説明

移動通信方法、無線基地局及び交換局

【課題】無線基地局eNBが無線基地局HeNB2のアクセスモード#1を取得することなく、移動局UEが「Hybrid」で動作している無線基地局HeNB2配下のセルに対してハンドオーバする。
【解決手段】本発明に係る移動通信方法は、無線基地局HeNB2が、交換局MMEとの間のS1コネクションを確立する際に、交換局MMEに対して、無線基地局HeNB2のCSG-ID=#31及びアクセスモード#1を通知する工程と、交換局MMEが、管理部32に、CSG-ID#31とアクセスモード#1とを関連付けて記憶する工程とを有する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、移動通信方法、無線基地局及び交換局に関する。
【背景技術】
【0002】
3GPPで規定されているLTE(Long Term Evolurion)方式の移動通信システムでは、「Open」、「Closed」及び「Hybrid」のいずれかの状態で動作可能な無線基地局HeNB(Home eNB)を設けることができる。
【0003】
「Open」で動作している無線基地局HeNB(或いは、セル、以下、同様)は、無線基地局HeNBにおける登録移動局及び非登録移動局の両方に対して移動通信サービスを提供することができるように構成されている。
【0004】
ここで、無線基地局HeNBにおける登録移動局は、無線基地局HeNBのCSG(Closed Subscriber Group)-IDによって特定されるCSGに属する移動局UEであり、無線基地局HeNBにおける非登録移動局は、無線基地局HeNBのCSG-IDによって特定されるCSGに属していない移動局UEである。
【0005】
また、「Closed」で動作している無線基地局HeNBは、無線基地局HeNBにおける登録移動局のみに対して移動通信サービスを提供することができるように構成されている。
【0006】
さらに、「Hybrid」で動作している無線基地局HeNB(或いは、セル)は、無線基地局HeNBにおける登録移動局及び非登録移動局のそれぞれに対して差別化して移動通信サービスを提供することができるように構成されている。
【0007】
例えば、「Hybrid」で動作している無線基地局HeNBは、登録移動局からの通信開始要求を優先的に受け付けて高速通信用のリソースを割り当てるように構成されており、非登録移動局からの通信開始要求の優先度を下げたり受け付けなかったりするように構成されていてもよい。
【0008】
以下、図7を参照して、かかる移動通信システムにおいて、移動局UEが「Hybrid」で動作している無線基地局HeNB2配下のセルに対してハンドオーバする際の動作について説明する。
【0009】
図7に示すように、ステップS3001において、移動局UEは、無線基地局eNBに対して、例えば、無線基地局HeNB2のPCI(Physical Cell Identity)やE-CGI(E‐UTRAN Cell Grobal Identity)やCSG-ID=#31を含む測定報告(Measurement Report)を送信する。
【0010】
ステップS3002において、無線基地局eNBは、交換局MMEに対して、無線基地局HeNB2の識別情報(HeNB-ID=yyy.001)やCSG-I=#31やアクセスモード#1を含むハンドオーバ要求信号(HO REQUIRED)を送信する。
【0011】
なお、無線基地局eNBは、移動局UEから測定報告を介して、無線基地局HeNB2のアクセスモード#1を取得するように構成されていてもよい(方法1)。ここで、移動局UEは、無線基地局HeNB2によって送信されている報知情報に基づいて、無線基地局HeNB2のアクセスモード#1を把握するように構成されていてもよい。
【0012】
或いは、無線基地局eNBは、移動局UEから測定報告に含まれる無線基地局HeNB2が「Hybrid」用のPCIのビット範囲内に含まれているか否かに基づいて、無線基地局HeNB2のアクセスモード#1を決定するように構成されていてもよい(方法2)。ここで、「Hybrid」用のPCIのビット範囲は、予めネットワーク内で決められているものとする。
【0013】
なお、アクセスモード#1は、無線基地局HeNBが「Hybrid」で動作していることを示す。
【0014】
ステップS3003において、交換局MMEは、無線基地局eNBから受信したハンドオーバ要求信号(HO REQUIRED)に含まれる無線基地局HeNB2のCSG-ID=#31及び自身によって管理されている移動局UEのCSG-IDに基づいて、移動局UEが無線基地局HeNB2における登録移動局或いは非登録移動局のいずれであるのかについて判定し、無線基地局eNBから受信したハンドオーバ要求信号(HO REQUIRED)に含まれる無線基地局HeNB2のアクセスモード#1に基づいて、無線基地局HeNB2が「Hybrid」で動作しているか否かについて判定する。
【0015】
