空気調和機の排水ポンプの取り付け構造及び空気調和機
【課題】空気調和機の排水ポンプを簡単構造でユニット天板に取り付ける。
【解決手段】ポンプ部本体1Aとポンプ部蓋1Bを嵌合部13のスナップフィットにより固定する。ポンプ部ケース1とモータ部ケース2を取付部14,21で固定する。モータ部ケース2内のモータをDCブラシレスモータで構成する。モータ部ケース2の上端にユニット取付部23,23,23をモータ部ケース2と一体に形成する。モータ部ケース2及びユニット取付部23を樹脂で成形する。ユニット天板10に対しユニット取付部23で固定し、金属製のブラケット等を無くした構造とする。
【解決手段】ポンプ部本体1Aとポンプ部蓋1Bを嵌合部13のスナップフィットにより固定する。ポンプ部ケース1とモータ部ケース2を取付部14,21で固定する。モータ部ケース2内のモータをDCブラシレスモータで構成する。モータ部ケース2の上端にユニット取付部23,23,23をモータ部ケース2と一体に形成する。モータ部ケース2及びユニット取付部23を樹脂で成形する。ユニット天板10に対しユニット取付部23で固定し、金属製のブラケット等を無くした構造とする。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、ユニット天板に取り付けられる空気調和機の排水ポンプの取り付け構造及び空気調和機に関する。
【背景技術】
【0002】
従来の空気調和機における排水ポンプとして、例えば図11の正面図及び図12の底面図に示すものがある。この排水ポンプは、吸込み口110と吐出し口120を有するポンプ本体100と、モータ部200とを備えている。モータ部200のボス210の下端にポンプ本体100が取り付けられ、モータ部200の駆動軸200aが水切り板200bを介してポンプ本体100に連結されている。モータ部200はACモータであり、このモータ部200にはブラケット220が取り付けられている。そして、このモータ部200は、ブラケット220を防振ゴム230を介してネジ240によりユニット天板10に取り付ける構造となっている。
【0003】
また、この種の排水ポンプとして、例えば特許第2568731号公報(特許文献1)に開示されたものがある。この特許文献1の排水ポンプ(ドレインポンプ)は、ブラケットを用いずに、合成樹脂の取付板(17)に対して防振ゴム(29)を介して取り付ける構成となっている。
【特許文献1】特許第2568731号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来のACモータは重くてユニット天板に取り付ける構造において、金属のブラケットを介して固定しなければならず、また、ブラケットには防振ゴムを取り付ける必要があった。また、このようなブラケットは、モータのトルクダウンの要因となる磁束漏れを防止するために、非磁性体でなければならず、さらに、ACモータの温度上昇も高いことから、SUS304等を使用する必要があった。
【0005】
本発明は、空気調和機の排水ポンプを簡単な構造でユニット天板に取付可能にすることを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
請求項1の空気調和機の排水ポンプの取り付け構造は、吸込み口と吐出し口とを有するポンプ部本体と、前記ポンプ部本体を駆動するモータ部とをユニット天板に取り付ける空気調和機の排水ポンプの取り付け構造であって、前記ポンプ部本体の外装をなすポンプ部ケースと、前記モータ部の外装をなすモータ部ケースとを一体的に固定するポンプ・モータ取付部を形成するとともに、該モータ部ケースの前記ポンプ・モータ取付部と反対側に前記ユニット天板に対するユニット取付部を該モータ部ケースと一体に形成し、前記ポンプ・モータ取付部と前記ユニット取付部とにより、前記ポンプ部とモータ部とを一体的にユニット天板に取り付けるようにしたことを特徴とする。
【0007】
請求項2の空気調和機の排水ポンプの取り付け構造は、請求項1に記載の空気調和機の排水ポンプの取り付け構造であって、前記モータ部が永久磁石を使用したDCモータであるとともに、前記ポンプ部ケースと前記モータ部ケースとが 難燃性樹脂で形成されていることを特徴とする。
【0008】
請求項3の空気調和機は、請求項1または2に記載の排水ポンプの取り付け構造により排水ポンプが取り付けられていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
請求項1の空気調和機の排水ポンプの取り付け構造によれば、ブラケットを無くしたことにより、ブラケットを付けた時に発生していた振動及び騒音の発生を抑えることができる。部品点数を低減することによって嵌合に伴うクリアランスを最小限にすることができ、組み付け精度がよくなる。さらに、低振動から得られる低騒音化、ユニット天板に取付時に振動することにより発生する騒音(2f騒音)を除去することができる。
【0010】
