説明

自動洗浄装置

【課題】 コンパクタおよびコンテナの洗浄面に凹凸部があるような場合でも、十分に洗浄水を行き渡らせて凹凸部までも含めて洗浄することを可能にするとともに、さらに洗浄後の洗浄水を除去する。
【解決手段】 コンパクタ1に対向するコンテナ2の後端面2aの上方位置に、圧縮空気を噴射するノズルユニット31と、このノズルユニット31を昇降動作させる昇降機構32とが設けられる。ノズルユニット31は、圧縮空気用の管路34と、この管路34に接続されて圧縮空気を噴射する複数のエアーブローノズル341とを備え、各エアーブローノズル341はコンパクタ1の前端面またはコンテナ2の後端面2aに向けて配設され、ノズルユニット31を昇降させるとともに圧縮空気を噴射することによりコンパクタ1の前端面またはコンテナ2の後端面2aの付着物を吹き飛ばして除去する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、コンパクタおよびコンテナを洗浄する自動洗浄装置に関する。
【背景技術】
【0002】
一般に、コンパクタ・コンテナでは、コンパクタ本体の前端面に開口する押出口に、コンテナの後端面に開口する出入口を連通させてコンパクタにコンテナを一体に接続し、コンパクタ本体内に投入されている廃棄物を、コンパクタ内で往復動する押出板により押出口から出入口を介してコンテナ内部へ圧縮移送することが行われる。
【0003】
そして、このようなコンテナの出入口を開閉する蓋板は、コンパクタとの接続時に押出板と一体的に連結され、押出板とともコンパクタ本体内を進退駆動し、実質的な廃棄物の押込板として使用される。この種のコンパクタ・コンテナの基本形態は、例えば特許文献1,2等に記載されている。
【0004】
また、廃棄物の圧縮移送過程でコンパクタの押出板やコンテナの蓋板に付着した廃棄物を洗浄するための自動洗浄装置が特許文献3等において提案されており、コンパクタとコンテナを接続させた対向面に対して配設され、コンテナの左右および上方を取り囲む状態で管路が門型に形成されて、多数個のノズルを設けられた構成となっている。
【特許文献1】特公昭58−32122号公報
【特許文献2】特公平3−1201号公報
【特許文献3】特公昭57−52286号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記のような従来のコンパクタとコンテナの自動洗浄装置は、左右両側および上側から連結部中央へ向かって洗浄水を噴射するようになっている。このため、押出板および蓋板にある凹凸部にはうまく洗浄水が噴射されず、凹凸部の陰になる部分に付着している塵芥などの付着物を洗い落とすことが困難であった。また、少なくとも、接続状態におけるコンテナの外郭線より外側にノズルおよび管路を配置する必要があって、特に押出板および蓋板の中央部付近に到達する噴射水流の勢いが弱くなり、そこでの洗浄を確実に行えないという問題点もあった。これに対し、ノズルの噴射水圧を高めることも可能であるが、噴射水圧を高めても、いたずらに消費水量が増えるだけで、洗浄効果を高めることをさほど期待できないという実状があった。
【0006】
また、洗浄水で付着物を洗い流しても、前記のように凹凸部があると、洗浄後の水が凹凸部に付着して滞留したままとなりやすく、このため臭気を発する要因となったり、さらに付着水に塵芥が付着しやすくなったりして、臭気の発生を完全に防ぐことが困難な問題点があった。また、このように付着したままとなった洗浄水は、錆の原因ともなるおそれがあり、コンパクタおよびコンテナを洗浄した後、洗浄水を除去する方策が求められていた。
【0007】
