説明

積荷監視方法及びそのための積荷監視システム

【課題】本発明の目的は、輸送中の積荷の動きを監視し、積荷の荷崩れや荷擦れの発生のおそれがあるときに通知し、さらに、積荷の盗難を通知することができる積荷監視方法及び積荷監視システムを提供することである。
【解決手段】本発明に係る積荷監視方法は、車両の荷物室内に設置したレーザ式測域センサ11a,11bによって積荷との距離を測定して距離情報40の信号を送信し、距離情報40を位置演算装置13によって情報処理を行い積荷の位置情報41を送信し、車両走行センサ17によって車両走行情報42を送信し、車両走行情報42及び位置情報41を、積荷挙動分析装置15によって分析し、車両走行中に前記積荷が予め設定した大きさ以上の揺れを生じたときに、積荷異常警報信号44を送信し、車両停止中に前記積荷が移動したときに、積荷盗難警報信号45を送信することを特徴とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、輸送用車両の積荷を監視する方法及び監視するためのシステムに関する。さらに詳しくは、輸送中の積荷の挙動を無人で監視して、積荷の異常な挙動を通知する積荷監視方法及びそのための積荷監視システムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、輸送中の積荷の荷崩れを監視若しくは積荷へのいたずらや盗難の防止を図るために、車両の荷物室内に監視カメラを設備して運転席でモニタの映像を監視することが行なわれていた。また、運転席でのモニタ監視ができない場合に備えて、監視情報を記録したり、運転手と管理センタに異常を通知したりする積荷監視方法及び積荷監視システムが提案されている(例えば、特許文献1又は2を参照。)。
【0003】
【特許文献1】特開2003−16540号公報
【特許文献2】特開2005−18472号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来の積荷監視方法やそのためのシステムは映像情報を利用しているため、実際に荷崩れが発生したときに、迅速に対応して積荷の損害を少なくすることを主眼としており、積荷の微細な揺れを検知することは困難であった。このため荷崩れ若しくは荷擦れを惹起する輸送中の積荷の微細な揺れ、共振、跳びはね等の動きを監視カメラでは検知できず、荷崩れや荷擦れの発生を事前に通知して、積荷の損傷を未然に防ぐことはできなかった。また停車中における積荷の盗難や、積荷へのいたずらも監視カメラによる映像だけでは十分カバーできないことも多く、荷物室に開閉センサを設備してあっても、盗難やいたずらを十分に監視することは困難であった。さらに、監視カメラや多くのセンサを利用した積荷監視方法は、処理する情報が膨大であり、その分析も容易ではなく、結局は人間の判断に頼る必要があった。
【0005】
そこで、本発明の目的は、輸送中の積荷の動きを監視し、積荷の荷崩れや荷擦れを惹起する積荷の移動、微細な揺れ、共振、跳びはね等の動きが発生したときに、積荷が荷崩れや荷擦れが発生する可能性が高いことを通知し、積荷の損傷を未然に防ぐことを可能とし、さらに、停車中における積荷の異常な動きを検知して、積荷へのいたずらや積荷の盗難の発生を通知することができる積荷監視方法及びそのための積荷監視システムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明者は、レーザ式測域センサを荷物室に適正に配置することによって、荷物室内の積荷の位置を所定の範囲で、高い精度で検知できることを見出し、さらに、積荷の位置情報から積荷が荷崩れや荷擦れを引き起こす積荷の動きを判定することができ、さらに停車時の積荷の移動から積荷の盗難を検知できることを見出して、本発明を完成させた。