説明

肉盛り装置

【課題】塑性流動接合の原理を利用して、円筒材の内面や、被加工材に形成された円形孔の内面など、軸線方向に断面円形の被加工孔の内面に肉盛り加工を施す。
【解決手段】先端にスターロッド11を設けた回転ツール1を被加工孔の一側から挿入する。先端に肉盛り材3を他側から挿入して対向配置して、両先端を突き合わせ、スターロッド11と肉盛り材3との間に相対的な回転運動を加えながら回転ツール1を前進させる。これにより肉盛り材3の先端面は摩擦熱によって昇温し、いわゆる、塑性流動現象を生じる。塑性流動した肉盛り材3bは、被加工材Wの内面とスターロッド11の外周面とによって形成される空間内に侵入して充填する。回転ツール1が前進するに伴って押圧ツール2は後退し、被加工孔の内面に肉盛り層3cを順次形成する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、被加工材に形成された軸線方向に断面円形の被加工孔の内面に、肉盛り加工を施す肉盛り装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来から被加工材の表面上に異種又は同種金属を肉盛りする方法として、アーク溶接法(肉盛法)による肉盛りが行われている。しかしながら、アーク溶接法ではパイプ内に肉盛り加工を施すことが困難であった。
最近、塑性流動接合(Friction Stir Welding)と称せられる新たな溶接法が開発されている。
【0003】
この塑性流動接合は、被加工材より硬い材質のスターロッドを被加工材の接合領域に挿入し、スターロッドと被加工材との間に相対的な摩擦循環運動をさせて、発生する摩擦熱によって高温に加熱し、接合領域を塑性流動状態にして、被加工材同士を接合するものである。
【0004】
【特許文献1】特表平7−505090号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
この塑性流動接合の特徴は、接合が固相接合であり、塑性流動による結晶の微細化を生じるなどが挙げられるが、適用できる被加工材が平面的なものに限られており、三次元曲面の被加工材への適用が困難であった。
この発明では、塑性流動接合の原理を利用して、円筒材の内面や、被加工材に形成された円形孔の内面など、軸線方向に断面円形の被加工孔の内面に肉盛りを施すのに適した肉盛り装置の提供を目的としている。
【0006】
そこで、請求項1の発明では、被加工材の、両端を開口するとともに軸線方向に断面円形をなす被加工孔の内面に肉盛り加工を施す肉盛り装置において、先端にスターロッドを設けている回転ツールを被加工孔の一側から挿入し、他方先端に肉盛り材を備える押圧ツールを他側から挿入して対向配置して、両先端を突き合わせてスターロッドと肉盛り材との間に相対的な回転運動を加えながら回転ツールを前進させて肉盛り材の先端面を塑性流動して被加工孔の内面へ肉盛り加工を施す肉盛り装置としている。
【0007】
この構成により、肉盛り加工を施すに際して、先端にスターロッドを設けている回転ツールを被加工孔の一側から挿入し、他方先端に肉盛り材を備える押圧ツールを他側から挿入して対向配置して、両先端を突き合わせてスターロッドと肉盛り材との間に相対的な回転運動を加えながら回転ツールを前進させる。スターロッドの先端面が肉盛り材の前面に当接接触して摩擦を生じ、肉盛り材の先端面は摩擦熱によって昇温し、いわゆる、塑性流動現象を生じる。塑性流動した肉盛り材は、被加工材の内面とスターロッドの外周面とによって形成される空間内に侵入充填される。回転ツールが前進し、これに伴って押圧ツールは後退し、被加工孔の内面に肉盛り層が順次形成されていく。
【0008】
この際、肉盛り材をスターロッドの回転方向と逆向きに回転することによって、スターロッドが肉盛り材に与える相対的な回転数を高められる(請求項2)。