交換局MMEは、無線基地局HeNB2が「Hybrid」で動作しており、かつ、移動局UEが無線基地局HeNB2における非登録移動局であると判定した場合、ステップS3004Aにおいて、ゲートウェイ装置HeNB-GWに対して、所定情報(CSG Member Indication/UE Member Indication Bit)を含むハンドオーバ要求信号(HO REQUEST)を送信し、ステップS3004Bにおいて、ゲートウェイ装置HeNB-GWは、無線基地局HeNB2に対して、かかるハンドオーバ要求信号(HO REQUEST)を送信する。
【0016】
ステップS3005において、無線基地局HeNB2は、ゲートウェイ装置HeNB-GWから受信したハンドオーバ要求信号(HO REQUEST)に含まれている無線基地局HeNB2のCSG-ID#32の正当性を確認する。
【0017】
かかる無線基地局HeNB2のCSG-ID#32の正当性が確認された場合、無線基地局HeNB2は、かかるハンドオーバ要求信号(HO REQUEST)に含まれている所定情報に基づいて、移動局UEに対して非登録移動局用のリソース割り当て処理を行う。
【0018】
ステップS3006Aにおいて、無線基地局HeNB2は、ゲートウェイ装置HeNB-GWに対して、上述のリソースの割り当て結果を含むハンドオーバ要求応答信号(HO REQUEST ACK)を送信し、ステップS3006Bにおいて、ゲートウェイ装置HeNB-GWは、交換局MMEに対して、かかるハンドオーバ要求応答信号(HO REQUEST ACK)を送信する。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0019】
【非特許文献1】3GPP TS36.300
【非特許文献2】3GPP TS36.331
【非特許文献3】3GPP TS36.413
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0020】
上述のように、従来の移動通信システムでは、方法1或いは方法2によって、無線基地局eNBが、無線基地局HeNB2のアクセスモード#1を取得する必要があった。
【0021】
ここで、無線基地局eNBが、方法1によって無線基地局HeNB2のアクセスモード#1を取得する場合、移動局UEが、無線基地局HeNB2によって送信されている報知情報に基づいて無線基地局HeNB2のアクセスモード#1を把握する必要があり、移動局UEの構成を複雑にするという問題点があった。
【0022】
また、無線基地局eNBが、方法1によって無線基地局HeNB2のアクセスモード#1を取得する場合、移動局UEが、無線基地局eNBに対して送信する測定報告に無線基地局HeNB2のアクセスモード#1を含める必要があり、測定報告のオーバーヘッドを増やすという問題点があった。
【0023】
一方、無線基地局eNBが、方法2によって無線基地局HeNB2のアクセスモード#1を取得する場合、無線基地局eNBが、移動局UEから測定報告に含まれる無線基地局HeNB2が「Hybrid」用のPCIのビット範囲内に含まれているか否かについて判定する必要があり、無線基地局eNBの構成を複雑にするという問題点があった。
【0024】
また、無線基地局eNBが、方法2によって無線基地局HeNB2のアクセスモード#1を取得する場合、「Hybrid」用のPCIのビット範囲を予約する必要があるため、マクロセルのネットワーク設計に影響を及ぼすという問題点があった。
【0025】
そこで、本発明は、上述の課題に鑑みてなされたものであり、無線基地局eNBが無線基地局HeNB2のアクセスモード#1を取得することなく、移動局UEが「Hybrid」で動作している無線基地局HeNB2配下のセルに対してハンドオーバすることができる移動通信方法、無線基地局及び交換局を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0026】
本発明の第1の特徴は、移動通信方法であって、第1無線基地局が、交換局との間のコネクションを確立する際に、該交換局に対して、該第1無線基地局における登録移動局のグループを識別する登録グループ識別情報、及び、該第1無線基地局における登録移動局及び非登録移動局のそれぞれに対して差別化して移動通信サービスを提供することができるか否かについて示すアクセスモードを通知する工程と、前記交換局が、管理部に、前記登録グループ識別情報と前記アクセスモードとを関連付けて記憶する工程とを有することを特徴とする。
【0027】
本発明の第2の特徴は、移動通信方法であって、第1無線基地局が、ゲートウェイ装置との間のコネクションを確立する際に、該ゲートウェイ装置に対して、該第1無線基地局における登録移動局のグループを識別する登録グループ識別情報、及び、該第1無線基地局における登録移動局及び非登録移動局のそれぞれに対して差別化して移動通信サービスを提供することができるか否かについて示すアクセスモードを通知する工程と、前記ゲートウェイ装置が、交換局に対して、前記第1無線基地局の前記登録グループ識別情報及び前記アクセスモードを通知する工程と、前記交換局が、管理部に、前記登録グループ識別情報と前記アクセスモードとを関連付けて記憶する工程とを有することを要旨とする。
【0028】
本発明の第3の特徴は、無線基地局であって、交換局との間のコネクションを確立する際に、該交換局に対して、前記無線基地局における登録移動局のグループを識別する登録グループ識別情報、及び、該無線基地局における登録移動局及び非登録移動局のそれぞれに対して差別化して移動通信サービスを提供することができるか否かについて示すアクセスモードを通知するように構成されているコネクション制御部を具備することを要旨とする。