すなわち、本発明に係る積荷監視方法は、車両の荷物室内に設置したレーザ式測域センサによって前記荷物室内の積荷と前記レーザ式測域センサとの距離を測定して距離情報の信号を送信し、前記距離情報を前記車両に設置した位置演算装置によって情報処理を行い前記積荷の位置情報を送信し、前記車両に設置した車両走行センサによって前記車両が走行中であるか停止中であるかを知らせる車両走行情報を送信し、前記車両走行情報及び前記位置情報を、前記車両に設置した積荷挙動分析装置によって情報処理を行って積荷挙動を分析し、車両走行中に前記積荷が予め設定した大きさ以上の揺れ若しくは振動を生じたときに、積荷の異常挙動を通知する積荷異常警報信号を送信し、車両停止中に前記積荷が移動したときに、積荷の盗難を通知する積荷盗難警報信号を送信し、かつ、前記積荷挙動の分析結果を記録装置によって記録することを特徴とする。
【0007】
本発明に係る積荷監視方法は、前記積荷異常警報信号及び前記盗難警報信号を受信して警報を出す警報装置をさらに備えて、それらの信号を車両の運転手及び/又は積荷を集中管理する管理センタに通知することが好ましい。警報装置によって、積荷に生じた異常をただちに知ることができ、積荷の荷崩れの防止処置をとったり、盗難の防止を図ったりすることができる。
【0008】
本発明に係る積荷監視システムは、車両の荷物室内に積載して輸送される積荷を監視する積荷監視システムにおいて、前記積荷までの距離を計測するために前記荷物室内に配備された1又は2以上のレーザ式測域センサと、前記レーザ式測域センサの距離情報から、前記積荷の位置情報を演算する位置演算装置と、車両が走行中であるか停止中であるかを感知する車両走行センサと、前記車両走行センサの情報及び前記積荷位置情報から、積荷挙動を分析する積荷挙動分析装置と、前記積荷挙動の分析結果を記録する装置と、を備えたことを特徴とする。
【0009】
本発明に係る積荷監視システムは、前記積荷挙動分析装置が前記積荷の異常挙動を判定したときに、その情報を車両の運転手及び/又は積荷を集中管理する管理センタに通知する警報装置をさらに備えていることが好ましい。
【発明の効果】
【0010】
本発明の積荷監視方法とそのためのシステムによれば、輸送中の積荷の微細な揺れ、共振、跳びはね等の微細な動きを監視し、積荷が荷崩れや荷擦れを生じる前にその徴候となる積荷の動きを判定して通知することができるため、積荷の損傷を未然に防ぐことが可能である。さらに、停車中における積荷の異常な動きを検知して、積荷の盗難や積荷へのいたずら等の発生を通知することができるため、盗難やいたずら発生を防ぐ効果があるとともに、発生時における迅速な対処をすることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
以下、本発明について実施形態を示して詳細に説明する。以下に説明する実施の形態は本発明の構成の例であり、本発明はこれらの記載に限定して解釈されない。
【0012】
図1は、本発明に係る積荷監視システムを装備したトラックの一実施形態を示す概略側面図である。図2は、本発明に係る積荷監視方法およびそのための積荷監視システムの一実施形態を示すブロック図である。
【0013】
最初に本発明に係る積荷監視システムの一実施形態について図1に従って説明する。図1に示す積荷監視システムは、所定の範囲の積荷30までの距離を計測するために車両1の荷物室2内に設置したレーザ式測域センサ11a,11bと、レーザ式測域センサ11a,11bによって計測された距離情報を演算して積荷30の位置情報として送信する位置演算装置13と、車両1が走行中であるか停止中であるかを感知して、車両1の走行情報を送信する車両走行センサ17と、位置演算装置13からの積荷30の位置情報と車両走行センサ17からの車両1の走行情報を受信して積荷挙動を分析し、分析結果を送信する積荷挙動分析装置15と、積荷挙動分析装置15の積荷挙動の分析結果を記録保存する記録装置19とから構成されている。図1では、さらに積荷挙動の分析結果が積荷30の異常挙動の発生を知らせる積荷異常警報信号又は積荷盗難警報信号である場合に、その信号を受信して運転手に通知する警報装置21及び警報情報を車両1の外部にある管理センタに無線によって送信する無線送信装置23とアンテナ25を含むシステムで構成されている。警報装置21が装備されることによって積荷30に異常挙動が生じたことを運転手及び管理センタに確実に知らせることができる。
