説明

皮膚化粧料組成物

例えば、小じわやしわ、および酒さなどの、皮膚症状および疾患を治療するための組成物および方法を提供する。本組成物は、クロロフィリン、クロリン化合物、クロリン化合物の錯体、またはクロリン化合物もしくはその錯体の塩もしくはエステルであるポルフィリンを含む。

【発明の詳細な説明】
【背景技術】
【0001】
クロロフィリン、クロリンe4、クロリンe6、ならびにそれらの塩は、創傷治癒に使用されてきた。しかし、本出願人らは、驚くべきことに、また意外なことに、これらの化合物を局所投与すると1型コラーゲンが減少することを見出した。
【0002】
米国特許第5,998,395号明細書は、コルチコステロイドとレチノイドの併用投与により炎症性皮膚疾患を治療する方法を開示している。コルチコステロイド−レチノイド併用療法の1日1回または2回の投与の方が、どちらか一方の有効成分単独で治療するより効果が高いことが教示されている。
【0003】
光損傷を受けた皮膚(即ち、小じわ、しわ、不均一な色素沈着を示す)をレチノールとビタミンC(またはその誘導体)を併用して治療することが文献に報告されている。例えば、Seite et al,Skin Pharmacol Physiol.Vol.18,No.2,pp.81−87(Mar−Apr 2005)を参照されたい。しかし、また、レチノールを用いて治療すると皮膚の刺激作用が生じることがあることも知られている。
【0004】
目の隈および目の下の浮腫は、毛細血管漏出や膠原線維束の解離(fraying)と関連付けられてきた。米国特許第5,643,587号明細書および同第6,607,735号明細書は、眼の下の腫脹またはたるみの考えられる原因および機構について検討している。(関連する範囲で、本明細書に引用される米国登録特許および米国特許出願公開はその内容全体が本明細書に援用される。)目の下の皮膚は人体の中で最も薄いため、レチノイドを用いた治療により刺激作用を特に受けやすい。
【0005】
ジヒドロキシテストステロン(「DHT」)は、抜け毛に関連付けられた男性ホルモンである。5−α−レダクターゼはDHTの産生を触媒する。本発明の一態様は、クロロフィリン、アスコルビン酸塩またはエステル(または他のビタミンC誘導体)、レチノールおよび少なくとも1種類のアンドロゲン受容体阻害剤、特に、DHTを得るために競合するまたは他にDHT受容体へのDHTの結合を阻害するスピロノラクトンなどの薬剤を含む局所組成物に関する。JR Matias et al.,J.Invest.Dermatol.,Vol.91,No.5,pp.429−433(1988)を参照されたい。また、Berardesca et al.,Intl J.Tissue Reactions,Vol.10,No.2,pp.115−119(1988);Akamatsuet al.J.Invest.Dermatol.,Vol.100,660−662(1993)も参照されたい。
【0006】
PCA亜鉛、即ち、L−ピロリドンカルボン酸の亜鉛塩は、5−α−レダクターゼ活性を阻害し、それによって皮脂腺の活性を調節し、皮脂を減少させることが報告された。
【0007】
米国特許第7,025,955号明細書は、パンテノール、PCA亜鉛、緑茶抽出物、およびレチノールを含むヘアケア組成物を開示している。
【0008】
米国特許第6,126,940号明細書は、プロアントシアニジンと抗炎症剤(グリチルレチノイン酸二カリウムを含む)および抗酸化剤(没食子酸およびその没食子酸プロピルエステルを含む)との組み合わせを含む組成物を頭皮に塗布することにより発毛を促進することを教示している。
【発明の概要】
【0009】
本発明の第1の態様は、顔の小じわやしわおよび不均一な色素沈着(黒子を含む)として現れる光損傷を治療および予防する局所併用療法に関し、本局所併用療法において、(i)クロロフィリン、クロリンe4、クロリンe6、またはクロリンe4もしくはクロリンe6のエチルエステル(クロリンまたはクロリンエチルエステルは、好ましくはそれらの銅錯体および亜鉛錯体のナトリウム塩またはカリウム塩の形態である)を(ii)ビタミンCまたはビタミンC誘導体、好ましくはアスコルビン酸塩またはエステル、より好ましくはアスコルビン酸テトラヘキシルデシル、および(iii)任意選択によりレチノイドと共に投与する。
【0010】
本発明の第2の態様は、(i)クロロフィリン、クロリンe4、クロリンe6、またはクロリンe4もしくはクロリンe6のエチルエステル(クロリンまたはクロリンエチルエステルは、好ましくはそれらの銅錯体および亜鉛錯体のナトリウム塩またはカリウム塩の形態である)を(ii)ビタミンCまたはビタミンC誘導体、好ましくはアスコルビン酸塩またはエステル、より好ましくはアスコルビン酸テトラヘキシルデシル、および(iii)任意選択によりレチノイドと共に投与する局所投与を含む、目の下の隈を局所治療する方法および製剤に関する。
【0011】
本発明の第3の態様は、(i)クロロフィリン、クロリンe4、クロリンe6、またはクロリンe4もしくはクロリンe6のエチルエステル(クロリンまたはクロリンエチルエステルは、好ましくはそれらの銅錯体および亜鉛錯体のナトリウム塩またはカリウム塩の形態である)を(ii)ビタミンCまたはビタミンC誘導体、好ましくはアスコルビン酸塩またはエステル、より好ましくはアスコルビン酸テトラヘキシルデシル、および(iii)任意選択によりレチノイド、好ましくはレチノールと共に投与する局所投与を含む、座瘡を局所治療する方法および製剤に関する。
【0012】
本発明の第4の態様は、(i)クロロフィリン、クロリンe4、クロリンe6、またはクロリンe4もしくはクロリンe6のエチルエステル(クロリンまたはクロリンエチルエステルは、好ましくはそれらの銅錯体および亜鉛錯体のナトリウム塩またはカリウム塩の形態である)を(ii)ビタミンCまたはビタミンC誘導体、好ましくはアスコルビン酸塩またはエステル、より好ましくはアスコルビン酸テトラヘキシルデシル、および(iii)任意選択によりレチノイド、好ましくはレチノールと共に投与する局所投与を含む、炎症性皮膚症状(酒さを含む)を局所治療する方法および製剤に関する。
【0013】
本発明の第5の態様は、(i)クロロフィリン、クロリンe4、クロリンe6、またはクロリンe4もしくはクロリンe6のエチルエステル(クロリンまたはクロリンエチルエステルは、好ましくはそれらの銅錯体および亜鉛錯体のナトリウム塩またはカリウム塩の形態である)を(ii)ビタミンCまたはビタミンC誘導体、好ましくはアスコルビン酸塩またはエステル、より好ましくはアスコルビン酸テトラヘキシルデシル、および(iii)任意選択によりレチノイド、好ましくはレチノールおよび/または5−α−レダクターゼ阻害剤と共に投与する局所投与を含む、薄毛または脱毛症を局所治療する方法および製剤に関する。
【0014】
本発明の第6の態様は、FitzpatrickタイプIII〜VI(3〜6)として分類される顔の皮膚を治療、明色化もしくは淡色化する、または白斑の症状を有する色素沈着過度の顔もしくは身体の皮膚を治療する局所併用療法に関し、本局所併用療法において(i)クロロフィリン、クロリンe4、クロリンe6、またはクロリンe4もしくはクロリンe6のエチルエステル(クロリンまたはクロリンエステルは、好ましくはそれらの銅錯体および亜鉛錯体のナトリウム塩またはカリウム塩の形態である)を(ii)ビタミンCまたはビタミンC誘導体、アスコルビン酸塩またはエステル、より好ましくはアスコルビン酸テトラヘキシルデシル、および(iii)任意選択によりレチノイドと共に投与する。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】図1は、本発明のクロロフィリン錯体の存在下における、ヒト皮膚線維芽細胞培養中のコラーゲン産生試験の結果を示すグラフである。
【発明を実施するための形態】
【0016】
本願で使用する場合、「安全且つ有効な量」という句は、治療される症状の臨床的に望ましい変化(臨床観察、臨床測定、および/または自己報告に基づく)を誘起するのに十分で、顕著な副作用(例えば、顕著な皮膚の刺激作用または感作)を引き起こさない化合物または組成物の量を意味する。当業者には分かるように、化合物または組成物の安全且つ有効な量は、患者により、とりわけ患者の皮膚タイプ、年齢および健康状態、ならびに症状の重症度および治療期間に基づき異なってくる。
【0017】
ヒト皮膚線維芽細胞馴化培地中におけるI型コラーゲンの減少
成人の皮膚線維芽細胞(48歳白人女性の顔面の細胞、Cell Applications,Inc.(San Diego,CA)製、カタログ番号106−05A、ロット1339)を72時間、Fibroblast Growth Serum(Cell Applications、カタログ番号116−500)中でインキュベートした。4種類の試験製剤(各製剤を2.5%、0.5%および0.05%の3種類の最終試験試料希釈度で使用)を、インキュベートした細胞に添加した。特記しない限り、濃度は全て重量/重量で表す:
