説明

表示装置

【課題】停電前の障害もしくは状態情報を保持し、CPUを起動せずに保持情報を表示する表示装置を提供する。
【解決手段】電源からの給電によって動作するCPU1と、CPU1により設定される状態を保持する状態保持手段2と、電源とバックアップ用電池の両者に接続され、状態保持手段2の状態を保持するバックアップ電源回路3と、バックアップ用電池と状態保持手段2との間に設けられた表示スイッチ8と、電源からの給電が無くなった場合、表示スイッチ8のオン動作時に状態保持手段2の状態を表示する表示手段4を備えた。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、例えば、データ通信時に停電等の障害が発生したとき、その障害情報を表示する表示装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
一般に、銀行等のセンター装置に接続し、入出金等の手続きを行うデータ通信機能付電話装置が知られている。このデータ通信機能付電話装置は、図6にその一部を示すように、装置全体の制御を行う中央演算処理装置(以下、CPUという。)60と表示部61を備えるとともに、プログラムが格納されるROM(Read only memory)62、DRAM(Dynamic random access memory)63、および各種のデータが格納されるSRAM(Static random access
memory)64を備えている。なお、SRAM64にバックアップ用の電池65が付設されており、停電時にデータを保持するように構成されている。
【0003】
このデータ通信機能付電話装置は、センター装置とのデータ通信中に、定期的な割り込み処理を実行し、例えば、どの銀行とどのような入出金手続きを行っているか等のデータ通信動作をSRAM64の停電用エリアへ保存している。即ち、データ通信中の場合には定期的に、常時、SRAM64の停電用エリアへ通信状態の内容が更新記憶されており、このような時に停電等が発生すると、CPU60は動作を停止するが、電池65によりバックアップされるSRAM64内の停電用エリアの内容は保持されている。そして、停電後の電源復旧持、または通常の電源投入時に、CPU60が起動されてSRAM64内の停電用エリアの内容を参照し、通信状態を表す所定のデータがあると判定した場合には、このデータを表示部61に表示する(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
【特許文献1】特開平5−260208号公報(段落0006〜0011、図1)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に開示されたデータ通信機能付電話装置は、上記のように構成されているので、停電前の状態を調べるためには、CPU60を再起動する必要があった。
【0006】
また、表示すべき状態の情報量が少ない場合においても、SRAM64という複雑な論理回路を使用する必要があるため、SRAM64内の停電用エリアの内容を長時間にわたって保持するためには、大容量の電池65を使用する必要があった。
【0007】
この発明は上記のような課題を解決するためになされたものであり、例えば、特定の障害の有無だけを記録したい場合等、保持すべき状態の情報量が少ない場合に、停電前の障害もしくは状態情報を保持し、CPUを起動せずに保持情報を表示する表示装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するために、この発明に係る表示装置は、電源からの給電によって動作する中央演算処理装置と、上記中央演算処理装置により設定される状態を保持する状態保持手段と、上記電源とバックアップ用電池の両者に接続され、上記状態保持手段の状態を保持するバックアップ電源回路と、上記バックアップ用電池と上記状態保持手段との間に設けられた表示スイッチと、上記電源からの給電が無くなった場合、上記表示スイッチのオン動作時に上記状態保持手段の状態を表示する表示手段と、を備えたものである。
【発明の効果】
【0009】
この発明に係る表示装置によれば、停電前の障害もしくは状態情報を保持し、CPUを起動せずに保持された停電前の情報を表示することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
以下、添付の図面を参照して、この発明に係る表示装置について好適な実施の形態を説明する。なお、これらの実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
【0011】
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1に係る表示装置を示す構成図である。図1において、表示装置100は、CPU1と、表示すべき状態を保持し、表示を制御する状態保持回路2と、状態保持回路2をバックアップするバックアップ電源回路3、および表示手段、例えばLED(Light emitting diode)4を備えている。
【0012】
状態保持回路2は、CPU1によってオン/オフ状態が制御されるリセット/セットフリップフロップ(以下、RSフリップフロップという。)5、図示しない機器の電源ライン6から入力される信号と、同じく図示しないバックアップ用電池の電源ライン7から表示スイッチ8を介して入力される信号の、何れか一方の信号に基づいて動作するOR回路9、およびRSフリップフロップ5のオン/オフ状態信号とOR回路9の出力信号との両信号に基づいて動作するAND回路10を備えている。
