説明

移動通信端末機の情報管理方法

【課題】送信側移動通信端末機の電話番号だけでなく、多様な送信者情報を提供する。
【解決手段】送信側移動通信端末機の電話番号に対応するフォルダを設定することにより、フォルダに保存されるサウンドファイルをランダムに選択再生したり、イメージファイルをランダムに又は順番にディスプレイに再生表示する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は移動通信端末機に関し、特に、ユーザの利便性を向上できる移動通信端末機の情報管理方法に関する。
【背景技術】
【0002】
一般に、移動通信端末機は、基地局により形成されるサービスエリア内で移動しながら、MSC(Mobile Switching Center)のスイッチング制御により、いつでもどこでも直ちに相手を無線呼出及び無線接続して通信できる装置であって、音声通信だけでなく、記号、数字、テキストなどが含まれるデータ通信、及び画像信号が含まれるマルチメディア通信が可能である。特に、大型ディスプレイ装置と動画像撮影が可能なカメラとを装着した移動通信端末機の開発が活発に行われている。
【0003】
前記移動通信端末機には、通信機能の他に、実生活に応用されて利便性を向上させ、通信の活用性を向上させる多様な付加サービスが開発されて提供されているが、端末機メーカから提供される、送信側移動通信端末機の電話番号を表示する機能の付加サービスがユーザに人気がある。
【0004】
以下、このような送信側移動通信端末機の電話番号だけでなく、多様な送信者情報を提供する方法を簡単に説明する。
【0005】
まず、受信側移動通信端末機は、送信側移動通信端末機の電話番号に一対一で対応する1つの特定コンテンツ、例えば、サウンドファイルやイメージファイルなどを設定する。
【0006】
その後、受信側移動通信端末機は、送信側移動通信端末機から呼を受信すると、該送信側移動通信端末機の電話番号に対応するコンテンツを検索し、この検索したコンテンツを出力する。すなわち、受信側移動通信端末機サウンドファイルが検出された場合には、検出されたサウンドファイルを再生し、イメージファイルが検出された場合には、検出されたイメージファイルを表示する。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかし、従来の移動通信端末機においては、送信側移動通信端末機の電話番号に対応する特定コンテンツを予め設定しなければならないという問題がある。すなわち、送信側移動通信端末機の電話番号に対応する多様なコンテンツを提供するためには、その多様なコンテンツを1つずつ選択して設定しなければならないという問題があった。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の一つの側面は、本発明による上記従来技術の問題及び不利益の認識である。この認識に基づいて本発明の主要構成は開発された。
本発明の例示的な特徴は、送信側移動通信端末機の電話番号に対応する少なくとも1つのコンテンツが保存されたフォルダを設定することにより、ユーザの利便性を向上できる移動通信端末機の情報管理方法を提供することである。
【0009】
少なくとも上記特徴の全部又は一部を実施するため、本発明は、移動通信端末機の送信者情報提供方法を提供する。この送信者情報提供方法は、送信側移動通信端末機から呼が受信されたか否かを確認する段階と、受信された呼に基づいて前記送信側移動通信端末機の電話番号に対応する少なくとも1つのコンテンツが保存されたフォルダを検索する段階と、前記検索されたフォルダに保存された少なくとも1つのコンテンツを出力する段階とを含んで構成される。
【0010】
少なくとも上記特徴の全部又は一部を実施するため、本発明はまた、ユーザの選択によってフォルダに保存されたいずれか1つのコンテンツを出力する移動通信端末機の送信者情報提供方法を提供する。この送信者情報提供方法は、通話ボタン(SENDボタン)が押されたか否かを判断する段階と、前記通話ボタンが押されたときに、前記出力されたコンテンツが保存されたフォルダに対応する電話番号を検索する段階と、前記検索された電話番号に該当する受信側移動通信端末機に呼を送信する段階とを含んで構成される