請求項2の空気調和機の排水ポンプの取り付け構造によれば、請求項1の効果に加えて、DCブラシレスモータを採用することにより、次のような効果がある。例えば、従来12Wであったものが4Wくらいに低減できるなど、ポンプの低消費電力化を図れる。低揚程では回転数を下げ、高揚程度では回転数を上げるなどの回転数制御が可能になる。ロータマグネットの回転位置をホールICの出力で検出して回転数検知も可能となる。ポンプのゴミ噛み等による停止(ロック)を検知し、非常停止やメンテナンスの情報を提供することが容易になる。
【0011】
温度上昇の低減に伴い、メタル軸受の潤滑油の粘性の低下による流出や蒸発を最小限に抑えることができるので、長寿命化が図れる。また、エアコン内の温度上昇を抑えることが可能であり、冷房能力を上げることができる。
【0012】
なお、空気調和機を使用する場合、国によって電源電圧が異なり、温度上昇や発煙発火の安全性を考え、コイルの巻数やステータの積層数を変えてモータの性能を維持していたが、DCブラシレスモータを用いているので、他の電気機器(電動弁や電磁弁等)と同様にDC12V等で動作が可能で、国毎にモータ部品を分けないで共通化が図れる。
【0013】
また、従来は電源電圧が200Vであり、故障するとレアショート等がおきる可能性があり、温度ヒューズを内蔵する場合がほとんどであった。しかしながら、DCモータでは過電流保護等の機能により発煙・発火がおき難くなり、万が一おきても難燃性の樹脂で覆われているので延焼は拡がらない。
【0014】
さらに、温度上昇低減に伴い、ポンプ及びモータのケースを全て樹脂化することが可能となり、さらなる軽量化が可能であり、分解も容易にしてリサイクル性も向上する。
【0015】
請求項3の空気調和機によれば、請求項1または2と同様な効果が得られる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
次に、本発明の空気調和機の排水ポンプの取付構造の実施形態を図面を参照して説明する。図1は第1実施形態の排水ポンプの上面図、図2は同排水ポンプの底面図、図3は同排水ポンプの正面図である。この排水ポンプはポンプ部ケース1とモータ部ケース2を備えており、ポンプ部ケース1内には排水ポンプ機構が構成され、モータ部ケース2内にはDCブラシレスモータが構成されている。ポンプ部ケース1はポンプ部本体1Aとポンプ部蓋1Bとで構成され、ポンプ部本体1Aには吸込み口11と吐出し口12が形成されている。また、ポンプ部本体1Aには180°離間した2箇所の位置に嵌合部13を有し、この嵌合部13をポンプ部蓋1Bの下端部にスナップフィットすることによりポンプ部本体1Aとポンプ部蓋1Bが取付固定されている。また、ポンプ部蓋1Bの上端には180°離間した位置に取付部14が形成されている。
【0017】
モータ部ケース2の下端には180°離間した位置に取付部21が形成され、ポンプ部蓋1Bの取付部14と該モータ部ケース2の取付部21をネジN1でネジ止めしてモータ部ケース2とポンプ部ケース1とが固定されている。すなわち取付部14,21が「ポンプ・モータ取付部」を構成している。また、モータ部ケース2の外周には電線引出部22が形成され、この電線引出部22から電線22aが引き出されている。そして、モータ部ケース2の上端には、周囲3箇所にユニット取付部23が一体に形成されている。ユニット取付部23にはそれぞれ取付穴23aが形成されており、この取付穴23aにおいてネジN2により、本排水ポンプはユニット天板10に取り付けられている。
【0018】
図4はユニット取付部23の第1実施例を示す図であり、図4(B) は図4(A) のA−A断面を示す。このユニット取付部23は取付穴23aの一箇所にケース本体の樹脂の弾性を利用した弾性爪231が形成され、この弾性爪231のフック部231aと対向する位置にフック部232を有する。そして、図4(B) に示すように、ネジN2のネジ山がフック部231a,232に係合することにより、ネジN2がユニット天板10のネジから外れても、このネジN2がユニット取付部23自体から落下することがない。
【0019】
図5はユニット取付部23の第2実施例を示す図であり、図5(B) は図5(A) のA−A断面を示す。このユニット取付部23は取付穴23aの二箇所にフック部233,234を形成したものであり、ネジN2のネジ山がフック部233,234に係合することにより、ネジN2がユニット天板10のネジから外れても、このネジN2がユニット取付部23自体から落下することがない。なお、この第2実施例では取付穴23aのユニット天板10側が僅かに突出している。
【0020】
図6は第2実施形態の排水ポンプの上面図である。なお、以下の各実施形態において、ポンプ部ケース1とモータ部ケース2が取付部14,21においてネジN1により固定されていることは、第1実施形態と同様である。この第2実施形態では、モータ部ケース2の上端の周囲3箇所にユニット取付部24が一体に形成されている。ユニット取付部24は、モータ部ケース2から外部に突出して曲線状に180°曲げた形状とされその端部に取付穴24aが形成されている。また、この取付穴24aの部分は同図にA−A断面を示すように周囲よりも突出したボス状の形状となっている。そして、この取付穴24aにおいて図示しないネジによりユニット天板に固定される。
