説明

素板から製作される容器とその容器を形成する方法

【課題】パワーメータ保管および/または運搬されるパワーメータの保護を容易にする。
【解決手段】材料の素板は、頂縁部(402、422、408、426)および底縁部(202、206、302、306)をそれぞれ含む4枚の側パネル(112、114、116、118)と、側パネル底縁部のそれぞれの縁部からそれぞれ延在する4枚の底パネル(200、204、300、304)とを含む。素板は、複数の切抜き部(450、452)を含む少なくとも1つの固定用組立体(492、494)をさらに含み、固定用組立体は、側パネルのうちの1枚の頂縁部から延在する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本明細書で開示する主題は一般に、容器に関し、より詳細には、パワーメータを運搬し、保管するために使用される容器に関する。
【背景技術】
【0002】
容器は、製品を保管するため、および/または製品の運搬に役立つためによく利用される。多種多様な製品の梱包や運搬に応じるように、知られている容器は、大きさや形状が多種多様である。例えば、パワーメータは、素板から製作される容器で出荷および/または保管されることが多い。しかし、少なくとも一部の知られている容器には、運搬中および/または保管中のメータ保護が適切にできないものもある。したがって、米国規格協会(American National Standards Institute (ANSI))などの機関が、その中で保管および/または運搬されるメータの保護を容易にするような容器について規格を公布している。
【0003】
その構成上の理由から、形成されるために複雑な組立段階を必要とする容器は多い。さらには、シート材料の別々の素板および/または挿入物から組み立てられる容器も一部あり、組立に要する時間は増大する。その上、知られている容器は、一旦組み立てると再使用できないものが多く、使用後、このような容器は分解不可能であり、たった1回の使用後に廃棄される。最終的には、詳細な製作工程が、ANSI規格を満たすためにしばしば必要になる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】米国特許出願公開第2011/0024318号明細書
【発明の概要】
【0005】
1つの態様においては、容器を形成するためのシート材料の素板が提供される。素板は、頂縁部および底縁部をそれぞれ含む4枚の側パネルと、側パネルの底縁部のそれぞれの縁部からそれぞれ延在する4枚の底パネルとを含み、その結果、組立て済みの容器では、底パネルと側パネルは、少なくとも1つのメータをその中に保管するように構成されている区画を少なくとも部分的に画定するように配向される。素板は、組立て済みの容器の中の区画内に少なくとも1つのメータを固定するように形作られ、配向される複数の切抜き部を含む少なくとも1つの固定用組立体をさらに含み、固定用組立体は、側パネルのうちの1枚の頂縁部から延在する。
【0006】
別の態様においては、メータを保管する際に使用するための容器が提供される。容器は、材料の素板から形成され、複数の側縁部を有する底壁と、底壁の側縁部のそれぞれの縁部からそれぞれ延在する4枚の側壁とを含み、その結果、底壁と側パネルは、少なくとも1つのメータをその中に保管するように構成されている区画を少なくとも部分的に画定する。容器は、4枚の側壁のうちの1枚の頂縁部から延在する少なくとも1つの固定用組立体をさらに含み、固定用組立体は、区画内に少なくとも1つのメータを固定するように形作られ、配向される複数の切抜き部を含む。
【0007】
さらなる別の態様においては、材料の素板から容器を形成するための方法が提供される。素板は、第1の側パネル、第2の側パネル、第3の側パネル、および第4の側パネル(各側パネルは、頂縁部および底縁部を有する)と、それぞれの側パネルの底縁部からそれぞれ延在する4枚の底パネルと、第1の側パネルの側縁部から延在する付属パネルと、形成済みの容器内に少なくとも1つのメータを固定するように配向される複数の切抜き部を含む少なくとも1つの固定用組立体とを含み、固定用組立体は、側パネルのうちの1枚の頂縁部から延在する。方法は、それぞれの底縁部に沿って各底パネルを折り畳むステップと、第1の側パネルおよび第2の側パネルの間の縁部に沿って第1の側パネルを折り畳むステップと、第3の側パネルおよび第4の側パネルの間の縁部に沿って第4の側パネルを折り畳むステップと、付属パネルを第4の側パネルに結合するステップと、第1の側パネルおよび付属パネルの間の側縁部を第2の側パネルおよび第3の側パネルの間の縁部から分離し、その結果、4枚の底パネルは容器の底壁を形成し、各側パネルは容器のそれぞれの側壁を形成する、ステップと、頂縁部に沿って少なくとも1つの固定用組立体を折り畳み、その結果、複数の切抜き部は、側壁と実質的に垂直に配向される、ステップとを含む。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1】容器を製作するために使用可能な材料の例示的な素板を示す平面図である。
【図2】折畳み位置での図1に示す素板の平面図である。
【図3】図1および図2に示す材料の素板から形成される例示的な容器の斜視図である。
【図4】部分的に構築済みの構成での図3に示す容器の斜視図である。