【0014】
次に、本発明に係る積荷監視方法の一実施形態を図2に従って説明する。図2おいて、車両の荷物室内に設置したレーザ式測域センサ11a,11bは、所定の範囲の積荷30に対して所定時間毎にレーザ走査を行なって、レーザ式測域センサ11a,11bと積荷30との距離情報40を位置演算装置13に送信する。位置演算装置13は、受信した距離情報40から積荷30の荷物室内での位置を演算し、積荷30の位置情報41を積荷挙動分析装置15に送信する。また、車両走行センサ17は、車両が走行状態であるか、停止状態であるかを検知して車両走行情報42を積荷挙動分析装置15に送信する。積荷挙動分析装置15は、位置情報41と車両走行情報42を受信して、情報処理を行って積荷挙動を分析し、車両走行中に積荷30の動きが予め設定した大きさ以上の移動、揺れ若しくは振動を生じたときに、積荷30が荷崩れする徴候であるか、荷擦れが生じ易い状態である等の積荷異常と判定して、積荷異常警報信号44を送信する。また、車両停止中に積荷30が移動した場合に、積荷の盗難若しくは積荷へのいたずらが発生したと判定して、積荷盗難警報信号45を送信する。さらに、積荷挙動分析装置15の積荷挙動分析結果情報43は、記録装置19によって記録される。警報装置21は、積荷異常警報信号44及び積荷盗難警報信号45を受信して、運転手27に対しては警報音、振動等の伝達手段によって積荷30の異常若しくは盗難が生じていることを通知する。さらに警報装置21から無線送信装置23及びアンテナ25を介して、管理センタ29に通知する。なお無線送信装置23によって、運転手27が車両1から離れているときであっても携帯電話等の携帯無線受信機によって運転手27に積荷30の盗難が生じた事を知らせることもできる。
【0015】
レーザ式測域センサ11a,11bは、車両1の荷物室2の内部に設置され、所定時間毎に積荷30に対してレーザ走査を行なって、積荷30までの距離を測定する。レーザ式測域センサ11a,11bは、レーザを短時間に広範囲に走査して、レーザを反射する物体に対する方向と距離に関する距離情報40を得るこができるセンサである。レーザ走査する範囲は、走査角度(視野)の範囲において線状(一次元走査)であってもよく、一次元走査の場合には積荷30の所定の高さの外表面までの距離を検知することができる。輸送中の積荷30は、一般に最上部がもっとも揺れが激しく、荷崩れの起点となるため、積荷30の最上部の外表面をレーザ走査の範囲とすることが好ましい。また、レーザ走査を面状(二次元)の範囲にすることが可能なレーザ式測域センサ若しくは複数のレーザ式測域センサを使用することによって、広い範囲の外表面をレーザ走査することもできる。レーザ式測域センサのレーザ走査時間は100ms/走査以下が好ましく、より好ましくは50ms/走査以下である。走査時間が100ms/走査より大きいと、積荷30の輸送中に生じる主要な振動を検知できないおそれがある。なお、レーザ式測域センサのレーザ走査時間は、一走査当たりの測定箇所の数を少なくすれば短縮することができ、一走査当たり100個以上の測定箇所を測定できることが好ましい。レーザ式測域センサが距離を測定する積荷30の各測定箇所は固定されており、積荷30の輸送の開始から終了にいたるまで各測定箇所の移動の情報を継続的に測定する。また、測距精度は±50mm以下が好ましい。測距精度が±50mmより大きいと、荷崩れを予測するために必要な積荷30の動きを検知できないおそれがある。さらに、荷物室2に設置するレーザ式測域センサの個数を少なくして、安価で簡便なシステムとするために、レーザ式測域センサは、測距範囲が大きく、かつ、走査角度(視野)が大きいものが好ましく、測距範囲3m以上で、かつ、走査角度(視野)100°以上が好ましい。例えば、産業用ロボットの高速走行用に使用されているレーザ式測域センサ(北陽電機社製、型式UTM‐30LX、測距範囲30m、走査角度270°、測定箇所1080点における走査時間25ms/走査、測距精度±30mm)を使用することができる。
