説明

画像通信システム、携帯通信端末および画像処理装置

【課題】 加工処理された画像データを簡易かつ迅速に入手可能にする。
【解決手段】 本発明は、互いに電子メールを送受信可能な携帯通信端末1と画像処理装置2を備え、携帯通信端末1は、画像取込部11と、送信メール作成部12と、第1送信部13と、第1受信部14と、表示制御部16とを有し、画像処理装置2は、携帯通信端末1から送信された電子メールを受信する第2受信部21と、受信された電子メールを画像データ部分と文字データ部分とに分離するデータ分離部22と、分離された画像データに対して画像加工処理を行う画像加工部23と、登録ユーザ判定部24と、返信メール作成部25と、第2送信部26と、を有する。加工処理済みの画像データを携帯通信端末1に電子メールで返信するようにしたため、ユーザは送信する手間のみで加工処理された画像データを自動的に受け取ることができ、ユーザは自分で画像データを受け取りにいかなくて済む。

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯通信端末を利用して画像データを送受信する画像通信システム、携帯通信端末および画像処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】携帯電話やPHS(Personal Handy-phone System)等の携帯通信端末が大変な勢いで普及しており、携帯通信端末を単なる電話機として利用するだけでなく、インターネット接続用や電子メール送受信用として利用する例が増えてきた。
【0003】また、集積回路技術の進歩により、画素数の多いCCDセンサが手軽に手に入るようになってきたこともあり、従来の銀塩カメラと同等もしくはそれ以上の画質性能をもったデジタルカメラが普及してきた。
【0004】デジタルカメラは、撮影した画像を手軽にコンピュータ機器に取り込むことができ、また、銀塩カメラよりもはるかに小型化が容易なため、携帯通信端末に一体に取り付けた製品も数多く発表されている。
【0005】さらに、最近の携帯通信端末は、数十kbps程度の伝送速度でデータ通信を行えるため、携帯通信端末で画像データを送受信できるようになってきた。このため、携帯通信端末を利用して、画像データが添付された電子メール送受信したり、ウェブ上から画像データをダウンロードする等の使い方が一般的に行われている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】携帯通信端末の通信料金は、加入電話回線の通信料金よりも高いため、高解像度の画像データを電子メールで送信すると、データ量が多いことから通信料が高くなってしまう。したがって、携帯通信端末で送受信される画像データは、解像度をある程度落としてデータ量を減らす必要がある。ところが、解像度を落とすと、画質が悪くなってしまう。また、携帯通信端末に取り付けられたデジタルカメラは、CCDセンサの性能が低いものが多く、撮像された画像データの画質はあまりよくない。
【0007】さらに、携帯通信端末の表示装置の画面は表示面積が限られている上に、バッテリ駆動時間をできるだけ長くする必要性があるため、表示品質は優れるが、消費電力の大きいアクティブマトリクス型の液晶表示装置を用いずに、表示品質が悪い代わりに消費電力の少ないSTN型の液晶表示装置を用いることが多い。
【0008】このように、種々の理由から、携帯通信端末では、画質の優れた画像を表示できないのが実情である。
【0009】ところで、最近、携帯通信端末の表示装置に表示させるための画像データを提供するサービスが行われている。ところが、この種の従来のサービスは、表示すべき画像データをウェブ上の特定のサイトで提供することが多く、ユーザはインターネット等を介してこのサイトにアクセスして所望の画像データをダウンロードしなければならない。このため、画像データの取得に時間がかかる上にその手続きが面倒であるという問題があった。
【0010】本発明は、このような点に鑑みてなされたものであり、その目的は、加工処理された画像データを簡易かつ迅速に入手可能な画像通信システム、携帯通信端末および画像処理装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決するために、本発明は、携帯通信端末との間で、画像データを含む電子メールの送受を行う画像処理装置を備えた画像通信システムにおいて、前記携帯通信端末は、画像データを取り込む画像取込手段と、取り込んだ画像データを含む電子メールを、前記携帯通信端末から特定の宛先に送信する第1送信手段と、前記画像処理装置から送信された電子メールを受信する第1受信手段と、受信された電子メールに含まれる画像データを表示装置に表示させる表示制御手段と、を有し、前記画像処理装置は、前記携帯通信端末から送信された電子メールを受信する第2受信手段と、受信された電子メールを画像データと文字データとに分離するデータ分離手段と、分離された画像データに対して所定の画像加工処理を行う画像加工手段と、画像加工処理を行った状態の画像データを含む電子メールを前記携帯通信端末に返信する第2送信手段と、を有する。
