説明

細菌感染症に抗する2−(ピペリジン−1−イル)−4−ヘテロシクリル−チアゾール−5−カルボン酸誘導体

式(I)の化合物とその医薬的に許容される塩について記載する。それらの製造の方法、それらを含有する医薬組成物、医薬品としてのそれらの使用、及び細菌感染症の治療におけるそれらの使用についても記載する。環Aは、式(a)、(b)、又は(b’)より選択される。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式(I):
【化1】

[式中:
は、クロロ又はシアノであり;
は、水素、クロロ、又はシアノであり;
は、ハロ、C1−4アルキル、C1−4アルコキシ、又はアリルオキシであり;
は、水素又はC1−4アルキルであり;
環Aは、式(a)、(b)又は(b’):
【化2】

{式中:
「*」は、チアゾリル環への付加点であり;
Xは、CH、CR、又はNであり;
は、H、C1−4アルキル、又はC1−4アルコキシC1−4アルキルであり;
は、それぞれの出現について、ハロ、−NR、−OR、及び複素環より独立して選択され、ここで前記複素環は、少なくとも1つの窒素環員を含み、1以上の炭素原子上で、1以上のRで置換されていてもよく、そして1以上の環窒素上で、R10で置換されていてもよく;
6’は、水素又はRであり;
とRは、それぞれ独立して、水素及びC1−6アルキルからなる群より選択され、ここで前記アルキルは、−OH、N,N−ジ(C1−4アルキル)アミノ、C1−6アルコキシ、C1−6アルコキシC1−6アルコキシ、及び複素環より独立して選択される1以上で置換されていてもよく、ここで前記複素環は、1以上の炭素原子上で、ハロ、C1−6アルキル、及びC1−6アルコキシより独立して選択される1以上で置換されていてもよく、そしてここで前記ヘテロシクリルが−NH−部分を含有するならば、その窒素は、C1−4アルキルによって置換されていてもよく;
は、それぞれの出現について、C1−4アルキル、ハロ、ヒドロキシ、C1−4アルコキシ、アミノ、N−(C1−4アルキル)アミノ、及びN,N−ジ(C1−4アルキル)アミノより独立して選択され;
10は、それぞれの出現について、N,N−ジ(C1−4アルキル)アミノ、−OH、複素環、及びC3−6シクロアルキルで置換されていてもよいC1−4アルキルより独立して選択され、ここで該複素環は、C1−4アルキルで置換されていてもよく;そして
nは、0、1、2、又は3である}より選択される]の化合物、又はその医薬的に許容される塩。
【請求項2】
環Aが式(a)によって表される、請求項1の化合物、又はその医薬的に許容される塩。
【請求項3】
XがCR6’である、請求項2の化合物、又はその医薬的に許容される塩。
【請求項4】
XがNである、請求項2の化合物、又はその医薬的に許容される塩。
【請求項5】
環Aが、1−(2−メトキシエチル)−1H−イミダゾール−2−イル又は1−メチル−1H−1,2,4−トリアゾール−5−イルからなる群より選択される、請求項2の化合物、又はその医薬的に許容される塩。
【請求項6】
環Aが式(b)によって表される、請求項1の化合物、又はその医薬的に許容される塩。
【請求項7】
XがCH又はCRである、請求項6の化合物、又はその医薬的に許容される塩。
【請求項8】
XがNである、請求項6の化合物、又はその医薬的に許容される塩。
【請求項9】
環Aが、3−フルオロピリジン−2−イル又はピラジン−2−イルからなる群より選択される、請求項6の化合物、又はその医薬的に許容される塩、
【請求項10】
nが1であり、そしてRが、ピペリジノ、ピペラジニル、N−メチルピペラジノ、又はモルホリノである、請求項6の化合物。
【請求項11】
nが1であり、そしてRが、1−(1H−1,2,3−トリアゾール−5−イル)メタンアミノ、2−(2−オキソ−ピロリジノ)エチルアミノ、2−メトキシエチルアミノ、2−(4−フルオロピペリジノ)エチルアミノ、1−(1,3−ジオキサン−4−イル)−N−メチルメタンアミノ、N−(1−メトキシメチル−2−メトキシエチル)アミノ、2−(2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−3−イル)−エチルアミノ、2−(2−メトキシエトキシ)−エチルアミノ、4−[2−(ジエチルアミノ)エチル]ピペラジン−1−イル、2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エチルアミノ、2−(ジメチルアミノ)エトキシ、2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エトキシ、2−モルホリノエチルアミノ、又は2−(2−オキソ−イミダゾリジン−1−イル)エチルアミノより選択される、請求項6の化合物。
【請求項12】
がクロロである、請求項1〜11のいずれか1項の化合物、又はその医薬的に許容される塩。
【請求項13】
が水素である、請求項1〜12のいずれか1項の化合物、又はその医薬的に許容される塩。
【請求項14】
がクロロである、請求項1〜12のいずれか1項の化合物、又はその医薬的に許容される塩。
【請求項15】
が、メチル、メトキシ、エトキシ、又はアリルオキシより選択される、請求項1〜14のいずれか1項の化合物、又はその医薬的に許容される塩。
【請求項16】
が水素である、請求項1〜15のいずれか1項の化合物、又はその医薬的に許容される塩。
【請求項17】
がメチル又はエチルである、請求項1〜15のいずれか1項の化合物、又はその医薬的に許容される塩
【請求項18】
が、クロロであり;
は、水素、クロロ、又はシアノであり;
は、メチル、エトキシ、又はアリルオキシであり;
は、水素、メチル、又はエチルであり;
環Aは、1−(2−メトキシエチル)−1H−イミダゾール−2−イル、1−メチル−1H−1,2,4−トリアゾール−5−イル、3−フルオロピリジン−2−イル、又はピラジン−2−イルである、請求項1の化合物、又はその医薬的に許容される塩。
【請求項19】
が、クロロであり;
は、水素、クロロ、又はシアノであり;
は、メチル、エトキシ、又はアリルオキシであり;
は、水素、メチル、又はエチルであり;
環Aは、式(c):
【化3】