(i)試験製剤#1、CHL−01−057(「1」と表示)、対照として使用、精製水90%およびブチレングリコール10%含有;
(ii)試験製剤#2,CHL−01−053(「2」と表示)、ブチレングリコール10%および精製水89.8%中に、銅クロリンE4 1−二ナトリウム(1−Disodium Copper Chlorin E4)0.2%含有;
(iii)試験製剤#3、(#3と表示)CHL−01−051、ブチレングリコール10%および精製水89.8%中に、銅クロロフィリンナトリウム錯体(USP)0.2%含有;
(iv)試験製剤#4、CHL−01−055(「4」と表示)、ブチレングリコール10%および精製水89.8%中に、亜鉛クロロフィリンナトリウム0.2%含有。
【0018】
最終希釈度に基づいて、細胞培養に添加したクロリン、クロロフィリン、または対照化合物の量は、50ppm、10ppm、および1ppm(ppm=重量で100万分の1)であった。
【0019】
上記製剤はそれぞれ、ブチレングリコールを水に添加し、グリコールが完全に溶解するまでマグネチックスターラーを用いて加熱プレート上で混合することにより調製された。次いで、試験製剤#2〜#4の有効成分を添加し、溶解するまで混合した。
【0020】
陽性対照として、同じヒト皮膚線維芽細胞をリン酸アスコルビルマグネシウム(100ug/ml、「MAP」)およびアスコルビン酸(10ug/ml、「Vit.C」)中でもインキュベートした。陰性対照として滅菌水を使用した。
【0021】
試験結果を図1に示す。驚くべきことに、また意外なことに、クロロフィリンおよびクロリン物質を含有する試験製剤は、1型コラーゲンの産生を促進しなかった。反対に、これらの製剤で処理された細胞は、コラーゲン活性の用量依存的な低下を示した。陽性対照(ビタミンCおよびリン酸アスコルビルマグネシウム)と共に培養された細胞は、高い促進活性を示し、試験デザインの妥当性が確認された。
【0022】
本発明の第1の実施形態は、小じわ、大じわ(皺)およびひだ、マリオネットライン、ほうれい線、毛孔のサイズ、油性感、目の隈、不均一な色素沈着(特に、色素沈着過度)、発赤(紅斑)からなる群から選択される1つ以上の美容的皮膚科学的パラメータを減少させることに関して皮膚の美容的外観を改善する方法を提供し、本方法は、1種類以上の特定のポルフィリンを投与するステップを含む。好ましいポルフィリンとしては、クロロフィリン、クロリンe4、クロリンe6、クロリンe4またはクロリンe6のエチルエステル(集合的に「クロリン」)が挙げられ、クロリンまたはクロリンエチルエステルは、好ましくはそれらの銅錯体または亜鉛錯体のナトリウム塩またはカリウム塩の形態である。
【0023】
銅クロロフィリン錯体および亜鉛クロロフィリン錯体およびこれらのナトリウム塩(一般に、クロロフィリン(chlorphyllins)と称される)、ならびに局所製剤におけるそれらの使用が、米国特許出願公開第2008/0317836号明細書に記載されている。本出願人らが知る限り、ポルフィリン、クロリンe4およびクロリンe6、それらのエチルエステルおよび/または塩(Cu錯体またはZn錯体の形態であるか、否かにかかわらず)は、皮膚科学において、必ず何らかの種類の補助療法と共に使用されてきた。
【0024】
本発明の好ましい実施形態では、銅クロロフィリンナトリウム錯体、亜鉛クロロフィリンナトリウム錯体、またはこれらの混合物は、リポソームの分散液(「リポソーム分散液」)に含有される。好ましくは、リポソームはリン脂質シェルを有し、より好ましくはリン脂質はレシチンに由来する。 特に好ましい実施形態では、レシチンは大豆または卵に由来する。さらにより好ましい実施形態では、リン脂質シェルは、ホスファチジルコリンをリン脂質シェルの総重量に基づいて少なくとも約85%の濃度で含有する。リポソーム分散液の形成に適した追加の材料は、米国特許出願公開第2008/0317836号明細書に記載されている。
【0025】
好ましい実施形態では、(i)銅クロロフィリン錯体、亜鉛クロロフィリン錯体、クロリンe4もしくはクロリンe6、クロリンe4もしくはクロリンe6のエチルエステル、およびそれらの塩、またはこれらの混合物、対(ii)リン脂質の比は、約1対2である。
【0026】
好ましくは、銅クロロフィリン錯体、亜鉛クロロフィリン錯体、クロリンe4もしくはクロリンe6、クロリンe4もしくはクロリンe6のエチルエステルおよびそれらの塩、またはこれらの混合物を含むリポソーム分散液のpHは、約7.0〜8.0、より好ましくは7.2〜7.6である。
【0027】
銅クロロフィリン錯体、亜鉛クロロフィリン錯体、クロリンe4、クロリンe6、クロリンe4エチルエステル、またはクロリンe6エチルエステル、および/またはそれらの塩(またはこれらの混合物)が最終製剤中に存在する濃度は、クロロフィリンおよび/またはクロリンがリポソーム分散液から送達されるかどうか、およびその製剤が第2の製剤と併用投与される(例えば、後述のようなデュアルチャンバ容器から)かどうかに依存することになる。
【0028】
1つの好ましい実施形態では、ビタミンC誘導体、好ましくはアスコルビン酸テトラヘキシルデシルが同時に投与され、好ましくは約0.5%〜約2%の濃度で投与される。別の好ましい実施形態では、ビタミンC誘導体はリン酸アスコルビルナトリウムであり、好ましくは約1%〜約3%の濃度のリン酸アスコルビルナトリウムである。
【0029】
本発明で使用する場合、「レチノイド」とは、ビタミンAの天然および合成の類似体、ならびに、これらの化合物の幾何異性体および立体異性体、またはビタミンAに類似の構造および活性を示す化合物を意味する。本発明に使用するのに適したレチノイドは、レチノール、レチナール、レチノールエステル(パルミチン酸レチニル、酢酸レチニル、プロピオン酸レチニルを含む、レチノールのC−C22アルキルエステル)、レチノイン酸(オールトランスレチノイン酸および/または13−シス−レチノイン酸を含む)、レチノイン酸トコフェリル[レチノイン酸(トランス−またはシス−)のトコフェロールエステル、アダパレン{6−[3−(1−アダマンチル)−4−メトキシフェニル]−2−ナフトエ酸}、タザロテン(ニコチン酸エチル6−[2−(4,4−ジメチルチオクロマン−6−イル)−エチニル]、ならびに米国特許第4,677,120号明細書;同第4,885,311号明細書;同第5,049,584号明細書;および同第5,124,356号明細書に記載のレチノイドからなる群から選択される。
【0030】
レチノイドがレチノイン酸である本発明の実施形態では、レチノイドは、約0.05%〜約0.1%、好ましくは約0.01〜約0.1%の濃度で投与される。
【0031】
レチノイドがレチノールである本発明の実施形態では、レチノイドは、約0.125%〜約1.0%、好ましくは約0.25〜約1.0%の濃度で投与される。
【0032】
特に好ましい実施形態では、レチノイドは、平均直径約1ミクロン〜約100ミクロンで、粒子の外部に開口している非圧潰性の連続的な気孔網状組織を有する球状固体粒子内に放出可能に閉じ込められる。このタイプの粒子は、米国特許第5,955,109号明細書に記載されている。
【0033】
とりわけ好ましい実施形態では、小じわ、大じわ(皺)およびひだ、マリオネットライン、ほうれい線、毛孔のサイズ、油性感、目の隈、不均一な色素沈着(特に、色素沈着過度)、発赤(紅斑)からなる群から選択される1つ以上の美容的皮膚科学的パラメータを有する外観を減少させる方法は、レチノイドとアスコルビン酸塩またはエステル(または他のビタミンC誘導体)の両方を含有する単一の製剤の投与を含む。これらのとりわけ好ましい実施形態では、製剤のpHは約4〜約5である。
【0034】
レチノイドをクロロフィリンまたはクロリン化合物と共に投与する幾つかの好ましい実施形態では、2種類の組成物を投与し、第1の組成物はレチノイドとアスコルビン酸塩またはエステル(または他のビタミンC誘導体)を含み、第2の組成物はクロロフィリン錯体および/またはクロリン化合物を含有する。これらの好ましい実施形態では、2種類の組成物は、分配前に2種類の製剤が別々に貯蔵されている単一の容器(「デュアルチャンバ容器」)から分配されてもよい。デュアルチャンバ容器は2つの別々のアクチュエータ/ポンプを有し、そのそれぞれが2種類の製剤のうちの1つを分配するためのオリフィスを有してもよい。あるいは、デュアルチャンバ容器は2つのポンプと1つのアクチュエータを収容し、それから2種類の製剤が2つのオリフィス(例えば、並列の)を通して、または単一の共通オリフィスから分配されるようになっていてもよい。本発明のこの実施形態に使用するのに適したデュアルチャンバ容器の非限定的な例は、米国特許第6,462,025号明細書に記載されている。
【実施例】
【0035】
本発明の第1の実施形態を下記の実施例1で説明する。本発明のこの態様の他の目的および利点はこの試験から明らかに、明白になるが、この試験は単に本発明を説明するに過ぎない。
【0036】
実施例1−臨床試験
【0037】