【図5】容器を形成するために使用可能な例示的な方法の流れ図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本明細書に記載のシステムおよび方法により、容器を簡単および効率的に組み立てることが可能になる。具体的には、本明細書に記載するシステムおよび方法により、パワーメータを保管および/または運搬するために使用可能な容器を形成することが可能になる。さらには、本明細書に記載の容器は、シート材料の単一の素板から形成され、形成済みの容器内にパワーメータを固定することを可能にする切抜き部を含む。切抜き部により、運搬中および/または保管中のメータへの損傷防止が容易になる。その上、本明細書に記載の容器は容易に折畳みができ、したがって、再使用でき、容易に保管される。最後には、本明細書に記載の容器は、運搬試験および落下試験など、米国規格協会(ANSI)によって公布された梱包規格に準拠している。
【0010】
本発明は、単一の材料シートから形成される容器と、その容器を構築するための方法とを提供する。容器は、機械を使用してシート材料の素板から構築可能である。一実施形態においては、容器は、厚紙材料から製作される。代替としては、容器は、任意の適切な材料を使用して製作可能であり、そのため、具体的なタイプの材料に限定されない。例えば、代替の実施形態においては、容器は、厚紙、プラスチック、繊維板、板紙、型板、段ボール紙、および/または容器が本明細書に記載するように機能することを可能にする任意の他の適切な材料から製作可能である。
【0011】
一実施形態においては、容器は、印など、製品、製品の製造業者および/または製品の販売業者を知らせる少なくとも1つのマークをその上に含む。例えば、マークは、製品名を示し、製品を説明する印刷済みのテキスト、製品の製造業者および/もしくは販売業者を示すロゴおよび/または商標、ならびに/あるいは注意を引き付け、かつ/もしくは売上を拡大させるデザインおよび/または装飾を含むことが可能である。本明細書に使用する「printing」、「printed」、および/または「print」の任意の他の形態は、インクジェット印刷、レーザ印刷、スクリーン印刷、ジクレー、ペンとインク、絵付け、オフセットリソグラフィ、フレキソグラフィ、凸版印刷、輪転グラビア、染料転写、および/または当業者に知られており、本明細書に提供される教示に導かれる任意の適切な印刷技術を含むことが可能であるが、これらを含むことに限定されない。別の実施形態においては、容器には、マークがない。
【0012】
図1は、容器(図1に示していない)を形成するために使用可能な材料の例示的な素板100である。素板100は、第1の面すなわち外面102と、対向する第2の面すなわち内面104とを有する。さらには、素板100は、前方縁部106と、対向する後方縁部108とを含む。例示的な実施形態においては、素板100はまた、前方縁部106から後方縁部108に連続して、一体形成の付属パネル110と、第1の側パネル112と、第2の側パネル114と、第3の側パネル116と、第4の側パネル118とを含み、これらのパネルは、予め形成されている折り線120、122、124、および126にそれぞれ沿って一体的に延在する。例示的な実施形態においては、折り線120、122、124、および126は、互いと実質的に平行である。
【0013】
例示的な実施形態においては、付属パネル110は、前方縁部106から折り線120に延在し、第1の側パネル112は、付属パネル110から折り線120に沿って延在する。その上、第2の側パネル114は、第1の側パネル112から折り線122に沿って延在し、第3の側パネル116は、第2の側パネル114から折り線124に沿って延在する。同様に、第4の側パネル118は、第3の側パネル116から後方縁部108に延在する。折り線120、122、124、および/または126、ならびに本明細書に記載の任意の他の折り線および/またはヒンジ線は、素板100および/または容器600が、本明細書に記載するように機能することを可能にする任意の適切な折れ曲り線および/または分離線を含んでよい。容器600(図3に示す)が素板100から形成される場合、折り線120は、付属パネル110の側縁部と、第1の側パネル112の側縁部とを画定する。同様に、完全に組み立てられた場合、折り線122は、第1の側パネル112の側縁部と、第2の側パネル114の側縁部とを画定し、折り線124は、第2の側パネル114の側縁部と、第3の側パネル116の側縁部とを画定する。その上、完全に組み立てられた場合、折り線126は、第3の側パネル116の側縁部と、第4の側パネル118の側縁部とを画定する。
【0014】
例示的な実施形態においては、第1の側パネル112、第2の側パネル114、第3の側パネル116、および第4の側パネル118は、実質的に合同であり、実質的にそれぞれ長方形である。その上、各パネル112、114、116、および118は、幅がW1であり、高さがH1である。例示的な実施形態においては、付属パネル110は、不規則に形作られ、折り線120から前方縁部106に向かって延在する斜め配向の縁部130を含む。結合用パネル132が付属パネル110から折り線134に沿って延在する。例示的な実施形態においては、結合用パネル132は、縁部106と、第1の自由縁部136と、第2の自由縁部138とを含む。
【0015】
付属パネル110は、幅がW2であり、高さがH2である。例示的な実施形態においては、パネル幅W2は、各パネルの幅W1より短く、高さH2は、高さH1とほぼ等しい。代替としては、付属パネル110、第1の側パネル112、第2の側パネル114、第3の側パネル116、および/または第4の側パネル118のいずれも、素板100および/または組立済みの容器600が本明細書に記載するように機能することを可能にする任意の寸法であってよい。例示的な実施形態においては、第1の側パネル112と第3の側パネル116とは、把手140と一体的にそれぞれ形成される。それぞれの把手140は、第1の側パネル112と第3の側パネル116との中にそれぞれ形成されたミシン目の入った線142、および/または切り線によって画定される。