[式中:
Xは、CH又はNであり;そして
は、H、C1−4アルキル、又はC1−4アルコキシC1−4アルキルである]である、請求項1の化合物、又はその医薬的に許容される塩。
【請求項20】
が、クロロであり;
は、水素、クロロ、又はシアノであり;
は、メチル、エトキシ、又はアリルオキシであり;
は、水素、メチル、又はエチルであり;
環Aは、式(d)又は(e):
【化4】

[式中:
Xは、CH又はNであり;そして
は、ハロである]より選択される、請求項1の化合物、又はその医薬的に許容される塩。
【請求項21】
が、クロロであり;
は、水素、クロロ、又はシアノであり;
は、メチル、メトキシ、エトキシ、又はアリルオキシであり;
は、水素、メチル、又はエチルであり;
環Aは、式(d)又は(e):
【化5】

[式中:
は、−OR又は−NRであり;
は、水素又はC1−4アルキルであり;そして
は、1−(1H−1,2,3−トリアゾール−5−イル)メチル、2−(2−オキソ−ピロリジノ)エチル、2−メトキシエチル、2−(4−フルオロピペリジノ)エチル、1−(1,3−ジオキサン−4−イル)−N−メチルメチル、1−メトキシメチル−2−メトキシエチル、2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エチル、2−(ジメチルアミノ)エチル、2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エチル、2−(2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−3−イル)−エチル、2−(2−メトキシエトキシ)−エチル、2−モルホリノエチル、又は2−(2−オキソ−イミダゾリジン−1−イル)エチルからなる群より選択される]より選択される、請求項1の化合物、又はその医薬的に許容される塩。
【請求項22】
が、クロロであり;
は、水素、クロロ、又はシアノであり;
は、メチル、メトキシ、エトキシ、又はアリルオキシであり;
は、水素、メチル、又はエチルであり;
環Aは、式(d)又は(e):
【化6】