【0012】本発明では、携帯通信端末から画像処理装置に送信された画像データを画像処理装置内で加工処理した後、電子メールで携帯通信端末のメール送信者に届けるため、加工処理済みの画像データを簡易かつ迅速に受け取ることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る画像通信システム、携帯通信端末および画像処理装置について、図面を参照しながら具体的に説明する。
【0014】図1は本発明に係る画像通信システムの一実施形態の概略構成を示すブロック図である。図1の画像通信システムは、携帯電話やPHS等の携帯通信端末1と、携帯通信端末1との間で画像データを含む電子メールの送受信を行う画像処理装置2とを備えている。携帯通信端末1と画像処理装置2は、インターネット3を介して電子メールの送受信を行う。
【0015】図2は携帯通信端末1と画像処理装置2の内部構成を示すブロック図である。図2の携帯通信端末1は、画像データを取り込む画像取込部(画像取込手段)11と、取り込んだ画像データが添付された電子メールを作成する送信メール作成部12と、作成した電子メールを携帯通信端末1から特定の宛先に送信する第1送信部(第1送信手段)13と、画像処理装置2から送信された電子メールを受信する第1受信部(第1受信手段)14と、受信された電子メールに添付された画像データを表示装置15に表示させる表示制御部(表示制御手段)16とを有する。
【0016】画像処理装置2は、携帯通信端末1から送信された電子メールを受信する第2受信部(第2受信手段)21と、受信された電子メールを画像データ部分と文字データ部分とに分離するデータ分離部(データ分離手段)22と、分離された画像データに対して所定の画像加工処理を行う画像加工部(画像加工手段)23と、メール送信者が登録ユーザか否かを判定する登録ユーザ判定部(登録ユーザ判定手段)24と、画像加工処理を行った後の画像データが添付された電子メールを作成する返信メール作成部(返信メール作成手段)25と、この電子メールを携帯通信端末1に返信する第2送信部(第2送信手段)26と、を有する。
【0017】図3は携帯通信端末1の処理手順を示すフローチャート、図4は画像処理装置2の処理手順を示すフローチャートである。以下、これらのフローチャートに基づいて、本実施形態の画像処理システムの動作を説明する。
【0018】まず、携帯通信端末1は、画像取込部11により画像データを取り込む(ステップS1)。取り込む画像は、例えばデジタルカメラで撮像したもの、CD-ROM等の記録媒体から読み出したもの、ウェブ上からダウンロードしたもの、あるいはユーザがペイントソフト等を利用して自ら作成したもののいずれでもよい。
【0019】次に、電子メールの送信先アドレスを指定する(ステップS2)。送信先アドレスの指定の仕方として、例えば、以下の3通りが考えられる。
【0020】(1)雑誌等に記載されたメールアドレスをユーザが自ら手入力する。(2)予め登録しておいたアドレス帳の中から所望のメールアドレスをユーザが選択する。(3)ユーザがインターネット3上の特定のサイトにアクセスして、このサイトから所望のメールアドレスを取得する。
【0021】図5はユーザが画像処理装置2のメールアドレスを手入力する場合の画面表示例である。まず、メール作成を指示すると、メール入力画面が表示される(図5(a))。ここで、「宛先」の欄にカーソルを移動させて、ユーザがメールアドレスを手入力した後(図5(b))、不図示のボタンを押すと、手入力したメールアドレスが図5(c)のように送信宛先欄にコピーされる。
【0022】一方、図6はアドレス帳の中から所望のメールアドレスをユーザが選択する場合の画面表示例である。メール入力画面の「宛先」の欄にカーソルを移動させて所定のキーを押すと(図6(a))、アドレス帳が表示される(図6(b))。このアドレス帳の中から、所望のメールアドレスを選択すれば、「宛先」の欄にそのアドレスが入力される(図6(c))。
【0023】一方、図7は特定のサイトからメールアドレスを取得する場合の画面表示例である。まず、インターネット3を介して特定のサイトにアクセスし(図7(a))、「はいる」ボタンを選択すると、画像加工処理の種類を示すフィルタリストが表示される(図7(b)、HP表示制御手段)。表示された画像フィルタリストの中から所望のフィルタを選択すると、その画像フィルタ処理を行うメールアドレスが表示される(図7(c))。この画面上で「送信」ボタンを選択すると、メール入力画面の「宛先」の欄にそのメールアドレスが自動入力される(図7(d)、アドレス指定手段)。
【0024】上述した手順で、画像データを添付した電子メールを完成させる(図3のステップS3)。この電子メールには、必ずしも文字情報を含んでいなくてもよいが、最低でも、画像データ、送信先アドレスおよび送信元アドレスは含んでいなければならない。
【0025】次に、第1送信部13は、作成された電子メールを画像処理装置2に送信する(ステップS4)。ここで、携帯通信端末1と画像処理装置2との間でのデータ通信の具体的な形態は特に問わない。