【0009】
また、スターロッドにより摩擦撹拌されるのは主として肉盛り材であり、被加工材には摩擦撹拌による昇温がない。このため、同種金属の他、例えば、被加工材がアルミニウム材の場合に、純アルミニウムよりも耐摩耗性や耐食性に優れたアルミニウム合金や銅、銅合金を肉盛りするなど、融点の低い金属からなる被加工材の内面に融点の高い異種金属を肉盛りすることも可能になる(請求項3)。
さらに、請求項4の発明では、スターロッドの外周に、被加工材の内周表面を削る削り突部を設けている。削り突部が被加工材の内周面を薄く切削して活性な新しい面を露出し、塑性流動した肉盛り材との接合強度を高める。
【発明の効果】
【0010】
以上説明したように、請求項1の発明では、被加工材の、両端を開口するとともに軸線方向に断面円形をなす被加工孔の内面に肉盛り加工を施す肉盛り装置において、先端にスターロッドを設けている回転ツールを被加工孔の一側から挿入し、他方先端に肉盛り材を備える押圧ツールを他側から挿入して対向配置して、両先端を突き合わせてスターロッドと肉盛り材との間に相対的な回転運動を加えながら回転ツールを前進させて肉盛り材の先端面を塑性流動することにより、断面円形の被加工孔の内面に肉盛りを施すことができる。
【0011】
請求項2の発明では、他側から挿入された肉盛り材をスターロッドと逆方向に回転をすることにより、スターロッドと肉盛り材との間の相対的な回転運動を高めることができる。
【0012】
請求項3の発明では、被加工材よりも耐摩耗性や耐食性などに優れた異種金属により肉盛りすることにより、材質の改質の向上を図ることができる。
【0013】
請求項4の発明では、スターロッドの外周には、被加工材の内周表面を削る削り突部が設けていることにより、被加工材の内周表面を新しい表面を露出して肉盛り加工を施すことができて、肉盛り材の接合力を高めることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
円筒材の内面や被加工材に形成された円形孔の内面など、軸線方向に断面円形の被加工孔の内面に塑性流動を利用して肉盛り加工を施すことを、肉盛り材と押圧ツールを対向配置し、両先端を突き合わせて相対的な回転運動を加えることによって実現した。
【実施例1】
【0015】
以下、この発明の実施例1を、両端が開放された内径Dのアルミニウム合金(AC4D:JIS H 5201−1977)の円筒管Wを被加工材とし、この円筒管Wよりも融点の高くかつ耐摩耗性に優れたアルミニウム合金(AC8A:JIS H 5202−1977)からなる円筒形の肉盛り材3により内径dに肉盛りして、円筒管Wの内面を改質する例を図1〜図3を参照しながら詳細に説明する。
【0016】
図1に示すように、図示しないベース上に進退可能に取付けられている回転ツール1には、その先端面に円筒管Wの内径Dよりわずかに小さく、肉盛り後の内径dとなるように、直径dのスターロッド11が設けられている。このスターロッド11の先端中央に、円柱状の中央突起12が突出形成されている。そして、回転ツール1は、円筒管Wの一側(図1において右側)から、図示しない駆動モータにより回転するとともに進出可能とされている。
【0017】
他方、円筒管Wの他側(図1において左側)から、図示しない駆動モータにより回転するとともに進退可能とされた押圧ツール2が回転ツール1と同軸線上に対向して配置されている。この押圧ツール2の先端には、雌ねじ21を形成した取付凹部22が設けられ、この取付凹部に肉盛り材3が取付けられている。
【0018】