[式中:
は、ピペリジノ、ピペラジニル、N−メチルピペラジノ、又はモルホリノである]より選択される、請求項1の化合物、又はその医薬的に許容される塩。
【請求項23】
とRがともにクロロであり;そして、Rは、メトキシである、請求項21又は22の化合物、又はその医薬的に許容される塩。
【請求項24】
2−[(3S,4R)−4−{[(3,4−ジクロロ−5−メチル−1H−ピロール−2−イル)カルボニル]アミノ}−3−(プロプ−2−エン−1−イルオキシ)ピペリジン−1−イル]−4−(1−メチル−1H−1,2,4−トリアゾール−5−イル)−1,3−チアゾール−5−カルボン酸;
2−[(3S,4R)−4−{[(3,4−ジクロロ−5−メチル−1H−ピロール−2−イル)カルボニル]アミノ}−3−(プロプ−2−エン−1−イルオキシ)ピペリジン−1−イル]−4−[1−(2−メトキシエチル)−1H−イミダゾール−2−イル]−1,3−チアゾール−5−カルボン酸;
2−[(3S,4R)−4−{[(3,4−ジクロロ−5−メチル−1H−ピロール−2−イル)カルボニル]アミノ}−3−(プロプ−2−エン−1−イルオキシ)ピペリジン−1−イル]−4−(3−フルオロピリジン−2−イル)−1,3−チアゾール−5−カルボン酸;
2−[(3S,4R)−4−{[(3,4−ジクロロ−5−メチル−1H−ピロール−2−イル)カルボニル]アミノ}−3−(プロプ−2−エン−1−イルオキシ)ピペリジン−1−イル]−4−(ピラジン−2−イル)−1,3−チアゾール−5−カルボン酸;
2−[(3S,4R)−4−{[(4−クロロ−3−シアノ−5−メチル−1H−ピロール−2−イル)カルボニル]アミノ}−3−(プロプ−2−エン−1−イルオキシ)ピペリジン−1−イル]−4−(1−メチル−1H−1,2,4−トリアゾール−5−イル)−1,3−チアゾール−5−カルボン酸;
2−[(3S,4R)−4−{[(4−クロロ−3−シアノ−5−メチル−1H−ピロール−2−イル)カルボニル]アミノ}−3−(プロプ−2−エン−1−イルオキシ)ピペリジン−1−イル]−4−(3−フルオロピリジン−2−イル)−1,3−チアゾール−5−カルボン酸;
2−[(3S,4R)−4−{[(4−クロロ−3−シアノ−5−メチル−1H−ピロール−2−イル)カルボニル]アミノ}−3−(プロプ−2−エン−1−イルオキシ)ピペリジン−1−イル]−4−(ピラジン−2−イル)−1,3−チアゾール−5−カルボン酸;
2−[(3S,4R)−4−{[(3,4−ジクロロ−5−メチル−1H−ピロール−2−イル)カルボニル]アミノ}−3−エトキシピペリジン−1−イル]−4−(1−メチル−1H−1,2,4−トリアゾール−5−イル)−1,3−チアゾール−5−カルボン酸;
2−[(3S,4R)−4−{[(3,4−ジクロロ−5−メチル−1H−ピロール−2−イル)カルボニル]アミノ}−3−エトキシピペリジン−1−イル]−4−[1−(2−メトキシエチル)−1H−イミダゾール−2−イル]−1,3−チアゾール−5−カルボン酸;
2−[(3S,4R)−4−{[(3,4−ジクロロ−5−メチル−1H−ピロール−2−イル)カルボニル]アミノ}−3−エトキシピペリジン−1−イル]−4−(3−フルオロピリジン−2−イル)−1,3−チアゾール−5−カルボン酸;
2−[(3S,4R)−4−{[(3,4−ジクロロ−5−メチル−1H−ピロール−2−イル)カルボニル]アミノ}−3−エトキシピペリジン−1−イル]−4−(ピラジン−2−イル)−1,3−チアゾール−5−カルボン酸;
2−[(3S,4R)−4−{[(4−クロロ−3−シアノ−5−メチル−1H−ピロール−2−イル)カルボニル]アミノ}−3−エトキシピペリジン−1−イル]−4−(1−メチル−1H−1,2,4−トリアゾール−5−イル)−1,3−チアゾール−5−カルボン酸;
2−[(3S,4R)−4−{[(4−クロロ−3−シアノ−5−メチル−1H−ピロール−2−イル)カルボニル]アミノ}−3−エトキシピペリジン−1−イル]−4−[1−(2−メトキシエチル)−1H−イミダゾール−2−イル]−1,3−チアゾール−5−カルボン酸;
2−[(3S,4R)−4−{[(4−クロロ−3−シアノ−5−メチル−1H−ピロール−2−イル)カルボニル]アミノ}−3−エトキシピペリジン−1−イル]−4−(3−フルオロピリジン−2−イル)−1,3−チアゾール−5−カルボン酸エチル;
2−[(3S,4R)−4−{[(4−クロロ−3−シアノ−5−メチル−1H−ピロール−2−イル)カルボニル]アミノ}−3−エトキシピペリジン−1−イル]−4−(ピラジン−2−イル)−1,3−チアゾール−5−カルボン酸;
2−[(3S,4R)−4−{[(4−クロロ−5−メチル−1H−ピロール−2−イル)カルボニル]アミノ}−3−エトキシピペリジン−1−イル]−4−(1−メチル−1H−1,2,4−トリアゾール−5−イル)−1,3−チアゾール−5−カルボン酸;
2−[(3S,4R)−4−{[(4−クロロ−5−メチル−1H−ピロール−2−イル)カルボニル]アミノ}−3−エトキシピペリジン−1−イル]−4−(3−フルオロピリジン−2−イル)−1,3−チアゾール−5−カルボン酸;