【0016】
位置演算装置13は、レーザ式測域センサ11a、11bから有線又は無線を介して距離情報40を受信して積荷30の位置を演算し、積荷30の位置情報41を送信する。図2において、位置演算装置13は車両1の荷物室2内に設置しているが、運転室3内若しくは車両1のどの場所に設置してもよい。
【0017】
車両走行センサ17は、速度計、加速度計、GPS(Global Positioning System)情報等の車両の走行及び停止状態を判別することができる情報が入力され、車両が走行しているか停止しているかを識別する車両走行情報42を積荷挙動分析装置15に、有線又は無線を介して送信する。車両走行センサ17から送信する車両走行情報42は、GPS情報を利用した車両1の位置の情報を含ませることもできる。車両1の位置情報があると、積荷30が異常挙動を示したときの道路の場所や積荷30が盗難にあった場所を特定でき、積荷30の異常発生に対する的確な対応をとることができる。また、車両走行センサ17は運転室3に設置しているが、車両1のどの場所に設置してもよい。
【0018】
積荷挙動分析装置15において、予め設定された積荷の揺れ又は振動の大きさは、積荷の揺れにおける振幅又は振動における振幅若しくは周波数の少なくとも一つ以上のパラメータによって定められる。積荷の荷崩れ、荷擦れ等の積荷の損傷発生の徴候を判定するために予め設定する振幅、周波数等のパラメータの数値は、積荷30の荷姿、梱包の条件によって異なり、実際の輸送若しくは輸送試験によって決定される。
【0019】
図3は、積荷挙動分析装置の分析動作の一実施形態を示す流れ図である。積荷挙動分析装置15の分析動作を図3に従って説明する。積荷挙動分析装置15は、積荷30の位置情報と車両走行情報を受信して(S1)、車両1が走行中であるか停止中であるかの判定を行い(S2)、次に、車両1が走行中であるときに積荷の荷崩れの徴候の判定用に予め設定した移動、揺れ又は振動の大きさ以上に積荷30が動いているかを比較し(S3)、積荷30が設定値以上の移動、揺れ又は振動を生じている場合には、積荷30が荷崩れを引き起こす可能性が高いと判定し、荷崩れの発生を警告する積荷異常警報信号44が送信される(S4)。積荷30が荷崩れのおそれがないと判定した場合には、さらに、積荷の中味の劣化若しくは荷擦れの徴候の判定用に予め設定した積荷30の振動の大きさ以上に積荷30が振動を生じているかを比較し(S5)、積荷30が設定値以上の振動を生じている場合には、積荷30の中味が振動によって劣化する可能性が高い若しくは積荷30が荷擦れを生じて損傷する可能性が高い等の積荷に損害を生じる可能性が高いと判定し、中味の劣化若しくは荷擦れの発生を警告する積荷異常警報信号44が送信される(S6)。車両1が停止中のときは、積荷30の移動の有無によって積荷30の盗難又は積荷30へのいたずらの発生の判定を行い(S7)、積荷30が移動した場合には、積荷30の盗難又は積荷30へのいたずらが発生したと判定して、積荷30の盗難若しくはいたずらの発生を知らせる積荷盗難警報信号45が送信される(S8)。また、判定動作S5,S7の結果、警報信号を送信しなかった場合及び警報信号S4,S6,S8を送信後は、再度位置情報と車両走行情報を受信して(S1)、輸送中の積荷30の積荷挙動の分析を継続的に行なう。
【0020】
記録装置19は、積荷挙動分析装置15の積荷挙動分析結果情報43を常時記録する他、積荷の位置情報、車両走行情報42(GPSによる車両の位置情報も含まれる。)も記録することが望ましい。記録装置19は車両1の内部に装備されるが、積荷挙動分析装置15からの積荷挙動分析結果情報43が無線を介して送信される場合には、車両1の外部の管理センタ29に設置してもよい。記録装置19に記録されたデータは、荷崩れや荷擦れ等の積荷損傷を防止するための走行経路の選定、走行方法の改善に有効である。また、積荷の盗難やいたずらの発生が生じた車両の位置を特定することができる。
