配置領域88内の代表点からの距離が所定の範囲内である他の代表画像配置領域88内に配置される画像とは異なる写真画像を、この代表画像配置領域内に代表画像として配置するようにしてもよい。
【0095】
ライブラリビューカーソル画像配置部128は、配置面オブジェクト80上に閉領域を示すライブラリビューカーソル画像オブジェクト84を配置する。本実施形態では、中央部が半透明に光っている円型の閉領域を示すライブラリビューカーソル画像オブジェクト84を配置面オブジェクト80上に配置する。
【0096】
ライブラリビュー空間表示部130は、表示領域(本実施形態では、例えば、配置面オブジェクト80)の少なくとも一部をモニタ26の画面に表示する。
【0097】
ライブラリビューカーソル画像移動部108は、モニタ26にライブラリビュー画面70が表示されている際に、操作信号受付部102が受け付ける操作信号(例えば、左操作スティック54が操作されたことを示す操作信号)に応じて、ライブラリビュー空間72内のライブラリビューカーソル画像オブジェクト84を配置面オブジェクト80に沿って四方向(前後左右)に移動させる。
【0098】
ライブラリビュー画像位置関係変化部110は、配置面オブジェクト80上におけるライブラリビューカーソル画像オブジェクト84の位置と対象画像(本実施形態では、グループ画像オブジェクト78)の位置との間の距離が所定の範囲内である場合に、視点76から対象画像(本実施形態では、グループ画像オブジェクト78)までの距離が、視点76からライブラリビューカーソル画像オブジェクト84までの距離よりも短くなるよう、ライブラリビューカーソル画像オブジェクト84と対象画像(本実施形態では、グループ画像オブジェクト78)との相対的な位置関係を変化させる。
【0099】
ライブラリビュー画像位置関係変化部110は、具体的には、例えば、図19A及び図19Bに例示するように、配置面オブジェクト80上の、グループ画像オブジェクト78の代表点(グループ画像オブジェクト代表点184)を中心とする所定の半径Rの円領域(影響領域186)内に、ライブラリビューカーソル画像オブジェクト84の中心(ライブラリビューカーソル画像オブジェクト中心188)が配置された際に、グループ画像オブジェクト78を構成する各写真画像オブジェクト74を、所定の距離hだけ配置面オブジェクト80からの距離を変化させる(例えば、各写真画像オブジェクト74を、配置面オブジェクト80から離間させる)。なお、図19Aは、影響領域186内に、ライブラリビューカーソル画像オブジェクト中心188が配置されていない様子を示す図の一例である。そして、図19Bは、影響領域186内に、ライブラリビューカーソル画像オブジェクト中心188が配置されている様子を示す図の一例である。このようにして、ライブラリビューカーソル画像オブジェクト84によって選択されるグループ画像オブジェクト78が識別して表示される。本実施形態では、ライブラリビューカーソル画像オブジェクト84が指し示すグループ画像オブジェクト78によって、ライブラリビューカーソル画像オブジェクト84の中央部が隠れるが、ライブラリビューカーソル画像オブジェクト84によって指し示される写真画像オブジェクト74が配置面オブジェクト80上から浮き上がることによって、ユーザはライブラリビューカーソル画像オブジェクト84が指し示すグループ画像オブジェクト78を認識することができる。
【0100】
なお、図19A及び図19Bに例示するように、ライブラリビューカーソル画像オブジェクト84が、グループ画像オブジェクト78よりも大きなサイズであっても構わない。
【0101】
なお、ライブラリビュー画像位置関係変化部110が、写真画像オブジェクト74を配置面オブジェクト80から離間させる距離hを、視点76と配置面オブジェクト80との間の距離Hに基づいて決定してもよい(図20参照)。具体的には、例えば、図20に例示するように、ライブラリビュー画像位置関係変化部110は、視点76と配置面オブジェクト80との間の距離Hが長くなるほど、写真画像オブジェクト74を配置面オブジェクト80から離間させる距離hが短くなるよう、写真画像オブジェクト74を配置面オブジェクト80から離間させる距離hを決定してもよい。図20は、写真画像オブジェクト74を配置面オブジェクト80から離間させる距離hと、視点76と配置面オブジェクト80との間の距離Hとの関係の一例を示す図である。