2−[(3S,4R)−4−{[(4−クロロ−5−メチル−1H−ピロール−2−イル)カルボニル]アミノ}−3−エトキシピペリジン−1−イル]−4−(ピラジン−2−イル)−1,3−チアゾール−5−カルボン酸;
2−[(3S,4R)−4−{[(4−クロロ−5−メチル−1H−ピロール−2−イル)カルボニル]アミノ}−3−メチルピペリジン−1−イル]−4−(1−メチル−1H−1,2,4−トリアゾール−5−イル)−1,3−チアゾール−5−カルボン酸;
2−[(3S,4R)−4−{[(4−クロロ−5−メチル−1H−ピロール−2−イル)カルボニル]アミノ}−3−メチルピペリジン−1−イル]−4−(3−フルオロピリジン−2−イル)−1,3−チアゾール−5−カルボン酸;
2−[(3S,4R)−4−{[(4−クロロ−5−メチル−1H−ピロール−2−イル)カルボニル]アミノ}−3−メチルピペリジン−1−イル]−4−(ピラジン−2−イル)−1,3−チアゾール−5−カルボン酸;
2−[(3S,4R)−4−{[(3,4−ジクロロ−5−メチル−1H−ピロール−2−イル)カルボニル]アミノ}−3−メチルピペリジン−1−イル]−4−(1−メチル−1H−1,2,4−トリアゾール−5−イル)−1,3−チアゾール−5−カルボン酸;
2−[(3S,4R)−4−{[(3,4−ジクロロ−5−メチル−1H−ピロール−2−イル)カルボニル]アミノ}−3−メチルピペリジン−1−イル]−4−[1−(2−メトキシエチル)−1H−イミダゾール−2−イル]−1,3−チアゾール−5−カルボン酸;
2−[(3S,4R)−4−{[(3,4−ジクロロ−5−メチル−1H−ピロール−2−イル)カルボニル]アミノ}−3−メチルピペリジン−1−イル]−4−(3−フルオロピリジン−2−イル)−1,3−チアゾール−5−カルボン酸;
2−[(3S,4R)−4−{[(3,4−ジクロロ−5−メチル−1H−ピロール−2−イル)カルボニル]アミノ}−3−メチルピペリジン−1−イル]−4−(ピラジン−2−イル)−1,3−チアゾール−5−カルボン酸;
2−[(3S,4R)−4−{[(4−クロロ−3−シアノ−5−メチル−1H−ピロール−2−イル)カルボニル]アミノ}−3−メチルピペリジン−1−イル]−4−(1−メチル−1H−1,2,4−トリアゾール−5−イル)−1,3−チアゾール−5−カルボン酸;
2−[(3S,4R)−4−{[(4−クロロ−3−シアノ−5−メチル−1H−ピロール−2−イル)カルボニル]アミノ}−3−メチルピペリジン−1−イル]−4−[1−(2−メトキシエチル)−1H−イミダゾール−2−イル]−1,3−チアゾール−5−カルボン酸;
2−[(3S,4R)−4−{[(4−クロロ−3−シアノ−5−メチル−1H−ピロール−2−イル)カルボニル]アミノ}−3−メチルピペリジン−1−イル]−4−(3−フルオロピリジン−2−イル)−1,3−チアゾール−5−カルボン酸;
2−[(3S,4R)−4−{[(4−クロロ−3−シアノ−5−メチル−1H−ピロール−2−イル)カルボニル]アミノ}−3−メチルピペリジン−1−イル]−4−(ピラジン−2−イル)−1,3−チアゾール−5−カルボン酸;
2−[(3S,4R)−4−{[(3,4−ジクロロ−5−メチル−1H−ピロール−2−イル)カルボニル]アミノ}−3−(プロプ−2−エン−1−イルオキシ)ピペリジン−1−イル]−4−(1−メチル−1H−1,2,4−トリアゾール−5−イル)−1,3−チアゾール−5−カルボン酸メチル;
2−[(3S,4R)−4−{[(3,4−ジクロロ−5−メチル−1H−ピロール−2−イル)カルボニル]アミノ}−3−(プロプ−2−エン−1−イルオキシ)ピペリジン−1−イル]−4−[1−(2−メトキシエチル)−1H−イミダゾール−2−イル]−1,3−チアゾール−5−カルボン酸メチル;
2−[(3S,4R)−4−{[(3,4−ジクロロ−5−メチル−1H−ピロール−2−イル)カルボニル]アミノ}−3−(プロプ−2−エン−1−イルオキシ)ピペリジン−1−イル]−4−(3−フルオロピリジン−2−イル)−1,3−チアゾール−5−カルボン酸エチル;
2−[(3S,4R)−4−{[(3,4−ジクロロ−5−メチル−1H−ピロール−2−イル)カルボニル]アミノ}−3−(プロプ−2−エン−1−イルオキシ)ピペリジン−1−イル]−4−(ピラジン−2−イル)−1,3−チアゾール−5−カルボン酸エチル;
2−[(3S,4R)−4−{[(4−クロロ−3−シアノ−5−メチル−1H−ピロール−2−イル)カルボニル]アミノ}−3−(プロプ−2−エン−1−イルオキシ)ピペリジン−1−イル]−4−(1−メチル−1H−1,2,4−トリアゾール−5−イル)−1,3−チアゾール−5−カルボン酸メチル;
2−[(3S,4R)−4−{[(4−クロロ−3−シアノ−5−メチル−1H−ピロール−2−イル)カルボニル]アミノ}−3−(プロプ−2−エン−1−イルオキシ)ピペリジン−1−イル]−4−(3−フルオロピリジン−2−イル)−1,3−チアゾール−5−カルボン酸エチル;