肉盛り材3は、その外径を円筒管Wに挿入可能に内径Dよりもわずかに細い円柱状とされている。一方、その後端に雄ねじ部31が設けられていて、取付凹部22の雌ねじ21に螺合して、押圧ツール2の先端に取付け固定可能とされている。そして、取付けられた肉盛り材3は押圧ツール2の軸線を共通軸線で固定される。なお、この実施例における円柱状の肉盛り材3には、その中心軸線方向に中心孔32が形成され、スターロッド11の先端中央に突出形成された中央突起12を挿入可能とされている。
【0019】
係る構成からなる本実施例の作用について説明する。
図2は、肉盛り加工前のセットされた状態を示し、円筒管Wが図示しない固定チャックなどの固定手段により軸線を中心にして固定されている。押圧ツール2の先端に形成されている雌ねじ21に肉盛り材の雄ねじ部31が螺合して固定されている。そして図2において円筒管Wの左側(他側)から挿通されて一側側の開始位置に配置される。一方、回転ツール1は円筒管Wの右側(一側)で軸線に一致させて後退位置に配置される。これにより、回転ツール1と、肉盛り材3が突き合わせた状態に対向して配置される。
【0020】
次に、図示しない駆動モータを駆動して回転ツール1が回転を始めるとともに前進を開始する。同時に押圧ツール2もその駆動モータが回転ツール1の回転方向と逆方向に回転を始める。この実施例では、押圧ツール2は回転ツール1と逆方向に回転する構成としているために、肉盛り材3に対するスターロッド11の相対的な回転数は、この両者の和となり、それぞれの回転数が一万回転と仮定すればスターロッド11と肉盛り材3との間での相対的な回転数が二万回転で回転していることになる。
【0021】
そして、回転ツール1は回転しながら前進して、スターロッド11の先端面が肉盛り材3の前面に当接接触して、スターロッド11の先端と肉盛り材3との間で摩擦を生じ、さらに、回転ツール1は回転しながら前進する。一方、押圧ツール2は、回転ツール1が前進するに伴い肉盛り材3を介して受ける押圧力に応じて後退して、肉盛り材3に所定の押圧力を付加し続ける。
【0022】
これにより肉盛り材3の先端面は摩擦熱によって昇温し、融点以下であるが、軟化した状態、いわゆる、塑性流動状態になり、図3に示すように、肉盛り材の先端面は、スターロッド11の外周側に押出されて、スターロッド11の先端面と肉盛り材3の前面の間から外周側に押し出されて移動し、スターロッド11の外周面に至ると急速に冷却されて、バリ状に付着したバリ状部3aを形成する。
【0023】
回転ツール1がさらに前進して、円筒管Wの内部に至ると、バリ状部3aが円筒管Wの端面に当接して、封止するとともに、スターロッド11の先端面による摩擦によって肉盛り材3の先端面は、順次塑性流動現象を生じて、円筒管Wの内面とスターロッド11の外周面とによって形成される空間内に塑性流動層3bになって侵入する(図1参照)。
【0024】
図1は、スターロッド11が円筒管Wの中間位置まで進んだ状態を示し、回転ツール1の回転及び前進に伴って、前進する回転ツール1と後退する押圧ツール2との間に挟まれた肉盛り材3の先端面が塑性流動しながら塑性流動層3bの位置が前進するとともに、後方には円筒管Wの内面に充填して接合する肉盛り層3cが形成されていく。このようにして回転ツール1の前進とともに、円筒管Wの内面に肉盛層3cが順次形成され、円筒管Wの最前端まで回転ツール1が移動して肉盛り作業を終了する。
【0025】
ここで、円筒管Wの内面と肉盛り材3の外周面とによって形成される空間内にも塑性流動層3bが移動するが、この空間内では、摩擦による摩擦熱を発生しないために急速に冷却されるとともに、押圧ツール2が後退するために、わずかな塑性流動層3bが浸入してもそれ以上の浸入が防止される。
【0026】
このように、肉盛りは、圧縮状態で行われるとともに、スターロッド11の外面によってその肉盛り後の内径が規定されるために、寸法精度がよく、平滑な表面の肉盛り層3cを得ることができる。
【0027】