【0016】
第1の底パネル200が、第1の側パネル112から折り線202に沿って延在し、第2の底パネル204が、第2の側パネル114から折り線206に沿って延在する。容器600が素板100から形成される場合、折り線202は、第1の側パネル112の底縁部と、第1の底パネル200の側縁部とを画定する。同様に、折り線206は、第2の側パネル114の底縁部と、第2の底パネル204の側縁部とを画定する。
【0017】
例示的な実施形態においては、第1の底パネル200および第2の底パネル204は、実質的に合同であり、それぞれ台形である。第1の底パネル200は、第1の傾斜縁部208と、第2の傾斜縁部210とを含み、第2の底パネル204は、第1の傾斜縁部212と、第2の傾斜縁部214とを含む。第1の支持パネル230は、第1の底パネル200から折り線232に沿って自由縁部234に延在し、第2の支持パネル236は、第1の支持パネル230から折り線238に沿って延在し、第3の支持パネル240は、第2の支持パネル236から折り線242に沿って自由縁部244に延在する。第3の支持パネル240はまた、第2の底パネル204から折り線246に沿って自由縁部248に延在する。第2の支持パネル236および第3の支持パネル240は、実質的に合同である。
【0018】
第1の傾斜縁部208は、折り線120から第1の支持パネル230の自由縁部250に延在し、第2の傾斜縁部210は、折り線122から折り線238に延在する。第1の傾斜縁部212は、折り線122から第3の支持パネル240の自由縁部252に延在し、第2の傾斜縁部214は、自由縁部244に延在する。第1の支持パネル230は、折り線238から第1の底パネル200を越えて距離D1延在し、その結果、第1の支持パネル230の自由縁部256は、折り線120と実質的に平行である。
【0019】
例示的な実施形態においては、切欠き部270が、折り線238で、自由縁部234によって、および第2の支持パネル236の自由縁部272によって画定される。さらには、切欠き部274が、折り線242で、自由縁部252によって、および第2の支持パネル236の自由縁部276によって画定される。その上、入込み部278が、自由縁部248と272によって画定される。代替としては、切欠きも、または入込み部も、第1の支持パネル230、第2の支持パネル236、および第3の支持パネル240によって画定されず、ならびに/またはそれらのパネル内に含まれもしない。
【0020】
第3の底パネル300は、第3の側パネル116から折り線302に沿って延在し、第4の底パネル304は、第4の側パネル118から折り線306に沿って延在する。容器600が素板100から形成される場合、折り線302は、第3の側パネル116の底縁部と、第3の底パネル300の側縁部とを画定する。同様に、折り線306は、第4の側パネル118の底縁部と、第4の底パネル304の側縁部とを画定する。
【0021】
例示的な実施形態においては、第3の底パネル300および第4の底パネル304は、実質的に合同であり、それぞれ台形である。第3の底パネル300は、第1の傾斜縁部308と、第2の傾斜縁部310とを含み、第4の底パネル304は、第1の傾斜縁部312と、第2の傾斜縁部314とを含む。第4の支持パネル330が、第3の底パネル300から折り線332に沿って自由縁部334に延在し、第5の支持パネル336が、第4の支持パネル330から折り線338に沿って延在し、第6の支持パネル340が、第5の支持パネル336から折り線342に沿って自由縁部344に延在する。第6の支持パネル340はまた、第4の底パネル304から折り線346に沿って自由縁部348に延在する。第5の支持パネル336および第6の支持パネル340は、実質的に合同である。
【0022】
第1の傾斜縁部308は、折り線124から第4の支持パネル330の自由縁部350に延在し、第2の傾斜縁部310は、折り線126から折り線338に延在する。第1の傾斜縁部312は、折り線126から第6の支持パネル340の自由縁部352に延在し、第4の底パネル304の第2の傾斜縁部314は、自由縁部344に延在する。第4の支持パネル330は、折り線338から第3の底パネル300を越えて距離D2延在し、その結果、第3の支持パネル330の自由縁部356は、折り線124と実質的に平行である。距離D2は、距離D1と実質的に等しい。
【0023】
例示的な実施形態においては、切欠き部370が、折り線338で、自由縁部334によって、および第5の支持パネル336の自由縁部372によって画定される。さらには、切欠き部374が、折り線342で、自由縁部352によって、および第5の支持パネル336の自由縁部376によって画定される。その上、入込み部378が、自由縁部348と372によって画定される。代替としては、切欠き部も、または入込み部も、第4の支持パネル330、第5の支持パネル336、および第6の支持パネル340によって画定されず、ならびに/またはこれらのパネル内に含まれもしない。例示的な実施形態においては、第1の支持パネル230、第2の支持パネル236、第3の支持パネル240、第4の支持パネル330、第5の支持パネル336、および第6の支持パネル340は、高さがそれぞれH3であり、その高さは、第1の側パネル112、第2の側パネル114、第3の側パネル116、および第4の側パネル118の高さH1とほぼ等しい。