【0029】
本発明の第4の特徴は、無線基地局であって、ゲートウェイ装置との間のコネクションを確立する際に、該ゲートウェイ装置に対して、前記無線基地局における登録移動局のグループを識別する登録グループ識別情報、及び、該無線基地局における登録移動局及び非登録移動局のそれぞれに対して差別化して移動通信サービスを提供することができるか否かについて示すードを通知するように構成されているコネクション制御部を具備することを要旨とする。
【0030】
本発明の第5の特徴は、交換局であって、第1無線基地局とのコネクションを確立する際に、該第1無線基地局における登録移動局のグループを識別する登録グループ識別情報、及び、該第1無線基地局における登録移動局及び非登録移動局のそれぞれに対して差別化して移動通信サービスを提供することができるか否かについて示すアクセスモードを取得するように構成されているコネクション制御部と、取得した前記登録グループ識別情報と前記アクセスモードとを関連付けて記憶するように構成されている管理部とを具備することを要旨とする。
【発明の効果】
【0031】
以上説明したように、本発明によれば、無線基地局eNBが無線基地局HeNB2のアクセスモード#1を取得することなく、移動局UEが「Hybrid」で動作している無線基地局HeNB2配下のセルに対してハンドオーバすることができる移動通信方法、無線基地局及び交換局を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0032】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る移動通信システムの全体構成図である。
【図2】本発明の第1の実施形態に係る無線基地局HeNBの機能ブロック図である。
【図3】本発明の第1の実施形態に係るゲートウェイ装置HeNB-GWの機能ブロック図である。
【図4】本発明の第1の実施形態に係る交換局MMEの機能ブロック図である。
【図5】本発明の第1の実施形態に係る移動通信システムの動作を示すシーケンス図である。
【図6】本発明の第1の実施形態に係る移動通信システムの動作を示すシーケンス図である。
【図7】従来の移動通信システムの動作を示すシーケンス図である。
【発明を実施するための形態】
【0033】
(本発明の第1の実施形態に係る移動通信システムの構成)
図1乃至図4を参照して、本発明の第1の実施形態に係る移動通信システムの構成について説明する。
【0034】
本実施形態に係る移動通信システムは、LTE方式の移動通信システムであって、図1に示すように、交換局MMEと、交換局MMEに接続されている無線基地局eNB及び無線基地局HeNB1と、交換局MMEに接続されているゲートウェイ装置HeNB-GWと、ゲートウェイ装置HeNB-GWに接続されている無線基地局HeNB2及び無線基地局HeNB3とを具備している。
【0035】
ここで、無線基地局eNBの識別情報eNB-IDは「zzz.000」であり、ゲートウェイ装置HeNB-GWの識別情報HeNB-IDは「yyy.000」であり、無線基地局HeNB1の識別情報HeNB-IDは「xxx.100」であり、無線基地局HeNB2の識別情報HeNB-IDは「yyy.001」であり、無線基地局HeNB3の識別情報HeNB-IDは「yyy.002」である。
【0036】
また、無線基地局HeNB1のCSG-IDは「#22」であり、無線基地局HeNB2のCSG-IDは「#31」であり、無線基地局HeNB3のCSG-IDは「#32」である。
【0037】
さらに、無線基地局HeNB1のアクセスモードは「#0」であり、無線基地局HeNB2のアクセスモードは「#1」であり、無線基地局HeNB3のアクセスモードは「#0」である。
【0038】
なお、アクセスモード#1は、無線基地局HeNBが「Hybrid」で動作していることを示し、アクセスモード#0は、無線基地局HeNBが「Hybrid」以外で動作していることを示す。
【0039】
図2に示すように、無線基地局HeNB1乃至HeNB3(以下、代表して、無線基地局HeNBと表記する)は、管理部11と、S1コネクション制御部12とを具備している。
【0040】
管理部11は、無線基地局HeNBの識別情報HeNB-IDやCSG-IDやアクセスモードを管理するように構成されている。
【0041】
S1コネクション制御部12は、交換局MMEとの間のS1コネクションを確立する際に、交換局MMEに対して、無線基地局HeNBのCSG-ID及びアクセスモードを通知するように構成されている。
【0042】
或いは、S1コネクション制御部12は、ゲートウェイ装置HeNB-GWとの間のS1コネクションを確立する際に、ゲートウェイ装置HeNB-GWに対して、無線基地局HeNBのCSG-ID及びアクセスモードを通知するように構成されている。
【0043】
具体的には、S1コネクション制御部12は、交換局MME又はゲートウェイ装置HeNB-GWに対して、無線基地局HeNBのCSG-ID及びアクセスモードを含む「S1 SETUP REQUEST」を送信するように構成されている。