【0021】
図7は第3実施形態の排水ポンプの上面図である。この第3実施形態では、モータ部ケース2の上端の周囲3箇所にユニット取付部25が一体に形成されている。ユニット取付部25は、モータ部ケース2から外部に突出してモータ部ケース2の外周の接線方向に直角に曲げた形状とされその端部に取付穴25aが形成されている。また、この取付穴25aの部分は同図にA−A断面を示すように周囲よりも突出したボス状の形状となっている。そして、この取付穴25aにおいて図示しないネジでユニット天板に固定される。
【0022】
図8は第4実施形態の排水ポンプの上面図である。この第4実施形態では、モータ部ケース2の上端の周囲2箇所にユニット取付部26が一体に形成されている。ユニット取付部26の先端には取付穴26aが形成されているが、この取付穴26aの外周の部分は、モータ部ケース2側の付け根部分よりも大きくなっている。そして、この取付穴25aにおいて図示しないネジでユニット天板に固定される。
【0023】
図9は第5〜第7実施形態の排水ポンプの上面図である。この図9のユニット取付部31,32,33はそれぞれが第5〜第7実施形態を示すものであり、各ユニット取付部31,32,33はモータ部ケース2の上端の周囲3箇所にそれぞれ一体に形成されている。ユニット取付部31はモータ部ケース2から外部に突出してモータ部ケース2の外周に沿って曲げた形状とされその端部に取付穴31aが形成されている。ユニット取付部32,33はモータ部ケース2から外部の突出してその端部に取付穴32a,33aが形成されている。
【0024】
ユニット取付部31の取付穴31aの周囲は、A−A断面に示すように、付け根部よりも高くなっている。また、ユニット取付部32の取付穴32aの周囲は、B−B断面に示すように、径方向外側に行くにしたがって開度170°となるテーパ面により高くなっている。ユニット取付部33の取付穴33aの周囲には、C−C断面に示すように、取付穴33aの両側に一部高くなった凸条33bが形成されている。
【0025】
図10は第8〜第10実施形態の排水ポンプの上面図である。この図10のユニット取付部41,42,43はそれぞれが第8〜第10実施形態を示すものであり、各ユニット取付部41,42,43はモータ部ケース2の上端の周囲3箇所にそれぞれ一体に形成されている。ユニット取付部41,42,43は、モータ部ケース2から外部に突出してその端部に取付穴41a,42a,43aがそれぞれ形成されている。
【0026】
ユニット取付部41の取付穴41aの周囲は、A−A断面に示すように、外周部よりも小さな部分が高くなっている。また、ユニット取付部42の取付穴42aの周囲は、B−B断面に示すように、両側接線方向に一部高くなった凸条42bが形成されている。ユニット取付部43の取付穴43aの周囲には、C−C断面に示すように、その取付穴43aの外側一部が段状に一部高くなっている。
【実施例】
【0027】
次に更に詳細な実施例について説明する。永久磁石を使用したDCモータを使用することによって従来のように同じ能力を確保するのに何枚ものステータを積層しなくてもよく、軽量化をすることが可能となり、ユニット天板10へ取り付けるためのユニット取付部を、強度の必要な板金ではなくモータ部ケース2と一体で形成して実施してる。
【0028】
また、ステータの厚さも減り、効率も上がって、温度上昇も減り、モータ部ケース2と一体のユニット取付部はモータケースと共々、合成樹脂にて一体的に構成している。この合成樹脂は温度上昇も少ないことから、熱可塑性樹脂を使用している。
【0029】
ユニット取付部等はモータ部ケース2の上面端部の場合は、端部の中でも円周側に近い方であり、または側面の端部というのも、できるだけ上部が望ましい。さらに、ユニット取付部25,31〜33のように、径方向に伸びてから円周方向や接線方向に曲がって取付穴25a,31a〜33aを有すると、振動を吸収する効果がある。
【0030】
上記実施形態のように、ユニット取付部の取付穴の周辺を少し高くすることによって、ネジにて固定する際の密着性、並びにネジの緩み止めの効果を有している。
【0031】
上記取付穴の周囲はユニット天板10に接触する部分が、ユニット取付部の根元寄りと同じ大きさかそれよりも小さくなっていると、振動吸収性が向上する。例えば2箇所(2つのユニット取付部)で固定し、もう一箇所(1つのユニット取付部)はガイドというような場合、接触する部分を大きく取っても他の方向の振動吸収や強度アップにつながる。接する部分の径を小さくしたり、径方向や、接線方向やに凸条によって延ばしたりすることによって効果が得られる。
【0032】