【0013】
また、バックアップ電源回路3は、機器の電源ライン6に接続されるダイオード11と、ダイオード11と対向してバックアップ用電池の電源ライン7に接続されるダイオード12を備え、停電によって機器の電源ライン6の電力が失われたとき、バックアップ用電池の電源ライン7によって、状態保持回路2に対する電力の供給を継続するように構成されている。
【0014】
実施の形態1に係る表示装置は上記のように構成されており、次にその動作について説明する。
まず、機器の電源ライン6がオン状態のとき、CPU1は電源ライン6からの給電によって状態保持回路2を構成するRSフリップフロップ5を制御し、その状態を設定する。RSフリップフロップ5がオン状態に設定された場合、OR回路9の出力信号とRSフリップフロップ5の出力信号がAND回路10に入力され、AND回路10の出力信号に基づいてLED4が点灯する。また、RSフリップフロップ5がオフ状態に設定された場合、AND回路10からの出力信号が無くなってLED4が消灯する。
【0015】
次に、機器の電源ライン6がオフ状態になったとき、バックアップ電源回路3によって、状態保持回路2への給電は継続されるが、OR回路9の出力信号が無く、従ってAND回路10からの出力信号が無くなってLED4が消灯する。このとき、バッテリの電力は、状態保持のみに使用されるため、低消費電力になる。
【0016】
次に、表示スイッチ8をオン状態にすると、OR回路9から信号が出力され、RSフリップフロップ5がオン状態の場合は、AND回路10の出力信号に基づいて、LED4は点灯し、RSフリップフロップ5がオフ状態の場合には、LED4は点灯しない。
【0017】
以上のように、実施の形態1に係る表示装置は、機器の電源ライン6がオフ状態になったとき、表示スイッチ8をオン状態にしたときのみ状態保持回路2の状態をLED4に表示するので、CPU1を起動せずに保持された停電前の情報を表示することができ、バックアップ中にLED4が点灯し続けることよる電池の消耗を防ぐことができる。
【0018】
また、この一連の表示には、CPU1の動作も、機器の電源ライン6の電力も必要としないので、CPU1や、機器の電源ライン6が故障した場合においても、状態保持回路2の状態をLED4に表示できる。
【0019】
なお、上記実施の形態1では、LED4を表示に用いているが、これら以外の表示/状態通知に使用できるあらゆる方式でも代用できることは明らかである。
【0020】
実施の形態2.
次に、この発明の実施の形態2に係る表示装置について説明する。図2は、実施の形態2に係る表示装置を示す構成図である。図2において、表示装置200は、LED4に加えて第2の表示手段、例えば第2のLED20を備えている。この第2のLED20は、後述するように、状態保持回路21のオフ状態を表示するもので、OR回路9からの出力信号と、AND回路10の出力信号を反転させるインバータ回路22の出力信号の両信号に基づいて動作する第2のAND回路23の出力信号により点灯するように構成されている。そして、RSフリップフロップ5、OR回路9、AND回路10、インバータ回路22、および第2のAND回路23を含み状態保持回路21が構成されている。なお、その他の構成については実施の形態1と同様であり、同一符号を付してその説明を省略する。
【0021】
実施の形態2に係る表示装置は上記のように構成されており、次にその動作について説明する。
まず、機器の電源ライン6がオン状態のとき、CPU1は電源ライン6からの給電によって状態保持回路21を構成するRSフリップフロップ5を制御し、その状態を設定する。RSフリップフロップ5がオン状態に設定された場合、OR回路9の出力信号とRSフリップフロップ5の出力信号がAND回路10に入力され、AND回路10の出力信号に基づいてLED4が点灯し、第2のLED20は消灯する。また、RSフリップフロップ5がオフ状態に設定された場合は、その逆にLED4が消灯し、第2のLED20は点灯する。
【0022】
次に機器の電源ライン6がオフ状態になったとき、バックアップ電源回路3によって、状態保持回路21への給電は継続されるが、OR回路9の出力信号がなく、従ってAND回路10および第2のAND回路23からの出力信号が無く、LED4、LED20共に消灯する。
【0023】
次に、表示スイッチ8をオン状態にすると、OR回路9から信号が出力され、RSフリップフロップ5がオン状態の場合は、AND回路10の出力信号に基づいて、LED4が点灯し、第2のLED20は消灯する。一方、RSフリップフロップ5がオフ状態の場合には、その逆にLED4が消灯し、第2のLED20は点灯する。このとき、電池が消耗してしまった場合や、LED4あるいはLED20が故障した場合は、LED4もLED20も共に消灯したままになる。
【0024】
以上のように、実施の形態2に係る表示装置は、電池の容量枯渇、及びLEDの故障を判別しつつ、実施の形態1と同じ効果を得ることができる。
【0025】
なお、上記実施の形態2では、LED4を表示に用いているが、これら以外の表示/状態通知に使用できるあらゆる方式でも代用できることは明らかである。
【0026】
実施の形態3.