【0026】携帯通信端末1から送信された電子メールは、画像処理装置2内の第2受信部21により受信された後、データ分離部22に伝送される(図4のステップS11)。データ分離部22は、受信された電子メールを画像データと文字データとに分離し、画像データのみを画像加工部23に伝送する(ステップS12)。
【0027】画像加工部23は、分離された画像データに対して所定の手順で画像加工処理を行う(ステップS13)。画像加工処理の具体的な内容として、例えば、色補正、画像の輪郭補正(シャープ度合いやぼけ具合の調整)、輝度調整、濃度調整、メタル処理、モノクロ処理、セピア処理、レリーフ処理、ソフトフォーカス処理、クロスフォーカス処理、モザイク処理、照明効果処理、および絵画調処理などがある。
【0028】同一のサイトで複数種類の画像加工を行うことができる場合は、携帯通信端末1から送信される電子メールの中で、希望する画像加工の種類を特定しておけばよい。
【0029】また、各サイトごとにそれぞれ異なる画像加工を行う場合は、携帯通信端末1から電子メールを送信する際に、ユーザが希望する画像加工を行ってくれるサイトのメールアドレスを指定して電子メールを送信すればよい。この場合、画像処理装置2には、ユーザが指定した送信先メールアドレスにより、ユーザが希望する加工処理の種類を特定する手段が設けられる。
【0030】画像加工部23による画像加工処理が終了すると、次に、登録ユーザ判定部24は、メールを送信者が登録ユーザか否かを判定する(ステップS14)。画像処理装置2は、登録ユーザ情報を格納したデータベースを備えており、このデータベースを参照してステップS14の判定処理を行う。
【0031】メール送信者が登録ユーザでないと判定された場合は、画像加工処理済みの画像データにバナー広告情報を合成する(ステップS15)。例えば、図8に示すように、画像データの下側部分にバナー広告が表示されるようにする。なお、バナー広告の内容、表示位置、表示サイズ等には特に制限はない。この返信メール内にURLアドレスを記述しておき、このアドレスにカーソルを合わせると、広告提供主のホームページに自動的にアクセスするようにしてもよい。
【0032】ステップS14で登録ユーザと判定された場合、あるいはステップS15の処理が終了した場合には、返信メール作成部25は、画像加工処理済みの画像データを添付した電子メールを作成する(ステップS16)。その際、メールの送り先として、受信した電子メールの送信元アドレスを指定した後、この電子メールを携帯通信端末1に返信する(ステップS17)。
【0033】携帯通信端末1内の第1受信部14は、画像処理装置2からの返信メールを受信し(図3のステップS5)、この返信メールの内容を表示装置15に表示する(ステップS6)。
【0034】図9は図3および図4のフローチャートを実施する際の携帯通信端末1の画面変化を示す図である。この例では、携帯通信端末1に予め複数枚の画像データが格納されている例を示している。
【0035】まず、ユーザーは、図5、図6、図7のいずれかの手段によりメールアドレスを入力する(図9(a))。次に、ユーザは、携帯通信端末1に格納されている画像データの一覧を表示させ(図9(b))、その中から画像加工処理を行いたい画像データを選択する。選択する画像データの数は必ずしも一つでなくてもよい。ユーザが画像データを選択すると、その画像が画面に表示される(図9(c))。
【0036】次に、ユーザは、メール入力画面を表示させ(図9(d))、図3のステップS1〜S3で説明した手順で電子メールを作成する。電子メールが完成すると、次に、ユーザは、送信ボタンを押して電子メールを画像処理装置2に送信する(図9(e))。
【0037】画像処理装置2は、携帯通信端末1からの電子メールを受信すると、その電子メールに添付された画像データに対して所定の画像加工処理を行った後、加工処理済みの画像データを含む電子メールを作成し、作成した電子メールを携帯通信端末1に返信する。
【0038】携帯通信端末1は、画像処理装置2からの電子メールを受信すると(図9(f))、メッセージを受信した旨を画面に表示させ(図9(g))、受信した電子メールを展開処理する。その際、ファイル展開中である旨を画面に表示する(図9(h))。
【0039】ファイル展開が終わると、画像加工処理を行った画像を画面上に表示する(図9(i))。図9(i)の例では、メタル処理を行った例を示している。
【0040】なお、画像加工処理を行った画像データの使い途には特に制限はなく、例えば、待ち受け画面や初期画面等の壁紙として利用したり、メールに添付して他人に送れるようにしてもよい。また、アルバムとして登録できるようにしてもよいし、プリンタ等に印刷できるようにしてもよい。
【0041】このように、本実施形態では、携帯通信端末1から電子メールで送信した画像データを画像処理装置2で加工処理した後、加工処理済みの画像データを携帯通信端末1に電子メールで返信するようにしたため、ユーザは送信する手間のみで加工処理された画像データを自動的に受け取ることができる。すなわち、ユーザは自分で画像データを受け取りにいかなくて済む。また、画像データの加工処理が終了すると、その画像データをユーザに送り返すため、ユーザが画像データの加工処理を依頼してから、加工処理済みの画像データを受け取るまでの時間を短縮できる。