【0011】
本発明の他の特徴は、実施形態の記載により説明され、以下の考察を通じて当業者に明らかになるはずであり、また、本発明の実施により理解されるであろう。本発明の特徴は、特に特許請求の範囲に示された発明によって実現され、達成される。
【発明の効果】
【0012】
本発明に係る移動通信端末機の送信者情報の提供(すなわち、情報管理)方法は、各受信者(又は、ユーザ自身)に対して少なくとも1つのコンテンツが保存された1つ以上のフォルダを設定することによってユーザの利便性を向上できるという効果がある。
【0013】
例えば、送信側移動通信端末機の電話番号は、後で取得及び処理できるように許容するために(すなわち、視覚的、聴覚的、及び/又は触覚的出力を提供するために)リンクした情報(例えば、データ、イメージ、ビデオ、オーディオ、テキスト、及び他の多様なマルチメディアデータ)を含むフォルダを有することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
本発明を添付図面に基づいて詳細に説明するが、同じ又は同じような要素については同参照番号を付して記載する。
【0015】
以下、送信側移動通信端末機の電話番号に対応する少なくとも1つのコンテンツが保存されたフォルダ(又は、他の種類のメモリ/保存領域)を設定することによりユーザの利便性を向上できる、本発明に係る移動通信端末機の情報管理方法の好ましい実施形態について添付図面を参照して説明する。
【0016】
図1は、本発明の第1実施形態に係る移動通信端末機の送信者情報提供方法を示すフローチャートである。
【0017】
図1に示すように、本発明に係る移動通信端末機の送信者情報提供方法は、送信側移動通信端末機の電話番号(又は、電子メールアドレス、VoIP番号などの他の連絡情報)に対応する少なくとも1つのフォルダを設定する段階(S110)と、前記送信側移動通信端末機から呼が受信されたか否かを確認する段階(S120)と、前記呼が受信されたときに、受信された呼から前記送信側移動通信端末機の電話番号(又は、他の連絡情報)を検出する段階(S130)と、検出された送信側移動通信端末機の電話番号に対応するフォルダ(又は他のメモリ/保存領域)を検索する段階(S140)と、検索されたフォルダに保存される少なくとも1つのコンテンツを出力する段階(S150)と、を含む。
【0018】
前記少なくとも1つのフォルダには、イメージファイル、サウンドファイル及びメッセージファイルの全てを保存するフォルダ、イメージファイルを保存するフォルダ、サウンドファイルを保存するフォルダ、メッセージファイルを保存するフォルダなどが含まれる。また、イメージファイルには、静止画像ファイルや動画像ファイルなどが含まれ、メッセージファイルには、SMS(Short Message Service)メッセージ、LMS(Long Message Service)メッセージ又はMMS(Multimedia Message Service)メッセージなどが含まれる。
【0019】
以下、このような本発明の第1実施形態に係る移動通信端末機の送信者情報提供方法をより詳細に説明する。
【0020】
まず、受信側移動通信端末機は、送信側移動通信端末機の電話番号に対応する少なくとも1つのフォルダを設定する(S110)。すなわち、受信側移動通信端末機は、イメージファイル、サウンドファイル、メッセージファイルを全て保存するフォルダ、イメージファイルを保存するフォルダ、サウンドファイルを保存するフォルダ、メッセージファイルを保存するフォルダなどを、送信側移動通信端末機の電話番号に対応するように設定する。
【0021】
受信側移動通信端末機は、前記送信側移動通信端末機から呼(又は、他の送信)が受信されたか否かを確認する(S120)。すなわち、受信側移動通信端末機は、送信側移動通信端末機から呼が受信されたときに、この受信された呼から送信側移動通信端末機の電話番号を検出し(S130)、検出された送信側移動通信端末機の電話番号に対応するフォルダを検索する(S140)。
