説明

監視カメラ装置および監視カメラの撮影方法

【課題】 この発明は、監視カメラに用いる記録媒体の容量を節約することを目的とする。を目的とする。
【解決手段】 この発明に係る監視カメラ装置は、被写体を撮影する撮影手段(1)と、撮影された画像を映像信号に変換する映像変換手段(2)と、映像信号に変換された撮影画像を記録する記録手段(3)と、撮影された画像から被写体の動きを検出する動き検出手段(7)と、検出された被写体の動きを予め決められた閾値と比較する比較手段(7)と、比較した被写体の動きが閾値より早いと判断した場合は前記記録媒体に記録する撮影画像の記録間隔を短くし、被写体の動きが閾値よりゆっくりと判断した場合は前記記録媒体に記録する撮影画像の記録間隔を長くして記録するように制御する記録制御手段(7)を備えるように構成している。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、この発明は監視カメラ装置に関する。またこの発明は被写体に動きがある場合に、その動きに応じて画像データの記録媒体への記録動作を変化させる監視カメラ装置に関する。
【背景技術】
【0002】
現在、動きのある被写体を監視する監視カメラが普及している。
特許文献1には、複数の入力画像信号を1つのフレームに多重して圧縮符号化する場合に、時々刻々と変化する多重した各画像の内容に応じて適応的に圧縮方法を制御する画像符号化装置が開示されている。
【0003】
特許文献1では動きベクトル検出部で動きベクトルを検出し、圧縮方法制御部で多重化した画像ごとに動きベクトルの大きさの総和を求め、その値から1フレーム前の画像との相関を判断して圧縮方法を制御し、画像圧縮部で圧縮方法の制御にしたがって画像データを圧縮符号化する技術が開示されている。こうすることで、多重した各画像の内容に適した圧縮方法の制御を行うことができるというものである。
【0004】
しかしながら、この特許文献1に開示された技術においては、一つの画面を複数に小画面に区切り、複数の画像を同時に表示していた。このため、被写体の移動量に応じて記録動作を変化させ、記録媒体の記録容量を節約することはできなかった。
【特許文献1】特開2001−28755公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
そこで、この発明は、上記事情を考慮してなされたもので、監視カメラで監視する被写体の移動量に応じて画像データの記録媒体への記録動作を変化させ、記録媒体の記録容量を節約することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
この発明に係る監視カメラ装置は、被写体を撮影する撮影手段と、前記撮影された画像を映像信号に変換する映像変換手段と、映像信号に変換された撮影画像を記録する記録手段と、前記撮影された画像から被写体の動きを検出する動き検出手段と、検出された被写体の動きを予め決められた閾値と比較する比較手段と、前記比較した被写体の動きが閾値より早いと判断した場合は前記記録媒体に記録する撮影画像の記録間隔を短くし、被写体の動きが閾値よりゆっくりと判断した場合は前記記録媒体に記録する撮影画像の記録間隔を長くして記録するように制御する記録制御手段を備えるように構成している。
【0007】
この発明に係る監視カメラの撮影方法は、被写体を撮影するステップと、前記撮影された画像を映像信号に変換するステップと、映像信号に変換された撮影画像を記録するステップと、前記撮影された画像から被写体の動きを検出するステップと、検出された被写体の動きを予め決められた閾値と比較するステップと、前記比較した被写体の動きが閾値より早いと判断した場合は記録媒体に記録する撮影画像の記録間隔を短くし、被写体の動きが閾値よりゆっくりと判断した場合は記録媒体に記録する撮影画像の記録間隔を長くして記録するように制御するステップを備えるように構成している。
【発明の効果】
【0008】