【0042】本実施形態で送受信される画像データのデータ形式には特に制限はなく、JPEG、TIF、GIF、BMP等の各種のデータ形式の画像データに適用可能である。ただし、望ましくは、携帯通信端末1から送信された画像データのデータ形式と同じデータ形式の画像データを画像処理装置2が返信するのがよい。あるいは、ユーザが画像処理装置2に電子メールを送信する際に、返信用の画像データのデータ形式を指定できるようにしてもよい。
【0043】また、上述した実施形態では、電子メールを送信した携帯通信端末1と同じ端末に画像加工処理済みの画像データを添付した電子メールを返信する例を説明したが、返信先は必ずしも同一でなくてもよい。例えば、携帯通信端末1が電子メールを送信する際に、そのメールの中で返信先を任意に指定できるようにしてもよい。
【0044】図4のステップS14,S15では、登録ユーザでない場合には、画像データにバナー広告を合成しているが、利用料金決済を行ったか否かを判定し、利用料金決済を行っていなければバナー広告を表示させ、利用料金決済を行った場合にはバナー広告を表示させないようにしてもよい。利用料金決済の具体的な手法については特に制限はなく、クレジット決済や指定の銀行口座からの引き落としなど、種々の料金決済方法が適用可能である。
【0045】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によれば、携帯通信端末から画像処理装置に電子メールで送信された画像データを画像処理装置内で加工し、加工済みの画像データを携帯通信端末のメール送信者に電子メールで返信するようにしたため、携帯通信端末のメール送信者は自ら加工済みの画像データを受け取りに行く手間が省け、使い勝手が向上する。また、加工処理済みの画像データが電子メールで携帯通信端末のメール送信者の手元に届くため、画像データの加工処理を依頼してから加工処理済みの画像データを受け取るまでの時間を短縮できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像通信システムの一実施形態の概略構成を示すブロック図。
【図2】携帯通信端末と画像処理装置の内部構成を示すブロック図。
【図3】携帯通信端末の処理手順を示すフローチャート。
【図4】画像処理装置の処理手順を示すフローチャート。
【図5】ユーザが画像処理装置のメールアドレスを手入力する場合の画面表示例を示す図。
【図6】アドレス帳の中から所望のメールアドレスをユーザが選択する場合の画面表示例を示す図。
【図7】特定のサイトからメールアドレスを取得する場合の画面表示例を示す図。
【図8】バナー広告を合成した例を示す図。
【図9】図3および図4のフローチャートを実施する際の携帯通信端末1の画面変化を示す図。
【符号の説明】
1 携帯通信端末
2 画像処理装置
3 インターネット
11 画像取込部
12 送信メール作成部
13 第1送信部
14 第1受信部
15 表示制御部
16 表示装置
21 第2送信部
22 データ分離部
23 画像加工部
24 登録ユーザ判定部
25 返信メール作成部
26 第2送信部

【特許請求の範囲】
【請求項1】携帯通信端末との間で、画像データを含む電子メールの送受を行う画像処理装置を備えた画像通信システムにおいて、前記携帯通信端末は、画像データを取り込む画像取込手段と、取り込んだ画像データを含む電子メールを、前記携帯通信端末から特定の宛先に送信する第1送信手段と、前記画像処理装置から送信された電子メールを受信する第1受信手段と、受信された電子メールに含まれる画像データを表示装置に表示させる表示制御手段と、を有し、前記画像処理装置は、前記携帯通信端末から送信された電子メールを受信する第2受信手段と、受信された電子メールを画像データと文字データとに分離するデータ分離手段と、分離された画像データに対して所定の画像加工処理を行う画像加工手段と、画像加工処理を行った状態の画像データを含む電子メールを前記携帯通信端末に返信する第2送信手段と、を有することを特徴とする画像通信システム。
【請求項2】前記画像処理装置は、前記携帯端末にて画像データを含む電子メールを送信した送信者が登録ユーザであるか否かを判定する登録ユーザ判定手段と、登録ユーザと判定されると前記画像加工手段で加工された画像データをそのまま含む返信用の電子メールを作成し、登録ユーザでないと判定されると前記画像加工手段で加工された画像データにバナー情報を合成した画像データを含む返信用の電子メールを作成する返信メール作成手段と、を有することを特徴とする請求項1に記載の画像通信システム。
【請求項3】前記画像加工手段は、画像加工処理を行う際、前記携帯通信端末からの電子メールに含まれる画像データと同じデータ形式の画像データを生成することを特徴とする請求項1または2に記載の画像通信システム。