【0022】
送信側移動通信端末機の電話番号に対応するフォルダがある場合には、受信側移動通信端末機は、検索されたフォルダに保存される少なくとも1つのコンテンツを出力する。一方、送信側移動通信端末機の電話番号に対応するフォルダがない場合には、受信側移動通信端末機は、予め設定されたフォルダに保存される少なくとも1つのコンテンツを出力する(S150)。
【0023】
ここで、受信側移動通信端末機は、フォルダに保存されるサウンドファイルのいずれかをランダムに選択し、この選択されたサウンドファイルを再生することにより、同一の送信側移動通信端末機の電話番号に対応するサウンドファイルを多様に再生できる。
【0024】
また、受信側移動通信端末機は、フォルダに保存されるイメージファイルのいずれかをランダムに又は順番(例えば、名前順、サイズ順、日付順)にディスプレイ部に表示できる。
【0025】
このように、少なくとも1つのコンテンツが保存されたフォルダが送信側移動通信端末機の電話番号に対応するように設定され、ユーザはその電話番号に対応するイメージファイル及び/又はサウンドファイルを視聴することができる。
【0026】
以下、本発明の第2実施形態による移動通信端末機の情報管理方法について図2を参照して説明する。図2は、本発明の第2実施形態に係る移動通信端末機の送信者情報提供(管理)方法を示すフローチャートである。
【0027】
図2に示すように、本発明の第2実施形態に係る移動通信端末機の送信者情報提供方法は、ユーザの選択によってフォルダに保存されたいずれか1つのコンテンツを出力する移動通信端末機の送信者情報提供方法であって、通話ボタン(又は、呼やデータ送信を設定する他の手段)が押されたか(アクティブ化されたか)否かを判断する段階(S210)と、前記通話ボタンが押されると、前記出力されたコンテンツが保存されるフォルダに対応する電話番号を検索する段階(S220)と、検索された電話番号に対応する受信側移動通信端末機に呼を送信する段階(S230)と、を含む。
【0028】
以下、このような本発明の第2実施形態に係る移動通信端末機の情報管理(例えば、送信者情報の提供)方法をより詳細に説明する。
【0029】
まず、送信側移動通信端末機は、ユーザの選択によってフォルダに保存された少なくとも1つのコンテンツを出力する。例えば、送信側移動通信端末機は、イメージファイルをディスプレイ部に表示し、又はサウンドファイルの再生やメッセージの表示をすることができる。
【0030】
送信側移動通信端末機は、通話ボタンが押されたか否か(又は他のデータ送信手段がアクティブ化されたか)を判断する(S210)。通話ボタンが押された場合には、送信側移動通信端末機は、ユーザが前記出力されたコンテンツの保存されるフォルダに対応する受信側移動通信端末機のユーザとの通話を希望すると判断し、前記出力されたコンテンツの保存されるフォルダに対応する電話番号を検索する(S220)。
【0031】
次に、送信側移動通信端末機は、検索された電話番号に該当する受信側移動通信端末機に呼を送信する(S230)。
【0032】
図3は、本発明の実施形態に係る例示的なユーザインタフェース画面を示す。
【0033】
様々な種類のコンテンツを保存し、連絡先リスト(例えば、電話帳、アドレス帳など)の各人にリンクさせることができる。選択可能なオプション又はメニュー項目をユーザに表示することができる。
【0034】
ユーザインタフェース画面は、連絡先リストに保存された1つ以上の項目を表示する第1表示領域と、連絡先リストの特定項目にリンクされた1つ以上のデジタルファイルを表示する第2表示領域と、さらなる情報管理を許容するユーザが選択可能なオプション又は機能を表示する第3表示領域と、ポップアップウィンドウの形でユーザが選択可能なメニュー又はリストを表示する第4表示領域とに分割されることができる。
【0035】
連絡先リストの各人は少なくとも1つのフォルダ(又は、他の保存領域)を有し、異なる種類のデータの保存、例えば、イメージデータ(イメージファイル、ビデオファイルなど)、テキストデータ(メッセージ、メモ、SMSなど)、オーディオデータ(MP3ファイル、着信音など)等の保存が可能である。また、各フォルダは複数のサブフォルダ又は他の保存領域を含むことができる。
