説明

真空蒸着装置

【課題】蒸発材料の指向性を弱めるとともに、絞り板の絞り口が塞がれることなく、安定して均一な膜厚の蒸着膜を生成し得る真空蒸着装置を提供する。
【解決手段】蒸着材料を加熱して蒸発材料を得るための蒸発容器と、この蒸発容器で得られた蒸発材料を拡散し得る拡散容器と、この拡散容器に設けられて放出口33から蒸発材料を基板に向かって放出する放出用ノズル32と、この基板が内部に配置されて所定の真空度下で蒸着を行う蒸着用容器とを具備する真空蒸着装置であって、放出用ノズル32の内径を拡大することで形成されるとともに放出口33に対向する内壁段差34を有し、この内壁段差34に配置されて放出用ノズル32の内径よりも小径のオリフィス37が形成されたオリフィス板36と、このオリフィス板36を上記内壁段差34とで挟むように配置されたC形止め輪38とを具備したものである。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば基板の表面に金属材料、有機材料などの蒸着材料を蒸着させるための真空蒸着装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
例えば、有機EL材料を用いたパネルディスプレイは、有機材料などの蒸着材料がガラス基板などの被蒸着部材に蒸着されることにより形成されている。
通常、蒸着材料は坩堝で加熱され、この蒸発した蒸着材料は真空容器内に導かれるとともに当該真空容器内に配置されたガラス基板など被蒸着部材の表面に放出されて、蒸着(所謂、成膜)が行われている。
【0003】
このような真空蒸着装置では、製品の品質向上のためにも、ガラス基板の表面に形成する膜厚の均一性が要求されている。特に、坩堝とガラス基板との間隔が十分でない場合には、ガラス基板の表面に放出する蒸発材料(蒸発させた蒸着材料)の指向性を弱めることが、膜厚の均一性向上のために必要とされる。
【0004】
このように蒸発材料の指向性を弱めることで膜厚を均一にし得る真空蒸着装置として、蒸発材料を均一に拡散する拡散容器を有し、この拡散容器から蒸発材料を放出するノズルの先端部に、ノズル先端の開口部よりも十分に小径のオリフィスを有するものがある。このような真空蒸着装置では、最適な径のオリフィスを選択するため、異なる径のオリフィスを有するオリフィス部材に何度もオリフィス部材を交換する必要があり、オリフィス部材を交換しやすい構造が要求される。したがって、オリフィス部材をノズル先端部に被せるキャップ式とすることで、この要求を満たす構成が開示されている(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2006−225725号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところで、上記特許文献1に記載の真空蒸着装置では、ノズルの先端部に外ねじが形成されるとともに、このノズル先端部に被せるキャップの内周面に内ねじが形成されており、このキャップを周方向に回転させてノズル先端部に固定する。
【0007】
上記真空蒸着装置では、これらねじ部による隙間が生じるが、真空(負圧)状態で隙間は熱伝達率が低いので、オリフィス部材など上記ねじ部による隙間周辺では、他の箇所ほど温度が上昇しない。このため、オリフィス部材の周辺で蒸発材料が冷却されて蒸着材料が付着し、オリフィスを塞ぐという問題があった。
【0008】
そこで、本発明は、蒸発材料の指向性を弱めるとともに、オリフィスが塞がれることなく、安定して均一な膜厚の蒸着膜を生成し得る真空蒸着装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記課題を解決するため、本発明の請求項1に係る真空蒸着装置は、蒸着材料を加熱して蒸発材料を得るための蒸発源と、この蒸発源で得られた蒸発材料を拡散し得る拡散容器と、この拡散容器に設けられて放出口から蒸発材料を被蒸着部材に向かって放出する放出用ノズルと、この被蒸着部材が内部に配置されて負圧下で蒸着を行う蒸着用容器とを具備する真空蒸着装置であって、
放出用ノズルの内径を拡大することで形成されるとともに放出口に対向する内壁段差を有し、
この内壁段差に配置されて放出用ノズルの内径よりも小径の絞り口が形成された絞り板と、この絞り板を上記内壁段差とで挟むように配置された止め具とを具備したものである。
【0010】
また、本発明の請求項2に係る真空蒸着装置は、請求項1に記載の真空蒸着装置において、内壁段差から放出口まで放出用ノズルの内径を連続的に縮小して形成された傾斜部を有し、
止め具が、この傾斜部に接するものである。
【0011】
さらに、本発明の請求項3に係る真空蒸着装置は、請求項1または2に記載の真空蒸着装置において、絞り板の外径が、絞り板が配置された箇所での放出用ノズルの内径よりも小さく、放出口の内径よりも大きいものである。