【請求項4】前記画像加工手段は、画像加工処理後の画像データのデータ量が画像加工処理前の画像データのデータ量に略等しくなるように画像加工処理を行うことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の画像通信システム。
【請求項5】前記画像加工手段は、画像加工処理として、色補正、輪郭補正、輝度調整、濃度調整、メタル処理、モノクロ処理、セピア処理、レリーフ処理、ソフトフォーカス処理、クロスフォーカス処理、モザイク処理、照明効果処理、および絵画調処理の少なくとも一つを行うことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の画像通信システム。
【請求項6】前記第1送信手段は、複数のメールアドレスが登録されたアドレス帳の中から選択された前記画像処理装置のメールアドレスに対して、前記画像取込手段で取り込んだ画像データを含む電子メールを送信することを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の画像通信システム。
【請求項7】前記携帯通信端末は、画像加工処理を行う前記画像処理装置のメールアドレス情報が登録されたホームページを表示させるHP表示制御手段と、前記ホームページ上で前記画像処理装置のメールアドレスを指定するアドレス指定手段と、を有し、前記第1送信手段は、前記画像取込手段で取り込んだ画像データを含む電子メールを、前記アドレス指定手段で指定されたメールアドレスに送信することを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の画像通信システム。
【請求項8】前記画像取込手段は、デジタルカメラまたはスキャナから出力された画像データを取り込むことを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の画像通信システム。
【請求項9】前記画像取込手段は、ホームページからダウンロードした画像データ、または複数の画像データを格納する記録媒体からコピーした画像データを取り込むことを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の画像通信システム。
【請求項10】画像データを含む電子メールの送受信を行うことが可能な携帯通信端末において、画像データを取り込む画像取込手段と、取り込んだ画像データを含む電子メールを、前記携帯通信端末から特定の宛先に送信するメール送信手段と、前記メール送信手段が送信した電子メールに含まれる画像データに対して、前記特定の宛先にて所定の画像加工処理を行った状態の画像データを含む電子メールを受信するメール受信手段と、受信された電子メールに含まれる画像データを表示装置に表示させる表示制御手段と、を備えることを特徴とする携帯通信端末。
【請求項11】携帯通信端末から送信された、画像データを含む電子メールを受信する画像処理装置において、前記携帯通信端末から送信された電子メールを受信するメール受信手段と、受信された電子メールを画像データと文字データとに分離するデータ分離手段と、分離された画像データに対して所定の画像加工処理を行う画像加工手段と、画像加工処理を行った後の画像データを含む電子メールを前記携帯通信端末に返信する第2送信手段と、を有することを特徴とする画像処理装置。

【図1】
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【図3】
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【図5】
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【図6】
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【図8】
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【図2】
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【図4】
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【図7】
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【図9】
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【公開番号】特開2002−197038(P2002−197038A)
【公開日】平成14年7月12日(2002.7.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2000−398067(P2000−398067)
【出願日】平成12年12月27日(2000.12.27)
【出願人】(596046118)株式会社市川ソフトラボラトリー (19)
【Fターム(参考)】