メンテナンス作業において、下からドライバーを入れ、排水ポンプを取り外す作業があるが、どうしてもネジを外すときにネジが落ちやすいそこでユニット取付部のネジ穴にはネジの落下防止のフック部を設けているので、ネジが雌ネジ部から確実に外れて落ちないようになる。
【0033】
上記実施形態におっけるモータはDCブラシレスモータである。さらには、三相が良く、ロータが6極でステータは9スロットとするのがよく、これにより低振動に有効となる。
【0034】
実施形態ではモータ部ケース2とポンプ部ケース1の固定にネジ止めを採用しているが、ポンプ部ケース1のポンプ部本体1Aとポンプ部蓋1Bとを固定する嵌合部13のように、スナップフィットで固定してもよい。
【0035】
モータ部ケース1側面から出ているユニット取付部は2箇所以上となっている。さらに特に3箇所の場合であって、各実施形態では、各ユニット取付部の方向のピッチを不等ピッチとしている。これによりユニット取付時の方向性の位置決めを規制でき、間違いなく取り付けることができる。
【0036】
ポンプ部ケース1の吐出し口12は4方向90°毎に取り付け可能としてもよい。ポンプ部ケース1の固定は前述のようにスナップフィットでの2箇所止めとする。
【0037】
ユニット取付部はモータ部ケース1とポンプ部ケース2の固定ネジと逆方向のポンプ側から固定する。上記固定ネジがスナップフィットの場合、ポンプ部ケース固定のスナップフィット方向に備える。これはどちらも吸込み口側からの取り外し間違い防止のためである。
【0038】
モータ部ケースとポンプ部ケースを2箇所で固定する場合はモータ部ケースとポンプ部ケースの取り付け箇所に隣接し、モータ軸に対して180°の位置に2箇所のネジ穴を設け、かつポンプ部ケースの吐出し口の4方向の位置が干渉しないように設置するとよい。
【0039】
ユニット取付部は4方向の吐出し口に干渉しないように不等間隔に3箇所のネジで固定する。
【0040】
4箇所で排出ポンプを固定する場合はモータ部ケースとポンプ部ケースの取り付け箇所の両側で、かつ、ポンプ部ケースの吐出し口の4方向の内の2方向の間にそれぞれ設ける。4箇所の内の1箇所は位置決め等の凹凸を設けて、残り3箇所の固定でも構わない。例えば、1箇所をモータ電線出し部の相対する側に決めたとき、そこから2箇所の角度は105°〜115°残りの1箇所は130°〜150°とする。
【0041】
モータ電線出し部の相対する側に位置するユニット取付部の取付穴の位置は吐出し口対して範囲90°にかからなければよい。例えば±25°とする。
【0042】
3箇所で最適な位置関係は基点となる固定場所がモータ固定部2箇所の中間で、なおかつ、モータ電線出し部の相対する側に位置していて、そこからの角度は2箇所が110°で残りが140°がさらによい。
【0043】
ユニット取付部の径方向の位置は、ポンプ外径またはモータ外径のいずれが大きい方と吐出し口の外端部の間に位置する。なお、これ以上大きい場合は、どの位置でも取付可能となりコンパクト化けは望めない。
【図面の簡単な説明】
【0044】
【図1】本発明の第1実施形態の排水ポンプの上面図である。
【図2】同排水ポンプの底面図である。
【図3】同排水ポンプの正面図である。
【図4】同排水ポンプにおけるユニット取付部の第1実施例を示す図である。
【図5】同排水ポンプにおけるユニット取付部の第2実施例を示す図である。
【図6】本発明の第2実施形態の排水ポンプの上面図である。
【図7】本発明の第3実施形態の排水ポンプの上面図である。
【図8】本発明の第4実施形態の排水ポンプの上面図である。
【図9】本発明の第5〜第7実施形態の排水ポンプの上面図である。
【図10】本発明の第8〜第10実施形態の排水ポンプの上面図である。
【図11】従来の排水ポンプの正面図である。
【図12】従来の排水ポンプの底面図である。
【符号の説明】
【0045】
1 ポンプ部ケース
2 モータ部ケース
11 吸込み口
12 吐出し口
13 嵌合部
14 取付部
21 取付部
N1 ネジ
23〜26,31〜33,41〜43 ユニット取付部
【技術分野】
【0001】
この発明は、ユニット天板に取り付けられる空気調和機の排水ポンプの取り付け構造及び空気調和機に関する。
【背景技術】
【0002】
従来の空気調和機における排水ポンプとして、例えば図11の正面図及び図12の底面図に示すものがある。この排水ポンプは、吸込み口110と吐出し口120を有するポンプ本体100と、モータ部200とを備えている。モータ部200のボス210の下端にポンプ本体100が取り付けられ、モータ部200の駆動軸200aが水切り板200bを介してポンプ本体100に連結されている。モータ部200はACモータであり、このモータ部200にはブラケット220が取り付けられている。そして、このモータ部200は、ブラケット220を防振ゴム230を介してネジ240によりユニット天板10に取り付ける構造となっている。
【0003】
