説明

異常脂血症、高コレステロール血症及び糖尿病の処置のためのRXRアゴニストとしてのジヒドロ−[1H]−キノリン−2−オン誘導体

【化1】


本発明は式(I)の化合物、これらの化合物、組成物、中間体及びそれらの誘導体を調製する方法及びRXR仲介障害を処置する方法を対象とする。より具体的には、本発明の化合物はRXR仲介障害を処置するために有用なRXRアゴニストである。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式(I)
【化1】

[式中、
はH又は場合により置換されていてもよいC1−3アルキルであり、
及びRは独立してC1−3アルキルであり、

【化2】

であり、ここで
Zは
【化3】

から選択され、
Xは結合、場合により置換されていてもよい−O−C1−5アルキル−及び場合により置換されていてもよいC1−6アルキレンから選択され、
及びRは独立して、場合により置換されていてもよいC1−3アルキル、場合により置換されていてもよい−C2−3アルケニル及び場合により置換されていてもよいC1−3アルコキシから選択され、そして
m及びnは独立して0、1及び2から選択され、但し、m及びnの両方が2であることはできないこととし、あるいはまた、
はH又は場合により置換されていてもよいC1−3アルキルであり、
但し、R
【化4】

ある時は、R
【化5】

であることはできないこととし、
更に但し、RがH又は場合により置換されていてもよいC1−3アルキルである時は、RはH又は場合により置換されていてもよいC1−3アルキルであることはできないこととし、

【化6】

であり、ここで
Zは
【化7】

から選択され、
Xは結合、場合により置換されていてもよい−O−C1−5アルキル−及び場合により置換されていてもよいC1−6アルキレンから選択され、
及びRは独立して、場合により置換されていてもよいC1−3アルキル、場合により置換されていてもよい−C2−3アルケニル及び場合により置換されていてもよいC1−3アルコキシから選択され、そして
m及びnは独立して0、1及び2から選択され、但しm及びnの両方が2であることはできないこととし、あるいはまた、
はH又は場合により置換されていてもよいC1−3アルキルであり、
但し、R
【化8】

である時は、R
【化9】

であることはできないこととし、
更に但し、RがH又は場合により置換されていてもよいC1−3アルキルである時は、RはH又は場合により置換されていてもよいC1−3アルキルであることはできないこととし、そして
はH又はC1−3アルキルである]
の化合物又はその光学異性体、エナンチオマー、ジアステレオマー、ラセミ体又は製薬学的に許容できる塩。
【請求項2】
がH又は−C1−3アルキルである、請求項1の化合物。
【請求項3】
及びRが−CHである請求項1の化合物。
【請求項4】
又はR
【化10】

であり、ここでZが
【化11】

である請求項1の化合物。
【請求項5】
Zが
【化12】

である請求項4の化合物。
【請求項6】
又はR
【化13】

であり、ここでZが
【化14】

である請求項1の化合物。
【請求項7】
又はR
【化15】

であり、ここでXが1結合である請求項1の化合物。
【請求項8】
又はR
【化16】

であり、ここでXが場合により置換されていてもよい−O−C1−5アルキル−である請求項1の化合物。
【請求項9】
−O−C1−5アルキル−中の水素原子の1、2又は3個がFにより置換されている請求項8の化合物。
【請求項10】
1−5アルキルが
【化17】

である、請求項1の化合物。
【請求項11】
1−5アルキル−中の水素原子の1、2又は3個が更にFにより置換されている、請求項10の化合物。
【請求項12】
又はR
【化18】

であり、ここでXが場合により置換されていてもよいC1−6アルキレンである請求項1の化合物。
【請求項13】
1−6アルキレンが飽和されている、請求項12の化合物。
【請求項14】
1−6アルキレンが
【化19】

である、請求項13の化合物。
【請求項15】
1−6アルキレン中の1、2又は3個の水素原子がFにより置換されている請求項14の化合物。
【請求項16】
1−6アルキレンが不飽和である請求項12の化合物。
【請求項17】
1−6アルキレンが二重又は三重結合を含有する請求項16の化合物。
【請求項18】
m及びnが両方とも0である、請求項1の化合物。
【請求項19】
及びRが−OCF、−OCH、−OCHCF及び−CH=CH−C(O)OHから選択され、mが0又は1であり、そしてnが1又は2である請求項1の化合物。
【請求項20】
がH又はC1−3アルキルであり、
及びRが−CHであり、

【化20】

であり、ここで
Zが
【化21】

から選択され、
Xが結合、−CH−、
【化22】

、−CHCH−、−CH=CH−、−C≡C−、−CHCHCH−、−CH(CH)CH−、−CHCH(CH)−、−C(CH)=CH−、−CH=C(CH)−、−O−CH−、−O−C(CH−、−CH=C(F)−、−CH=CH−C(CH)=CH−及び−CH=CH−CH=CH−から選択され、
及びRが独立して、−OCF、−OCH、−OCHCF及び−CH=CH−C(O)OHから選択され、
mが0又は1であり、そして
nが0、1又は2であり、あるいはまた、
がH又はCHであり、
但し、R
【化23】