【0044】
図3に示すように、ゲートウェイ装置HeNB-GWは、S1コネクション制御部21と、管理部22とを具備している。
【0045】
S1コネクション制御部21は、無線基地局HeNBとの間のS1コネクションを確立する際に、無線基地局HeNBから、無線基地局HeNBのCSG-ID及びアクセスモードを取得するように構成されている。
【0046】
具体的には、S1コネクション制御部21は、無線基地局HeNBから、無線基地局HeNBのCSG-ID及びアクセスモードを含む「S1 SETUP REQUEST」を受信するように構成されている。
【0047】
また、S1コネクション制御部21は、交換局MMEとの間のS1コネクションを確立する際に、交換局MMEに対して、配下の1つ又は複数の無線基地局HeNBのCSG-ID及びアクセスモードを通知するように構成されている。
【0048】
具体的には、S1コネクション制御部21は、交換局MMEに対して、配下の1つ又は複数の無線基地局HeNBのCSG-ID及びアクセスモードを含む「S1 SETUP REQUEST」を送信するように構成されている。
【0049】
なお、S1コネクション制御部21は、交換局MMEとの間のS1コネクションが確立されている状態で、配下の新たな無線基地局HeNBが起動した場合には、交換局MMEに対して、かかる無線基地局HeNBのCSG-ID及びアクセスモードを含む「eNB CONFIGURATION UPDATE」を送信するように構成されている。
【0050】
管理部22は、ゲートウェイ装置HeNB-GWの識別情報HeNB-ID、及び、配下の1つ又は複数の無線基地局HeNBのCSG-ID及びアクセスモードを管理するように構成されている。
【0051】
図4に示すように、交換局MMEは、S1コネクション制御部31と、管理部32と、ハンドオーバ処理部33と、判定部34とを具備している。
【0052】
S1コネクション制御部31は、無線基地局HeNBとの間のS1コネクションを確立する際に、無線基地局HeNBのCSG-ID及びアクセスモードを取得するように構成されている。
【0053】
具体的には、S1コネクション制御部21は、無線基地局HeNBから、無線基地局HeNBのCSG-ID及びアクセスモードを含む「S1 SETUP REQUEST」を受信するように構成されている。
【0054】
また、S1コネクション制御部31は、ゲートウェイ装置HeNB-GWとの間のS1コネクションを確立する際に、ゲートウェイ装置HeNB-GW配下の1つ又は複数の無線基地局HeNBのCSG-ID及びアクセスモードを取得するように構成されている。
【0055】
具体的には、S1コネクション制御部21は、ゲートウェイ装置HeNB-GWから、ゲートウェイ装置HeNB-GW配下の1つ又は複数の無線基地局HeNBのCSG-ID及びアクセスモードを含む「S1 SETUP REQUEST」を受信するように構成されている。
【0056】
或いは、S1コネクション制御部21は、ゲートウェイ装置HeNB-GWから、ゲートウェイ装置HeNB-GW配下の1つ又は複数の無線基地局HeNBのCSG-ID及びアクセスモードを含む「eNB CONFIGURATION UPDATE」を受信するように構成されている。
【0057】
管理部32は、S1コネクション制御部21によって取得されたCSG-IDとアクセスモードとを関連付けて記憶するように構成されている。
【0058】
ここで、管理部32は、ゲートウェイ装置HeNB-GW配下の無線基地局HeNBの識別情報HeNB-IDとCSG-IDとの対応関係については把握することができず、ゲートウェイ装置HeNB-GW配下の無線基地局HeNBのCSG-IDとアクセスモードとの対応関係について把握しているのみである。
【0059】
判定部34は、無線基地局eNBから受信したハンドオーバ要求信号(HO REQUIRED)に含まれる無線基地局HeNBのCSG-ID及び自身によって管理されている移動局UEのCSG-IDに基づいて、移動局UEが当該無線基地局HeNBにおける登録移動局或いは非登録移動局のいずれであるのかについて判定し、無線基地局eNBから受信したハンドオーバ要求信号(HO REQUIRED)に含まれる無線基地局HeNBのCSG-ID及び管理部32に基づいて、当該無線基地局HeNBのアクセスモードを判定するように構成されている。
【0060】
ハンドオーバ処理部33は、移動局UEが当該無線基地局HeNBにおける非登録移動局であり、当該無線基地局HeNBが「Hybrid」で動作していると判定した場合に、無線基地局HeNB2に対して、所定情報(CSG Member Indication/UE Member Indication Bit)を含むハンドオーバ要求信号(HO REQUEST)を送信するように構成されている。
【0061】
(本発明の第1の実施形態に係る移動通信システムの動作)
図5及び図6を参照して、本発明の第1の実施形態に係る移動通信システムの動作について説明する。
【0062】
第1に、図5を参照して、本発明の第1の実施形態に係る移動通信システムにおいて、無線基地局HeNB1乃至HeNB3が起動する際の動作について説明する。