そこで本発明は、上記のような事情にかんがみてなされたものであり、コンパクタおよびコンテナの洗浄面に凹凸部があるような場合でも、十分に洗浄水を行き渡らせて凹凸部までも含めて洗浄することを可能にするとともに、さらに洗浄後の洗浄水を除去することを可能にして、洗浄水による臭気および錆の発生を防ぐことのできる自動洗浄装置を提供しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記した目的を達成するため、本発明は、内部に投入されている廃棄物を前方に押し出すコンパクタと、このコンパクタに接続され、前記廃棄物が押し込まれるコンテナとの互いの対向面を洗浄する自動洗浄装置であって、コンパクタに対向するコンテナの後端面の上方位置に、圧縮空気を噴射するノズルユニットと、このノズルユニットを昇降動作させる昇降機構とが設けられ、前記ノズルユニットは、圧縮空気用の管路と、この管路に接続されて圧縮空気を噴射する複数のエアーブローノズルとを備え、各エアーブローノズルはコンパクタの前端面またはコンテナの後端面に向けて配設され、ノズルユニットを昇降させるとともに圧縮空気を噴射することによりコンパクタの前端面またはコンテナの後端面の付着物を吹き飛ばして除去することを特徴としている。
【0009】
また、本発明に係る自動洗浄装置は、前記ノズルユニットが、さらに、ほぼ水平に支持された洗浄水用の管路と、この洗浄水用の管路の前後面に接続されてコンパクタの前端面およびコンテナの後端面に向かって洗浄水を噴射する複数の洗浄ノズルとを備え、前記複数の洗浄ノズルは、洗浄水を円錐状に噴射する洗浄ノズルと直線状に噴射する洗浄ノズルとを含み、コンパクタの前端面およびコンテナの後端面の付着物をこれらの洗浄ノズルからの洗浄水で洗浄し、付着している洗浄水をエアーブローノズルからの圧縮空気で吹き飛ばすことを特徴としている。
【0010】
このような構成により、コンテナおよびコンパクタに付着した汚れや塵芥を十分に洗浄水で除去することが可能となることに加え、その洗浄水を圧縮空気で吹き飛ばして除去することが可能となる。したがって、コンテナおよびコンパクタの洗浄面に残った洗浄水と、内部の廃棄物からの汚水などが混合する事態を避けることができ、それによる臭気の拡散や周辺機器への汚れを防止することができる。
【0011】
また、本発明に係る自動洗浄装置は、前記ノズルユニットの洗浄ノズルが、管路に対して鋭角の角度をなすように設けられており、コンパクタの前端面またはコンテナの後端面に対して斜め方向から洗浄水を噴射することを特徴としている。これにより、コンパクタやコンテナにおける凹凸のある部分や、その隅部に付着している汚れや塵芥も、確実に剥離させて除去することができる。
【0012】
また、本発明に係る自動洗浄装置は、前記ノズルユニットのエアーブローノズルが、扁平幅広の先端噴射部を有し、扇形状に圧縮空気を噴射することを特徴としている。これにより、コンパクタやコンテナにおける凹凸部分や隅部に付着している汚れや塵芥、さらに滞留している洗浄水を吹き飛ばすことが容易であり、狭い隙間部分にも圧縮空気を吹き付けることが可能になる。
【0013】
また、本発明に係る自動洗浄装置は、前記ノズルユニットのエアーブローノズルが、管路に対して鋭角の角度をなすように設けられており、コンパクタの前端面またはコンテナの後端面に対して斜め方向から圧縮空気を噴射することを特徴としている。これにより、凹凸部分や隅部の奥に付着している汚れや塵芥、洗浄水をかき出して吹き飛ばし、除去することが可能になり、凹凸部分の付着物も除去することが可能になる。
【発明の効果】
【0014】
上述のように構成される本発明の自動洗浄装置によれば、コンパクタおよびコンテナの洗浄面に凹凸部があるような場合でも、十分に洗浄水を行き渡らせて凹凸部までも含めて洗浄することを可能にするとともに、さらに洗浄後の洗浄水を除去することを可能にして、洗浄水による臭気および錆の発生を防ぐことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
以下、本発明に係る自動洗浄装置を実施するための最良の形態について、図面を参照しつつ説明する。
【0016】
図1〜図5は本発明の自動洗浄装置の一例を示し、図1は自動洗浄装置の概略を示す側面図、図2はノズルユニットの洗浄ノズルの配置図、図3は洗浄ノズルの作動時を示す説明図、図4はエアーブローノズルの作動時を示す説明図、図5はエアーブローノズルの斜視図である。
【0017】