上記した構成によれば、監視カメラで監視する被写体の移動量に応じて、画像データの記録媒体への記録動作またはネットワークへの配信動作を変化させ、監視カメラで撮影する画像のデータ量を削減することが可能となる。また、画像のデータ量を削減することによって、記録媒体の記録容量を節約することが可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
以下、図面を参照してこの発明の実施の形態を説明する。
図1はこの発明の実施の形態に係る監視カメラ装置において、被写体の移動速度に応じて、画像データを記憶媒体に記録する時間間隔(またはネットワーク10へ配信するための時間間隔)を制御するようすを説明する図である。
【0010】
図1(a)、図1(b)は監視カメラ装置を用いて動きのある被写体の動きを検出し、記録画像の間隔を制御している。ここでは、被写体の撮影画像を映像信号に変換して連続的に記録媒体に記録する。
【0011】
図1(a)は監視カメラ装置の撮影中に被写体が早く移動したようすを示している。例えば、静止した被写体の前を動体が移動した場合に、被写体の移動量に応じて記録動作を変化させない従来の監視カメラ装置においては、画像を一定の速度で取り込み、画像圧縮を一定速度で行い記録媒体に記録していた。このため、図1(a)に示すような動きが早い被写体の場合はCPUが一定速度で出力制御を行う。このとき、例えば、一定の画像出力期間に3フレーム分の画像を出力する能力があっても、被写体が撮影されているフレームは2枚となってしまう。
【0012】
この発明の実施の形態においては、後述するように、動き検出部において検出された被写体の動き(移動量)をCPUが取得し、出力制御に反映させる。例えば、被写体の動き(移動量)が大きくなると、それに連動して単位時間当たりの出力フレーム数を2倍にする。これによって、被写体が撮影されているフレームは4枚となり、被写体の動きをより詳細に記録することが可能となる。
【0013】
図1(b)は監視カメラ装置の撮影中に被写体がゆっくり移動したようすを示している。
ゆっくり動く被写体は、被写体の移動量が少ないとCPUが判断し、単位時間当たりの出力フレーム数を例えば2分の1に削減する。この場合、被写体がゆっくり移動しているので、被写体の動きを充分把握することが可能な範囲で画像を記録し、かつ、記録媒体の記録容量を節約することが可能となる。
【0014】
図2はこの発明の実施の形態に係る監視カメラ装置の構成を説明するブロック図である。
符号1は撮影部、符号2は信号処理部、符号3はメモリ1、符号4は計算部、符号5は圧縮部、符号6はメモリ2、符号7はCPU、符号8は制御部1、符号9は制御部2、符号10はNIC(ネットワークインタフェースカード)、符号11は記録媒体(HDD、DVD、ビデオテープ等)である。
【0015】
撮影部1は図示しないレンズ、撮像素子を構成する。また、この発明の実施の形態に係る監視カメラ装置は、図示しないパン/チルト機構を備えており、撮影部1をパン方向/チルト方向に動かし、被写体の撮影を行うことが可能である。
【0016】
被写体から反射された光は、レンズを介して撮像素子により撮像される。レンズは、図示しないフォーカス用モーターにより前後に駆動され、これにより撮像素子上に結像される像のフォーカスが調整される。
【0017】
撮像素子は、撮像された光を電気信号に変換することにより得た電気信号を、信号処理部2に入力する。信号処理部2では、撮像素子で光電変換によって生じた画素毎の電気信号からクランプパルスを用いて画素ごとにサンプル・ホールドすることにより映像信号を抽出する。また、このようにして得た映像信号を所定の利得で増幅した後、アナログ映像信号からデジタル映像信号に変換する。その後、ガンマ、ディテール等の信号処理を施し、メモリ1(3)へ向けて出力する。メモリ1(3)はDRAM等の半導体メモリで構成され、上記映像信号を記憶する。
【0018】
計算部4はCPU7に制御され、映像信号の各フレームの差分から動きベクトルを検出して被写体の動きを認知するモーション検出機能を有している。そして、メモリ1(3)に記憶された映像信号(画像データ)の各フレームの差分から動きベクトルを検出して被写体の動きを認知する。また、メモリ1(3)に記憶された映像信号(画像データ)を圧縮部5にて圧縮処理し、メモリ2(6)に保存する。