【0012】
また、本発明の請求項4に係る真空蒸着装置は、請求項2または3に記載の真空蒸着装置において、放出口の面と傾斜部とがなす角度をθ(ラジアン)とし、傾斜部と止め具との静摩擦係数をμとすると、
tan(π/2−θ)>μ
の関係を満たしているものである。
【0013】
また、本発明の請求項5に係る真空蒸着装置は、請求項1乃至4のいずれか一項に記載の真空蒸着装置において、絞り板の本体が銅で形成されるとともに、絞り板の表面がニッケルまたはクロムで形成されているものである。
【0014】
また、本発明の請求項6に係る真空蒸着装置は、請求項1乃至5のいずれか一項に記載の真空蒸着装置において、内壁段差に接する絞り板の面が、鏡面状であるものである。
【発明の効果】
【0015】
上記真空蒸着装置によると、蒸発材料の温度低下の原因となる隙間の発生を防止して絞り口に蒸着材料を付着させず、また、絞り板で蒸発材料の指向性を弱めることから、安定して均一な膜厚の蒸着膜を生成することができる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1】本発明の実施例に係る真空蒸着装置の概略構成を示す断面図である。
【図2】同真空蒸着装置における放出部の分解斜視図である。
【図3】同真空蒸着装置における放出部の平面図である。
【図4】図3のA−A断面図である。
【図5】図4の要部拡大断面図である。
【発明を実施するための形態】
【実施例】
【0017】
以下、本発明の実施例に係る真空蒸着装置を、図1〜図5に基づき説明する。
図1に示すように、この真空蒸着装置1は、被蒸着部材である基板Kを保持する保持具7が内部の上壁部に設けられた蒸着用容器2と、この蒸着用容器2の内部に配置されて蒸着により基板Kに蒸着膜を生成する蒸着ユニット3と、この蒸着ユニット3による蒸着を制御する制御装置4とから構成される。なお、図示しないが、蒸着用容器2には、基板Kなどを交換するために側壁部に形成された開口部と、この開口部を開閉する開閉機構と、蒸着用容器2内を負圧(所定の真空度であり、例えば1.33×10−3[Pa]以下)にする真空ポンプとが具備されている。
【0018】
さらに、上記蒸着ユニット3は、内部に充填された蒸着材料Lを図示しない加熱装置により加熱する蒸発容器(蒸発源の一例である)11と、この蒸発容器11を内部に収容する蒸発室12と、蒸発容器11からの蒸発材料(蒸発した蒸着材料Lをいう)を拡散容器21(後述する)に導くために蒸発室12の上端から鉛直に設けられた連通管13と、この連通管13に設けられて連通管13内を通過する蒸発材料の流量を調整する流量調整弁14と、この流量調整弁14の開度を調整するバルブ駆動機構15と、上記連通管13の上端に設けられるとともに当該連通管13を介して蒸発容器11から導かれた蒸発材料を均一に拡散し上方の基板Kに向かって放出する拡散容器21とを具備する。また蒸着ユニット3は、上記拡散容器21と保持具7との間に配置されて当該蒸着ユニット3からの蒸発材料を必要に応じて遮るシャッター装置17と、上記蒸着用容器2の内部の側壁部に配置されて基板Kに生成した蒸着膜の厚さを計測する膜厚センサ16とを具備する。なお、シャッター装置17は、保持具7の下方に水平に配置されて基板Kを下方から覆う遮蔽板18と、この遮蔽板18の外縁近くの下面から垂直(すなわち鉛直)に取り付けられて当該遮蔽板18を支持するとともに回転させることで蒸発材料の遮断/非遮断を切り換え得る回転軸19と、この回転軸19を駆動する駆動部(図示しないが、例えばモータなどである)とから構成される。
【0019】
上記拡散容器21は、連通管13から導かれた蒸発材料を均一に拡散する容器本体22と、この容器本体22の上端面に取り付けられて拡散した蒸発材料を放出する複数の放出部31とから構成される。また容器本体22は、蒸発材料を拡散するため内部に形成された拡散用空間23と、下端面で連通管13に接続されて蒸発材料を拡散用空間23に導く下部連通口24と、上端面に複数形成されて放出部31と接続される上部連通口25を有する。
【0020】
以下に、本発明の要旨である放出部31について詳細に説明する。
放出部31は、図1〜図5に示すように、上記容器本体22の上部連通口25と接続されて拡散用空間23の蒸発材料を先端(上端)の放出口33から当該蒸発材料を基板Kに向かって放出する円筒形状の放出用ノズル32と、この放出用ノズル32の先端部(上端部)に配置されて放出用ノズル32内の蒸発材料を絞ってから放出するオリフィス板(絞り板の一例であり図3および図4参照)36と、このオリフィス板36を上記放出用ノズル32の先端部に固定するC形止め輪(止め具の一例である)38とから構成される。
【0021】