また、この種の排水ポンプとして、例えば特許第2568731号公報(特許文献1)に開示されたものがある。この特許文献1の排水ポンプ(ドレインポンプ)は、ブラケットを用いずに、合成樹脂の取付板(17)に対して防振ゴム(29)を介して取り付ける構成となっている。
【特許文献1】特許第2568731号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来のACモータは重くてユニット天板に取り付ける構造において、金属のブラケットを介して固定しなければならず、また、ブラケットには防振ゴムを取り付ける必要があった。また、このようなブラケットは、モータのトルクダウンの要因となる磁束漏れを防止するために、非磁性体でなければならず、さらに、ACモータの温度上昇も高いことから、SUS304等を使用する必要があった。
【0005】
本発明は、空気調和機の排水ポンプを簡単な構造でユニット天板に取付可能にすることを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
請求項1の空気調和機の排水ポンプの取り付け構造は、吸込み口と吐出し口とを有するポンプ部本体と、前記ポンプ部本体を駆動するモータ部とをユニット天板に取り付ける空気調和機の排水ポンプの取り付け構造であって、前記ポンプ部本体の外装をなすポンプ部ケースと、前記モータ部の外装をなすモータ部ケースとを一体的に固定するポンプ・モータ取付部を形成するとともに、該モータ部ケースの前記ポンプ・モータ取付部と反対側に前記ユニット天板に対するユニット取付部を該モータ部ケースと一体に形成し、前記ポンプ・モータ取付部と前記ユニット取付部とにより、前記ポンプ部とモータ部とを一体的にユニット天板に取り付けるようにしたことを特徴とする。
【0007】
請求項2の空気調和機の排水ポンプの取り付け構造は、請求項1に記載の空気調和機の排水ポンプの取り付け構造であって、前記モータ部が永久磁石を使用したDCモータであるとともに、前記ポンプ部ケースと前記モータ部ケースとが 難燃性樹脂で形成されていることを特徴とする。
【0008】
請求項3の空気調和機は、請求項1または2に記載の排水ポンプの取り付け構造により排水ポンプが取り付けられていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
請求項1の空気調和機の排水ポンプの取り付け構造によれば、ブラケットを無くしたことにより、ブラケットを付けた時に発生していた振動及び騒音の発生を抑えることができる。部品点数を低減することによって嵌合に伴うクリアランスを最小限にすることができ、組み付け精度がよくなる。さらに、低振動から得られる低騒音化、ユニット天板に取付時に振動することにより発生する騒音(2f騒音)を除去することができる。
【0010】
請求項2の空気調和機の排水ポンプの取り付け構造によれば、請求項1の効果に加えて、DCブラシレスモータを採用することにより、次のような効果がある。例えば、従来12Wであったものが4Wくらいに低減できるなど、ポンプの低消費電力化を図れる。低揚程では回転数を下げ、高揚程度では回転数を上げるなどの回転数制御が可能になる。ロータマグネットの回転位置をホールICの出力で検出して回転数検知も可能となる。ポンプのゴミ噛み等による停止(ロック)を検知し、非常停止やメンテナンスの情報を提供することが容易になる。
【0011】
温度上昇の低減に伴い、メタル軸受の潤滑油の粘性の低下による流出や蒸発を最小限に抑えることができるので、長寿命化が図れる。また、エアコン内の温度上昇を抑えることが可能であり、冷房能力を上げることができる。
【0012】
なお、空気調和機を使用する場合、国によって電源電圧が異なり、温度上昇や発煙発火の安全性を考え、コイルの巻数やステータの積層数を変えてモータの性能を維持していたが、DCブラシレスモータを用いているので、他の電気機器(電動弁や電磁弁等)と同様にDC12V等で動作が可能で、国毎にモータ部品を分けないで共通化が図れる。
【0013】
また、従来は電源電圧が200Vであり、故障するとレアショート等がおきる可能性があり、温度ヒューズを内蔵する場合がほとんどであった。しかしながら、DCモータでは過電流保護等の機能により発煙・発火がおき難くなり、万が一おきても難燃性の樹脂で覆われているので延焼は拡がらない。
【0014】
さらに、温度上昇低減に伴い、ポンプ及びモータのケースを全て樹脂化することが可能となり、さらなる軽量化が可能であり、分解も容易にしてリサイクル性も向上する。
【0015】
請求項3の空気調和機によれば、請求項1または2と同様な効果が得られる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