【0024】
第1の主頂パネル400が、第1の側パネル112から折り線402に沿って自由縁部404に延在し、第2の主頂パネル406が、第3の側パネル116から折り線408に沿って自由縁部410に延在する。第1の副頂パネル420が、第2の側パネル114から折り線422に沿って延在し、第2の副頂パネル424が、第4の側パネル118から折り線426に沿って延在する。容器600が素板100から形成される場合、折り線402は、第1の側パネル112の頂縁部と、第1の主頂パネル400の側縁部とを画定する。同様に、折り線408は、第3の側パネル116の頂縁部と、第2の主頂パネル406の側縁部とを画定し、折り線422は、第2の側パネル114の頂縁部と、第1の副頂パネル420の側縁部とを画定する。その上、折り線426は、第4の側パネル118の頂縁部と、第2の副頂パネル424の側縁部とを画定する。
【0025】
例示的な実施形態においては、第1の主頂パネル400および第2の主頂パネル406は、実質的にそれぞれ長方形であり、実質的に合同であり、幅がそれぞれW3であり、その幅は、第1の側パネル112、第2の側パネル114、第3の側パネル116、および第4の側パネル118の幅W1とほぼ等しい。第1の副頂パネル420および第2の副頂パネル424はまた、実質的にそれぞれ長方形であり、実質的にそれぞれ合同であり、幅がそれぞれW3である。
【0026】
切り線430が、結合用パネル132と第1の主頂パネル400との間に画定され、切り線432が、第1の主頂パネル400と第1の副頂パネル420との間に画定との間に画定される。さらに、切り線434が、第1の副頂パネル420と第2の主頂パネル406の間に画定との間に画定され、切り線436が、第2の主頂パネル406と第2の副頂パネル424との間に画定される。
【0027】
第1の固定用パネル440が、第1の副頂パネル420から折り線442に沿って延在し、第2の固定用パネル444が、第2の副頂パネル424から折り線446に沿って延在する。第1の固定用パネル440および第2の固定用パネル444は、実質的に合同である。第1の固定用パネル440および第2の固定用パネル444はそれぞれ、第1の切抜き部450と、第2の切抜き部452とを含む。例示的な実施形態においては、第1の切抜き部450および第2の切抜き部452は、「D形状」をしている。第1の固定用パネル440上の第1の切抜き部450は、近接の折り線442から折り線454に延在し、第1の固定用パネル440上の第2の切抜き部452は、近接の折り線442から折り線456に延在する。さらには、第2の固定用パネル444上の第1の切抜き部450は、近接の折り線446から折り線458に延在し、第2の固定用パネル444上の第2の切抜き部452は、近接の折り線446から折り線460に延在する。第1の切抜き部450は高さがH4であり、第2の切抜き部452は高さがH5であり、それは第1の切抜き部450の高さH4より短い。高さH4およびH5は、折り線442および446と垂直な方向に画定される。高さH4とH5の差は、より詳細に後述するように、組立て済みの容器600の中で画定されるオフセットを補償する。
【0028】
第1の補強用パネル470が、第1の固定用パネル440から折り線454に沿って自由縁部472に延在し、第2の補強用パネル474が、第1の固定用パネル440から折り線456に沿って自由縁部476に延在する。同様に、第3の補強用パネル480が、第2の固定用パネル444から折り線458に沿って自由縁部482に延在し、第4の補強用パネル484が、第2の固定用パネル444から折り線460に沿って自由縁部486に延在する。第1の補強用パネル470、第2の補強用パネル474、第3の補強用パネル480、および第4の補強用パネル484は、実質的に合同である。高さH4とH5の間に差があるため、第1の補強用パネル470は、第2の補強用パネル474に対してオフセットされ、第3の補強用パネル480は、第4の補強用パネル484に対してオフセットされる。切り線488が、第1の補強用パネル470と第2の補強用パネル474との間に画定され、切り線490が、第3の補強用パネル480と第4の補強用パネル484との間に画定される。第1の副頂パネル420、第1の固定用パネル440、ならびに第1の補強用パネル470および第2の補強用パネル474は、第1の固定用組立体492を形成する。第2の副頂パネル424、第2の固定用パネル444、ならびに第3の補強用パネル480および第4の補強用パネル484は、第2の固定用組立体494を形成する。
【0029】
例示的な実施形態においては、素板外面102が、複数のマーク496をその上に含む。代替としては、外面102および/または内面104は、任意の数のマークを含んでも、またはマークを含まなくてもよい。
【0030】
図2は、実質的に平坦な折畳み位置500での素板100の平面図である。折畳み位置500を形成するために、第1の底パネル200および第2の底パネル204は、折り線202と206にそれぞれ沿って折り畳まれ、その結果、第1の底パネル200と第2の底パネル204との内面104は、第1の側パネル112と第2の側パネル114との内面104にそれぞれ面する。同様に、第3の底パネル300および第4の底パネル304は、折り線302と306にそれぞれ沿って折り畳まれ、その結果、第3の底パネル300と第4の底パネル304との内面104は、第3の側パネル116と第4の側パネル11との内面104にそれぞれ面する。