【0102】
上述の半径Rは、例えば、グループ画像オブジェクト78の大きさや、視点76と配置面オブジェクト80との間の距離Hに対応する。より具体的には、例えば、半径Rは、グループ画像オブジェクト78が占める配置面オブジェクト80上の領域の半径と、視点76と配置面オブジェクト80との間の距離Hとの積に比例する。
【0103】
上述のように、グループ画像オブジェクト78が配置面オブジェクト80から離間している(すなわち、グループ画像オブジェクト78がライブラリビューカーソル画像オブジェクト84により指し示されている)際に、操作信号受付部102が、所定のボタン(例えば、右ボタン58R)が押下された操作信号を受け付けた場合は、ビュー切替部104が、タイルビュー空間92を生成して、ライブラリビューカーソル画像オブジェクト84により指し示されているグループ画像オブジェクト78に対応するグループに属する写真画像オブジェクト74がモニタ26の上辺に表示される位置に視点76を設定してもよい。そして、ビュー切替部104が、この視点76から視線方向を見た様子を示すタイルビュー画面90をモニタ26に表示するようにしてもよい。
【0104】
上述のように、グループ画像オブジェクト78が配置面オブジェクト80から離間している(すなわち、グループ画像オブジェクト78が識別表示されている)際に、ライブラリビューカーソル画像移動部108が、ライブラリビューカーソル画像オブジェクト中心188とグループ画像オブジェクト代表点184との間の距離に応じて、ライブラリビューカーソル画像オブジェクト84をグループ画像オブジェクト78に接近させても構わない。
【0105】
ここで、グループ画像オブジェクト78が配置面オブジェクト80から離間している際における、ライブラリビューカーソル画像オブジェクト84の移動処理の流れの一例を図21に例示するフロー図を参照しながら説明する。
【0106】
まず、操作信号受付部102が、コントローラ42に対する操作信号を受け付ける(S301)。そして、ライブラリビューカーソル画像移動部108が、この操作信号が示すディジタル値に基づいて操作信号移動量ベクトルv1(x1,y1)を算出する(S302)。図22に、操作信号移動量ベクトルv1(x1,y1)の一例を示す。そして、ライブラリビューカーソル画像移動部108が、ライブラリビューカーソル画像オブジェクト中心188とグループ画像オブジェクト代表点184との間の距離を取得する(S303)。そして、S303に例示する処理で取得する距離に基づいて、引力移動量ベクトルv2(x2,y2)を算出する(S304)。図22に、引力移動量ベクトルv2(x2,y2)の一例を示す。ここで、引力移動量ベクトルv2(x2,y2)は、例えば、ライブラリビューカーソル画像オブジェクト中心188からグループ画像オブジェクト代表点184への向きであり、S303に例示する処理で取得する距離に対応する大きさのベクトルである。ここで、例えば、S303に例示する処理で取得する距離が短くなるほど引力移動量ベクトルv2(x2,y2)のノルムは大きくなる。なお、引力移動量ベクトルv2(x2,y2)の大きさが、上述の半径R(影響領域186の半径)に対応(例えば、反比例)していてもよい。
【0107】
そして、ライブラリビューカーソル画像移動部108が、全移動量ベクトルv3(x3,y3)を算出する(S305)。例えば、ライブラリビューカーソル画像移動部108が、全移動量ベクトルv3(x3,y3)を、例えば、v3(x3,y3)=v1(x1,y1)+v2(x2,y2)という数式に従って算出する。図22に、全移動量ベクトルv3(x3,y3)の一例を示す。そして、ライブラリビューカーソル画像移動部108は、全移動量ベクトルv3(x3,y3)だけライブラリビューカーソル画像オブジェクト84を配置面オブジェクト80に沿って移動させる(S306)。
【0108】