【0063】
図5に示すように、ステップS1001Aにおいて、無線基地局HeNB2は、起動時に、ゲートウェイ装置HeNB-GWに対して、無線基地局HeNB2のCSG-ID=#31及びアクセスモード#1を含む「S1 SETUP REQUEST」を送信する。
【0064】
同様に、ステップS1002Aにおいて、無線基地局HeNB3は、起動時に、ゲートウェイ装置HeNB-GWに対して、無線基地局HeNB3のCSG-ID=#32及びアクセスモード#0を含む「S1 SETUP REQUEST」を送信する。
【0065】
ステップS1003Aにおいて、ゲートウェイ装置HeNB-GWは、交換局MMEに対して、無線基地局HeNB2のCSG-ID=#31及びアクセスモード#1と無線基地局HeNB3のCSG-ID=#32及びアクセスモード#0とを含む「S1 SETUP REQUEST」を送信する。
【0066】
ここで、交換局MMEは、CSG-ID=#31とアクセスモード#1とを関連付けて記憶すると共に、CSG-ID=#32とアクセスモード#0とを関連付けて記憶する。
【0067】
ステップS1003Bにおいて、交換局MMEは、ゲートウェイ装置HeNB-GWに対して、「S1 SETUP RESPONSE」を送信し、ステップS1001Bにおいて、ゲートウェイ装置HeNB-GWは、無線基地局HeNB2に対して、かかる「S1 SETUP RESPONSE」を送信し、ステップS1002Bにおいて、ゲートウェイ装置HeNB-GWは、無線基地局HeNB3に対して、かかる「S1 SETUP RESPONSE」を送信する。
【0068】
一方、ステップS1004Aにおいて、無線基地局HeNB1は、起動時に、交換局MMEに対して、無線基地局HeNB1のCSG-ID=#22及びアクセスモード#0を含む「S1 SETUP REQUEST」を送信する。
【0069】
ここで、交換局MMEは、CSG-ID=#22とアクセスモード#0とを関連付けて記憶し、ステップS1004Bにおいて、無線基地局HeNB1に対して、「S1 SETUP RESPONSE」を送信する。
【0070】
第2に、図6を参照して、かかる移動通信システムにおいて、移動局UEが無線基地局HeNB2配下のセルに対してハンドオーバする際の動作について説明する。
【0071】
図6に示すように、ステップS2001において、移動局UEは、無線基地局eNBに対して、例えば、無線基地局HeNB2のPCIやE-CGIやCSG-ID=#31を含む測定報告を送信する。
【0072】
ステップS1002において、無線基地局eNBは、交換局MMEに対して、無線基地局HeNB2の識別情報(HeNB-ID=yyy.001)やCSG-I=#31を含むハンドオーバ要求信号(HO REQUIRED)を送信する。ここで、無線基地局eNBは、無線基地局HeNB2のアクセスモード#1を取得する必要はない。
【0073】
ステップS1003において、交換局MMEは、無線基地局eNBから受信したハンドオーバ要求信号(HO REQUIRED)に含まれる無線基地局HeNB2のCSG-ID=#31及び「UE CSG Subscription info」内の「CSG-IDリスト」内に管理されている移動局UEのCSG-IDに基づいて、移動局UEが無線基地局HeNB2における登録移動局或いは非登録移動局のいずれであるのかについて判定する。
【0074】
また、交換局MMEは、管理部32を参照し、無線基地局eNBから受信したハンドオーバ要求信号(HO REQUIRED)に含まれる無線基地局HeNB2のCSG-ID=#31に関連付けて記憶されている無線基地局HeNB2のアクセスモード#1を取得する。
【0075】
ここで、交換局MMEは、無線基地局HeNB2が「Hybrid」で動作しており、かつ、移動局UEが無線基地局HeNB2における非登録移動局であると判定した場合、ステップS2004Aにおいて、ゲートウェイ装置HeNB-GWに対して、所定情報(CSG Member Indication/UE Member Indication Bit)を含むハンドオーバ要求信号(HO REQUEST)を送信し、ステップS2004Bにおいて、ゲートウェイ装置HeNB-GWは、無線基地局HeNB2に対して、かかるハンドオーバ要求信号(HO REQUEST)を送信する。
【0076】
ステップS2005において、無線基地局HeNB2は、ゲートウェイ装置HeNB-GWから受信したハンドオーバ要求信号(HO REQUEST)に含まれている無線基地局HeNB2のCSG-ID#32の正当性を確認する。
【0077】
かかる無線基地局HeNB2のCSG-ID#32の正当性が確認された場合、無線基地局HeNB2は、かかるハンドオーバ要求信号(HO REQUEST)に含まれている所定情報に基づいて、移動局UEに対して非登録移動局用のリソース割り当て処理を行う。
【0078】
ステップS2006Aにおいて、無線基地局HeNB2は、ゲートウェイ装置HeNB-GWに対して、上述のリソースの割り当て結果を含むハンドオーバ要求応答信号(HO REQUEST ACK)を送信し、ステップS2006Bにおいて、ゲートウェイ装置HeNB-GWは、交換局MMEに対して、かかるハンドオーバ要求応答信号(HO REQUEST ACK)を送信する。