【0036】
図4は、本発明の実施形態に係る例示的なユーザインタフェース画面を示す。
【0037】
移動通信端末機のユーザは、保存されて連絡先リストの各人にリンクされた様々な種類のコンテンツの中からいずれかのファイルを選択して視聴することができる。例えば、約束通知などのメモを見ることができる。図に示すように、このようなメモは、該当する人のイメージ又は写真に重なる方式で画面に表示できる。
【0038】
図5は、本発明の実施形態に係る例示的なユーザインタフェース画面を示す。
【0039】
特定の人に関連するコンテンツファイルを視聴している間に、ユーザはその人に電話をかけるか、メッセージを送るか、又は他の方法で連絡するかを決定することができる。このために、ユーザは(送信又はメッセージ機能などの)適切な機能を選択し又はアクティブ化することができる。このような選択又はアクティブ化によって、ユーザインタフェースは呼の送信(発呼)又はメッセージ送信を行うための適切な画面に切り替えられる。
【0040】
図6は、本発明の実施形態に係る例示的なユーザインタフェース画面を示す。
【0041】
呼受信者に関連し、その呼受信者のためのフォルダに保存されたイメージファイルは、呼(又は、他の通信)の接続している間、任意の方式(例えば、スライドショー方式)で表示される。また、テレビ電話(例えば、テレビ会議)時には、ユーザのリアルタイムイメージ(又は、動画像)及び呼受信者のリアルタイムイメージ(又は、動画像)が共に表示される。
【0042】
図7は、本発明の実施形態に係る例示的なユーザインタフェース画面を示す。
【0043】
様々な種類のコンテンツ(例えば、イメージ、ビデオ、テキスト、メモ、グラフィック、アニメーション、音楽ファイル、サウンド、着信音など)は、各呼受信者又はユーザ自身のために提供されるフォルダ(又は、他の保存領域)に保存できる。例えば、ユーザは4つのフォルダ(例えば、母、ガールフレンド、友人、私の情報)を設定し、各フォルダがそれぞれに関連するファイルを含むことができる。連絡先リストの各項目(電話帳、アドレス帳など)はリンクされたフォルダを有し、その各項目に関連するファイルを保存する。また、ユーザ自身も自分の個人情報を含むフォルダを有することができる。
【0044】
以下、本発明の様々な特徴を要約する。
【0045】
本発明は、移動通信端末機の情報管理方法を提供する。この情報管理方法は、送信側移動通信端末機からの通信が受信されたか否かを確認する段階と、前記送信側移動通信端末機の電話番号に関連する様々な種類のデータコンテンツを含むフォルダ又は保存領域を検索する段階と、前記検索されたフォルダ又は保存領域に保存された少なくとも1つのコンテンツを出力する段階と、を含んで構成される。
【0046】
ここで、前記通信は、送信者からデータ又は呼を受信したときに発生するイベントであり得る。また、前記通信は受信呼(着呼)又は他の種類のデータ転送であり得る。前記フォルダを検索する段階は、前記受信された呼から前記送信側移動通信端末機の電話番号を検出する段階と、検出された送信側移動通信端末機の電話番号に対応するフォルダを検索する段階とを含むことができる。前記フォルダは、イメージファイル、ビデオファイル、サウンドファイル及びメッセージのうちの少なくとも1つを保存できる。前記コンテンツを出力する段階は、マルチメディアデータを順番に又はランダムに提供する段階をさらに含むことができる。
【0047】
また、本発明は、ユーザの選択によってフォルダに保存されたいずれか1つのコンテンツを出力する移動通信端末機の情報管理方法を提供する。この情報管理方法は、通話機能がアクティブ化されたか否かを判断する段階と、複数の種類のデータコンテンツが電話番号に関連付けられて保存されたフォルダに対応する電話番号を検索する段階と、検索された電話番号に該当する受信側移動通信端末機に呼を送信し、検索された電話番号に関連する複数の種類のデータコンテンツを出力する段階と、を含む。