このように、ライブラリビューカーソル画像移動部108がライブラリビューカーソル画像オブジェクト84をグループ画像オブジェクト78に接近させることで、ライブラリビューカーソル画像オブジェクト84を用いたグループ画像オブジェクト78の選択が容易になる。
【0109】
ライブラリビュー視点移動部112は、モニタ26にライブラリビュー画面70が表示されている際に、操作信号受付部102が受け付ける操作信号(例えば、右操作スティック56が操作されたことを示す操作信号)に応じて、ライブラリビュー空間72内の視点76の位置を配置面オブジェクト80に対して垂直な方向に移動させる。このように、本実施形態では、ライブラリビュー視点移動部112は、視点76と配置面オブジェクト80との間の距離を変化させる。すなわち、ライブラリビュー視点移動部112が、モニタ26の画面に表示される領域のサイズを変化させる。また、本実施形態では、ライブラリビュー視点移動部112は、モニタ26内においてライブラリビューカーソル画像オブジェクト84が表示される位置が、所定の範囲を超えるような場合に、ライブラリビュー空間72内の視点76の位置を配置面オブジェクト80に沿って移動させる。
【0110】
ライブラリビュー識別程度変化部114は、モニタ26の画面に表示される領域のサイズの変化に応じて、表示要素の識別の程度を変化させる。具体的には、例えば、ライブラリビュー識別程度変化部114は、視点76と配置面オブジェクト80との間の距離の変化に応じて、表示要素のオブジェクト(例えば、グループ画像オブジェクト78を構成する各写真画像オブジェクト74)の配置面オブジェクト80からの距離を変化させる。より具体的には、例えば、上述のように、ライブラリビュー視点移動部112が視点76の位置を移動させた際に、ライブラリビュー識別程度変化部114は、移動後の視点76と配置面オブジェクト80との間の距離Hに対応する距離だけ、グループ画像オブジェクト78を構成する各写真画像オブジェクト74が、配置面オブジェクト80から離間するよう、グループ画像オブジェクト78を構成する各写真画像オブジェクト74の、配置面オブジェクト80からの距離を変化させる。
【0111】
なお、ライブラリビュー識別程度変化部114が、移動後の視点76と配置面オブジェクト80との間の距離Hに基づいて、ライブラリビューカーソル画像オブジェクト84の透明度や輝度(例えば、ライブラリビューカーソル画像オブジェクト84に当てられるライトの強さ)などの表示態様を変化させてもよい。具体的には、例えば、視点76と配置面オブジェクト80との間の距離Hが短いほどライブラリビューカーソル画像オブジェクト84の透明度や輝度が高くなるようにしてもよい。より具体的には、例えば、ライブラリビューカーソル画像オブジェクト84の透明度や輝度が、視点76と配置面オブジェクト80との間の距離Hに比例してもよい。
【0112】
タイルビュー空間生成表示部116は、図7に例示するタイルビュー空間92を生成し、モニタ26にタイルビュー画面90を表示する。上述のように、本実施形態では、タイルビュー空間生成表示部116は、タイルビュー対象画像配置部150と、タイルビュー識別表示部152と、を含んでいる。
【0113】
タイルビュー対象画像配置部150は、タイルビュー空間92内の配置面オブジェクト80上に少なくとも1つの対象画像(例えば、写真画像オブジェクト74)を配置する。上述のように、タイルビュー対象画像配置部150は、タイルビュー画像取得部154と、タイルビュー画像分類部156と、タイルビュー画像配置部158と、を含んでいる。
【0114】
タイルビュー画像取得部154は、ライブラリビュー画像取得部132と同様に、画像記憶部100に記憶されている複数の画像(例えば、写真画像)を取得する。
【0115】
タイルビュー画像分類部156は、ライブラリビュー画像分類部134と同様に、タイルビュー画像取得部154が取得する複数の画像を、順位が関連付けられた1又は複数のグループに分類する。本実施形態では、タイルビュー画像分類部156は、具体的には、例えば、撮影日付などの、各写真画像に関連付けられている属性に基づいて、グループに分類する。
【0116】