【0079】
(本発明の第1の実施形態に係る移動通信システムの作用・効果)
本発明の第1の実施形態に係る移動通信システムによれば、無線基地局HeNB(或いは、ゲートウェイ装置HeNB-GW)と交換局MMEとの間のS1コネクションが確立される際に、交換局MMEに対して、無線基地局HeNBのCSG-IDとアクセスモードとの対応関係を通知するように構成されているため、移動局UEが無線基地局eNB配下のセルから無線基地局HeNB配下のセルに対してハンドオーバする際に、無線基地局eNBが無線基地局HeNBのアクセスモードを取得する必要がない。
【0080】
その結果、移動局UEが、無線基地局HeNB2によって送信されている報知情報に基づいて無線基地局HeNB2のアクセスモード#1を把握する必要がなく、移動局UEの構成を複雑にするという問題点を解消することができる。
【0081】
また、移動局UEが、無線基地局eNBに対して送信する測定報告に無線基地局HeNB2のアクセスモード#1を含める必要があり、測定報告のオーバーヘッドを増やすという問題点を解決することができる。
【0082】
或いは、無線基地局eNBが、移動局UEから測定報告に含まれる無線基地局HeNB2が「Hybrid」用のPCIのビット範囲内に含まれているか否かについて判定する必要があり、無線基地局eNBの構成を複雑にするという問題点を解決することができる。
【0083】
また、「Hybrid」用のPCIのビット範囲を予約する必要があるため、マクロセルのネットワーク設計に影響を及ぼすという問題点を解決することができる。
【0084】
また、無線基地局eNBから交換局MMEに対して送信されるハンドオーバ要求信号(HO REQUIRED)のメッセージ内容を変更する必要がなくなる。
【0085】
以上に述べた本実施形態の特徴は、以下のように表現されていてもよい。
【0086】
本実施形態の第1の特徴は、移動通信方法であって、無線基地局HeNB2(第1無線基地局)が、交換局MMEとの間のS1コネクションを確立する際に、交換局MMEに対して、無線基地局HeNB2のCSG-ID=#31(第1無線基地局における登録移動局のグループを識別する登録グループ識別情報)、及び、無線基地局HeNB2における登録移動局及び非登録移動局のそれぞれに対して差別化して移動通信サービスを提供することができるか否かについて示すアクセスモード#1を通知する工程と、交換局MMEが、管理部32に、CSG-ID#31とアクセスモード#1とを関連付けて記憶する工程とを有することを要旨とする。
【0087】
本実施形態の第2の特徴は、移動通信方法であって、無線基地局HeNB2が、ゲートウェイ装置HeNB-GWとの間のS1コネクションを確立する際に、ゲートウェイ装置HeNB-GWに対して、無線基地局HeNB2のCSG-ID=#31及びアクセスモードを通知する工程と、ゲートウェイ装置HeNB-GWが、交換局MMEに対して、無線基地局HeNB2のCSG-ID=#31及びアクセスモード#1を通知する工程と、交換局MMEが、管理部32に、CSG-ID#31とアクセスモード#1とを関連付けて記憶する工程とを有することを要旨とする。
【0088】
本実施形態の第1及び第2の特徴において、移動局UEが、無線基地局eNB(第2無線基地局)に対して、無線基地局HeNB2の識別情報(eNB-ID=yyy.001)及びCSG-ID=#31を含む測定報告(Measurement Report)を送信する工程と、無線基地局eNBが、移動局UEから受信した測定報告に応じて、交換局MMEに対して、無線基地局HeNB2の識別情報(HeNB-ID=yyy.001)及びCSG-ID=#31を含むハンドオーバ要求信号(HO REQUIRED)を送信する工程と、交換局MMEが、無線基地局eNBから受信したハンドオーバ要求信号(HO REQUIRED)に含まれる無線基地局HeNB2のCSG-ID=#31及び自身によって管理されている移動局UEのCSG-IDに基づいて、移動局UEが無線基地局HeNB2における登録移動局或いは非登録移動局のいずれであるのかについて判定し、無線基地局eNBから受信したハンドオーバ要求信号(HO REQUIRED)に含まれる無線基地局HeNB2のCSG-ID=#31及び管理部32に基づいて、無線基地局HeNB2のアクセスモードを判定する工程と、交換局MMEが、移動局UEが無線基地局HeNB2における非登録移動局であり、無線基地局HeNB2が「Hybrid」で動作している(登録移動局及び非登録移動局のそれぞれに対して差別化して移動通信サービスを提供することができる)と判定した場合に、無線基地局HeNB2に対して、所定情報(CSG Member Indication/UE Member Indication Bit)を含むハンドオーバ要求信号(HO REQUEST)を送信する工程と、無線基地局HeNB2が、交換局MMEから受信したハンドオーバ要求信号(HO REQUEST)に含まれている所定情報(CSG Member Indication/UE Member Indication Bit)に基づいて、移動局UEに対して非登録移動局用のリソース割り当て処理を行う工程とを更に有してもよい。
【0089】