次に、この発明の実施の形態3に係る表示装置について説明する。図3は、実施の形態3に係る表示装置を示す構成図である。図3において、表示装置300は、表示すべき状
態を保持し、表示を制御する状態保持回路30を備えており、この状態保持回路30は、RSフリップフロップ5とAND回路10を備えている。更に、CPU1と状態保持回路30との間には、状態保持回路30からCPU1を切り離すスイッチ31が設けられている。なお、その他の構成については実施の形態1と同様であり、同一符号を付してその説明を省略する。
【0027】
実施の形態3に係る表示装置は上記のように構成されており、次にその動作について説明する。
まず、機器の電源ライン6がオン状態のとき、CPU1は電源ライン6からの給電によって状態保持回路30を構成するRSフリップフロップ5を制御し、その状態を設定する。なお、このときスイッチ31は投入状態にある。RSフリップフロップ5がオン状態に設定された場合、機器の電源ライン6の信号とRSフリップフロップ5の出力信号がAND回路10に入力され、AND回路10の出力信号に基づいてLED4が点灯する。また、RSフリップフロップ5がオフ状態に設定された場合、AND回路10からの出力信号が無く、LED4は消灯する。
【0028】
次に、機器の電源ライン6がオフ状態になったとき、バックアップ電源回路3によって、状態保持回路30への給電は継続されるが、機器の電源ライン6の信号が無く、従ってAND回路10からの出力信号が無くなってLED4は消灯する。
【0029】
次に、スイッチ31によって、CPU1と状態保持回路30とを切り離す。これによって、機器の電源ライン6復旧した場合に、CPU1の初期化によって、内部状態が書き換えられてしまうことが防げる。
【0030】
次に、機器の電源ライン6が復旧すると、停電前のRSフリップフロップ5の状態にしたがって、LED4は点灯または消灯する。
【0031】
以上のように、実施の形態3に係る表示装置は、電池のパワーをすべて状態保持に使用しつつ、CPU1を起動させずに、また、CPU1が故障であっても、停電前の状態を表示することができる。
【0032】
なお、上記実施の形態3では、LED4を表示に用いているが、これら以外の表示/状態通知に使用できるあらゆる方式でも代用できることは明らかである。
【0033】
実施の形態4.
次に、この発明の実施の形態4に係る表示装置について説明する。図4は、実施の形態4に係る表示装置を示す構成図である。図4において、表示装置400は、表示すべき状態を保持し、表示を制御する状態保持回路40を備えている。この状態保持回路40は、クロック信号発生手段41と、クロック信号発生手段41の発生するクロックをカウントするカウンタ42を備えている。なお、クロック信号発生手段41とカウンタ42により、後述する動作の点灯手段43を構成している。
【0034】
更に、状態保持回路40は、カウンタ42の出力信号と、機器の電源ライン6の信号との何れか一方により動作するOR回路9、OR回路9の出力信号とRSフリップフロップ5の出力信号により動作し、LED4を点灯させるAND回路10、RSフリップフロップ5の出力信号を反転させるインバータ回路22、およびOR回路9の出力信号とインバータ回路22の出力信号により動作し、第2のLED20を点灯させる第2のAND回路23を備えている。なお、その他の構成については実施の形態2と同様であり、同一符号を付してその説明を省略する。
【0035】
実施の形態4に係る表示装置は上記のように構成されており、次にその動作について説明する。
まず、機器の電源ライン6がオン状態のとき、CPU1は電源ライン6からの給電によって状態保持回路21を構成するRSフリップフロップ5を制御し、その状態を設定する。RSフリップフロップ5がオン状態に設定された場合、OR回路9の出力信号とRSフリップフロップ5の出力信号がAND回路10に入力され、AND回路10の出力信号に基づいてLED4が点灯し、第2のLED20は消灯する。また、RSフリップフロップ5がオフ状態に設定された場合は、その逆にLED4が消灯し、第2のLED20は点灯する。
【0036】
次に、機器の電源ライン6がオフ状態になったとき、バックアップ電源回路3によって、状態保持回路30への給電は継続される。このとき、状態保持回路40を構成する点灯手段43、即ち、クロック信号発生手段41およびカウンタ42によって、RSフリップフロップ5がオン状態の場合は、一定時間ごとに、間欠的にLED4が点灯し、第2のLED20は消灯する。一方、RSフリップフロップ5がオフ状態の場合には、その逆にLED4が消灯し、第2のLED20は点灯する。それ以外の時間は、LED4も第2のLED20も消灯したままの状態になる。
【0037】
以上のように、実施の形態4に係る表示装置は、状態表示を間欠的に行うことで、表示スイッチ8を省略して実施の形態2と同等の効果を得ることができる。特に、LEDが設置されるようなメインパネル等の箇所は、実装面積の問題で、表示スイッチ8が設置しにくい場合があり、この効果は重要である。
【0038】
なお、上記実施の形態4では、LED4を表示に用いているが、これら以外の表示/状態通知に使用できるあらゆる方式でも代用できることは明らかである。
【0039】
実施の形態5.