【0031】
次いで、第1の側パネル112および第2の側パネル114は、折り線122に沿って折り畳まれ、第2の支持パネル236および第3の支持パネル240は、折り線242に沿って折り畳まれ、その結果、第1の底パネル200の外面102は、第2の底パネル204の外面102に面する。同様に、第3の側パネル116および第4の側パネル118は、折り線126に沿って折り畳まれ、第5の支持パネル336および第6の支持パネル340は、折り線342に沿って折り畳まれ、その結果、第3の底パネル300の外面102は、第4の底パネル304の外面102に面する。より具体的には、第2の支持パネル236の外面102は、第3の支持パネル240の外面102に接触して位置付けられ、第5の支持パネル336の外面102は、第6の支持パネル340の外面102に接触して位置付けられる。折畳み位置500を形成するように、付属パネル110の外面102は、第4の側パネル118の内面104に接して位置付けられ、結合用パネル132の外面は、第2の副頂パネル424の内面に接して位置付けられる。折畳み位置500では、素板100は、実質的に平坦であり、コンパクトであり、したがって、容易におよび効率的に保管可能である。さらには、素板100は、詳細に後述するように、折畳み位置500と容器600との間で容易に変換可能である。
【0032】
図3は、素板100から形成される例示的な容器600の斜視図である。図4は、部分的に構築済みの容器600の斜視図である。折畳み位置500からは、素板100は、容器600を構築するために容易に操作可能である。容器600を構築するために、折畳み位置500で、互いに重なり合う折り線120と折り線124とは、容器600の底602、支持構造体604、ならびに側壁606、608、610、および612を形成するように互いに分離される。
【0033】
側壁606、608、610、および612に関しては、折り線120と折り線124とが互いに分離された場合、第1の側パネル112は第1の側壁606を形成し、第2の側パネル114は第2の側壁608を形成し、第3の側パネル116は第3の側壁610を形成し、第4の側パネル118は第4の側壁612を形成する。第1の側壁606および第3の側壁610は、第2の側壁608および第4の側壁612と実質的に垂直であり、その結果、実質的長方形の筐体620が形成される。
【0034】
底602に関しては、折り線120と折り線124とが互いに分離された場合、第1の底パネル200、第2の底パネル204、第3の底パネル300、および第4の底パネル304は、底602を形成するように折り線202、206、302、および306にそれぞれ沿って折り畳まれる。形成済みの底602では、底パネル200、204、300、および304は、重なり構成で配向される。すなわち、第2の底パネル204は、第1の底パネル200の少なくとも一部分と重なり、第3の底パネル300は、第2の底パネル204の少なくとも一部分と重なり、第4の底パネル304は、第3の底パネル300の少なくとも一部分と重なり、第1の底パネル200は、第4の底パネル304の少なくとも一部分と重なる。
【0035】
支持構造体604に関しては、折り線120と折り線124とが互いに分離された場合、第1の支持パネル230は、第1の支持壁622を形成し、第2の支持パネル236および第3の支持パネル240は、第2の支持壁624を形成し、第4の支持パネル330は、第3の支持壁626を形成し、第5の支持パネル336および第6の支持パネル340は、第4の支持壁628を形成する。第1の支持壁622は、第4の側壁612と実質的に垂直であり、第2の支持壁624は、第1の側壁606と実質的に垂直であり、第3の支持壁626は、第2の側壁608と実質的に垂直であり、第4の支持壁628は、第3の支持壁610と実質的に垂直である。
【0036】
例示的な実施形態においては、第1の支持壁622および第3の支持壁626は、互いと実質的に平行であり、第2の支持壁624および第4の支持壁628は、互いと実質的に平行である。第2の支持壁624および第4の支持壁628が、互いに対してオフセットされ、その結果、第2の支持壁624と第4の側壁612との間に画定される分離距離D3は、第4の支持壁628と第4の側壁612との間に画定される分離距離D4より大きい。同様に、第4の支持壁628と第2の側壁608との間に画定される分離距離D5は、第2の支持壁624と第2の側壁608との間に画定される分離距離D6より大きい。
【0037】
第1の支持壁622および第2の支持壁624は、第1の区画640を形成し、第2の支持壁624および第3の支持壁626は、第2の区画642を形成し、第3の支持壁626および第4の支持壁628は、第3の区画644を形成し、第4の支持壁628および第1の支持壁622は、第4の区画646を形成する。各区画640、642、644、646は、少なくとも1つのパワーメータ650をその中に受け、保管するような大きさにされる。例示的な実施形態においては、1つのメータ650が、各区画640、642、644、および646内に並べられる。代替としては、任意の数のメータ650が、容器600が本明細書に記載するように機能することを可能にする各区画640、642、644、および646内に並べられてもよい。「パワーメータ」は、本明細書で用いる場合、電力量メータ、エネルギーメータ、スマートメータ、ならびに/あるいは住宅、企業、および/または電動装置によって消費される電気の量を測定するように構成されている任意の測定装置を含む。
【0038】