次に、本発明の空気調和機の排水ポンプの取付構造の実施形態を図面を参照して説明する。図1は第1実施形態の排水ポンプの上面図、図2は同排水ポンプの底面図、図3は同排水ポンプの正面図である。この排水ポンプはポンプ部ケース1とモータ部ケース2を備えており、ポンプ部ケース1内には排水ポンプ機構が構成され、モータ部ケース2内にはDCブラシレスモータが構成されている。ポンプ部ケース1はポンプ部本体1Aとポンプ部蓋1Bとで構成され、ポンプ部本体1Aには吸込み口11と吐出し口12が形成されている。また、ポンプ部本体1Aには180°離間した2箇所の位置に嵌合部13を有し、この嵌合部13をポンプ部蓋1Bの下端部にスナップフィットすることによりポンプ部本体1Aとポンプ部蓋1Bが取付固定されている。また、ポンプ部蓋1Bの上端には180°離間した位置に取付部14が形成されている。
【0017】
モータ部ケース2の下端には180°離間した位置に取付部21が形成され、ポンプ部蓋1Bの取付部14と該モータ部ケース2の取付部21をネジN1でネジ止めしてモータ部ケース2とポンプ部ケース1とが固定されている。すなわち取付部14,21が「ポンプ・モータ取付部」を構成している。また、モータ部ケース2の外周には電線引出部22が形成され、この電線引出部22から電線22aが引き出されている。そして、モータ部ケース2の上端には、周囲3箇所にユニット取付部23が一体に形成されている。ユニット取付部23にはそれぞれ取付穴23aが形成されており、この取付穴23aにおいてネジN2により、本排水ポンプはユニット天板10に取り付けられている。
【0018】
図4はユニット取付部23の第1実施例を示す図であり、図4(B) は図4(A) のA−A断面を示す。このユニット取付部23は取付穴23aの一箇所にケース本体の樹脂の弾性を利用した弾性爪231が形成され、この弾性爪231のフック部231aと対向する位置にフック部232を有する。そして、図4(B) に示すように、ネジN2のネジ山がフック部231a,232に係合することにより、ネジN2がユニット天板10のネジから外れても、このネジN2がユニット取付部23自体から落下することがない。
【0019】
図5はユニット取付部23の第2実施例を示す図であり、図5(B) は図5(A) のA−A断面を示す。このユニット取付部23は取付穴23aの二箇所にフック部233,234を形成したものであり、ネジN2のネジ山がフック部233,234に係合することにより、ネジN2がユニット天板10のネジから外れても、このネジN2がユニット取付部23自体から落下することがない。なお、この第2実施例では取付穴23aのユニット天板10側が僅かに突出している。
【0020】
図6は第2実施形態の排水ポンプの上面図である。なお、以下の各実施形態において、ポンプ部ケース1とモータ部ケース2が取付部14,21においてネジN1により固定されていることは、第1実施形態と同様である。この第2実施形態では、モータ部ケース2の上端の周囲3箇所にユニット取付部24が一体に形成されている。ユニット取付部24は、モータ部ケース2から外部に突出して曲線状に180°曲げた形状とされその端部に取付穴24aが形成されている。また、この取付穴24aの部分は同図にA−A断面を示すように周囲よりも突出したボス状の形状となっている。そして、この取付穴24aにおいて図示しないネジによりユニット天板に固定される。
【0021】
図7は第3実施形態の排水ポンプの上面図である。この第3実施形態では、モータ部ケース2の上端の周囲3箇所にユニット取付部25が一体に形成されている。ユニット取付部25は、モータ部ケース2から外部に突出してモータ部ケース2の外周の接線方向に直角に曲げた形状とされその端部に取付穴25aが形成されている。また、この取付穴25aの部分は同図にA−A断面を示すように周囲よりも突出したボス状の形状となっている。そして、この取付穴25aにおいて図示しないネジでユニット天板に固定される。
【0022】
図8は第4実施形態の排水ポンプの上面図である。この第4実施形態では、モータ部ケース2の上端の周囲2箇所にユニット取付部26が一体に形成されている。ユニット取付部26の先端には取付穴26aが形成されているが、この取付穴26aの外周の部分は、モータ部ケース2側の付け根部分よりも大きくなっている。そして、この取付穴25aにおいて図示しないネジでユニット天板に固定される。
【0023】
図9は第5〜第7実施形態の排水ポンプの上面図である。この図9のユニット取付部31,32,33はそれぞれが第5〜第7実施形態を示すものであり、各ユニット取付部31,32,33はモータ部ケース2の上端の周囲3箇所にそれぞれ一体に形成されている。ユニット取付部31はモータ部ケース2から外部に突出してモータ部ケース2の外周に沿って曲げた形状とされその端部に取付穴31aが形成されている。ユニット取付部32,33はモータ部ケース2から外部の突出してその端部に取付穴32a,33aが形成されている。
【0024】
ユニット取付部31の取付穴31aの周囲は、A−A断面に示すように、付け根部よりも高くなっている。また、ユニット取付部32の取付穴32aの周囲は、B−B断面に示すように、径方向外側に行くにしたがって開度170°となるテーパ面により高くなっている。ユニット取付部33の取付穴33aの周囲には、C−C断面に示すように、取付穴33aの両側に一部高くなった凸条33bが形成されている。