本実施形態の第3の特徴は、無線基地局HeNB2であって、交換局MMEとの間のS1コネクションを確立する際に、交換局MMEに対して、無線基地局HeNB2のCSG-ID=#31及びアクセスモード#1を通知するように構成されているS1コネクション制御部12を具備することを要旨とする。
【0090】
本実施形態の第4の特徴は、無線基地局HeNB2であって、ゲートウェイ装置HeNB-GWとの間のS1コネクションを確立する際に、ゲートウェイ装置HeNB-GWに対して、無線基地局HeNB2のCSG-ID=#31及びアクセスモード#1を通知するように構成されているS1コネクション制御部12を具備することを要旨とする。
【0091】
本実施形態の第5の特徴は、交換局MMEであって、無線基地局HeNB2との間のS1コネクションを確立する際に、無線基地局HeNB2のCSG-ID=#31及びアクセスモード#1を取得するように構成されているS1コネクション制御部31と、取得したCSG-ID=#31とアクセスモード#1とを関連付けて記憶するように構成されている管理部32とを具備することを要旨とする。
【0092】
本実施形態の第5の特徴において、無線基地局eNBから受信したハンドオーバ要求信号(HO REQUIRED)に含まれる無線基地局HeNB2のCSG-ID=#31及び自身によって管理されている移動局UEのCSG-IDに基づいて、移動局UEが無線基地局HeNB2における登録移動局或いは非登録移動局のいずれであるのかについて判定し、無線基地局eNBから受信したハンドオーバ要求信号(HO REQUIRED)に含まれる無線基地局HeNB2のCSG-ID=#31及び管理部32に基づいて、無線基地局HeNB2のアクセスモード#1を判定するように構成されている判定部34と、移動局UEが無線基地局HeNB2における非登録移動局であり、無線基地局HeNB2が「Hybrid」で動作していると判定した場合に、無線基地局HeNB2に対して、所定情報(CSG Member Indication/UE Member Indication Bit)を含むハンドオーバ要求信号(HO REQUEST)を送信するように構成されているハンドオーバ処理部33とを更に具備してもよい。
【0093】
なお、上述の無線基地局HeNB、交換局MME、ゲートウェイ装置HeNB-GW及び移動局UEの動作は、ハードウェアによって実施されてもよいし、プロセッサによって実行されるソフトウェアモジュールによって実施されてもよいし、両者の組み合わせによって実施されてもよい。
【0094】
ソフトウェアモジュールは、RAM(Random Access Memory)や、フラッシュメモリや、ROM(Read Only Memory)や、EPROM(Erasable Programmable ROM)や、EEPROM(Electronically Erasable and Programmable ROM)や、レジスタや、ハードディスクや、リムーバブルディスクや、CD-ROMといった任意形式の記憶媒体内に設けられていてもよい。
【0095】
かかる記憶媒体は、プロセッサが当該記憶媒体に情報を読み書きできるように、当該プロセッサに接続されている。また、かかる記憶媒体は、プロセッサに集積されていてもよい。また、かかる記憶媒体及びプロセッサは、ASIC内に設けられていてもよい。かかるASICは、無線基地局HeNB、交換局MME、ゲートウェイ装置HeNB-GW及び移動局UE内に設けられていてもよい。また、かかる記憶媒体及びプロセッサは、ディスクリートコンポーネントとして無線基地局HeNB、交換局MME、ゲートウェイ装置HeNB-GW及び移動局UE内に設けられていてもよい。
【0096】
以上、上述の実施形態を用いて本発明について詳細に説明したが、当業者にとっては、本発明が本明細書中に説明した実施形態に限定されるものではないということは明らかである。本発明は、特許請求の範囲の記載により定まる本発明の趣旨及び範囲を逸脱することなく修正及び変更態様として実施することができる。従って、本明細書の記載は、例示説明を目的とするものであり、本発明に対して何ら制限的な意味を有するものではない。従って、本明細書の記載は、例示説明を目的とするものであり、本発明に対して何ら制限的な意味を有するものではない。
【符号の説明】
【0097】
HeNB…無線基地局
HeNB-GW…ゲートウェイ装置
MME…交換局
11、22、32…管理部
12、21、31…S1コネクション制御部
33…ハンドオーバ処理部
34…判定部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1無線基地局が、交換局との間のコネクションを確立する際に、該交換局に対して、該第1無線基地局における登録移動局のグループを識別する登録グループ識別情報、及び、該第1無線基地局における登録移動局及び非登録移動局のそれぞれに対して差別化して移動通信サービスを提供することができるか否かについて示すアクセスモードを通知する工程と、
前記交換局が、管理部に、前記登録グループ識別情報と前記アクセスモードとを関連付けて記憶する工程とを有することを特徴とする移動通信方法。
【請求項2】