タイルビュー画像配置部158は、配置面オブジェクト80上に、グループ毎に、そのグループに属する対象画像(例えば、写真画像)が貼られた対象画像オブジェクト(本実施形態では、写真画像オブジェクト74)を整列して配置する。なお、グループの名称を示す文字列を、整列された写真画像オブジェクト74の近傍の配置面オブジェクト80上に配置するようにしてもよい。
【0117】
タイルビュー識別表示部152は、モニタ26に表示される複数の表示要素(本実施形態では、例えば、写真画像オブジェクト74)のうちの少なくとも1つを識別して表示する。上述のように、本実施形態では、タイルビュー識別表示部152は、タイルビューカーソル画像配置部160と、タイルビュー空間表示部162と、を含んでいる。
【0118】
タイルビューカーソル画像配置部160は、写真画像オブジェクト74のうちの少なくとも1つを指し示すタイルビューカーソル画像オブジェクト94を、識別して表示される写真画像オブジェクト74に対応する位置(例えば、写真画像オブジェクト74と配置面オブジェクト80との間)に配置する。このとき、タイルビューカーソル画像配置部160は、例えば、写真画像オブジェクト74の重心と、タイルビューカーソル画像オブジェクト94の重心と、が配置面オブジェクト80に対して垂直な直線上に並ぶように、タイルビューカーソル画像オブジェクト94を配置してもよい。本実施形態では、タイルビューカーソル画像オブジェクト94は、写真画像オブジェクト74よりもサイズが大きい。
【0119】
タイルビュー空間表示部162は、複数の表示要素(本実施形態では、例えば、写真画像オブジェクト74)が配置された領域のうちの少なくとも一部を表す画像をモニタ26に表示する。
【0120】
タイルビューカーソル画像移動部118は、モニタ26にタイルビュー画面90が表示されている際に、操作信号受付部102が受け付ける操作信号(例えば、左操作スティック54が操作されたことを示す操作信号)に応じて、タイルビュー空間92内のタイルビューカーソル画像オブジェクト94を前後左右の隣接する写真画像オブジェクト74と配置面オブジェクト80との間の位置へと移動させる。このようにして、タイルビューカーソル画像オブジェクト94によって指し示される写真画像オブジェクト74が変化する。
【0121】
タイルビュー画像位置関係変化部120は、タイルビューカーソル画像オブジェクト94によって指し示される写真画像オブジェクト74の配置面オブジェクト80からの距離を変化させる。タイルビュー画像位置関係変化部120は、具体的には、例えば、タイルビューカーソル画像オブジェクト94によって指し示される写真画像オブジェクト74の配置面オブジェクト80上からの距離を変化させる。より具体的には、例えば、タイルビュー画像位置関係変化部120は、具体的には、例えば、タイルビューカーソル画像オブジェクト94によって指し示される写真画像オブジェクト74を配置面オブジェクト80から離間させる。このとき、タイルビュー画像位置関係変化部120が、写真画像オブジェクト74を配置面オブジェクト80から離間させる距離は、視点76と配置面オブジェクト80との距離に基づいて決定してもよい。具体的には、例えば、図20に例示するように、タイルビュー画像位置関係変化部120は、視点76と配置面オブジェクト80との距離が長くなるほど、写真画像オブジェクト74を配置面オブジェクト80から離間させる距離を短くしてもよい。なお、オブジェクトの離間距離と視点からオブジェクトまでの距離との関係は、ライブラリビュー空間72とタイルビュー空間92とで共通であっても異なっていても構わない。
【0122】
タイルビュー視点移動部122は、モニタ26にタイルビュー画面90が表示されている際に、操作信号受付部102が受け付ける操作信号(例えば、右操作スティック56が操作されたことを示す操作信号や右ボタン58Rが操作されたことを示す操作信号)に応じて、タイルビュー空間92内の視点76の位置を配置面オブジェクト80に対して垂直な方向に移動させる。このように、本実施形態では、タイルビュー視点移動部122は、操作信号受付部102が受け付ける操作信号に応じて、視点76と配置面オブジェクト80との間の距離を変化させる。すなわち、ライブラリビュー視点移動部112は、操作信号受付部102が受け付ける操作信号に応じて、モニタ26の画面に表示される領域のサイズを変化させる。また、本実施形態では、タイルビュー視点移動部122は、モニタ26内においてタイルビューカーソル画像オブジェクト94が表示される位置が、所定の範囲を超えるような場合に、タイルビュー空間92内の視点76の位置を配置面オブジェクト80に沿って移動させる。