また、放出用ノズル32の先端部は、図2および図5に示すように、当該放出用ノズル32の内径を拡大することで形成されるとともに放出口33に対向する内壁段差34と、この内壁段差34から放出口33までの全部または一部において(図示では例として一部)放出用ノズル32の内径を連続的に縮小して形成されたテーパ部(傾斜部の一例である)35とを有する。上記内壁段差34は、放出口33と平行(すなわち水平)の円環状の段差であり、オリフィス板36を載置して、当該オリフィス板36の外縁部を支持するものである。また、テーパ部35の角度は、テーパ部35とC形止め輪38との材質により決定されるものである。具体的に説明すると、放出口33とテーパ部35とがなす角度をθ[ラジアン]とし、テーパ部35とC形止め輪38との静摩擦係数をμとすると、下記式(1)の関係を満たしている。
【0022】
tan(π/2−θ)>μ・・・・・(1)
したがって、例えばテーパ部35およびC形止め輪38がいずれもステンレス製であれば、μは約0.6であるから、上記式(1)により、θ<約1.03[ラジアン](約59度)である。
【0023】
一方、上記オリフィス板36は、その外縁部で上述の通り内壁段差34で支持されるとともに、中央部で放出用ノズル32の内径よりも小径のオリフィス(絞り口の一例であり図2参照)37を形成した、厚さ0.1mm程度の円環状の薄板である。また、図5に示すように、放出用ノズル32の内部にある内壁段差34にオリフィス板36が配置されていることから、当然ながらオリフィス板36の外径D36は、オリフィス板36が配置された箇所での放出用ノズル32の内径D34よりも小さい。さらに、このオリフィス板36の外径D36は、オリフィス板36と内壁段差34との接触面積を十分に確保して隙間の発生を防止するため、放出口33の内径D33よりも大きい。ここで、上記オリフィス板36は、高い熱伝導性および強度を確保するため、熱伝導率が高い材質である銅により本体が形成されており、強度の高い材質であるニッケル、または放射率が高く耐熱性の高い材質であるクロムにより表面(上下面)が形成されている。これらオリフィス板36の上下面のうち、少なくとも下面(内壁段差34に接する面)は、オリフィス板36の熱を放出用ノズル32の内部に放射して保温効果を向上させるため、鏡面状に形成されている。
【0024】
また、C形止め輪38は、図2および図3に示すように、オリフィス板36の上側に配置されて当該オリフィス板36を保持するC字形状の止め具(押さえ具)である。具体的には図5に示すように、オリフィス板36を、下側からは内壁段差34で、上側からはC形止め輪38で、挟むように配置されている。このC形止め輪(例えばJIS B2804)38のC字形状の中央部にある開口(図2参照)39の内径は、オリフィス37を通過した蒸発材料の流動を妨げないためにも、オリフィス37より大径である。さらに、このC形止め輪38は、図5に示すように、上面側の外周縁でテーパ部35と接しており、下側のオリフィス板36を内壁段差34へ押し付けて保持するように配置されている。
【0025】
ところで、図1に示す上記制御装置4は、膜厚センサ16に接続されて基板Kに生成した膜厚を検出する膜厚検出部41と、膜厚検出部41で検出された膜厚に基づき最適な蒸着速度を算出する演算部42と、演算部42で算出した蒸着速度となるように流量調整弁14の開度をバルブ駆動機構15により調整する開度調整部43とを具備する。
【0026】
以下に、上記真空蒸着装置1における作用について説明する。
まず、蒸発材料の指向性を弱める最適な径のオリフィス37を有するオリフィス板36を、事前に選定しておく。
【0027】
そして、図2に示すように、放出用ノズル32の先端部には、放出口33からオリフィス板36を入れて内壁段差34に載置し、このオリフィス板36の上側にC形止め輪38を配置して、オリフィス板36を保持する。一方、図1に示すように、基板Kを蒸着用容器2に開口部から入れて、この基板Kを保持具7に保持させ、蒸発容器11には蒸着材料Lを充填する。
【0028】
その後、真空ポンプで、蒸着用容器2内を負圧、すなわち所定の真空度(例えば1.33×10−3[Pa]以下)にする。
次に、加熱装置により蒸発容器11に充填した蒸着材料Lを加熱して蒸発させる。蒸発した蒸着材料L、すなわち蒸発材料は、蒸発容器11から連通管13を介して拡散容器21の拡散用空間23に導かれる。この拡散用空間23では、蒸発材料が均一に拡散され、さらに複数の放出用ノズル32を介して各放出口33から基板Kに向かって放出される。このとき、放出用ノズル32の先端部では、高温の蒸発材料に加熱されたC形止め輪38が熱膨張により拡径しようとするが、上面側の外周縁がテーパ部35に接しているため、拡径せずにC形止め輪38がテーパ部35を押すことになる。一方、図5に示すように、C形止め輪38も反作用による力Rおよび静止摩擦力F(=μ×R)の合力RFをテーパ部35から受けるが、この合力ベクトルRFは、上記式(1)を満たす限り、下方且つC形止め輪38の中心に向く。したがって、C形止め輪38によりオリフィス板36は内壁段差34に押し付けられる。この押付力と、オリフィス板36と内壁段差34との十分な接触面積により、オリフィス板36と内壁段差34とで隙間の発生が防止される。