容器600内に保管されるメータ650を固定するために、第1の固定用パネル440は、折り線442に沿って折り畳まれ、その結果、第1の固定用パネル440の内面104は、第1の副頂パネル420の内面104に面する。さらには、第2の固定用パネル444は、折り線446に沿って折り畳まれ、その結果、第2の固定用パネル444の内面104は、第2の副頂パネル424の内面104に面する。次いで、第1の副頂パネル420は折り線422に沿って折り畳まれ、第1の補強用パネル470は折り線454に沿って折り畳まれ、第2の補強用パネル474は折り線456に沿って折り畳まれ、その結果、第1の補強用パネル470と第2の補強用パネル474との内面104は、第2の側壁608の内面104に面する。第1の固定用パネル440および第1の副頂パネル420は、第2の側壁608と、ならびに第1の補強用パネル470および第2の補強用パネル474と実質的に垂直な第1の固定用壁660を形成する。同様に、第2の副頂パネル424は折り線426に沿って折り畳まれ、第3の補強用パネル480は折り線458に沿って折り畳まれ、第4の補強用パネル484は折り線460に沿って折り畳まれ、その結果、第3の補強用パネル480と第4の補強用パネル484との内面104は、第4の側壁612の内面104に面する。第2の固定用パネル444および第2の副頂パネル424は、第4の側壁612と、ならびに第3の補強用パネル480および第4の補強用パネル484と実質的に垂直な第2の固定用壁662を形成する。
【0039】
第1の固定用壁660および第2の固定用壁662は、メータ650が容器600の中で固定されることを可能にする。より具体的には、第1の固定用壁660および第2の固定用壁662の中の切抜き部450と452は、図3に示すように、メータ650の少なくとも一部分をその中に受けるように形作られる。第2の支持壁624と第4の支持壁628との間のオフセットのため、第2の区画642および第3の区画644の中に保管されるメータ650は、互いに対してオフセットされ、第4の区画646および第1の区画640の中に保管されるメータ650は、互いに対してオフセットされる。第1の切抜き部450および第2の切抜き部452のそれぞれの高さH4とH5の差は、オフセットに対応し、メータ650が容器600の中で固定されることを可能にする。
【0040】
切抜き部450と452がメータ650を固定するとき、容器600により、容器600で運搬中および/または保管中のメータ650への損傷防止が容易になる。例えば、容器600は、運搬中および/または保管中に落下の可能性がある。容器600が落下した場合、切抜き部450と452は、メータ650の容器600内での固定を容易にし、その中で保管および/または運搬されるメータが移動すること、ならびに/あるいは容器600から落ちることを防ぐ。したがって、一実施形態においては、容器600は、ANSI規格12.20 5.5.5.20(落下試験)など、ANSI規格に準拠している。
【0041】
容器600を閉じるために、容器600の頂壁(図示せず)を形成するように、第1の主頂パネル400および第2の主頂パネル406は、それぞれ折り線402および408で折り畳まれる。第1の主頂パネル400および第2の主頂パネル406は、容器600の内側でメータ650を密封するために、密封可能であり、および/または第1の副頂パネル420と第2の副頂パネル424とに接着可能である。
【0042】
図5は、容器600を形成するために使用可能な例示的な方法1000の流れ図である。素板100は、第1の側パネル112、第2の側パネル114、第3の側パネル116、および第4の側パネル118と、4枚の底パネル200、204、300、304と、付属パネル110とを含む。さらには、素板100は、側パネル112、114、116、および118のうちの1枚から延在する少なくとも1つの固定用組立体492を含む。固定用組立体は、切抜き部450と452を含む。
【0043】
容器600を形成するために、各底パネル200、204、300、および304が、各側パネル112、114、116、および118の各底縁部202、206、302、および306に沿って折り畳まれる(1002)。第1の側パネル112は、第1の側パネル112と第2の側パネル114との間の縁部122に沿って折り畳まれる(1004)。第4の側パネル118は、第3の側パネル116と第4の側パネル118との間の縁部126に沿って折り畳まれる(1006)。付属パネル110は、第4の側パネル118に結合される(1008)。第1の側パネル112と付属パネル110と間の縁部120が、第2の側パネル114と第3の側パネル116との間の縁部124から分離される(1010)。4枚の底パネル200、206、302、および306は、容器600の底602を形成し、4枚の側パネル112、114、116、および118は、容器600の4枚の側壁606、608、610、および612を形成する。固定用組立体492は折り畳まれ、その結果、切抜き部450と452は、側壁606、608、610、および612と実質的に垂直に配向される(1012)。
【0044】
知られている容器と比較すると、本明細書に記載の素板および容器は、パワーメータを保管するための容器を迅速および効率的に組み立てることを容易にする。さらには、知られている容器と比較すると、本明細書に記載の容器は、シート材料の単一の素板から形成され、組立てに追加の素板および/または挿入物を必要としない。その上、本明細書に記載の容器は、折畳み位置と組立て位置との間で容易に変換可能であるので、記載の容器は、再使用可能である。最後には、本明細書に記載の容器は、米国規格協会によって公布されたものなど、全国的に認識されている梱包規格に準拠している。