図1において、符号1はコンパクタ、2はコンテナである。コンパクタ1は、横長角箱状の本体11を有し、本体11の内部に図示しない油圧シリンダで往復操作される押出板4を有し、ホッパ5から投入された廃棄物を押出板4で前端の押出口6へ向って押し出し、押出口6に連結されたコンテナ2の内部へ圧縮移送する。コンテナ2において、コンパクタ1の押出口6との連結口は、蓋板7で閉塞されているが、コンテナ2を押出口6に接続すると、押出板4に設けられた係合手段によって蓋板7が捕捉され、押出板4とともにコンパクタ1内に引き込まれる。コンテナ2は車輪8を介してレ−ル9上を走行しうるようになっている。
【0018】
廃棄物の充填が終了すると、蓋板7はコンテナ2側へ戻されて連結口を塞ぐ。この後、コンテナ2はコンパクタ1から切り離され、図1の洗浄位置状態まで押し出される。この状態で、対向しているコンパクタ1の前端面1aとコンテナ2の後端面2aとを洗浄するために、自動洗浄装置3を用いる。
【0019】
自動洗浄装置3は、洗浄水を噴射するノズルユニット31と、ノズルユニット31を昇降操作する昇降機構32とを備えている。
【0020】
昇降機構32は、架台12に固定され、昇降自在に支持された昇降枠16および昇降シリンダ17に架設され、ノズルユニット31が水平方向に配設されている。図示しないが、昇降枠16は、左右一対のスライド枠間に桟材を一定間隔おきに固定してはしご状に構成されており、その下端にノズルユニット31が固定されている。
【0021】
ノズルユニット31は、コンテナ2の幅寸法より大きい長さを有する洗浄水用の管路33および圧縮空気用の管路34を備えている。
【0022】
図2に示すように、洗浄水用の管路33は、前面および後面のそれぞれに、一定間隔おきに接続された洗浄ノズル35の一群からなり、コンテナ2の後端面2aに向かって洗浄水を噴射する前側洗浄ノズル群35A、およびコンパクタ1の前端面に向かって洗浄水を噴射する後側洗浄ノズル群35Bが設けられている。また、管路33の一端には、加圧水を送給するホ−ス等が接続されている。洗浄水は、約0.3〜0.5MPaの水圧で噴射されることが好ましい。
【0023】
例示の形態において、前側洗浄ノズル群35Aには、洗浄水を円錐状に噴射する洗浄ノズル351と直線状に噴射する洗浄ノズル352との2種類で構成されている。また、コンテナ2の後端面2aへ向って洗浄水を噴射する洗浄ノズル35のうち、一部のノズルが管路33に対して鋭角の角度をなすように設けられており、コンテナ2の後端面2aに対して斜め方向から洗浄水を噴射するように配設されている。
【0024】
すなわち、図2に示すように、前側ノズル群35Aは、洗浄ノズル351がコンテナ2の後端面2aに対して直交方向から、かつ円錐状に洗浄水を噴射するものであり、洗浄ノズル352がコンテナ2の後端面2aに対して斜め方向から、かつ直線状に洗浄水を噴射するものとなっている。直線状の洗浄ノズル352は、図示するように、コンテナ2の後端面2aに対して洗浄水を右方向から噴射するものと、左方向から噴射するものとが設けられている。かかる円錐状の洗浄ノズル351と直線状の洗浄ノズル352とは、コンテナ2の後端面2aに対向する範囲内で、管路33に交互に配設されている。また、後側ノズル群35Bの洗浄ノズル351はすべて、コンパクタ1の前端面へ向って、これを直交方向から、かつ円錐状に洗浄水を噴射するように構成されている。
【0025】
このように円錐状に洗浄水を噴射する洗浄ノズル351は、コンテナ2の後端面2aまたはコンパクタ1の前端面に対して、比較的広い範囲に洗浄水を噴射し、その洗浄面に付着している汚れや塵芥を洗い流すことができる。これに対し直線状に洗浄水を噴射する洗浄ノズル352は、局所的に高水圧で洗浄水を噴射することができるので、凹凸のある部分や隅部に付着している汚れや塵芥も剥離させて除去することができる。また、この場合には、洗浄ノズル352がコンテナ2の後端面2aに対して斜め方向から洗浄水を噴射するように、鋭角の角度をなす配置形態であるので、より一層、汚れや塵芥を除去しやすいようになっている。そして、これらの洗浄ノズル351、352が交互に配置されているので、コンテナ2の後端面2aをまんべんなく洗浄することが可能となっている。
【0026】