【0123】
なお、タイルビュー視点移動部122が、タイルビュー空間92内の視点76の位置を配置面オブジェクト80に対して近づける際に、タイルビューカーソル画像オブジェクト94によって指し示されている写真画像オブジェクト74がタイルビュー画面90の中央に表示されるようタイルビュー空間92内の視点76の位置を配置面オブジェクト80に沿って移動させてもよい。
【0124】
タイルビュー識別程度変化部124は、モニタ26の画面に表示される領域のサイズの変化に応じて、表示要素の識別の程度を変化させる。具体的には、例えば、上述のように、タイルビュー視点移動部122が視点76の位置を移動させた際に、タイルビュー識別程度変化部124は、移動後の視点76と配置面オブジェクト80との間の距離Hに対応する距離だけ、写真画像オブジェクト74を構成する各写真画像オブジェクト74が、配置面オブジェクト80から離間するよう、グループ画像オブジェクト78を構成する各写真画像オブジェクト74の、配置面オブジェクト80からの距離を変化させる。
【0125】
なお、タイルビュー識別程度変化部124は、移動後の視点76と配置面オブジェクト80との間の距離Hに基づいて、タイルビューカーソル画像オブジェクト94の透明度や輝度(例えば、ライブラリビューカーソル画像オブジェクト84に当てられるライトの強さ)などの表示態様を変化させてもよい。具体的には、例えば、視点76と配置面オブジェクト80との間の距離Hが短いほどタイルビューカーソル画像オブジェクト94の透明度や輝度が高くなるようにしてもよい。より具体的には、例えば、ライブラリビューカーソル画像オブジェクト84の透明度や輝度が、視点76と配置面オブジェクト80との間の距離Hに比例してもよい。
【0126】
図6Bに例示するように視点76と配置面オブジェクト80との間の距離Hが短い場合(すなわち、少数の写真画像オブジェクト74が、タイルビュー画面90に表示されるような場合)は、図6Aに例示するように視点76と配置面オブジェクト80との間の距離Hが長い場合(すなわち、多数の写真画像オブジェクト74が、タイルビュー画面90に表示されるような場合)よりも、タイルビューカーソル画像オブジェクト94により指し示されている写真画像オブジェクト74の配置面オブジェクト80からの離間距離が短くなっている。また、視点76と配置面オブジェクト80との間の距離Hが短い場合は、視点76と配置面オブジェクト80との間の距離Hが長い場合よりも、タイルビューカーソル画像オブジェクト94の透明度や輝度が低くなっている。なお、図6Bに例示するように、写真画像オブジェクト74の配置面オブジェクト80からの離間距離が短い場合に、操作信号受付部102が、所定のボタン(例えば、右ボタン58R)が押下されたことを示す操作信号を受け付ける場合に、タイルビュー識別程度変化部124が、タイルビューカーソル画像オブジェクト94により指し示されている写真画像オブジェクト74にマッピングされている写真画像を拡大表示して、モニタ26に表示するようにしてもよい。
【0127】
このようにして、視点76と配置面オブジェクト80との間の距離Hに適した表示態様で、タイルビューカーソル画像オブジェクト94により指し示されている写真画像オブジェクト74をユーザに提示することができる。また、本実施形態では、タイルビュー視点移動部122が、タイルビュー空間92内の視点76の位置を配置面オブジェクト80に対して近づける際に、タイルビューカーソル画像オブジェクト94によって指し示されている写真画像オブジェクト74がタイルビュー画面90の中央に表示されるようタイルビュー空間92内の視点76の位置を配置面オブジェクト80に沿って移動させるので、視点76の位置が配置面オブジェクト80に対して近づいた際に、写真画像オブジェクト74を配置面オブジェクト80から離間させる距離hが短くなり、タイルビューカーソル画像オブジェクト94の透明度や輝度の値が小さくなったとしても、ユーザは、指し示されている写真画像オブジェクト74を容易に認識することができる。