【0038】
まずカルボマーとキサンタンガムを混合することによって、相Aを作製する。プロペラミキサーで混合しながら、この混合物を相Aの残りにゆっくり添加する。相Aを55℃に加熱する。相Bの成分を混合し、55℃に加熱する。相Cと相Dを別々に作製する。相Aを相Bにゆっくり添加し、直ぐに標準型のヘッドを有するSilverson L4RTホモジナイザーを用いて7,000rpmで5〜10分間混合し始める。相CをA/Bに室温(20〜25℃)で添加し、Silversonホモジナイザーを用いて3,000rpmで約2分間または均一になるまで混合する。相DをA/B/Cに室温で添加し、均一になるまで混合する。
【0039】

【0040】
4種類の成分(それぞれ分散液のwt/wt%として表す)を混合することにより、相A、即ち、カルボマーの2%分散液を調製する:

【0041】
フェノキシエタノールをブチレングリコールに添加し、透明で均一になるまで混合する。ブチレングリコール/フェノキシエタノール混合物を室温で水に添加し、5分間混合する。カルボマー(Acritamer 940;RITA Corporation)を、粉末をゆっくり添加することにより分散させ、ライトニング(lightning)タイプのミキサーを用いて600〜2,000rpmで60〜90分間、または分散液が滑らかで均一になるまで混合する。
【0042】
プロペラを用いて相Bの成分を透明で均一になるまで一緒に混合することにより、相Bを調製する。十分に分散し、均一になるまでプロペラミキサーで混合しながら相Bを相A(中和されていないカルボマーの2%分散液)に添加する。相CをA/Bに添加し、均一になるまでプロペラミキサーで混合する。相Dの成分をA/B/Cに添加し、5分間混合する。混合しながらNaOH溶液を水にゆっくり添加することにより相Eを調製する。十分に分散するまで相EをA/B/C/Dに添加する。A/B/C/D/EのpHを測定し、pHが約7.2〜7.6であることを確認する。
【0043】
相F、即ち、銅クロロフィリンナトリウムリポソーム分散液は次のように調製する。(リポソーム分散液の構成成分は、分散液のそれぞれのwt/wtパーセンテージに基づいて記載する。)

【0044】
30%シメチコンエマルションUSP、即ち、30重量%のシメチコンと非イオン性乳化剤を含有する水希釈可能な脱泡剤/消泡剤は、Dow Corning 7−9245の商標名で入手可能である。
【0045】
レシチン画分は、好ましくは大豆に由来し、以下の成分(レシチン画分の総重量に基づく):少なくとも約85.0%wt/wtの濃度のホスファチジルコリン、約5%〜約7%wt/wtの濃度のホスファチジン酸、および約3.0%wt/wt以下の濃度のリゾホスファチジルコリンから構成される。上記の基準を満たすレシチン画分は、Phosopholipon(登録商標)85G(Lipoid,Inc.)として市販されている。
【0046】
相F(リポソーム分散液)をA/B/C/D/Eに添加し、十分に分散し均一になるまで混合する。(空洞化や空気の閉じ込めが回避される混合速度に設定する。)
【0047】
試験参加者は、2種類の試験製剤、即ち、レチノールローション(0.25%または0.5%)およびクロロフィリン漿液を1日2回、8週間塗布した。試験の前に、各参加者のベースラインデジタル写真を撮った。メラニンおよびヘモグロビンを含む、画像化された皮膚領域内の1種類以上の発色団の濃度および分布の皮内分光光度分析(SIA)を使用した。SIAを使用してメラニン含有量の変化を評価することは、米国特許出願公開第2007/0161910号明細書に記載されている。米国特許出願公開第2009/0080727号明細書は、SIAを使用して、画像化された皮膚領域内の血管の分布を測定することを記載している。米国特許出願公開第2009/0080726号明細書(コラーゲンの厚さの測定)ならびに同第2009/0043363号明細書および同第2008/0319283号明細書(共に皮膚の肌理の測定に関する)に記載のSIAを使用して、皮膚の肌理およびコラーゲンの厚さの変化を評価することもできる。下記に要約するように、発赤(「a+」と表記する)および色素レベル(「b/L」と表記する)をSIAで測定した。
【0048】
さらに、自己投与患者のアンケート調査は(患者が)2週間毎に記入し、製品の特性(塗布し易さ)と皮膚に対する効果(発赤、毛孔のサイズ、油性感、滑らかさ、輝き、小じわ)の両方を評価した。患者は漿液を1日2回塗布した(午前と午後)。試験中は、皮膚の若返りを目的とする他の製品または角層剥離用の製品を使用してはいけなかった。
【0049】
臨床評価
【0050】
臨床評価の訓練を受けた観察者が、次のパラメータ:皮膚の色調の均一性;毛孔のサイズおよび視認可能な油性感;目の隈およびちりめんじわ(crepiness);ひだおよび大きい皺;ほうれい線およびマリオネットライン;小じわ;地肌(background)の紅斑;地肌の色;黒子の色;皮膚のたるみ(特に、顎のラインの明瞭さに関する皮膚のたるみ)に従って試験参加者の皮膚状態の変化を評価した。目視検査の他に、デジタル写真を撮り、4週間間隔で(即ち、ベースライン時と試験開始から4週間後および8週間後を)比較した。
【0051】
臨床目視評価を客観的測定で補足した。Sebutapeを使用して油性感を測定した。Sebutape測定は、額の右側と左側ならびに鼻および顎で行った。これらの4つの測定を合計し、ベースライン(試験開始)時ならびに4週間後および8週間後における比較をしたが、それらを下記の表に、評価した患者の数、対、改善を示す患者の数、例えば、11/15(評価した15人の患者のうち11人が改善を示す)として要約する:
【0052】