である時は、R
【化24】

であることはできないこととし、
更に但し、RがH又はCHである時は、RはH又は場合により置換されていてもよいC1−3アルキルであることはできないこととし、

【化25】

であり、ここで
Zが
【化26】

から選択され、
Xが1結合、−CH−、
【化27】

、−CHCH−、−CH=CH−、−C≡C−、−CHCHCH−、−CH(CH)CH−、−CHCH(CH)−、−C(CH)=CH−、−CH=C(CH)−、−O−CH−、−O−C(CH−、−CH=C(F)−、−CH=CH−C(CH)=CH−及び−CH=CH−CH=CH−から選択され、
及びRが独立して、−OCF、−OCH、−OCHCF及び−CH=CH−C(O)OHから選択され、
mが0又は1であり、そして
nが0、1又は2であり、あるいはまた、
がH又はCHであり、
但し、R
【化28】

である時は、R
【化29】

であることはできないこととし、
更に但し、RがH又はCHである時は、RがH又はCHであることはできないこととし、そして
がH又はCHである、
請求項1の化合物。
【請求項21】
請求項1の少なくとも1種の化合物及び少なくとも1種の製薬学的に許容できる担体を含んでなる製薬学的組成物。
【請求項22】
RXR仲介疾患を処置、緩和又は予防するための、少なくとも1種の更なる物質、薬剤、医薬、抗体及び/又はインヒビターを更に含んでなる、請求項21の製薬学的組成物。
【請求項23】
【化30】

から選択される少なくとも1種の化合物を含んでなる、請求項21の製薬学的組成物。
【請求項24】
【化31】

から選択される少なくとも1種の化合物を含んでなる請求項21の製薬学的組成物。
【請求項25】
治療的に有効量の少なくとも1種の請求項1の化合物を被験体に投与する工程を含んでなる、投与を必要とする被験体のレチノイドX受容体(RXR)仲介の状態を処置、予防又は緩和するための方法。
【請求項26】
RXR仲介状態が癌、糖尿病、異常脂血症、高コレステロール血症及びそれらの関連症状又は合併症から選択される、請求項25の方法。
【請求項27】
RXR仲介状態が、IDDM、NIDDM、IGT、IFG、シンドロームX(又は代謝症候群)、インスリン抵抗性、肥満、高脂血症(相I高脂血症、臨床発現前の高脂血症及び相II高脂血症を包含)、高コレステロール血症、高トリグリセリド血症、インスリン抵抗性、異常脂血症、ネフロパチー、神経障害、網膜症、アテローム性動脈硬化症、低HDL、非アルコール性脂肪肝、多嚢胞性卵巣(ovary又はovarian)症候群、高血圧(hypertension)、虚血、卒中、高血圧(high blood pressure)、心疾患、過敏性大腸障害、炎症、心血管障害及び白内障から選択される、請求項25の方法。
【請求項28】
治療的に有効量の、(a)請求項1の少なくとも1種の化合物並びに(b)その投与がいずれの順序でもよい、レチノイド受容体アゴニスト、抗糖尿病剤、脂質降下剤、抗血栓剤及び降圧剤から選択される少なくとも1種の更なる物質を被験体に投与する工程を含んでなる、請求項26の方法。
【請求項29】
更なる物質がRXRアゴニストである、請求項28の方法。
【請求項30】
治療的に有効量の、請求項1記載の少なくとも1種の化合物を被験体に投与する工程を含んでなる、投与を要する被験体のRXR仲介状態の開始を妨げる方法。
【請求項31】
RXR仲介状態が癌、糖尿病、異常脂血症、高コレステロール血症及びそれらの関連症状又は合併症から選択される、請求項30の方法。
【請求項32】
RXR仲介状態がIDDM、NIDDM、IGT、IFG、シンドロームX(又は代謝症候群)、インスリン抵抗性、肥満、高脂血症(相I高脂血症、臨床発現前の高脂血症及び相II高脂血症を包含)、高コレステロール血症、高トリグリセリド血症、インスリン抵抗性、異常脂血症、ネフロパチー、神経障害、網膜症、アテローム性動脈硬化症、低HDL、非アルコール性脂肪肝、多嚢胞性卵巣症候群、高血圧(hypertension)、虚血、卒中、高血圧(high blood pressure)、心疾患、過敏性大腸障害、炎症、心血管障害及び白内障から選択される、請求項30の方法。
【請求項33】
治療的に有効量の、(a)請求項1記載の少なくとも1種の化合物並びに(b)その同時投与がいずれの順序でもよく、組み合わせ量が所望の予防的効果を提供する、レチノイド受容体アゴニスト、抗糖尿病剤、脂質降下剤、抗血栓剤及び血圧降下剤よりなる群から選択される少なくとも1種の更なる物質を被験体に投与する工程を含んでなる、請求項31の方法。
【請求項34】
更なる物質がRXRアゴニストである請求項33の方法。
【請求項35】
請求項1記載のいずれかの化合物及び製薬学的に許容できる担体を混合する工程を含んでなる、製薬学的組成物の製法。
【請求項36】
請求項1の化合物の治療的に有効量が約0.001mg/kg/日〜約5mg/kg/日である請求項25の方法。
【請求項37】
請求項1の化合物の治療的に有効量が約0.001mg/kg/日〜約5mg/kg/日である請求項30の方法。

【公表番号】特表2009−512637(P2009−512637A)
【公表日】平成21年3月26日(2009.3.26)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−533533(P2008−533533)
【出願日】平成18年9月25日(2006.9.25)
【国際出願番号】PCT/US2006/037545
【国際公開番号】WO2007/041112
【国際公開日】平成19年4月12日(2007.4.12)
【出願人】(390033008)ジヤンセン・フアーマシユーチカ・ナームローゼ・フエンノートシヤツプ (616)
【氏名又は名称原語表記】JANSSEN PHARMACEUTICA NAAMLOZE VENNOOTSCHAP
【Fターム(参考)】