【0128】
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。
【0129】
例えば、エンタテインメントシステム10は、ユーザから受け付ける操作信号に応じて、ライブラリビュー空間72において、ライブラリビューカーソル画像オブジェクト84により指し示されているグループ画像オブジェクト78を構成する各写真画像オブジェクト74を、プレイリスト空間内にコピーするようにしてもよい。また、エンタテインメントシステム10は、ユーザから受け付ける操作信号に応じて、プレイリスト空間に配置されている写真画像オブジェクト74をスライドショーとしてモニタ26に順次表示するようにしてもよい。
【0130】
また、例えば、本発明を、二次元座標系における平面形状をモニタ26に表示する画像表示装置として動作するエンタテインメントシステム10に対して適用してもよい。
【図面の簡単な説明】
【0131】
【図1】本発明の一実施形態に係る画像表示装置として用いられるエンタテインメントシステムのハードウェア構成の一例を示すハードウェア構成図である。
【図2】MPUの詳細の一例を示す詳細構成図である。
【図3A】コントローラの一例を示す斜視図である。
【図3B】コントローラの一例を示す上側面図である。
【図4】本実施形態に係るライブラリビュー画面の一例を示す図である。
【図5】本実施形態に係るライブラリビュー空間の全体像の一例を示す斜視図である。
【図6A】本実施形態に係るタイルビュー画面の一例を示す図である。
【図6B】本実施形態に係るタイルビュー画面の一例を示す図である。
【図7】本実施形態に係るタイルビュー空間の全体像の一例を示す斜視図である。
【図8A】本発明の一実施形態に係る画像表示装置の機能の一例を示す機能ブロック図である。
【図8B】本発明の一実施形態に係る画像表示装置の機能の一例を示す機能ブロック図である。
【図8C】本発明の一実施形態に係る画像表示装置の機能の一例を示す機能ブロック図である。
【図8D】本発明の一実施形態に係る画像表示装置の機能の一例を示す機能ブロック図である。
【図9】本実施形態に係る画像表示装置で行われる処理のフローの一例を示す図である。
【図10】グループ画像オブジェクト配置基準線の一例を示す図である。
【図11】グループ画像配置領域の一例を示す図である。
【図12】グループ画像配置領域の別の一例を示す図である。
【図13】本実施形態に係る画像表示装置で行われる処理のフローの一例を示す図である。
【図14】順位と表示要素配置領域サイズとの関係の一例を示す図である。
【図15】表示要素配置領域の一例を示す図である。
【図16A】落下開始基準点の決定方法の一例を示す説明図である。
【図16B】落下開始基準点の決定方法の一例を示す説明図である。
【図17】代表画像配置候補領域の決定方法の一例を示す説明図である。
【図18】代表画像の決定方法の一例を示す説明図である。
【図19A】影響領域内に、ライブラリビューカーソル画像オブジェクト中心が配置されていない様子の一例を示す図である。
【図19B】影響領域内に、ライブラリビューカーソル画像オブジェクト中心が配置されている様子の一例を示す図である。
【図20】写真画像オブジェクトを配置面オブジェクトから離間させる距離と、視点と配置面オブジェクトとの間の距離との関係の一例を示す図である。
【図21】本実施形態に係る画像表示装置で行われる処理のフローの一例を示す図である。
【図22】操作信号移動量ベクトル、引力移動量ベクトル、及び、全移動量ベクトルの一例を示す図である。
【符号の説明】
【0132】