【0045】
本明細書に記載のシステムおよび方法により、容器を簡単および効率的に組み立てることが可能になる。具体的には、本明細書に記載するシステムおよび方法により、パワーメータを保管および/または運搬するために使用可能な容器を形成することが可能になる。さらには、本明細書に記載の容器は、シート材料の単一の素板から形成され、形成済みの容器内にパワーメータが固定することを可能にする切抜き部を含む。切抜き部により、運搬中および/または保管中のメータへの損傷防止が容易になる。その上、本明細書に記載の容器は容易に折畳みができ、したがって、再使用でき、容易に保管される。最後には、本明細書に記載の容器は、運搬試験および落下試験など、米国規格協会(ANSI)によって公布された梱包規格に準拠している。
【0046】
容器を形成するためのシステムおよび方法の例示的な実施形態を詳細に前述している。本明細書に記載のシステムおよび方法は、本明細書に記載の具体的な実施形態に限定されるのではなく、システムの構成要素および/または方法のステップは、本明細書に記載の他の構成要素および/またはステップとは独立して、および分離して利用可能である。例えば、本明細書に記載の方法およびシステムは、本明細書に記載するように、パワーメータを保管するための容器により実施することに限定されない他の用途を有することが可能である。むしろ、本明細書に記載の方法およびシステムは、多種多様な製品を保管し、運搬するための容器に関連して実装可能であり、利用可能である。
【0047】
本発明の様々な実施形態の具体的な特徴をいくつかの図面に示すことはでき、他の図面に示すことはできないが、これは単に便宜上のことである。本発明の原理により、図面のいずれの特徴も、他のいずれの図面のいずれの特徴と組み合わせて参照可能および/または主張可能である。
【0048】
この記述した記載は、例を使用して、最良のモードを含めた本発明を開示し、ならびにまた、任意の装置またはシステムを製造し、使用すること、および任意の組み込まれた方法を実行することを含めた本発明を当業者が実施することを可能にする。本発明の特許可能な範囲は、特許請求の範囲によって定義され、当業者が思い付く他の例を含んでよい。他のこのような例は、それらが特許請求の範囲の文字言語と異ならない構造要素を有する場合、またはそれらが特許請求の範囲の文字言語との非実質的相違を有する等価な構造要素を含む場合、特許請求の範囲の範囲内にあると意図される。
【符号の説明】
【0049】
100 素板
102 外面
104 内面
106 前方縁部
108 後方縁部
110 付属パネル
112 第1の側パネル
114 第2の側パネル
116 第3の側パネル
118 第4の側パネル
120 折り線
124 折り線
126 折り線
130 縁部
132 結合用パネル
134 折り線
136 第1の自由縁部
138 第2の自由縁部
140 把手
142 ミシン目の入った線
200 第1の底パネル
202 折り線
204 第2の底パネル
206 折り線
208 第1の傾斜縁部
210 第2の傾斜縁部
212 第1の傾斜縁部
214 第2の傾斜縁部
230 第1の支持パネル
232 折り線
234 自由縁部
236 第2の支持パネル
238 折り線
240 第3の支持パネル
242 折り線
244 自由縁部
246 折り線
248 自由縁部
250 自由縁部
252 自由縁部
256 自由縁部
270 切欠き部
272 自由縁部
274 切欠き部
276 自由縁部
278 入込み部
300 第3の底パネル
302 折り線
304 第4の底パネル
306 折り線
308 第1の傾斜縁部
310 第2の傾斜縁部
312 第1の傾斜縁部
314 第2の傾斜縁部
330 第4の支持縁部
332 折り線
334 自由縁部
336 第5の支持パネル
338 折り線
340 第6の支持パネル
342 折り線
344 自由縁部
346 折り線
348 自由縁部
350 自由縁部
352 自由縁部
356 自由縁部
370 切欠き部
372 自由縁部
374 切欠き部
376 自由縁部
378 入込み部
400 第1の主頂パネル
402 折り線
404 自由縁部
406 第2の主頂パネル
408 折り線
410 自由縁部
420 第1の副頂パネル
422 折り線
424 第2の副頂パネル
426 折り線
430 切り線
432 切り線
434 切り線
436 切り線
440 第1の固定用パネル
442 折り線
444 第2の固定用パネル
446 折り線
450 第1の切抜き部
452 第2の切抜き部
454 折り線
456 折り線
458 折り線
460 折り線
470 第1の補強用パネル
472 自由縁部
474 第2の補強用パネル
476 自由縁部
480 第3の補強用パネル
482 自由縁部
484 第4の補強用パネル
486 自由縁部
488 切り線
492 第1の固定用組立体
494 第2の固定用組立体
496 マーク
500 折畳み位置
600 容器
602 底
604 支持構造体
606 第1の側壁
608 第2の側壁
610 第3の側壁
612 第4の側壁
620 筐体
622 第1の支持壁
624 第2の支持壁
626 第3の支持壁
628 第4の支持壁
640 第1の区画
642 第2の区画
644 第3の区画
646 第4の区画
650 パワーメータ
660 第1の固定用壁
662 第2の固定用壁
1000 方法
1002 底パネルを折り畳むステップ
