説明

異種ラベル連続体およびその印字方法

【課題】RFIDラベルとRFIDが内蔵されていない通常ラベルが1つのロール状に配列されている異種ラベル連続体およびその印字方法を提供すること。
【解決手段】ラベル連続体について規制したラベル印字領域内に所定枚数分の異種ラベル31についてそれぞれラベル配置領域22を画成すること、また、それぞれのラベル配置領域22に異種ラベル31を合わせて配置して、一単位分のラベル印字領域に所定枚数の異種ラベル31を収容し、それぞれの異種ラベル31に印字するようにしたので、RFIDが内蔵されたラベルとRFIDが内蔵されない通常ラベルを通常のRFID用ラベルプリンタで印字発行可能とした。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はRFIDインレットが内蔵されたRFIDラベルとRFIDインレットが無い通常ラベルと、を一つのロール状としたラベル連続体およびその印字方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来から、RFID(Radio Frequency Identification)技術による、非接触で情報の読取りや読書きを行うための各種のRFIDラベル連続体をRFID用プリンタに装填してその表面に所定の情報を印字することが行われている。
従来の一般的なRFID用サーマルラベルプリンタ1およびRFIDラベル連続体2について図5ないし図7にもとづき概説する。
図5は、従来のRFID用サーマルラベルプリンタ1の概略側面図、図6は、RFIDラベル連続体2の平面図であって、RFID用サーマルラベルプリンタ1は、RFIDラベル連続体2のラベル供給部4と、移送路5と、ラベル検出部6と、印字部9と、プリンタ制御部8と、読取り書込み部7を有する。
【0003】
図6に示すように、RFIDラベル連続体2は、帯状の台紙11と、台紙11に仮着する複数枚のRFIDラベル10と、を有し、さらにRFIDインレット19を有している。RFIDラベル10の裏面には粘着剤層(図示せず)を形成してあり、RFID用サーマルラベルプリンタ1のラベル供給部4にロール状に巻かれた状態で装填され、移送路5上をラベル検出部6、読取り書込み部7および印字部9に向かって帯状に繰り出されてゆく。
なお、図7に示すように、台紙11の裏面には、RFIDラベル10の位置検出を可能とする被検出マーク17を各RFIDラベル10ごとに、あらかじめ印刷してある。
【0004】
RFIDラベル10は、任意の紙材料あるいは樹脂材料によりこれを構成したもので、その表面側に必要な印字を可能としているとともに、その裏面側に粘着剤層(図示せず)を有し、さらに、その内部に挟持した形態でRFIDインレット19を有している。
【0005】
RFIDインレット19は、樹脂製の保護シート18と、保護シート18に収容したアンテナ21およびICチップ20と、を有する。
アンテナ21およびICチップ20は、保護シート18内に収容可能な樹脂フィルムなどの基材に各種作成手法によりこれを形成している。
アンテナ21は、RFIDラベル10の所定面積を覆う平面状を呈している。
したがって、RFIDラベル連続体2(RFIDラベル10)は、その表面側から外部の読取り書込み部7(図5)が発する制御電波をRFIDインレット19(アンテナ21)が受信し、ICチップ20からの情報の読取りやICチップ20への書込みを可能としている。
【0006】
ラベル検出部6は、被検出マーク17を検出する検出センサー12を有し、RFIDラベル連続体2(RFIDラベル10)の位置を検出する。
なお、隣り合うRFIDラベル10の間にギャップを設けて、位置検出を行うようにすることもできる。
【0007】
読取り書込み部7はRFIDアンテナ14およびRFID制御部13を有しており、RFIDアンテナ14がRFIDラベル10におけるRFIDインレット19のアンテナ21との間で、データの送受信を行う。
【0008】
印字部9は、サーマルヘッド15およびプラテンローラー16を有し、この間にプラテンローラー16の回転駆動により移送路5上にRFIDラベル連続体2を移送するとともに、サーマルヘッド15からの印字データ供給によりRFIDラベル10上に所定の情報を印字する。
【0009】
プリンタ制御部8は、上述のラベル検出部6、読取り書込み部7、および印字部9を制御する。
【0010】