【0048】
前記フォルダは、イメージファイル、サウンドファイル、及び/又はメッセージに関連する少なくとも1つのコンテンツを含むことができる。
【0049】
さらに、本発明は、移動通信端末機を提供する。この移動通信端末機は、信号を送受信する送受信器と、ユーザに出力を提供する出力部と、データを保存するメモリと、前記送受信器、前記出力部及び前記メモリと連動し、前記送受信器を介して送信者から受信した通信若しくは呼、又は前記送受信器を介して少なくとも一人の受信者に送信する通信もしくは呼を、前記メモリに予め保存された前記送信者又は前記受信者に関するデータ項目と関連付け、その送信者又は受信者と関連付けられた複数のデータ項目を、前記出力部を介してユーザに出力するプロセッサと、を含んで構成される。
【0050】
前記関連付けは、前記データ項目を、電話番号又は前記受信した通信若しくは前記送信する通信を特定する他のインジケータにマッピングし、このマッピングにより前記データ項目と前記受信した通信又は前記送信する通信との間に関係を形成することによって行うことができる。前記受信した通信又は前記送信する通信は、音声、テキスト、イメージ、及び/又はマルチメディアデータの転送を含むことができる。前記出力部は、視覚的、聴覚的及び/又は触覚的出力を提供することができる。前記データ項目は、前記メモリ内の1つ以上のフォルダ又は他の保存領域にまとめられて保存され、各フォルダは、1つ以上のサブフォルダ又は他の保存領域を有することができる。
【0051】
前記出力部は、ユーザインタフェースを提供する。このユーザインタフェースは、少なくとも第1表示領域及び第2表示領域に同時に情報を表示する画面(スクリーン)を含み、前記第1表示領域は連絡先リストに保存された1つ以上の項目を表示し、前記第2表示領域は前記連絡先リストの特定項目にリンクされた1つ以上のデジタルファイルを表示する。前記第1表示領域に表示される少なくとも1つの項目及び/又は前記第2表示領域に表示される少なくとも1つのデジタルファイルはユーザによって選択可能である。前記ユーザインタフェースは、さらなる情報管理を許容するユーザが選択可能なオプション又は機能を表示する第3表示領域を含むことができる。前記ユーザインタフェースは、ポップアップウィンドウの形でユーザが選択可能なメニュー又はリストを表示する第4表示領域を含むことができる。前記ユーザインタフェースは、追加出力部を含むことができる。この追加出力部は、前記連絡先リストの特定項目にリンクされた1つ以上の電子ファイルに関する聴覚的及び/又は触覚的出力を提供できる。
【0052】
さらにまた、本発明は、移動通信端末機の情報管理方法を提供する。この情報管理方法は、それぞれの専用記憶場所を有する一人又は複数人のための複数のデジタルファイルを保存する段階と、前記保存されたデジタルファイルをそれぞれ対応する連絡先リストに予め保存された人にリンクさせる段階と、特定の人との通信を行おうとしているとき又は行っているときに、前記特定の人に関連してリンクされたデジタルファイルを取得する段階と、を含んで構成される。
【0053】
前記保存する段階は、移動通信端末機内の内部記憶媒体、又は移動通信端末機に動作可能に接続された外部記憶媒体を利用することができる。前記専用記憶場所はコンテンツフォルダであり、その内部にはサブフォルダが存在し得る。前記リンクさせる段階は、前記複数のデジタルファイルと各呼送信者(発呼者)又は各呼受信(着呼者)との間の関係を設定し、前記保存されたデジタルファイルを取得できるようにマッピングする段階をさらに含むことができる。また、マッピングは、特定の呼送信者(発呼者)又は呼受信者(着呼者)と関連付けるデジタルファイルに識別子を付加することによって行うことができる。前記取得する段階は、前記デジタルファイルを処理して視覚的出力、聴覚的出力、及び触覚的出力の少なくとも1つを提供する段階をさらに含むことができる。さらに、ユーザによって前記呼受信者(着呼者)に関する表示されたイメージが選択され又はアクティブ化されると、その呼受信者(着呼者)への呼接続の設定が可能になる。この呼接続には、少なくとも音声、テキスト、イメージ又はマルチメディアデータの転送が含まれる。