1004 第1の側パネルを折り畳むステップ
1006 第4の側パネルを折り畳むステップ
1008 付属パネルを結合するステップ
1010 縁部を分離するステップ
1012 固定用組立体を折り畳むステップ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
容器(600)を組み立てる際に使用するための材料の素板(100)であり、
頂縁部(402、422、408、426)および底縁部(202、206、302、306)をそれぞれ含む4枚の側パネル(112、114、116、118)と、
前記側パネル底縁部のそれぞれの縁部からそれぞれ延在する4枚の底パネル(200、204、300、304)であって、その結果、前記組立て済みの容器では、前記底パネルおよび前記側パネルは、少なくとも1つのメータ(650)をその中に保管するように構成されている区画(640、642、644、646)を少なくとも部分的に画定するように配向される、底パネルと、
前記組立て済みの容器の中の前記区画内に前記少なくとも1つのメータを固定するように形作られ、配向される複数の切抜き部(450、452)を含み、前記側パネルのうちの1枚の前記頂縁部から延在する、少なくとも1つの固定用組立体(492、494)と
を備える、素板。
【請求項2】
前記少なくとも1つの固定用組立体(492、494)は、
前記側パネル頂縁部(422、426)のうちの1つから延在する副頂パネル(420、424)と、
前記副頂パネルの頂縁部(442、446)から延在する固定用パネル(440、444)と、
前記固定用パネルの第1の頂縁部(454、458)から延在する第1の補強用パネル(470、480)と、
前記固定用パネルの第2の頂縁部(456、460)から延在する第2の補強用パネル(474、484)と
をさらに備える、請求項1記載の素板(100)。
【請求項3】
前記複数の切抜き部(450、452)は、前記固定用パネル(440、444)の中に形成される、請求項2記載の素板(100)。
【請求項4】
前記複数の切抜き部のうちの第1の切抜き部(450)は、前記複数の切抜き部のうちの第2の切抜き部(452)の第2の高さよりも高い第1の高さを有し、前記第1の高さおよび前記第2の高さは、前記副頂パネル頂縁部(442、446)と垂直な方向に画定される、請求項3記載の素板(100)。
【請求項5】
前記第1の頂縁部(454、458)は、前記固定用パネル(440、444)の前記第2の頂縁部(456、460)に対してオフセットされる、請求項2記載の素板(100)。
【請求項6】
前記複数の切抜き部(450、452)のそれぞれは、実質的にD形状をしている、請求項1記載の素板(100)。
【請求項7】
前記底パネルのうちの第1の底パネル(200)の底縁部(232)から延在する第1の支持パネル(230)と、
前記底パネルのうちの第2の底パネル(204)の底縁部(246)から延在する第2の支持パネル(240)と、
前記第1の支持パネルおよび前記第2の支持パネルの間に延在する第3の支持パネル(236)と
をさらに備える、請求項1記載の素板(100)。
【請求項8】
メータ(650)を保管する際に使用するための容器(600)であって、材料の素板(100)から形成され、
複数の側縁部(202、206、302、306)を含む底壁(602)と、
前記底壁側縁部のそれぞれの縁部からそれぞれ延在する4枚の側壁(606、608、610、612)であって、その結果、前記底壁および前記側壁は、少なくとも1つのメータをその中に保管するように構成されている区画(640、642、644、646)を少なくとも部分的に画定する、側壁と、
前記4枚の側壁のうちの1枚の頂縁部(422、426)から延在する少なくとも1つの固定用組立体(492、494)であって、前記区画内に前記少なくとも1つのメータを固定するように形作られ、配向される複数の切抜き部(450、452)を含む、固定用組立体と
を備える、容器。
【請求項9】
前記少なくとも1つの固定用組立体(492、494)は、
前記側壁頂縁部(422、426)のうちの1つから延在する副頂パネル(420、424)と、
前記副頂パネルの頂縁部(442、446)から延在する固定用パネル(440、444)とを備え、前記副頂パネルおよび前記固定用パネルが、前記側壁(608、612)と実質的に垂直に配向される固定用壁(660、662)を形成し、
前記少なくとも1つの固定用組立体(492、494)は、さらに、
前記固定用パネルの第1の頂縁部(454、458)から延在する第1の補強用パネル(470、480)と、
前記固定用パネルの第2の頂縁部(456、460)から延在する第2の補強用パネル(474、484)とを備え、
前記第1の補強用パネルおよび前記第2の補強用パネルが、前記側壁と実質的に平行に配向される、請求項8記載の容器(600)。
【請求項10】
前記第1の頂縁部(454、458)は、前記第2の頂縁部(456、460)に対してオフセットされる、請求項9記載の容器(600)。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2012−229056(P2012−229056A)
【公開日】平成24年11月22日(2012.11.22)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2012−95189(P2012−95189)
【出願日】平成24年4月19日(2012.4.19)
【出願人】(390041542)ゼネラル・エレクトリック・カンパニイ (6,332)
【Fターム(参考)】