【0053】

【0054】

【0055】

【0056】

【0057】

【0058】

【0059】

【0060】

【0061】

【0062】

【0063】

【0064】

【0065】

【0066】

【0067】
本発明の別の実施形態は、銅クロロフィリン/ビタミンC誘導体/レチノイド併用療法を投与するステップを含む、尋常性座瘡に関連する視認可能な開放面皰(「黒にきび」)または閉鎖面皰(「白にきび」)の抑制、形成の予防および/または治療方法に関する。併用療法は、デュアルチャンバ容器を使用して投与してもよい。
【0068】
本発明の別の実施形態は、炎症性座瘡、紅斑性毛細血管拡張性酒さ(erythematotelangiectaticrosacea)、丘疹膿疱性酒さ、円形脱毛症、および持続性漏脂性皮膚炎からなる群から選択される炎症性皮膚疾患の治療方法に関する。本方法は、炎症性皮膚疾患にかかっている皮膚領域に、以下を含む組成物を局所投与するステップを含み、(i)クロロフィリン、クロリンe4、クロリンe6、またはクロリンe4もしくはクロリンe6のエチルエステル(クロリンまたはクロリンエチルエステルは、好ましくはそれらの銅錯体および亜鉛錯体のナトリウム塩またはカリウム塩の形態である)を(ii)ビタミンCまたはビタミンC誘導体、好ましくはアスコルビン酸塩またはエステル、より好ましくはアスコルビン酸テトラヘキシルデシルと共に投与する。
【0069】
本願で使用する場合、「炎症性座瘡」とは、複数の炎症性病変ならびに数個〜多数の面皰および丘疹/膿疱が存在する皮膚症状を表し;小さい結節性嚢胞性(nodulo−cystic)病変があっても、またはなくてもよい。
【0070】
本願で使用する場合、炎症性皮膚疾患「紅斑性毛細血管拡張性酒さ」とは、潮紅や顔面中央部の持続的紅斑を特徴とする酒さのサブタイプを意味する。毛細血管拡症はこのサブタイプによく見られる。
【0071】
酒さを段階評価することができ、好ましくは、Jonathan Wilkin,MD et al.,J.Amer.Acad.Dermatology,50(6),907−12(2004)に開示されている標準的な段階評価システムで段階評価する。
【0072】
座瘡を段階評価することができ、好ましくは、C.H.Cook et al.,Arch.Dermatology,571−575(1979)に提案されている段階評価スケールで段階評価する。
【0073】
本願で使用する場合、「丘疹膿疱性酒さ」とは、一過性の丘疹、膿疱、またはその両方が顔面中央部に分布した顔面中央部の持続的紅斑を特徴とする炎症性皮膚疾患である。酒さの紅斑性毛細血管拡張性サブタイプおよび丘疹膿疱性サブタイプの説明は、Wilkin et al.,J.Am.Acad.Dermatol.,pp.907−912(June 2004)に記載されている。
【0074】
本発明の別の実施形態は、不均一な色素沈着を特徴とする皮膚症状の治療方法を提供する。この皮膚症状は、銅クロロフィリン錯体およびビタミンC誘導体(リン酸アスコルビルナトリウム)を含有する単一の製剤で治療される。本発明のこの態様の他の目的および利点は以下の実施例から明らかに、明白になるが、以下の実施例は単に本発明を説明するに過ぎない。
【0075】

【0076】
相A(2%Natrosol HHR溶液)は、ヒドロキシエチルセルロース2%wt/wtをブチレングリコール98%と混合することによって形成された。混合は、マグネチックスターラーを用いて室温で行った。相Bの成分を、プロペラミキサーを使用して約500〜800rpmで約5分間または透明で均一になるまで混合する。相Aを相Bに添加し、プロペラミキサーを用いて約500〜800rpmで約5分間または透明で均一な溶液が得られるまで混合する。別に相Cを混合する。プロペラミキサーを用いて混合しながら、NaOH溶液(相C)をA/Bにゆっくり添加する。A/B/CのpHが約7.2〜約7.6であることを確認する。相D(実施例1と同様に形成されたリポソーム分散液)を添加し、プロペラミキサーを用いて5分間、1,000rpmで混合する。最終生成物は粘性で暗緑色のゲル/漿液である。
【0077】

【0078】
水の90%を55℃に加熱する。ミキサーを使用してカルボマーをゆっくり添加し、均一に分散するまで混合する。水の5%をクロロフィリンと混合し、5%を水酸化ナトリウムと混合して放置する。連続的に混合しながら残りの各成分を合わせ、均一になるまで混合する。十分に分散して均一なゲルが形成するまで、水酸化ナトリウム溶液をゆっくり添加する。クロロフィリンを添加する。
【0079】

【0080】
水の90%を55℃に加熱する。ミキサーを使用してカルボマーをゆっくり添加し、均一に分散するまで混合する。水の5%をクロロフィリンと混合し、5%を水酸化ナトリウムと混合して放置する。連続的に混合しながら残りの各成分を添加し、均一になるまで混合する。十分に分散して均一なゲルが形成するまで、水酸化ナトリウム溶液をゆっくり添加する。次いで、クロロフィリン溶液を混合する。
【0081】

【0082】
水の90%を55℃に加熱する。ミキサーを使用してゆっくりカルボマーをゆっくり添加し、均一に分散するまで混合する。水の5%をクロロフィリンと混合し、5%を水酸化ナトリウムと混合して放置する。連続的に混合しながら残りの各成分を添加し、均一になるまで混合する。水酸化ナトリウム溶液をゆっくり添加し、十分に分散して均一なゲルが形成するまで混合する。次いで、クロロフィリンを添加する。
【0083】

【0084】
水の90%を55℃に加熱する。ミキサーを使用してカルボマーをゆっくり添加し、均一に分散するまで混合する。水の5%をクロロフィリンと混合し、5%を水酸化ナトリウムと混合して放置する。連続的に混合しながら残りの各成分をゆっくり添加し、均一になるまで混合する。十分に分散して均一なゲルが形成するまで、水酸化ナトリウム溶液をゆっくり添加する。次いで、クロロフィリン溶液を添加する。
【0085】