【0029】
このため、熱伝達を妨げる要因となる隙間が発生せず、さらに、オリフィス板36の本体が熱伝導性の高い材質である銅で形成されているので、オリフィス板36周辺での温度低下が生じにくい。また、オリフィス板36の下面が鏡面状のため、オリフィス板36の熱が放出用ノズル32内に放射されて保温効果が向上する。
【0030】
したがって、蒸発材料は、オリフィス板36周辺で冷却されずに放出口33から放出され、基板Kに到達して蒸着が行われる。一方、基板Kに生成した蒸着膜の膜厚は、膜厚センサ16で計測されるとともに、制御装置4の膜厚検出部41で検出される。そして、制御装置4では、演算部42により最適な蒸着速度が算出され、この蒸着速度となるように、開度調整部43によりバルブ駆動機構15を介して流量調整弁14を最適な開度に調整する。その後、所望の膜厚の蒸着膜が得られると、シャッター装置17により蒸発材料を遮るとともに、流量調整弁14を閉じて蒸着を停止し、蒸着用容器2の開口部から基板Kを取り出す。
【0031】
このように、保温効果が向上するとともに、オリフィス板36周辺で温度低下が生じにくいので、蒸発材料がオリフィス板36周辺で冷却されず、オリフィス板36周辺に蒸着材料Lが付着することを防ぐことができる。また、放出口33の内径D33はオリフィス板36の外径D36よりも小さいが、薄板のオリフィス板36を撓ませて放出口33から挿入し内壁段差34に配置できるため、オリフィス板36の交換を容易に行うことができる。
【0032】
ところで、上記実施例では、C形止め輪38はJIS規格品として説明したが、これに限定されるものではなく、JIS規格品でなくてもよい。
【符号の説明】
【0033】
K 基板
L 蒸着材料
1 真空蒸着装置
2 蒸着用容器
3 蒸着ユニット
7 保持具
21 拡散容器
22 容器本体
23 拡散用空間
24 下部連通口
25 上部連通口
31 放出部
32 放出用ノズル
33 放出口
34 内壁段差
35 テーパ部
36 オリフィス板
38 C形止め輪

【特許請求の範囲】
【請求項1】
蒸着材料を加熱して蒸発材料を得るための蒸発源と、この蒸発源で得られた蒸発材料を拡散し得る拡散容器と、この拡散容器に設けられて放出口から蒸発材料を被蒸着部材に向かって放出する放出用ノズルと、この被蒸着部材が内部に配置されて負圧下で蒸着を行う蒸着用容器とを具備する真空蒸着装置であって、
放出用ノズルの内径を拡大することで形成されるとともに放出口に対向する内壁段差を有し、
この内壁段差に配置されて放出用ノズルの内径よりも小径の絞り口が形成された絞り板と、この絞り板を上記内壁段差とで挟むように配置された止め具とを具備したことを特徴とする真空蒸着装置。
【請求項2】
内壁段差から放出口まで放出用ノズルの内径を連続的に縮小して形成された傾斜部を有し、
止め具が、この傾斜部に接することを特徴とする請求項1に記載の真空蒸着装置。
【請求項3】
絞り板の外径が、絞り板が配置された箇所での放出用ノズルの内径よりも小さく、放出口の内径よりも大きいことを特徴とする請求項1または2に記載の真空蒸着装置。
【請求項4】
放出口の面と傾斜部とがなす角度をθ(ラジアン)とし、傾斜部と止め具との静摩擦係数をμとすると、
tan(π/2−θ)>μ
の関係を満たしていることを特徴とする請求項2または3に記載の真空蒸着装置。
【請求項5】
絞り板の本体が銅で形成されるとともに、絞り板の表面がニッケルまたはクロムで形成されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の真空蒸着装置。
【請求項6】
内壁段差に接する絞り板の面が、鏡面状であることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の真空蒸着装置。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2012−57235(P2012−57235A)
【公開日】平成24年3月22日(2012.3.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−203838(P2010−203838)
【出願日】平成22年9月13日(2010.9.13)
【出願人】(000005119)日立造船株式会社 (764)
【Fターム(参考)】