【0021】
なお本発明に係る積荷監視方法及びそのための積荷監視システムは、車両の荷物室内の積荷の盗難、荷抜き、いたずらの監視に利用できる他、市場や倉庫などの盗難、荷抜き、在庫管理にも利用することができる。この場合、レーザ式測域センサを市場や倉庫の内部に配備して、関係者でないものが積荷を移動したときに警報を送信する。
【図面の簡単な説明】
【0022】
【図1】本発明に係る積荷監視システムを装備したトラックの一実施形態を示す概略側面図である。
【図2】本発明に係る積荷監視方法およびそのための積荷監視システムの一実施形態を示すブロック図である。
【図3】積荷挙動分析装置の分析動作の一実施形態を示す流れ図である。
【符号の説明】
【0023】
1 車両
2 荷物室
3 運転室
11a,11b レーザ式測域センサ
13 位置演算装置
15 積荷挙動分析装置
17 車両走行センサ
19 記録装置
21 警報装置
23 無線送信装置
25 アンテナ
27 運転手
29 管理センタ
30 積荷
40 距離情報
41 位置情報
42 車両走行情報
43 積荷挙動分析結果情報
44 積荷異常警報信号
45 積荷盗難警報信号積荷挙動分析情報
S1〜S8 積荷挙動分析装置の動作

【特許請求の範囲】
【請求項1】
車両の荷物室内に設置したレーザ式測域センサによって前記荷物室内の積荷と前記レーザ式測域センサとの距離を測定して距離情報の信号を送信し、
前記距離情報を前記車両に設置した位置演算装置によって情報処理を行い前記積荷の位置情報を送信し、
前記車両に設置した車両走行センサによって前記車両が走行中であるか停止中であるかを知らせる車両走行情報を送信し、
前記車両走行情報及び前記位置情報を、前記車両に設置した積荷挙動分析装置によって情報処理を行って積荷挙動を分析し、車両走行中に前記積荷が予め設定した大きさ以上の揺れ若しくは振動を生じたときに、積荷の異常挙動を通知する積荷異常警報信号を送信し、車両停止中に前記積荷が移動したときに、積荷の盗難を通知する積荷盗難警報信号を送信し、かつ、前記積荷挙動の分析結果を記録装置によって記録することを特徴とする積荷監視方法。
【請求項2】
前記積荷異常警報信号及び前記盗難警報信号を受信して警報を出す警報装置をさらに備えて、それらの信号を車両の運転手及び/又は積荷を集中管理する管理センタに通知することを特徴とする請求項1に記載の積荷監視方法。
【請求項3】
車両の荷物室内に積載して輸送される積荷を監視する積荷監視システムにおいて、
前記積荷までの距離を計測するために前記荷物室内に配備された1又は2以上のレーザ式測域センサと、
前記レーザ式測域センサの距離情報から、前記積荷の位置情報を演算する位置演算装置と、
車両が走行中であるか停止中であるかを感知する車両走行センサと、
前記車両走行センサの情報及び前記位置情報から、積荷挙動を分析する積荷挙動分析装置と、
前記積荷挙動の分析結果を記録する記録装置と、
を備えたことを特徴とする積荷監視システム。
【請求項4】
前記挙動分析装置が前記積荷の異常挙動を判定したときに、その情報を車両の運転手及び/又は積荷を集中管理する管理センタに通知する警報装置をさらに備えていることを特徴とする請求項3に記載の積荷監視システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2010−55568(P2010−55568A)
【公開日】平成22年3月11日(2010.3.11)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−222782(P2008−222782)
【出願日】平成20年8月29日(2008.8.29)
【出願人】(000201641)全国農業協同組合連合会 (69)
【Fターム(参考)】