【0086】
水の90%を55℃に加熱する。ミキサーを使用してカルボマーをゆっくり添加し、均一に分散するまで混合する。水の5%をクロロフィリンと混合し、5%を水酸化ナトリウムと混合して放置する。連続的に混合しながら残りの各成分を添加し、均一になるまで混合する。水酸化ナトリウム溶液をゆっくり添加し、十分に分散して均一なゲルが形成するまで混合する。次いで、クロロフィリン溶液を添加する。
【0087】

【0088】
水の90%を55℃に加熱する。ミキサーを使用してカルボマーをゆっくり添加し、均一に分散するまで混合する。水の5%をクロロフィリンと混合し、5%を水酸化ナトリウムと混合して放置する。連続的に混合しながら残りの各成分をゆっくり添加し、均一になるまで混合する。水酸化ナトリウム溶液をゆっくり添加し、十分に分散して均一なゲルが形成するまで混合する。次いで、クロロフィリン溶液を添加する。
【0089】

【0090】
水の90%を55℃に加熱する。ミキサーを使用してカルボマーをゆっくり添加し、均一に分散するまで混合する。水の5%をポルフィリン(Cuクロリンe4Na)と混合し、5%を水酸化ナトリウムと混合して放置する。連続的に混合しながら残りの各成分を添加し、均一になるまで混合する。十分に分散して均一なゲルが形成するまで、水酸化ナトリウム溶液をゆっくり添加する。次いで、ポルフィリン溶液を添加する。
【0091】

【0092】
水の90を55℃に加熱する。ミキサーを使用してカルボマーをゆっくり添加し、均一に分散するまで混合する。水の5%をポルフィリン(Cuクロリンe4Na)と混合し、5%を水酸化ナトリウムと混合して放置する。連続的に混合しながら残りの各成分を添加し、均一になるまで混合する。水酸化ナトリウム溶液をゆっくり添加し、十分に分散して均一なゲルが形成するまで混合する。次いで、ポルフィリン溶液を添加する。
【0093】

【0094】
水の90%を55℃に加熱する。ミキサーを使用してカルボマーをゆっくり添加し、均一に分散するまで混合する。水の5%をポルフィリン(Cuクロリンe4Na)と混合し、5%を水酸化ナトリウムと混合して放置する。連続的に混合しながら残りの各成分を添加し、均一になるまで混合する。水酸化ナトリウム溶液をゆっくり添加し、十分に分散して均一なゲルが形成するまで混合する。次いで、ポルフィリン溶液を混合する。
【0095】

【0096】
水の90%を55℃に加熱する。ミキサーを使用してカルボマーをゆっくり添加し、均一に分散するまで混合する。水の5%をポルフィリン(Cuクロリンe4Na)と混合し、5%を水酸化ナトリウムと混合して放置する。連続的に混合しながら残りの各成分を添加し、均一になるまで混合する。水酸化ナトリウム溶液をゆっくり添加し、十分に分散して均一なゲルが形成するまで混合する。次いで、ポルフィリン溶液を添加する。
【0097】

【0098】
水の90%を55℃に加熱する。ミキサーを使用してカルボマーをゆっくり添加し、均一に分散するまで混合する。水の5%をポルフィリン(Cuクロリンe4Na)と混合し、5%を水酸化ナトリウムと混合して放置する。連続的に混合しながら残りの各成分をゆっくり添加し、均一になるまで混合する。水酸化ナトリウム溶液をゆっくり添加し、十分に分散して均一なゲルが形成するまで混合する。次いで、ポルフィリン溶液を添加する。
【0099】

【0100】
水の90%を55℃に加熱する。ミキサーを使用してカルボマーをゆっくり添加し、均一に分散するまで混合する。水の5%をポルフィリン(Cuクロリンe4Na)と混合し、5%を水酸化ナトリウムと混合して放置する。連続的に混合しながら残りの各成分を添加し、均一になるまで混合する。水酸化ナトリウム溶液をゆっくり添加し、十分に分散して均一なゲルが形成するまで混合する。次いで、ポルフィリン溶液を添加する。
【0101】

【0102】
水の90%を55℃に加熱する。ミキサーを使用してカルボマーをゆっくり添加し、均一に分散するまで混合する。水の5%をポルフィリン(Cuクロリンe6Na)と混合し、5%を水酸化ナトリウムと混合して放置する。連続的に混合しながら残りの各成分を添加し、均一になるまで混合する。水酸化ナトリウム溶液をゆっくり添加し、十分に分散して均一なゲルが形成するまで混合する。次いで、ポルフィリン溶液を添加する。
【0103】

【0104】
水の90%を55℃に加熱する。ミキサーを使用してカルボマーをゆっくり添加し、均一に分散するまで混合する。水の5%をポルフィリン(Cuクロリンe6Na)と混合し、5%を水酸化ナトリウムと混合して放置する。連続的に混合しながら残りの各成分を添加し、均一になるまで混合する。水酸化ナトリウム溶液をゆっくり添加し、十分に分散して均一なゲルが形成するまで混合する。次いで、ポルフィリン溶液を添加する。
【0105】

【0106】
水の90%を55℃に加熱する。ミキサーを使用してカルボマーをゆっくり添加し、均一に分散するまで混合する。水の5%をポルフィリン(Cuクロリンe6Na)と混合し、5%を水酸化ナトリウムと混合して放置する。連続的に混合しながら残りの各成分を添加し、均一になるまで混合する。水酸化ナトリウム溶液をゆっくり添加し、十分に分散して均一なゲルが形成するまで混合する。次いで、ポルフィリン溶液を添加する。
【0107】

【0108】
水の90%を55℃に加熱する。ミキサーを使用してカルボマーをゆっくり添加し、均一に分散するまで混合する。水の5%をポルフィリン(Cuクロリンe6Na)と混合し、5%を水酸化ナトリウムと混合して放置する。連続的に混合しながら残りの各成分を添加し、均一になるまで混合する。ゆっくり水酸化ナトリウム溶液をゆっくり添加し、十分に分散して均一なゲルが形成するまで混合する。次いで、ポルフィリン溶液を添加する。
【0109】

【0110】
水の90%を55℃に加熱する。ミキサーを使用してカルボマーを添加し、均一に分散するまで混合する。水の5%をポルフィリン(Cuクロリンe6Na)と混合し、5%を水酸化ナトリウムと混合して放置する。連続的に混合しながら残りの各成分を添加し、均一になるまで混合する。十分に分散して均一なゲルが形成するまで、水酸化ナトリウム溶液をゆっくり添加する。次いで、ポルフィリン溶液を添加する。
【0111】

【0112】
水の90%を55℃に加熱する。ミキサーを使用してカルボマーをゆっくり添加し、均一に分散するまで混合する。水の5%をポルフィリン(Cuクロリンe6Na)と混合し、5%を水酸化ナトリウムと混合して放置する。連続的に混合しながら残りの各成分を添加し、均一になるまで混合する。水酸化ナトリウム溶液をゆっくり添加し、十分に分散して均一なゲルが形成するまで混合する。次いで、ポルフィリン溶液を添加する。
【0113】