10 エンタテインメントシステム、11 MPU、12 メインプロセッサ、14a〜14h サブプロセッサ、16 バス、18 メモリコントローラ、20 メインメモリ、22,40,44 インタフェース、24 画像処理部、26 モニタ、28 入出力処理部、30 音声処理部、32 スピーカ、34 光ディスク読み取り部、36 光ディスク、38 ハードディスク、42 コントローラ、42a 表面、46 カメラユニット、48 ネットワークインタフェース、50L 第1の左ボタン、50R 第1の右ボタン、52L 第2の左ボタン、52R 第2の右ボタン、54 左操作スティック、56 右操作スティック、58 ボタン群、58L 左ボタン、58R 右ボタン、58U 上ボタン、58D 下ボタン、60 方向ボタン群、60L 左方向ボタン、60R 右方向ボタン、60U 上方向ボタン、60D 下方向ボタン、62 コントローラケーブル、70 ライブラリビュー画面、72 ライブラリビュー空間、74 写真画像オブジェクト、74a 選択写真画像オブジェクト、76 視点、78 グループ画像オブジェクト、78a 選択グループ画像オブジェクト、80 配置面オブジェクト、82 代表画像オブジェクト、84 ライブラリビューカーソル画像オブジェクト、86 グループ画像オブジェクト配置基準線、88 代表画像配置領域、90 タイルビュー画面、92 タイルビュー空間、94 タイルビューカーソル画像オブジェクト、100 画像記憶部、102 操作信号受付部、104 ビュー切替部、106 ライブラリビュー空間生成表示部、108 ライブラリビューカーソル画像移動部、110 ライブラリビュー画像位置関係変化部、112 ライブラリビュー視点移動部、114 ライブラリビュー識別程度変化部、116 タイルビュー空間生成表示部、118 タイルビューカーソル画像移動部、120 タイルビュー画像位置関係変化部、122 タイルビュー視点移動部、124 タイルビュー識別程度変化部、126 ライブラリビュー対象画像配置部、128 ライブラリビューカーソル画像配置部、130 ライブラリビュー空間表示部、132 ライブラリビュー画像取得部、134 ライブラリビュー画像分類部、136 ライブラリビューグループ画像配置部、138 ライブラリビュー代表画像配置領域決定部、140 ライブラリビュー代表画像配置部、142 グループ画像配置領域決定部、144 表示要素取得部、146 表示要素配置領域決定部、148 表示要素配置部、150 タイルビュー対象画像配置部、152 タイルビュー識別表示部、154 タイルビュー画像取得部、156 タイルビュー画像分類部、158 タイルビュー画像配置部、160 タイルビューカーソル画像配置部、162 タイルビュー空間表示部、164 始点、166 グループ画像配置領域、168 配置基準点、170 表示要素配置領域、172 落下開始基準点、174 落下開始点、176 グリッド領域、178 代表画像配置候補領域、180 代表画像配置領域代表点、182 代表画像選択領域、184 グループ画像オブジェクト代表点、186 影響領域、188 ライブラリビューカーソル画像オブジェクト中心。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
仮想3次元空間内に配置されている視点から視線方向を見た様子を表す画像を表示する画像表示装置であって、
前記仮想3次元空間内の配置面上に少なくとも1つの対象画像を配置する対象画像配置手段と、
前記配置面上に閉領域を示すカーソル画像を配置するカーソル画像配置手段と、
ユーザから受け付ける操作信号に応じて、前記カーソル画像を前記配置面に沿って移動させるカーソル画像移動手段と、
前記配置面上における前記カーソル画像の位置と前記対象画像の位置との間の距離が所定の範囲内である場合に、前記視点から前記対象画像までの距離が、前記視点から前記カーソル画像までの距離よりも短くなるよう、前記カーソル画像と前記対象画像との相対的な位置関係を変化させる画像位置関係変化手段と、
を含むことを特徴とする画像表示装置。
【請求項2】
前記画像位置関係変化手段が、前記対象画像の前記配置面からの距離を変化させる、
ことを特徴とする請求項1に記載の画像表示装置。
【請求項3】
前記カーソル画像が前記対象画像よりもサイズが大きい、
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像表示装置。