2−[(3S,4R)−4−{[(4−クロロ−3−シアノ−5−メチル−1H−ピロール−2−イル)カルボニル]アミノ}−3−(プロプ−2−エン−1−イルオキシ)ピペリジン−1−イル]−4−(ピラジン−2−イル)−1,3−チアゾール−5−カルボン酸エチル;
2−[(3S,4R)−4−{[(3,4−ジクロロ−5−メチル−1H−ピロール−2−イル)カルボニル]アミノ}−3−エトキシピペリジン−1−イル]−4−(1−メチル−1H−1,2,4−トリアゾール−5−イル)−1,3−チアゾール−5−カルボン酸メチル;
2−[(3S,4R)−4−{[(3,4−ジクロロ−5−メチル−1H−ピロール−2−イル)カルボニル]アミノ}−3−エトキシピペリジン−1−イル]−4−[1−(2−メトキシエチル)−1H−イミダゾール−2−イル]−1,3−チアゾール−5−カルボン酸メチル;
2−[(3S,4R)−4−{[(3,4−ジクロロ−5−メチル−1H−ピロール−2−イル)カルボニル]アミノ}−3−エトキシピペリジン−1−イル]−4−(3−フルオロピリジン−2−イル)−1,3−チアゾール−5−カルボン酸エチル;
2−[(3S,4R)−4−{[(3,4−ジクロロ−5−メチル−1H−ピロール−2−イル)カルボニル]アミノ}−3−エトキシピペリジン−1−イル]−4−(ピラジン−2−イル)−1,3−チアゾール−5−カルボン酸エチル;
2−[(3S,4R)−4−{[(4−クロロ−3−シアノ−5−メチル−1H−ピロール−2−イル)カルボニル]アミノ}−3−エトキシピペリジン−1−イル]−4−(1−メチル−1H−1,2,4−トリアゾール−5−イル)−1,3−チアゾール−5−カルボン酸メチル;
2−[(3S,4R)−4−{[(4−クロロ−3−シアノ−5−メチル−1H−ピロール−2−イル)カルボニル]アミノ}−3−エトキシピペリジン−1−イル]−4−[1−(2−メトキシエチル)−1H−イミダゾール−2−イル]−1,3−チアゾール−5−カルボン酸メチル;
2−[(3S,4R)−4−{[(4−クロロ−3−シアノ−5−メチル−1H−ピロール−2−イル)カルボニル]アミノ}−3−エトキシピペリジン−1−イル]−4−(3−フルオロピリジン−2−イル)−1,3−チアゾール−5−カルボン酸エチル;
2−[(3S,4R)−4−{[(4−クロロ−3−シアノ−5−メチル−1H−ピロール−2−イル)カルボニル]アミノ}−3−エトキシピペリジン−1−イル]−4−(ピラジン−2−イル)−1,3−チアゾール−5−カルボン酸エチル;
2−[(3S,4R)−4−{[(4−クロロ−5−メチル−1H−ピロール−2−イル)カルボニル]アミノ}−3−エトキシピペリジン−1−イル]−4−(1−メチル−1H−1,2,4−トリアゾール−5−イル)−1,3−チアゾール−5−カルボン酸メチル;
2−[(3S,4R)−4−{[(4−クロロ−5−メチル−1H−ピロール−2−イル)カルボニル]アミノ}−3−エトキシピペリジン−1−イル]−4−(3−フルオロピリジン−2−イル)−1,3−チアゾール−5−カルボン酸エチル;
2−[(3S,4R)−4−{[(4−クロロ−5−メチル−1H−ピロール−2−イル)カルボニル]アミノ}−3−エトキシピペリジン−1−イル]−4−(ピラジン−2−イル)−1,3−チアゾール−5−カルボン酸エチル;
2−[(3S,4R)−4−{[(4−クロロ−5−メチル−1H−ピロール−2−イル)カルボニル]アミノ}−3−メチルピペリジン−1−イル]−4−(1−メチル−1H−1,2,4−トリアゾール−5−イル)−1,3−チアゾール−5−カルボン酸メチル;
2−[(3S,4R)−4−{[(4−クロロ−5−メチル−1H−ピロール−2−イル)カルボニル]アミノ}−3−メチルピペリジン−1−イル]−4−(3−フルオロピリジン−2−イル)−1,3−チアゾール−5−カルボン酸エチル;
2−[(3S,4R)−4−{[(4−クロロ−5−メチル−1H−ピロール−2−イル)カルボニル]アミノ}−3−メチルピペリジン−1−イル]−4−(ピラジン−2−イル)−1,3−チアゾール−5−カルボン酸エチル;
2−[(3S,4R)−4−{[(3,4−ジクロロ−5−メチル−1H−ピロール−2−イル)カルボニル]アミノ}−3−メチルピペリジン−1−イル]−4−(1−メチル−1H−1,2,4−トリアゾール−5−イル)−1,3−チアゾール−5−カルボン酸メチル;
2−[(3S,4R)−4−{[(3,4−ジクロロ−5−メチル−1H−ピロール−2−イル)カルボニル]アミノ}−3−メチルピペリジン−1−イル]−4−[1−(2−メトキシエチル)−1H−イミダゾール−2−イル]−1,3−チアゾール−5−カルボン酸メチル;
2−[(3S,4R)−4−{[(3,4−ジクロロ−5−メチル−1H−ピロール−2−イル)カルボニル]アミノ}−3−メチルピペリジン−1−イル]−4−(3−フルオロピリジン−2−イル)−1,3−チアゾール−5−カルボン酸エチル;
2−[(3S,4R)−4−{[(3,4−ジクロロ−5−メチル−1H−ピロール−2−イル)カルボニル]アミノ}−3−メチルピペリジン−1−イル]−4−(ピラジン−2−イル)−1,3−チアゾール−5−カルボン酸エチル;