【0114】
水の90%を55℃に加熱する。ミキサーを使用してカルボマーをゆっくり添加し、均一に分散するまで混合する。水の5%をポルフィリン(Cuクロリンe4エチルエステルNa)と混合し、5%を水酸化ナトリウムと混合して放置する。連続的に混合しながら残りの各成分を添加し、均一になるまで混合する。水酸化ナトリウム溶液をゆっくり添加し、十分に分散して均一なゲルが形成するまで混合する。次いで、ポルフィリン溶液を混合する。
【0115】

【0116】
水の90%を55℃に加熱する。ミキサーを使用してカルボマーをゆっくり添加し、均一に分散するまで混合する。水の5%をポルフィリン(Cuクロリンe4エチルエステルNa)と混合し、5%を水酸化ナトリウムと混合して放置する。連続的に混合しながら残りの各成分を添加し、均一になるまで混合する。水酸化ナトリウム溶液をゆっくり添加し、十分に分散して均一なゲルが形成するまで混合する。次いで、ポルフィリン溶液を混合する。
【0117】

【0118】
水の90%を55℃に加熱する。ミキサーを使用してカルボマーをゆっくり添加し、均一に分散するまで混合する。水の5%をポルフィリン(Cuクロリンe4Na)と混合し、5%を水酸化ナトリウムと混合して放置する。連続的に混合しながら残りの各成分を添加し、均一になるまで混合する。水酸化ナトリウム溶液をゆっくり添加し、十分に分散して均一なゲルが形成するまで混合する。次いで、ポルフィリン溶液を混合する。
【0119】

【0120】
水の90%を55℃に加熱する。ミキサーを使用してカルボマーをゆっくり添加し、均一に分散するまで混合する。水の5%をポルフィリンと混合し、5%を水酸化ナトリウムと混合して放置する。連続的に混合しながら残りの各成分を添加し、均一になるまで混合する。水酸化ナトリウム溶液をゆっくり添加し、十分に分散して均一なゲルが形成するまで混合する。次いで、ポルフィリン溶液を混合する。
【0121】

【0122】
水の90%を55℃に加熱する。ミキサーを使用してカルボマーをゆっくり添加し、均一に分散するまで混合する。水の5%をポルフィリンと混合し、5%を水酸化ナトリウムと混合して放置する。連続的に混合しながら残りの各成分を添加し、均一になるまで混合する。水酸化ナトリウム溶液をゆっくり添加し、十分に分散して均一なゲルが形成するまで混合する。次いで、ポルフィリン溶液を混合する。
【0123】

【0124】
水の90%を55℃に加熱する。ミキサーを使用してカルボマーをゆっくり添加し、均一に分散するまで混合する。水の5%をポルフィリン(Cuクロリンe4エチルエステルNa)と混合し、5%を水酸化ナトリウムと混合して放置する。連続的に混合しながら残りの各成分を添加し、均一になるまで混合する。水酸化ナトリウム溶液をゆっくり添加し、十分に分散して均一なゲルが形成するまで混合する。次いで、ポルフィリン溶液を混合する。
【0125】

【0126】
水の90%を55℃に加熱する。ミキサーを使用してカルボマーをゆっくり添加し、均一に分散するまで混合する。水の5%をポルフィリン(Cuクロリンe6エチルエステルNa)と混合し、5%を水酸化ナトリウムと混合して放置する。連続的に混合しながら残りの各成分を添加し、均一になるまで混合する。水酸化ナトリウム溶液をゆっくり添加し、十分に分散して均一なゲルが形成するまで混合する。次いで、ポルフィリン溶液を混合する。
【0127】

【0128】
水の90%を55℃に加熱する。ミキサーを使用してカルボマーをゆっくり添加し、均一に分散するまで混合する。水の5%をポルフィリンと混合し、5%を水酸化ナトリウムと混合して放置する。連続的に混合しながら残りの各成分をゆっくり添加し、均一になるまで混合する。水酸化ナトリウム溶液をゆっくり添加し、十分に分散して均一なゲルが形成するまで混合する。次いで、ポルフィリン溶液を混合する。
【0129】

【0130】
水の90%を55℃に加熱する。ミキサーを使用してカルボマーをゆっくり添加し、均一に分散するまで混合する。水の5%をポルフィリンと混合し、5%を水酸化ナトリウムと混合して放置する。連続的に混合しながら残りの各成分を添加し、均一になるまで混合する。水酸化ナトリウム溶液をゆっくり添加し、十分に分散して均一なゲルが形成するまで混合する。次いで、ポルフィリン溶液を混合する。
【0131】

【0132】
水の90%を55℃に加熱する。ミキサーを使用してカルボマーをゆっくり添加し、均一に分散するまで混合する。水の5%をポルフィリンと混合し、5%を水酸化ナトリウムと混合して放置する。連続的に混合しながら残りの各成分をゆっくり添加し、均一になるまで混合する。水酸化ナトリウム溶液をゆっくり添加し、十分に分散して均一なゲルが形成するまで混合する。次いで、ポルフィリン溶液を混合する。
【0133】

【0134】
水の90%を55℃に加熱する。ミキサーを使用してカルボマーをゆっくり添加し、均一に分散するまで混合する。水の5%をポルフィリン(Cuクロリンe6エチルエステルNa)と混合し、5%を水酸化ナトリウムと混合して放置する。連続的に混合しながら残りの各成分を添加し、均一になるまで混合する。水酸化ナトリウム溶液をゆっくり添加し、十分に分散して均一なゲルが形成するまで混合する。次いで、ポルフィリン溶液を混合する。
【0135】

【0136】
水の90%を55℃に加熱する。ミキサーを使用してカルボマーをゆっくり添加し、均一に分散するまで混合する。水の5%をポルフィリンと混合し、5%を水酸化ナトリウムと混合して放置する。連続的に混合しながら残りの各成分を添加し、均一になるまで混合する。水酸化ナトリウム溶液をゆっくり添加し、十分に分散して均一なゲルが形成するまで混合する。次いで、ポルフィリン溶液を混合する。
【0137】

【0138】
水の90%を55℃に加熱する。ミキサーを使用してカルボマーをゆっくり添加し、均一に分散するまで混合する。水の5%をクロロフィリン(CuクロロフィリンK)と混合し、5%を水酸化ナトリウムと混合して放置する。連続的に混合しながら残りの各成分を添加し、均一になるまで混合する。水酸化ナトリウム溶液をゆっくり添加し、十分に分散して均一なゲルが形成するまで混合する。次いで、銅クロロフィリンカリウムの溶液を混合する。
【0139】

【0140】
水の90%を55℃に加熱する。ミキサーを使用してカルボマーをゆっくり添加し、均一に分散するまで混合する。水の5%をポルフィリン(Cuクロリンe4K)と混合し、5%を水酸化ナトリウムと混合して放置する。連続的に混合しながら残りの各成分を添加し、均一になるまで混合する。水酸化ナトリウム溶液をゆっくり添加し、十分に分散して均一なゲルが形成するまで混合する。次いで、ポルフィリン溶液を混合する。
【0141】

【0142】
水の90%を55℃に加熱する。ミキサーを使用してカルボマーをゆっくり添加し、均一に分散するまで混合する。水の5%をポルフィリン(Cuクロリンe6エチルエステルK)と混合し、5%を水酸化ナトリウムと混合して放置する。連続的に混合しながら残りの各成分をゆっくり添加し、均一になるまで混合する。水酸化ナトリウム溶液をゆっくり添加し、十分に分散して均一なゲルが形成するまで混合する。次いで、ポルフィリン溶液を混合する。
【0143】