こうした構成のRFIDラベル連続体2およびRFID用サーマルラベルプリンタ1において、RFIDラベル連続体2の移送にともなってラベル検出部6の検出センサー12がRFIDラベル連続体2(台紙11)の被検出マーク17を検出し、読取り書込み部7によるデータ読取り書込みのタイミング、および印字部9における印字のタイミングを制御可能としている。
【0011】
しかしながら、RFID用サーマルラベルプリンタ1に、RFIDを内蔵していない通常ラベル連続体を装填し、印字させようとしても通常ラベルにはデータ送受信を行うRFIDインレット19を内蔵していないためRFID用サーマルラベルプリンタ1側で「エラー」となり印字できないことがあった。
【0012】
つまり、RFID用サーマルラベルプリンタ1は、RFIDラベル10に対してはプリンタ制御が可能であるが、RFIDが内蔵されていない通常ラベルは読取り書込み部7から発する制御電波に対して交信手段がないため、読取り書込み部7において「交信エラー」となり、RFID用サーマルラベルプリンタ1は、直ちに停止することになる。
【0013】
また、RFID用サーマルラベルプリンタ1にはRFIDラベル連続体2への対応とRFIDが内蔵されていない通常ラベル連続体への対応を可能にするため、読取り書込み部7を有効又は無効に選択させるスイッチを設けることで、RFID用ラベルプリンタで印字発行することは可能であるが、RFIDラベル連続体2とRFIDを内蔵していない通常ラベル連続体など、少なくとも2種類以上のロール状ラベル連続体を保管管理しなければならなかった。
【0014】
すなわち、物流倉庫での出荷時は、RFIDラベル10とRFIDを内蔵しない通常ラベルとを、2種類同時に印字発行できないため、RFIDラベル10を読むピッキング確認用ラベルと通常ラベルである送付先ラベルの異種ラベルを一度に製品梱包箱に貼り付けることができず、複数の異種ラベルを、すばやく被着体に貼り付けたいときに、即座に印字発行できないことが問題であった。
【0015】
【特許文献1】特開2001−154586号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0016】
本発明は以上のような諸問題にかんがみなされたもので、ラベル印字領域に異種ラベルが交互に配列されている異種ラベル連続体およびその印字方法を提供することを課題とする。
【0017】
また本発明は、RFID用ラベルプリンタにより移送および印字可能なラベル連続体のラベルでRFIDが内蔵されたRFIDラベルとRFIDが内蔵されていない通常ラベルが台紙上に配列されていても、RFID用ラベルプリンタで印字することができる異種ラベル連続体およびその印字方法を提供することを課題とする。

【課題を解決するための手段】
【0018】
すなわち本発明は、ラベル連続体に印字する印字部と、前記ラベル連続体の位置を検出する検出部と、このラベル検出部および前記印字部を制御する制御部と、読取り書込み部と、を有する、RFID用ラベルプリンタにおいて、前記ラベル連続体は、RFIDが内蔵されたRFIDラベルと、RFIDが内蔵されていない通常ラベルと、を帯状の台紙上に所定の間隔を保ち配列し仮着され、前記RFID用ラベルプリンタに装填される異種ラベル連続体であって、前記異種ラベルは、ラベル印字領域内の一単位内に所定枚数だけ配置可能であるとともに、この一単位内の前記ラベル印字領域に前記異種ラベルそれぞれにラベル配置領域を画成し、このラベル配置領域にそれぞれ供給される印字内容にもとづいて前記異種ラベルにそれぞれ印字することが可能であることを特徴とする異種ラベル連続体である。
【0019】
上記ラベル印字領域は、上記検出部による検出に用いられる単一の被検出マークを有することができる。
【0020】
前記ラベル連続体に仮着されている前記RFIDラベルの配置された台紙には被検出マークを有し、前記RFIDが内蔵されていない通常ラベルの配置された台紙には被検出マークが無いことを特徴とする請求項1記載の異種ラベル連続体。
【0021】
第二の発明は、ラベル連続体に印字する印字部と、前記ラベル連続体の位置を検出する検出部と、この検出部および前記印字部を制御する制御部と、データ読取り書込み部と、を有する、RFID用ラベルプリンタにおいて、前記ラベル連続体は、RFIDが内蔵されたRFIDラベルと、RFIDが内蔵されていない通常ラベルと、を帯状の台紙上に所定の間隔を保ち配列し仮着され、前記RFID用ラベルプリンタに装填される異種ラベル連続体であって、前記異種ラベルは、ラベル印字領域内の一単位内に所定枚数だけ配置可能であるとともに、この一単位内の前記ラベル印字領域に前記異種ラベルそれぞれにラベル配置領域を画成し、このラベル配置領域にそれぞれ供給される印字内容にもとづいて前記異種ラベルにそれぞれ印字することが可能であることを特徴とする異種ラベル連続体の印字方法である。