【0054】
また、通信又は呼を受信すると、複数のデジタル音楽ファイルがランダム再生により再生させることができる。表示する段階は、通信又は呼を受信すると、複数のイメージをスライドショー方式で表示することができる。表示する段階は、少なくとも1つのコンテンツを半透明にして他のコンテンツと重ねて提供することができる。
【0055】
前記情報管理方法は、呼送信者との音声通話中にその呼送信者に関連するデジタルファイルが受信されると、この受信されたデジタルファイルを前記呼送信者のための専用記憶場所に保存する段階をさらに含むことができる。
【0056】
本発明は、以下のいずれか1つをさらに含むことができる。
(1)前記取得されたデジタルファイルによって、呼又はデータ通信を受信したときに着信音又は画面グラフィックを出力する段階。
(2)前記取得されたデジタルファイルによって、呼又はデータ通信を行う間、テレビ電話時に使用するプライバシー画像(privacy image)やバックグラウンド画像をスライドショー方式で出力する段階。
(3)前記取得されたデジタルファイルによって、テキスト又はマルチメディアメッセージを受信したときに、前記取得されたデジタルファイルの受信確認音又はバックグラウンドグラフィックを出力する段階。
(4)前記取得されたデジタルファイルによって、ディスプレイ画面がアイドルモードのときに、複数のイメージをスライドショー方式で出力する段階。
(5)コンテンツを見ている間に音声呼通話機能又はデータ転送機能がアクティブ化すると、前記取得されたデジタルファイルに保存された少なくとも1つのコンテンツを転送する段階。
【0057】
上記実施形態及び効果は、単に例示的なものに過ぎず、本発明を限定するものとして解釈されるべきでない。本明細書において教示される事項は直ちに他の種類の装置に適用することができる。本発明の説明記載は、具体的な実施形態としているが、特許請求の範囲に記載の発明の範囲を制限するものではない。多くの改良、修正並びに変更は当業者にとって明らかであろう。特許請求の範囲において、「ミーンズプラスファンクション」形式は、前述の機能を実現するものとして本明細書に記載された構造、構造上の均等物、さらには同等な構造をもカバーすることを意図している。
【図面の簡単な説明】
【0058】
【図1】本発明の第1実施形態による移動通信端末機の送信者情報提供方法を示すフローチャートである。
【図2】本発明の第2実施形態による移動通信端末機の送信者情報提供方法を示すフローチャートである。
【図3】選択可能なオプション及びメニュー項目と共に様々な種類の情報を分割された画面の区域に表示する、本発明の例示的なユーザインタフェースを示す図である。
【図4】図3のユーザインタフェース画面から選択された人に関する様々な種類の情報を表示する、本発明の例示的なユーザインタフェースを示す図である。
【図5】図4のユーザインタフェースから送信機能又はメッセージ機能を選択した後の例示的なユーザインタフェースを示す図である。
【図6】ユーザが他のメンバーとテレビ電話を行うときの例示的なユーザインタフェースを示す図である。
【図7】例示的なユーザインタフェース画面とコンテンツが保存されたフォルダとの関係を示す図である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
送信側移動通信端末機から通信が受信されたか否かを確認する段階と、
前記送信側移動通信端末機の電話番号に関連する複数の種類のデータコンテンツを含むフォルダ又は他の保存領域を検索する段階と、
検索された前記フォルダ又は他の保存領域に保存された少なくとも1つのコンテンツを出力する段階と、
を含むことを特徴とする移動通信端末機の情報管理方法。
【請求項2】
前記通信は、受信呼又は他の種類のデータ転送であることを特徴とする請求項1に記載の移動通信端末機の情報管理方法。
【請求項3】
前記フォルダは、イメージファイル、ビデオファイル、サウンドファイル、メッセージのうちの少なくとも1つを保存することを特徴とする請求項2に記載の移動通信端末機の情報管理方法。