【0144】
水の90%を55℃に加熱する。ミキサーを使用してカルボマーをゆっくり添加し、均一に分散するまで混合する。水の5%をクロロフィリンと混合し、5%を水酸化ナトリウム(odium hydroxide)と混合して放置する。連続的に混合しながら残りの各成分を添加し、均一になるまで混合する。水酸化ナトリウム溶液をゆっくり添加し、十分に分散して均一なゲルが形成するまで混合する。次いで、クロロフィリン溶液を混合する。
【0145】

【0146】
水の90%を55℃に加熱する。ミキサーを使用してカルボマーをゆっくり添加し、均一に分散するまで混合する。水の5%をポルフィリン(Znクロリンe4K)と混合し、5%を水酸化ナトリウムと混合して放置する。連続的に混合しながら残りの各成分を添加し、均一になるまで混合する。水酸化ナトリウム溶液をゆっくり添加し、十分に分散して均一なゲルが形成するまで混合する。次いで、ポルフィリン溶液を混合する。
【0147】

【0148】
水の90%を55℃に加熱する。ミキサーを使用してカルボマーをゆっくり添加し、均一に分散するまで混合する。水の5%をポルフィリン(Znクロリンe6エチルエステルK)と混合し、5%を水酸化ナトリウムと混合して放置する。連続的に混合しながら残りの各成分を添加し、均一になるまで混合する。水酸化ナトリウム溶液をゆっくり添加し、十分に分散して均一なゲルが形成するまで混合する。次いで、ポルフィリン溶液を混合する。
【0149】

【0150】
水の90%を55℃に加熱する。ミキサーを使用してカルボマーをゆっくり添加し、均一に分散するまで混合する。水の5%をクロロフィリンと混合し、5%を水酸化ナトリウムと混合して放置する。連続的に混合しながら残りの各成分を添加し、均一になるまで混合する。水酸化ナトリウム溶液をゆっくり添加し、十分に分散して均一なゲルが形成するまで混合する。次いで、クロロフィリン溶液を混合する。
【0151】

【0152】
水の90%を55℃に加熱する。ミキサーを使用してカルボマーをゆっくり添加し、均一に分散するまで混合する。水の5%をポルフィリン(Znクロリンe4Na)と混合し、5%を水酸化ナトリウムと混合して放置する。連続的に混合しながら残りの各成分を添加し、均一になるまで混合する。水酸化ナトリウム溶液をゆっくり添加し、十分に分散して均一なゲルが形成するまで混合する。次いで、ポルフィリン溶液を混合する。
【0153】

【0154】
水の90%を55℃に加熱する。ミキサーを使用してカルボマーをゆっくり添加し、均一に分散するまで混合する。水の5%をポルフィリン(Znクロリンe6エチルエステルNa)と混合し、5%を水酸化ナトリウムと混合して放置する。連続的に混合しながら残りの各成分を添加し、均一になるまで混合する。水酸化ナトリウム溶液をゆっくり添加し、十分に分散して均一なゲルが形成するまで混合する。次いで、ポルフィリン溶液を混合する。
【0155】

【0156】
クロロフィリンリポソームは、レシチンを処方中の水の20%に1時間水和させることにより調製される。別に、クロロフィリンを水の他の20%にゆっくり添加し、プロペラミキサーで混合しながら65℃にゆっくり加熱する。十分に分散したとき、混合物をホモジナイザーに移して5000RPMで均質化させ、均質化中に水和レシチン混合物をゆっくり添加する。7000RPMで10分間均質化を継続する。
【0157】
別の調製として、55℃に加熱しながら残りの水にカルボマーをゆっくり添加する。プロペラミキサーを使用して渦流を生じさせ、カルボマー粉末を渦流にゆっくり導入する。溶液が増粘するにつれ、撹拌機速度を徐々に高める。カルボマーが十分に水和して分散するまで、約1時間混合し続ける。水酸化ナトリウムを除く残りの成分をこの分散液に導入し、均一になるまで混合する。混合しながら水酸化ナトリウム溶液をゆっくり添加し、透明で均一なゲルを生成する。調製されたリポソームを慎重に添加し、十分に分散するまで混合する。
【0158】

【0159】
ポルフィリン(Znクロリンe6エチルエステル)リポソームは、レシチンを処方中の水の20%に1時間水和させることにより生成される。別に、ポルフィリンを水の他の20%にゆっくり添加し、プロペラミキサーで混合しながら65Cにゆっくり加熱する。 十分に分散したとき、混合物をホモジナイザーに移して5000RPMで均質化させ、均質化中に水和レシチン混合物をゆっくり添加する。7000RPMで10分間均質化を継続する。
【0160】
別の調製として、55Cに加熱しながら残りの水にカルボマーをゆっくり添加する。プロペラミキサーを用いて渦流を生じさせ、カルボマー粉末を渦流にゆっくり導入し、溶液が増粘するにつれ、プロペラミキサーの速度を徐々に高める。カルボマーが十分に水和して分散するまで、混合物を約1時間混合する。水酸化ナトリウム溶液を除く残りの成分をこの分散液に添加し、均一になるまで混合する。混合しながら水酸化ナトリウム溶液をゆっくり添加し、透明で均一なゲルを得る。調製されたリポソーム分散液を添加し、十分に分散するまで混合する。
【0161】

【0162】
ポルフィリン(クロリンe6エチルエステル塩)リポソームは、レシチンを処方の水の20%に1時間水和させることにより調製される。別に、ポルフィリンを水の他の20%にゆっくり添加し、プロペラミキサーで混合しながら65℃にゆっくり加熱する。 十分に分散したとき、このようにして得られた混合物を、ホモジナイザーを備えた容器に移して5000RPMで均質化させ、均質化中に水和レシチン混合物をホモジナイザーにゆっくり導入する。次いで、7000RPMで10分間均質化を継続する。
【0163】
別の調製として、55℃に加熱しながら残りの水にカルボマーをゆっくり添加する。プロペラミキサーを用いて混合物中に渦流を生じさせ、カルボマー粉末をゆっくり渦流にゆっくり添加し、溶液が増粘するにつれ、速度を高める。カルボマーが十分に水和して分散するまで、この混合物を約1時間混合する。水酸化ナトリウム溶液を除く残りの成分をこの分散液に添加し、均一になるまで混合する。均一に撹拌しながら混合物に水酸化ナトリウム溶液をゆっくり添加し、透明で均一なゲルを得る。次いで、リポソームが十分に分散するまで、調製されたリポソーム分散液を混合物と混合する。
【0164】

【0165】
まずカルボマーとキサンタンガムを混合することによって、相Aを作製する。プロペラミキサーで混合しながら、この混合物を相Aの残りにゆっくり添加する。相Aを55℃に加熱する。相Bの成分を混合し、55℃に加熱する。相Cと相Dを別々に作製する。相Aを相Bにゆっくり添加し、直ぐに標準型のヘッドを有するSilverson L4RTホモジナイザーを用いて7,000rpmで5〜10分間均質化する。相CをA/Bに室温(20〜25℃)で添加し、得られる混合物を、Silversonホモジナイザーを用いて3,000rpmで約2分間または均一になるまで均質化する。このようにして混合した相A/B/Cに相Dを室温で添加し、得られる最終混合物を均一になるまで混合する。
【0166】

【0167】
相Aの成分を混合し、55℃に加熱する。均一な分散液が形成するまで、水とカルボマーを混合する。相Bの成分の残りを混合し、混合物を55℃に加熱する。相Cの成分を混合する。Silversonホモジナイザーで均質化しなから、相Bを相Aに混入し、約5000RPMで混合する。相Cをゆっくり添加する。得られる混合物を9000RPMで混合し、均一なローションを得る。
【0168】