【発明の効果】
【0022】
本発明による異種ラベル連続体およびその印字方法においては、ラベル連続体について規制した異種ラベル印字領域内に所定枚数分の異種ラベルについてそれぞれラベル配置領域を画成すること、それぞれのラベル配置領域に異種ラベルを合わせて配置して、一単位分のラベル印字領域に所定枚数の異種ラベルを収容し、それぞれの異種ラベルに印字するようにしたので、異種ラベルであってもその所定枚数をラベル印字領域内につめて配置可能であり、RFIDが内蔵されたラベルとRFIDが内蔵されない通常ラベルを通常のRFID用プリンタで印字発行可能とした。
【0023】
とくに第一の発明によれば、一単位内のラベル印字領域(標準ラベル領域)にそれぞれ画成されたラベル配置領域にそれぞれの異種ラベルを対応させ、このラベル配置領域にそれぞれ供給される印字内容にもとづいてそれぞれ印字することが可能な異種ラベル連続体とすることができる。
【0024】
とくに第二の発明によれば、ラベル印字領域の一単位内に所定枚数だけ配置可能な異種ラベルについて、この一単位内のラベル印字領域に異種ラベルそれぞれにラベル配置領域を画成するとともに、これら所定枚枚の異種ラベルへの印字内容をそれぞれの異種ラベルのラベル配置領域に供給して、異種ラベルにそれぞれ印字するようにしたので、既存のRFID用ラベルプリンタを用いて異種ラベル連続体の印字を行うことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0025】
本発明は、ラベル印字領域に配置する所定枚数の異種ラベルを従来の一枚のRFID標準ラベルとして見なすとともに、それぞれの異種ラベルのラベル配置領域に印字内容を割り当てて、印字を行うようにしたので、異種ラベルそれぞれ供給される印字内容にもとづいて異種ラベルにそれぞれ印字することが可能となる異種ラベル連続体およびその印字方法を実現した。
【実施例】
【0026】
つぎに本発明の第1の実施例による異種ラベル連続体30およびその印字方法を図1ないし図4、図8にもとづき説明する。ただし、図5ないし図7と同様の部分には同一符号を付し、その詳述はこれを省略する。
図1は、異種ラベル連続体30の平面図、図2は、異種ラベル連続体30の裏面図、図3は、図1のII−II線断面図である。異種ラベル連続体30は、異種ラベル31を有する。また、異種ラベル31は、異種ラベル片31A又は異種ラベル片31Bに相当する。
【0027】
異種ラベル連続体30においては、RFID用サーマルラベルプリンタ1において台紙11上に画成したラベル印字領域22内に、異種ラベル31それぞれに対応する仮想のラベル配置領域23を画成し、それぞれのラベル配置領域23に異種ラベル片31A(RFIDラベル)、異種ラベル片31B(通常ラベル)をそれぞれ当てはめる。
【0028】
たとえば図1に示すように、異種ラベル連続体30のピッチ方向(移送方向)において、それぞれ1枚のRFIDラベルとRFIDを内蔵していない通常ラベルである異種ラベル片31A、異種ラベル片31Bを配置させてある。もちろん、異種ラベル片31A、異種ラベル片31Bの大きさに合わせて、異種ラベル片31B(通常ラベル)は任意の枚数を配置することもできる。
【0029】
具体的には、一単位内のラベル印字領域22においてラベル配置領域23に合わせて、つまり異種ラベル片31A、異種ラベル片31Bのサイズ(ラベルピッチの寸法)に合わせて幅方向にギャップ領域24を型抜き切り込み、各ラベル間の不要部分を取り去ることにより、それぞれの異種ラベル31であるRFIDラベルと通常ラベルを形成する。
【0030】
図1では、異種ラベル31がラベル印字領域22に画成されている。RFID用サーマルラベルプリンタ1の用紙サイズはラベルピッチ長(移送方向)が最大397mmであるとき、最大197mmのラベルピッチの異種ラベル31を配置可能である。ただし、残り3mm分はラベルとラベルとのギャップ領域24となる。
【0031】
さらに図3に示すように、台紙11の裏面には、異種ラベル31ごとではなく、ラベル印字領域22の異種ラベル片31A(RFIDラベル)が配置されている位置に対応してラベル検出部6による検出に用いられる単一の被検出マーク17をあらかじめ印刷してある。
【0032】
こうした構成の異種ラベル連続体30をRFID用サーマルラベルプリンタ1(図5)に装填して、異種ラベル31に印字する場合には、一単位内のラベル印字領域22に異種ラベル31それぞれに対応して画成されたラベル配置領域23にそれぞれ供給される印字内容にもとづいて印字することにより、異種ラベル31にそれぞれ印字することが可能である。
【0033】
また、RFID用サーマルラベルプリンタ1(図5)は、ラベル供給部4より異種ラベル連続体30を移送し、ラベル検出部6の検出センサー12により位置を検出後、その表面側から外部の読取り書込み部7(図5)が発する制御電波をRFIDインレット19(アンテナ21)が受信し、読取り書込み部7によるデータ読取り書込みをおこなっているため、異種ラベル31として異種ラベル片31A(RFIDラベル)が配置された台紙には被検出マーク17が印刷され、異種ラベル31として異種ラベル片31B(通常ラベル)が配置された台紙には被検出マークが無いことで印字部9における印字のタイミングを制御可能としている。
【0034】
すなわち、図8は、異種ラベル31への印字処理手順を示すフローチャート図であって、ステップS1において、異種ラベル片31Aが有するRFIDインレット19への読み込む書き込み動作を行い、ステップ2において読み込み書き込みチェックを行い正常であればステップ3へ行き、読み込み書き込み不良であればステップ5へ行く。ステップS3において異種ラベル片31Aと異種ラベル片31Bとの各印字位置を各ラベル配置領域23に指定し、ステップS4において印字出力する。ステップS5においてRFIDインレット19の読取り書き込み不良のため印字出力せず、直ちに停止する。
【0035】
それぞれのラベル配置領域23に位置する異種ラベル31について、移送方向におけるラベル印字領域22の先頭に位置するラベル配置領域23の異種ラベル片31A(RFIDラベル)と異種ラベル片31B(通常ラベル)とを、一単位内のラベル印字領域として順次印字する。
【0036】
かくして、ラベル配置領域23に割り振ったそれぞれの異種ラベル31について、印字内容を異種ラベル31に供給し、それぞれの異種ラベル31に印字が可能である。
【0037】
なお、RFID用サーマルラベルプリンタ1としては、従来どおりにラベル印字領域22の部分を一度に移送することができるので、RFID用サーマルラベルプリンタ1からは、2枚分相当の異種ラベル(異種ラベル片31Aと異種ラベル片31B)を一度に排出可能となり、この排出ののち、自動剥離機構を採用するか、あるいは手動により剥離をするかして、異種ラベル31を被着体の必要な部分に貼り付けることができる。
【0038】
さらに、RFID用サーマルラベルプリンタ1に装填されたラベル連続体が、異種ラベル連続体30(図1)か、通常のRFID内蔵されたRFIDラベル10を有するRFIDラベル連続体2(図6)かの区別をプリンタ制御部8に入力し、ラベル印字領域22内における異種ラベル31の長手方向サイズ(ラベル印字領域サイズ)、あるいは通常のRFIDラベル10の長手方向サイズをセットすれば、いずれの異種ラベル連続体30あるいはRFIDラベル連続体2の場合にも印字処理が可能である。
【0039】
また、RFID用サーマルラベルプリンタ1としての機械的な機構上の変更は不要であり、プリンタ制御部8へのソフトウェアの追加変更も容易であって、コストの上昇も最小限とすることができる。
【0040】
なお、本発明による異種ラベル連続体30としては、ラベル印字領域22のピッチとギャップ領域24のピッチを加えたサイズより小さなピッチを有する複数枚の異種ラベルを有するものでよく、上述の第1の実施例では2枚相当の異種ラベル31である異種ラベル31Aと異種ラベル31Bを示したが、3枚相当の異種ラベル41であってもよい。
【0041】
すなわち図4は、本発明の第2の実施例による異種ラベル連続体40の平面図であり、異種ラベル連続体40は、台紙11のピッチ方向に異種ラベル41(異種ラベル片41A、異種ラベル片41B)を有する。
【0042】
前述した異種ラベル連続体30(第1の実施例)の場合と同様に、単一のラベル印字領域22内に異種ラベル41それぞれに対応するラベル配置領域43、ギャップ領域44を画成し、それぞれのラベル配置領域43に異種ラベル41を当てはめている。
【0043】
こうした構成の異種ラベル連続体40は、RFIDラベル1枚、通常ラベル2枚を同時に被着体に貼付する際、有効である。
【図面の簡単な説明】
【0044】
【図1】本発明の第1の実施例による異種ラベル連続体30の平面図である。
【図2】同、異種ラベル連続体30の裏面図である。
【図3】同、図1のII−II線断面図である。
【図4】本発明の第2の実施例による異種ラベル連続体40の平面図である。
【図5】従来のRFID用サーマルラベルプリンタ1の概略側面図である。
【図6】従来のRFIDラベル連続体2の平面図である。
【図7】同、RFIDラベル連続体2の裏面図である。
【図8】本発明の第1の実施例による異種ラベル(30A、30B)への印字処理手順を示すフローチャート図である。
【符号の説明】
【0045】
1 RFID用サーマルラベルプリンタ
2 RFID用ラベル連続体
4 ラベル供給部
5 移送路
6 ラベル検出部
7 読取り書込み部
8 プリンタ制御部
9 印字部
10 RFIDラベル
11 台紙
12 検出センサー
13 RFID制御部
14 RFIDアンテナ
15 サーマルヘッド
16 プラテンローラー
17 被検出マーク
18 保護シート
19 RFIDインレット
20 ICチップ
21 アンテナ
22 ラベル印字領域
23 ラベル配置領域
24 ギャップ領域
25 粘着剤層
30 異種ラベル連続体(実施例1)
31 異種ラベル(異種ラベル片31A又は、異種ラベル片31B)
31A 異種ラベル片(RFIDラベル)
31B 異種ラベル片(通常ラベル)
40 異種ラベル連続体(実施例2)
41 異種ラベル(異種ラベル片41A又は、異種ラベル片41B)
41A 異種ラベル片(RFIDラベル)
41B 異種ラベル片(通常ラベル)
43 ラベル配置領域
44 ギャップ領域

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ラベル連続体に印字する印字部と、前記ラベル連続体の位置を検出する検出部と、この検出部および前記印字部を制御する制御部と、データ読取り書込み部と、を有する、RFID用ラベルプリンタにおいて、前記ラベル連続体は、RFIDが内蔵されたRFIDラベルと、RFIDが内蔵されていない通常ラベルと、を帯状の台紙上に所定の間隔を保ち配列し仮着され、前記RFID用ラベルプリンタに装填される異種ラベル連続体であって、
前記異種ラベルは、ラベル印字領域内の一単位内に所定枚数だけ配置可能であるとともに、この一単位内の前記ラベル印字領域に前記異種ラベルそれぞれにラベル配置領域を画成し、 このラベル配置領域にそれぞれ供給される印字内容にもとづいて前記異種ラベルにそれぞれ印字することが可能であることを特徴とする異種ラベル連続体。
【請求項2】
前記ラベル印字領域は、
前記検出部による検出に用いられる単一の被検出マークを有することを特徴とする請求項1記載の異種ラベル連続体。
【請求項3】
前記ラベル連続体に仮着されている前記RFIDが内蔵されたRFIDラベルの配置された台紙には被検出マークを有し、前記RFIDが内蔵されていない通常ラベルの配置された台紙には被検出マークが無いことを特徴とする請求項1記載の異種ラベル連続体。
【請求項4】
ラベル連続体に印字する印字部と、前記ラベル連続体の位置を検出する検出部と、この検出部および前記印字部を制御する制御部と、データ読取り書込み部と、を有する、RFID用ラベルプリンタにおいて、前記ラベル連続体は、RFIDが内蔵されたRFIDラベルと、RFIDが内蔵されていない通常ラベルと、を帯状の台紙上に所定の間隔を保ち配列し仮着され、前記RFID用ラベルプリンタに装填される異種ラベル連続体であって、前記異種ラベルは、ラベル印字領域内の一単位内に所定枚数だけ配置可能であるとともに、この一単位内の前記ラベル印字領域に前記異種ラベルそれぞれにラベル配置領域を画成し、このラベル配置領域にそれぞれ供給される印字内容にもとづいて前記異種ラベルにそれぞれ印字することが可能であることを特徴とする異種ラベル連続体の印字方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2008−32868(P2008−32868A)
【公開日】平成20年2月14日(2008.2.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−204113(P2006−204113)
【出願日】平成18年7月27日(2006.7.27)
【出願人】(000130581)株式会社サトー (1,153)
【Fターム(参考)】