2−[(3S,4R)−4−{[(4−クロロ−3−シアノ−5−メチル−1H−ピロール−2−イル)カルボニル]アミノ}−3−メチルピペリジン−1−イル]−4−(1−メチル−1H−1,2,4−トリアゾール−5−イル)−1,3−チアゾール−5−カルボン酸メチル;
2−[(3S,4R)−4−{[(4−クロロ−3−シアノ−5−メチル−1H−ピロール−2−イル)カルボニル]アミノ}−3−メチルピペリジン−1−イル]−4−[1−(2−メトキシエチル)−1H−イミダゾール−2−イル]−1,3−チアゾール−5−カルボン酸メチル;
2−[(3S,4R)−4−{[(4−クロロ−3−シアノ−5−メチル−1H−ピロール−2−イル)カルボニル]アミノ}−3−メチルピペリジン−1−イル]−4−(3−フルオロピリジン−2−イル)−1,3−チアゾール−5−カルボン酸エチル;
2−[(3S,4R)−4−{[(4−クロロ−3−シアノ−5−メチル−1H−ピロール−2−イル)カルボニル]アミノ}−3−メチルピペリジン−1−イル]−4−(ピラジン−2−イル)−1,3−チアゾール−5−カルボン酸エチル;
2−[(3R,4S)−4−{[(3,4−ジクロロ−5−メチル−1H−ピロール−2−イル)カルボニル]アミノ}−3−メトキシピペリジン−1−イル]−4−[5−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピラジン−2−イル]−1,3−チアゾール−5−カルボン酸からなる群より選択される化合物と、その医薬的に許容される塩。
【請求項25】
請求項1〜24のいずれか1項の化合物又はその医薬的に許容される塩と、医薬的に許容される賦形剤又は担体を含んでなる医薬組成物。
【請求項26】
細菌DNAジャイレース及び/又は細菌トポイソメラーゼIVを阻害するような治療を必要とする温血動物においてそれを阻害する方法であって、請求項1〜24のいずれか1項の化合物又はその医薬的に許容される塩の有効量を該動物へ投与することを含んでなる、前記方法。
【請求項27】
抗菌効果を産生するような治療を必要とする温血動物においてそれを産生する方法であって、請求項1〜24のいずれか1項の化合物又はその医薬的に許容される塩の有効量を該動物へ投与することを含んでなる、前記方法。
【請求項28】
細菌感染症を治療することを必要とする温血動物においてそれを治療する方法であって、請求項1〜24のいずれか1項の化合物又はその医薬的に許容される塩の有効量を該動物へ投与することを含んでなる、前記方法。
【請求項29】
細菌感染症が、市中肺炎、院内肺炎、皮膚及び皮膚構造の感染症、慢性気管支炎の急性増悪、急性副鼻腔炎、急性中耳炎、カテーテル関連敗血症、熱性好中球減少症、骨髄炎、心内膜炎、尿路感染症、及び、ペニシリン耐性肺炎連鎖球菌、メチシリン耐性黄色ブドウ球菌、メチシリン耐性表皮ブドウ球菌、及びバンコマイシン耐性腸球菌のような薬剤耐性菌によって引き起こされる感染症からなる群より選択される、請求項28の方法。
【請求項30】
温血動物がヒトである、請求項26〜29のいずれか1項の方法。
【請求項31】
請求項1〜24のいずれか1項の化合物又はその医薬的に許容される塩の、温血動物における抗菌効果の産生に使用の医薬品の製造への使用。
【請求項32】
請求項1〜24のいずれか1項の化合物又はその医薬的に許容される塩の、温血動物における細菌DNAジャイレース及び/又はトポイソメラーゼIVの阻害に使用の医薬品の製造への使用。
【請求項33】
請求項1〜24のいずれか1項の化合物又はその医薬的に許容される塩の、温血動物における細菌感染症の治療に使用の医薬品の製造への使用。
【請求項34】
細菌感染症が、市中肺炎、院内肺炎、皮膚及び皮膚構造の感染症、慢性気管支炎の急性増悪、急性副鼻腔炎、急性中耳炎、カテーテル関連敗血症、熱性好中球減少症、骨髄炎、心内膜炎、尿路感染症、ペニシリン耐性肺炎連鎖球菌、メチシリン耐性黄色ブドウ球菌、メチシリン耐性表皮ブドウ球菌、及びバンコマイシン耐性腸球菌からなる群より選択される、請求項33の使用。
【請求項35】
温血動物がヒトである、請求項31〜34のいずれか1項の方法。
【請求項36】
温血動物における抗菌効果の産生に使用の、請求項1〜24のいずれか1項の化合物又はその医薬的に許容される塩。
【請求項37】
温血動物における細菌DNAジャイレース及び/又はトポイソメラーゼIVの阻害に使用の、請求項1〜24のいずれか1項の化合物又はその医薬的に許容される塩。
【請求項38】
温血動物における細菌感染症の治療に使用の、請求項1〜24のいずれか1項の化合物又はその医薬的に許容される塩。
【請求項39】
市中肺炎、院内肺炎、皮膚及び皮膚構造の感染症、慢性気管支炎の急性増悪、急性副鼻腔炎、急性中耳炎、カテーテル関連敗血症、熱性好中球減少症、骨髄炎、心内膜炎、尿路感染症、ペニシリン耐性肺炎連鎖球菌、メチシリン耐性黄色ブドウ球菌、メチシリン耐性表皮ブドウ球菌、又はバンコマイシン耐性腸球菌の治療に使用の、請求項1〜24のいずれか1項の化合物又はその医薬的に許容される塩。
【請求項40】
式(I):
【化7】