これに対し、図4に示すように、圧縮空気用の管路34は、洗浄水用の管路33よりも小径の配管から構成されている。例示の形態では、この圧縮空気用の管路34は、前面および後面のそれぞれに、一定間隔おきに複数個のエアーブローノズル341が接続されている。
【0027】
図5に例示するように、ノズルユニット31のエアーブローノズル341は、いずれも扁平幅広の先端噴射部342を有し、扇形状に圧縮空気を噴射するように形成されていることが好ましい。例えば、エアーブローノズル341は、その基部側では横断面形状が略円形の管体343であるが、その先端に向かうにつれて徐々に扁平形状となり、先端部344は扁平幅広形状で横断面形状が細長矩形状となって、複数個の噴射口345が設けられている。
【0028】
また、エアーブローノズル341の噴射口345は、口径が1mmであって、15〜20個程度、並列されて形成されている。また、噴射される圧縮空気としては、約0.2〜0.5MPaの吐出圧力であることが好ましい。
【0029】
さらに、エアーブローノズル341は、管路34に対して鋭角の角度をなすように設けられており、コンテナ2の後端面2aに対して斜め方向から圧縮空気を吹き付けることができるようになされている。これにより、コンテナ2の後端面2aにある凹凸部や狭い隙間部分にも、圧縮空気を噴射させて、付着している洗浄水を吹き飛ばすことが可能となっている。
【0030】
これらの洗浄水用の管路33および圧縮空気用の管路34は、角パイプからなる補強枠36を介してU字形のボルト37で昇降枠16および昇降シリンダ17に対して水平に固定してある。
【0031】
上記のノズルユニット31は、コンテナ2がコンパクタ1に接続されて廃棄物の圧縮移送を行っているとき、昇降機構32により上方へ引き上げられて、コンテナ2の上部外郭線より上方の待機位置に位置している。廃棄物の充填が終了した後、コンテナ2はコンパクタ1から切り離される。そして、前記待機位置を始端にして、ノズルユニット31をコンテナ2とコンパクタ1との間に緩やかに下降させるとともに、前後の洗浄ノズル群35A、35Bから洗浄水を噴射することにより、対向するコンパクタ1の前端面およびコンテナ2の後端面2aが洗浄される。
【0032】
このように、前後の洗浄ノズル群35A、35Bをコンテナ2およびコンパクタ1と正対させ、さらにそれぞれの端面に沿って昇降させながら洗浄を行うと、コンテナ2やコンパクタ1の洗浄面に凹凸部があっても、くまなく洗浄することができ、強い噴射水流を衝突させて確実に付着物を除去することができる。また、これらの洗浄ノズル群35A、35Bを、凹凸部の高さ位置に停止させて当該部分の洗浄時間を長くして洗浄することで、その洗浄効果をより高めることも可能である。
【0033】
洗浄水による洗浄が完了すると、続いてエアーブローノズル341から圧縮空気を噴射し、コンテナ2の後端面2aに付着している洗浄水を吹き飛ばして除去する。このときも、ノズルユニット31をコンテナ2とコンパクタ1との間で、昇降させて適宜の高さ位置で圧縮空気を噴射させるとよい。特に、コンテナ2の後端面2aにおいては、蓋板7とテールゲート10との間に水平方向の溝ができており、この隙間に洗浄水が滞留しやすくなっている。そこで、かかる高さ位置にノズルユニット31を下降させて、重点的に圧縮空気を噴射し、洗浄水を吹き飛ばすようにすることが好ましい。
【0034】
自動洗浄装置3は、このように構成されることにより、コンテナ2およびコンパクタ1に付着した汚れや塵芥を十分に洗浄水で除去することが可能となることに加え、その洗浄水を吹き飛ばして除去することが可能となり、残った洗浄水と廃棄物からの汚水などが混合する事態を避け、それによる臭気の拡散や周辺機器への汚れを防止することができる。また、洗浄後には、ノズルユニット31を再びコンテナ2の上方で待機させるので、他の機器類の邪魔になることもない。
【0035】
なお、洗浄ノズル352およびエアーブローノズル341は、コンテナ2の後端面2aに対し斜め方向から噴射する例について説明したが、本発明ではこれに限定されず、コンパクタ1の前端面に対して同様の形態で設けられてもよいことは言うまでもない。また、かかる洗浄ノズル352およびエアーブローノズル341は、管路33、34に対して基部が回転可能に設けられて、上下斜めのいずれの方向にも噴射しうる形態を採ることもでき、また、噴射方向および噴射形状の異なるノズルの一群で構成されていてもよい。
【産業上の利用可能性】
【0036】
本発明は、コンパクタからコンテナへの廃棄物等の圧縮充填が終了し、両者を切り離した後に、コンパンタとコンテナとの対向面を洗浄するための自動洗浄装置として好適に利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0037】
【図1】本発明に係る自動洗浄装置の一例の概略を示す側面方向から見た説明図である。
【図2】本発明におけるノズルユニットの洗浄ノズルの配置図である。
【図3】本発明における洗浄ノズルの作動時を示す説明図である。
【図4】本発明におけるエアーブローノズルの作動時を示す説明図である。
【図5】本発明におけるエアーブローノズルの一例を示す斜視図である。
【符号の説明】
【0038】
1 コンパクタ
2 コンテナ
3 自動洗浄装置
31 ノズルユニット
32 昇降機構
33 洗浄水用管路
34 圧縮空気用管路
341 エアーブローノズル
35、351、352 洗浄ノズル

【特許請求の範囲】
【請求項1】
内部に投入されている廃棄物を前方に押し出すコンパクタと、このコンパクタに接続され、前記廃棄物が押し込まれるコンテナとの互いの対向面を洗浄する自動洗浄装置であって、
コンパクタに対向するコンテナの後端面の上方位置に、圧縮空気を噴射するノズルユニットと、このノズルユニットを昇降動作させる昇降機構とが設けられ、
前記ノズルユニットは、圧縮空気用の管路と、この管路に接続されて圧縮空気を噴射する複数のエアーブローノズルとを備え、各エアーブローノズルはコンパクタの前端面またはコンテナの後端面に向けて配設され、ノズルユニットを昇降させるとともに圧縮空気を噴射することによりコンパクタの前端面またはコンテナの後端面の付着物を吹き飛ばして除去することを特徴とするコンパクタ用自動洗浄装置。
【請求項2】
請求項1に記載のコンパクタ用自動洗浄装置において、
前記ノズルユニットは、さらに、ほぼ水平に支持された洗浄水用の管路と、この洗浄水用の管路の前後面に接続されてコンパクタの前端面およびコンテナの後端面に向かって洗浄水を噴射する複数の洗浄ノズルとを備え、
前記複数の洗浄ノズルは、洗浄水を円錐状に噴射する洗浄ノズルと直線状に噴射する洗浄ノズルとを含み、
コンパクタの前端面およびコンテナの後端面の付着物をこれらの洗浄ノズルからの洗浄水で洗浄し、付着している洗浄水をエアーブローノズルからの圧縮空気で吹き飛ばすことを特徴とする自動洗浄装置。
【請求項3】
請求項2に記載の自動洗浄装置において、
前記ノズルユニットの洗浄ノズルは、管路に対して鋭角の角度をなすように設けられており、コンパクタの前端面またはコンテナの後端面に対して斜め方向から洗浄水を噴射することを特徴とする自動洗浄装置。
【請求項4】
請求項1〜3のいずれか一つの請求項に記載の自動洗浄装置において、
前記ノズルユニットのエアーブローノズルは、扁平幅広の先端噴射部を有し、扇形状に圧縮空気を噴射することを特徴とする自動洗浄装置。
【請求項5】
請求項4に記載の自動洗浄装置において、
前記ノズルユニットのエアーブローノズルは、管路に対して鋭角の角度をなすように設けられており、コンパクタの前端面またはコンテナの後端面に対して斜め方向から圧縮空気を噴射することを特徴とする自動洗浄装置。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate


【公開番号】特開2009−82851(P2009−82851A)
【公開日】平成21年4月23日(2009.4.23)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−257510(P2007−257510)
【出願日】平成19年10月1日(2007.10.1)
【出願人】(000002358)新明和工業株式会社 (919)
【Fターム(参考)】