【0025】
図10は第8〜第10実施形態の排水ポンプの上面図である。この図10のユニット取付部41,42,43はそれぞれが第8〜第10実施形態を示すものであり、各ユニット取付部41,42,43はモータ部ケース2の上端の周囲3箇所にそれぞれ一体に形成されている。ユニット取付部41,42,43は、モータ部ケース2から外部に突出してその端部に取付穴41a,42a,43aがそれぞれ形成されている。
【0026】
ユニット取付部41の取付穴41aの周囲は、A−A断面に示すように、外周部よりも小さな部分が高くなっている。また、ユニット取付部42の取付穴42aの周囲は、B−B断面に示すように、両側接線方向に一部高くなった凸条42bが形成されている。ユニット取付部43の取付穴43aの周囲には、C−C断面に示すように、その取付穴43aの外側一部が段状に一部高くなっている。
【実施例】
【0027】
次に更に詳細な実施例について説明する。永久磁石を使用したDCモータを使用することによって従来のように同じ能力を確保するのに何枚ものステータを積層しなくてもよく、軽量化をすることが可能となり、ユニット天板10へ取り付けるためのユニット取付部を、強度の必要な板金ではなくモータ部ケース2と一体で形成して実施してる。
【0028】
また、ステータの厚さも減り、効率も上がって、温度上昇も減り、モータ部ケース2と一体のユニット取付部はモータケースと共々、合成樹脂にて一体的に構成している。この合成樹脂は温度上昇も少ないことから、熱可塑性樹脂を使用している。
【0029】
ユニット取付部等はモータ部ケース2の上面端部の場合は、端部の中でも円周側に近い方であり、または側面の端部というのも、できるだけ上部が望ましい。さらに、ユニット取付部25,31〜33のように、径方向に伸びてから円周方向や接線方向に曲がって取付穴25a,31a〜33aを有すると、振動を吸収する効果がある。
【0030】
上記実施形態のように、ユニット取付部の取付穴の周辺を少し高くすることによって、ネジにて固定する際の密着性、並びにネジの緩み止めの効果を有している。
【0031】
上記取付穴の周囲はユニット天板10に接触する部分が、ユニット取付部の根元寄りと同じ大きさかそれよりも小さくなっていると、振動吸収性が向上する。例えば2箇所(2つのユニット取付部)で固定し、もう一箇所(1つのユニット取付部)はガイドというような場合、接触する部分を大きく取っても他の方向の振動吸収や強度アップにつながる。接する部分の径を小さくしたり、径方向や、接線方向やに凸条によって延ばしたりすることによって効果が得られる。
【0032】
メンテナンス作業において、下からドライバーを入れ、排水ポンプを取り外す作業があるが、どうしてもネジを外すときにネジが落ちやすいそこでユニット取付部のネジ穴にはネジの落下防止のフック部を設けているので、ネジが雌ネジ部から確実に外れて落ちないようになる。
【0033】
上記実施形態におっけるモータはDCブラシレスモータである。さらには、三相が良く、ロータが6極でステータは9スロットとするのがよく、これにより低振動に有効となる。
【0034】
実施形態ではモータ部ケース2とポンプ部ケース1の固定にネジ止めを採用しているが、ポンプ部ケース1のポンプ部本体1Aとポンプ部蓋1Bとを固定する嵌合部13のように、スナップフィットで固定してもよい。
【0035】
モータ部ケース1側面から出ているユニット取付部は2箇所以上となっている。さらに特に3箇所の場合であって、各実施形態では、各ユニット取付部の方向のピッチを不等ピッチとしている。これによりユニット取付時の方向性の位置決めを規制でき、間違いなく取り付けることができる。
【0036】
ポンプ部ケース1の吐出し口12は4方向90°毎に取り付け可能としてもよい。ポンプ部ケース1の固定は前述のようにスナップフィットでの2箇所止めとする。
【0037】
ユニット取付部はモータ部ケース1とポンプ部ケース2の固定ネジと逆方向のポンプ側から固定する。上記固定ネジがスナップフィットの場合、ポンプ部ケース固定のスナップフィット方向に備える。これはどちらも吸込み口側からの取り外し間違い防止のためである。
【0038】
モータ部ケースとポンプ部ケースを2箇所で固定する場合はモータ部ケースとポンプ部ケースの取り付け箇所に隣接し、モータ軸に対して180°の位置に2箇所のネジ穴を設け、かつポンプ部ケースの吐出し口の4方向の位置が干渉しないように設置するとよい。
【0039】
ユニット取付部は4方向の吐出し口に干渉しないように不等間隔に3箇所のネジで固定する。
【0040】
4箇所で排出ポンプを固定する場合はモータ部ケースとポンプ部ケースの取り付け箇所の両側で、かつ、ポンプ部ケースの吐出し口の4方向の内の2方向の間にそれぞれ設ける。4箇所の内の1箇所は位置決め等の凹凸を設けて、残り3箇所の固定でも構わない。例えば、1箇所をモータ電線出し部の相対する側に決めたとき、そこから2箇所の角度は105°〜115°残りの1箇所は130°〜150°とする。