【0169】
相Aの成分を混合し、55℃に加熱する。水とカルボマーを合わせ、均一な分散液が形成するまで混合し、その分散液に相Bの成分の残りを添加し、得られる混合物を55℃に加熱する。相Cの成分を混合する。Silversonホモジナイザーで均質化しながら、相Bを相Aに混入し、約5000RPMで混合する。得られる混合物に相Cをゆっくり添加し、均一なローションが得られるまで、9000RPMで混合し続ける。
【0170】

【0171】
相Aの成分を混合し、55℃に加熱する。均一な分散液が形成するまで、水とカルボマーを混合し、その分散液に相Bの成分の残りを添加し、得られる混合物を55℃に加熱する。相Cの成分を混合する。Silversonホモジナイザーで均質化しながら、相Bを相Aに混入し、約5000RPMで混合する。得られる混合物に相Cをゆっくり添加する。均一なローションが得られるまで、9000RPMで混合し続ける。
【0172】
実施例50−座瘡の治療における有効性
【0173】
炎症性病変(IL)20〜50個および非炎症性病変(NIL)30〜100個の顔面座瘡を有する20人の患者が、8週間の臨床試験に参加する。炎症性病変という用語は、丘疹、膿疱および結節を意味する。非炎症性病変という用語は、開放面皰および閉鎖面皰を意味する。
【0174】
本発明の組成物を用いた治療の有効性は、ベースライン時、ならびに試験開始から2週間、4週間および8週間の間隔をあけて測定される。より詳細には、治療の成功は、以下の基準:皮膚科医の評価(即ち、臨床段階評価)に基づき「きれいな」または「ほぼきれいな」外観を呈する皮膚;IL、NILおよび総病変数の減少;および座瘡改善の患者の自己評価に基づいて測定される。臨床段階評価は、顔面の毛孔の拡大、油性感および斑点の多さ(blotchiness)の程度を評価する。さらに、油性感はSebutapeを使用して測定される。
【0175】
対象の大部分(8/10)は、油性感の低減、毛孔の視認性の低下、ならびに色および肌理の均一性の改善に関する自身の皮膚状態の改善を報告している。VISIA(登録商標)臨床段階評価システムを使用するデジタル写真分析は、毛孔のサイズの著しい減少と全体的な皮膚の均一性の改善を示す。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
小じわ、大じわ、ひだ、マリオネットライン、ほうれい線、毛孔のサイズ、油性感、目の隈、不均一な色素沈着、および発赤からなる群から選択される1つ以上の美容的皮膚科学的パラメータを減少させることにより、皮膚の美容的外観を改善する方法であって、
(a)以下からなる群から選択されるポルフィリン
(i)クロリンe4
(ii)クロリンe4の銅錯体のナトリウム塩およびカリウム塩
(iii)クロリンe4の亜鉛錯体のナトリウム塩およびカリウム塩
(b)ビタミンCまたはビタミンC誘導体、および
(c)任意選択により、レチノイド
を安全且つ有効な量、投与するステップを含むことを特徴とする方法。
【請求項2】
小じわ、大じわ、ひだ、マリオネットライン、ほうれい線、毛孔のサイズ、油性感、目の隈、不均一な色素沈着、および発赤からなる群から選択される1つ以上の美容的皮膚科学的パラメータを減少させることにより、皮膚の美容的外観を改善する方法であって、
(a)以下からなる群から選択されるポルフィリン
(i)クロリンe6
(ii)クロリンe6の銅錯体のナトリウム塩およびカリウム塩
(iii)クロリンe6の亜鉛錯体のナトリウム塩およびカリウム塩
(b) ビタミンCまたはビタミンC誘導体、および
(c) 任意選択により、レチノイド
を安全且つ有効な量、投与するステップを含むことを特徴とする方法。
【請求項3】
小じわ、大じわ、ひだ、マリオネットライン、ほうれい線、毛孔のサイズ、油性感、目の隈、不均一な色素沈着、および発赤からなる群から選択される1つ以上の美容的皮膚科学的パラメータを減少させることにより、皮膚の美容的外観を改善する方法であって、
(a)以下からなる群から選択されるポルフィリン
(i)クロリンe4エチルエステル
(ii)クロリンe4エチルエステルの銅錯体のナトリウム塩およびカリウム塩
(iii)クロリンe4エチルエステルの亜鉛錯体のナトリウム塩およびカリウム塩
(b)ビタミンCまたはビタミンC誘導体、および
(c)任意選択により、レチノイド
を安全且つ有効な量、投与するステップを含むことを特徴とする方法。
【請求項4】
小じわ、大じわ、ひだ、マリオネットライン、ほうれい線、毛孔のサイズ、油性感、目の隈、不均一な色素沈着、および発赤からなる群から選択される1つ以上の美容的皮膚科学的パラメータを減少させることにより、皮膚の美容的外観を改善する方法であって、
(a)以下からなる群から選択されるポルフィリン
(i)クロリンe6エチルエステル
(ii)クロリンe6エチルエステルの銅錯体のナトリウム塩およびカリウム塩
(iii)クロリンe6エチルエステルの亜鉛錯体のナトリウム塩およびカリウム塩
(b)ビタミンCまたはビタミンC誘導体、および
(c)任意選択により、レチノイド
を安全且つ有効な量、投与するステップを含むことを特徴とする方法。
【請求項5】
小じわ、大じわ、ひだ、マリオネットライン、ほうれい線、毛孔のサイズ、油性感、目の隈、不均一な色素沈着、および発赤からなる群から選択される1つ以上の美容的皮膚科学的パラメータを減少させることにより、皮膚の美容的外観を改善する方法であって、
(a)以下からなる群から選択されるポルフィリン
(i)銅クロロフィリン
(ii)亜鉛クロロフィリン
(iii)銅クロロフィリンのナトリウム塩およびカリウム塩
(iv)亜鉛クロロフィリンのナトリウム塩およびカリウム塩
(b)ビタミンCまたはビタミンC誘導体、および
(c)任意選択により、レチノイド
を安全且つ有効な量、投与するステップを含むことを特徴とする方法。
【請求項6】
小じわ、大じわ、ひだ、マリオネットライン、ほうれい線、毛孔のサイズ、油性感、目の隈、不均一な色素沈着、および発赤からなる群から選択される1つ以上の美容的皮膚科学的パラメータを減少させることにより、皮膚の美容的外観を改善する方法であって、小じわ、大じわ、ひだ、マリオネットライン、ほうれい線、毛孔のサイズの増大、油性感、目の隈、不均一な色素沈着および/または発赤の1つ以上を示す皮膚に、請求項1〜5に記載のポルフィリン化合物の任意の組み合わせを安全且つ有効な量、投与するステップを含むことを特徴とする方法。
【請求項7】
請求項5に記載の方法において、ポルフィリンおよびビタミンCまたはビタミンC誘導体、ならびに任意選択によりレチノイドを安全且つ有効な量、投与するステップをさらに含むことを特徴とする方法。

【図1】
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【公表番号】特表2013−508390(P2013−508390A)
【公表日】平成25年3月7日(2013.3.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−535344(P2012−535344)
【出願日】平成22年10月20日(2010.10.20)
【国際出願番号】PCT/US2010/053430
【国際公開番号】WO2011/050102
【国際公開日】平成23年4月28日(2011.4.28)
【出願人】(512099839)ディスカバリー パートナーズ,エルエルシー (1)
【氏名又は名称原語表記】DISCOVERY PARTNERS,LLC
【Fターム(参考)】