次に、この発明の実施の形態5に係る表示装置について説明する。実施の形態1は、表示スイッチにより状態の表示を制御するものであるのに対し、実施の形態5は、外界の明暗を判断し、状態の表示を制御する表示装置を説明するものである。図5は、実施の形態5に係る表示装置を示す構成図である。図5において、表示装置500は、CPU1と、表示すべき状態を保持し、表示を制御する状態保持回路50と、状態保持回路50をバックアップするバックアップ電源回路3、および明暗を検知する明暗検知回路51を備えている。
【0040】
状態保持回路50は、機器の電源ライン6から入力される信号と明暗検知回路51の出力信号の、何れか一方の信号に基づいて動作するOR回路9、およびOR回路9の出力信号とRSフリップフロップ5のオン/オフ状態信号との両信号に基づいて動作するAND回路10を備えている。また、明暗検知回路51には、LED4が含まれており、この明暗検知回路51は、LED4に直列接続されるとともに、AND回路10の出力信号をトリガとして動作するトランジスタ52を含む周知の回路構成となっている。なお、CPU1、バックアップ電源回路3については、実施の形態1と同様であり、同一符号を付すことにより、詳細説明を省略する。
【0041】
実施の形態5に係る表示装置は上記のように構成されており、次にその動作について説明する。
まず、機器の電源ライン6がオン状態のとき、CPU1は電源ライン6からの給電によって状態保持回路50を構成するRSフリップフロップ5を制御し、その状態を設定する。RSフリップフロップ5がオン状態に設定された場合、OR回路9の出力信号とRSフリップフロップ5の出力信号がAND回路10に入力され、AND回路10の出力信号に基づいてトランジスタ52が動作し、LED4が点灯する。また、RSフリップフロップ5がオフ状態に設定された場合、AND回路10からの出力信号が無くなってLED4が消灯する。
【0042】
次に、機器の電源ライン6がオフ状態になったとき、バックアップ電源回路3によって、状態保持回路2への給電は継続されるが、OR回路9の出力信号が無く、従ってAND回路10からの出力信号が無くなってLED4が消灯する。このとき、バッテリの電力は、状態保持のみに使用されるため、低消費電力になる。
【0043】
ところで、LED4に光を当てると起電力が発生することが知られている。明暗検知回路51にはこの原理が用いられており、LED4に光を当てることによって明暗検知回路51はオン状態になる。そこで、機器の電源ライン6がオフ状態のとき、LED4に光を当てて明暗検知回路51をオン状態にする。そして、状態保持回路50において、明暗検知回路51からOR回路9を介して出力される信号とRSフリップフロップ5の状態信号をAND回路10に入力し、LED4の表示を制御する。
【0044】
以上のように、実施の形態5に係る表示装置は、LED4にあたる光を検知し、機器の電源ライン6がオフ状態のとき、即ち、バックアップ電源回路3によって、状態保持回路50への給電時は、LED4に光が当てられたときのみ状態保持回路50の内部状態を表示するものであり、実施の形態1において用いた表示スイッチを用いることなく、つまり実装面積上の問題なしに、実施の形態1と同等の効果を得ることができる。
【0045】
また、表示装置の運搬時などでは、LED4を覆って暗くすれば、表示が行われず、バッテリの消耗を防ぐことができる。
【0046】
なお、上記各実施の形態では、状態の保持にRSフリップフロップ5を用いたが、これ以外の状態保持機構でも同様の効果が得られることは明らかである。更に、上記各実施の形態では、電池にてバックアップを行う場合について説明したが、同等の機能を果たす電源であれば、同等の効果が得られることは勿論である。
【産業上の利用可能性】
【0047】
この発明に係る表示装置は、コンピュータシステムにおける障害/状態情報を保存および表示する表示装置として利用できる。
【図面の簡単な説明】
【0048】
【図1】この発明の実施の形態1に係る表示装置を示す構成図である。
【図2】この発明の実施の形態2に係る表示装置を示す構成図である。
【図3】この発明の実施の形態3に係る表示装置を示す構成図である。
【図4】この発明の実施の形態4に係る表示装置を示す構成図である。
【図5】この発明の実施の形態5に係る表示装置を示す構成図である。
【図6】従来装置を説明する構成図である。
【符号の説明】
【0049】
1、60 CPU
2、21、30、40、50 状態保持回路
3 バックアップ電源回路
4 LED
5 RSフリップフロップ