第1無線基地局が、ゲートウェイ装置との間のコネクションを確立する際に、該ゲートウェイ装置に対して、該第1無線基地局における登録移動局のグループを識別する登録グループ識別情報、及び、該第1無線基地局における登録移動局及び非登録移動局のそれぞれに対して差別化して移動通信サービスを提供することができるか否かについて示すアクセスモードを通知する工程と、
前記ゲートウェイ装置が、交換局に対して、前記第1無線基地局の前記登録グループ識別情報及び前記アクセスモードを通知する工程と、
前記交換局が、管理部に、前記登録グループ識別情報と前記アクセスモードとを関連付けて記憶する工程とを有することを特徴とする移動通信方法。
【請求項3】
移動局が、第2無線基地局に対して、前記第1無線基地局の識別情報及び登録グループ識別情報を含む測定報告を送信する工程と、
前記第2無線基地局が、前記移動局から受信した前記測定報告に応じて、前記交換局に対して、前記第1無線基地局の識別情報及び登録グループ識別情報を含むハンドオーバ要求信号を送信する工程と、
前記交換局が、前記第2無線基地局から受信した前記ハンドオーバ要求信号に含まれる前記第1無線基地局の登録グループ識別情報及び自身によって管理されている移動局の登録グループ識別情報に基づいて、該移動局が該第1無線基地局における登録移動局或いは非登録移動局のいずれであるのかについて判定し、該第2無線基地局から受信した該ハンドオーバ要求信号に含まれる該第1無線基地局の登録グループ識別情報及び前記管理部に基づいて、該第1無線基地局のアクセスモードを判定する工程と、
前記交換局が、前記移動局が前記第1無線基地局における非登録移動局であり、該第1無線基地局のアクセスモードが登録移動局及び非登録移動局のそれぞれに対して差別化して移動通信サービスを提供することができることを示すと判定した場合に、該第1無線基地局に対して、所定情報を含むハンドオーバ要求信号を送信する工程と、
前記第1無線基地局が、前記交換局から受信した前記ハンドオーバ要求信号に含まれている前記所定情報に基づいて、前記移動局に対して非登録移動局用のリソース割り当て処理を行う工程とを更に有することを特徴とする請求項1又は2に記載の移動通信方法。
【請求項4】
無線基地局であって、
交換局との間のコネクションを確立する際に、該交換局に対して、前記無線基地局における登録移動局のグループを識別する登録グループ識別情報、及び、該無線基地局における登録移動局及び非登録移動局のそれぞれに対して差別化して移動通信サービスを提供することができるか否かについて示すアクセスモードを通知するように構成されているコネクション制御部を具備することを特徴とする無線基地局。
【請求項5】
無線基地局であって、
ゲートウェイ装置との間のコネクションを確立する際に、該ゲートウェイ装置に対して、前記無線基地局における登録移動局のグループを識別する登録グループ識別情報、及び、該無線基地局における登録移動局及び非登録移動局のそれぞれに対差別化して移動通信サービスを提供することができるか否かについて示すアクセスモードを通知するように構成されているコネクション制御部を具備することを特徴とする無線基地局。
【請求項6】
第1無線基地局との間のコネクションを確立する際に、該第1無線基地局における登録移動局のグループを識別する登録グループ識別情報、及び、該第1無線基地局における登録移動局及び非登録移動局のそれぞれに対して差別化して移動通信サービスを提供することができるか否かについて示すアクセスモードを取得するように構成されているコネクション制御部と、
取得した前記登録グループ識別情報と前記アクセスモードとを関連付けて記憶するように構成されている管理部とを具備することを特徴とする交換局。
【請求項7】
第2無線基地局から受信したハンドオーバ要求信号に含まれる前記第1無線基地局の登録グループ識別情報及び自身によって管理されている移動局の登録グループ識別情報に基づいて、該移動局が該第1無線基地局における登録移動局或いは非登録移動局のいずれであるのかについて判定し、該第2無線基地局から受信した該ハンドオーバ要求信号に含まれる該第1無線基地局の登録グループ識別情報及び前記管理部に基づいて、該第1無線基地局のアクセスモードを判定するように構成されている判定部と、
前記移動局が前記第1無線基地局における非登録移動局であり、該第1無線基地局のアクセスモードが登録移動局及び非登録移動局のそれぞれに対して移動通信サービスを提供することができることを示すと判定した場合に、該第1無線基地局に対して、所定情報を含むハンドオーバ要求信号を送信するように構成されているハンドオーバ処理部とを更に具備することを特徴とする請求項6に記載の交換局。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2011−78022(P2011−78022A)
【公開日】平成23年4月14日(2011.4.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−229937(P2009−229937)
【出願日】平成21年10月1日(2009.10.1)
【出願人】(392026693)株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ (5,876)
【Fターム(参考)】