[式中:
は、クロロ又はシアノであり;
は、水素、クロロ、又はシアノであり;
は、フルオロ、メチル、メトキシ、エトキシ、又はアリルオキシであり;
は、水素又はC1−4アルキルであり;
環Aは、式(a)又は(b):
【化8】

{式中:
「*」は、チアゾリル環への付加点であり;
Xは、CH、CR、又はNであり;
は、H、C1−4アルキル、又はC1−4アルコキシC1−4アルキルであり;
は、それぞれの出現について、ハロ、−NR、及び複素環より独立して選択され、ここで前記複素環は、少なくとも1つの窒素環員を含み、1以上の炭素原子上で、1以上のRで置換されていてもよく、そして1以上の環窒素上で、R10で置換されていてもよく;
とRは、それぞれ独立して、水素及びC1−6アルキルからなる群より選択され、ここで前記アルキルは、1以上の独立して選択される−OH、C1−6アルコキシ、C1−6アルコキシC1−6アルコキシ、及び複素環で置換されていてもよく、ここで前記複素環は、1以上の炭素原子上で、1以上の独立して選択されるハロ、C1−6アルキル、C1−6アルコキシ、又は=Oで置換されていてもよく、そしてここで前記ヘテロシクリルが−NH−部分を含有するならば、その窒素は、C1−4アルキルによって置換されていてもよく;
は、それぞれの出現について、C1−4アルキル、ハロ、ヒドロキシ、C1−4アルコキシ、アミノ、N−(C1−4アルキル)アミノ、及びN,N−ジ(C1−4アルキル)アミノより独立して選択され;
10は、それぞれの出現について、C1−4アルキルより独立して選択され;そして
nは、0、1、2、又は3である}より選択される]の化合物、又はその医薬的に許容される塩を製造するための方法であって:
方法a)式(II):
【化9】