【0019】
このとき、制御部1(8)を介して、NIC (ネットワークインタフェースカード) 10よりネットワークへ配信する。また、制御部2(9)を介して、記録媒体11へ映像信号(画像データ)の記録を行う。なお、これら信号処理部2、計算部4、圧縮部5、制御部1(8)、制御部2(9)はCPU7によって制御されている。
【0020】
また、この発明の実施の形態に係る監視カメラ装置は、モーション検出機能により動きベクトルの大きさをフレーム毎に取得する機能を有している。すなわち、デジタル化された画像データは時系列毎にメモリ1(3)に保存され、計算部4によって各フレームの画像データの差分から動きベクトルを検出して、撮影された被写体の動きに比例して定量化された数値に置換できる機能を有する。
【0021】
また、この発明の実施の形態に係る監視カメラ装置は、動きベクトルの大きさを数値化して、その情報により撮像した画像の保存間隔(時間)を決定する。具体的には、検出された被写体の動きを予め決められた閾値と比較する。
【0022】
CPU7はメモリ2(6)から出力される画像データのフレームレートを管理している。そして、メモリ2(6)に保存された画像データを、NIC(10)を介して配信するための時間間隔や記録媒体11へ保存するための時間間隔を制御している。
【0023】
また、CPU7は、メモリ1(3)、計算部(4)を備えるモーション検出部(図示せず)によって数値化された移動量(変化量)を取得する。そして、これをメモリ2(6)から出力されるフレームレートに反映させる。すなわち、ネットワーク10へ配信するための時間間隔や、記録媒体11へ保存するための時間間隔を、モーション検出によって得た動きの大きさに応じて、長くしたり短くしたりする。
【0024】
そして、比較した被写体の動きが閾値より早いと判断した場合は前記記録媒体に記録する撮影画像の記録間隔を短くし、被写体の動きが閾値よりゆっくりと判断した場合は前記記録媒体に記録する撮影画像の記録間隔を長くして記録するように制御する。
【0025】
図3はこの発明の実施の形態に係る監視カメラ装置の動作を説明するフローチャートである。
符号S100はここでの開始ステップである(スタート)。続いて符合S101を付したステップへ進む。
符号S101は動きベクトルを用いて監視カメラの撮影画像における被写体の動きを検出するステップである。続いて符合S102を付したステップへ進む。
符号S102は上記動き検出の手法を用い、被写体の動きはあるか否かを検出するステップである。被写体の動きが検出されたと判断された場合は符号S103を付したステップへ進む(Yes)。被写体の動きが検出されないと判断された場合は符号S101を付したステップへ進み上記処理を繰り返す(No)。
【0026】
符号S103は上記のように、被写体の動きを予め決めた値(閾値)と比較するステップである。続いて符合S104を付したステップへ進む。
符号S104は被写体の動きを閾値と比較し、被写体の動きが閾値と同じか、被写体の動きが閾値より大きい(早い)か、被写体の動きが閾値より小さい(ゆっくり)か、を検出するステップである。被写体の動きが閾値と同じと判断された場合は符号S105を付したステップへ進む(同じ)。被写体の動きが閾値より大きい(早い)と判断された場合は符号S106を付したステップへ進む(大きい(早い))。被写体の動きが閾値より小さい(ゆっくり)と判断された場合は符号S107を付したステップへ進む小さい(ゆっくり)。
【0027】
符号S105は画像データをネットワーク10へ配信するための時間間隔、または、記録媒体11へ保存するための時間間隔を、特に変更せず、そのまま維持するステップである。続いて符合S101を付したステップへ進み、上記処理を繰り返す。
【0028】
符号S106は画像データをネットワーク10へ配信するための時間間隔、または、記録媒体11へ保存するための時間間隔を短くするステップである。続いて符合S101を付したステップへ進み、上記処理を繰り返す。
【0029】
符号S107は画像データをネットワーク10へ配信するための時間間隔、または、記録媒体11へ保存するための時間間隔を長くするステップである。続いて符合S101を付したステップへ進み、上記処理を繰り返す。