6 機器の電源ライン
7 バックアップ用電池の電源ライン
8 表示スイッチ
9 OR回路
10 AND回路
11、12 ダイオード
20 第2のLED
22 インバータ回路
23 第2のAND回路
31 スイッチ
41 クロック信号発生手段
42 カウンタ
43 点灯手段
51 明暗検知回路
52 トランジスタ
61 標示部
62 ROM
63 DRAM
64 SRAM
65 電池
100、200、300、400、500 表示装置

【特許請求の範囲】
【請求項1】
電源からの給電によって動作する中央演算処理装置と、
上記中央演算処理装置により設定される状態を保持する状態保持手段と、
上記電源とバックアップ用電池の両者に接続され、上記状態保持手段の状態を保持するバックアップ電源回路と、
上記バックアップ用電池と上記状態保持手段との間に設けられた表示スイッチと、
上記電源からの給電が無くなった場合、上記表示スイッチのオン動作時に上記状態保持手段の状態を表示する表示手段と、を備えたことを特徴とする表示装置。
【請求項2】
上記状態保持手段は、
上記中央演算処理装置によりオン/オフ状態が設定されるオン/オフ設定手段と、
上記電源からの信号と上記表示スイッチを介した上記バックアップ用電池から信号の何れか一方により信号を出力するOR回路と、
上記オン/オフ設定手段からの信号と上記OR回路からの信号の両者により信号を出力し、上記表示手段を動作させるAND回路と、
を含む構成であることを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
【請求項3】
上記電源からの給電が無くなった場合、上記表示スイッチのオン動作時に、上記表示手段の表示と異なる上記状態保持手段の状態を表示する第2の表示手段を備えたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の表示装置。
【請求項4】
電源からの給電によって動作する中央演算処理装置と、
上記中央演算処理装置により設定される状態を保持する状態保持手段と、
上記電源とバックアップ用電池の両者に接続され、上記状態保持手段の状態を保持するバックアップ電源回路と、
上記電源からの給電により上記状態保持手段の状態を表示する表示手段と、
上記中央演算処理装置と上記状態保持手段の間に設けられ、上記状態保持手段から上記中央演算処理装置を切り離すスイッチと、を備えたことを特徴とする表示装置。
【請求項5】
上記状態保持手段は、
上記中央演算処理装置によりオン/オフ状態が設定されるオン/オフ設定手段と、
上記オン/オフ設定手段からの信号と上記電源からの信号の両者により信号を出力し、上記表示手段を動作させるAND回路と、
を含む構成であることを特徴とする請求項4に記載の表示装置。
【請求項6】
電源からの給電によって動作する中央演算処理装置と、
上記中央演算処理装置により設定される状態を保持する状態保持手段と、
上記電源とバックアップ用電池の両者に接続され、上記状態保持手段の状態を保持するバックアップ電源回路と、
上記状態保持手段の状態を表示する表示手段と、
上記電源からの給電が無くなった場合、上記表示手段を間欠的に点灯させる点灯手段と、を備えたことを特徴とする表示装置。
【請求項7】
上記点灯手段は、クロック信号発生手段と、上記クロック信号発生手段の発生するクロックをカウントするカウンタにより構成されることを特徴とする請求項6に記載の表示装置。
【請求項8】
電源からの給電によって動作する中央演算処理装置と、
上記中央演算処理装置により設定される状態を保持する状態保持手段と、
上記電源とバックアップ用電池の両者に接続され、上記状態保持手段の状態を保持するバックアップ電源回路と、
上記電源からの給電が無くなった場合、LEDに光を当てることにより動作し、上記状態保持手段の状態を上記LEDに表示させる明暗検出回路と、を備えたことを特徴とする表示装置。
【請求項9】
上記状態保持手段は、
上記中央演算処理装置によりオン/オフ状態が設定されるオン/オフ設定手段と、
上記電源からの信号と上記明暗検出回路から信号の何れか一方により信号を出力するOR回路と、
上記オン/オフ設定手段からの信号と上記OR回路からの信号の両者により信号を出力し、上記LEDを動作させるAND回路と、
を含む構成であることを特徴とする請求項8に記載の表示装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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