【請求項4】
前記カーソル画像移動手段が、前記配置面上における前記カーソル画像の位置と前記対象画像の位置との間の距離が所定の範囲内である場合に、前記カーソル画像内の代表点と前記対象画像内の代表点との間の距離に応じて前記カーソル画像と前記対象画像とを接近させる、
ことを特徴とする請求項1から3のうちのいずれか一項に記載の画像表示装置。
【請求項5】
仮想3次元空間内に配置されている視点から視線方向を見た様子を表す画像を表示する画像表示方法であって、
前記仮想3次元空間内の配置面上に少なくとも1つの対象画像を配置する対象画像配置ステップと、
前記配置面上に閉領域を示すカーソル画像を配置するカーソル画像配置ステップと、
ユーザから受け付ける操作信号に応じて、前記カーソル画像を前記配置面に沿って移動させるカーソル画像移動ステップと、
前記配置面上における前記カーソル画像の位置と前記対象画像の位置との間の距離が所定の範囲内である場合に、前記視点から前記対象画像までの距離が、前記視点から前記カーソル画像までの距離よりも短くなるよう、前記カーソル画像と前記対象画像との相対的な位置関係を変化させる画像位置関係変化ステップと、
を含むことを特徴とする画像表示方法。
【請求項6】
仮想3次元空間内に配置されている視点から視線方向を見た様子を表す画像を表示する画像表示装置としてコンピュータを機能させるプログラムであって、
前記仮想3次元空間内の配置面上に少なくとも1つの対象画像を配置する対象画像配置手段、
前記配置面上に閉領域を示すカーソル画像を配置するカーソル画像配置手段、
ユーザから受け付ける操作信号に応じて、前記カーソル画像を前記配置面に沿って移動させるカーソル画像移動手段、
前記配置面上における前記カーソル画像の位置と前記対象画像の位置との間の距離が所定の範囲内である場合に、前記視点から前記対象画像までの距離が、前記視点から前記カーソル画像までの距離よりも短くなるよう、前記カーソル画像と前記対象画像との相対的な位置関係を変化させる画像位置関係変化手段、
として前記コンピュータを機能させることを特徴とするプログラム。
【請求項7】
請求項6に記載のプログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な情報記憶媒体。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3A】
image rotate

【図3B】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6A】
image rotate

【図6B】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8A】
image rotate

【図8B】
image rotate

【図8C】
image rotate

【図8D】
image rotate

【図9】
image rotate

【図10】
image rotate

【図11】
image rotate

【図12】
image rotate

【図13】
image rotate

【図14】
image rotate

【図15】
image rotate

【図16A】
image rotate

【図16B】
image rotate

【図17】
image rotate

【図18】
image rotate

【図19A】
image rotate

【図19B】
image rotate

【図20】
image rotate

【図21】
image rotate

【図22】
image rotate


【公開番号】特開2010−128585(P2010−128585A)
【公開日】平成22年6月10日(2010.6.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−299851(P2008−299851)
【出願日】平成20年11月25日(2008.11.25)
【出願人】(395015319)株式会社ソニー・コンピュータエンタテインメント (871)
【Fターム(参考)】