の化合物又はその活性化酸誘導体を、式(III):
【化10】

の化合物と反応させる工程、又は
方法b)式(IV):
【化11】

の化合物を式(V):
【化12】

[式中、Lは、置換可能基である]の化合物と反応させる工程;又は
方法c)RがC1−4アルキルである、式(I)の化合物を製造するには、式(VI):
【化13】

の化合物である、式(I)の化合物を式(VII):
4a−OH (VII)
[式中、R4aは、C1−4アルキルである]の化合物と反応させる工程;又は
方法d)Rが水素である式(I)の化合物を製造するには、式(VIII):
【化14】

[式中、Pgは、カルボン酸保護基である]の化合物を脱保護化する工程を含んでなり;
そしてその後必要ならば:
i)式(I)のある化合物を式(I)の別の化合物へ変換する工程;
ii)あらゆる保護基を外す工程;
iii)医薬的に許容される塩を生成する工程;及び/又は
iv)式(I)の化合物をキラル精製する工程を含んでなる、前記方法。

【公表番号】特表2012−511561(P2012−511561A)
【公表日】平成24年5月24日(2012.5.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−540213(P2011−540213)
【出願日】平成21年12月11日(2009.12.11)
【国際出願番号】PCT/GB2009/051691
【国際公開番号】WO2010/067123
【国際公開日】平成22年6月17日(2010.6.17)
【出願人】(300022641)アストラゼネカ アクチボラグ (581)
【Fターム(参考)】