実施例1においては、肉盛り材3のみがスターロッド11による摩擦撹拌を受けて、円筒管Wの内面とスターロッド11の外周面とによって形成される空間内が塑性流動層3bにより充填されて肉盛り加工がなされるために、円筒管Wの内面はスターロッドによる摩擦撹拌を受けていない。従って、円筒管Wよりも耐摩耗性、耐食性などに優れた融点の高い金属をも肉盛り材として利用することができる。
【0028】
また、円筒管Wへの肉盛り層3cの接合強度を特に必要とする場合や、接合力の低い金属種間で肉盛り加工を施す場合には、予め円筒管Wの内面を粗面とすることにより、粗面とされた内面の凹部にも、塑性流動層3bが充填されて、強固に接合させることができる。
【0029】
なお、塑性流動した肉盛り材3の一部は円筒管Wの右端にも押し出されるが、急速に冷却して流動性を失い、円筒管Wの右端の解放端面を閉止する。さらに回転ツール1が肉盛り材3を所定の圧力で押圧しながら、前進を続けてし、円筒管Wの内面とスターロッドの外周面とによって形成される空間内に塑性流動層3bが押し込まれ、スターロッド11による激しい摩擦から解放されると冷却して、円筒管Wの内面に肉盛り層3cが形成される。
【0030】
また、実施例1では、肉盛り材3の軸心に中心孔32を形成し、この中心孔32に中央突起12を挿入する構成としているために、肉盛り材3はぶれを生じにくくなり、安定に保持される例を示した。しかしながら、必ずしも中央突起12の先端を中心孔32内に挿入することは必要なく、中心孔32を設けていない肉盛り材としてもよい。
【0031】
上述した実施例1では、アルミニウム合金(AC4D)の被加工材を円筒管Wとし、この円筒管Wの内面に、アルミニウム合金(AC8A)の肉盛層3cを形成する例を説明したが、肉盛り材は、スターロッド11の材質より軟らかい材料であれば原理的には適用することができる。
【0032】
また、被加工材を円筒管Wとした例を示したが、被加工材は円筒管に限られることなく、被加工材に穿設された円孔にも肉盛りを施すことができる。
【0033】
また、円筒管Wを固定し、回転ツール1と押圧ツール2をそれぞれ逆方向に回転する実施例1を示したが、回転ツール1と押圧ツール2との間で相対的に回転させて、肉盛り材3の前面を摩擦すればよく、円筒管Wを回転する一方、回転ツール1を固定して実施することもできる。
【0034】
さらに、この実施例では、肉盛り加工初期に形成されるバリ状部3aにより、円筒管Wの端面を封止する例を示したが、必要に応じて円筒管Wの端面にばり押さえを取付けるなど、円筒管Wの端面を封止する構成とすることもできる。
【実施例2】
【0035】
次に、この発明の実施例2を説明する。実施例1との大きな相違は、スターロッドの外周に円筒管Wの内周表面をわずかに削る削り突部を設けて、新しい表面を露出するところである。したがって、実施例1と同じ構成については、説明を簡略に止め、同じ符号により図4、図5を参照しながら説明する。
【0036】
実施例2では、実施例1と同様に、回転ツール1は、その先端面に円筒管Wの内径Dよりわずかに小さく、肉盛り後の内径dとなるように、直径dのスターロッド11が設けられている。スターロッド11の先端側は先細りになる傾斜面11aとされ、先端中央に、円柱状の中央突起12が突出形成されている。また、傾斜面11aからスターロッド11の外周面の前部にかけて軸線方向から傾斜した突条11bが形成されている。この突条11bの内、スターロッド11の外周面に設けられた部分は、円筒管Wの内径Dよりも0.25〜1mm程度大きくなるように突出した削り突部となっている。
【0037】
回転ツール1は、実施例1と同様に、円筒管Wの一側(図4において右側)から、図示しない駆動モータにより回転するとともに進出可能とされ、他方、円筒管Wの他側(図4において左側)から、図示しない押圧ツールに取付けられた肉盛り材3が回転ツール1と同軸線上に対向して配置されている。