【0030】
すなわち、この発明の実施の形態に係る監視カメラ装置は、被写体の動きを検出し、動きのある被写体の撮影画像を映像信号に変換して連続的に記録媒体に記録する。そして、被写体を撮影する撮影手段、撮影された画像を映像信号に変換する映像変換手段、映像信号に変換された撮影画像を記録する記録手段、撮影された画像から被写体の動きを検出する動き検出手段、検出された被写体の動きを予め決められた閾値と比較する比較手段、比較した被写体の動きが閾値より早いと判断した場合は前記記録媒体に記録する撮影画像の記録間隔を短くし、被写体の動きが閾値よりゆっくりと判断した場合は前記記録媒体に記録する撮影画像の記録間隔を長くして記録するように構成している。
【0031】
図4はこの発明の他の実施の形態に係る監視カメラ装置において、被写体の移動速度に応じて、画像データを記憶媒体に記録(またはネットワーク10へ配信)する記録画像の画質(圧縮率)を制御するようすを説明する図である。
【0032】
上記この発明の実施の形態においては記録間隔を制御対象としたが、この発明の他の実施の形態においては、被写体の動き量と撮像した画像フレームとをリンクさせ、動き量に対応した圧縮率を適用する。
【0033】
例えば、監視カメラが動きのない映像を監視している際に、人が通過し、動きが検出された場合を想定する。
まず、人が通過する以前の処理を説明する。このとき、人が通過する以前は動きのない映像であるため、CPU7は圧縮部5を制御し、画像データが低画質(高圧縮)のままとなるようにする。そして、低画質(高圧縮)の圧縮を行った画像データをメモリ2(6)に向けて出力する。上記のように、この画像データをネットワーク10へ配信または、記録媒体11へ保存する。
【0034】
次に、人の通過が検出された場合の処理を説明する。人の通過(すなわち動きのある被写体)が検出されると、CPU7は圧縮部5を制御し、高画質(低圧縮)となるように圧縮率を変更する。そして、画像データに高画質(低圧縮)の圧縮を施し、メモリ2(6)へ向けて出力する。そして、この画像データをネットワーク10へ配信または、記録媒体11へ保存する。
【0035】
次に、人の通過が検出されなくなった場合の処理を説明する。人の通過(動きのある被写体)が検出されなくなると、上記人が通過する以前と同じ処理へ戻る。すなわち、人の通過(動きのある被写体)が検出されなくなると、CPU7は圧縮部5を制御し、低画質(高圧縮)となるように圧縮率を変更する。そして、低画質(高圧縮)の圧縮を行った画像データをメモリ2(6)に向けて出力する。上記のように、この画像データをネットワーク10へ配信または、記録媒体11へ保存する。
【0036】
図5はこの発明の他の実施の形態に係る監視カメラ装置において、被写体の移動速度に対する記録画像の画質(解像度)を制御するようすを説明する図である。
この発明の他の実施の形態においては、被写体の動き量と撮像した画像フレームとをリンクさせ、動き量に対応した画質(解像度)を適用する。
例えば、監視カメラが動きのない映像を監視している際に、人が通過し、動きが検出された場合を想定する。
まず、人が通過する以前の処理を説明する。このとき、人が通過する以前は動きのない映像であるため、CPU7は圧縮部5を制御し、画像データが低解像度のままとなるようにする。そして、低解像度の圧縮を行った画像データをメモリ2(6)に向けて出力する。上記のように、この画像データをネットワーク10へ配信または、記録媒体11へ保存する。
【0037】
次に、人の通過が検出された場合の処理を説明する。人の通過(すなわち動きのある被写体)が検出されると、CPU7は圧縮部5を制御し、画像データが高解像度となるように縮小率を変更する。そして、画像データに高解像度の圧縮を施し、メモリ2(6)へ向けて出力する。そして、この画像データをネットワーク10へ配信または、記録媒体11へ保存する。
【0038】
次に、人の通過が検出されなくなった場合の処理を説明する。人の通過(動きのある被写体)が検出されなくなると、上記人が通過する以前と同じ処理へ戻る。すなわち、人の通過(動きのある被写体)が検出されなくなると、CPU7は圧縮部5を制御し、低解像度となるように圧縮率を変更する。そして、低解像度の圧縮を行った画像データをメモリ2(6)に向けて出力する。上記のように、この画像データをネットワーク10へ配信または、記録媒体11へ保存する。
【0039】
上記のように構成することによって、この発明の実施の形態においては、監視カメラで監視する被写体の移動量に応じて、画像データの記録媒体への記録動作またはネットワークへの配信動作を変化させ、監視カメラで撮影する画像のデータ量を削減することが可能となるという効果がある。また、画像のデータ量を削減することによって、記録媒体の記録容量を節約することが可能となるという効果がある。
【0040】
なお、この発明は上記した実施の形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその趣旨を逸脱しない範囲で構成要素を種々変形して具体化することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【0041】
【図1】この発明の実施の形態に係る監視カメラ装置において、被写体の移動速度に対する記録画像の間隔を制御するようすを説明する図。
【図2】この発明の実施の形態に係る監視カメラ装置の構成を説明するブロック図。
【図3】この発明の実施の形態に係る監視カメラ装置の動作を説明するフローチャート。
【図4】この発明の他の実施の形態に係る監視カメラ装置において、被写体の移動速度に対する記録画像の画質(圧縮率)を制御するようすを説明する図。
【図5】この発明の他の実施の形態に係る監視カメラ装置において、被写体の移動速度に対する記録画像の画質(解像度)を制御するようすを説明する図。
【符号の説明】
【0042】
1・・・撮影部(レンズ、撮像素子)、2・・・信号処理部、3・・・メモリ1、4・・・計算部、5・・・圧縮部、6・・・メモリ2、7・・・CPU、8・・・制御部1、9・・・制御部2、10・・・NIC(ネットワークインタフェースカード)、11・・・記録媒体(HDD、DVD、ビデオテープ等)。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
被写体の動きを検出し、動きのある被写体の撮影画像を映像信号に変換して連続的に記録媒体に記録する監視カメラ装置において、
被写体を撮影する撮影手段と、
前記撮影された画像を映像信号に変換する映像変換手段と、
映像信号に変換された撮影画像を記録する記録手段と、
前記撮影された画像から被写体の動きを検出する動き検出手段と、
検出された被写体の動きを予め決められた閾値と比較する比較手段と、
前記比較した被写体の動きが閾値より早いと判断した場合は前記記録媒体に記録する撮影画像の記録間隔を短くし、被写体の動きが閾値よりゆっくりと判断した場合は前記記録媒体に記録する撮影画像の記録間隔を長くして記録するように制御する記録制御手段を備えることを特徴とする監視カメラ装置。
【請求項2】
被写体の動きを検出し、動きのある被写体の撮影画像を映像信号に変換して連続的に記録媒体に記録する監視カメラ装置において、
被写体を撮影する撮影手段と、
前記撮影された画像を映像信号に変換する映像変換手段と、
映像信号に変換された撮影画像を圧縮して記録する記録手段と、
前記撮影された画像から被写体の動きを検出する動き検出手段と、
検出された被写体の動きを予め決められた閾値と比較する比較手段と、
前記比較した被写体の動きが閾値より早いと判断した場合は前記記録媒体に記録する撮影画像の圧縮率を低くし、被写体の動きが閾値よりゆっくりと判断した場合は前記記録媒体に記録する撮影画像の圧縮率を高くして記録するように制御する記録制御手段を備えることを特徴とする監視カメラ装置。
【請求項3】
被写体の動きを検出し、動きのある被写体の撮影画像を映像信号に変換して連続的に記録媒体に記録する監視カメラ装置において、
被写体を撮影する撮影手段と、
前記撮影された画像を映像信号に変換する映像変換手段と、
映像信号に変換された撮影画像を記録する記録手段と、