【0041】
モータ電線出し部の相対する側に位置するユニット取付部の取付穴の位置は吐出し口対して範囲90°にかからなければよい。例えば±25°とする。
【0042】
3箇所で最適な位置関係は基点となる固定場所がモータ固定部2箇所の中間で、なおかつ、モータ電線出し部の相対する側に位置していて、そこからの角度は2箇所が110°で残りが140°がさらによい。
【0043】
ユニット取付部の径方向の位置は、ポンプ外径またはモータ外径のいずれが大きい方と吐出し口の外端部の間に位置する。なお、これ以上大きい場合は、どの位置でも取付可能となりコンパクト化けは望めない。
【図面の簡単な説明】
【0044】
【図1】本発明の第1実施形態の排水ポンプの上面図である。
【図2】同排水ポンプの底面図である。
【図3】同排水ポンプの正面図である。
【図4】同排水ポンプにおけるユニット取付部の第1実施例を示す図である。
【図5】同排水ポンプにおけるユニット取付部の第2実施例を示す図である。
【図6】本発明の第2実施形態の排水ポンプの上面図である。
【図7】本発明の第3実施形態の排水ポンプの上面図である。
【図8】本発明の第4実施形態の排水ポンプの上面図である。
【図9】本発明の第5〜第7実施形態の排水ポンプの上面図である。
【図10】本発明の第8〜第10実施形態の排水ポンプの上面図である。
【図11】従来の排水ポンプの正面図である。
【図12】従来の排水ポンプの底面図である。
【符号の説明】
【0045】
1 ポンプ部ケース
2 モータ部ケース
11 吸込み口
12 吐出し口
13 嵌合部
14 取付部
21 取付部
N1 ネジ
23〜26,31〜33,41〜43 ユニット取付部
【特許請求の範囲】
【請求項1】
吸込み口と吐出し口とを有するポンプ部本体と、前記ポンプ部本体を駆動するモータ部とをユニット天板に取り付ける空気調和機の排水ポンプの取り付け構造であって、
前記ポンプ部本体の外装をなすポンプ部ケースと、前記モータ部の外装をなすモータ部ケースとを一体的に固定するポンプ・モータ取付部を形成するとともに、該モータ部ケースの前記ポンプ・モータ取付部と反対側に前記ユニット天板に対するユニット取付部を該モータ部ケースと一体に形成し、
前記ポンプ・モータ取付部と前記ユニット取付部とにより、前記ポンプ部とモータ部とを一体的にユニット天板に取り付けるようにしたことを特徴とする空気調和機の排水ポンプの取り付け構造。
【請求項2】
前記モータ部が永久磁石を使用したDCモータであるとともに、前記ポンプ部ケースと前記モータ部ケースとが 難燃性樹脂で形成されていることを特徴とする請求項1に記載の空気調和機の排水ポンプの取り付け構造。
【請求項3】
請求項1または2に記載の排水ポンプの取り付け構造により排水ポンプが取り付けられていることを特徴とする空気調和機。
【請求項1】
吸込み口と吐出し口とを有するポンプ部本体と、前記ポンプ部本体を駆動するモータ部とをユニット天板に取り付ける空気調和機の排水ポンプの取り付け構造であって、
前記ポンプ部本体の外装をなすポンプ部ケースと、前記モータ部の外装をなすモータ部ケースとを一体的に固定するポンプ・モータ取付部を形成するとともに、該モータ部ケースの前記ポンプ・モータ取付部と反対側に前記ユニット天板に対するユニット取付部を該モータ部ケースと一体に形成し、
前記ポンプ・モータ取付部と前記ユニット取付部とにより、前記ポンプ部とモータ部とを一体的にユニット天板に取り付けるようにしたことを特徴とする空気調和機の排水ポンプの取り付け構造。
【請求項2】
前記モータ部が永久磁石を使用したDCモータであるとともに、前記ポンプ部ケースと前記モータ部ケースとが 難燃性樹脂で形成されていることを特徴とする請求項1に記載の空気調和機の排水ポンプの取り付け構造。
【請求項3】
請求項1または2に記載の排水ポンプの取り付け構造により排水ポンプが取り付けられていることを特徴とする空気調和機。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【公開番号】特開2008−116166(P2008−116166A)
【公開日】平成20年5月22日(2008.5.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−301358(P2006−301358)
【出願日】平成18年11月7日(2006.11.7)
【出願人】(000143949)株式会社鷺宮製作所 (253)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成20年5月22日(2008.5.22)
【国際特許分類】
【出願日】平成18年11月7日(2006.11.7)
【出願人】(000143949)株式会社鷺宮製作所 (253)
【Fターム(参考)】
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