【請求項4】
前記出力する段階は、マルチメディアデータを順番に又はランダムに提供する段階を含むことを特徴とする請求項3に記載の移動通信端末機の情報管理方法。
【請求項5】
ユーザの選択によってフォルダに保存されたいずれか1つのコンテンツを出力する移動通信端末機の情報管理方法であって、
通話機能がアクティブ化されたか否かを判断する段階と、
複数の種類のデータコンテンツが電話番号に関連付けられて保存されたフォルダに対応する電話番号を検索する段階と、
前記検索された電話番号に該当する受信側移動通信端末機に呼を送信すると共に、前記検索された電話番号に関連する複数の種類のコンテンツを出力する段階と、
を含むことを特徴とする移動通信端末機の情報管理方法。
【請求項6】
前記フォルダは、イメージファイル、サウンドファイル及びメッセージのうちの少なくとも1つに関する1つ以上のコンテンツを含むことを特徴とする請求項5に記載の移動通信端末機の情報管理方法。
【請求項7】
信号を送受信する送受信器と、
ユーザに出力を提供する出力部と、
データを保存するメモリと、
前記送受信器、前記出力部及び前記メモリと連動し、前記送受信器を介して送信者から受信した通信若しくは呼、又は、前記送受信器を介して少なくとも一人の受信者に送信する通信若しくは呼を、前記メモリに予め保存された前記送信者又は前記受信者に関するデータ項目と関連付け、その送信者又は受信者と関連付けられた複数のデータ項目を、前記出力部を介してユーザに出力するプロセッサと、
を含んで構成されることを特徴とする移動通信端末機。
【請求項8】
前記関連付けは、前記データ項目を電話番号又は前記受信した通信若しくは前記送信する通信を特定する他のインジケータにマッピングし、該マッピングにより前記データ項目と前記受信した通信又は前記送信した通信との間の関係を形成することによって行われることを特徴とする請求項7に記載の移動通信端末機。
【請求項9】
前記受信した通信又は前記送信する通信は、音声、テキスト、イメージ及びマルチメディアデータのうちの少なくとも1つの転送を含むことを特徴とする請求項8に記載の移動通信端末機。
【請求項10】
前記出力部は、視覚的出力、聴覚的出力及び触覚的出力の少なくとも1つを提供することを特徴とする請求項8に記載の移動通信端末機。
【請求項11】
前記データ項目はメモリ内の1つ以上のフォルダ又は他の保存場所にまとめられて保存され、各フォルダは1つ以上のサブフォルダ又は他の保存場所を含むことを特徴とする請求項8に記載の移動通信端末機。
【請求項12】
前記出力部は、ユーザインタフェースを提供し、
前記ユーザインタフェースは、少なくとも第1表示領域及び第2表示領域に同時に情報を表示する画面を含み、前記第1表示領域は連絡先リストに保存された1つ以上の項目を表示し、前記第2表示領域は前記連絡先リストの特定項目にリンクされた1つ以上のデジタルファイルを表示することを特徴とする請求項7に記載の移動通信端末機。
【請求項13】
それぞれの専用記憶場所を有する一人又は複数人のための複数のデジタルファイルを保存する段階と、
前記保存されたデジタルファイルをそれぞれ対応する連絡先リストに予め保存された人にリンクさせる段階と、
特定の人に関してリンクされたデジタルファイルを取得する段階と、
を含むことを特徴とする移動通信端末機の情報管理方法。
【請求項20】
前記呼接続は、音声、テキスト、イメージ又はマルチメディアデータの転送を含むことを特徴とする請求項19に記載の移動通信端末機の情報管理方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2007−129692(P2007−129692A)
【公開日】平成19年5月24日(2007.5.24)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2006−239639(P2006−239639)
【出願日】平成18年9月4日(2006.9.4)
【出願人】(502032105)エルジー エレクトロニクス インコーポレイティド (2,269)
【Fターム(参考)】