前記撮影された画像から被写体の動きを検出する動き検出手段と、
検出された被写体の動きを予め決められた閾値と比較する比較手段と、
前記比較した被写体の動きが閾値より早いと判断した場合は前記記録媒体に記録する撮影画像の解像度を高くし、被写体の動きが閾値よりゆっくりと判断した場合は前記記録媒体に記録する撮影画像の解像度を低くして記録するように制御する記録制御手段を備えることを特徴とする監視カメラ装置。
【請求項4】
被写体を撮影するステップと、
前記撮影された画像を映像信号に変換するステップと、
映像信号に変換された撮影画像を記録するステップと、
前記撮影された画像から被写体の動きを検出するステップと、
検出された被写体の動きを予め決められた閾値と比較するステップと、
前記比較した被写体の動きが閾値より早いと判断した場合は記録媒体に記録する撮影画像の記録間隔を短くし、被写体の動きが閾値よりゆっくりと判断した場合は記録媒体に記録する撮影画像の記録間隔を長くして記録するように制御するステップを備えることを特徴とする監視カメラの撮影方法。
【請求項5】
被写体を撮影するステップと、
前記撮影された画像を映像信号に変換するステップと、
映像信号に変換された撮影画像を圧縮して記録するステップと、
前記撮影された画像から被写体の動きを検出するステップと、
検出された被写体の動きを予め決められた閾値と比較するステップと、
前記比較した被写体の動きが閾値より早いと判断した場合は記録媒体に記録する撮影画像の圧縮率を低くし、被写体の動きが閾値よりゆっくりと判断した場合は記録媒体に記録する撮影画像の圧縮率を高くして記録するように制御するステップを備えることを特徴とする監視カメラの撮影方法。
【請求項6】
被写体を撮影するステップと、
前記撮影された画像を映像信号に変換するステップと、
映像信号に変換された撮影画像を記録するステップと、
前記撮影された画像から被写体の動きを検出するステップと、
検出された被写体の動きを予め決められた閾値と比較するステップと、
前記比較した被写体の動きが閾値より早いと判断した場合は記録媒体に記録する撮影画像の解像度を高くし、被写体の動きが閾値よりゆっくりと判断した場合は記録媒体に記録する撮影画像の解像度を低くして記録するように制御するステップを備えることを特徴とする監視カメラの撮影方法。
【請求項7】
被写体の動きを検出し、動きのある被写体の撮影画像を映像信号に変換して連続的に出力する監視カメラ装置において、
被写体を撮影する撮影手段と、
前記撮影された画像を映像信号に変換する映像変換手段と、
映像信号に変換された撮影画像を出力する出力手段と、
前記撮影された画像から被写体の動きを検出する動き検出手段と、
検出された被写体の動きを予め決められた閾値と比較する比較手段と、
前記比較した被写体の動きが閾値より早いと判断した場合は前記出力する撮影画像の出力間隔を短くし、被写体の動きが閾値よりゆっくりと判断した場合は前記出力する撮影画像の出力間隔を長くするように制御する記録制御手段を備えることを特徴とする監視カメラ装置。
【請求項8】
被写体を撮影するステップと、
前記撮影された画像を映像信号に変換するステップと、
映像信号に変換された撮影画像を出力するステップと、
前記撮影された画像から被写体の動きを検出するステップと、
検出された被写体の動きを予め決められた閾値と比較するステップと、
前記比較した被写体の動きが閾値より早いと判断した場合は出力する撮影画像の出力間隔を短くし、被写体の動きが閾値よりゆっくりと判断した場合は出力する撮影画像の出力間隔を長くするように制御するステップを備えることを特徴とする監視カメラの撮影方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2008−131572(P2008−131572A)
【公開日】平成20年6月5日(2008.6.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−317258(P2006−317258)
【出願日】平成18年11月24日(2006.11.24)
【出願人】(000003078)株式会社東芝 (54,554)
【Fターム(参考)】