【0038】
肉盛り材3は、その外径を円筒管Wに挿入可能に内径Dよりもわずかに細い円筒状とされていて、スターロッド11の先端中央に突出形成された中央突起12が挿入可能とされている。
【0039】
係る構成からなる実施例2の作用について説明する。
実施例1を示す図2と同様に、肉盛り加工する際には、円筒管Wの左側(他側)から肉盛り材3を円筒管Wの右側(一側側)まで挿入し、スターロッド11と軸線を一致させて配置される。
【0040】
次に、図示しない駆動モータの駆動により回転ツール1が回転を始めて、前進する。同時に肉盛り材3を回転させる駆動モータが回転ツール1と逆方向に回転駆動する。
【0041】
スターロッド11の先端面が肉盛り材3の前面と突き合わせ状に当接接触して肉盛り材3の先端面を激しく摩擦し、さらに、回転ツール1が回転しながら前進する。一方、押圧ツール2は、回転ツール1が前進するに伴い肉盛り材3を介して受ける押圧力に応じて後退して、肉盛り材3に所定の押圧力を付加し続ける。
【0042】
また、実施例2では、スターロッド11の外周面に設けた突条11bの削り突部により、円筒管Wの内周面は0.25〜0.5mm程度薄く切削されて活性な新しい面を露出していく。これにより肉盛り材3の先端面は摩擦熱によって昇温し、融点以下であるが、軟化した状態、いわゆる、塑性流動現象を生じて、実施例1と同様に外周側に押出されて、円筒管Wの内面とスターロッド11の外周面とによって形成される空間内に塑性流動層3bになって侵入する(図4、図5参照)。
【0043】
回転ツール1の前進に伴って、回転ツール1と後退する押圧ツール2との間に挟まれた肉盛り材3の先端面が塑性流動して、これに伴って、塑性流動層3bの位置が前進するとともに、後方には円筒管Wの内面に充填して接合する肉盛り層3cが形成されていく。なお、突条11bにより、円筒管Wの内周面が薄く切削されて活性な新しい面を露出しているために、肉盛り層3cは、円筒管Wと接合して、接合強度が高くなる。
【0044】
このようにして回転ツール1の前進とともに、円筒管Wの内面に肉盛層3cが順次形成され、円筒管Wの最前端まで回転ツール1が移動して肉盛り作業を終了する。
【図面の簡単な説明】
【0045】
【図1】肉盛り加工中の状態を示す断面図
【図2】肉盛り加工のセット状態
【図3】肉盛り加工の初期状態を示す一部の断面図
【図4】実施例2の肉盛り加工中の状態を示す断面図
【図5】実施例2の肉盛り加工中の状態を示す拡大断面図
【符号の説明】
【0046】
1…回転ツール
2…押圧ツール
3…肉盛り材
11…スターロッド
12…中央突起

【特許請求の範囲】
【請求項1】
被加工材の、両端を開口するとともに軸線方向に断面円形をなす被加工孔の内面に肉盛り加工を施す肉盛り装置において、
先端にスターロッドを設けている回転ツールを前記被加工孔の一側から挿入し、他方先端に肉盛り材を備える押圧ツールを他側から挿入して対向配置して、該両先端を突き合わせて該スターロッドと該肉盛り材との間に相対的な回転運動を加えながら該回転ツールを前進させて該肉盛り材の先端面を塑性流動して被加工孔の内面へ肉盛り加工を施す肉盛り装置。
【請求項2】
他側から挿入された肉盛り材はスターロッドと逆方向に回転することを特徴とする請求項1記載の肉盛り装置。
【請求項3】
被加工材よりも融点の高い金属を肉盛り材としていることを特徴とする請求項1、2記載の肉盛り装置。
【請求項4】
スターロッドの外周には、被加工材の内周表面を削る削り突部が設けられていることを特徴とする請求項1〜3記載の肉盛り装置。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate