説明

蓄発電一体装置を搭載した信号機無停電電源システム

【課題】防災または緊急災害時、とくに停電時に有用な小型軽量のインテリジェント機能付き蓄発電システムまたは太陽電池蓄発電一体パネルまたは蓄発電一体装置ステーションを搭載した信号機無停電電源システムの提供。
【解決手段】信号機無停電電源システムに停電検知器を含む無停電電源装置3、リチウムイオン二次電池単独またはリチウムイオン二次電池とキャパシタコンデンサーの両者を含む蓄電池ユニット、充放電制御ユニット4、システム制御ユニット7、および処理制御装置インターフェース部8を一体化した、充放電、蓄電および補助充放電の制御システム機能を併せ有するインテリジェント機能付き蓄発電システムまたは太陽電池蓄発電一体パネルを搭載した。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、緊急災害時の停電に伴う信号機の機能を維持させるのに、とくに有用な、蓄発電一体装置ステーションを搭載した信号機無停電電源システムに関する。
【背景技術】
【0002】
無停電電源部を有する公的情報の電光表示システムは知られている(特許文献1)し、太陽電池とリチウムイオン電池を一体化した薄型街路灯も知られている(非特許文献1)が、蓄発電一体システムまたは太陽電池蓄発電一体パネルを搭載した、とくに小型化された発電一体システムまたは太陽電池蓄発電一体パネルを搭載した無停電電源システムを使用した信号機は存在していない。
【先行技術文献】
【0003】
【特許文献1】特開平9−179526公報(特許請求の範囲)
【非特許文献1】パナソニック(株)社製「製品名EVERLEDS」
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、緊急災害時の停電に伴う信号機の機能を維持させるのに、とくに有用な、無停電電源システムを得ることを目的とし、さらに、防災または緊急災害時にとくに有用な小型軽量のインテリジェント機能付き蓄発電システムまたは太陽電池蓄発電一体パネルおよび各種電力発電機との蓄発電一体装置ステーションを搭載した信号機無停電電源システムを得ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記目的は、停電検知器を搭載した無停電電源装置(3)、リチウムイオン二次電池単独またはリチウムイオン二次電池とキャパシタコンデンサーの両者を含む蓄電池ユニット(1)、充放電コントローラー、過充電過放電保護回路、内部温度上昇に拠るシステム破壊防止用温度ヒューズ、サーミスタおよび逆流防止ダイオードを含む充放電制御ユニット(4)、定電流ダイオード(CRD=Current Regulative Diode)露点変換器(DPS=Due Point Sensor)、端子レギュレータ、フロート式流量計、パルス幅変調機(PWM=Pulse Width Modulation)、出力コントローラーを含むシステム制御ユニット(7)、およびDC−AC(Direct current−Alternate current)インバータシステムを含む処理制御装置インターフェース部(8)を一体化した、充放電、蓄電および補助充放電の制御システム機能を併せ有するインテリジェント機能付き蓄発電システムまたは太陽電池蓄発電一体パネルを搭載した信号機無停電電源システム(請求項1)を提供することによって達成される。
【0006】
ここで、蓄電池ユニット(1)とは主に過充放電制御が付与された蓄電機能を有するユニットであり、充放電制御ユニット(4)とは充電と放電をシステムコントロールするユニットであり、またシステム制御ユニット(7)とは信号機の動作に必要な条件を制御するユニットであり、さらに処理制御装置インターフェース部(8)とは充放電を補助的にシステムコントロールし、さらに蓄電池ユニットとシステム制御ユニットのインターフェースをコントロールするユニットである。さらに、これらの各ユニットには、電圧、電流、電力などをコントロールし、デジタル表示する機能を付与することもできる。
また、内部温度上昇に拠るシステム破壊防止用温度ヒューズとしては、自己あるいはマニュアル復帰可能な温度ヒューズまたは復帰不能な取り換え型温度ヒューズが挙げられる。また、無停電電源装置(3)は、蓄電池ユニット(1)、充放電制御ユニット(4)、システム制御ユニット(7)および処理制御装置インターフェース部(8)のそれぞれと電気的に結合しており、緊急時、とくに停電検知器が作動した停電時には直ちに機能する。
【0007】
また、処理制御装置インターフェース部(8)のDC−ACインバータシステムとしては、DC−AC転換インバータなどが例示される。また、処理制御装置インターフェース部(8)には、小型軽量型AC−DC(Alternate current−Direct current)コンバータまたはこのAC−DCと小型軽量型DC−DC(Direct current−Direct current)コンバータの両者を内蔵することもできる。
【0008】
さらにまた、充放電コントローラーは過充電や高放電の防止機能を有し、定電流ダイオード(CRD=Current Regulative Diode)は充放電回路コントローラーや電力供給の切り替えスイッチをコントロールする機能を有し、露点変換器(DPS=Due Point Sensor)は、温湿度センサーに拠る露点演算をコントロールする機能を有し、端子レギュレータは入出力電圧差を安定化させる機能を有し、フロート式流量計は流量測定と流量制御をする機能を有し、パルス幅変調機(PWM=Pulse Width Modulation)はコンバータからのデジタル値を目標設定されたパルス幅に変調していく機能を有し、出力コントローラーはシリアルやパラレルの入出力をコントロールする機能を有し、過充電過放電保護回路は充放電の一定領域を保ち過充電や過放電による電池への負荷が発生しないようにコントロールする機能を有し、内部温度上昇に拠るシステム破壊防止用温度ヒューズは内部温度が一定範囲を超えるとヒューズが切れる或いは分断することに拠って回路システムの破壊を防止する機能を有し、サーミスタはプログラム設定された範囲の温度範囲をコントロールする機能を有し、寒冷地における回路制御部や蓄電池部の機能低下を防止する。さらに逆流防止ダイオードは内蔵LEDなどが太陽発電していない夜間などに蓄電された電気を消費するなどを防ぐ為、プログラムされた範囲以外に電流が逆流することを防止する機能を有している。そして、これらは充放電制御システムユニット(2)に搭載(内蔵または外付け)されていて、それぞれ充放電制御に重要な役割を果たしている。またこれらを搭載することにより、本発明の目的とするインテリジェント機能付き蓄発電システムまたは太陽電池蓄発電一体パネルを搭載した信号機無停電電源システムを得ることができる。
【0009】
搭載されるDC−ACインバータは正弦波或いは疑似正弦波のいづれのインバータ機能をもつものでも差支えないが、正弦波の機能を有するものが好適である。
また、信号機使用の光源しては、特に消費電力が少なく、寿命が長いLED(Light Emitting Diode)信号器具が好適である。
【0010】
上記目的は、蓄電池ユニット(1)のリチウムイオン二次電池は、円筒缶、アルミ角缶、アルミラミネート単一セル、アルミラミネートセル組みモジュールおよびその組み合せモジュールからなる電池のいづれかであり、さらにリチウムイオン二次電池またはキャパシタコンデンサーは、充放電保護回路、温度ヒューズおよびサーミスタを有する、10g/W以下の軽量蓄電池であり、かつ前記蓄電池は、太陽電池パネル最大出力(Pm)5Wから50Wの1枚パネルの表面積寸法が110cm/W以下で、外枠厚みが50mm以下の小型サイズ太陽電池パネル枠内に装備された、請求項1〜2のいずれかに記載のインテリジェント機能付き太陽電池蓄発電一体パネルを搭載した信号機無停電電源システム(請求項2)を提供することによってさらに好適に達成される。
ここで、10g/W以下の軽量蓄電池としては、たとえば12V120W仕様で蓄電池重量990グラム以下の軽量蓄電池、12V180W仕様で蓄電池重量1590グラム以下の軽量蓄電池などが挙げられる。また、10g/W以下の軽量蓄電池の下限値としては4.5g/W以上が最適であり、さらに好適には6g/W以上である。
また、1枚パネルの表面積寸法の下限値は70cm/W以上が最適であり、さらに好適には90cm/W以上である。
【0011】
上記目的は、蓄発電システムの内外部からの熱上昇、または気温の低下による、劣化や故障を防止するために、日照時での太陽電池パネル温度が高温になっても機器外周温度を55℃以下に抑制する熱遮断塗料または熱溶融性樹脂封止シートからなる熱遮断層を太陽電池パネル裏面に設け、かつ温度センサー、50℃以上の温度検知にて駆動する冷却ファンシステム、5℃以下の温度検知にて駆動する内部温度保持システム、蓄電池ユニットの放電可能電圧と電流を管理する蓄電量比率および太陽電池が発電している電力量を管理する機能の少なくとも1種を搭載することによって(請求項3)より好適に達成される。このシステムは、LCD(液晶)パネル表示を有線又は無線で行うことが可能である。
【0012】
ここで劣化、故障とは、電源やIC回路部品などの本発明に使用される部品の劣化、故障を意味する。
熱遮断層の熱遮断塗料としては、アクリルシリコン系塗料、アルコキシラン化合物系塗料、セラミック粉末塗料などが挙げられる。また熱可塑性樹脂封止シートとしては、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、カルボン酸変性PE,カルボン酸変性PP、エチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)、ポリフェニレンスルファイト(PPS)、ポリテトラフロロエチレン{テフロン(登録商標);PTFE}、その他耐熱性樹脂などからなるシートが挙げられ、不燃性イオン導電材(パイオトレック株式会社製)”CPカイザー”使用)を塗料に混合使用したり、シートに同イオン導電材を含浸不燃処理した発砲シートを使用することが好適である。一方、寒冷地で設置されている信号機では太陽電池発電による電流を信号機表示部裏面に設置した放熱シートを貼ることに拠って外気温センサーにより検知した温度が5℃以下になった場合に放熱シートが駆動し、最適温度である15℃以上を維持することに拠って信号機の動作の安定性を得ることが出来る。特に、節電や省エネ用途してのLED信号機は、LEDの放熱がないことから、信号表示部が氷結して信号が見え難くなることを、放熱シートからの放熱で氷結を回避することが出来るシステムである。
【0013】
上記目的は、5〜50W仕様パネルを一枚或いは2枚に組み合わせる小型軽量型であり、かつ片面厚み50mm以下の箱型で完全防水機能であり、太陽電池パネル最大出力当りの重量が300g/W以下の取付作業が容易な小型軽量システム装置であることから(請求項4)より好適に達成される。
ここで、箱の片面厚みは、さらに好適には40mm以下であり、最適には35mm以下である。また、太陽電池パネル最大出力当りの重量は、さらに好適には200g/W以下であり、最適には150g/W以下である。太陽電池パネル最大出力当りの重量の下限値は、50g/W以上が好適であり、さらに好適には80g/W以上である。たとえば、太陽電池パネルの縦横寸法40mm以下の2枚組みで12V120Wの場合は、総重量が5kg以下が好適である。
【0014】
上記目的は、請求項1〜4いずれかに記載の太陽電池蓄発電一体パネルを搭載した信号機無停電電源システムに、温度センサー機能に拠る信号表示部氷結防止放熱装置、人感センサー機能に拠るLED照明器具、地震感知センサーに拠る警戒シグナル発信機、防犯災害時監視カメラやビデオ、GPS、遠隔地通信ユニット、緊急警戒通報システム、モーターや駆動機の短時間駆動システムの少なくとも1種を搭載して所望の機能を付与し、さらにソーラーや風力発電を備えた既存街路灯または電柱緊急電源を取り付けてこれらの発電機能を強化し、さらにまた太陽電池、風力発電または波力発電の自然エネルギー発電機または燃料セル電池を取り付けて発電機能を強化した、発電−蓄電または補助充電−放電を制御コントロールする各種電力発電機との蓄発電一体装置ステーションを搭載した信号機無停電電源システム(請求項5)を提供することによって、より好適に達成される。
【0015】
上記目的は、請求項1〜5のいずれかに記載の太陽電池蓄発電一体パネルを搭載した信号機無停電電源システムに、温度センサー機能に拠る信号表示部氷結防止放熱装置、人感センサー機能に拠るLED照明器具、地震感知センサーに拠る警戒シグナル発信機、防犯災害時監視カメラ、ビデオ、GPS(Global Positioning System)、遠隔地通信ユニット、緊急警戒通報システム、モーターや駆動機の短時間駆動システムの少なくとも1種を搭載して所望の機能を付与し、さらにまたソーラーや風力発電を備えた既存街路灯または電柱緊急電源を取り付けてこれらの発電機能を強化し、さらにまた太陽射光が年間を通して最適な角度である仰角を保つために太陽電池蓄発電一体パネルの配置補正が可能な遠隔制御装置を取りつけて太陽光発電の効率性を最適化し、かつ太陽電池や風力発電の自然エネルギー発電機あるいは燃料セル電池を取り付けて発電機能を強化した、発電−蓄電・補助充電−放電を制御コントロールされた各種電力発電機との蓄発電一体装置ステーションを搭載した信号機無停電電源システム(請求項6)を提供することによってより好適に達成される。
【0016】
また、上記目的は、請求項1〜6のいずれかに記載のインテリジェント機能付き蓄発電システムに、電力発電機として、既存発電機の蓄電ユニットを搭載した、環境適合型の各種電力発電機との蓄発電一体装置ステーションを搭載した信号機無停電電源システムを提供することにより好適に達成される。蓄発電ユニットとして、鉛蓄電池と比較して同容量で重量2分の1以下の軽量で容積サイズが50%以上削減可能な小型蓄発電ユニットを使用することにより、蓄電池の持ち運びや設置条件が制限される信号機部直付けして設置することが可能となる。
【発明の効果】
【0017】
本発明によれば、防災または緊急災害時の停電時に、充放電、蓄電および補助充放電の制御システムを併せ有するインテリジェント機能付き蓄発電システムまたは太陽電池蓄発電一体パネルを搭載した信号機無停電電源システムを得ることができる。これに拠って、緊急災害時に信号機機能を保持し、交通事故の回避や歩行者の安全を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【図1】 本発明のインテリジェント機能付き蓄発電システムまたは太陽電池蓄発電一体型システムを搭載した信号機無停電電源システムの平面図
【0019】
【図2】 図1の裏面内部図
【0020】
【図3】 図1の側面図
【0021】
【図4】 図1の底面図(温度センサー、駆動表示ランプ、動作データ集積USBポート、メインスイッチ)
【0022】
【図5】 図1の信号機無停電電源システムの使用図(写真))
【0023】
【図6】 信号機無停電電源システム装置の取付治具
【発明を実施するための形態】
【0024】
本発明は、上記したとおり、蓄電池ユニット(1)、充放電制御ユニット(4)、システム制御ユニット(7)、処理制御装置インターフェース部(8)を一体化したシステム機能を保有して、補助充放電制御システム機能を併せ有し、かつ軽量で小型化されたインテリジェント機能付き蓄発電システムまたは太陽電池蓄発電一体パネルを搭載した信号機無停電電源システムであることが最大の特徴である。このように軽量で小型化するためには、信号機無停電電源システムを軽量で小型化することが最適である。そして、号機無停電電源システムを軽量で小型化するためには、軽量でコンパクトな二次電池を搭載することが好適である。この二次電池は、軽量でコンパクトなリチウムイオン二次電池(LIB=Lithium Ion Battery)が最適であり、特に軽量で安全性の高いラミネートセル型過充放電防止回路および温度ヒューズ搭載LIBモジュール(パイオトレック株式会社製の「PelLicle−LIBモジュール」を使用)が最適である。
本発明を以下の実施形態に基づいて説明する。
【0025】
実施形態1(システムまたはパネルの形態)
日照時間や太陽光強度不足による発電量が不足する場合には、信号機に使用されている商用電源から電流を取り込む。さらに、太陽電池による発電力に依存するだけでなく、風力発電機または燃料セル発電機などの自然エネルギー発電機との組み合わせにより発電量を確保することができる。
【0026】
実施形態2(システムまたはパネルの形態)
地震、台風、水害、事故等による災害が発生した場合、信号機の緊急非常無停電電源として利用する。本発明のシステムまたはパネルは、軽量で容積も小さいので小型電源として極めて有用である。因みに、LED使用の信号機出力が12Whの場合は、搭載する無停電電源の蓄電量によるが最低蓄電量を120Whにて算出した場合でも8時間以上の連続稼働が可能である。また、天災発生の緊急告知表示板や警報サイレンやシグナルなどの稼働電源、緊急対策の通信機器や画像通信機の電源などに使用することが出来る。
【0027】
実施形態3(システムまたはパネルの形態)
本発明の信号機無停電電源システムまたはパネルは完全防水形態であることが好適である。
【産業上の利用可能性】
【0028】
本発明の太陽電池蓄発電一体パネル或いは蓄発電ステーションを搭載したインテリジェント機能付き信号機無停電電源システムは、防災または緊急災害時にとくに有用であり、夜間や雨天・降雪における信号機機能を保持する電源として地域社会の安全と安心を確保することが出来る。
【符号の説明】
【0029】
1 蓄電池ユニット
(リチウムイオン二次電池、またはこれとキャパシタコンデンサー併用)
2 ACインバーター
3 無停電電源装置
4 充放電制御用基盤
5 ソーラー電源
6 デジタル電力発電量LCD表示機能
7 システム制御部
8 処理制御装置インターフェース部
9 回路部▲1▼と▲2▼(交通信号機▲1▼と横断信号機▲2▼のコントロール回路部)
10 データ記憶装置
11 温度センサー
12 稼働表示ランプ
13 無停電電源システムの裏蓋
14 データ集積USBポート
15 メインスイッチ
16 防水カバー蓋
17 結線コード連結部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
停電検知器を搭載した無停電電源装置(3)、リチウムイオン二次電池単独またはリチウムイオン二次電池とキャパシタコンデンサーの両者を含む蓄電池ユニット(1)、充放電コントローラー、過充電過放電保護回路、内部温度上昇に拠るシステム破壊防止用温度ヒューズ、サーミスタおよび逆流防止ダイオードを含む充放電制御ユニット(4)、定電流ダイオード(CRD=Current Regulative Diode)露点変換器(DPS=Due Point Sensor)、端子レギュレータ、フロート式流量計、パルス幅変調機(PWM=Pulse Width Modulation)、出力コントローラーを含むシステム制御ユニット(7)、およびDC−AC(Direct current−Alternate current)インバータシステムを含む処理制御装置インターフェース部(8)を一体化した、充放電、蓄電および補助充放電の制御システム機能を併せ有するインテリジェント機能付き蓄発電システムまたは太陽電池蓄発電一体パネルを搭載した信号機無停電電源システム。
【請求項2】
蓄電池ユニット(1)のリチウムイオン二次電池は、円筒缶、アルミ角缶、アルミラミネート単一セル、アルミラミネートセル組みモジュールおよびその組み合せからなる電池のいづれかであり、さらにリチウムイオン二次電池またはキャパシタコンデンサーは、充放電保護回路、温度ヒューズおよびサーミスタを有する、10g/W(ワット)以下の軽量蓄電池であり、かつ前記蓄電池は、太陽電池パネル最大出力(Pm)5Wから50Wの1枚パネルの表面積寸法が110cm/W以下で、外枠厚みが50mm以下の小型サイズ太陽電池パネルの枠内に装備された、請求項1に記載のインテリジェント機能付き太陽電池蓄発電一体パネルを搭載した信号機無停電電源システム。
【請求項3】
蓄発電システムの内外部からの熱上昇または外部の気温低下による、劣化や故障を防止するために、日照時での太陽電池パネル温度が高温になっても機器外周温度を55℃以下に抑制する熱遮断塗料または熱可塑性樹脂封止シートからなる熱遮断層を太陽電池パネル裏面に設けるか、または、温度センサー、50℃以上の温度検知にて駆動する冷却ファンシステム、5℃以下の温度検知にて駆動する内部温度保持システム、蓄電池ユニットの放電可能電圧と電流を管理した蓄電量比率および太陽電池が発電している電力量を管理する機能を少なくとも1種保有し、LCD(液晶)パネル表示を有線或いは無線で行うことが可能な請求項1〜2のいずれかに記載のインテリジェント機能付き太陽電池蓄発電一体パネルを搭載した信号機無停電電源システム。
【請求項4】
5〜50W仕様太陽電池パネルを1組み或いは2組に組み合わせる小型軽量型であり、かつ片面厚み50mm以下の箱型で完全防水性であり、太陽電池パネル最大出力当りの重量が300g/W以下の取付け取外しが容易な小型軽量であり、既設信号機の骨組みパイプに補助金具で強化することによって搭載が可能な請求項1〜3のいずれかに記載のインテリジェント機能付き太陽電池蓄発電一体パネルを搭載した信号機無停電電源システム。
【請求項5】
請求項1〜4のいずれかに記載の太陽電池蓄発電一体パネルを搭載した信号機無停電電源システムに、温度センサー機能に拠る信号表示部氷結防止放熱装置、人感センサー機能に拠るLED(Lighting Emitting Diode)照明器具、地震感知センサーに拠る警戒シグナル発信機、防犯災害時監視カメラ、ビデオ、遠隔地通信ユニット、緊急警戒通報システム、モーターや駆動機の短時間駆動システムの少なくとも1種を搭載して所望の機能を付与し、さらにソーラーや風力発電を備えた既存街路灯または電柱緊急電源を取り付けてこれらの発電機能を強化し、さらにまた太陽電池、風力発電または波力発電の自然エネルギー発電或いは燃料セル発電池を取り付けて発電機能を強化した、発電−蓄電または補助充電−放電を制御コントロールする各種電力発電機との蓄発電一体装置ステーションとした信号機無停電電源システム。
【請求項6】
請求項1〜5のいずれかに記載の太陽電池蓄発電一体パネルを搭載した信号機無停電電源システムに、温度センサー機能に拠る信号表示部氷結防止放熱装置、人感センサー機能に拠るLED照明器具、地震感知センサーに拠る警戒シグナル発信機、防犯災害時監視カメラ、ビデオ、遠隔地通信ユニット、GPS(Global Positioning System)、緊急警戒通報システム、モーターや駆動機の短時間駆動システムの少なくとも1種を搭載して所望の機能を付与し、さらにソーラーや風力発電を備えた既存街路灯または電柱緊急電源を取り付けてこれらの発電機能を強化し、さらにまた太陽射光が年間を通して最適な角度である仰角を保つために太陽電池蓄発電一体パネルの配置補正が可能な遠隔制御装置を取りつけて太陽光発電の効率性を最適化し、かつ太陽電池、風力発電または波力発電の自然エネルギー発電機あるいは燃料セル発電機を取り付けて発電機能を強化した、発電−蓄電・補助充電−放電を制御コントロールされた各種電力発電機との蓄発電一体装置ステーションとした信号機無停電電源システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2013−33428(P2013−33428A)
【公開日】平成25年2月14日(2013.2.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−178136(P2011−178136)
【出願日】平成23年7月31日(2011.7.31)
【出願人】(510335122)有限会社ジーイーエム (1)
【Fターム(参考)】